JPH0330732B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0330732B2 JPH0330732B2 JP61036871A JP3687186A JPH0330732B2 JP H0330732 B2 JPH0330732 B2 JP H0330732B2 JP 61036871 A JP61036871 A JP 61036871A JP 3687186 A JP3687186 A JP 3687186A JP H0330732 B2 JPH0330732 B2 JP H0330732B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- storage chamber
- rotor
- viscous fluid
- chamber
- output member
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 34
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 10
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 10
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 10
- 229920002545 silicone oil Polymers 0.000 description 12
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 1
- 238000007665 sagging Methods 0.000 description 1
- 230000036346 tooth eruption Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D35/00—Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion
- F16D35/02—Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with rotary working chambers and rotary reservoirs, e.g. in one coupling part
- F16D35/021—Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with rotary working chambers and rotary reservoirs, e.g. in one coupling part actuated by valves
- F16D35/023—Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with rotary working chambers and rotary reservoirs, e.g. in one coupling part actuated by valves the valve being actuated by a bimetallic coil
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明は自動車用機関、冷却フアン等に利用で
きる粘性流体継手に関するものである。
きる粘性流体継手に関するものである。
(従来の技術)
従来の粘性流体継手としては、例えば特開昭55
−69326号公報に示すものが提案されている。こ
れを第3図について説明すると、ロータ1は入力
軸2に固定されており、ケース3と、ケース3に
固定されたカバー(出力軸)4との間に作動室5
a,5bを形成すると共に、該作動室5a,5b
内に粘性流体を満たして入力軸2側より出力軸側
へトルクを伝達するようになつている。また6は
貯蔵室、7は温度感応部材、8はロツドであり、
該感応部材7はロツド8を介してバルブ9に連設
されており、感応部材7の感知する温度によりロ
ツド8を介してバルブ9を開閉し、作動室5a,
5bと貯蔵室6間の粘性流体を制御することによ
り、入力軸2側からの出力軸側へのトルク伝達を
制御している。
−69326号公報に示すものが提案されている。こ
れを第3図について説明すると、ロータ1は入力
軸2に固定されており、ケース3と、ケース3に
固定されたカバー(出力軸)4との間に作動室5
a,5bを形成すると共に、該作動室5a,5b
内に粘性流体を満たして入力軸2側より出力軸側
へトルクを伝達するようになつている。また6は
貯蔵室、7は温度感応部材、8はロツドであり、
該感応部材7はロツド8を介してバルブ9に連設
されており、感応部材7の感知する温度によりロ
ツド8を介してバルブ9を開閉し、作動室5a,
5bと貯蔵室6間の粘性流体を制御することによ
り、入力軸2側からの出力軸側へのトルク伝達を
制御している。
しかしながらこの第3図に示す粘性流体継手で
は、停止時に粘性流体は動力により継手内下方に
溜るため、第4図の如く貯蔵室6はもとより、作
動室5a,5bも粘性流体に満たされることにな
り、再始動時にこの作動室5a,5bに満たされ
た粘性流体により、入力側からのトルク伝達が行
なわれ、作動室5a,5bより貯蔵室6へ粘性流
体が回収されるまでの時間、フアンが高速で回転
するという欠点があつた。
は、停止時に粘性流体は動力により継手内下方に
溜るため、第4図の如く貯蔵室6はもとより、作
動室5a,5bも粘性流体に満たされることにな
り、再始動時にこの作動室5a,5bに満たされ
た粘性流体により、入力側からのトルク伝達が行
なわれ、作動室5a,5bより貯蔵室6へ粘性流
体が回収されるまでの時間、フアンが高速で回転
するという欠点があつた。
またこの場合、雰囲気が十分高温であつてバル
ブ9が開いておれば問題は無いが、雰囲気が低温
の場合には機関の暖機性、ヒータ効率の不良、あ
るいは始動直後のフアン騒音等の問題があつた。
ブ9が開いておれば問題は無いが、雰囲気が低温
の場合には機関の暖機性、ヒータ効率の不良、あ
るいは始動直後のフアン騒音等の問題があつた。
そこで従来も前記の欠点を解消するものとし
て、特開昭59−190521号公報に示す粘性流体継手
を提案した。これは貯蔵室内に複数個のフロート
を設けたものであり、このフロートは弾性体の付
勢力を受けて、エンジン停止時は貯蔵室の軸心方
向に位置し、出力部材の回転による遠心力で、弾
性体の付勢力に抗して貯蔵室の外周側へと移動す
るようにしたもので、移動時のつれ回り現象を解
消するようにしたものである。しかし、この場合
には部品点数が多くなつて構造が複雑になると共
に、重量が増加し、コストアツプが大きくなる等
の問題があつた。
て、特開昭59−190521号公報に示す粘性流体継手
を提案した。これは貯蔵室内に複数個のフロート
を設けたものであり、このフロートは弾性体の付
勢力を受けて、エンジン停止時は貯蔵室の軸心方
向に位置し、出力部材の回転による遠心力で、弾
性体の付勢力に抗して貯蔵室の外周側へと移動す
るようにしたもので、移動時のつれ回り現象を解
消するようにしたものである。しかし、この場合
には部品点数が多くなつて構造が複雑になると共
に、重量が増加し、コストアツプが大きくなる等
の問題があつた。
(発明が解決しようとする問題点)
従来の粘性流体継手では、雰囲気が低温の場合
には機関の暖機性、ヒータ効率の不良などの問題
点があり、また他の従来の粘性流体継手ではコス
トアツプになるなどの問題があつた。本発明は前
記の問題点を解決しようとするものである。
には機関の暖機性、ヒータ効率の不良などの問題
点があり、また他の従来の粘性流体継手ではコス
トアツプになるなどの問題があつた。本発明は前
記の問題点を解決しようとするものである。
(問題点を解決するための手段)
このため本発明は、人力部材に固定された一方
のロータと、該ロータと組合わされて作動室を形
成すると共に、出力部材に固定された他方のロー
タ、該他方のロータと出力部材との間に形成され
たオイルの第1貯蔵室、前記出力部材に取付けら
れた温度感応部材により制御されて前記貯蔵室と
作動室とを連通するオイル通路孔を開閉するバル
ブを有する粘性流体継手において、前記出力部材
に固定されて前記一方のロータの反対側面を覆う
ケースを設け、該ケースと前記一方のロータとの
間の前記貯蔵室に対応する位置において、該一方
のロータの外周とほぼ同一の外径を有する第2貯
蔵室を設けてなるもので、これを問題点解決のた
めの手段とするものである。
のロータと、該ロータと組合わされて作動室を形
成すると共に、出力部材に固定された他方のロー
タ、該他方のロータと出力部材との間に形成され
たオイルの第1貯蔵室、前記出力部材に取付けら
れた温度感応部材により制御されて前記貯蔵室と
作動室とを連通するオイル通路孔を開閉するバル
ブを有する粘性流体継手において、前記出力部材
に固定されて前記一方のロータの反対側面を覆う
ケースを設け、該ケースと前記一方のロータとの
間の前記貯蔵室に対応する位置において、該一方
のロータの外周とほぼ同一の外径を有する第2貯
蔵室を設けてなるもので、これを問題点解決のた
めの手段とするものである。
(作用)
出力部材の停止時には、オイルは粘性流体継手
下方の第1貯蔵室、作動室及び第2貯蔵室に蓄え
られている。次いで作動が開始されると、オイル
は遠心力により粘性流体継手内に円周状に広が
り、作動室と第2貯蔵室から粘性流体継手のトル
ク伝達を殆んど行なうことなく第1貯蔵室へ回収
される。次に雰囲気温度が十分高温の時、作動が
開始されると、温度感応部材の温度感応によるバ
ルブの開閉制御が行なわれ、バルブが開、つまり
粘性流体継手がON状態になり、オイルは第1貯
蔵室から作動室へ流入し、トルク伝達を行なう。
また雰囲気温度が低温で作動が開始すると、温度
感応が低温のためバルブが閉、つまり粘性流体継
手がCFF状態になつた場合は、オイルは作動室
から第1貯蔵室へ回収され、トルク伝達はされず
フアンの回転を抑えることができる。
下方の第1貯蔵室、作動室及び第2貯蔵室に蓄え
られている。次いで作動が開始されると、オイル
は遠心力により粘性流体継手内に円周状に広が
り、作動室と第2貯蔵室から粘性流体継手のトル
ク伝達を殆んど行なうことなく第1貯蔵室へ回収
される。次に雰囲気温度が十分高温の時、作動が
開始されると、温度感応部材の温度感応によるバ
ルブの開閉制御が行なわれ、バルブが開、つまり
粘性流体継手がON状態になり、オイルは第1貯
蔵室から作動室へ流入し、トルク伝達を行なう。
また雰囲気温度が低温で作動が開始すると、温度
感応が低温のためバルブが閉、つまり粘性流体継
手がCFF状態になつた場合は、オイルは作動室
から第1貯蔵室へ回収され、トルク伝達はされず
フアンの回転を抑えることができる。
(実施例)
以下本発明を図面の実施例について説明する
と、第1図は本発明の実施例を示す。なお、第1
図において第3図と同一部分は同一の符号で示す
ことにする。さて第1図において、ロータ1は入
力軸2に係止されており、その外周には回転方向
に応じた切歯が形成されている。ケース3はベア
リング10を介して入力軸2に回転自在に支持さ
れており、カバー(出力部材)4にネジ12によ
り固定されている。またケース3とロータ1の背
面側との間には第2貯蔵室6′が形成されている。
と、第1図は本発明の実施例を示す。なお、第1
図において第3図と同一部分は同一の符号で示す
ことにする。さて第1図において、ロータ1は入
力軸2に係止されており、その外周には回転方向
に応じた切歯が形成されている。ケース3はベア
リング10を介して入力軸2に回転自在に支持さ
れており、カバー(出力部材)4にネジ12によ
り固定されている。またケース3とロータ1の背
面側との間には第2貯蔵室6′が形成されている。
11はデイバイダプレート(ロータ)で、カバ
ー4にネジ13により係止され、ロータ1との間
にラビリンスによる作動室5を形成している。バ
ルブ9はロツド8を介し、バイメタル(温度感応
部材)7に係止されており、バイメタル7の温度
に対する動きにより、デイバイダプレート11の
オイル通路孔14を開閉する。この運動により貯
蔵室6と作動室5の間のオイル流入量を制御し、
入力軸2からの出力側に対する伝達トルクを制御
する。
ー4にネジ13により係止され、ロータ1との間
にラビリンスによる作動室5を形成している。バ
ルブ9はロツド8を介し、バイメタル(温度感応
部材)7に係止されており、バイメタル7の温度
に対する動きにより、デイバイダプレート11の
オイル通路孔14を開閉する。この運動により貯
蔵室6と作動室5の間のオイル流入量を制御し、
入力軸2からの出力側に対する伝達トルクを制御
する。
次に作用を説明すると、停止時シリコンオイル
は重力に従い粘性流体継手内下方の貯蔵室6、作
動室5及び第2貯蔵室6′内に蓄えられる。次い
で作動開始した時、シリコンオイルは回転の遠心
力により粘性流体継手内に円周状に広がり、作動
室5と第2貯蔵室6′から貯蔵室6へ回収される。
この時第2貯蔵室6′から回収されるシリコンオ
イルは、トルク伝達を殆んど行なうことなく貯蔵
室6へ回収される。また前記のように第2貯蔵室
6′の容量分、停止時のシリコンオイルの液面高
さh′(第2図)が従来の第4図のhより低くなつ
ており、粘性流体継手再始動時のつれ回り現象を
解消することができる。
は重力に従い粘性流体継手内下方の貯蔵室6、作
動室5及び第2貯蔵室6′内に蓄えられる。次い
で作動開始した時、シリコンオイルは回転の遠心
力により粘性流体継手内に円周状に広がり、作動
室5と第2貯蔵室6′から貯蔵室6へ回収される。
この時第2貯蔵室6′から回収されるシリコンオ
イルは、トルク伝達を殆んど行なうことなく貯蔵
室6へ回収される。また前記のように第2貯蔵室
6′の容量分、停止時のシリコンオイルの液面高
さh′(第2図)が従来の第4図のhより低くなつ
ており、粘性流体継手再始動時のつれ回り現象を
解消することができる。
またロータ1に設けられた圧抜き孔15は、再
始動時に第2貯蔵室6′からのシリコンオイルの
回収をより円滑にするためのものであり、本発明
では不可欠である。なお、圧抜き孔15の位置
は、粘性流体継手が回転中のシリコンオイルの液
面より内周、つまりシリコンオイルに浸されない
位置に設け、作動中の作動室5から第2貯蔵室
6′への洩れのないようにする必要がある。
始動時に第2貯蔵室6′からのシリコンオイルの
回収をより円滑にするためのものであり、本発明
では不可欠である。なお、圧抜き孔15の位置
は、粘性流体継手が回転中のシリコンオイルの液
面より内周、つまりシリコンオイルに浸されない
位置に設け、作動中の作動室5から第2貯蔵室
6′への洩れのないようにする必要がある。
次に雰囲気温度が高温時に作動が開始すると、
バイメタル7の温度感応によるバルブ9の開閉の
制御が行なわれ、バルブ9が開、つまり粘性流体
継手がONの状態になり、シリコンオイルは貯蔵
室6から作動室5へ流入してトルク伝達を行な
う。しかし、この時作動室5から第2貯蔵室6′
へは、シリコンオイルは流入しない。その理由
は、前記の如くロータ1とカバー4の間の相対回
転と、ロータ1の外周にロータ1の回転方向に応
じて形成された歯切りによるポンプ作用と遠心力
により、作動室5と第2貯蔵室6′は、ロータ1
の外周によりシールされているからである。従つ
て、シリコンオイル量は粘性流体継手の作動に必
要最少限の量で作動させることができる。
バイメタル7の温度感応によるバルブ9の開閉の
制御が行なわれ、バルブ9が開、つまり粘性流体
継手がONの状態になり、シリコンオイルは貯蔵
室6から作動室5へ流入してトルク伝達を行な
う。しかし、この時作動室5から第2貯蔵室6′
へは、シリコンオイルは流入しない。その理由
は、前記の如くロータ1とカバー4の間の相対回
転と、ロータ1の外周にロータ1の回転方向に応
じて形成された歯切りによるポンプ作用と遠心力
により、作動室5と第2貯蔵室6′は、ロータ1
の外周によりシールされているからである。従つ
て、シリコンオイル量は粘性流体継手の作動に必
要最少限の量で作動させることができる。
また、雰囲気温度が低温時で作動が開始する
と、バイメタル7の温度感応によりバルブ9が低
温のため閉、つまり粘性流体継手がOFF状態に
なつており、シリコンオイルは作動室5より貯蔵
室6へ回収され、トルク伝達はされず、フアンの
回転を抑えることができる。なお、第1図に示す
如く、第2貯蔵室6′の外周壁面は、ロータ1に
対し広がる方向に角度を持たせれば、効果がより
上ることは云うまでもない。
と、バイメタル7の温度感応によりバルブ9が低
温のため閉、つまり粘性流体継手がOFF状態に
なつており、シリコンオイルは作動室5より貯蔵
室6へ回収され、トルク伝達はされず、フアンの
回転を抑えることができる。なお、第1図に示す
如く、第2貯蔵室6′の外周壁面は、ロータ1に
対し広がる方向に角度を持たせれば、効果がより
上ることは云うまでもない。
以上詳細に説明した如く本発明は、従来の第1
貯蔵室の他にロータ背面の第2貯蔵室を設けたの
で、第2貯蔵室の容量分だけ停止時のオイルの油
面高さh′を低くすることができ、これにより粘性
流体継手再始動時のつれ回り現象を解消すること
ができる。また本発明では、第2貯蔵室は第1貯
蔵室に対応する位置において、該一方のロータの
入力部材との固定部と該一方のロータの外周とほ
ぼ同一の外径をもつて設けられているので、車両
停止時に第2貯蔵室に貯えられる剪断流体の量が
多くなるため、始動特性に対し有利であり、かつ
第2貯蔵室から作動室への剪断流体の流出も遠心
力を有効に利用できる効果がある。従つて本発明
は簡単な構造で、重量の増加も小さく、コストア
ツプにもならず、従来と同等あるいはそれ以上の
機能を果すことができ、更に従来品の小変更で対
応できるため、車両搭載等の周辺部品への影響も
小さくすることができる。
貯蔵室の他にロータ背面の第2貯蔵室を設けたの
で、第2貯蔵室の容量分だけ停止時のオイルの油
面高さh′を低くすることができ、これにより粘性
流体継手再始動時のつれ回り現象を解消すること
ができる。また本発明では、第2貯蔵室は第1貯
蔵室に対応する位置において、該一方のロータの
入力部材との固定部と該一方のロータの外周とほ
ぼ同一の外径をもつて設けられているので、車両
停止時に第2貯蔵室に貯えられる剪断流体の量が
多くなるため、始動特性に対し有利であり、かつ
第2貯蔵室から作動室への剪断流体の流出も遠心
力を有効に利用できる効果がある。従つて本発明
は簡単な構造で、重量の増加も小さく、コストア
ツプにもならず、従来と同等あるいはそれ以上の
機能を果すことができ、更に従来品の小変更で対
応できるため、車両搭載等の周辺部品への影響も
小さくすることができる。
第1図は本発明の実施例を示す粘性流体継手の
側断面図、第2図は本発明における停止時のオイ
ルの油面高さを示す説明図、第3図は従来の粘性
流体継手の側断面図、第4図は第3図の場合の停
停時のオイルの油面高さを示す説明図である。 図の主要部分の説明、1……一方のロータ、2
……入力部材、3……ケース、4……カバー(出
力部材)、5……作動室、6……第1貯蔵室、
6′……第2貯蔵室、7……温度感応部材、9…
…バルブ、11……他のロータ、14……オイル
通路、15……圧抜き孔。
側断面図、第2図は本発明における停止時のオイ
ルの油面高さを示す説明図、第3図は従来の粘性
流体継手の側断面図、第4図は第3図の場合の停
停時のオイルの油面高さを示す説明図である。 図の主要部分の説明、1……一方のロータ、2
……入力部材、3……ケース、4……カバー(出
力部材)、5……作動室、6……第1貯蔵室、
6′……第2貯蔵室、7……温度感応部材、9…
…バルブ、11……他のロータ、14……オイル
通路、15……圧抜き孔。
Claims (1)
- 1 入力部材に固定された一方のロータと、該ロ
ータと組合わされて作動室を形成すると共に、出
力部材に固定された他方のロータ、該他方のロー
タと出力部材との間に形成されたオイルの第1貯
蔵室、前記出力部材に取付けられた温度感応部材
により制御されて前記貯蔵室と作動室とを連通す
るオイル通路を開閉するバルブを有する粘性流体
継手において、前記出力部材に固定されて前記一
方のロータの反対側面を覆うケースを設け、該ケ
ースと前記一方のロータとの間の前記第1貯蔵室
に対応する位置において、該一方のロータの外周
とほぼ同一の外径を有する第2貯蔵室を設けたこ
とを特徴とする粘性流体継手。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61036871A JPS62196428A (ja) | 1986-02-21 | 1986-02-21 | 粘性流体継手 |
AU69124/87A AU590049B2 (en) | 1986-02-21 | 1987-02-20 | Viscous fluid coupling |
DE19873705690 DE3705690A1 (de) | 1986-02-21 | 1987-02-23 | Kupplung mit einem viskosen fluid |
US07/017,458 US4784247A (en) | 1986-02-21 | 1987-02-24 | Viscous fluid coupling |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61036871A JPS62196428A (ja) | 1986-02-21 | 1986-02-21 | 粘性流体継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62196428A JPS62196428A (ja) | 1987-08-29 |
JPH0330732B2 true JPH0330732B2 (ja) | 1991-05-01 |
Family
ID=12481845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61036871A Granted JPS62196428A (ja) | 1986-02-21 | 1986-02-21 | 粘性流体継手 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4784247A (ja) |
JP (1) | JPS62196428A (ja) |
AU (1) | AU590049B2 (ja) |
DE (1) | DE3705690A1 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3844923C2 (de) * | 1987-01-23 | 1996-03-07 | Aisin Seiki | Viskosekupplung |
JP2536504B2 (ja) * | 1987-01-23 | 1996-09-18 | アイシン精機株式会社 | 粘性流体継手 |
GB2284040B (en) * | 1993-11-17 | 1998-06-10 | Usui Kokusai Sangyo Kk | Temperature sensitive fluid fan coupling |
JPH0743502U (ja) * | 1993-12-30 | 1995-08-22 | 株式会社ユニシアジェックス | 流体継手 |
DE102007019088B4 (de) * | 2007-04-23 | 2018-07-26 | Mahle International Gmbh | Flüssigkeitsreibungskupplung für den Antrieb eines Lüfters in einem Kraftfahrzeug |
CA3003180C (en) | 2015-12-03 | 2019-01-08 | Horton, Inc. | Viscous clutch fluid capture system |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS61109922A (ja) * | 1984-10-31 | 1986-05-28 | フイヒテル・ウント・ザツクス・アクチエンゲゼルシヤフト | 流体摩擦クラツチ |
JPS62124330A (ja) * | 1985-11-22 | 1987-06-05 | Usui Internatl Ind Co Ltd | 感温作動型流体式フアン・カツプリング装置 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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