JPH0330509Y2 - - Google Patents
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- JPH0330509Y2 JPH0330509Y2 JP1986008529U JP852986U JPH0330509Y2 JP H0330509 Y2 JPH0330509 Y2 JP H0330509Y2 JP 1986008529 U JP1986008529 U JP 1986008529U JP 852986 U JP852986 U JP 852986U JP H0330509 Y2 JPH0330509 Y2 JP H0330509Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- cage
- deck
- boarding
- pit
- Prior art date
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- Types And Forms Of Lifts (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、多数の車両搭載用ケージを垂直方向
に循環移動させて車両の格納を行う垂直循環式駐
車設備の改良に関し、特にケージの搭載車両に対
する運転者の乗降時の安全性向上を目的とする。
に循環移動させて車両の格納を行う垂直循環式駐
車設備の改良に関し、特にケージの搭載車両に対
する運転者の乗降時の安全性向上を目的とする。
(従来の技術)
従来、垂直循環式駐車設備として、第5図に示
すように、搭内でケージの車台を持上げて旋回さ
せ、搭載車両の向きを180゜変換し前進運転で入出
庫口に向けて乗り出させるようにしたものが知ら
れている(例えば、特開昭59−471号公報参照)。
すように、搭内でケージの車台を持上げて旋回さ
せ、搭載車両の向きを180゜変換し前進運転で入出
庫口に向けて乗り出させるようにしたものが知ら
れている(例えば、特開昭59−471号公報参照)。
即ち、第5図において、ケージ1群の循環移動
経路の最下部位が車両乗入場所SPに設定され、
該車両乗入場所SPに対面して入出庫口2が設け
られ、車両乗入場所SPにおける地上床3にケー
ジ1の下部を嵌入せしめるピツト4が掘設されて
いる。そして、このピツト4は、車両乗入場所
SPに停止したケージ1に対し車台1aをケージ
枠1bの下部から上方に持上げて180゜旋回させる
移動昇降旋回装置5を設置するためにかなり深く
なつており、その深さHは約1メートルである。
そのため、ピツト4の左・右側壁4a,4bに
は、ケージ1群の循環移動時に該ケージ1の最下
部と干渉しないよう、地上床3からの深さh1の位
置に固定の乗降デツキ6が設置されている。
経路の最下部位が車両乗入場所SPに設定され、
該車両乗入場所SPに対面して入出庫口2が設け
られ、車両乗入場所SPにおける地上床3にケー
ジ1の下部を嵌入せしめるピツト4が掘設されて
いる。そして、このピツト4は、車両乗入場所
SPに停止したケージ1に対し車台1aをケージ
枠1bの下部から上方に持上げて180゜旋回させる
移動昇降旋回装置5を設置するためにかなり深く
なつており、その深さHは約1メートルである。
そのため、ピツト4の左・右側壁4a,4bに
は、ケージ1群の循環移動時に該ケージ1の最下
部と干渉しないよう、地上床3からの深さh1の位
置に固定の乗降デツキ6が設置されている。
(考案が解決しようとする課題)
しかし、ケージ1が車両乗入場所SPに停止し
た際、車台1aの左右2条の凹状車輪進入路1
a1,1a1と地上床3とが面一になるように設定さ
れているため、車台1aの隆起した左・右側縁部
1a2の上面から前記乗降デツキ6条面までの段差
h2は前記深さh1よりさらに大きく、およそ30セン
チメートル以上にもなる。従つて、運転者がハイ
ヒールを履いた女性Mや老人の場合、乗降の際に
搭載車両Wと乗降デツキ6との間でつまづき易
い。
た際、車台1aの左右2条の凹状車輪進入路1
a1,1a1と地上床3とが面一になるように設定さ
れているため、車台1aの隆起した左・右側縁部
1a2の上面から前記乗降デツキ6条面までの段差
h2は前記深さh1よりさらに大きく、およそ30セン
チメートル以上にもなる。従つて、運転者がハイ
ヒールを履いた女性Mや老人の場合、乗降の際に
搭載車両Wと乗降デツキ6との間でつまづき易
い。
(課題を解決するための手段)
本考案は、このような課題に対して、前記ピツ
ト内または地上床上に、ケージが車両乗入場所に
停止した際に、該ケージの車台側部に接近移動し
て該車台と略面一になり、該車台側部と地上床と
の間のピツト開口を塞ぐ可動の乗降デツキを設け
るものである。
ト内または地上床上に、ケージが車両乗入場所に
停止した際に、該ケージの車台側部に接近移動し
て該車台と略面一になり、該車台側部と地上床と
の間のピツト開口を塞ぐ可動の乗降デツキを設け
るものである。
すなわち、その具体的な手段は、多数の車両搭
載用ケージを垂直方向に循環移動せしめるように
した垂直循環式駐車設備であつて、地上床に前記
ケージの下部が循環移動径路の最下部位を通過す
る際に嵌入するピツトが掘設されて、前記循環移
動径路の最下部位が車両乗入場所に設定されてい
るとともに、前記車両乗入場所の側方に、車両乗
降用のデツキがデツキ上面を前記車両乗入場所に
停止するケージの車台上面と略同じ高さにして前
記車台と地上床との間のピツト開口を塞ぐ乗降位
置と、前記ケージが車両乗入場所を通過すること
を許容するよう乗降位置側方に退避する退避位置
との間で移動可能に設けられているものである。
載用ケージを垂直方向に循環移動せしめるように
した垂直循環式駐車設備であつて、地上床に前記
ケージの下部が循環移動径路の最下部位を通過す
る際に嵌入するピツトが掘設されて、前記循環移
動径路の最下部位が車両乗入場所に設定されてい
るとともに、前記車両乗入場所の側方に、車両乗
降用のデツキがデツキ上面を前記車両乗入場所に
停止するケージの車台上面と略同じ高さにして前
記車台と地上床との間のピツト開口を塞ぐ乗降位
置と、前記ケージが車両乗入場所を通過すること
を許容するよう乗降位置側方に退避する退避位置
との間で移動可能に設けられているものである。
(作用)
上記垂直循環式駐車設備においては、所望ケー
ジが下部をピツト内に嵌入させて車両乗入場所に
停止した際、乗降デツキを乗降位置に移動せしめ
ると、この乗降デツキの上面が車台上面と略同じ
高さになつて両者間に段差がなくなるとともに、
この乗降デツキによつてケージの車台と地上床と
の間のピツト開口が塞がれるため、乗員は一般道
路における乗降と同じ感覚で車両の乗降を行なう
ことができ、乗降性が高まる。また、乗降デツキ
を退避位置にすると、ケージは上記車両乗入場所
を通過することができ、ケージの循環移動に支障
はない。
ジが下部をピツト内に嵌入させて車両乗入場所に
停止した際、乗降デツキを乗降位置に移動せしめ
ると、この乗降デツキの上面が車台上面と略同じ
高さになつて両者間に段差がなくなるとともに、
この乗降デツキによつてケージの車台と地上床と
の間のピツト開口が塞がれるため、乗員は一般道
路における乗降と同じ感覚で車両の乗降を行なう
ことができ、乗降性が高まる。また、乗降デツキ
を退避位置にすると、ケージは上記車両乗入場所
を通過することができ、ケージの循環移動に支障
はない。
(実施例)
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
<実施例 1>
本例は第1図乃至第3図に示されている。な
お、説明の便宜上、第1図及び第3図における
左・右を「左」・「右」、第2図における右・左を
「前」・「後」と呼称する。
お、説明の便宜上、第1図及び第3図における
左・右を「左」・「右」、第2図における右・左を
「前」・「後」と呼称する。
10は建屋11内部に設けた下部乗入型の垂直
循環式駐車設備で、上・下に各2個宛配置した上
部および下部スプロケツト(但し、下部スプロケ
ツト13のみを図示)により2本の無端鎖14を
張設し、この無端鎖14に等間隔に枢着した吊下
部材15により複数の車両搭載用ケージ16を吊
持し、上部スプロケツトに連係した駆動源(図示
せず)により前記ケージ16群を垂直方向に循環
移動させるごとくなつている。17は建屋11の
地上部後壁11aに形成した入出庫口で、扉17
aにより閉鎖可能としてあり、該入出庫口17の
前方に対応するケージ循環移動経路最下部位が車
両乗入場所SPに設定され、該車両乗入場所SPの
下方の地上床18にピツト19が掘設されてい
る。
循環式駐車設備で、上・下に各2個宛配置した上
部および下部スプロケツト(但し、下部スプロケ
ツト13のみを図示)により2本の無端鎖14を
張設し、この無端鎖14に等間隔に枢着した吊下
部材15により複数の車両搭載用ケージ16を吊
持し、上部スプロケツトに連係した駆動源(図示
せず)により前記ケージ16群を垂直方向に循環
移動させるごとくなつている。17は建屋11の
地上部後壁11aに形成した入出庫口で、扉17
aにより閉鎖可能としてあり、該入出庫口17の
前方に対応するケージ循環移動経路最下部位が車
両乗入場所SPに設定され、該車両乗入場所SPの
下方の地上床18にピツト19が掘設されてい
る。
前記ケージ16は、左右方向より見て逆台形状
且つ上下方向よりみて矩形のケージ枠16aと、
該ケージ枠16aの下部枠16a1上に上方に抜取
り可能に位置決め載置した前後方向に細長い車台
16bと、前記ケージ枠16a上部中央に前後方
向に支持した懸吊軸16cとから成り、該懸吊軸
16cの前・後延長端部を前後に対応する吊下部
材15の先端部に枢着しており、前記車台16b
は左右2条の前後方向に延びる凹状車輪進入路1
6b1,16b2を形成し該車両侵入路16b1,16
b2上面より若干隆起して左・右側縁部16b3,1
6b4を形成している。そして前記ケージ16が車
両乗入場所SPに停止した際、前記下部枠16a1
および車台16bがピツト19に嵌入し、前期車
輪進入路16b1,16b2の上面がピツト19の前
方・後方地上床18aに面一となり、ケージ16
の左・右はケージ16群の循環移動ときに下部枠
16a1が地上床18に接触しないようにピツト1
9の左・右方地上床18b1,18b2との間に適宜
空間S1,S2を形成するようにしてある。
且つ上下方向よりみて矩形のケージ枠16aと、
該ケージ枠16aの下部枠16a1上に上方に抜取
り可能に位置決め載置した前後方向に細長い車台
16bと、前記ケージ枠16a上部中央に前後方
向に支持した懸吊軸16cとから成り、該懸吊軸
16cの前・後延長端部を前後に対応する吊下部
材15の先端部に枢着しており、前記車台16b
は左右2条の前後方向に延びる凹状車輪進入路1
6b1,16b2を形成し該車両侵入路16b1,16
b2上面より若干隆起して左・右側縁部16b3,1
6b4を形成している。そして前記ケージ16が車
両乗入場所SPに停止した際、前記下部枠16a1
および車台16bがピツト19に嵌入し、前期車
輪進入路16b1,16b2の上面がピツト19の前
方・後方地上床18aに面一となり、ケージ16
の左・右はケージ16群の循環移動ときに下部枠
16a1が地上床18に接触しないようにピツト1
9の左・右方地上床18b1,18b2との間に適宜
空間S1,S2を形成するようにしてある。
20は前記ピツト19の床に設置した移動昇降
旋回装置で、左右方向に移動自在の前後1対の台
車20a,20aと、該各台車20aの左・右部
に据付けた2個の上下方向に伸縮可能な昇降筒体
20bと、前・後、左・右側部に固設した逆L字
形ブラケツト20c1と各昇降筒体20b上端に固
定した水平矩形状の昇降フレーム20cと、該昇
降フレーム20cの中央部に垂直軸線Lまわりに
回転可能とした旋回フレーム20dとから成る。
しかして昇降筒体20bおよび昇降フレーム20
cの上昇により車両乗入場所SPに停止せるケー
ジ16の車台16b下面に旋回フレーム20dの
上面当板20d1が当接し、さらに上昇することに
より車台16bを下部枠16a1より上方に持上
げ、次いで旋回フレーム16bの旋回により車台
16bおよび搭載車両Wを180゜旋回させ、該車両
Wの前部を入出庫口17に指し向けるごとくして
ある。
旋回装置で、左右方向に移動自在の前後1対の台
車20a,20aと、該各台車20aの左・右部
に据付けた2個の上下方向に伸縮可能な昇降筒体
20bと、前・後、左・右側部に固設した逆L字
形ブラケツト20c1と各昇降筒体20b上端に固
定した水平矩形状の昇降フレーム20cと、該昇
降フレーム20cの中央部に垂直軸線Lまわりに
回転可能とした旋回フレーム20dとから成る。
しかして昇降筒体20bおよび昇降フレーム20
cの上昇により車両乗入場所SPに停止せるケー
ジ16の車台16b下面に旋回フレーム20dの
上面当板20d1が当接し、さらに上昇することに
より車台16bを下部枠16a1より上方に持上
げ、次いで旋回フレーム16bの旋回により車台
16bおよび搭載車両Wを180゜旋回させ、該車両
Wの前部を入出庫口17に指し向けるごとくして
ある。
21,22は前記左方・右方地上床18b1,1
8b2上に設置した可動の乗降デツキで、該両乗降
デツキ21,22は左右対象の同一構成のため、
右側の乗降デツキ22についてのみ説明し、該当
部分は同一符号を付す。
8b2上に設置した可動の乗降デツキで、該両乗降
デツキ21,22は左右対象の同一構成のため、
右側の乗降デツキ22についてのみ説明し、該当
部分は同一符号を付す。
23は水平矩形状のデツキ体であり、前部・中
央部・後部下面に3条のガイドレール24を左右
方向に固設して備えている。そして、このデツキ
体23は、右方地上床18b2上の前部・中央部・
後部にそれぞれ左右離間して軸支した2個宛の支
持ローラ25に前記ガイドレール24を係合支持
せしめて、デツキ上面を前記車両乗入場所SPに
停止するケージ16の車台16bの側縁部16
b3,16b4の上面と略同じ高さにして前記車台1
6bと地上床18b2との間のピツト開口(空間S
2)を塞ぐ乗降位置と、前記ケージ16が車両乗
入場所SPを通過することを許容する乗降位置側
方の退避位置との間で移動可能に設けられてい
る。
央部・後部下面に3条のガイドレール24を左右
方向に固設して備えている。そして、このデツキ
体23は、右方地上床18b2上の前部・中央部・
後部にそれぞれ左右離間して軸支した2個宛の支
持ローラ25に前記ガイドレール24を係合支持
せしめて、デツキ上面を前記車両乗入場所SPに
停止するケージ16の車台16bの側縁部16
b3,16b4の上面と略同じ高さにして前記車台1
6bと地上床18b2との間のピツト開口(空間S
2)を塞ぐ乗降位置と、前記ケージ16が車両乗
入場所SPを通過することを許容する乗降位置側
方の退避位置との間で移動可能に設けられてい
る。
26はピツト19の右側面前部・中央部・後部
に左方に突出して軸支した3個の補助支持ローラ
で、デツキ体23が前記空間S2に向けて移動し
てきた際、前記ガイドレール24の下面に係合
し、前記支持ローラ25と共にデツキ体23を水
平に支持するものである。
に左方に突出して軸支した3個の補助支持ローラ
で、デツキ体23が前記空間S2に向けて移動し
てきた際、前記ガイドレール24の下面に係合
し、前記支持ローラ25と共にデツキ体23を水
平に支持するものである。
27,28は右方地上床18b2の前・後部に形
成した凹所18b21,18b22に設置した2個の作
動シリンダで、左方水平に延びるロツド27a,
28aの先端をデツキ体23の左端下面に垂設せ
る被動材29,29の下端に枢結してある。
成した凹所18b21,18b22に設置した2個の作
動シリンダで、左方水平に延びるロツド27a,
28aの先端をデツキ体23の左端下面に垂設せ
る被動材29,29の下端に枢結してある。
30はデツキ体23の中央左端下部に固設した
リミツトスイツチで、デツキ体23の左行時に車
両乗入場所SPに停止せるケージ16の車台16
bの右側縁部16b4に検知棒30aが係合した際
に発信して前記作動シリンダ27,28のロツド
27a,28a伸長作動を停止させるものであ
る。
リミツトスイツチで、デツキ体23の左行時に車
両乗入場所SPに停止せるケージ16の車台16
bの右側縁部16b4に検知棒30aが係合した際
に発信して前記作動シリンダ27,28のロツド
27a,28a伸長作動を停止させるものであ
る。
31は入出庫口17外に設置した制御盤31a
付の制御装置で、駐車設備全体を総合的に制御す
るものである。
付の制御装置で、駐車設備全体を総合的に制御す
るものである。
以下、作用につき説明する。
今、駐車設備の初期状態として、扉17aは閉
じて入出庫口17aを閉鎖し、ケージ16は循環
移動を停止している。移動昇降旋回装置20は昇
降筒体20bを短縮して昇降フレーム20cおよ
び旋回フレーム20d等を最下降位置に下降して
いる。
じて入出庫口17aを閉鎖し、ケージ16は循環
移動を停止している。移動昇降旋回装置20は昇
降筒体20bを短縮して昇降フレーム20cおよ
び旋回フレーム20d等を最下降位置に下降して
いる。
また、乗降デツキ21,22は、作動シリンダ
27,28のロツド27a,28a短縮によりデ
ツキ体23,23をそれぞれ左・右方地上床18
b1,18b2上に退避した退避位置にあり、ピツト
19の上方開口を全域開放している(第3図参
照)。
27,28のロツド27a,28a短縮によりデ
ツキ体23,23をそれぞれ左・右方地上床18
b1,18b2上に退避した退避位置にあり、ピツト
19の上方開口を全域開放している(第3図参
照)。
そして、入庫したい場合、制御盤31aにおい
て空ケージ番号の呼ケージ押釦(図示せず)を押
動操作すると、ケージ16群が循環移動し、空ケ
ージ16が車両乗入場所SPに到達して停止する。
このときケージ16の下部枠16a1および車台1
6bがピツト19に嵌入し、車輪進入路16b1,
16b2上面が前・後方地上床18aに面一とな
り、車台16bの左・右側縁部16b3,16b4と
左・右方地上床18b1,18b2との間にS1,S
2が形成される。
て空ケージ番号の呼ケージ押釦(図示せず)を押
動操作すると、ケージ16群が循環移動し、空ケ
ージ16が車両乗入場所SPに到達して停止する。
このときケージ16の下部枠16a1および車台1
6bがピツト19に嵌入し、車輪進入路16b1,
16b2上面が前・後方地上床18aに面一とな
り、車台16bの左・右側縁部16b3,16b4と
左・右方地上床18b1,18b2との間にS1,S
2が形成される。
次いで、左・右の乗降デツキ21,22は、作
動シリンダ27,28のロツド27a,28aの
伸長動作により左・右のデツキ体23,23が左
右対向方向に車台16bに向つて接近移動し、リ
ミツトスイツチ30の検知棒30aが前記左・右
側縁部16b3,16b4に係合したところで、該接
近移動を停止する。これで、デツキ体23,23
は左・右側縁部16b3,16b4に極く接近した乗
降位置になるとともに該左・右側縁部の上面と面
一になり、前記空間S1,S2を塞いだ状態とな
る。
動シリンダ27,28のロツド27a,28aの
伸長動作により左・右のデツキ体23,23が左
右対向方向に車台16bに向つて接近移動し、リ
ミツトスイツチ30の検知棒30aが前記左・右
側縁部16b3,16b4に係合したところで、該接
近移動を停止する。これで、デツキ体23,23
は左・右側縁部16b3,16b4に極く接近した乗
降位置になるとともに該左・右側縁部の上面と面
一になり、前記空間S1,S2を塞いだ状態とな
る。
続いで、扉17aが開き、運転者Mは車両Wを
前進運転により入出庫口17より車台16bの車
輪進入路16b1,16b2上に乗り込ませ、所定位
置に停止させた上で、車両ドアW1を開けデツキ
23上に降車し、デツキ23上を通つて入出庫口
17より外部へ退出する(第1図及び2図参照)。
前進運転により入出庫口17より車台16bの車
輪進入路16b1,16b2上に乗り込ませ、所定位
置に停止させた上で、車両ドアW1を開けデツキ
23上に降車し、デツキ23上を通つて入出庫口
17より外部へ退出する(第1図及び2図参照)。
出庫の場合、車両Wを搭載した所望ケージ16
が車両乗入場所SPに停止すると、先ず移動昇降
旋回装置20の作動により車台16bおよび搭載
車両Wが下降部16a1より上方に持ち上げられ、
180°旋回された上で再び下部枠16a1上に位置決
め積載される。これで、車両Wの前部は入出庫口
17に向けられる。そして前述の場合と同様に乗
降デツキ21,22の作動によりデツキ体23,
23が空間S1,S2を塞ぐように乗降位置に移
動する。その後、扉17aが開き、運転者Mは右
ハンドル車の場合、左側のデツキ23より車両W
に乗り込み、前進運転によりケージ16から乗り
出し入出庫口17より外部へ退出する。
が車両乗入場所SPに停止すると、先ず移動昇降
旋回装置20の作動により車台16bおよび搭載
車両Wが下降部16a1より上方に持ち上げられ、
180°旋回された上で再び下部枠16a1上に位置決
め積載される。これで、車両Wの前部は入出庫口
17に向けられる。そして前述の場合と同様に乗
降デツキ21,22の作動によりデツキ体23,
23が空間S1,S2を塞ぐように乗降位置に移
動する。その後、扉17aが開き、運転者Mは右
ハンドル車の場合、左側のデツキ23より車両W
に乗り込み、前進運転によりケージ16から乗り
出し入出庫口17より外部へ退出する。
尚、前述の乗降デツキ21,22はデツキ体2
3を左右方向水平に移動させるようにしたが、ケ
ージ16の左右方向停止精度が高い場合は前述リ
ミツトスイツチ30は不要で、デツキ体23を一
定ストローク移動させればよい。
3を左右方向水平に移動させるようにしたが、ケ
ージ16の左右方向停止精度が高い場合は前述リ
ミツトスイツチ30は不要で、デツキ体23を一
定ストローク移動させればよい。
<実施例 2>
第4図には上下回動式の乗降デツキ121,1
22が示されている。
22が示されている。
すなわち、第4図において、右側の乗降デツキ
122の場合、矩形デツキ体123の右縁前・後
端部をピツト19の上端前・後壁に前後水平軸線
まわりに上下回動自在に枢着し、ピツト19内に
設置した前・後1対の作動シリンダ127の斜め
上向きに延びたロツド127a先端をデツキ体1
23下面に枢着する。常時は、ロツド127a短
縮によりデツキ体123をピツト19内に退避せ
しめた退避位置(第4図の2点鎖線参照)とし、
入出庫時のみロツド127aの伸長によりデツキ
体123の左端縁をケージ16の車台16b側縁
部と略面一になる乗降位置に回動させる。
122の場合、矩形デツキ体123の右縁前・後
端部をピツト19の上端前・後壁に前後水平軸線
まわりに上下回動自在に枢着し、ピツト19内に
設置した前・後1対の作動シリンダ127の斜め
上向きに延びたロツド127a先端をデツキ体1
23下面に枢着する。常時は、ロツド127a短
縮によりデツキ体123をピツト19内に退避せ
しめた退避位置(第4図の2点鎖線参照)とし、
入出庫時のみロツド127aの伸長によりデツキ
体123の左端縁をケージ16の車台16b側縁
部と略面一になる乗降位置に回動させる。
なお、図示はしないが、乗降デツキはデツキ体
を水平状態のままピツト19内側部で昇降させる
ようにしてもよい。
を水平状態のままピツト19内側部で昇降させる
ようにしてもよい。
さらに、前述の乗降デツキ21,22は、ピツ
ト9が移動昇降旋回装置20を設置して必然的に
深くなる場合に特に有効であるが、移動昇降旋回
装置20を設けずピツト19が浅い場合でも、乗
降時の段差をなくす上で有効である。
ト9が移動昇降旋回装置20を設置して必然的に
深くなる場合に特に有効であるが、移動昇降旋回
装置20を設けずピツト19が浅い場合でも、乗
降時の段差をなくす上で有効である。
(考案の効果)
以上詳述したように、本考案によれば、垂直循
環式駐車設備において、車両乗入場所の側方に、
デツキ上面を前記車両乗入場所に停止するケージ
の車台上面と略同じ高さにして前記車台と地上床
との間のピツト開口を塞ぐ乗降位置と、前記ケー
ジが車両乗入場所を通過することを許容する退避
位置との間で移動可能な車両乗降用のデツキを設
けたから、ケージの循環移動に支障を来すことな
く、乗降の際に乗降デツキとケージの車台との段
差をなくし且つこの乗降デツキによつてケージの
車台と地上床との間のピツト開口を塞ぐことがで
き、女性や老人の運転者でも安全且つ容易に乗降
をすることができるようになる。
環式駐車設備において、車両乗入場所の側方に、
デツキ上面を前記車両乗入場所に停止するケージ
の車台上面と略同じ高さにして前記車台と地上床
との間のピツト開口を塞ぐ乗降位置と、前記ケー
ジが車両乗入場所を通過することを許容する退避
位置との間で移動可能な車両乗降用のデツキを設
けたから、ケージの循環移動に支障を来すことな
く、乗降の際に乗降デツキとケージの車台との段
差をなくし且つこの乗降デツキによつてケージの
車台と地上床との間のピツト開口を塞ぐことがで
き、女性や老人の運転者でも安全且つ容易に乗降
をすることができるようになる。
第1乃至第4図は本考案の実施例を示すもの
で、第1図は垂直循環式駐車設備の車両乗入場所
付近の正面図(第2図の〜矢視図)、第2図
は車両乗入場所付近の平面図、第3図はケージ循
環移動時の状態を示す作用説明図、第4図は別実
施例における第1図と同様の部位を示す図であ
る。第5図は従来の駐車設備における第1図と同
様の部位を示す図である。 図中、16はケージ、16aはケージ枠、16
bは車台、17は入出庫口、19はピツト、2
1,22は乗降デツキ、23はデツキ体、SPは
車両乗入場所、S1,S2は空間、Wは車両であ
る。
で、第1図は垂直循環式駐車設備の車両乗入場所
付近の正面図(第2図の〜矢視図)、第2図
は車両乗入場所付近の平面図、第3図はケージ循
環移動時の状態を示す作用説明図、第4図は別実
施例における第1図と同様の部位を示す図であ
る。第5図は従来の駐車設備における第1図と同
様の部位を示す図である。 図中、16はケージ、16aはケージ枠、16
bは車台、17は入出庫口、19はピツト、2
1,22は乗降デツキ、23はデツキ体、SPは
車両乗入場所、S1,S2は空間、Wは車両であ
る。
Claims (1)
- 多数の車両搭載用ケージを垂直方向に循環移動
せしめるようにした垂直循環式駐車設備におい
て、地上床に前記ケージの下部が循環移動径路の
最下部位を通過する際に嵌入するピツトが掘設さ
れて、前記循環移動径路の最下部位が車両乗入場
所に設定されているとともに、前記車両乗入場所
の側方に、車両乗降用のデツキがデツキ上面を前
記車両乗入場所に停止するケージの車台上面と略
同じ高さにして前記車台と地上床との間のピツト
開口を塞ぐ乗降位置と、前記ケージが車両乗入場
所を通過することを許容するよう乗降位置側方に
退避するの退避位置との間で移動可能に設けられ
ていることを特徴とする垂直循環式駐車設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986008529U JPH0330509Y2 (ja) | 1986-01-23 | 1986-01-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986008529U JPH0330509Y2 (ja) | 1986-01-23 | 1986-01-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62120660U JPS62120660U (ja) | 1987-07-31 |
JPH0330509Y2 true JPH0330509Y2 (ja) | 1991-06-27 |
Family
ID=30792988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986008529U Expired JPH0330509Y2 (ja) | 1986-01-23 | 1986-01-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0330509Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2512063Y2 (ja) * | 1989-12-07 | 1996-09-25 | 東急車輌製造株式会社 | 垂直循環式駐車装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57187478A (en) * | 1981-05-14 | 1982-11-18 | Shin Meiwa Ind Co Ltd | Safety elevator apparatus in vertical recirculaint type parking installation |
JPS58178760A (ja) * | 1982-04-13 | 1983-10-19 | 新明和工業株式会社 | 循環移動式駐車設備 |
-
1986
- 1986-01-23 JP JP1986008529U patent/JPH0330509Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62120660U (ja) | 1987-07-31 |
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