JPH0330276Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0330276Y2 JPH0330276Y2 JP1983153300U JP15330083U JPH0330276Y2 JP H0330276 Y2 JPH0330276 Y2 JP H0330276Y2 JP 1983153300 U JP1983153300 U JP 1983153300U JP 15330083 U JP15330083 U JP 15330083U JP H0330276 Y2 JPH0330276 Y2 JP H0330276Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- annular
- protrusion
- cap
- projection
- annular engagement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、自動車のブレーキオイルのリザー
ブタンク、ウオツシヤタンク等のタンク用キヤツ
プに関するものである。
ブタンク、ウオツシヤタンク等のタンク用キヤツ
プに関するものである。
従来、この種のキヤツプは嵌合係止用の環状シ
ール突起がその外周の環状噛合突起と同一水平面
に設けられている1段のものと、2段以上のもの
が知られている。前者のものはキヤツプをタンク
に嵌合した際、環状シール突起が不完全な場合に
はすぐに脱落して作業者は気付くことができる。
しかし後者のものは第1図に示すようにキヤツプ
本体Aの2段の環状シール突起Bの内、上段の環
状シール突起BがタンクCの口縁に当接した状態
の時でも下段の環状シール突起Bが口部内面に当
接しているので一見完全に締つているものと錯覚
する場合があり、走行中の振動、衝撃力等によつ
て離脱し思わぬ故障を起す虞れがあつた。
ール突起がその外周の環状噛合突起と同一水平面
に設けられている1段のものと、2段以上のもの
が知られている。前者のものはキヤツプをタンク
に嵌合した際、環状シール突起が不完全な場合に
はすぐに脱落して作業者は気付くことができる。
しかし後者のものは第1図に示すようにキヤツプ
本体Aの2段の環状シール突起Bの内、上段の環
状シール突起BがタンクCの口縁に当接した状態
の時でも下段の環状シール突起Bが口部内面に当
接しているので一見完全に締つているものと錯覚
する場合があり、走行中の振動、衝撃力等によつ
て離脱し思わぬ故障を起す虞れがあつた。
この考案は、上記した従来の欠点に鑑みなされ
たものであつて、弾性を有するキヤツプ本体の天
蓋部外周下面に内方に向け環状噛合突起を形成
し、天蓋部に延設したシール筒に上記環状噛合突
起より下方に位置する環状シール突起を形成し、
さらに上記環状噛合突起下縁に突起片を下方に突
設することによつて、キヤツプ嵌合状態を確認で
き、不慮の事故を未然に防止することができる安
価なキヤツプを得ることを目的としたものであ
る。
たものであつて、弾性を有するキヤツプ本体の天
蓋部外周下面に内方に向け環状噛合突起を形成
し、天蓋部に延設したシール筒に上記環状噛合突
起より下方に位置する環状シール突起を形成し、
さらに上記環状噛合突起下縁に突起片を下方に突
設することによつて、キヤツプ嵌合状態を確認で
き、不慮の事故を未然に防止することができる安
価なキヤツプを得ることを目的としたものであ
る。
この考案の構成を図面に示す一実施例について
以下詳細に説明する。
以下詳細に説明する。
キヤツプ本体1はラバーまたはポリウレタン等
の弾性材よりなり、天蓋部2の下面にこれより小
径の筒状のシール筒3を吊下延設し、天蓋部2下
面外周部に環状噛合突起4を形成すると共に、こ
れに対応するシール筒3に環状シール突起5を形
成し、両突起4,5によつて内面に環状の係止凹
溝6を形成する。またシール筒3の下端には第2
の環状シール突起7を形成し、さらに前記環状噛
合突起4の下縁の一部に突起片8を下方に突設す
る。
の弾性材よりなり、天蓋部2の下面にこれより小
径の筒状のシール筒3を吊下延設し、天蓋部2下
面外周部に環状噛合突起4を形成すると共に、こ
れに対応するシール筒3に環状シール突起5を形
成し、両突起4,5によつて内面に環状の係止凹
溝6を形成する。またシール筒3の下端には第2
の環状シール突起7を形成し、さらに前記環状噛
合突起4の下縁の一部に突起片8を下方に突設す
る。
なお、9はタンクの開口部、10は開口部9先
端の口縁であつて外方に向つて環状の膨出部が形
成されている。
端の口縁であつて外方に向つて環状の膨出部が形
成されている。
この様に構成されているので、タンクの開口部
9にキヤツプ本体1を嵌合すると、第4図の如く
突起片8が形成されている側の反対側の下方の環
状シール突起7面が開口部9内に嵌入し、ついで
突起片8の弾性に抗して弾圧すると一気に口縁1
0は環状噛合突起4と環状シール突起5を押し拡
げ係止凹溝6内に嵌入係止され第5図の如く確実
に開口部9をキヤツプによつて密封することがで
きる。しかし口縁10が係止凹溝6に嵌入係止し
ていない不完全状態の際は、突起片8が形成され
ていない側の下方の環状シール突起7面のみが開
口部9内に嵌入し、突起片8口縁10上面に当接
し、キヤツプ本体1は傾斜状態(第4図状態)と
なるため、作業者は一見して不完全に締められて
いることを知ることができる。
9にキヤツプ本体1を嵌合すると、第4図の如く
突起片8が形成されている側の反対側の下方の環
状シール突起7面が開口部9内に嵌入し、ついで
突起片8の弾性に抗して弾圧すると一気に口縁1
0は環状噛合突起4と環状シール突起5を押し拡
げ係止凹溝6内に嵌入係止され第5図の如く確実
に開口部9をキヤツプによつて密封することがで
きる。しかし口縁10が係止凹溝6に嵌入係止し
ていない不完全状態の際は、突起片8が形成され
ていない側の下方の環状シール突起7面のみが開
口部9内に嵌入し、突起片8口縁10上面に当接
し、キヤツプ本体1は傾斜状態(第4図状態)と
なるため、作業者は一見して不完全に締められて
いることを知ることができる。
なお、上記実施例においては環状シール突起が
2段に形成されたものであるが、これに代つて環
状シール突起が環状噛合突起より下方に位置する
1段のものにも適用することができる。
2段に形成されたものであるが、これに代つて環
状シール突起が環状噛合突起より下方に位置する
1段のものにも適用することができる。
以上詳述したとおり、この考案は従来のキヤツ
プに突起片を吊下延設した簡単な構造でありなが
ら、作業者が見過し、錯覚し易いキヤツプの施蓋
作業を視覚によつて確実に確認することができる
ので、走行中振動、揺動、衝撃等の外力によつて
キヤツプが離脱することなく故障の原因を未然に
防止し得るものであり、また構造が簡単であるの
で安価に製作でき、かつ従来のタンクの開口部に
直ちに施蓋できる等の種々の効果を奏するもので
ある。
プに突起片を吊下延設した簡単な構造でありなが
ら、作業者が見過し、錯覚し易いキヤツプの施蓋
作業を視覚によつて確実に確認することができる
ので、走行中振動、揺動、衝撃等の外力によつて
キヤツプが離脱することなく故障の原因を未然に
防止し得るものであり、また構造が簡単であるの
で安価に製作でき、かつ従来のタンクの開口部に
直ちに施蓋できる等の種々の効果を奏するもので
ある。
第1図は従来のキヤツプ施蓋状態図、第2図は
この考案の縦断側面図、第3図は同じく裏面図、
第4図は同じく施蓋過程の縦断面図、第5図は同
じく施蓋後の縦断面図を示す。 1……キヤツプ本体、4……環状噛み込み突
起、5……環状シール突起、7……環状シール突
起、8……突起片。
この考案の縦断側面図、第3図は同じく裏面図、
第4図は同じく施蓋過程の縦断面図、第5図は同
じく施蓋後の縦断面図を示す。 1……キヤツプ本体、4……環状噛み込み突
起、5……環状シール突起、7……環状シール突
起、8……突起片。
Claims (1)
- 弾性を有するキヤツプ本体1の天蓋部2外周下
面に内方に向け環状噛合突起4を形成し、上記環
状噛合突起4の内方に天蓋部2と一体にシール筒
3を延設し、これに上記環状噛合突起4より下方
に位置する環状シール突起7を形成するととも
に、上記環状噛合突起4下縁より突起片8を下方
に突設してなるタンク用キヤツプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15330083U JPS6062046U (ja) | 1983-10-04 | 1983-10-04 | タンク用キヤツプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15330083U JPS6062046U (ja) | 1983-10-04 | 1983-10-04 | タンク用キヤツプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6062046U JPS6062046U (ja) | 1985-04-30 |
JPH0330276Y2 true JPH0330276Y2 (ja) | 1991-06-26 |
Family
ID=30339207
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15330083U Granted JPS6062046U (ja) | 1983-10-04 | 1983-10-04 | タンク用キヤツプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6062046U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS516342U (ja) * | 1974-07-01 | 1976-01-17 | ||
JPS5510282U (ja) * | 1978-07-07 | 1980-01-23 |
-
1983
- 1983-10-04 JP JP15330083U patent/JPS6062046U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS516342U (ja) * | 1974-07-01 | 1976-01-17 | ||
JPS5510282U (ja) * | 1978-07-07 | 1980-01-23 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6062046U (ja) | 1985-04-30 |
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