JPH03291633A - 液晶性高分子薄膜付基板 - Google Patents
液晶性高分子薄膜付基板Info
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- JPH03291633A JPH03291633A JP9481490A JP9481490A JPH03291633A JP H03291633 A JPH03291633 A JP H03291633A JP 9481490 A JP9481490 A JP 9481490A JP 9481490 A JP9481490 A JP 9481490A JP H03291633 A JPH03291633 A JP H03291633A
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- liquid crystalline
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- crystalline polymer
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は液晶性高分子薄膜付基板に関し、詳しくは、光
制御機能を有し、光エレクトロニクス等の分野で好適に
用いられる高度に配向した液晶性高分子薄膜付基板に関
する。
制御機能を有し、光エレクトロニクス等の分野で好適に
用いられる高度に配向した液晶性高分子薄膜付基板に関
する。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題)液晶材
料をデバイスとして利用するためには、一般には、液晶
を一定の配列に並べてやる(配向)必要があるが、この
分子配向は、電場、磁場、せん断力あるいは界面などの
外場の影響により変化する。これに伴う光学的性質の変
化を利用することにより液晶は各種光エレクトロニクス
の分野で利用されている。
料をデバイスとして利用するためには、一般には、液晶
を一定の配列に並べてやる(配向)必要があるが、この
分子配向は、電場、磁場、せん断力あるいは界面などの
外場の影響により変化する。これに伴う光学的性質の変
化を利用することにより液晶は各種光エレクトロニクス
の分野で利用されている。
液晶は高分子液晶(液晶性高分子)と低分子液晶に大別
されるが、このうち液晶性高分子は低分子液晶に較べて
液晶状態で高粘性であるため、液晶状態で配向させたの
ち、ガラス転移点以下に冷却することによって液晶の配
向状態を固定化することができるという低分子液晶に見
られない特徴を有している。これを利用して、低分子液
晶用配向膜(特開昭61−42618号公報)、非線形
光学素子(特開昭62−201419号公報)、光メモ
リ−(特開昭6266’1190号公報)や光学フィル
ター(特開昭60−191203号公報)などの光エレ
クトロニクス分野での応用が試みられている。これらを
実現するためには所望の分子配向を高度に制御する必要
がある。たとえば一種の光学フィルターであるスーパー
ツイステッドネマテインク(STN)型液晶表示素子用
の色補償板は、STN型液晶表示素子の液晶セルと偏光
板の間に挿入され、液晶セルによって楕円偏光となった
光を直線偏光に戻すように機能する必要があるが、この
様な機能は液晶性高分子を水平に、かつ、一定の方向に
高い秩序度と均一性を持って配向させることによって初
めて発現させることができる。
されるが、このうち液晶性高分子は低分子液晶に較べて
液晶状態で高粘性であるため、液晶状態で配向させたの
ち、ガラス転移点以下に冷却することによって液晶の配
向状態を固定化することができるという低分子液晶に見
られない特徴を有している。これを利用して、低分子液
晶用配向膜(特開昭61−42618号公報)、非線形
光学素子(特開昭62−201419号公報)、光メモ
リ−(特開昭6266’1190号公報)や光学フィル
ター(特開昭60−191203号公報)などの光エレ
クトロニクス分野での応用が試みられている。これらを
実現するためには所望の分子配向を高度に制御する必要
がある。たとえば一種の光学フィルターであるスーパー
ツイステッドネマテインク(STN)型液晶表示素子用
の色補償板は、STN型液晶表示素子の液晶セルと偏光
板の間に挿入され、液晶セルによって楕円偏光となった
光を直線偏光に戻すように機能する必要があるが、この
様な機能は液晶性高分子を水平に、かつ、一定の方向に
高い秩序度と均一性を持って配向させることによって初
めて発現させることができる。
低分子液晶の場合、配向制御方法はほぼ確立されている
が、液晶性高分子の場合、十分には確立されていない。
が、液晶性高分子の場合、十分には確立されていない。
ある限られた領域内では、ネマティック、スメクティッ
クまたはコレステリックいずれのタイプでも低分子液晶
以上のオーダーパラメータをもって配向させる技術は知
られている。
クまたはコレステリックいずれのタイプでも低分子液晶
以上のオーダーパラメータをもって配向させる技術は知
られている。
しかしながら、これらの方法はすり応力や電場や磁場な
どの外力を与える方法であり、大面積の配向制御が不可
能であったり、水平配向は制御できたとしても面内の一
軸配向は制御できない等の問題を有している。低分子液
晶と同様に配向処理を施した基板間の空隙に液晶性高分
子を注入する方法をそのまま液晶性高分子に適用した場
合には、液晶性高分子の高粘性のため、注入時の流れに
沿って液晶性高分子が配向してしまい、所望の配向が得
られなかったり、大きな面積になると注入すら困難とな
る。
どの外力を与える方法であり、大面積の配向制御が不可
能であったり、水平配向は制御できたとしても面内の一
軸配向は制御できない等の問題を有している。低分子液
晶と同様に配向処理を施した基板間の空隙に液晶性高分
子を注入する方法をそのまま液晶性高分子に適用した場
合には、液晶性高分子の高粘性のため、注入時の流れに
沿って液晶性高分子が配向してしまい、所望の配向が得
られなかったり、大きな面積になると注入すら困難とな
る。
本発明は以上のような従来技術の問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、基板に対して平行でしかも
ドメイン分割もなく、基板に平行な面内で−様な方向に
配向した液晶性高分子薄膜付基板を提供することにある
。
たものであり、その目的は、基板に対して平行でしかも
ドメイン分割もなく、基板に平行な面内で−様な方向に
配向した液晶性高分子薄膜付基板を提供することにある
。
(課題を解決するための手段及び作用)本発明によれば
、基板と、その基板上に形成された配向膜と、その配向
膜上に形成されたサーモトロピック液晶性高分子薄膜と
を主構成要素としてなり、該配向膜は該基板上に塗工さ
れた破断伸びが15%以下のポリイミドであり、かつラ
ビング処理されたものであることを特徴とする液晶性高
分子薄膜付基板が提供される。
、基板と、その基板上に形成された配向膜と、その配向
膜上に形成されたサーモトロピック液晶性高分子薄膜と
を主構成要素としてなり、該配向膜は該基板上に塗工さ
れた破断伸びが15%以下のポリイミドであり、かつラ
ビング処理されたものであることを特徴とする液晶性高
分子薄膜付基板が提供される。
以下に本発明を図面を用いて詳細に説明する。
第1図は本発明による液晶性高分子薄膜付基板の断面図
である。1は基板、2は配向膜、3はサーモトロピック
液晶性高分子薄膜を表わしている。
である。1は基板、2は配向膜、3はサーモトロピック
液晶性高分子薄膜を表わしている。
一
4一
基板1には透光性を有するガラス、プラスチック、セラ
ミックス等が好ましく用いられる。プラスチックの具体
例としてはポリエチレンテレフタレート、ボリアリレー
ト、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタ
レートなどのポリエステルや、ポリエーテルスルホン、
ポリエーテルエーテルケトン、ポリスルホン、ポリフェ
ニレンスルフィドなどのフィルムが有効に使用できる。
ミックス等が好ましく用いられる。プラスチックの具体
例としてはポリエチレンテレフタレート、ボリアリレー
ト、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタ
レートなどのポリエステルや、ポリエーテルスルホン、
ポリエーテルエーテルケトン、ポリスルホン、ポリフェ
ニレンスルフィドなどのフィルムが有効に使用できる。
また、本発明の液晶性高分子薄膜付基板がオプトエレク
トロニクスデバイスに利用されるときにはさらに複屈折
の小さいことも要求され、その場合には、ボリアリレー
ト、ポリエーテルスルホン、ポリスルホン、ポリフェニ
レンスルフィドなどのプラスチックやガラス、セラミッ
クスなどが特に好ましい。
トロニクスデバイスに利用されるときにはさらに複屈折
の小さいことも要求され、その場合には、ボリアリレー
ト、ポリエーテルスルホン、ポリスルホン、ポリフェニ
レンスルフィドなどのプラスチックやガラス、セラミッ
クスなどが特に好ましい。
配向膜2はラビング処理が施されたポリイミド膜であり
、このポリイミドは、ポリイミドの前旺体であるポリア
ミック酸またはその誘導体を熱的にまたは化学的に環化
させて得られたものであることが好ましい。ポリイミド
膜の厚さは200〜10000人の範囲であり、好まし
くは300〜3000人である。
、このポリイミドは、ポリイミドの前旺体であるポリア
ミック酸またはその誘導体を熱的にまたは化学的に環化
させて得られたものであることが好ましい。ポリイミド
膜の厚さは200〜10000人の範囲であり、好まし
くは300〜3000人である。
200大より薄いと均一な配向が得られにくく、逆に1
0000人より厚いとポリイミド特有の黄色の着色が顕
著となり好ましくない。
0000人より厚いとポリイミド特有の黄色の着色が顕
著となり好ましくない。
本発明に用いる配向膜は、後で述べる様に、製造に際し
て液晶性高分子溶液と直接接触するため、高い耐溶剤性
を有していることが必要である。そして、この耐溶剤性
はポリイミドとして破断伸びが15%以下のものを用い
ることにより達成できる。
て液晶性高分子溶液と直接接触するため、高い耐溶剤性
を有していることが必要である。そして、この耐溶剤性
はポリイミドとして破断伸びが15%以下のものを用い
ることにより達成できる。
参考までに付言すれば、例えば既にイミド化された下記
式(C−1)、(C−2)および(C−3)で表わされ
るような可溶型のポリイミドの塗布膜や下記式(C−4
)および(C−5)で表わされるようなアミド樹脂、可
溶性ナイロン等の塗布膜をラビング処理した配向膜では
、液晶性高分子溶液を塗布した後に配向膜2が溶解して
しまったり、溶解まではいたらないまでも配向性能が大
きく劣化してしまう。但し、これらの樹脂は、低分子液
晶に対して良好な配向性を示すものである。
式(C−1)、(C−2)および(C−3)で表わされ
るような可溶型のポリイミドの塗布膜や下記式(C−4
)および(C−5)で表わされるようなアミド樹脂、可
溶性ナイロン等の塗布膜をラビング処理した配向膜では
、液晶性高分子溶液を塗布した後に配向膜2が溶解して
しまったり、溶解まではいたらないまでも配向性能が大
きく劣化してしまう。但し、これらの樹脂は、低分子液
晶に対して良好な配向性を示すものである。
また、ポリアミック酸溶液を塗布後、不溶性のポリイミ
ドとする方法でもポリイミドの破断伸びが15%より大
であるような材料であると部分的に配向不良を生じ、均
一な配向を得ることができない場合がある。なお、本発
明で言う破断伸びとは、ポリイミドで厚膜のフィルムを
作製したときの該フィルムの伸びであり、ASTM−0
638に準拠して測定される。バルクの機械的物性であ
る伸びと、配向性能の耐溶剤性との相関の理由は、現在
明確ではないが、破断伸びの小さい材料では、分子間の
相互作用が小さく、液晶性高分子の塗布溶媒によって溶
解にはいたらないものの、表面の膨潤や、表面の部分的
溶解によって配向規制力が低下するものと考えられる。
ドとする方法でもポリイミドの破断伸びが15%より大
であるような材料であると部分的に配向不良を生じ、均
一な配向を得ることができない場合がある。なお、本発
明で言う破断伸びとは、ポリイミドで厚膜のフィルムを
作製したときの該フィルムの伸びであり、ASTM−0
638に準拠して測定される。バルクの機械的物性であ
る伸びと、配向性能の耐溶剤性との相関の理由は、現在
明確ではないが、破断伸びの小さい材料では、分子間の
相互作用が小さく、液晶性高分子の塗布溶媒によって溶
解にはいたらないものの、表面の膨潤や、表面の部分的
溶解によって配向規制力が低下するものと考えられる。
こうした理由から本発明においては、配向膜2は基板l
上に塗布されたポリアミック酸被膜を基板上で閉環させ
て得られる破断伸びが15%以下のポリイミドで形成さ
れている必要があり、さらに液晶性高分子に一軸性の配
向規制を与えるためにラビング処理が施されている必要
がある。液晶性高分子はこのようなラビング方向に沿っ
て配向する。
上に塗布されたポリアミック酸被膜を基板上で閉環させ
て得られる破断伸びが15%以下のポリイミドで形成さ
れている必要があり、さらに液晶性高分子に一軸性の配
向規制を与えるためにラビング処理が施されている必要
がある。液晶性高分子はこのようなラビング方向に沿っ
て配向する。
液晶性高分子の配向性は、得られた液晶性高分7−
子薄膜付基板試料を直交させた偏光板で挟み、試料を回
転させて消光位および対角位にもちきたし、その時の透
過率の比をとることによって定量化することができる。
転させて消光位および対角位にもちきたし、その時の透
過率の比をとることによって定量化することができる。
第1表にその結果を示すが、ポリイミドの破断伸びが1
5%以下であることによって初めて良好な配向が得られ
ることが明らかである。さらに、伸びが小さいほど良好
な配向が得られている。そのため、破断伸びは10%以
下であるようなポリイミドを使用することがより好まし
い。
5%以下であることによって初めて良好な配向が得られ
ることが明らかである。さらに、伸びが小さいほど良好
な配向が得られている。そのため、破断伸びは10%以
下であるようなポリイミドを使用することがより好まし
い。
本測定は、液晶性高分子として(P−1)なるポリエス
テル系の液晶性高分子を用い、該液晶性高分子のテトラ
クロロエタン溶液を塗布した後、70℃で一時間乾燥後
、該液晶性高分子がネマティック相を呈する130℃で
30分熱処理した後行った。膜厚は約1/II11であ
る。
テル系の液晶性高分子を用い、該液晶性高分子のテトラ
クロロエタン溶液を塗布した後、70℃で一時間乾燥後
、該液晶性高分子がネマティック相を呈する130℃で
30分熱処理した後行った。膜厚は約1/II11であ
る。
第1表
液晶性高分子膜3はサーモトロピック性を示すものであ
るが、具体的には、ポリエステル、ポリエステルアミド
、ポリカーボネー1−,ポリエーテルなどで主鎖に液晶
性残基を有する下記構造の主鎖型液晶性高分子ニ ーe4’−X”f−4A”−)’)− Xl,X2ニーCOO− 、−CONH−、−OCO−
、−0−等−Ph−Ph−COO−Ph− 、−Ph
−N=CH−Ph−等(ラセミ体) −〇−Ph−Ph−Coo−Ph−R3,−Ph−CO
O−Ph−Ph−R3,−0−Ph−COO−Ph−P
h−R”数を表わす。) あるいはビニル系高分子、ポリシロキサン等で側鎖に液
晶性残基を有する下記構造の側鎖型液晶性高分子ニ ーPh−cOO−Ph−R3,−0−Ph−OCO−P
h−R” 、−Ph−Ph−COO−Ph−R3゜(但
し、R3はアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、
ニトロ基又はシアノ基であり、nは0〜18の整数を表
わす。) が代表例として挙げられる。
るが、具体的には、ポリエステル、ポリエステルアミド
、ポリカーボネー1−,ポリエーテルなどで主鎖に液晶
性残基を有する下記構造の主鎖型液晶性高分子ニ ーe4’−X”f−4A”−)’)− Xl,X2ニーCOO− 、−CONH−、−OCO−
、−0−等−Ph−Ph−COO−Ph− 、−Ph
−N=CH−Ph−等(ラセミ体) −〇−Ph−Ph−Coo−Ph−R3,−Ph−CO
O−Ph−Ph−R3,−0−Ph−COO−Ph−P
h−R”数を表わす。) あるいはビニル系高分子、ポリシロキサン等で側鎖に液
晶性残基を有する下記構造の側鎖型液晶性高分子ニ ーPh−cOO−Ph−R3,−0−Ph−OCO−P
h−R” 、−Ph−Ph−COO−Ph−R3゜(但
し、R3はアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、
ニトロ基又はシアノ基であり、nは0〜18の整数を表
わす。) が代表例として挙げられる。
次に、本発明の液晶性高分子薄膜付基板の作製方法につ
いて第2図を参照して説明する。
いて第2図を参照して説明する。
(a)まず、基板1上にポリアミック酸またはその誘導
体を主成分とする被膜2″を形成する。被膜の形成方法
としては、ポリアミック酸の溶液を、従来公知であるス
ピンコード法、ディッピング法、グラビアコート法、ロ
ールコート法等により基板1上に塗布し、溶媒を加熱留
去する方法が好適である。溶液濃度は塗布法や液粘度に
よって異なるが0.1〜10%の範囲である。ここでの
溶媒としてはN。
体を主成分とする被膜2″を形成する。被膜の形成方法
としては、ポリアミック酸の溶液を、従来公知であるス
ピンコード法、ディッピング法、グラビアコート法、ロ
ールコート法等により基板1上に塗布し、溶媒を加熱留
去する方法が好適である。溶液濃度は塗布法や液粘度に
よって異なるが0.1〜10%の範囲である。ここでの
溶媒としてはN。
N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジメチルアセトア
ミド、N−メチルピロリドン、γ−ブチロラクトン、N
−メチルカプロラクタム、ジメチルスルホキシド、1− 12− ヘキサメチルホスホアミドなどが挙げられる。
ミド、N−メチルピロリドン、γ−ブチロラクトン、N
−メチルカプロラクタム、ジメチルスルホキシド、1− 12− ヘキサメチルホスホアミドなどが挙げられる。
(b)加熱によりポリアミック酸を閉環させてポリイミ
ド膜2′とする。このとき必要な温度はおおむね100
〜350℃で、より好ましくは130℃〜350℃の範
囲である。また、酸無水物や有機金属化合物などの脱水
触媒を用いて、閉環を行わせることもできる。
ド膜2′とする。このとき必要な温度はおおむね100
〜350℃で、より好ましくは130℃〜350℃の範
囲である。また、酸無水物や有機金属化合物などの脱水
触媒を用いて、閉環を行わせることもできる。
(c)形成されたポリイミド膜の表面をラビング材4で
一方向にラビング処理を行う。ラビング材4としては綿
、ポリエステル、ナイロン等の植毛布または布、ウレタ
ン、ナイロン等のスポンジが好適に用いられる。
一方向にラビング処理を行う。ラビング材4としては綿
、ポリエステル、ナイロン等の植毛布または布、ウレタ
ン、ナイロン等のスポンジが好適に用いられる。
本発明では、通常の液晶表示素子とは異なり、単一の基
板上で、すなわち液晶性高分子被膜の片側のみが配向膜
に接し、他方は外気に露出されて配向制御を行うもので
ある。このため液晶性高分子が配向膜を十分濡らすこと
が必要で、このため−殻内に言って、配向膜2の表面張
力は35dyn/Cm以上、より好ましくは40dyn
/Cm以上であることが望ましい。
板上で、すなわち液晶性高分子被膜の片側のみが配向膜
に接し、他方は外気に露出されて配向制御を行うもので
ある。このため液晶性高分子が配向膜を十分濡らすこと
が必要で、このため−殻内に言って、配向膜2の表面張
力は35dyn/Cm以上、より好ましくは40dyn
/Cm以上であることが望ましい。
(d)液晶性高分子を有機溶媒に溶解させた溶液3′を
ポリイミド配向膜2上に塗布する。液晶性高分子用の溶
媒としては、そこで用いられる液晶性高分子の種類、重
合度によっても異なるが、一般には、クロロホルム、ジ
クロロエタン、テトラクロロエタン、トリクロロエチレ
ン、テトラクロロエチレン、オルソジクロロベンゼンな
どのハロゲン系炭化水素、フェノール、0−クロロフェ
ノール、クレゾールなどのフェノール系溶媒、ジメチル
ホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホ
キシドなどの非プロトン性極性溶媒、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等のエーテル系溶媒およびこれらの混合
溶媒が例示される。
ポリイミド配向膜2上に塗布する。液晶性高分子用の溶
媒としては、そこで用いられる液晶性高分子の種類、重
合度によっても異なるが、一般には、クロロホルム、ジ
クロロエタン、テトラクロロエタン、トリクロロエチレ
ン、テトラクロロエチレン、オルソジクロロベンゼンな
どのハロゲン系炭化水素、フェノール、0−クロロフェ
ノール、クレゾールなどのフェノール系溶媒、ジメチル
ホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホ
キシドなどの非プロトン性極性溶媒、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等のエーテル系溶媒およびこれらの混合
溶媒が例示される。
溶液濃度は塗布法、高分子の粘性、目的とする膜厚等に
より異なる。液晶表示素子用の補償板を例にすると、要
求される膜厚は2〜l〇−程度であるため通常は2〜5
0重量%の範囲で使用され、好ましくは5〜30重量%
の範囲で使用される。塗布法としてはスピンコード法、
ロールコート法、グラビアコート法、ディッピング法、
スクリーン印刷法などを採用できる。
より異なる。液晶表示素子用の補償板を例にすると、要
求される膜厚は2〜l〇−程度であるため通常は2〜5
0重量%の範囲で使用され、好ましくは5〜30重量%
の範囲で使用される。塗布法としてはスピンコード法、
ロールコート法、グラビアコート法、ディッピング法、
スクリーン印刷法などを採用できる。
(e)液晶性高分子を塗布後、溶媒を乾燥して除去し、
液晶性高分子が液晶性を示す温度で所定時間熱処理して
液晶性高分子を配向させたのち、ガラス転移点以下の温
度に冷却する。液晶性高分子を配向させるときの温度は
、液晶性高分子のガラス転移点以上であることが必要で
、液晶性高分子の等方性液体への転移温度より低いこと
が必要である。配向膜の界面効果による配向を助ける意
味でポリマーの粘性は低い方がよく、したがって温度は
高い方がよいが、あまり高いとコストの増大と作業性の
悪化を招き好ましくない。−殻内には50℃〜300℃
の範囲が好ましく、100℃〜250℃の範囲が特に好
ましい。また、液晶性高分子の相との関連では、この処
理温度において液晶性高分子はネマティック相またはコ
レステリック相であることが好ましく、スメクティック
相では高い粘性のため均一な配向は得られない。熱処理
時間はポリマーの組成1分子量によって異なるが、一般
には10秒〜60分の範囲が好ましく、30秒〜30分
の範囲が特に好ましい。処理時間が短すぎる場合には配
向が不十分となり、また、長すぎる場合には生産性が低
下し好ましくない。
液晶性高分子が液晶性を示す温度で所定時間熱処理して
液晶性高分子を配向させたのち、ガラス転移点以下の温
度に冷却する。液晶性高分子を配向させるときの温度は
、液晶性高分子のガラス転移点以上であることが必要で
、液晶性高分子の等方性液体への転移温度より低いこと
が必要である。配向膜の界面効果による配向を助ける意
味でポリマーの粘性は低い方がよく、したがって温度は
高い方がよいが、あまり高いとコストの増大と作業性の
悪化を招き好ましくない。−殻内には50℃〜300℃
の範囲が好ましく、100℃〜250℃の範囲が特に好
ましい。また、液晶性高分子の相との関連では、この処
理温度において液晶性高分子はネマティック相またはコ
レステリック相であることが好ましく、スメクティック
相では高い粘性のため均一な配向は得られない。熱処理
時間はポリマーの組成1分子量によって異なるが、一般
には10秒〜60分の範囲が好ましく、30秒〜30分
の範囲が特に好ましい。処理時間が短すぎる場合には配
向が不十分となり、また、長すぎる場合には生産性が低
下し好ましくない。
液晶配向が完成されてから液晶性高分子膜はガラス転移
点以下の温度に冷却されるが、これは配向の固定化を意
図しているためである。冷却速度は特に制限されず、加
熱雰囲気からガラス転移点以下の雰囲気に移すだけでよ
い。なお、液晶性高分子薄膜を配向固定化して、かつ室
温付近で用いる場合、液晶性高分子のガラス転移温度は
30℃以上であることが好ましい。これより低い場合、
固定化した配向構造が崩れる場合があり、好ましくない
。液晶性高分子薄膜3の膜厚は100μm以下であるこ
とが好ましく、特に50−以下であることが好ましい。
点以下の温度に冷却されるが、これは配向の固定化を意
図しているためである。冷却速度は特に制限されず、加
熱雰囲気からガラス転移点以下の雰囲気に移すだけでよ
い。なお、液晶性高分子薄膜を配向固定化して、かつ室
温付近で用いる場合、液晶性高分子のガラス転移温度は
30℃以上であることが好ましい。これより低い場合、
固定化した配向構造が崩れる場合があり、好ましくない
。液晶性高分子薄膜3の膜厚は100μm以下であるこ
とが好ましく、特に50−以下であることが好ましい。
100ハより厚くなると均一な配向を得ることが困難と
なる。
なる。
ところで、液晶性高分子はさきに述べたように、相系列
にコレステリック相またはネマティック相をもつものが
好ましく、両相の温度範囲で熱処理が行われることが好
ましい。この様な条件を満た15− 16− す液晶性高分子としては、次に示すような構造単位を有
するポリエステルをより好ましい例として示すことがで
きる。
にコレステリック相またはネマティック相をもつものが
好ましく、両相の温度範囲で熱処理が行われることが好
ましい。この様な条件を満た15− 16− す液晶性高分子としては、次に示すような構造単位を有
するポリエステルをより好ましい例として示すことがで
きる。
ジカルボン酸単位 ジオール単位k
X:水素原子、CQ、 Br等のハロゲン原子、低級ア
ルキル基、低級アルコキシ基 に:0〜2 −(CI(、+−n(nは2から20の整数)Ha −CH−Q(、−。
ルキル基、低級アルコキシ基 に:0〜2 −(CI(、+−n(nは2から20の整数)Ha −CH−Q(、−。
偽
証
−CH,−CH−CH,−CH,−。
四
薔
□□□珊2姻2珊2−9
λk
また、次の構造単位を有するポリエステルも例示できる
。
。
−CH2−CH,−1!Jl−CH,−CH,−CH自
Q 1 −C)12−CH−CH2−CH2−。
Q 1 −C)12−CH−CH2−CH2−。
Q
−CHよ−CI+2−CH−CH2−CH2−CH2−
などこれらの中でも特に次のものが好ましい。
などこれらの中でも特に次のものが好ましい。
−+CH−+ n (n=2,3,4,5,6,8
,10.12)本発明の液晶性高分子薄膜付基板におい
ては、用途によっては前記液晶性高分子に光学活性基を
導入したり、光学活性基を持つ液晶性高分子、低分子液
晶、非液晶性物質などを添加してコレステリック相を呈
するようにすることもできる。この様な用途としては円
偏光フィルター、ノツチフィルター、コレステリック相
の選択反射を利用した光メモリ−、STN型液晶表示素
子用色補償板等がある。この場合、配向膜に接する液晶
性高分子の分子はラビング方向に平行に配列し、厚み方
向に液晶性高分子のピッチに対応したねじれ構造をとる
ようになる。
,10.12)本発明の液晶性高分子薄膜付基板におい
ては、用途によっては前記液晶性高分子に光学活性基を
導入したり、光学活性基を持つ液晶性高分子、低分子液
晶、非液晶性物質などを添加してコレステリック相を呈
するようにすることもできる。この様な用途としては円
偏光フィルター、ノツチフィルター、コレステリック相
の選択反射を利用した光メモリ−、STN型液晶表示素
子用色補償板等がある。この場合、配向膜に接する液晶
性高分子の分子はラビング方向に平行に配列し、厚み方
向に液晶性高分子のピッチに対応したねじれ構造をとる
ようになる。
(実施例)
次に本発明を実施例により更に詳細に説明するが本発明
はこれら実施例に限定されるものではない。
はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1
ガラス基板上に第1表のPI−5の前駆体であるポリア
ミック酸のワニスをスピンコード法で約too。
ミック酸のワニスをスピンコード法で約too。
λの厚さに塗布し、ついで270℃で焼成してポリイミ
ド膜を形成した。ついでポリイミド膜上をテトロン植毛
布で一方向にこすり、ラビング処理を行った。
ド膜を形成した。ついでポリイミド膜上をテトロン植毛
布で一方向にこすり、ラビング処理を行った。
19−
一20〜
下記式(A)で示されるネマティック液晶性ポリエステ
ル系液晶性高分子のテトラクロロエタン溶液(15重量
%)を先の配向膜上にスピンコード法で塗布し、 −EO−(CH2)Il−伜00鴫倍H2(7)、CH
CH2軸・・・(A) ついで70℃で乾燥して膜厚約IHの液晶性高分子膜を
形成した。ついで、高分子(A)がネマティック相を呈
する130℃で30分間熱処理を行った。室温に急冷後
、得られた配向組織を観察したところ、モノドメインな
ホモジニアス配向であった。この試料を直交させた偏光
板で挟み、白色光に対する消光位の時の透過率T0と対
角位の時の透過率T44を測定し、両者の比T4G/T
oで配向の程度を評価した結果、本試料ではT4. /
T0=90であり、優れた一軸配向性が確認された。
ル系液晶性高分子のテトラクロロエタン溶液(15重量
%)を先の配向膜上にスピンコード法で塗布し、 −EO−(CH2)Il−伜00鴫倍H2(7)、CH
CH2軸・・・(A) ついで70℃で乾燥して膜厚約IHの液晶性高分子膜を
形成した。ついで、高分子(A)がネマティック相を呈
する130℃で30分間熱処理を行った。室温に急冷後
、得られた配向組織を観察したところ、モノドメインな
ホモジニアス配向であった。この試料を直交させた偏光
板で挟み、白色光に対する消光位の時の透過率T0と対
角位の時の透過率T44を測定し、両者の比T4G/T
oで配向の程度を評価した結果、本試料ではT4. /
T0=90であり、優れた一軸配向性が確認された。
実施例2〜3
ポリイミドとして第1表のPI−4またはPI−6を用
いたほかは、実施例1と同様にして液晶性高分子薄膜付
基板を作製した。これらの試料においても、均一なホモ
ジニアス配向が得られ、そのT4. /Toはそれぞれ
41.108ときわめて優れた一軸配向が確認された。
いたほかは、実施例1と同様にして液晶性高分子薄膜付
基板を作製した。これらの試料においても、均一なホモ
ジニアス配向が得られ、そのT4. /Toはそれぞれ
41.108ときわめて優れた一軸配向が確認された。
実施例4
液晶性高分子溶液として下記式(B)で示されるポリエ
ステル系液晶性高分子の15重量%フェノール/テトラ
クロロエタン(60:40重量比)溶液を、実施例1と
同様にして作製された配向処理基板上に塗布し、70℃
で乾燥して膜厚約1−の液晶性高分子膜を形成した。
ステル系液晶性高分子の15重量%フェノール/テトラ
クロロエタン(60:40重量比)溶液を、実施例1と
同様にして作製された配向処理基板上に塗布し、70℃
で乾燥して膜厚約1−の液晶性高分子膜を形成した。
ついで、高分子(B)がネマティック相を呈する200
℃で30分間熱処理を行った。室温に急冷後、得られた
配向組織を観察したところ、モノドメインなホモジニア
ス配向であった。この試料を直交させた偏光板で挟み、
白色光に対する消光位の時の透過率T0と対角位の時の
透過率T4Sを測定し、両者22− の比T4に/Toで配向の程度を評価した結果、本試料
ではT41i/To=100であり、優れた一軸配向性
が確認された。
℃で30分間熱処理を行った。室温に急冷後、得られた
配向組織を観察したところ、モノドメインなホモジニア
ス配向であった。この試料を直交させた偏光板で挟み、
白色光に対する消光位の時の透過率T0と対角位の時の
透過率T4Sを測定し、両者22− の比T4に/Toで配向の程度を評価した結果、本試料
ではT41i/To=100であり、優れた一軸配向性
が確認された。
実施例5
液晶性高分子溶液として上記高分子(B)と下記式(C
)で示されるポリエステル系液晶性高分子との混合物(
重量比95:15)の15重量2フェノール/テトラク
ロロエタン(60:40重量比)溶液を、実施例1と同
様にして作製された配向処理基板上に塗布し、70℃で
乾燥して膜厚約1【の液晶性高分子膜を形成した。
)で示されるポリエステル系液晶性高分子との混合物(
重量比95:15)の15重量2フェノール/テトラク
ロロエタン(60:40重量比)溶液を、実施例1と同
様にして作製された配向処理基板上に塗布し、70℃で
乾燥して膜厚約1【の液晶性高分子膜を形成した。
ついで、上記混合物がネマティック相を呈する200℃
で30分間熱処理を行った。室温に急冷後、得られた配
向組織を観察したところ、モノドメインな配向が得られ
た。この試料を偏光板で挟み、偏光解析を行った結果、
レターデーションは0.26河で、40’ねじれた構造
であることが判り、均一なねじれネマティック構造であ
ることが判明した。
で30分間熱処理を行った。室温に急冷後、得られた配
向組織を観察したところ、モノドメインな配向が得られ
た。この試料を偏光板で挟み、偏光解析を行った結果、
レターデーションは0.26河で、40’ねじれた構造
であることが判り、均一なねじれネマティック構造であ
ることが判明した。
実施例6
液晶性高分子溶液として下記式(D)で示されるアクリ
ル系側鎖型液晶性高分子の10重量%N、N−ジメチル
ホルムアミド溶液を、実施例1と同様にして作製された
配向処理基板上に塗布し、70℃で擦燥して膜厚約0.
8μmの液晶性高分子膜を形成した。
ル系側鎖型液晶性高分子の10重量%N、N−ジメチル
ホルムアミド溶液を、実施例1と同様にして作製された
配向処理基板上に塗布し、70℃で擦燥して膜厚約0.
8μmの液晶性高分子膜を形成した。
ついで、高分子(D)がネマティック相を呈する115
℃で30分間熱処理を行った。室温に急冷後、得られた
配向組織をwt察したところ、モノドメインな配向が得
られた。この試料を直交した偏光板で挟み白色光に対す
る消光位の時の透過率TI、と対角位の時の透過率T4
sを測定し、両者の比T45/T0で、配向の程度を評
価した結果、本試料ではT4s/To=50であり、優
れた一軸配向性が確認された。
℃で30分間熱処理を行った。室温に急冷後、得られた
配向組織をwt察したところ、モノドメインな配向が得
られた。この試料を直交した偏光板で挟み白色光に対す
る消光位の時の透過率TI、と対角位の時の透過率T4
sを測定し、両者の比T45/T0で、配向の程度を評
価した結果、本試料ではT4s/To=50であり、優
れた一軸配向性が確認された。
実施例7
ポリエーテルスルホンフィルム(住友ベークライト製F
ST−1330)上に第1表のPI−6の前駆体である
3− 24− ポリアミック酸のワニスをスピンコード法で約1000
人の厚さに塗布し、ついで170℃で焼成してポリイミ
ド膜を形成した。ついでポリイミド膜上をテトロン植毛
布で一方向にこすり、ラビング処理を行った。
ST−1330)上に第1表のPI−6の前駆体である
3− 24− ポリアミック酸のワニスをスピンコード法で約1000
人の厚さに塗布し、ついで170℃で焼成してポリイミ
ド膜を形成した。ついでポリイミド膜上をテトロン植毛
布で一方向にこすり、ラビング処理を行った。
ネマティック液晶性ポリエステル系液晶性高分子(A)
のテトラクロロエタン溶液(15重量%)を先の配向膜
上にスピンコード法で塗布し、ついで70℃で乾燥して
膜厚約1μmの液晶性高分子膜を形成した。ついで、高
分子(A)がネマティック相を呈する130℃で30分
間熱処理を行った。室温に急冷後、得られた配向組織を
観察したところ、モノドメインなホモジニアス配向であ
った。この試料を直交させた偏光板で挟み、白色光に対
する消光位の時の透過率T。と対角位の時の透過率T4
Sを測定し、両者の比T45/Toで、配向の程度を評
価した。その結果、本試料では丁4./To=95であ
り、優れた一軸配向性が確認された。
のテトラクロロエタン溶液(15重量%)を先の配向膜
上にスピンコード法で塗布し、ついで70℃で乾燥して
膜厚約1μmの液晶性高分子膜を形成した。ついで、高
分子(A)がネマティック相を呈する130℃で30分
間熱処理を行った。室温に急冷後、得られた配向組織を
観察したところ、モノドメインなホモジニアス配向であ
った。この試料を直交させた偏光板で挟み、白色光に対
する消光位の時の透過率T。と対角位の時の透過率T4
Sを測定し、両者の比T45/Toで、配向の程度を評
価した。その結果、本試料では丁4./To=95であ
り、優れた一軸配向性が確認された。
(発明の効果)
本発明の液晶性高分子液晶付基板は、破断伸びが15%
以下で耐溶剤性に優れたポリイミド膜を用いているため
、液晶性高分子を溶液塗布法で形成しても配向劣化が全
くなく、きわめて均一な液晶性高分子の配向が得られる
。そのためオプトエレクトロニクス分野においてきわめ
て有用である。
以下で耐溶剤性に優れたポリイミド膜を用いているため
、液晶性高分子を溶液塗布法で形成しても配向劣化が全
くなく、きわめて均一な液晶性高分子の配向が得られる
。そのためオプトエレクトロニクス分野においてきわめ
て有用である。
また、本発明の液晶性高分子薄膜付基板は、通常の液晶
表示素子とは異なり、基板を一枚しか用いないため素子
をきわめて薄くかつ軽く作製できるという利点を有して
いる。
表示素子とは異なり、基板を一枚しか用いないため素子
をきわめて薄くかつ軽く作製できるという利点を有して
いる。
第1図は本発明による液晶性高分子薄膜付基板の断面図
、第2図は本発明による液晶性高分子薄膜付基板の作製
方法の説明図である。 1・・・基板 2・・・配向膜
、第2図は本発明による液晶性高分子薄膜付基板の作製
方法の説明図である。 1・・・基板 2・・・配向膜
Claims (1)
- (1)基板と、その基板上に形成された配向膜と、その
配向膜上に形成されたサーモトロピック液晶性高分子薄
膜とを主構成要素としてなり、該配向膜は該基板上に塗
工された破断伸びが15%以下のポリイミドであり、か
つラビング処理されたものであることを特徴とする液晶
性高分子薄膜付基板。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9481490A JP2646281B2 (ja) | 1990-04-09 | 1990-04-09 | 液晶性高分子薄膜付基板 |
US07/681,898 US5250214A (en) | 1990-04-09 | 1991-04-08 | Liquid crystal color display device provided with a color filter film and an optical phase plate comprising liquid crystal polymer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9481490A JP2646281B2 (ja) | 1990-04-09 | 1990-04-09 | 液晶性高分子薄膜付基板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03291633A true JPH03291633A (ja) | 1991-12-20 |
JP2646281B2 JP2646281B2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=14120526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9481490A Expired - Lifetime JP2646281B2 (ja) | 1990-04-09 | 1990-04-09 | 液晶性高分子薄膜付基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2646281B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5730899A (en) * | 1994-09-26 | 1998-03-24 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Optically anisotropic film |
-
1990
- 1990-04-09 JP JP9481490A patent/JP2646281B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5730899A (en) * | 1994-09-26 | 1998-03-24 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Optically anisotropic film |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2646281B2 (ja) | 1997-08-27 |
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