JPH03284620A - 腸管洗浄用組成物 - Google Patents
腸管洗浄用組成物Info
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- JPH03284620A JPH03284620A JP19211090A JP19211090A JPH03284620A JP H03284620 A JPH03284620 A JP H03284620A JP 19211090 A JP19211090 A JP 19211090A JP 19211090 A JP19211090 A JP 19211090A JP H03284620 A JPH03284620 A JP H03284620A
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- JP
- Japan
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- composition
- present
- intestinal cleansing
- intestinal
- prepared
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- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は腸管洗浄用組成物、詳しくは便秘の処置、注腸
X線検査や大腸内視鏡検査、大腸手術等の前処置等に利
用される腸管洗浄用組成物に関する。
X線検査や大腸内視鏡検査、大腸手術等の前処置等に利
用される腸管洗浄用組成物に関する。
従来技術とその問題点
従来、注腸X線検査や大腸内視鏡検査、大腸手術等の前
処置等は、主としてブラウン(Brownj法、即ち低
残渣、低脂肪の食餌制限と塩類下剤及び接触性下剤の投
与を行なうか、注腸は行なわない所謂ドライ法(dry
method)によって行なわれてきたが、このブラ
ウン法は、塩類下剤が飲みにくく、急激に下痢をきたす
ため高齢者や虚弱者には耐え難いこと、塩類下剤の効果
をあげるために大量の水分を摂取しなければならず、こ
のため心不全患者や腎障害のある患者では受入れられな
いこと、X線学的には有半結腸の清浄が難しく、残渣が
残りがちであること等の重大な欠点があった。
処置等は、主としてブラウン(Brownj法、即ち低
残渣、低脂肪の食餌制限と塩類下剤及び接触性下剤の投
与を行なうか、注腸は行なわない所謂ドライ法(dry
method)によって行なわれてきたが、このブラ
ウン法は、塩類下剤が飲みにくく、急激に下痢をきたす
ため高齢者や虚弱者には耐え難いこと、塩類下剤の効果
をあげるために大量の水分を摂取しなければならず、こ
のため心不全患者や腎障害のある患者では受入れられな
いこと、X線学的には有半結腸の清浄が難しく、残渣が
残りがちであること等の重大な欠点があった。
最近、上記ブラウン法に代って、ポリエチレングリコー
ルを主成分とし、これに電解質を加えた非吸収性、非分
泌性の腸管洗浄剤の研究開発がなされ、これは米国等で
既に市販(製品名:Golylely 、Co1yte
)されている。また上記市販品を改良する研究も行なわ
れている〔特表昭63−500523号公報参照〕 (
以下、これらの製品をrPEG−ELSJという)。こ
れらの洗浄剤は非吸収性、非分泌性であるため心不全や
腎障害患者等に対しても投与適用可能である利点を有し
ている。しかしながら、該PEG−ELSの洗浄効果は
、前記ブラウン法における下剤とほぼ同等であるにすぎ
ず、いまだ充分満足できるものではない。しかもPEG
−ELSは、その投与適用の際に生じる気泡が誤診の原
因となる難点があり、味、臭等にも問題があり、またポ
リエチレングリコールは溶解度が低いことから一定の効
果を有する量を溶解させるためには多量の水分が必要と
なり、このため服用困難な欠点もあり、更にポリエチレ
ングリコールは、患者によっては腸粘膜や肛門に炎症等
の副作用を引き起こす可能性もある。
ルを主成分とし、これに電解質を加えた非吸収性、非分
泌性の腸管洗浄剤の研究開発がなされ、これは米国等で
既に市販(製品名:Golylely 、Co1yte
)されている。また上記市販品を改良する研究も行なわ
れている〔特表昭63−500523号公報参照〕 (
以下、これらの製品をrPEG−ELSJという)。こ
れらの洗浄剤は非吸収性、非分泌性であるため心不全や
腎障害患者等に対しても投与適用可能である利点を有し
ている。しかしながら、該PEG−ELSの洗浄効果は
、前記ブラウン法における下剤とほぼ同等であるにすぎ
ず、いまだ充分満足できるものではない。しかもPEG
−ELSは、その投与適用の際に生じる気泡が誤診の原
因となる難点があり、味、臭等にも問題があり、またポ
リエチレングリコールは溶解度が低いことから一定の効
果を有する量を溶解させるためには多量の水分が必要と
なり、このため服用困難な欠点もあり、更にポリエチレ
ングリコールは、患者によっては腸粘膜や肛門に炎症等
の副作用を引き起こす可能性もある。
本発明者らは、上記PEG−ELSに見られる各種の欠
点を解消、是正し、より適用が容易で、しかも洗浄効果
に優れた新しい腸管洗浄剤の研究開発を目的として鋭意
研究を重ねてきた。その過程で、エリトリトール及び/
又はキシリトールを主成分としこれに特定の電解質成分
の所定量を配合してなる組成物が、実に驚くべきことに
、優れた洗浄効果を発揮し、味、臭等の点でも従来のこ
の種洗浄剤に勝っており、気泡の発生もないか或いは発
生しても速やかに消失し、またマンニトールにみられる
ように腸内細菌で醗酵せず、診断には全く悪影響のない
ことを見出し、ここに本発明を完成するに至った。
点を解消、是正し、より適用が容易で、しかも洗浄効果
に優れた新しい腸管洗浄剤の研究開発を目的として鋭意
研究を重ねてきた。その過程で、エリトリトール及び/
又はキシリトールを主成分としこれに特定の電解質成分
の所定量を配合してなる組成物が、実に驚くべきことに
、優れた洗浄効果を発揮し、味、臭等の点でも従来のこ
の種洗浄剤に勝っており、気泡の発生もないか或いは発
生しても速やかに消失し、またマンニトールにみられる
ように腸内細菌で醗酵せず、診断には全く悪影響のない
ことを見出し、ここに本発明を完成するに至った。
問題点を解決するための手段
即ち、本発明は下記組成範囲の成分を含有し、液剤形態
である腸管洗浄用組成物、並びに溶解時に下記組成範囲
の成分となる用時溶解剤形態である上記腸管洗浄用組成
物及び硫酸ナトリウム、塩化カリウム、塩化ナトリウム
及び炭酸水素ナトリウムからなる群から選ばれる電解質
を用いてなる上記腸管洗浄用組成物に係わる。
である腸管洗浄用組成物、並びに溶解時に下記組成範囲
の成分となる用時溶解剤形態である上記腸管洗浄用組成
物及び硫酸ナトリウム、塩化カリウム、塩化ナトリウム
及び炭酸水素ナトリウムからなる群から選ばれる電解質
を用いてなる上記腸管洗浄用組成物に係わる。
Na+35〜150 mEq/A’
に+5〜20 mEq/A’
CA’−20〜50 mEq/A’
HCO3−0〜 30 mEq/A’SO4’
0〜100 mEq/10本発明の腸管洗浄
用組成物は、上記特定組成を有することに基づいて、優
れた洗浄効果を発揮し、味、臭等点でも服用が容易であ
り、気泡の発生もないか或いは発生しても速やかに消失
し、また腸内細菌でほとんど醗酵せず、診断には全く悪
影響がない優れた特徴を有している。
0〜100 mEq/10本発明の腸管洗浄
用組成物は、上記特定組成を有することに基づいて、優
れた洗浄効果を発揮し、味、臭等点でも服用が容易であ
り、気泡の発生もないか或いは発生しても速やかに消失
し、また腸内細菌でほとんど醗酵せず、診断には全く悪
影響がない優れた特徴を有している。
本発明において用いられるエリトリトールは、蔗糖の約
80%の甘味を有するテトロースアルコールの一種であ
り、下式(1)の構造を有する。
80%の甘味を有するテトロースアルコールの一種であ
り、下式(1)の構造を有する。
H20H
C0H
HCOH(1)
H20H
また、キシリトールは、蔗糖とほぼ同程度の甘味を有す
るペントースアルコールの一種であり、下式(2)の構
造を有する。
るペントースアルコールの一種であり、下式(2)の構
造を有する。
H20H
)(Co)I
(
HOCH(2)
COH
H20H
本発明腸管洗浄用組成物は、上記エリトリh−ル及び/
又はキシリトールを11当り5.0〜35゜Og、好ま
しくは8〜30g含有することを必須とし、これに基づ
いて以下の如き優れた効果を奏し得る。即ち、エリトリ
トール及びキシリトールは、両者共胃腸管にほとんど吸
収されず、たとえ吸収されてもそのまま排泄されるため
人体にとって全く悪影響はない。また結腸細菌によって
ほとんど発酵されない。従って、これらは、適用される
患者によって、例えばボリプ切除手術時に爆発を起こし
たり、鼓腸等の不快感を引起こす水素ガス等のガス状生
産物等に代謝されたり、生体に吸収される生産物に代謝
されるおそれもなく、更に腸粘膜に悪影響を及ぼさない
利点がある。加えてエリトリトールやキシリトールは、
腸管の嬬動運動によって気泡が発生しにくく、たとえ発
生しても速やかに消失するという利点を有している。
又はキシリトールを11当り5.0〜35゜Og、好ま
しくは8〜30g含有することを必須とし、これに基づ
いて以下の如き優れた効果を奏し得る。即ち、エリトリ
トール及びキシリトールは、両者共胃腸管にほとんど吸
収されず、たとえ吸収されてもそのまま排泄されるため
人体にとって全く悪影響はない。また結腸細菌によって
ほとんど発酵されない。従って、これらは、適用される
患者によって、例えばボリプ切除手術時に爆発を起こし
たり、鼓腸等の不快感を引起こす水素ガス等のガス状生
産物等に代謝されたり、生体に吸収される生産物に代謝
されるおそれもなく、更に腸粘膜に悪影響を及ぼさない
利点がある。加えてエリトリトールやキシリトールは、
腸管の嬬動運動によって気泡が発生しにくく、たとえ発
生しても速やかに消失するという利点を有している。
これは従来のポリエチレングリコールを用いた腸管洗浄
剤において克服できず、その利用による誤診の原因の一
つとなっていた重大な欠点を解消するものであり、この
点からも本発明の腸管洗浄用組成物は従来のこの種洗浄
剤に比し優れたものであるといえる。
剤において克服できず、その利用による誤診の原因の一
つとなっていた重大な欠点を解消するものであり、この
点からも本発明の腸管洗浄用組成物は従来のこの種洗浄
剤に比し優れたものであるといえる。
本発明組成物は、上記エリトリトール及び/又はキシリ
トールと共に、前記した組成の特定電解質イオンの所定
量を含有することを必須とする。
トールと共に、前記した組成の特定電解質イオンの所定
量を含有することを必須とする。
これらの配合は、本発明組成物を患者に適用した際、該
患者の生体より失われる正味の電解質を充分に補給し、
実質的に生体からの電解質の損失を防止し、これにより
組織の電解質バランスを維持し、正常な状態での観察を
可能とするものである。
患者の生体より失われる正味の電解質を充分に補給し、
実質的に生体からの電解質の損失を防止し、これにより
組織の電解質バランスを維持し、正常な状態での観察を
可能とするものである。
上記電解質イオンの配合量は、前記した特定範囲、より
好ましくはNa 40〜135 mEQ/A!。
好ましくはNa 40〜135 mEQ/A!。
K+7〜13 mEq/l、 C11−24〜46 m
Eq/II、 HCO3−14〜26 mEq/A’及
ヒ50420〜85mEq/A’から選ばれることが重
要であり、これによって上記本発明に特有の効果を奏し
得る。
Eq/II、 HCO3−14〜26 mEq/A’及
ヒ50420〜85mEq/A’から選ばれることが重
要であり、これによって上記本発明に特有の効果を奏し
得る。
かかる電解質イオンを提供できる化合物は、特に限定さ
れるものではないが、通常硫酸ナトリウム、塩化カリウ
ム、塩化ナトリウム及び炭酸水素ナトリウムから選択さ
れるのが好ましい。
れるものではないが、通常硫酸ナトリウム、塩化カリウ
ム、塩化ナトリウム及び炭酸水素ナトリウムから選択さ
れるのが好ましい。
尚、本発明組成物は、甘味無臭のエリトリh−ル及び/
又はキシリトールを使用しているので、ポリエチレング
リコールを用いる市販品のように油臭味を呈することは
なく、また硫酸ナトリウムや硫酸カリウムを配合した時
に、それらに由来する辛味やえぐ味を増長させるこきも
なく、むしろ之等の嫌味を隠蔽する効果があり、服用の
容易性を保証する利点かある。尚、上記硫酸ナトリウム
や硫酸カリウムの配合量を少なくする場合は、洗浄効果
維持のためにエリトリトール又はキシリトールの配合量
を多くするのが望ましい。
又はキシリトールを使用しているので、ポリエチレング
リコールを用いる市販品のように油臭味を呈することは
なく、また硫酸ナトリウムや硫酸カリウムを配合した時
に、それらに由来する辛味やえぐ味を増長させるこきも
なく、むしろ之等の嫌味を隠蔽する効果があり、服用の
容易性を保証する利点かある。尚、上記硫酸ナトリウム
や硫酸カリウムの配合量を少なくする場合は、洗浄効果
維持のためにエリトリトール又はキシリトールの配合量
を多くするのが望ましい。
本発明組成物には、更に一層飲みやすさを向上させるた
めに、例えばサッカリンナトリウム等の矯味剤、フルー
ツエッセンス等の適当な香料等を適宜添加配合すること
もできる。
めに、例えばサッカリンナトリウム等の矯味剤、フルー
ツエッセンス等の適当な香料等を適宜添加配合すること
もできる。
本発明組成物は、例えば上記所定量範囲のエリトリトー
ル及び/又はキシリトールを上記電解質混合物に溶液を
11とするに充分量の水及び必要に応じて他の添加剤成
分を加えて混和することにより液剤形態に調製すること
かできる。該液剤は汎用されている例えはカラスバイア
ルや合成樹脂製等の適当な充填容器に充填して製品とさ
れる。
ル及び/又はキシリトールを上記電解質混合物に溶液を
11とするに充分量の水及び必要に応じて他の添加剤成
分を加えて混和することにより液剤形態に調製すること
かできる。該液剤は汎用されている例えはカラスバイア
ルや合成樹脂製等の適当な充填容器に充填して製品とさ
れる。
また本発明組成物は、濃縮製剤、粉末製剤等の用時溶解
剤形態等であることもてきる。粉末製剤は、例えばエリ
トリトールやキシリトールと各電解質化合物の結晶とを
粉末化し、適当な薬包紙で包装することにより調製でき
る。上記用時溶解剤は、−回の服用量をその濃度か上記
液剤の範囲内になるように、水で溶解希釈して調製、適
用できる。
剤形態等であることもてきる。粉末製剤は、例えばエリ
トリトールやキシリトールと各電解質化合物の結晶とを
粉末化し、適当な薬包紙で包装することにより調製でき
る。上記用時溶解剤は、−回の服用量をその濃度か上記
液剤の範囲内になるように、水で溶解希釈して調製、適
用できる。
かくして調製される本発明組成物は、腸管洗浄等の目的
で用いられる場合、これを適用すべき患者等に応じてそ
の適用量を適宜決定できる。絞量は個人差はあるが、一
般には1日1回約1000〜3000y/を目安とする
ことができる。その服用速度としては、通常約15〜2
5zl!/分程度(約0.9〜1.5117時程度)を
採用するのがよく、該服用は通常経口であるが、これに
限定されず例えば経鼻的等であってもよい。
で用いられる場合、これを適用すべき患者等に応じてそ
の適用量を適宜決定できる。絞量は個人差はあるが、一
般には1日1回約1000〜3000y/を目安とする
ことができる。その服用速度としては、通常約15〜2
5zl!/分程度(約0.9〜1.5117時程度)を
採用するのがよく、該服用は通常経口であるが、これに
限定されず例えば経鼻的等であってもよい。
また、本発明組成物は、食事と共にその適量を服用乃至
摂取させること等によって、便秘の処置等にも利用する
ことができる。
摂取させること等によって、便秘の処置等にも利用する
ことができる。
実 施 例
以下、本発明を更に詳しく説明するため本発明腸管洗浄
用組成物の調製例を実施例として挙げ、次いでその効果
を明らかにする実験例を挙げる。
用組成物の調製例を実施例として挙げ、次いでその効果
を明らかにする実験例を挙げる。
実施例 1
エリトリトール(和光紬薬社製)及びその他の各成分を
下記第1表に示す量で水に溶かし、攪拌、混合して、液
剤形態の本発明の腸管洗浄用組成物を調製した。
下記第1表に示す量で水に溶かし、攪拌、混合して、液
剤形態の本発明の腸管洗浄用組成物を調製した。
上記溶液の浸透圧(重量オスモル濃度)を氷点降下度に
よって測定した結果は、283 mosm/ lであっ
た。
よって測定した結果は、283 mosm/ lであっ
た。
実施例 2
実施例1と同様にして、下記第2表に示す組成の本発明
腸管洗浄用組成物を調製した。
腸管洗浄用組成物を調製した。
第 2 表
上記溶液の浸透圧を実施例1と同様にして求めた結果、
283 m05m/ l テあツタ。
283 m05m/ l テあツタ。
実施例 3
実施例1と同様にして、下記第3表に示す組成の本発明
腸管洗浄用組成物を調製した。
腸管洗浄用組成物を調製した。
第 3 表
上記溶液の浸透圧を実施例1と同様にして求めた結果、
302 mosm/ /であった。
302 mosm/ /であった。
実施例 4
実施例1と同様にして、下記第4表に示す組成の本発明
腸管洗浄用組成物を調製した。
腸管洗浄用組成物を調製した。
第 4 表
上記溶液の浸透圧を実施例1と同様にして求めた結果、
341 m05m/ lテあツタ。
341 m05m/ lテあツタ。
実施例 5
実施例1と同様にして、キシリトール(エーザイ社製)
及びその他の各成分が下記第5表に示す組成の本発明腸
管洗浄用組成物を調製した。
及びその他の各成分が下記第5表に示す組成の本発明腸
管洗浄用組成物を調製した。
第
5
表
上記溶液の浸透圧を実施例1と同様にして求めた結果、
283 mosm/ I!であった。
283 mosm/ I!であった。
実施例 6
実施例1と同様にして、下記第6表に示す組成の本発明
腸管洗浄用組成物を調製した。
腸管洗浄用組成物を調製した。
第 6 表
上記溶液の浸透圧を実施例1と同様にして求めた結果、
376 m05m/ I!であった。
376 m05m/ I!であった。
実施例 7
実施例1と同様にして、下記第7表に示す組成の本発明
腸管洗浄用組成物を調製した。
腸管洗浄用組成物を調製した。
第 7 表
上記溶液の浸透圧を実施例1と同様にして求めた結果、
283 mosm/ l テあツタ。
283 mosm/ l テあツタ。
実施例 8
実施例1と同様にして、下記第8表に示す組成の本発明
腸管洗浄用組成物を調製した。
腸管洗浄用組成物を調製した。
第 8 表
実施例 10
実施例1と同様にして、下記第10表に示す組成の本発
明腸管洗浄用組成物を調製した。
明腸管洗浄用組成物を調製した。
第 10 表
上記溶液の浸透圧を実施例1と同様にして求めた結果、
297 mos+n/ lであった。
297 mos+n/ lであった。
実施例 9
実施例1と同様にして、下記第9表に示す組成の本発明
腸管洗浄用組成物を調製した。
腸管洗浄用組成物を調製した。
実施例 11
エリトリトールの粉末19.94g。
Na2SO411,38g5NaHCO33,36g、
NaCl2.92g及びKCl1.50gの結晶を混合
し、混合物を薬包紙に包み、用時溶解用粉末製剤を調製
した。
NaCl2.92g及びKCl1.50gの結晶を混合
し、混合物を薬包紙に包み、用時溶解用粉末製剤を調製
した。
上記用時溶解粉末製剤は、以下のようにして液剤に調製
することができる。即ち、21のボトルに水を適量入れ
、これに上記粉末製剤を加えてよく振り完全に溶解させ
た後、水を追加して全体を21とする。かくして、1回
服用分の液剤を調製できる。
することができる。即ち、21のボトルに水を適量入れ
、これに上記粉末製剤を加えてよく振り完全に溶解させ
た後、水を追加して全体を21とする。かくして、1回
服用分の液剤を調製できる。
実施例 12
エリトリトール40.4g、NaHCO33,36g、
NaCl2.92g及びKCI!1.50gを水に溶か
し、全体を400xlとして、濃縮液剤形態の本発明の
腸管洗浄用組成物(エリトリトール濃度:10.1%W
/V)を調製した。
NaCl2.92g及びKCI!1.50gを水に溶か
し、全体を400xlとして、濃縮液剤形態の本発明の
腸管洗浄用組成物(エリトリトール濃度:10.1%W
/V)を調製した。
この濃縮液剤は、これを水で希釈して全体を21とする
ことにより、1回服用分の液剤に調製できる。
ことにより、1回服用分の液剤に調製できる。
実験例 1 洗浄効果試験
食餌を自由摂取させた盲腸切除ラット(ウィスター系ラ
ット、体重約250g、1群8匹)を供試動物として用
い、各群ラットにそれぞれ本発明実施例1で調製した腸
管洗浄用組成物(本発明群l)、同2〜8で調製した各
組成物(本発明群■〜■)、市販の腸管洗浄剤(下記第
11表、比較群■)並びに特表昭63−500523号
公報中、実施例3に記載の腸管洗浄剤(下記第12表、
比較群■)を、それぞれ20xl/kg1回の割合で1
0分間隔で8回経口投与した。
ット、体重約250g、1群8匹)を供試動物として用
い、各群ラットにそれぞれ本発明実施例1で調製した腸
管洗浄用組成物(本発明群l)、同2〜8で調製した各
組成物(本発明群■〜■)、市販の腸管洗浄剤(下記第
11表、比較群■)並びに特表昭63−500523号
公報中、実施例3に記載の腸管洗浄剤(下記第12表、
比較群■)を、それぞれ20xl/kg1回の割合で1
0分間隔で8回経口投与した。
第 11 表
第 12 表
尚、対照群として何らの洗浄剤(組成物)をも投与しな
い非投与ラット群を設けた。
い非投与ラット群を設けた。
各群ラットにつき、投与終了から水様便及び軟便排泄ま
での時間(排泄終了時速の時間)を測定し、これを各洗
浄剤試料の即効性の指標とした。
での時間(排泄終了時速の時間)を測定し、これを各洗
浄剤試料の即効性の指標とした。
また、上記投与終了の2時間後に、ネンブタール麻酔下
で各群ラットを層殺し、それらの消化管(胃〜腸)内容
物を生理食塩水で洗いだした。洗液を遠心分離(300
0rpmx5分)し、残渣を60℃で5日間乾燥させた
後、各重量を測定して消化管内容物乾燥重量とした。
で各群ラットを層殺し、それらの消化管(胃〜腸)内容
物を生理食塩水で洗いだした。洗液を遠心分離(300
0rpmx5分)し、残渣を60℃で5日間乾燥させた
後、各重量を測定して消化管内容物乾燥重量とした。
得られた結果を第1図(消化管内容物乾燥重量)及び第
2図(水様便排泄までの時間)に示す。
2図(水様便排泄までの時間)に示す。
各図におけるプロットは各群ラット総合の平均値を示し
、第1図における該値の本印は、対照群に対してp<Q
、05を、本本印は同p<Q、01をそれぞれ示す。
、第1図における該値の本印は、対照群に対してp<Q
、05を、本本印は同p<Q、01をそれぞれ示す。
第1図及び第2図より、本発明組成物は、市販品と比べ
て腸洗浄効果及び即効性の点において優れたものである
ことか判る。
て腸洗浄効果及び即効性の点において優れたものである
ことか判る。
第1図は本発明実験例1に従う消化管内洗浄試験による
消化管内容物乾燥重量を示すグラフであり、第2図は同
試験における水様便排泄までの時間を求めたグラフであ
る。 (以 上)
消化管内容物乾燥重量を示すグラフであり、第2図は同
試験における水様便排泄までの時間を求めたグラフであ
る。 (以 上)
Claims (3)
- (1)下記組成範囲の成分を含有し、液剤形態であるこ
とを特徴とする腸管洗浄用組成物。 エリトリトール 及び/又はキシリトール:5.0〜35.0g/lNa
^+:35〜150mEq/l K^+:5〜20mEq/l Cl^−:20〜50mEq/l HCO_3^−:0〜30mEq/l SO_4^2^−:0〜100mEq/l - (2)溶解時に請求項(1)記載の組成範囲の成分とな
る用時溶解剤形態であることを特徴とする腸管洗浄用組
成物。 - (3)硫酸ナトリウム、塩化カリウム、塩化ナトリウム
及び炭酸水素ナトリウムからなる群から選ばれる電解質
を用いる請求項(1)又は(2)記載の腸管洗浄用組成
物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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