JPH03271330A - ステンレス冷延鋼帯の焼鈍方法 - Google Patents
ステンレス冷延鋼帯の焼鈍方法Info
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- JPH03271330A JPH03271330A JP6954590A JP6954590A JPH03271330A JP H03271330 A JPH03271330 A JP H03271330A JP 6954590 A JP6954590 A JP 6954590A JP 6954590 A JP6954590 A JP 6954590A JP H03271330 A JPH03271330 A JP H03271330A
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- stainless steel
- descaling
- steel strip
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- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、ステンレス冷延鋼帯の連続焼鈍方法に関し、
より詳しくは連続焼鈍酸洗ラインにおいて、焼鈍に引続
いて行われる酸洗等の脱スケールに要する時間及び設備
を短縮し、しかも良好な表面状態の得られる焼鈍方法に
関するものである。
より詳しくは連続焼鈍酸洗ラインにおいて、焼鈍に引続
いて行われる酸洗等の脱スケールに要する時間及び設備
を短縮し、しかも良好な表面状態の得られる焼鈍方法に
関するものである。
[従来の技術]
周知のようにステンレス鋼帯は、その仕上げ製造工程に
おいて冷間圧延及び焼鈍を行い所定の材質の製品とされ
る。このような製造過程における焼鈍方法としては、一
般に、コイル状から巻戻した銅帯を、液化石油ガス(L
PG)あるいは液化天然ガス(LNG)を空気比を1.
0−1.5で燃焼させた燃焼生成ガスを焼鈍炉に連続的
に送り込んで連続焼鈍する方法が広く採用されている。
おいて冷間圧延及び焼鈍を行い所定の材質の製品とされ
る。このような製造過程における焼鈍方法としては、一
般に、コイル状から巻戻した銅帯を、液化石油ガス(L
PG)あるいは液化天然ガス(LNG)を空気比を1.
0−1.5で燃焼させた燃焼生成ガスを焼鈍炉に連続的
に送り込んで連続焼鈍する方法が広く採用されている。
このような焼鈍によって銅帯表面に生成される酸化スケ
ールは、ステンレス鋼本来の耐食性や美観を損なうから
美麗かつ完全に除去する必要があり、したがってステン
レス冷延鋼帯の焼鈍ラインには酸洗等の脱スケール設備
を組込んで一連の焼鈍酸洗ラインとするのが通常である
。
ールは、ステンレス鋼本来の耐食性や美観を損なうから
美麗かつ完全に除去する必要があり、したがってステン
レス冷延鋼帯の焼鈍ラインには酸洗等の脱スケール設備
を組込んで一連の焼鈍酸洗ラインとするのが通常である
。
ステンレス鋼帯は耐食性以外に表面性状が優れているこ
とから装飾や意匠性の性格の強い部材にも多く用いられ
ており、このため、これらのステンレス銅帯はそれぞれ
の使用目的に応じて種々の表面状態に仕上げられる。J
IS G4305「冷間圧延ステンレス鋼帯」および
JIS G4307「冷間圧延ステンレス鋼帯」に規
定されるNo、2DもしくはNo、 2 B仕上げは、
冷間圧延後、熱処理、酸洗を施した後、つや消しロール
等により冷間圧延をして仕上げる工程を経て製造される
。
とから装飾や意匠性の性格の強い部材にも多く用いられ
ており、このため、これらのステンレス銅帯はそれぞれ
の使用目的に応じて種々の表面状態に仕上げられる。J
IS G4305「冷間圧延ステンレス鋼帯」および
JIS G4307「冷間圧延ステンレス鋼帯」に規
定されるNo、2DもしくはNo、 2 B仕上げは、
冷間圧延後、熱処理、酸洗を施した後、つや消しロール
等により冷間圧延をして仕上げる工程を経て製造される
。
しかしながら酸洗後の表向性状が最終製品としての表面
状態に大きな影響を与えるため、酸化スケールの性状と
酸洗方法はステンレス鋼帯の製品価値を決定する大きな
要因となっている。
状態に大きな影響を与えるため、酸化スケールの性状と
酸洗方法はステンレス鋼帯の製品価値を決定する大きな
要因となっている。
このため、従来のステンレス冷延鋼帯の連続焼鈍酸洗ラ
インにおいては、焼鈍後の脱スケール方0法として溶融
アルカリ塩処理もしくは中性塩電解処理等の前処理と酸
洗とを組合わせた方法が採用されている。しかしながら
上述のような脱スケール方法を適用した連続焼鈍酸洗ラ
インでは、長大な脱スケール設備で長時間の処理時間を
必要とする。
インにおいては、焼鈍後の脱スケール方0法として溶融
アルカリ塩処理もしくは中性塩電解処理等の前処理と酸
洗とを組合わせた方法が採用されている。しかしながら
上述のような脱スケール方法を適用した連続焼鈍酸洗ラ
インでは、長大な脱スケール設備で長時間の処理時間を
必要とする。
上述のような問題を解決するためステンレス冷延鋼帯の
製造において、除去しやすい酸化スケールを焼鈍時に生
成させる方策と、焼鈍後の脱スケール処理能力を高める
方策との両面から種々提案がなされている。
製造において、除去しやすい酸化スケールを焼鈍時に生
成させる方策と、焼鈍後の脱スケール処理能力を高める
方策との両面から種々提案がなされている。
例えば、特開昭59−232233号公報では、コーク
ス炉ガスを空気比1.0〜1.5の範囲で燃焼させた雰
囲気内でステンレス冷延鋼帯を焼鈍する方法が提示され
ている。これは従来使用されていた液化石油ガス、液化
天然ガス等の燃焼ガスによる場合と比較して脱スケール
処理を従来より効率よく行なおうというものであり、容
易に除去可能な酸化スケールを生成して脱スケール処理
時間を短縮しようとするものである。
ス炉ガスを空気比1.0〜1.5の範囲で燃焼させた雰
囲気内でステンレス冷延鋼帯を焼鈍する方法が提示され
ている。これは従来使用されていた液化石油ガス、液化
天然ガス等の燃焼ガスによる場合と比較して脱スケール
処理を従来より効率よく行なおうというものであり、容
易に除去可能な酸化スケールを生成して脱スケール処理
時間を短縮しようとするものである。
しかしこの方法においても、なお脱スケールに長時間を
要し、長大な酸洗設備を必要とする。
要し、長大な酸洗設備を必要とする。
本発明は、冷間圧延されたステンレス冷延鋼帯を連続焼
鈍・脱スケールするに際し、焼鈍時に更に除去しやすい
酸化スケールを生成させることにより、脱スケール時間
及び設備をさらに短縮しながら、しかも良好な表面状態
を得て、上記従来技術の問題を解決しようとするもので
ある。
鈍・脱スケールするに際し、焼鈍時に更に除去しやすい
酸化スケールを生成させることにより、脱スケール時間
及び設備をさらに短縮しながら、しかも良好な表面状態
を得て、上記従来技術の問題を解決しようとするもので
ある。
本発明は、上記課題を解決するために、冷間圧延された
ステンレス冷延鋼帯を連続焼鈍した後、脱スケールする
際の焼鈍方法において、前記焼鈍における焼鈍雰囲気を
コークス炉ガス燃焼雰囲気とし、その空気比を板温60
0℃までは1.0未満とし、600℃を越える板温では
1.0以上とすることを特徴とするステンレス冷延鋼帯
の焼鈍方法を提供するものである。
ステンレス冷延鋼帯を連続焼鈍した後、脱スケールする
際の焼鈍方法において、前記焼鈍における焼鈍雰囲気を
コークス炉ガス燃焼雰囲気とし、その空気比を板温60
0℃までは1.0未満とし、600℃を越える板温では
1.0以上とすることを特徴とするステンレス冷延鋼帯
の焼鈍方法を提供するものである。
〔作用]
本発明の方法においては、ステンレス冷延鋼帯を焼鈍す
るための加熱エネルギとしてコークス製造のために用い
られるコークス炉の発生ガス、すなわちコークス炉ガス
を用い、その燃焼によって生成されるガス雰囲気中でス
テンレス冷延鋼帯の焼鈍を行なう。
るための加熱エネルギとしてコークス製造のために用い
られるコークス炉の発生ガス、すなわちコークス炉ガス
を用い、その燃焼によって生成されるガス雰囲気中でス
テンレス冷延鋼帯の焼鈍を行なう。
コークス炉ガスはコークス炉より発生する副生ガスであ
るため低コストであると共に、コークス炉ガスの燃焼生
成ガス雰囲気で焼鈍を行なうことにより、従来のLPG
やLNGの燃焼による生成ガスを用いた場合の如き強固
な酸化スケールの代わりに、容易に除去可能な酸化スケ
ールが生成される。このことにより、その後の脱スケー
ル処理に要する時間が短縮され、また処理工程も簡素化
し得る。
るため低コストであると共に、コークス炉ガスの燃焼生
成ガス雰囲気で焼鈍を行なうことにより、従来のLPG
やLNGの燃焼による生成ガスを用いた場合の如き強固
な酸化スケールの代わりに、容易に除去可能な酸化スケ
ールが生成される。このことにより、その後の脱スケー
ル処理に要する時間が短縮され、また処理工程も簡素化
し得る。
ここで、使用されるコークス炉ガスは鉄鋼−貫製鉄所の
コークス炉で通常製造されるものであればよく、適切な
コークス炉ガスの組成は次の通りである。
コークス炉で通常製造されるものであればよく、適切な
コークス炉ガスの組成は次の通りである。
CO2: 1 = l Ov o I2%C2H2:
0.01〜0.5 v o 9%C2H,: l−
5VOI2% C2Hに : 0.1〜l V 012%H2:45
〜55voI2% 02 :O,1〜0.5voI2% CH4、= 20〜30vo9.% CO:3〜l O■OI2% N2 : 5〜15voI2% コークス炉ガス燃焼雰囲気におけるステンレス冷延鋼帯
の酸化反応は、当然のことながらコークス炉ガスの組成
、加熱温度、時間、及びコークス炉ガスと空気との混合
比率によって、炉内の酸素、水蒸気、二酸化炭素、−酸
化炭素、水素、炭化水素等の各分圧が変化して複雑な組
成を呈するが、本発明の方法の場合には、特にコークス
炉ガスの完全燃焼に必要な最小限空気量(理論空気量)
を1とした場合のコークス炉ガスに対する混7合空気の
比率(空気比)を板温600℃までは1.0未満とし、
これを越える板温では1.0以上とする。
0.01〜0.5 v o 9%C2H,: l−
5VOI2% C2Hに : 0.1〜l V 012%H2:45
〜55voI2% 02 :O,1〜0.5voI2% CH4、= 20〜30vo9.% CO:3〜l O■OI2% N2 : 5〜15voI2% コークス炉ガス燃焼雰囲気におけるステンレス冷延鋼帯
の酸化反応は、当然のことながらコークス炉ガスの組成
、加熱温度、時間、及びコークス炉ガスと空気との混合
比率によって、炉内の酸素、水蒸気、二酸化炭素、−酸
化炭素、水素、炭化水素等の各分圧が変化して複雑な組
成を呈するが、本発明の方法の場合には、特にコークス
炉ガスの完全燃焼に必要な最小限空気量(理論空気量)
を1とした場合のコークス炉ガスに対する混7合空気の
比率(空気比)を板温600℃までは1.0未満とし、
これを越える板温では1.0以上とする。
すなわち、板温600℃までは、空気比が1.0未満の
いわゆる不完全燃焼雰囲気で焼鈍を行うことにより、酸
化スケールの成長が遅く、薄くポーラスなスケールとな
り、空気比1.0以上では過剰な酸素によってステンレ
ス冷延鋼帯に含まれるFeやCr等の金属の酸性が進行
し、厚い酸化スケールが形成され、その後の脱スケール
処理への負荷を大きくする。
いわゆる不完全燃焼雰囲気で焼鈍を行うことにより、酸
化スケールの成長が遅く、薄くポーラスなスケールとな
り、空気比1.0以上では過剰な酸素によってステンレ
ス冷延鋼帯に含まれるFeやCr等の金属の酸性が進行
し、厚い酸化スケールが形成され、その後の脱スケール
処理への負荷を大きくする。
一方、600℃を越える温度では、空気比が1.0未満
では酸化スケールが急激に厚く成長して酸洗後に肌荒れ
が生じ、ステンレス鋼としての商品価値を著しく損なう
。ただし、空気比が2.0を越えるような場合は、焼鈍
炉の省エネルギーの観点から極度の不利を免れず、しか
も次工程における脱スケール性のより一層の向上及び表
面性状の向上も認められないため、空気比は2.0以下
とすることが望ましい。
では酸化スケールが急激に厚く成長して酸洗後に肌荒れ
が生じ、ステンレス鋼としての商品価値を著しく損なう
。ただし、空気比が2.0を越えるような場合は、焼鈍
炉の省エネルギーの観点から極度の不利を免れず、しか
も次工程における脱スケール性のより一層の向上及び表
面性状の向上も認められないため、空気比は2.0以下
とすることが望ましい。
第1図、第2図、第3図に、ステンレス冷延鋼帯をコー
クス炉ガス燃焼炉により焼鈍するにあたり、昇温開始か
らそれぞれ600℃、850”C1i ooo℃の各温
度に加熱保持した後、冷却を開始するまでの空気比を種
々変化させて生成したスケール厚さを調べた結果を示す
。
クス炉ガス燃焼炉により焼鈍するにあたり、昇温開始か
らそれぞれ600℃、850”C1i ooo℃の各温
度に加熱保持した後、冷却を開始するまでの空気比を種
々変化させて生成したスケール厚さを調べた結果を示す
。
第4図、第5図に、酸洗後の表面性状、特に光沢度の点
において商品価値が厳しく規定されるフェライト系ステ
ンレス鋼を、コークス炉ガス燃焼炉により焼鈍するにあ
たり空気比を種々変化させて、600℃と一般的なフェ
ライト系ステンレス鋼の焼鈍温度である850℃で焼鈍
機酸洗し、表面性状として光沢度を測定した結果を示す
、なおこれらの光沢度は酸洗のままの板である。光沢度
は入射角度20度で白色光を試料表面に照射して正反射
光の強度を測定し、標準板(黒色ガラス)の場合の正反
射光強度を100としたときの比で示した。
において商品価値が厳しく規定されるフェライト系ステ
ンレス鋼を、コークス炉ガス燃焼炉により焼鈍するにあ
たり空気比を種々変化させて、600℃と一般的なフェ
ライト系ステンレス鋼の焼鈍温度である850℃で焼鈍
機酸洗し、表面性状として光沢度を測定した結果を示す
、なおこれらの光沢度は酸洗のままの板である。光沢度
は入射角度20度で白色光を試料表面に照射して正反射
光の強度を測定し、標準板(黒色ガラス)の場合の正反
射光強度を100としたときの比で示した。
特に光沢度が商品価値に大きく影響を与えるフェライト
系ステンレス鋼については、光沢度が400以下である
と商品価値を失うものである。
系ステンレス鋼については、光沢度が400以下である
と商品価値を失うものである。
これらの図より、板温600℃までは空気比1.0未満
、これを越した温度では1.0以上の雰囲気で焼鈍する
ことが、脱スケールに有利であり、酸洗後の表面性状に
も有効であることは明らかである。
、これを越した温度では1.0以上の雰囲気で焼鈍する
ことが、脱スケールに有利であり、酸洗後の表面性状に
も有効であることは明らかである。
なお、本発明では焼鈍時の加熱時間については特に限定
するものではなく、鋼種や銅帯厚み等に応じての適切に
定めればよい。
するものではなく、鋼種や銅帯厚み等に応じての適切に
定めればよい。
以下、実施例に基づいて本発明を説明する。
供試材料としては5US430,5US304の冷延板
で板厚1.2mmのものを用いた。これらの供試材をコ
ークス炉ガスを種々の空気比で燃焼させた雰囲気中で実
験室的に焼鈍した。ここでコークス炉ガスとしては前記
組成範囲内のものを用いた。
で板厚1.2mmのものを用いた。これらの供試材をコ
ークス炉ガスを種々の空気比で燃焼させた雰囲気中で実
験室的に焼鈍した。ここでコークス炉ガスとしては前記
組成範囲内のものを用いた。
5LIS430はその後、中性塩電解で脱スケールを行
った。ここで中性塩電解は液温85℃、200g/βの
濃度の硫酸ナトリウム水溶液を用い、電流密度は8 A
/ d m″で、陰極処理後、陽極処理を行った。
った。ここで中性塩電解は液温85℃、200g/βの
濃度の硫酸ナトリウム水溶液を用い、電流密度は8 A
/ d m″で、陰極処理後、陽極処理を行った。
5US304は中性塩電解の後、硝弗酸浸漬による酸洗
処理を行った。ここで中性塩電解は5LIS430で用
いたものと同様であり、硝弗酸は液温55℃、10 g
712弗酸+60g/β硝酸とした。
処理を行った。ここで中性塩電解は5LIS430で用
いたものと同様であり、硝弗酸は液温55℃、10 g
712弗酸+60g/β硝酸とした。
第1表は5LIS430を供試材として用いた結果であ
る。焼鈍条件として板温600℃以下では空気比1.0
未満とし、これを越した板温では空気比1.0以上で焼
鈍したものを本発明法として示した。脱スケール時間は
中性塩電解によって完全に脱スケールするまでの時間を
示した。光沢度は前述の方法に従って、酸洗のままのサ
ンプルを測定した。
る。焼鈍条件として板温600℃以下では空気比1.0
未満とし、これを越した板温では空気比1.0以上で焼
鈍したものを本発明法として示した。脱スケール時間は
中性塩電解によって完全に脱スケールするまでの時間を
示した。光沢度は前述の方法に従って、酸洗のままのサ
ンプルを測定した。
第2表は5US304を供試材として用いた結果である
。焼鈍条件は板温600℃以下では空気比1.0未満と
し、これを越した板温では空気比1.0以上で焼鈍した
ものを本発明法として示した。
。焼鈍条件は板温600℃以下では空気比1.0未満と
し、これを越した板温では空気比1.0以上で焼鈍した
ものを本発明法として示した。
脱スケール時間は、一定時間の中性塩電解の後、硝弗酸
浸漬により完全に脱スケールするまでの合計時間で、光
沢度は第1表と同様に測定した。
浸漬により完全に脱スケールするまでの合計時間で、光
沢度は第1表と同様に測定した。
第1表及び第2表から明らかなように、本発明法にした
がってコークス炉ガス燃焼雰囲気中においては焼鈍途中
で空気比を変えた場合は、従来例に従ってコークス炉ガ
スによる空気比1.0以上、もしくは、本発明法に従わ
ない方法によって焼鈍した場合の比較法に比較して、脱
スケールの処理時間を短縮することが可能となり、特に
フェライト系ステンレス鋼について酸洗後に良好な表面
性状を有するステンレス鋼を得ることができる。
がってコークス炉ガス燃焼雰囲気中においては焼鈍途中
で空気比を変えた場合は、従来例に従ってコークス炉ガ
スによる空気比1.0以上、もしくは、本発明法に従わ
ない方法によって焼鈍した場合の比較法に比較して、脱
スケールの処理時間を短縮することが可能となり、特に
フェライト系ステンレス鋼について酸洗後に良好な表面
性状を有するステンレス鋼を得ることができる。
[発明の効果]
本発明方法により焼鈍時にステンレス冷延鋼帯表面に生
成する酸化スケールが容易に除去可能なものとなり、し
たがって焼鈍に引続いて行われる酸洗等による脱スケー
ル処理効率を従来より向上させ、脱スケール処理時間を
短縮することが可能となる。
成する酸化スケールが容易に除去可能なものとなり、し
たがって焼鈍に引続いて行われる酸洗等による脱スケー
ル処理効率を従来より向上させ、脱スケール処理時間を
短縮することが可能となる。
また脱スケールしやすい酸化皮膜とすることにより、脱
スケール処理もマイルドな条件で脱スケールが可能とな
り、ステンレス鋼素地をほとんど溶解することなく脱ス
ケール可能となるので、脱スケール後も良好な表面性状
が得られ商品価値の向上を図ることができる等、各種の
効果が得られる。
スケール処理もマイルドな条件で脱スケールが可能とな
り、ステンレス鋼素地をほとんど溶解することなく脱ス
ケール可能となるので、脱スケール後も良好な表面性状
が得られ商品価値の向上を図ることができる等、各種の
効果が得られる。
第1図、第2図及び第3図はそれぞれ焼鈍温度及び空気
比とスケール厚さとの関係を示す図、第4図及び第5図
はそれぞれ焼鈍温度及び空気比と光沢度との関係を示す
図である。
比とスケール厚さとの関係を示す図、第4図及び第5図
はそれぞれ焼鈍温度及び空気比と光沢度との関係を示す
図である。
Claims (1)
- 1 冷間圧延されたステンレス冷延鋼帯を連続焼鈍した
後、脱スケールする際の焼鈍方法において、前記焼鈍に
おける焼鈍雰囲気をコークス炉ガス燃焼雰囲気とし、そ
の空気比を板温600℃までは1.0未満とし、600
℃を越える板温では1.0以上とすることを特徴とする
ステンレス冷延鋼帯の焼鈍方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6954590A JPH03271330A (ja) | 1990-03-22 | 1990-03-22 | ステンレス冷延鋼帯の焼鈍方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6954590A JPH03271330A (ja) | 1990-03-22 | 1990-03-22 | ステンレス冷延鋼帯の焼鈍方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03271330A true JPH03271330A (ja) | 1991-12-03 |
Family
ID=13405797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6954590A Pending JPH03271330A (ja) | 1990-03-22 | 1990-03-22 | ステンレス冷延鋼帯の焼鈍方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03271330A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5663702A (en) * | 1995-06-07 | 1997-09-02 | Littelfuse, Inc. | PTC electrical device having fuse link in series and metallized ceramic electrodes |
US5955936A (en) * | 1995-05-10 | 1999-09-21 | Littlefuse, Inc. | PTC circuit protection device and manufacturing process for same |
US7183891B2 (en) | 2002-04-08 | 2007-02-27 | Littelfuse, Inc. | Direct application voltage variable material, devices employing same and methods of manufacturing such devices |
US7202770B2 (en) | 2002-04-08 | 2007-04-10 | Littelfuse, Inc. | Voltage variable material for direct application and devices employing same |
-
1990
- 1990-03-22 JP JP6954590A patent/JPH03271330A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5955936A (en) * | 1995-05-10 | 1999-09-21 | Littlefuse, Inc. | PTC circuit protection device and manufacturing process for same |
US5663702A (en) * | 1995-06-07 | 1997-09-02 | Littelfuse, Inc. | PTC electrical device having fuse link in series and metallized ceramic electrodes |
US7183891B2 (en) | 2002-04-08 | 2007-02-27 | Littelfuse, Inc. | Direct application voltage variable material, devices employing same and methods of manufacturing such devices |
US7202770B2 (en) | 2002-04-08 | 2007-04-10 | Littelfuse, Inc. | Voltage variable material for direct application and devices employing same |
US7609141B2 (en) | 2002-04-08 | 2009-10-27 | Littelfuse, Inc. | Flexible circuit having overvoltage protection |
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