JPH03256848A - 嵩高物減圧収納袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、主に布団、寝具、クツションのような嵩張
りを有する家庭用必需品を嵩低くして収納出来るように
した嵩高物減圧収納袋に関する。

（従来の技術） たとば、従来の布団、寝具、クツション等を収納する袋
体は布団、寝具、クツション等が本来有している嵩張り
をそのまま袋体に収納するものであった。

（発明が解決しようとする課題〉 このような従来の布団、寝具、クツション等の袋体では
ただ埃、または湿気からその内容物を単に保護するだけ
である。

近時は土地等の高騰の原因で住宅自体が狭く、その押入
等も狭隘化しており布団、寝具、クツション、被服のよ
うな嵩高物を収納する空間が制約されつつある。

布団、寝具、クツションが嵩張りをなくした状態で収納
できれば押入れ容積を効率的に使用出来ることとなる。

また従来の布団等袋ではその嵩張りのために持ち運びに
も不便であると共に、袋体の内部でダニやカビ等の発生
、繁殖を完全に防ぐことはできなかった。

本発明は、袋体内部の空気を吸引することによって、袋
体内部に収納した布団、寝具、クツションのような嵩高
物の容量を最小限に小容積（はぼ１１５〜１／２０の容
量）にすると共にその内部を減圧状態に維持することに
よって収納、持ち運びに便利とすると共に除湿、防黴、
防虫、殺菌、殺虫効果に優れた嵩高物減圧収納袋を安価
に提供することを目的としたものである。

（問題点を解決するための手段） 上記の目的を解決するために、非通気性シートからなる
袋体の一側に広口の開口部を設け、該開口部に気密的に
密閉するシール片を備える一方、該袋体にはその内部に
通じる逆止弁付き空気抜き取り孔を形成し、空気吸引装
置の吸引用管筒を前記逆止弁付き空気抜き取り孔に嵌合
可能としたものである。

上記開口部には複数個所に気密シール片を設けて内部の
気密性を高めることが望ましい。

更に、非通気性シートは軟質プラスチックシートとする
ことが出来る。

逆止弁を外側より押圧するように蓋体又は栓体が逆止弁
付き空気抜き取り孔に嵌合することが望ましい。

（作用） 袋体内部に布団、寝具、クツションのような嵩高物を広
口の開口部より押入し、次に広口の開口部を気密的に複
数個所シールする。一方袋体に装着した逆止弁付き空気
抜き取り孔に掃除機のような空気吸引装置の吸引筒の先
端部を差し入れ、空気吸引装置の吸引操作を作動させれ
ば、空気吸引装置の吸引筒の先端部は嵩高物の外部の間
隙にある空気は吸引することはもちろん嵩高物自体の内
部に蓄えられている空気をも急激に吸引、減圧し、従っ
て嵩高物を含む袋体は急速な痩せ現象と同時に弾力的な
固形化現象が生しる。

（実施例） 第１図〜第８図に示される実施例では、例えば軟質プラ
スチックシートのような非通気性シートからなる袋体ｆ
ｉ＋の一側幅方向に広口の開口部（２）を設け、該開口
部の内部及び外部に気密的に密閉する−又は複数のシー
ルファスナー＋３＋　＋３１を設けてある。袋体（１）
の内部のシールファスナー（３）は凸部（４）と凹部（
５）とからなると共に、袋体（１）の外部のシールファ
スナー（３）は凸部（ｉ）と凹部（５）とからなってい
る、袋体１１）の開口部（２）の端部を袋体ｔｌ）本体
に固定するために押片（２）の先端部に設けたでマジッ
クテープのような保合部（２）と、袋体ｉｌｌ側に設け
たマジックテープのような保合片αＤとを係合しである
ものである。一方、該袋体（１１の開口部（２）の反対
側に袋袋体ｉｌ＋の内部に通じる空気抜き取り孔（６）
を形成した保持部凶が装着しである。

該空気抜き取り孔＋６＞には逆止弁（７）が形成されて
いる。空気抜き取り孔（６）の外部から掃除機（イ）の
ような空気吸引機の筒先部（８）から矢印方向への空気
の吸引操作がなされると逆止弁（力は第６図のように空
気抜き取り孔（６）の閉鎖位置から開放位置へと傾動す
る。・（９）は空気抜き取り孔（６）の外側を囲み外側
方向に拡がる漏斗状外筒で、この漏斗状外筒（９）は保
持部（至）と一体的に形成しである。空気吸号機の空気
の吸引操作を停止すると傾斜していた逆止弁（７）は空
気抜き取り孔（６）を自動的に閉鎖位置に戻る。袋体の
内部の空気を抜き取った状態では、空気抜き取り孔（６
）を閉鎖している逆止弁（７）の内側及び袋体の内部は
減圧状態となっているため逆止弁（７）は空気抜き取り
孔（６）を閉鎖状態を維持するように内部より吸引する
。

漏斗状カバー（９）の外端部に蓋板αω嵌合されると共
に蓋板（ト）の内側には押部αυが一体的に形成され、
押部αυの下端が逆止弁（７）を押圧しているものであ
る。なお、蓋板αωを漏斗状カバー（９）の外端部に嵌
合する場合には蓋板の固定を確実にするために、第８図
に示すように漏斗状カバー（９）の外端部の外周に小突
部（２）を形成すること共に蓋板Ｑｌの内側に曲状の突
起０を形成し、漏斗状カバー（９）の外端部の外周小突
部（２）と蓋板ａωの内側に曲状突起０とが係合するよ
うにする。

また蓋板αωの代わりに逆止弁（７）押圧するような栓
体（２）であってもよい。

この袋体（１）は布団、寝具、クツション、又は嵩高性
被服のような嵩高物ｆａｌを収納するのに適している。

例えば嵩高物ｆａｔの一側として冬布団を広口の開口部
より袋体内部に押入し且つその広口の開口部を気密的に
複数個所シールする一方、袋体に装着した逆止弁付き空
気抜き取り孔に掃除機のような空気吸引装置の吸引筒の
先端部を漏斗状外筒（９）に差し入れて空気吸引装置の
吸引操作を作動させれば、空気吸引装置の吸引筒の先端
部は嵩高物（ａｌの外部の間隙にある空気は吸引するこ
とはもちろん嵩高物自体の内部に蓄えられている空気を
も急激に吸引し、例えば冬布団のような嵩高物であれば
元の容積のい約１／ｌ　Ｏ−１／１５程度小容量となり
、しかも全体として骨のある固い板状となる。

従って嵩高物を含む袋体の急速な痩せ現象と同時に比較
的弾力性で硬質の板状となる。

また、袋体（１）に内容物を入れて積み上げる場合を考
慮して袋体（１）の表面に滑り止め細かな凹凸形状とす
ることもある。

（効果） この発明は、上述のように、非通気性シートからなる袋
体の一側に広口の開口部を設け、該開口部に気密的に密
閉するシール片を備える一方、該袋体にはその内部に通
じる逆止弁付き空気抜き取り孔を形成し、空気吸引装置
の吸引用管筒を前記逆止弁付き空気抜き取り孔に嵌合可
能としてなる真空収納袋としであるので、布団、寝具、
クツション、被服のような嵩高物に通用した場合には、
その内部に含まれている空気をほぼ完全に除去できるの
で、元の容量の約１１５〜１／２０の容量に嵩低くする
ことでき、効率的な押入等の利用を図ることが出来る。

更に、元の状態では軟弱な嵩高物がいくぶん弾力性のあ
る固形物のような状態の嵩低物となるから持ち運びに簡
便であると共に、大量輸送の運搬コストを大幅な低下を
見込める効果がある。

しかも、袋体の内部は減圧状態を維持しているから、除
湿、防黴、防虫、殺菌、殺虫にも優れ、袋体の内部でダ
ニやカビ等の発生、繁殖を完全に防ぐことが出来る。

発明者は、その効果を確認するために、仕事率１３５Ｗ
、真空度８２６水銀柱−ｍ、風量１．ＯＴ＠”の掃除１
ｍ　ｆ８１を使用して、冬布団について袋体の真空操作
を行い、約３ケ月の後再び袋体の開口部を広げて空気の
流入させたところ、わずか−分以内でほぼ原状の嵩高物
に復元したことを確認した。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の実施例で、第１図は空気吸引前の状態
を示す断面図、第２図袋体の広口開口部の平面図、第３
図は使用状態を示す側面図、第４図は吸引後の状態を示
した断面図、第５図は開口部のシール状態を示す拡大断
面図、第６図は吸引状態を示す拡大断面図、第７図は空
気抜き取り孔を栓体で閉鎖した状態を示す断面図、第８
図は空気抜き取り孔を蓋体で閉鎖した状態を示す断面図
である。 （１１・・袋体　　　　　　（２）・・開口部（３）　
［３）・・気密シール （７）・・逆止弁 （６）・・空気抜き取り孔 αω・・蓋板 α船・・栓体

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）非通気性シートからなる袋体の一側に広口の開口
   部を設け、該開口部に気密的に密閉する気密シール片を
   備える一方、該袋体にはその内部に通じる逆止弁付き空
   気抜き取り孔を形成し、空気吸引装置の吸引用管筒を前
   記逆止弁付き空気抜き取り孔に嵌合可能としてなる嵩高
   物減圧収納袋。
2. （２）開口部には複数個所に気密シール片を設けてある
   請求項１記載の嵩高物減圧収納袋。
3. （３）非通気性シートは軟質プラスチックシートである
   請求項１記載の嵩高物減圧収納袋。
4. （４）逆止弁を外側より押圧するような蓋体が逆止弁付
   き空気抜き取り孔に嵌合してなる嵩高物減圧収納袋。
5. （５）逆止弁を外側より押圧するような栓体が逆止弁付
   き空気抜き取り孔に嵌合してなる嵩高物減圧収納袋。