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JPH03254653A - 食品用材料およびその製造方法 - Google Patents

食品用材料およびその製造方法

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JPH03254653A
JPH03254653A JP2056594A JP5659490A JPH03254653A JP H03254653 A JPH03254653 A JP H03254653A JP 2056594 A JP2056594 A JP 2056594A JP 5659490 A JP5659490 A JP 5659490A JP H03254653 A JPH03254653 A JP H03254653A
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JP
Japan
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fatty acid
starch
food
acid compound
food material
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JP2056594A
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Toshiki Kameyama
亀山 俊樹
Naoya Amamiya
直也 雨宮
Toshiyasu Kato
加藤 俊康
Makoto Suzuki
誠 鈴木
Makoto Watabe
誠 渡部
Michiyo Shibata
柴田 実千代
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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    • A21DTREATMENT OF FLOUR OR DOUGH FOR BAKING, e.g. BY ADDITION OF MATERIALS; BAKING; BAKERY PRODUCTS
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    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Noodles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、食品用材料およびその製造方法に関するもの
である。詳しく述べると本発明は、従来の澱粉に比べて
消化・吸収速度の緩やかな食品用材料およびその製造方
法に関するものである。
(従来の技術) 近年、先進社会においては食生活の豊潤化により肥満症
患者が急増している。肥満度の高い人は、正常体重の人
に比べて糖尿病、動脈硬化症、心臓病などに2.3倍か
かりやすく、また痛風や手術後の合併症、胆石症、腰痛
症、肝臓病など肥満と関係の深い病気は増加の一途であ
る。このように肥満症は社会保健上重大な問題になりつ
つある。
このような肥満症の治療および予防の手段としては、従
来は例えば摂取カロリーを低減させることが考えられて
いた。しかしながら、摂取食物量を単に低減させただけ
では強い空腹感、飢餓感により長続きしないので、同時
に以下の方法がとられている。
その一つは、少量の食物摂取によっても胃に機械的伸展
刺激が加わるように、胃内に風船を留置するか、胃の大
部分を閉塞して胃容積を著しく狭める方法である。しか
し、これらの方法は、手術を必要とする恒久的な処置で
あり、しかも副作用等が懸念されるため望ましくない。
もう一つの方法は、食物繊維などの増量剤、増粘剤を単
独または他の食品に混合して摂取させる方法である。こ
れは、食物繊維が難消化性であることを利用し、単位重
量当りのカロリーを低下させたものである。しかしなが
ら、食物繊維は味、食感が好ましくないため、単独での
大量摂取は困難であり、食品に添加したものであっても
多くの場合、その味、食感が著しく低下するという欠点
を有している。また、大量の食物繊維の摂取は、他の有
益な栄養素の吸収を阻害したり、下痢や、便秘を起こす
などの副作用があり好ましくない。
一方、近年になって消化・吸収の緩やかな糖質は、消化
・吸収の速やかなものと比べて肥満につながりにくいこ
とが明らかになってきた(ジエンキンスら、ザ アメリ
カン ジャーナル オンクリニ力ル ニュートゥリショ
ン 34.1981年3月、第362〜366頁[Je
nkins、 D、 J。
A、、 et al、、 Am、 J、 Cl1n、 
Nutr、 34: MARCH1981、pp、3B
2−366コ)。従って、消化・吸収の緩やかな糖質を
含む食品を用いれば、上記のような低カロリー化によら
なくとも、効果的な肥満の防止または改善が行なわれる
と考えられる。
また、このような食品を用いれば、摂取後の血糖値が急
激に上昇することを抑えられる(例えば、ジェンキンス
ら、“ザ ディアベティック ダイエツト、ダイエタリ
イ カルボヒトレート アンド ディファレンス イン
 デイゲスティビリティ 、ダイアベトロシア 23、
第477〜484頁、1982年[Jenkins、 
D、 J、 A、、 at al、:The C1ab
etic Diet、 Dietary Carboh
ydrate andDifferences 1n 
Digestibility、 Diabetlogi
a、 23: 477−484. (1982)コ、コ
リア−ら、“エフェクト オン コインゲスッション 
オン ファツトオン ザ メタポリツク レスポンス 
ツウスローリイ アンド ラッピッドリイ アブソーブ
ト カルボヒトレートス”、ダイアベトロシア26、第
50〜54頁、1984年[Co11icr。
Ct at、: Effect of co−inge
stion of fat on themetabo
lic responses to slowly a
nd rapidly absurbed carbo
hydrates、 Diabetologia、 2
6:5O−54(1984)])ので、糖尿病患者の病
態および栄養の管理が容易になると考えられる。
従来、消化・吸収の緩やかな糖質として知られるものと
しては、アミメローズ種のとうもろこしより調製された
、いわゆるハイアミロースコーンスターチおよび大量の
油脂とともに調理した各種糖類がある。しかしながら、
前者の場合は用途が限定されており、かつ風味、食感が
悪いことからあまり利用されておらず、後者については
1.摂取カロリーの増大をもたらすことから有効でない
このように消化・吸収が緩やかで、かつ通常の澱粉と同
等の風味、食感を有し、広範な用途を持つ食品用材料は
未だ知られていない。
(発明が解決しようとする課題) 従って本発明は、新規な食品用材料およびその製造方法
を提供することを特徴とするものである。
本発明はまた、消化・吸収が緩やかで、かつ通常の澱粉
と同様の味、食感を有し、広範な用途を有する食品用材
料およびその製造方法を提供することを目的とするもの
である。
(課題を解決するための手段) 上記諸目的は、澱粉質と、該澱粉質に結合された脂肪酸
化合物とを有し、澱粉質の脂肪酸化合物によるアミロー
ス占有率が10%以上である消化・吸収の緩やかな食品
用飼料によって達成される。
本発明はまた、前記脂肪酸化合物は両親媒性物質である
食品用材料を示すものである。本発明はさらに、前記両
親媒性物質が、遊離脂肪酸またはその塩ないしエステル
である食品用材料を示すものである。
上記諸目的はさらに、澱粉質に、予め溶媒に溶解あるい
は分散させた脂肪酸化合物を添加し、澱粉質と脂肪酸化
合物を接触させることを特徴とする消化・吸収速度の緩
やかな食品用kA料の製造方法によっても達成される。
本発明はまた、澱粉質と溶媒の重量比が100:10〜
100であって、澱粉質と脂肪酸化合物の重量比が10
0:2〜50である食品用材料の製造方法を示すもので
ある。本発明はさらに、溶媒が水、アルコール、グリセ
リン、アルキレングリコールおよびアセトンからなる群
から選ばれた1種または2種以上のものである食品用材
料の製造方法を示すものである。加えて、本発明は上記
製造方法により得られた食品用材料を、乾燥・粉砕し、
該粉砕物を焼成することを特徴とする消化・吸収の緩や
かなパンないし菓子の製法を示すものである。本発明は
また上記製造方法により得られた食品用材料を、乾燥・
粉砕し、さらに加水・混練を行なうことを特徴とする消
化・吸収の緩やかな麺の製法を示すものである。
上記諸目的はさらに、澱粉質と、該澱粉質に結合された
脂肪酸化合物とを右し、澱粉質の脂肪酸化合物によるア
ミロース占有率が10%以上である消化・吸収の緩やか
な食品用材料または澱粉質に、予め溶媒に溶解あるいは
分散させた脂肪酸化合物を添加し、澱粉質と脂肪酸化合
物を接触させることを特徴とする消化・吸収速度の緩や
かな食品用制料の製造方法により得られた食品用利料を
金石することを特徴とする食品によっても達成される。
本発明はまた抗肥満性用である食品を示すものである。
本発明はまた、糖尿病患者用である食品を示すものであ
る。
(作用) しかして、本発明の食品用材料は、澱粉質に脂肪酸化合
物を結合してなり、該澱粉質の脂肪酸化合物によるアミ
ロース占有率が10%以上であることを特徴とするもの
である。
本発明の食品用材料においては、澱粉質中のアミロース
が脂肪酸化合物と結合しており、酵素との複合体を形成
しにくい構造となっているため澱粉質がアミラーゼ等の
消化酵素による作用を受けにくくなる。そのため、通常
の澱粉質に比べて消化・吸収の速度が遅くなるものであ
る。このように澱粉質に脂肪酸化合物を結合することに
よって消化・吸収が緩やかになるということは本廓発明
者らが初めて見い出したものであり、本発明の根幹をな
すものである。さらにこのような処理を施した澱粉質は
、未処理の澱粉質と同等の味、食感を有するという知見
を得、本発明に至ったものである。
なお、小麦粉あるいは米粉などに乳化剤を作用させて改
質する技術については種々の乳化剤の取扱い説明書など
に記載されており、また特公昭59−13177号、特
公昭59−30055号、特開昭60−30633号、
特開昭62−55048号、特開昭62−83.857
号、特開昭62143659号、特開昭62−1225
49号、特開昭62−158446号および特開昭63
14650号、特開昭63−71134号、特開昭63
−152935号、特開昭63−192354号、特開
昭64−63332号、特開平1−225438号など
にも開示されている。しかしながら、これらの技術は、
乳化剤による生地の伸びの改良、食感の改良、老化防止
等の目的で、少量の乳化剤を小麦粉や米粉と単に混合し
、場合によって加圧加熱するもので、このような操作に
よってもたらされる食品用材料は、澱粉質中のアミロー
スが十分に脂肪酸化合物によって占有されていないので
、消化・吸収を有意に遅延化させることはできない。な
お、この点に関しては、後述する比較例1〜3において
も実証されている。
また、澱粉質と脂肪酸エステルとの結合物については、
種々の文献、例えば澱粉科学ハンドブック(二国二部監
修、1977年)などに発表されているが、いずれも加
熱糊化されたアミロースと脂肪酸エステルの熱可逆的な
粘合を示唆するものであり、本発明においてもたらされ
る加熱糊化されない状態で結合してなる、消化酵素と複
合体を形成しにくくかつ加熱してもその効果が可逆的に
解消されない結合物とは異なる構造物であると考えられ
る。
またソホチ[5ohoch]の実験(T、 J、 5o
hoch、 Bakcrs Digest、  39 
48(1965))にみられる純アミロースと脂肪酸エ
ステルとを長持間にわたって加熱して得られる結合物の
ごときは、その本質、製法においても本発明の食品用材
料とはかけ離れたものであり、本発明を何ら示唆するも
のではない。
なお、本川納置において、「消化・吸収速度の遅い」も
のとは、例えば、アミラーゼによ−る分解が通常の澱粉
、すなわち未処理の澱粉に対し、95%以下、より好ま
しくは85%以下となるものである。
以下、本発明を実施態様に基づきより詳細に説明する。
本発明において原料として用いられる澱粉質としては、
通常、食用に供される穀物山来の澱粉、物理化学的ある
いは生物学的に合成された澱粉、およびそれらの粗原料
や加工物、あるいはこれらの澱粉質の2種以上の混合物
等であって澱粉を十分量に含むものであればいずれも好
適に用いることができる。例えば、米、小麦、大麦、ラ
イ麦、燕麦、とうもろこし、馬鈴薯、甘藷、あるいはタ
ピオカなどから調製したものが挙げられる。特に、これ
らの原料穀物の穀物わ)または穀物粒を用いることが、
栄養面および経済的な面から好ましい。
なお、純アミロース澱粉(アミロース含有率100%)
は、後述する脂肪酸化合物との結合によって消化・吸収
が過度に抑えられて消化不良を起す虞れがあり、かつ風
味・食感が著しく低下するため好ましくない。
一方、このような澱粉質と結合される脂肪酸化合物とし
ては、遊離脂肪酸、脂肪酸塩あるいは脂肪酸エステルな
どが含まれ、このうち特に、上記澱粉と複合体を形成す
るための疎水性のアルキル(脂肪酸)部分と、澱粉に効
率よく接触するための親水性の水酸基供与体を合せ持つ
物質であればより奸ましく用いることができ、脂肪酸エ
ステルが望ましい。なお、上記の理由から脂肪酸化合物
であっても、トリグリセリド等の水酸基供与体を持たな
い物質は使用し得えない。脂肪酸エステルは、カルボキ
シル基を有する飽和または不飽和のアルキル化合物とア
ルコール性水酸基を有する化合物(アルコール供与体)
とがエステル結合した状態の物質をいう。これらの脂肪
酸化合物の構成脂肪酸としては、例えはカプリル酸、ペ
ラルゴン酸、カプリン酸、ウンデシル酸、ラウリン酸、
l・リゾシル酸、ミリスチン酸、ペンタデシル酸、パル
ミチン酸、ヘプタデシル酸、ステアリン酸、ノナデカン
酸、アラキン酸、ベヘン酸、ウンデシル酸、オレイン酸
、エライジン酸、セトレイン酸、エルカ酸、ブラシジン
酸、リノール酸、リルン酸、アラキドン酸などのような
炭素数8〜22のものか奸ましい。
脂肪酸塩としては、上記のような脂肪酸のナトリウム塩
、カリウム塩、マグネシウム塩などかある。
また脂肪酸エステルのアルコール供!j1体としては、
グリセリン、プロピレングリコールないしポリプロピレ
ングリコール類、ショ糖およびマルトースなどの糖類、
ソルビット、マンニット、エリトリット、アラビットな
どの糖アルコール類、グリセロリン酸などがある。なお
、脂肪酸エステル化合物として具体的なものをいくつか
例示すると、例えば、デカグリセリルモノラウレート、
デカグリセリルモノミリステート、ヘキサグリセリルモ
ノステアレート、デカグリセリルモノステアレート、モ
ノグリセリルモノステアレート、デカグリセリルジステ
アレート、デカグリセリルトリステアレート、デカグリ
セリルモノオレエート、デカグリセリルトリオレエート
、ヘキサグリセリルモノオレエート、デカグリセリルペ
ンタオレエートなどのグリセリン脂肪酸エステル類、シ
ョ糖ステアレート、ショ糖パルミテート、ショ糖オレエ
ート、ショ糖ラウレート、ショ糖ベヘネートなどのショ
糖脂肪酸エステル類、ソルビタンモノラウレート、ソル
ビタンモノステアレート、ソルビタンモノオレエートな
どのソルビタン脂肪酸エステル類、レシチン、リゾレシ
チンなどが挙げられる。
なお、このような脂肪酸エステルのHL B (Ily
d。
rophilic l1ydorophobic Ba
1ance )は何れの領域のものを用いても良い。
本発明の食品用材料において、原料の澱粉質と脂肪酸化
合物の結合比率は、澱粉および脂肪酸化合物の秤類や製
造条件によっても異なってくるが、脂肪酸化合物による
澱粉質のアミロース占有率が10%以上、特に40〜9
5%であることが望ましい。すなわち、脂肪酸化合物に
よる澱粉質のアミロース占有率が10%未満であると、
消化・吸収速度の十分な遅延化がもたらされない虞れが
あるためである。
なお、本明細書における「脂肪酸化合物による澱粉質の
アミロース占有率」とは、電流滴定法を用いたヨウ素親
和力(アミロースとヨウ素の結合量)の測定値より算出
されたものである。すなわち、ヨウ素親和力は、ヨウ素
が澱粉中の主としてアミロースと結合して複合体を形成
することを利用してアミロース含量を推定するものであ
るが、本発明の食品用材料におけるように脂肪酸化合物
で澱粉質を処理した場合には、脂肪酸化合物と結合した
アミロース(ヨウ素を結合しない)の割合だけ未処理の
澱粉質よりもヨウ素親和力が小さくなる。従って、未処
理の澱粉質のヨウ素親和力から処理した澱粉質のヨウ素
親和力を差引いた値を、未処理の澱粉質のヨウ素親和力
で割った値に百をかけたものが、脂肪酸化合物による澱
粉質のアミロース占h゛率(%)である。
(脂肪酸化合物による澱粉質のアミロース占有率) =
上記したような本発明の食品用材料は、例えは、原料澱
粉質に、予め溶媒に溶解あるいは分散させた脂肪酸化合
物を添加し、澱粉質と脂肪酸化合物を接触させることに
より製造することができる。
原料としての澱粉質に、予め溶媒に溶解あるいは分散さ
せた脂肪酸化合物を添加する操作は、例えば、脂肪酸化
合物を溶解あるいは分散させてなる溶媒の流通する中に
、澱粉質を晒すことによっても行なわれ得るが、通常は
、脂肪酸化合物を溶解あるいは分散させた適当な量の溶
媒中に澱粉質を添加し混合することにより行なわれる。
このようにすることにより、原料澱粉質に対する脂肪酸
化合物の接触効率がよくなり、結合が首尾よくなされる
ものとなる。
使用される溶媒は、澱粉と脂肪酸化合物を均一に効率よ
く接触させるために添加するが、澱粉になじみ易い親水
性の溶媒であり、かつ脂肪酸化合物を均一に分散させる
溶媒であることが望ましい。
具体的には、水、アルコール、グリセリン、アルキレン
グリコール、アセトンのいずれか1つまたは2つ以上の
混合物を、脂肪酸化合物の性状によって適宜選択して用
いれはよい。また溶媒の量は、使用される澱粉質、脂肪
酸化合物および溶媒の種類によっても左右されるが、澱
粉質100重量部に対し10〜1000重量部であるこ
とが望まれる。また溶媒に予め溶解あるいは分散させら
れた脂肪酸化合物の量は、脂肪酸化合物100重量部に
対し、2〜50重量部であることが望まれる。
原料の澱粉質と脂肪酸化合物の接触に際しての反応系の
温度としては、溶媒の凝固しない温度であれば特に限定
されるものではない。しかしながら、食品用材料として
加熱調理されるものを得ようとする場合には、原料の澱
粉質が完全に糊化してしまわない温度において行なわれ
る必要がある。
この場合、経済性等の面から00以上でかつ糊化が起ら
ない温度という点で糊化開始温度(澱粉質の種類によっ
て異なるが、概ね60℃前後〜70℃前後)以下とする
ことが望ましい。なお、このような糊化開始温度以下の
温度において、予め溶媒に溶解あるいは分散させた脂肪
酸化合物を澱粉質に添加して、澱粉質を脂肪酸化合物と
接触させても脂肪酸化合物を澱粉質に結合させることが
でき、さらにこのような温度域で脂肪酸化合物を結合さ
せた澱粉質は、糊化温度自体が上昇するために、その後
加熱調理した場合においても糊化が起りにくくなり、消
化・吸収の遅延化がより促進される。一方、食品用材料
として加熱調理を必要としないものを得ようとする場合
には、もちろん糊化開始温度以上の温度条件において行
なうことが可能である。
本発明の食品用材料は、このように澱粉質と脂肪酸化合
物とを適当な溶媒の存在下に接触させ、澱粉質に脂肪酸
化合物を結合させることによって得られるが、このよう
な操作において澱粉質に残留する溶媒は、必要に応じて
、例えば凍結乾燥、減圧乾燥、風乾などの各種の乾燥方
法によって除去される。
さらに、本発明の食品用材料は、原料となる澱粉質の風
味・食感を損なわないので、通常の澱粉と同様に使用が
可能である。すなわち、そのまま食品として食すること
ができるほか、通常澱粉を用いて製造される食品すべて
に応用されることができる。なお、このように加工され
て食品とされる場合、必要に応じて本発明の食品用材料
に対し洗浄、破砕、加熱等の処理を加えることができる
特に、本発明の食品用材料を乾燥、粉砕し、この粉砕物
に必要によりデキストリン等の糖質、食塩、かんすい、
色素、蛋白質、各種のミネラルおよびビタミンなどを添
加し、加水して混練することにより、消化・吸収の緩や
かな麺を製造することができる。
また、本発明の食品用材料を乾燥、粉砕し、この粉砕物
に必要により油脂、糖類、粉乳、卵、ベーキングパウダ
ー等の膨脹剤、食塩、酵母、酵母食品、L〜アスコルビ
ン酸等の酸化還元剤などを添加し、これらを混合して、
得られた混合物を焼成することにより、消化・吸収の緩
やかなパンないし菓子を製造することができる。
このようにして得られる本発明に係わる食品は、通常の
澱粉を含有するものと比較して、風味・食感などは何ら
遜色がなく、消化・吸収速度は有意に緩やかなものであ
り、抗肥満性食品として、あるいは糖尿病患者用食品と
して好適に使用される。
さらに、本発明に関する食品は、ヒト用のみでな゛く、
ヒト以外の動物用としても用いることができるものであ
る。
(実施例) 以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明する。
実施例1 市販の小麦粉50gを、ショ糖ステアリン酸エステル(
S−1570、三菱化成側製)5gを予め溶解した水5
Dと混合した。この混合物を65℃で60分間攪拌しな
がら保持し、その後、3000rpmで3分間遠心し上
清液を除去して食品用材料試料を得た。
得られた試料に対し、以下に示すような方法に従い脂肪
酸化合物による澱粉質のアミロース占有率ならびにブタ
膵臓α−アミラーゼ(P P A)による消化性(予め
糊化)を調べたところ、脂肪酸化合物による澱粉質のア
ミロース占有率は95%であり、またPPA分解性は未
処理の澱粉質の74%であった。
実施例2 ショ糖ステアリン酸エステルに代えてグリセリンモノス
テアリン酸エステル(エマルジーMS。
理研ビタミン側製)を用いる以外は実施例1と同様にし
て食品用材料試料を得た。
得られた試料に対し、実施例1と同様に脂肪酸化合物に
よる澱粉質のアミロース占有率ならびにPPAによる消
化性(予め糊化)を調べたところ、脂肪酸化合物による
澱粉質のアミロース占有率は約100%であり、またP
PA分解性は未処理の澱粉質の64%であった。
実施例3 市販の白米粉50gを、ショ糖ステアリン酸エステル(
S−1570、三菱化成■製)5gを予め溶解した水5
gと混合した。この混合物を65℃で120分間攪押レ
ムがら保持し、その後、3000rpmで3分間遠心し
上清波を除去して食品用利料試料を得た。
得られた試料に対し、実施例1と同様に脂肪酸化合物に
よる澱粉質のアミロース占有率ならびにPPAによる消
化性(予め糊化)を調べたところ、脂肪酸化合物による
澱粉質のアミロース占有率は78%であり、またPPA
分解性は未処理の澱粉質の87%であった。
実施例4 ショ糖ステアリン酸エステルに代えてグリセリンモノス
テアリン酸エステル(エマルジーMS。
理研ビタミン■製)を用いる以外は実施例3と同様にし
て食品用材料試料を得た。
得られた試料に対し、実施例1と同様に脂肪酸化合物に
よる澱粉質のアミロース占有率ならびにPPAによるl
白化性(予め糊化)を調べたところ、脂肪酸化合物によ
る澱粉質のアミロース占有率は34%であり、またPP
A分解性は未処理の澱粉質の90%であった。
実施例5 市販の小麦粉1kgに、予めグリセリンモノステアリン
酸エステル50g(エマルジーMS、理研ビタミ7■製
)を溶解した水3ρを加え、30℃で60分間緩かに攪
拌しながら保持した。その後、凍結乾燥して食品用材料
試料を得、実施例1と同様に脂肪酸化合物による澱粉質
のアミロース占有率を調べたところ、脂肪酸化合物によ
る澱粉質のアミロース占有率は43%であった。
実施例6 市販の小麦粉に、予めレシチン(AY−A  豊年製油
■製)5gを分散させた水31を加え、30℃で60分
間緩かに攪拌しながら保持した。その後、凍結乾燥して
食品用利料試料を得、実施例1と同様に脂肪酸化合物に
よる澱粉質のアミロース占有率を調べたところ、脂肪酸
化合物による澱粉質のアミロース占有率は15%であっ
た。また、PPAによる消化性を調べたところ、未処理
の澱粉質の93%であった。
比較例1 市販の小麦粉1kgに、単にり゛リセリンモノステアリ
ン酸エステル50g(エマルジーMS、理研ビタミン■
製)を混合し、実施例1と同様に脂肪酸化合物による澱
粉質のアミロース占有率を調べたところ、脂肪酸化合物
による澱粉質のアミロース占有率は0%(ヨウ素結合能
が未処理のものの107%となる。)であり、澱粉質に
脂肪酸化合物を単に混合するのみでは、脂肪酸化合物が
澱粉質に結合しないことが明らかとなった。
比較例2 薄刃小麦粉400gにショ糖ステアリン酸エステル(S
 −770,三菱化成■製・)8g、水80m1を同時
に添加し、容量5gのミキサーを使い均一になるよう回
転数60 r、 p、 mで5分間混合し、さらに凍結
・乾燥して食品用材料試料を得た。得られた試料につい
て、実施例1と同様に脂肪酸化合物による澱粉質のアミ
ロース占有率ならびにPPAによる消化性を調べたとこ
ろ、脂肪酸化合物による澱粉質のアミロース占有率は5
%であり、また、PPAによる消化性は未処理の小麦粉
の98%までしか低下しておらず、澱粉質に脂肪酸化合
物を単に混合するのみでは、脂肪酸化合物が澱粉質に粘
合しないことが明らかとなった。
比較例3 薄刃小麦粉400gにグリセリンモノステアリン酸エス
テル(エマルジーMS、理研ビタミン■製)50g、水
IDを同時に添加し、容ff15jl)のミキサーを使
い均一になるよう回転数60 r、 p、 mで5分間
混合し、さらに凍結・乾燥して食品用材料試料を得た。
得られた試料について、実施例1と同様に脂肪酸化合物
による澱粉質のアミロース占有率ならびにPPAによる
消化性を調べたところ、脂肪酸化合物による澱粉質のア
ミロース占有率は8%であり、また、PPAによる消化
性は未処理の小麦粉の97%までしか低下しておらず、
澱粉質に脂肪酸化合物を単に混合するのみては、脂肪酸
化合物が澱粉質に結合しないことが明らかとなった。
実施例7〜lO 市販の小麦粉50gを、第1表に示すような各種の脂肪
酸エステル5gを予め溶解した水5ρと混合した。この
混合物を95℃で30分間mrPLながら保持して食品
用材料試料を得た。
得られた試料を80℃で風乾し、PPAによる消化性を
調べた。なお、比較対照としては脂肪酸エステルを添加
しない水に95℃で30分間攪拌しながら保持したもの
を用いた。結果を第1表および第1図に示す。
第1表 脂肪酸エステル   PPA分解性 (対比較対照) 実Tt 例7   シ3!ステアリン族エステル   
        84%(S−1570、三菱化成#製
) 実Tt 例8   グリセリンモノステアリン酸エステ
ル       80%(エマルジーMS、理研どタ;
ン鰭製)実施例9  グリセリンモノステアリン酸エス
テル(分散剤入り)73%(MM−100、理研ビタ;
711製)実k 例1o   モノグリセリンコハク酸
モノステアレート      75%(ステ1ブSS、
花王■製) 実施例11〜21 市販のバレイショ澱粉IKgを、第2表に示すような各
種の脂肪酸化合物50gを懸濁した水500gと混合し
た。この混合物を25℃で20分間攪拌しながら保持し
て、食品用材料試料を得た。
得られた試料を50℃で風乾し、PPAによる消化性(
予め糊化)を調べた。なお、比較対照としては、脂肪酸
化合物を添加しない水500gと混合し、25℃で20
分間攪拌しながら保持したものを用いた。結果を第2表
に示す。
実施例22〜23 市販の小麦粉500gを、ソルビタンラウリン酸エステ
ル(エマゾールL−10、花王■製)50g(実施例2
2)ないし25g(実施例23)を、予め溶解した水1
.5ρを加え、この混合物を121℃で20分間加圧加
熱(オートクレーブ)しながら保持し、その後凍結乾燥
して食品用材料試料を得た。
得られた試料に対し、PPAによる消化性を調べたとこ
ろ、PPA分解性は第2図に示すように、ソルビタンラ
ウリン酸エステルを添加しない水を用いて121℃で2
0分間オートクレーブした比較対照の澱粉質に対してそ
れぞれ82%(実施例22)および91%(実施例23
)であった。
実施例24〜26 第2表に示す6秤の小麦粉50gに、あらかじめ少量の
プロピレングリコール(最終濃度8 w/v%)に溶解
したグリセリンモノステアリン酸エステル(エマルジー
M S 、理研ビタミン■製)5gを加えた水51を加
え、95℃で30分間保持して食品用材料試料を得た。
得られた試料を60℃で減圧しながら風乾し、PPAに
よる消化性を調べた。結果を第3表および第3図に示す
第3表 PPA分解性 小麦粉     (対未処理物) 実施例24  薄力粉      77%実施例25 
 中力粉      75%実施例26  強力粉  
    76%実施例27 コーンスターチ50gに、あらかじめショ糖ステアリン
酸エステル(S−1570、三菱化成株製)5gを予め
溶解した水5Ilを加え、95℃で30分間攪拌しなが
ら保持して食品用材料試料を得た。
得られた試料を室温にて減圧乾燥し、PPAによる消化
性を調べたところ、PPA分解性は第4図に示すように
、脂肪酸エステルを添加しない水を用いて95℃で30
分間攪拌しながら保持した比較対照の澱粉質の93%で
あった。
実施例28 白米粒100gに、あらかじめショ糖ステアリン酸エス
テル(S−1570、三菱化成■製)20gを予め溶解
した水5Dを加え、55℃で24時間保持した。次いで
上清を捨て凍結乾燥して食品用材料試料を得た。
得られた試料を粉砕して0.5gとり、PPAによる消
化性(予め糊化)を調べたところ、PPA分解性は第5
図に示すように未処理の澱粉質の75%であった。
実施例2つ 小麦粉50gに、あらかじめグリセリンモノステアリン
酸エステル(エマルジーMM100、理研ビタミン■製
)5gを予め溶解した水5ρを加え、70℃で60分間
浸漬して食品用材料試料を得た。
得られた試料を凍結乾燥し、PPAによる消化性を調べ
たところ、PPA分解性は第6図に示すように未処理の
澱粉質の41%であった。
実施例30〜33 小麦粉50gに、あらかじめグリセリンモノステアリン
酸エステル(エマルジーMM100、理研ビタミン■製
)5gを予め溶解した水5gを加え、95℃で以下に示
す時間浸漬し食品用材料試料を得た。
得られた試料を凍結乾燥し、PPAによる消化性を調べ
た。なお、それぞれの比較対照としては、グリセリンモ
ノステアリン酸エステルを添加しない水において95℃
にてそれぞれ同じ時間処理したものを用いた。その結果
を第4表および第7図に示す。
第4表 処理時間 実施例30  10分 実施例31  20分 実施例32  30分 実施例33  60分 PPA分解性 (対比較対照) 96% 82% 83% 84% 実施例34 市販のもち米を粉砕した物400gに、市販の薄力粉1
00gを混合して原料澱粉を調製した。
この原料澱粉500gに、予めショ糖ステアリン酸エス
テル(S−1570、三菱化成■製)200gを分散さ
せた水5Dを加え、10℃で10分間攪拌しながら保持
した。この混合物から上清を捨て、凍結乾燥して食品用
材料試料を得た。
得られた試料に対し、脂肪酸化合物による澱粉質のアミ
ロース占有率ならびにPPAによる消化性を調べたとこ
ろ、脂肪酸化合物による澱粉質のアミロース占有率は3
8%であり、また、PPAによる消化性は未処理の原料
澱粉の92%であった。
実施例35〜38 第5表に示す各種の澱粉質1kgに、予めショ糖ステア
リン酸エステル(S−1570、三菱化成■製)または
グリセリンモノステアリン酸エステル(エマルジーMS
、理研ビタミン■製)50gを溶解した水31を加え、
30℃で1時間緩かに攪拌しながら保持した。この後、
上清を捨て、凍結乾燥して食品用材料試料を得た。得ら
れた試料を常温で風乾し、以下に述べる方法により糊化
開始温度を測定し、未処理物の糊化開始温度との差を調
べた。結果を第5表に示す。なお、第8〜10図はそれ
ぞれ、比較対照としての未処理の小麦粉、S−1570
処理小麦粉(実施例35)およびエマルジーMS処理小
麦粉(実施例36)の糊化開始温度の測定に用いたフォ
トペーストグラフィーの吸光度曲線を示すものである。
第5表 澱粉質 実施例35  小麦粉 実施例36  小麦粉 実施例37  白米粉 実施例38  白米粉 伺化開姶4度差 脂肪酸化合物    (対未処理物) S−1570423℃ エマルジーMS     424℃ S−1570+14°C エマルジーMS     +15℃ 実施例39 市販の小麦粉10kgに、予めグリセリンモノステアリ
ン酸エステル(エマルジーMS、理研ビタミン株製)2
00gを溶解した水1.5gを加え、130℃で加圧加
熱しながら、1分間混練した。この後、凍結乾燥して食
品用材料試料を得た。
一方、グリセリンモノステアリン酸エステルを添加しな
い以外は同様に処理したものを対照とした。
それぞれ4週齢のSD系雄ラうト10匹(平均体重17
0g)からなる試験区および対照区に、上記試料を70
重量%含んで調製された飼料あるいは上記対照を70重
量%含んで調製された飼料をそれぞれ摂食させて2週間
飼育した。2週間経過後に、各区のラットを屠殺して体
脂肪量を観察した。
その結果、試験区のラットにおいては、体重は対照区の
ラットの104%、試料摂取量は対照区のラットの10
6%と、むしろ対照区よりも良好な成長を示したが、体
脂肪量は対照区の89%、肝臓脂肪量は対照区の89%
と、明らかに少ないものであった。
実施例40 小麦粉(アミロース含有率 22%)100gに、予め
ショ糖ステアリン酸エステル(S−1570、三菱化成
■製)5gを65℃にて懸濁しておイタ水300gを加
え、30°Cテロ 0 分間攪rPしながら保持し、そ
の後全量を凍結乾燥して食品用材料試料を得た。
得られた試料50gを水150m1と共に121℃で3
0分加圧加熱した後、健常男子1名に経口投与した。投
与後、定時的に採血し、血糖値を測定した。なお、血糖
値の測定は、市販の4(す定装置(グルコスター、エイ
ムス三共■製)を用いた。
その結果、第11図に示すように、この試料を投与した
場合には、比較対照の小麦粉(121°Cで30分間加
熱したのみ)の場合に対し、面積比で63%、ピーク高
さて61%と明らかに血糖値の上昇が遅延していた。
実施例41 澱粉質を白米粉とする以外は実施例40と同様にして食
品用材料試料を調製し、同様に加熱処理して健常男子1
名に経口投与し、投与後の血糖値の変化を測定した。 
その結果、第11図に示すように、この試料を投与した
場合には、比較対照の白米粉(121℃で30分間加熱
したのみ)の場合に対し、面積比で64%と明らかに血
糖値の上昇が遅延していた。実施例42〜43シヨ糖ス
テアリン酸エステルに代えて、ソルビタンラウリン酸エ
ステル(エマゾールL−10、花王側製)(実施例42
)またはグリセリンモノステアリン酸エステル(エマル
ジーMS、理研ビタミン■製)(実施例43)を用いる
以外は実施例40と同様にして食品用材料試料を調製し
、同様に加圧加熱処理して健常男子1名に経口投与し、
投与後の血糖値の変化を測定した。
その結果、これら試料を投与した場合にも、比較対照の
小麦粉(121℃で30分間加熱したのみ)の場合に対
し、それぞれ面積比で88%(実施例42)および75
%(実施例43)と明らかに血糖値の上昇が遅延してい
た。
実施例44〜45 ショ糖ステアリン酸エステルに代えて、グリセリンモノ
ステアリン酸エステル(エマルジーM S 。
理研ビタミン■製)(実施例44)またはレシチン(A
Y−A、豊年製油■製)(実施例45)を用いる以外は
実施例41と同様にして食品用材料試料を調製し、同様
に加熱処理して健常男子1名に経口投与し、投与後の血
糖値の変化を測定した。
その結果、これら試料を投与した場合にも、比較対照の
白米粉(121℃で30分間加熱したのみ)の場合に対
し、それぞれ面積比で85%(実施例44)および75
%(実施例45)と明らかに血糖値の上昇が遅延してい
た。
実施例46 市販の強力粉1kgに、予めグリセリンモノステアリン
酸エステル(エマルジーMS、理研ビタミン■製)50
gを溶解した水31を加え、30℃で1時間攪拌しなが
ら保持した。この混合物から上清を捨て、凍結乾燥して
食品用材料試料を得た。
得られた試料2Kgに、油脂150g、砂糖150gお
よびタンパク質120gを加えてパンミックスを作り、
このパンミックス280gにドライイースト3gを添加
して市販のパン焼き機にて調理したところ、風味◆食感
の良好な食パンが得られた。さらに数名の協力者に対し
、この処理強力粉を用いて作成した食パンと、未処理の
強力粉を用いて上記と同様にして得られた食パンとを、
盲検法において食させ、好みの方を選択してもらったと
ころ、この選択に有意差は認められなかった。
またさらに、上記で得られた処理強力粉を用いた食パン
を凍結乾燥して食品試料を得た。この食品試料を0.5
gとり、水50m1を加えて95℃で30分間加熱した
後、PPAによる消化性を調べたところ、PPA分解性
は第12図に示すように未処理の強力粉を用いた食パン
の48%であった。さらにこの食品試料を0.5gとり
、水50m1を加えて加熱処理することなく、そのまま
PPAによる消化性を調べたところ、PPA分解性は第
13図に示すように未処理の強力粉を用いた食パンの2
7%であった。
実施例47 市販の薄力粉1kgに、予めショ糖ステアリン酸エステ
ル(S−1570、三菱化成■製)50gを溶解した水
3gを加え、30℃で1時間攪拌しながら保持した。こ
の混合物から上清を捨て、凍結乾燥して食品用材料試料
を得た。
得られた試料78gに砂糖9g、卵白粉末1゜5g、小
麦粉グルテン7g、食塩0.5g、膨化剤2.5g、香
料1.5gを加えて100gとし、よく混合してホット
ケーキミックスを得た。該ミックスを常法に従って焼成
したところ風味・食感の良好なホットケーキが得られた
。さらに数名の協力者に対し、この処理小麦粉を用いて
作成したホットケーキと、未処理の小麦粉を用いて上記
と同様にして得られたホットケーキとを、盲検法におい
て食させ、好みの方を選択してもらったところ、この選
択に有意差は認められなかった。
実施例48 市販の白米粉1kgに、予めショ糖ステアリン酸エステ
ル(S−1570、三菱化成■製)50gを溶解した水
3ρを加え、30℃で1時間攪拌しながら保持した。こ
の混合物から上清を捨て、凍結乾燥して食品用材料試料
を得た。
得られた試料90gに、粉末油脂3g、とうもろこし繊
維5g、卵殻粉2gを加えてよく混合した。該混合物を
適宜加水しながら、温度120〜130℃、押出し圧力
20〜25 k g/ c m2で、2軸エクストルー
ダーにて押出し加工し、風味・食感の良好な膨化食品を
得た。さらに数名の協力者に対し、この処理白米粉を用
いて作成した膨化食品と、未処理の白米粉を用いて上記
と同様にして得られた膨化食品とを、盲検法において食
させ、好みの方を選択してもらったところ、この選択に
有意差は認められなかった。
実施例49 市販の強力粉1kgに、予めグリセリンモノステアリン
酸エステル(エマルジーMS、理研ビタミン■製)50
gを溶解した水3gを加え、30℃で1時間攪拌しなが
ら保持した。この混合物から上清を捨て、凍結乾燥して
食品用材料試料を得た。
得られた試料800gに、デキストリン(パインデック
ス4、松谷化学製)20g、バイタルグルテン(パウダ
ーグルA1昭和産業■製)30gおよび水400gを配
合し、ミキサーにて混合し混練生地を得た。
この混練生地を常法により製麺ロールで複合および圧延
し、さらに切り出しを行ない生麺を得た。
この生!300gを沸騰水中でゆであげたところ、風味
・食感の良好なゆでうどんが得られた。
さらに数名の協力者に対し、この処理強力粉を用いて作
成したゆでうどんと、未処理の強力粉を用いて上記と同
様にして作成したゆでうどんとを盲検法において食させ
、好みの方を選択してもらったところ、この選択に有意
差は認められなかった。
なお、本発明の実施例において用いられた各測定法は以
下に述べる通りである。
脂肪酸化合物による澱粉質のアミロース占゛G率試料0
.1gをアルカリ糊化させるために20m1の0.5N
  KOHを加え完全に塊がなくなるまでよく混釈した
後、精製水150m1を加え、さらにIN  HC,Q
を20m1添加して中和し、総液量190m1とする。
調製した試料液95m1を水冷しながら、0.4N  
KI  5mlを加え、25mVの電圧をかけながら、
0.00157NKI03で毎分0.5mlの速度で滴
定し、電流の変化を測定する。電流が急激に上昇し始め
る点を変曲点とし、その時の滴定量を滴定値とする。一
方、同試料0.1gの全糖量をフェノール・硫酸法によ
り別に測定しておく。これらの滴定値および全糖量より
次式に基づき各試料のヨウ素親和力を算出し、さらに以
下の式により脂肪酸化合物による澱粉質のアミロース占
有率を求める。
ヨウ素親和力(mgジヨウ素・’100mg会糖量)=
全糖量化合物によ11tll賃のアミロース占有率(%
) =ブタ膵臓α−アミラーゼ(P P A)による消
化性試料0.5gを取り、これに50mM  リン酸緩
衝i(!?、(pH6,9)49mlを加え、次いで3
7℃に調整した振盪恒温槽中で30分間放置した。
PPA (シグマ[SIGMA]社製)をリン酸緩衝液
にて50μU / m 1に希釈した酵素液1mlを加
え、反応を開始する。反応開始から0.20.40.6
0分後に反応液を0.2mlずつ各2本、0゜IN  
NaOH3,8mlを分注した試験管に入れ酵素反応を
停止した。
PPAによる消化により生起した還元糖の定量は、ソモ
ギーネルソン[Somog 1−Nc l sonコ法
により行なった。
なお、試料を予め糊化する場合には、リン酸緩衝液を加
えたあと、沸騰湯浴中で30分間加熱することにより糊
化させた。
糊化開始温度 得られた試料0.1gに、精製水を加え100m1にメ
スアップした(0.1重量%試料懸濁液)後、フォトペ
ーストグラフィー測定装置(PHPG)のセルにセット
する。セル中の試料液を攪拌しながら、2℃/分の昇温
速度で温度を上昇させ、372nmの吸光度を95℃に
なるまで連続的に測定し、吸光度が急激に変化する変助
点における温度を糊化開始温度とする。なお、フォトペ
ーストグラフィー測定装置としては、手間理化研究所製
のものを用いた。
(発明の効果) 以上述べたように本発明の食品用飼料は、澱粉質と、該
澱粉質に結合された脂肪酸化合物とを有し、澱粉質の脂
肪酸化合物によるアミロース占有率が10%以上である
ことを特徴とするものであるから、消化・吸収が緩やか
で、かつ通常の澱粉と同様の味、食感を有しており、広
範な用途に用いることができる。さらに本発明の食品用
材料において、前記脂肪酸化合物が両親媒性物質であり
、さらに前記両親媒性物質が、遊離脂肪酸またはその塩
ないしエステルであると、消化・吸収速度の遅延化はよ
り優れたものとなり、また澱粉質が穀物粒または穀粒で
あると、経済的にもさらに有利なものとなり、より広範
な用途に安易に用いることができるものである。
さらに本発明は、澱粉質に予め溶媒に溶解あるいは分散
させた脂肪酸化合物を添加し、澱粉質と脂肪酸化合物を
接触させることを特徴とする消化・吸収速度の緩やかな
食品用材料の製造方法であるので、上記のように優れた
特性を有する食品用材料を、極めて簡単な操作によりか
つ安全性高く製造できるものである。さらに本発明の製
造方法において、澱粉質と溶媒の重量比が100:10
〜100であって、澱粉質と脂肪酸化合物の重量比が1
00:2〜50であり、また溶媒が水、アルコール、グ
リセリン、アルキレングリコールおよびアセトンからな
る群から選ばれた1秤または2秤以上のものを用いると
より効率よくかつ容易に上記のごとく優れた食品用材料
を提供することができるものである。さらに、このよう
な製造方法により得られた食品用材料を、乾燥・粉砕し
、該粉砕物を焼成することにより消化・吸収の緩やかな
パンないし菓子が、またこのような製造方法により得ら
れた食品用材料を、乾燥・粉砕し、さらに加水・混練を
行なうことにより消化・吸収の緩やかな麺がそれぞれ提
供されるものである。
本発明はまた、澱粉質と、該澱粉質に結合された脂肪酸
化合物とを有し、澱粉質の脂肪酸化合物によるアミロー
ス占有率が10%以上であることを特徴とする消化・吸
収速度の緩やかな食品用材料あるいは澱粉質に予め溶媒
に溶解あるいは分散させた脂肪酸化合物を添加し、澱粉
質と脂肪酸化合物を接触させることを特徴とする製造方
法によって得られた消化・吸収速度の緩やかな食品用材
料を金石することを特徴とする食品であるので、風味・
食感が良好であり、何ら苦難をもたらすことなく摂取可
能であり、肥満を予防するまたは改善するための食品と
して好適に用いることができる。さらに本発明の食品は
、摂取後における血糖値の上昇も緩やかなものとなるた
め、糖尿病の予防用または糖尿病患者用の食品としても
有用である。
【図面の簡単な説明】
第1〜7図はそれぞれ、本発明の食品用材料のフォトペ
ーストグラフィーにおける吸光度組線を示す園、第9〜
10図は本発明の食品用材料のフォトペーストグラフィ
ーにおける吸光度■線を示す図、第11囚は本発明の食
品用材料の実施例または比較対照となる澱粉質を投与し
た後のヒトにおける血糖値の経時的変化を示す図であり
、また第12〜13図は、本発明の食品の実施例と比較
対照とのPPA処理における還元糖生成量を示すグラフ
である。 特許出廓人 テルモ株式会社

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)澱粉質と、該澱粉質に結合された脂肪酸化合物と
    を有し、澱粉質の脂肪酸化合物によるアミロース占有率
    が10%以上である消化・吸収の緩やかな食品用材料。
  2. (2)前記脂肪酸化合物は両親媒性物質である請求項1
    に記載の食品用材料。
  3. (3)前記両親媒性物質が、遊離脂肪酸またはその塩な
    いしエステルである請求項2に記載の食品用材料。
  4. (4)澱粉質に予め溶媒に溶解あるいは分散させた脂肪
    酸化合物を添加し、澱粉質と脂肪酸化合物を接触させる
    ことを特徴とする消化・吸収速度の緩やかな食品用材料
    の製造方法。
  5. (5)澱粉質と溶媒の重量比が100:10〜100で
    あって、澱粉質と脂肪酸化合物の重量比が100:2〜
    50である請求項4に記載の食品用材料の製造方法。
  6. (6)溶媒が水、アルコール、グリセリン、アルキレン
    グリコールおよびアセトンからなる群から選ばれた1種
    または2種以上のものである請求項4または5に記載の
    食品用材料の製造方法。
  7. (7)請求項4〜6のいずれかに記載の製造方法により
    得られた食品用材料を、乾燥・粉砕し、該粉砕物を焼成
    することを特徴とする消化・吸収の緩やかなパンないし
    菓子の製法。
  8. (8)請求項4〜6のいずれかに記載の製造方法により
    得られた食品用材料を、乾燥・粉砕し、さらに加水・混
    練を行なうことを特徴とする消化・吸収の緩やかな麺の
    製法。
  9. (9)請求項1〜3のいずれかに記載の食品用材料ある
    いは請求項4〜6のいずれかに記載の製造方法により得
    られた食品用材料を含有することを特徴とする食品。
  10. (10)抗肥満性食品である請求項9に記載の食品。
  11. (11)糖尿病患者用食品である請求項9に記載の食品
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