JPH03246216A - 2,4―ジクロロ―3―アミノフェノール―o―アシル化物又はその塩及びこれを含有する角質繊維染色剤組成物 - Google Patents
2,4―ジクロロ―3―アミノフェノール―o―アシル化物又はその塩及びこれを含有する角質繊維染色剤組成物Info
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- JPH03246216A JPH03246216A JP3904390A JP3904390A JPH03246216A JP H03246216 A JPH03246216 A JP H03246216A JP 3904390 A JP3904390 A JP 3904390A JP 3904390 A JP3904390 A JP 3904390A JP H03246216 A JPH03246216 A JP H03246216A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は新規な2.4−ジクロロ−3−アミノフェノー
ル−〇−アシル化物又はその塩、及びこれを含有する彩
度、染着力及び堅ろう性に優れた角質繊維染色剤組成物
に関する。
ル−〇−アシル化物又はその塩、及びこれを含有する彩
度、染着力及び堅ろう性に優れた角質繊維染色剤組成物
に関する。
毛髪等の角質繊維の染色には、従来より顕色物質とカッ
プリング物質を組み合せて用いる、いわゆる酸化染色剤
が広く使用されている。この酸化染色剤は顕色物質とカ
ップリング物質の酸化カップリングによって生じる、い
わゆる酸化色素が毛髪等を強く染色することを利用した
ものである。
プリング物質を組み合せて用いる、いわゆる酸化染色剤
が広く使用されている。この酸化染色剤は顕色物質とカ
ップリング物質の酸化カップリングによって生じる、い
わゆる酸化色素が毛髪等を強く染色することを利用した
ものである。
従来、この顕色物質としては、一般にp−フェニレンジ
アミン誘導体、p−アミノフェノール誘導体、ジアミノ
ピリジン誘導体、4−アミノピラゾロン誘導体、複素環
状ヒドラゾン等が、またカップリング物質としては、α
−ナフトール、〇−クレゾール、m−クレゾール、2.
6−ジメチルフェノール、2.5−ジメチルフェノール
、3゜4−ジメチルフェノール、3,5−ジメチルフェ
ノール、ベンズカテキン、ピロガロール、1.5−ジヒ
ドロキシナフタレン、1.7−ジヒドロキシナフタレン
、5−アミノ−2−メチルフェノール、ヒドロキノン、
2,4−ジアミノアニソール、m−トルイレンジアミン
、4−アミノフェノール、レゾルシン、レゾルシンモノ
メチルエーテル、m−フ二ユニンジアミン、■−フェニ
ルー3−メチルー5−ピラゾロン、1−7エニルー3−
アミノ−5−ピラゾロン、1−フェニル−3,5−ジケ
ト−ピラゾリジン、1−メチル−7−ジメチル−アミノ
ー4−ヒドロキシキノロン−2,1−アミノ−3−アセ
チル−アセトアミノ−4−二トロベンゾール、1−アミ
ノ−3−シアンアセチル−アミノ−4−ニトロ−ペンゾ
ール、m−アミノフェノール、4−クロロレゾルシン、
2−メチルレゾルシン、2.4−ジアミノフェノキシエ
タノール、2.6−シアミツピリジン、3,5−ジアミ
ノ−トリフロロメチルベンゼン、2,4−ジアミノ−フ
ロロベンゼン、3. 5−ジアミノ−フロロベンゼン、
2.4−ジアミノ−6−ヒドロキシピリミジン、2,4
.6−トリアミノピリミジン、2−アミノ−4,6−シ
ヒドロキシピリミジン、4−アミノ−2,6−シヒドロ
キシビリミジン、4゜6−ジアミツー2−ヒドロキシピ
リミジン、p−ニトロ−○−フェニレンジアミン、2−
アミノ−5−=)ロフェノール、p−二トローm −7
エニレンジアミン、0−ニトロ−p−7二二レンジアミ
ン、2−アミノ−4−ニトロフェノール等が使用されて
いる。
アミン誘導体、p−アミノフェノール誘導体、ジアミノ
ピリジン誘導体、4−アミノピラゾロン誘導体、複素環
状ヒドラゾン等が、またカップリング物質としては、α
−ナフトール、〇−クレゾール、m−クレゾール、2.
6−ジメチルフェノール、2.5−ジメチルフェノール
、3゜4−ジメチルフェノール、3,5−ジメチルフェ
ノール、ベンズカテキン、ピロガロール、1.5−ジヒ
ドロキシナフタレン、1.7−ジヒドロキシナフタレン
、5−アミノ−2−メチルフェノール、ヒドロキノン、
2,4−ジアミノアニソール、m−トルイレンジアミン
、4−アミノフェノール、レゾルシン、レゾルシンモノ
メチルエーテル、m−フ二ユニンジアミン、■−フェニ
ルー3−メチルー5−ピラゾロン、1−7エニルー3−
アミノ−5−ピラゾロン、1−フェニル−3,5−ジケ
ト−ピラゾリジン、1−メチル−7−ジメチル−アミノ
ー4−ヒドロキシキノロン−2,1−アミノ−3−アセ
チル−アセトアミノ−4−二トロベンゾール、1−アミ
ノ−3−シアンアセチル−アミノ−4−ニトロ−ペンゾ
ール、m−アミノフェノール、4−クロロレゾルシン、
2−メチルレゾルシン、2.4−ジアミノフェノキシエ
タノール、2.6−シアミツピリジン、3,5−ジアミ
ノ−トリフロロメチルベンゼン、2,4−ジアミノ−フ
ロロベンゼン、3. 5−ジアミノ−フロロベンゼン、
2.4−ジアミノ−6−ヒドロキシピリミジン、2,4
.6−トリアミノピリミジン、2−アミノ−4,6−シ
ヒドロキシピリミジン、4−アミノ−2,6−シヒドロ
キシビリミジン、4゜6−ジアミツー2−ヒドロキシピ
リミジン、p−ニトロ−○−フェニレンジアミン、2−
アミノ−5−=)ロフェノール、p−二トローm −7
エニレンジアミン、0−ニトロ−p−7二二レンジアミ
ン、2−アミノ−4−ニトロフェノール等が使用されて
いる。
しかしながら、従来の酸化染色剤は、彩度、染着力及び
堅ろう性において充分に満足できるものではなかった。
堅ろう性において充分に満足できるものではなかった。
そして、斯かる諸性質はカップリング物質の特性によっ
て大きく左右されることから、カップリング物質として
優れた性質を有する物質を見出すことは、優れた酸化染
色剤を得る上で極めて重要である。
て大きく左右されることから、カップリング物質として
優れた性質を有する物質を見出すことは、優れた酸化染
色剤を得る上で極めて重要である。
斯かる実情において、本発明者らは、多くの化合物を合
成し、そのカップリング物質としての特性を検討してい
たところ、後記一般式(I)で表わされる2、4−ジク
ロロ−3−アミノフェノール−0−アシル化物又はその
塩がカップリング物質として、優れた特性を有すること
を見出し本発明を完成した。
成し、そのカップリング物質としての特性を検討してい
たところ、後記一般式(I)で表わされる2、4−ジク
ロロ−3−アミノフェノール−0−アシル化物又はその
塩がカップリング物質として、優れた特性を有すること
を見出し本発明を完成した。
すなわち、本発明における第一の発明は次の一般式(r
) nt+ 2 (式中、Rは炭素数2〜4の低級アシル基を示す) で表わされる2、4−ジクロロ−3−アミノフェノール
−〇−アシル化物又はその塩を提供するものである。
) nt+ 2 (式中、Rは炭素数2〜4の低級アシル基を示す) で表わされる2、4−ジクロロ−3−アミノフェノール
−〇−アシル化物又はその塩を提供するものである。
上記一般式(I)において、Rで示される低級アシル基
としては、例えばアセチル基、プロピオニル基、ブチリ
ル基等が挙げられる。
としては、例えばアセチル基、プロピオニル基、ブチリ
ル基等が挙げられる。
本発明化合物(I)は、例えば次の反応式に従って製造
することができる。
することができる。
以下余白
(I[) (I)〔
式中、Rは前記と同じ意味を示す〕 すなわち、2,4−ジクロロ−3−アミノフェノール(
If)に低級脂肪酸[ROH(III) )及びその反
応性誘導体を反応させることにより本発明化合物(I)
が製造される。
式中、Rは前記と同じ意味を示す〕 すなわち、2,4−ジクロロ−3−アミノフェノール(
If)に低級脂肪酸[ROH(III) )及びその反
応性誘導体を反応させることにより本発明化合物(I)
が製造される。
低級脂肪酸(In)の反応性誘導体としては酸無水物、
酸塩化物等が挙げられる。
酸塩化物等が挙げられる。
反応は、例えば化合物(n)に対して1〜2倍モルの低
級脂肪酸無水物並びに溶媒量の低級脂肪酸、0〜2倍の
低級脂肪酸アルカリ金属塩を加えて加熱還流すればよい
。
級脂肪酸無水物並びに溶媒量の低級脂肪酸、0〜2倍の
低級脂肪酸アルカリ金属塩を加えて加熱還流すればよい
。
本発明化合物(I)の単離・精製はベンゼン、ヘキサン
等の有機溶媒を用いてカラムクロマトグラフィーにより
精製し、更にそれをエタノール等の有機溶媒を用いて再
結晶するなどの方法により行われる。
等の有機溶媒を用いてカラムクロマトグラフィーにより
精製し、更にそれをエタノール等の有機溶媒を用いて再
結晶するなどの方法により行われる。
なお、原料となる化合物(n)は、例えば英国特許第1
531335号の明細書記載の方法により製造すること
ができる。
531335号の明細書記載の方法により製造すること
ができる。
かくして得られた本発明化合物(I)は常法により塩酸
、硫酸、リン酸等の無機酸又はプロピオン酸、乳酸、ク
エン酸等の有機酸の塩とすることができる。
、硫酸、リン酸等の無機酸又はプロピオン酸、乳酸、ク
エン酸等の有機酸の塩とすることができる。
さらに本発明における第二の発明は本発明化合物(I)
又はその塩をカップリング物質として用いることにより
、彩度、染着力及び堅ろう性に優れた角質繊維染色剤組
成物を提供することである。
又はその塩をカップリング物質として用いることにより
、彩度、染着力及び堅ろう性に優れた角質繊維染色剤組
成物を提供することである。
本発明染色剤組成物に使用される顕色物質としては、通
常、酸化染毛剤に使用されているものであれば、特に制
限されないが、例えばp−フェニレンジアミン、トルエ
ン−2,5−ジアミン、N−フェニル−p−フェニレン
ジアミン、2−クロロ−p−7二二レンジアミン等のp
−フェニレンジアミン誘導体;p−アミノフェノール、
5−アミノサリチル酸、2.4−ジアミノフェノール等
のp−アミノフェノール誘導体;2,5−ジアミノピリ
ジン、2.3−ジアミノピリジン等のピリジン誘導体;
テトラアミノピリミジン等のピリミジン誘導体等が挙げ
られる。これらの顕色物質の中でも、次の一般式(IV
) H2 (式中、R1は水素原子、クロル原子又はメチル基を示
す) で表わされるp−フェニレンジアミン誘導体を用いると
、極めて高彩度で堅ろう性の高い青色系の色調を得るこ
とができる。
常、酸化染毛剤に使用されているものであれば、特に制
限されないが、例えばp−フェニレンジアミン、トルエ
ン−2,5−ジアミン、N−フェニル−p−フェニレン
ジアミン、2−クロロ−p−7二二レンジアミン等のp
−フェニレンジアミン誘導体;p−アミノフェノール、
5−アミノサリチル酸、2.4−ジアミノフェノール等
のp−アミノフェノール誘導体;2,5−ジアミノピリ
ジン、2.3−ジアミノピリジン等のピリジン誘導体;
テトラアミノピリミジン等のピリミジン誘導体等が挙げ
られる。これらの顕色物質の中でも、次の一般式(IV
) H2 (式中、R1は水素原子、クロル原子又はメチル基を示
す) で表わされるp−フェニレンジアミン誘導体を用いると
、極めて高彩度で堅ろう性の高い青色系の色調を得るこ
とができる。
顕色物質と化合物(I)又はその塩の配合割合は、一方
が他方に比べ過剰となってもよいが、モル比でに〇、5
〜1:2程度とすることが好ましい。
が他方に比べ過剰となってもよいが、モル比でに〇、5
〜1:2程度とすることが好ましい。
また、顕色物質及びカップリング物質は共に単独でも2
種以上を組み合せて用いてもよい。化合物(I)に併用
できるカップリング物質の例としてはα−ナフトール等
の前記したものを挙げることができる。
種以上を組み合せて用いてもよい。化合物(I)に併用
できるカップリング物質の例としてはα−ナフトール等
の前記したものを挙げることができる。
また、本発明角質繊維染色剤組成物には必要により直接
染料を配合して付加的に色合いを変化させることもでき
る。このような直接染料としては、例えば、日本ヘアカ
ラー工業会発行の染料原料基準に記載の2−アミノ−4
−二トロフェノール、2−アミノ−5−二トロフェノー
ル、塩酸ニトロ−p−フェニレンジアミン、ニトロ−p
−フェニレンジアミン、p−アミノフェニルスルファミ
ン酸、p−ニトロ−〇−フェニレンジアミン、ピクラミ
ン酸、ピクラミン酸ナトリウム、ピクリン酸、クロムブ
ラウンRH1ヘマティン、硫酸ニトロ−p−7二二レン
ジアミン、硫酸p−ニトロ−〇−フェニレンジアミン、
硫酸p−ニトロ−m−フェニレンジアミン、1−アミノ
−4−メチルアミノアントラキノン、■、4−ジアミノ
アントラキノン;酸性染料である赤色2号、赤色3号、
赤色102号、赤色104号、赤色105号、赤色10
6号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号、青色
2号、赤色201号、赤色227号、赤色230号、赤
色231号、赤色232号、橙205号、橙207号、
黄色202号、黄色203号、緑色201号、緑色20
4号、緑色205号、青色202号、青色203号、青
色205号、かっ色201号、赤色401号、赤色50
2号、赤色503号、赤色504号、赤色506号、橙
402号、黄色402号、黄色403号、黄色406号
、黄色407号、緑色401号、緑色402号、紫色4
01号、黒401号;油溶性染料である赤色215号、
赤色218号、赤色225号、橙201号、橙206号
、黄色201号、黄色204号、緑色202号、紫色2
01号、赤色501号、赤色505号、橙403号、黄
色404号、黄色405号、青色403号;塩基性染料
である赤色213号、赤色214号;及びAr1ano
r社の塩基性染料の5ienna Brown、 Ma
hogany、 Madder Red、 Steel
BlueSStraw Yellow等が挙げられるが
、特にニトロフエニレンジアミン、ニトロ−アミノフェ
ノール、アントラキノン染料が好ましい。
染料を配合して付加的に色合いを変化させることもでき
る。このような直接染料としては、例えば、日本ヘアカ
ラー工業会発行の染料原料基準に記載の2−アミノ−4
−二トロフェノール、2−アミノ−5−二トロフェノー
ル、塩酸ニトロ−p−フェニレンジアミン、ニトロ−p
−フェニレンジアミン、p−アミノフェニルスルファミ
ン酸、p−ニトロ−〇−フェニレンジアミン、ピクラミ
ン酸、ピクラミン酸ナトリウム、ピクリン酸、クロムブ
ラウンRH1ヘマティン、硫酸ニトロ−p−7二二レン
ジアミン、硫酸p−ニトロ−〇−フェニレンジアミン、
硫酸p−ニトロ−m−フェニレンジアミン、1−アミノ
−4−メチルアミノアントラキノン、■、4−ジアミノ
アントラキノン;酸性染料である赤色2号、赤色3号、
赤色102号、赤色104号、赤色105号、赤色10
6号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号、青色
2号、赤色201号、赤色227号、赤色230号、赤
色231号、赤色232号、橙205号、橙207号、
黄色202号、黄色203号、緑色201号、緑色20
4号、緑色205号、青色202号、青色203号、青
色205号、かっ色201号、赤色401号、赤色50
2号、赤色503号、赤色504号、赤色506号、橙
402号、黄色402号、黄色403号、黄色406号
、黄色407号、緑色401号、緑色402号、紫色4
01号、黒401号;油溶性染料である赤色215号、
赤色218号、赤色225号、橙201号、橙206号
、黄色201号、黄色204号、緑色202号、紫色2
01号、赤色501号、赤色505号、橙403号、黄
色404号、黄色405号、青色403号;塩基性染料
である赤色213号、赤色214号;及びAr1ano
r社の塩基性染料の5ienna Brown、 Ma
hogany、 Madder Red、 Steel
BlueSStraw Yellow等が挙げられるが
、特にニトロフエニレンジアミン、ニトロ−アミノフェ
ノール、アントラキノン染料が好ましい。
これらの直接染色は、本発明組成物中に0.O1〜20
.0重量%加えることが好ましい。
.0重量%加えることが好ましい。
本発明角質繊維染色剤組成物は、空気中の酸素によって
も酸化カップリングを生起し、毛髪等を染色するが、化
学的酸化剤を添加することにより酸化カップリングを生
起させるのがより好ましい。
も酸化カップリングを生起し、毛髪等を染色するが、化
学的酸化剤を添加することにより酸化カップリングを生
起させるのがより好ましい。
特に好ましい酸化剤としては、過酸化水素;過酸化水素
が尿素、メラミン又は硼酸ナトリウムに付加した生成物
;このような過酸化水素付加物と過酸化カリウムー二硫
酸との混合物等が挙げられる。
が尿素、メラミン又は硼酸ナトリウムに付加した生成物
;このような過酸化水素付加物と過酸化カリウムー二硫
酸との混合物等が挙げられる。
本発明の染色組成物は通常、クリーム、エマルジョン、
ゲル、溶液等の剤型で提供されるのが好ましい。このよ
うな剤型とするには、前記顕色物質及びカップリング物
質に、通常化粧品分野において用いられる湿潤剤(乳化
剤)、可溶化剤、増粘剤、安定化剤、感触向上剤、整髪
基剤、香料等を添加し、常法に従って製造すればよい。
ゲル、溶液等の剤型で提供されるのが好ましい。このよ
うな剤型とするには、前記顕色物質及びカップリング物
質に、通常化粧品分野において用いられる湿潤剤(乳化
剤)、可溶化剤、増粘剤、安定化剤、感触向上剤、整髪
基剤、香料等を添加し、常法に従って製造すればよい。
ここで用いられる湿潤剤(乳化剤)としては、例えばア
ルキルベンゼンスルホネート、脂肪アルコ−Jl、サル
フェート、アルキルスルホネート、脂肪酸アルカノール
アミド、エチレンオキシドと脂肪アルコールとの付加生
成物等が挙げられる。また増粘剤としては、例えばメチ
ルセルロース、デンプン、高級脂肪アルコール、パラフ
ィン油、脂肪酸等が挙げられ、安定化剤としては、例え
ば亜硫酸塩等の還元剤、ヒドロキノン誘導体、キレート
剤等が挙げられ、感触向上剤、整髪基剤としては、例え
ばシリコーン、高級アルコール、各種非イオン界面活性
剤等の油剤、各種カチオンポリマー等が挙げられる。
ルキルベンゼンスルホネート、脂肪アルコ−Jl、サル
フェート、アルキルスルホネート、脂肪酸アルカノール
アミド、エチレンオキシドと脂肪アルコールとの付加生
成物等が挙げられる。また増粘剤としては、例えばメチ
ルセルロース、デンプン、高級脂肪アルコール、パラフ
ィン油、脂肪酸等が挙げられ、安定化剤としては、例え
ば亜硫酸塩等の還元剤、ヒドロキノン誘導体、キレート
剤等が挙げられ、感触向上剤、整髪基剤としては、例え
ばシリコーン、高級アルコール、各種非イオン界面活性
剤等の油剤、各種カチオンポリマー等が挙げられる。
これらの剤型における顕色物質とカップリング物質の配
合量は、合計で0.05〜lO重量%(以下単に%で示
す)、特に0.1〜5%が好ましい。湿潤剤(乳化剤)
は通常0.5〜30%、増粘剤は0.1〜25%配合さ
れるのが好ましい。
合量は、合計で0.05〜lO重量%(以下単に%で示
す)、特に0.1〜5%が好ましい。湿潤剤(乳化剤)
は通常0.5〜30%、増粘剤は0.1〜25%配合さ
れるのが好ましい。
またこれらの剤型において、組成物全体のpHは8〜1
0程度に調整されるのが好ましい。
0程度に調整されるのが好ましい。
本発明角質繊維染色剤組成物を用いて角質繊維の染色を
実施するには、例えば本発明染色組成物に酸化剤を添加
して酸化カップリングを行って染色液を調製し、この染
色液を角質繊維に適用し、10〜50分、好ましくは2
5〜35分前後の作用時間をおいて角質繊維を洗浄した
後乾燥することにより行われる。ここで染色液の適用は
15〜40℃で行われる。
実施するには、例えば本発明染色組成物に酸化剤を添加
して酸化カップリングを行って染色液を調製し、この染
色液を角質繊維に適用し、10〜50分、好ましくは2
5〜35分前後の作用時間をおいて角質繊維を洗浄した
後乾燥することにより行われる。ここで染色液の適用は
15〜40℃で行われる。
畝上の如く、顕色物質とカップリング物質からなる角質
繊維染色剤組成物において、カップリング物質として本
発明の2.4−ジクロロ−3−アミノフェノール−O−
アシル化物又はその塩を用いると、彩度、染着力、堅ろ
う性に優れた幅広い染色が可能であり、特にp−フユニ
レンジアミン誘導体を顕色物質として組み合せることに
より、極めて高彩度で堅ろう性の高い青色系の色調を得
ることができる。しかも得られた色調は良好な耐光性、
耐洗浄性及び耐摩擦性を有している。
繊維染色剤組成物において、カップリング物質として本
発明の2.4−ジクロロ−3−アミノフェノール−O−
アシル化物又はその塩を用いると、彩度、染着力、堅ろ
う性に優れた幅広い染色が可能であり、特にp−フユニ
レンジアミン誘導体を顕色物質として組み合せることに
より、極めて高彩度で堅ろう性の高い青色系の色調を得
ることができる。しかも得られた色調は良好な耐光性、
耐洗浄性及び耐摩擦性を有している。
次に参考例及び実施例を挙げて本発明の詳細な説明する
が、本発明はこれによって制限されるものではない。
が、本発明はこれによって制限されるものではない。
実施例1
2.4−ジクロロ−3−アミノフェノールアセテートの
製造: 酢酸20献に2.4−ジクロロ−3−アミノフェノール
塩酸塩5.6g (26mmol)酢酸ナトリウム2.
4g (29mmof>及び無水酢酸35−(36mm
of)を加え、2.4−ジクロロ−3−アミノフェノー
ルがほぼな(なるまで加熱還流した。これを室温まで冷
却した後、塩を濾過して除き、溶媒を減圧留去した。残
渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル230〜4
00メツシユ、ベンゼン−ヘキサン)により分離し、2
.4−ジクロロ−3−アミノフェニルアセテートの粗生
成物1.6gを得た。
製造: 酢酸20献に2.4−ジクロロ−3−アミノフェノール
塩酸塩5.6g (26mmol)酢酸ナトリウム2.
4g (29mmof>及び無水酢酸35−(36mm
of)を加え、2.4−ジクロロ−3−アミノフェノー
ルがほぼな(なるまで加熱還流した。これを室温まで冷
却した後、塩を濾過して除き、溶媒を減圧留去した。残
渣をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル230〜4
00メツシユ、ベンゼン−ヘキサン)により分離し、2
.4−ジクロロ−3−アミノフェニルアセテートの粗生
成物1.6gを得た。
この粗生成物をエタノールにより再結晶すると融点80
.9〜81.4℃の標記化合物の無色結晶が得られた。
.9〜81.4℃の標記化合物の無色結晶が得られた。
’H−NMR(CDC1,) :δ 2J4(s、3H
)、 4.55(s(br)。
)、 4.55(s(br)。
2H)、 6.50(d、J=9Hz、1)1)、 7
.19(d、J=9Hz。
.19(d、J=9Hz。
IH)。
IR(ヌジョール) : 3484.3380.17
60゜1612 cm MS(20eV): 224(I,0%)、223(I
1,2%)。
60゜1612 cm MS(20eV): 224(I,0%)、223(I
1,2%)。
222 (6,3%)、221(66,1%)。
220 (9,5%)、219M(I00%)。
77
実施例2
ベース組成ニ
オレイン酸
オレイン酸ジェタノールアミ
オレイルアルコール
エタノール
プロピレングリコール
塩化アンモニウム
25%アンモニア
水
上記組成からなるベース
す顕色物質0.01モル及びカップリング物質0.01
モルを混入した。次いで組成物のpHをアンモニアにて
9.5に調整することにより、本発明角質繊維染色剤組
成物を製造した。
モルを混入した。次いで組成物のpHをアンモニアにて
9.5に調整することにより、本発明角質繊維染色剤組
成物を製造した。
この本発明染色組成物100gに対し、等重量の6%過
酸化水素水溶液を加え染色液を調製した。
酸化水素水溶液を加え染色液を調製した。
この染色液を白髪混じりの入毛に塗布し、30℃で30
分間放置した。次いで毛髪を通常のシャンプーで洗浄し
、乾燥した。得られた染色の色調、彩度及び耐変退色性
を観察した結果を表1に示す。
分間放置した。次いで毛髪を通常のシャンプーで洗浄し
、乾燥した。得られた染色の色調、彩度及び耐変退色性
を観察した結果を表1に示す。
なお染色性はいずれも良好であった。
堅ろう性は、40℃、70%RH条件下、100時間保
持後の変化を一5℃保存品との比較によった。判定はい
ずれも目視で行った。
持後の変化を一5℃保存品との比較によった。判定はい
ずれも目視で行った。
顕色物質
P+:p−フェニレンジアミン
P2:トルエン−2,5−ジアミン
Ps:p−アミノフェノール
P4:5−アミノサリチル酸
カップリング物質
C,:2.4−ジクロロ−3−アミノフェニルアセテー
ト C2:m−フェニレンジアミン C,:2,4−ジクロロ−3 エノール 判定基準 ◎:非常に良い ○:良 い △:やや劣る ×:悪 い アセチルアミノフ 以下余白 実施例3 実施例2に記載の組成からなるベース100g中に表2
に示す顕色物質0.01モル及びカップリング物質0.
01モルを混入し、実施例2と同様の操作を行って得ら
れた毛髪の染色の染色性を観察した。
ト C2:m−フェニレンジアミン C,:2,4−ジクロロ−3 エノール 判定基準 ◎:非常に良い ○:良 い △:やや劣る ×:悪 い アセチルアミノフ 以下余白 実施例3 実施例2に記載の組成からなるベース100g中に表2
に示す顕色物質0.01モル及びカップリング物質0.
01モルを混入し、実施例2と同様の操作を行って得ら
れた毛髪の染色の染色性を観察した。
判定は実施例2の判定基準に従い目視で行った。
結果を表2に示す。
表 2
(P、、 P2. C,、C,は実施例2と同じものを
示す)以上 平成3年2月 21日 2゜ 発明の名称 2.4−ジクロロ−3−アミノフェノール−〇−アシル
化物又はその塩及びこれを含有する角質繊維染色剤組成
物3、 補正をする者 事件との関係 出願人 名称 (091)花王株式会社 4、代理人 住 所 東京都中央区日本橋人形町1丁目3番6号(〒103)
6、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」 の欄 7、補正の内容 (I)明細書中、第12頁第14行 r0.05〜10重量%」とあるを ro、oot〜10重量%」と訂正する。
示す)以上 平成3年2月 21日 2゜ 発明の名称 2.4−ジクロロ−3−アミノフェノール−〇−アシル
化物又はその塩及びこれを含有する角質繊維染色剤組成
物3、 補正をする者 事件との関係 出願人 名称 (091)花王株式会社 4、代理人 住 所 東京都中央区日本橋人形町1丁目3番6号(〒103)
6、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」 の欄 7、補正の内容 (I)明細書中、第12頁第14行 r0.05〜10重量%」とあるを ro、oot〜10重量%」と訂正する。
(2)同第12頁第15行
「0.1〜5%」とあるを
rO,01〜5%」と訂正する。
(3)同第13頁第4行
「10〜50分」とあるを
「5〜50分」と訂正する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、次の一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Rは炭素数2〜4の低級アシル基を示す) で表わされる2,4−ジクロロ−3−アミノフェノール
−O−アシル化物又はその塩。 2、請求項1記載の2,4−ジクロロ−3−アミノフェ
ノール−O−アシル化物又はその塩をカップリング物質
として含有する角質繊維染色剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3904390A JPH03246216A (ja) | 1990-02-20 | 1990-02-20 | 2,4―ジクロロ―3―アミノフェノール―o―アシル化物又はその塩及びこれを含有する角質繊維染色剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3904390A JPH03246216A (ja) | 1990-02-20 | 1990-02-20 | 2,4―ジクロロ―3―アミノフェノール―o―アシル化物又はその塩及びこれを含有する角質繊維染色剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03246216A true JPH03246216A (ja) | 1991-11-01 |
JPH0525851B2 JPH0525851B2 (ja) | 1993-04-14 |
Family
ID=12542095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3904390A Granted JPH03246216A (ja) | 1990-02-20 | 1990-02-20 | 2,4―ジクロロ―3―アミノフェノール―o―アシル化物又はその塩及びこれを含有する角質繊維染色剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03246216A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7897814B2 (en) | 2005-12-26 | 2011-03-01 | Mitsubishi Rayon Co., Ltd. | Method for extracting methacrylic acid |
-
1990
- 1990-02-20 JP JP3904390A patent/JPH03246216A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7897814B2 (en) | 2005-12-26 | 2011-03-01 | Mitsubishi Rayon Co., Ltd. | Method for extracting methacrylic acid |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0525851B2 (ja) | 1993-04-14 |
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