JPH03238048A - 燃焼触媒 - Google Patents
燃焼触媒Info
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- JPH03238048A JPH03238048A JP2029561A JP2956190A JPH03238048A JP H03238048 A JPH03238048 A JP H03238048A JP 2029561 A JP2029561 A JP 2029561A JP 2956190 A JP2956190 A JP 2956190A JP H03238048 A JPH03238048 A JP H03238048A
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- copper
- combustion
- magnesia
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- combustion catalyst
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は、可燃物質の接触完全燃焼により得られる高温
ガスを利用する、白金カイロ、水素燃焼器、石油ストー
ブなどの比較的低温域触媒燃焼、および自動車排ガス浄
化、触媒燃焼ヒーター、脱臭装置などの中温域触媒燃焼
に最も適した触媒に関するものである。
ガスを利用する、白金カイロ、水素燃焼器、石油ストー
ブなどの比較的低温域触媒燃焼、および自動車排ガス浄
化、触媒燃焼ヒーター、脱臭装置などの中温域触媒燃焼
に最も適した触媒に関するものである。
[従来技術および問題点コ
従来からの通常の燃焼は、可燃物質が空気中で酸化され
炎を生じる化学反応であり、可燃物質固有の燃焼濃度範
囲と燃焼開始温度が存在してその反応の制御は容易でな
い、しかも局部的な異常高温域が存在し、その高温域に
おいて窒素酸化物の発生を引きおこしやすく、また−酸
化炭素などの未燃有害物質を排出することもある。
炎を生じる化学反応であり、可燃物質固有の燃焼濃度範
囲と燃焼開始温度が存在してその反応の制御は容易でな
い、しかも局部的な異常高温域が存在し、その高温域に
おいて窒素酸化物の発生を引きおこしやすく、また−酸
化炭素などの未燃有害物質を排出することもある。
このようなことから、可燃物質と酸素含有ガスを触媒の
存在下で接触させて完全酸化反応を行わせる触媒燃焼が
提案・され、種々の触媒が検討されている。触媒燃焼は
火炎燃焼と比較してつぎのような特長がある。■燃焼速
度が大きく、燃焼効率が高い、■無炎燃焼のため局部的
異常高温域が発生せず、単位体積当りの熱負荷を大きく
することができる。■可燃物質の燃焼開始温度および完
全燃焼温度を低くすることができる。■完全燃焼である
ため未燃物質が発生せず、かつ1500℃以下で燃焼さ
せるため熱NOxがほとんど発生しない、■燃焼可能範
囲が広く、稀薄混合ガスでも燃焼できる。■燃焼面の温
度が均一であって燃焼装置の形態に対する制限が少ない
。
存在下で接触させて完全酸化反応を行わせる触媒燃焼が
提案・され、種々の触媒が検討されている。触媒燃焼は
火炎燃焼と比較してつぎのような特長がある。■燃焼速
度が大きく、燃焼効率が高い、■無炎燃焼のため局部的
異常高温域が発生せず、単位体積当りの熱負荷を大きく
することができる。■可燃物質の燃焼開始温度および完
全燃焼温度を低くすることができる。■完全燃焼である
ため未燃物質が発生せず、かつ1500℃以下で燃焼さ
せるため熱NOxがほとんど発生しない、■燃焼可能範
囲が広く、稀薄混合ガスでも燃焼できる。■燃焼面の温
度が均一であって燃焼装置の形態に対する制限が少ない
。
これまでに提案あるいは実用化されている低・中温域燃
焼触媒としては、貴金属を担持した触媒が知られている
。その例として、Pt、Pd。
焼触媒としては、貴金属を担持した触媒が知られている
。その例として、Pt、Pd。
Rhなどをガラスウール、セラミック繊維などの熱容量
の小さいマットや布に担持したもの(触媒講座9巻 工
業触媒反応n 、 p206 (1985)触媒学会網
、貞森、触媒、 l 311 (1987)、特開昭
56−60643号、特開昭56−62541号、特開
昭5814948号)がある、また、P d’?P t
がアルミナやジルコニアなどの担体あるいはアルミナや
ジルコニアなどによって被覆されたモノリス担体に担持
されたもの(山中、化学と工業、 244 (1973
)。
の小さいマットや布に担持したもの(触媒講座9巻 工
業触媒反応n 、 p206 (1985)触媒学会網
、貞森、触媒、 l 311 (1987)、特開昭
56−60643号、特開昭56−62541号、特開
昭5814948号)がある、また、P d’?P t
がアルミナやジルコニアなどの担体あるいはアルミナや
ジルコニアなどによって被覆されたモノリス担体に担持
されたもの(山中、化学と工業、 244 (1973
)。
黄木、セラミックス1719 (1982)、D、 L
、 Trimm。
、 Trimm。
Appl、 Catal、、ヱ249 (1983)
、特開昭59−41706゜特開昭6O−12132)
がある。
、特開昭59−41706゜特開昭6O−12132)
がある。
一方、酸化銅を担持した触媒も知られており、その例と
しては酸化銅がアルミナなどの耐熱性担体に担持された
もの(R,B、 Anderson et al、。
しては酸化銅がアルミナなどの耐熱性担体に担持された
もの(R,B、 Anderson et al、。
Ind、 Eng、 Chew、、 53 go9
(1961)、 T、 Morookaet al
、、 J、 Catal、、ヱ23 (1967)
、 V、 V、 Porovsky(j 61.
、pr□b1.1(ilejika i、Xatal
ize Akad。
(1961)、 T、 Morookaet al
、、 J、 Catal、、ヱ23 (1967)
、 V、 V、 Porovsky(j 61.
、pr□b1.1(ilejika i、Xatal
ize Akad。
Nauk、 5SSR,1fj−67(1960))が
ある。
ある。
しかし、これらはいずれも白金族元素あるいは酸化銅を
それぞれ別々に担持した触媒であって、それらを組合わ
せて共担持された触媒ではない、また、これらは本発明
のように高純度超微粉単結晶マグネシア担体に担持され
た触媒でもない。
それぞれ別々に担持した触媒であって、それらを組合わ
せて共担持された触媒ではない、また、これらは本発明
のように高純度超微粉単結晶マグネシア担体に担持され
た触媒でもない。
[問題を解決するための手段]
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、高純度超微粉単
結晶マグネシアを担体として用いることにより著しい効
果が得られることを見いだし、本発明を完成するに至っ
た。すなわち、本発明は、触媒の存在下で可燃物質と酸
素含有ガスを接触させて、完全酸化反応を行わせ無害な
CO2とH2Oのみに変化させ、同時に熱エネルギーを
発生させる触媒燃焼における触媒であって、高純度超微
粉単結晶マグネシアの第一成分、1種以上の白金族元素
の第二成分および酸化銅の第三成分からなることを特徴
とする。
結晶マグネシアを担体として用いることにより著しい効
果が得られることを見いだし、本発明を完成するに至っ
た。すなわち、本発明は、触媒の存在下で可燃物質と酸
素含有ガスを接触させて、完全酸化反応を行わせ無害な
CO2とH2Oのみに変化させ、同時に熱エネルギーを
発生させる触媒燃焼における触媒であって、高純度超微
粉単結晶マグネシアの第一成分、1種以上の白金族元素
の第二成分および酸化銅の第三成分からなることを特徴
とする。
本発明の燃焼触媒について以下に詳細に説明する。
本発明の触媒m製用マグネシア原料は、たとえばマグネ
シウム蒸気と酸素含有ガスを乱流拡散状態で接触させマ
グネシウムを酸化させることにより生成した気相酸化決
裂のマグネシアであり、高純度、超微粉、単結晶、高活
性などの性質を有する(BET比表面積5〜170m’
/g、比表面積径0.01〜0.2μm、純度>99.
98%)。
シウム蒸気と酸素含有ガスを乱流拡散状態で接触させマ
グネシウムを酸化させることにより生成した気相酸化決
裂のマグネシアであり、高純度、超微粉、単結晶、高活
性などの性質を有する(BET比表面積5〜170m’
/g、比表面積径0.01〜0.2μm、純度>99.
98%)。
本発明の効果を最大限に活用するためには、このマグネ
シア原料としては超微粉であるほど好ましい。
シア原料としては超微粉であるほど好ましい。
また、触媒調製用白金族元素原料としては、パラジウム
(Pd)、ロジウム(Rh〉、白金(pt)の硝酸塩、
アセチルアセトナト塩、アルコキシド、酢敢塩、カルボ
ニル塩のうちから選択された1種以上が使用される。
(Pd)、ロジウム(Rh〉、白金(pt)の硝酸塩、
アセチルアセトナト塩、アルコキシド、酢敢塩、カルボ
ニル塩のうちから選択された1種以上が使用される。
また、酸化銅前駆体原料としては、塩化銅、塩素敢銅、
過塩素酸銅、硫酸銅、酢酸銅およびアセチルアセトナト
銅のうちから選択された1種以上が使用される。
過塩素酸銅、硫酸銅、酢酸銅およびアセチルアセトナト
銅のうちから選択された1種以上が使用される。
さらに、本発明の触媒調製用有機溶媒原料としては、1
%以上の水を含有していないものであって、かつ上記2
種類の活性成分原料を溶解するものであればいずれでも
よい、たとえば、メタノール、エタノール、プロパツー
ルなどのアルコール類、ヘキサン、ヘプタン、ベンゼン
、トルエンなどの炭化水素類などを挙げることができる
が、経済性の面から安価でかつ溶解度の高いものが望ま
しい。
%以上の水を含有していないものであって、かつ上記2
種類の活性成分原料を溶解するものであればいずれでも
よい、たとえば、メタノール、エタノール、プロパツー
ルなどのアルコール類、ヘキサン、ヘプタン、ベンゼン
、トルエンなどの炭化水素類などを挙げることができる
が、経済性の面から安価でかつ溶解度の高いものが望ま
しい。
本発明の高温燃焼触媒はたとえば次のようにして調製さ
れる。
れる。
上記411類の原料、すなわち高純度超微粉単結晶マグ
ネシア、白金族元素原料、酸化銅前駆体原料および有機
溶媒を用い、マグネシア粒子表面に白金族元素原料およ
び酸化銅前駆体原料を担持させる。この場合、白金族元
素の担持量は、マグネシア担体に対して元素として0.
1〜1.Omol%の範囲が好ましい、また、酸化銅の
担持量は、マグネシア担体に対して1〜10mol%の
範囲が好ましい、それらの下限値以下ではその添加効果
が小さく触媒活性の向上が小さい、また、それらの上限
値以上にすると、その金属によるシンタリングの傾向が
みられるようになり、かえって活性が低下すると同時に
経済的にも不利である。
ネシア、白金族元素原料、酸化銅前駆体原料および有機
溶媒を用い、マグネシア粒子表面に白金族元素原料およ
び酸化銅前駆体原料を担持させる。この場合、白金族元
素の担持量は、マグネシア担体に対して元素として0.
1〜1.Omol%の範囲が好ましい、また、酸化銅の
担持量は、マグネシア担体に対して1〜10mol%の
範囲が好ましい、それらの下限値以下ではその添加効果
が小さく触媒活性の向上が小さい、また、それらの上限
値以上にすると、その金属によるシンタリングの傾向が
みられるようになり、かえって活性が低下すると同時に
経済的にも不利である。
このようにして調製したマグネシア、白金族元素原料、
酸化銅前駆体原料および有機溶媒からなるスラリーを5
0〜150℃において乾燥し、有機溶媒を完全に除去す
る。得られた白金族元素および酸化銅前駆体担持マグネ
シアをガス気流中において100〜650℃の温度範囲
で熱分解処理を行う、このさいの温度は白金族元素原料
および酸1ヒ銅前駆体原料の熱分解温度およびその分解
速度を併産して決める。得られた固形物を必要により粒
状あるいはハニカム状に成形し焼成を行って燃焼触媒を
得る。
酸化銅前駆体原料および有機溶媒からなるスラリーを5
0〜150℃において乾燥し、有機溶媒を完全に除去す
る。得られた白金族元素および酸化銅前駆体担持マグネ
シアをガス気流中において100〜650℃の温度範囲
で熱分解処理を行う、このさいの温度は白金族元素原料
および酸1ヒ銅前駆体原料の熱分解温度およびその分解
速度を併産して決める。得られた固形物を必要により粒
状あるいはハニカム状に成形し焼成を行って燃焼触媒を
得る。
なお、これらの調製法は一例にすぎず、本発明の高温燃
焼触媒はこれらの調製法に限定されるものではない。
焼触媒はこれらの調製法に限定されるものではない。
[作用]
酸化マグネシウムはNaCji型構造を取り、MgO結
晶中ではM g2−は6個の02−イオンで囲まれ、ま
た02−イオンは6個のMg24で囲まれている。しか
し、MgO表面は、その結晶面によって5個、4個また
は3個の02−イオンで囲まれたM g ”が存在する
と共に5個、4個または3個のMg24で囲まれた02
−イオンが存在する。このような状態にあるイオンは配
位不飽和イオンとして活性状態にある事がTenchら
(A、 J、 Tenchら。
晶中ではM g2−は6個の02−イオンで囲まれ、ま
た02−イオンは6個のMg24で囲まれている。しか
し、MgO表面は、その結晶面によって5個、4個また
は3個の02−イオンで囲まれたM g ”が存在する
と共に5個、4個または3個のMg24で囲まれた02
−イオンが存在する。このような状態にあるイオンは配
位不飽和イオンとして活性状態にある事がTenchら
(A、 J、 Tenchら。
東京国際触媒会議、 Vol、主、 p、1154.1
980)によって報告されている。そして、その活性状
態は配位不飽和度3.4.5の順に低下する0本特許に
用いた酸化マグネシウムはマグネシウム蒸気と酸素ガス
との接触酸化で生成した超微粉の単結晶からなるもので
あり、その表面は(001)面で囲まれている。従って
、この超微粉単結晶酸化マグネシウムの表面は配位不飽
和度5で示される最も活性の低いM g2−と02−イ
オンで占められている。
980)によって報告されている。そして、その活性状
態は配位不飽和度3.4.5の順に低下する0本特許に
用いた酸化マグネシウムはマグネシウム蒸気と酸素ガス
との接触酸化で生成した超微粉の単結晶からなるもので
あり、その表面は(001)面で囲まれている。従って
、この超微粉単結晶酸化マグネシウムの表面は配位不飽
和度5で示される最も活性の低いM g2−と02−イ
オンで占められている。
一般に焼結現象は粒子間の結合により表面の自由エネル
ギーを最小にする方向に物質移動が起こり、表面積を減
少させる事で理解されている。超微粉単結晶酸化マグネ
シウムにおいては個々の粒子の表面は小さい自由エネル
ギーしか持たない配位不飽和度5のM g2−と02−
イオンで覆われているため高温においても焼結が起こり
にくい性質を持っている。また酸化マグネシウムの焼結
は水蒸気の存在によって促進されることは良く知られた
事実であるが、超微粉単結晶酸化マグネシウムでは酸化
マグネシウム表面への水の吸着力が極めて弱く、吸着水
は500℃以上で容易に脱離し焼結に対して水蒸気は影
響を及ぼさない、またこのように吸着水が脱離した超微
粉単結晶酸化マグネシウムが良い燃焼触媒としての機能
を発揮する。
ギーを最小にする方向に物質移動が起こり、表面積を減
少させる事で理解されている。超微粉単結晶酸化マグネ
シウムにおいては個々の粒子の表面は小さい自由エネル
ギーしか持たない配位不飽和度5のM g2−と02−
イオンで覆われているため高温においても焼結が起こり
にくい性質を持っている。また酸化マグネシウムの焼結
は水蒸気の存在によって促進されることは良く知られた
事実であるが、超微粉単結晶酸化マグネシウムでは酸化
マグネシウム表面への水の吸着力が極めて弱く、吸着水
は500℃以上で容易に脱離し焼結に対して水蒸気は影
響を及ぼさない、またこのように吸着水が脱離した超微
粉単結晶酸化マグネシウムが良い燃焼触媒としての機能
を発揮する。
Pd、Pt、Rhの白金族元素および酸化銅は酸化マグ
ネシウム担体上に均一によく分散されており、それぞれ
前者は着火温度を低下させる作用、後者は完全燃焼温度
を低下させる作用をもつ、これら酸化マグネシウム、白
金族元素および酸化銅0 がそれぞれの役割を果たし燃焼触媒として優れた活性を
示すことが明らかとなり本発明を完成するに至った。
ネシウム担体上に均一によく分散されており、それぞれ
前者は着火温度を低下させる作用、後者は完全燃焼温度
を低下させる作用をもつ、これら酸化マグネシウム、白
金族元素および酸化銅0 がそれぞれの役割を果たし燃焼触媒として優れた活性を
示すことが明らかとなり本発明を完成するに至った。
[実施例]
実施例1〜3
気相酸化法製高純度超微粉単結晶マグネシア(BET比
表面積144m’/g、比表面積径0.01μm、純度
99.98%〉ならびに白金族元素原料としてアセチル
アセトナドパラジウム(実施例1〉、アセチルアセトナ
ト白金、(実施例2)、あるいはアセチルアセトナトロ
ジウム(実施例3)、酸化銅前駆体原料としていずれも
アセチルアセトナト銅および有機溶媒としていずれもエ
タノールを用い、まずこれらからなるスラリーを50℃
加熱撹拌を2時間行いなから、マグネシア粒子表面に白
金族元素原料および酸化銅前駆体原料を担持させた。こ
のさいの白金族元素の担持量はいずれもマグネシアに対
して0.5mol%とした。また酸化銅の担持量は同様
に5 +io1%とした。
表面積144m’/g、比表面積径0.01μm、純度
99.98%〉ならびに白金族元素原料としてアセチル
アセトナドパラジウム(実施例1〉、アセチルアセトナ
ト白金、(実施例2)、あるいはアセチルアセトナトロ
ジウム(実施例3)、酸化銅前駆体原料としていずれも
アセチルアセトナト銅および有機溶媒としていずれもエ
タノールを用い、まずこれらからなるスラリーを50℃
加熱撹拌を2時間行いなから、マグネシア粒子表面に白
金族元素原料および酸化銅前駆体原料を担持させた。こ
のさいの白金族元素の担持量はいずれもマグネシアに対
して0.5mol%とした。また酸化銅の担持量は同様
に5 +io1%とした。
ついで、80℃に昇温してスラリーを蒸発乾固し、さら
にHe気流中で250℃において熱分解処理を行った。
にHe気流中で250℃において熱分解処理を行った。
得られた各触媒を750℃で4時間熱処理した後、以下
のような方法で触媒活性試験を行った。
のような方法で触媒活性試験を行った。
反応は常圧流通式反応管を用い、He40mjl/m1
n 、 0210ml /win 、 CH40,5m
n/rainの混合ガスを触媒0.10g(粒度φ1〜
2mm)上に通した。温度を上昇させなから20℃ごと
に2mlのサンプリングを行い、ガスクロマトグラフィ
ーで定量分析しメタンの転化率を求めた。またこの温度
と転化率の関係よりメタン転化率10%のときの反応温
度(着火開始温度に近い)およびメタン転化率90%の
ときの反応温度(完全燃焼温度に近い)を求めた。
n 、 0210ml /win 、 CH40,5m
n/rainの混合ガスを触媒0.10g(粒度φ1〜
2mm)上に通した。温度を上昇させなから20℃ごと
に2mlのサンプリングを行い、ガスクロマトグラフィ
ーで定量分析しメタンの転化率を求めた。またこの温度
と転化率の関係よりメタン転化率10%のときの反応温
度(着火開始温度に近い)およびメタン転化率90%の
ときの反応温度(完全燃焼温度に近い)を求めた。
さらに触媒活性状@後の各触媒についてBF、T比表面
積の測定も行った。
積の測定も行った。
それらの結果を第1表に示す。
1
2
実施例4〜6および比較例1
パラジウム担持量0.5mol%をO(比較例1)、0
.1(実施例4)、0.3(実施例5)あるいは1.0
mol%(実施例6)に代えた以外は、実施例1と同様
にPd−CuO/MgO系触媒を調製し、さらにBET
比表面積測定および活性試験を行った。それらの結果を
第2表に示す。
.1(実施例4)、0.3(実施例5)あるいは1.0
mol%(実施例6)に代えた以外は、実施例1と同様
にPd−CuO/MgO系触媒を調製し、さらにBET
比表面積測定および活性試験を行った。それらの結果を
第2表に示す。
3
4
実施例7〜8および比較例2
酸化銅担持量5 mol%をO(比較例2)、1.0(
実施例7)あるいは10mol%(実施例8)に代えた
以外は、実施例1と同様にPd−Cu O/ M g
O系触媒をi1製した。これらにより得られた結果を表
3に示す。
実施例7)あるいは10mol%(実施例8)に代えた
以外は、実施例1と同様にPd−Cu O/ M g
O系触媒をi1製した。これらにより得られた結果を表
3に示す。
6
実施例9〜12
アセチルアセトナドパラジウムの代わりに、パラジウム
カルボニル(実施例9)あるいはパラジウムアルコキシ
ド(実施例10)を用いた以外は実施例1と同様に触媒
をill製した。
カルボニル(実施例9)あるいはパラジウムアルコキシ
ド(実施例10)を用いた以外は実施例1と同様に触媒
をill製した。
また、アセチルアセトナト銅の代わりに、酢酸銅(実施
例11〉あるいは塩化銅(実施例12)を用いた以外は
実施例1と同様に調製した。
例11〉あるいは塩化銅(実施例12)を用いた以外は
実施例1と同様に調製した。
このようにして得たパラジウム原料(Pdとして0.5
mol%)および酸化銅前駆体原料(CuOとして5
mol%)を担持したマグネシアをHe気流中で250
℃において熱分解処理を行った。得られた各触媒を75
0°Cで4時間熱処理し、以下実施例1と同様にBET
比表面積測定および触媒活性試験を行った。それらの結
果を表4に示す。
mol%)および酸化銅前駆体原料(CuOとして5
mol%)を担持したマグネシアをHe気流中で250
℃において熱分解処理を行った。得られた各触媒を75
0°Cで4時間熱処理し、以下実施例1と同様にBET
比表面積測定および触媒活性試験を行った。それらの結
果を表4に示す。
8
実施例13〜15
実施例1〜3と同一の触媒をそれぞれ用い、He40m
jl/win 、0210mff1/min、C3Ha
0.5mA!/sinの混合ガスを触媒0.1g上を
通した。それらの活性試験結果を表5に示す。
jl/win 、0210mff1/min、C3Ha
0.5mA!/sinの混合ガスを触媒0.1g上を
通した。それらの活性試験結果を表5に示す。
0
実施例16〜18
実施例1〜3と同一の触媒をそれぞれ用い、He40m
1/min %0210mj+/mf 、H2O,5m
j!、^inの混合ガスを触媒0.1g上を通した。そ
れらの活性試験結果を表6に示す。
1/min %0210mj+/mf 、H2O,5m
j!、^inの混合ガスを触媒0.1g上を通した。そ
れらの活性試験結果を表6に示す。
2
23
[発明の効果コ
本発明の燃焼触媒は、可燃物質と酸素含有ガスを接触さ
せて、完全酸化反応を行わせ、無害なCO2とH2Oの
みに変化させ、同時に熱エネルギーを発生させる触媒燃
焼における触媒であって、本発明による触媒を用いるこ
とにより以下の効果が顕著に認められる。すなわち、■
触媒活性が極めて高い、■未燃焼CO5熱NOxの発生
もなく、無害のCO2とH2Oのみの生成である。■着
火温度および完全燃焼温度が低く燃焼速度が大きい。
せて、完全酸化反応を行わせ、無害なCO2とH2Oの
みに変化させ、同時に熱エネルギーを発生させる触媒燃
焼における触媒であって、本発明による触媒を用いるこ
とにより以下の効果が顕著に認められる。すなわち、■
触媒活性が極めて高い、■未燃焼CO5熱NOxの発生
もなく、無害のCO2とH2Oのみの生成である。■着
火温度および完全燃焼温度が低く燃焼速度が大きい。
特に低・中温域触媒燃焼に好適である。
Claims (6)
- (1)触媒上で可燃物質と酸素含有ガスを接触させて、
完全酸化反応を行わせ、無害なCO_2とH_2Oのみ
に変化させ、同時に熱エネルギーを発生させる触媒燃焼
における触媒であって、マグネシアの第一成分、白金族
元素から選択された1種以上の第二成分および酸化銅の
第三成分からなることを特徴とする燃焼触媒。 - (2)特許請求の範囲第1項において、前記マグネシア
がBET比表面積5〜170m^2/g(BET比表面
積径0.01〜0.2μm)であつて、高純度でかつ単
結晶質であることを特徴とする燃焼触媒。 - (3)特許請求の範囲第1項において、前記白金族元素
がパラジウム(Pd)、白金(Pt)あるいは/および
ロジウム(Rh)であることを特徴とする燃焼触媒。 - (4)特許請求の範囲第1項において、前記酸化銅の前
駆体が塩化銅、塩素酸銅、過塩素酸銅、硫酸銅、酢酸銅
およびアセチルアセトナト銅のうちから選択された1種
以上の銅化合物であることを特徴とする燃焼触媒。 - (5)特許請求の範囲第1項において、前記白金族元素
が前記マグネシアに対して元素として0.1〜1.0m
ol%であることを特徴とする燃焼触媒。 - (6)特許請求の範囲第1項において、前記酸化銅が前
記マグネシアに対して1〜10mol%であることを特
徴とする燃焼触媒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2029561A JPH03238048A (ja) | 1990-02-13 | 1990-02-13 | 燃焼触媒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2029561A JPH03238048A (ja) | 1990-02-13 | 1990-02-13 | 燃焼触媒 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03238048A true JPH03238048A (ja) | 1991-10-23 |
Family
ID=12279551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2029561A Pending JPH03238048A (ja) | 1990-02-13 | 1990-02-13 | 燃焼触媒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03238048A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002167516A (ja) * | 2000-09-20 | 2002-06-11 | Okura Ind Co Ltd | 熱可塑性樹脂組成物、及びその成形体 |
JP2003105208A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Okura Ind Co Ltd | 熱可塑性樹脂組成物、及びその成形体 |
JP2003105209A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Okura Ind Co Ltd | 熱可塑性樹脂組成物、及びその成形体 |
-
1990
- 1990-02-13 JP JP2029561A patent/JPH03238048A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002167516A (ja) * | 2000-09-20 | 2002-06-11 | Okura Ind Co Ltd | 熱可塑性樹脂組成物、及びその成形体 |
JP2003105208A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Okura Ind Co Ltd | 熱可塑性樹脂組成物、及びその成形体 |
JP2003105209A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Okura Ind Co Ltd | 熱可塑性樹脂組成物、及びその成形体 |
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