JPH0323573Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0323573Y2 JPH0323573Y2 JP2747284U JP2747284U JPH0323573Y2 JP H0323573 Y2 JPH0323573 Y2 JP H0323573Y2 JP 2747284 U JP2747284 U JP 2747284U JP 2747284 U JP2747284 U JP 2747284U JP H0323573 Y2 JPH0323573 Y2 JP H0323573Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- permanent magnet
- rotation
- rotating shaft
- magnetic
- reed switch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
- Measuring Magnetic Variables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は渦電流式回転計に関するものである。
従来のこの種の回転計において、永久磁石を被
測定体の回転数に対応させて回転軸の周りに回動
させ、この永久磁石が作る磁束を切つてこの回動
軸の軸心の周りに回動可能な誘導盤を設け、この
誘導盤に永久磁石の回転に対応して生ずる渦電流
に基き、誘導盤に被測定体の回転数に応じた回動
を生じさせ誘導盤に取り付けた指針の回動角で速
度(又は回転数)を表示するようにしている。
測定体の回転数に対応させて回転軸の周りに回動
させ、この永久磁石が作る磁束を切つてこの回動
軸の軸心の周りに回動可能な誘導盤を設け、この
誘導盤に永久磁石の回転に対応して生ずる渦電流
に基き、誘導盤に被測定体の回転数に応じた回動
を生じさせ誘導盤に取り付けた指針の回動角で速
度(又は回転数)を表示するようにしている。
この様な渦電流式回転計において、速度又は回
転数を指針のアナログ表示とは別にデイジタル的
に検出して取り出す為に、上記永久磁石の近傍に
リードスイツチを回転数センサーとして配設して
永久磁石の回転で生ずる各磁極ごとの磁界を検出
し回転軸の回転数をデイジタル的に検出する場合
がある。
転数を指針のアナログ表示とは別にデイジタル的
に検出して取り出す為に、上記永久磁石の近傍に
リードスイツチを回転数センサーとして配設して
永久磁石の回転で生ずる各磁極ごとの磁界を検出
し回転軸の回転数をデイジタル的に検出する場合
がある。
第1図は従来使用されている回転数センサーと
してのリードスイツチを備えた渦電流式回転計の
構成を示すもので、端面の一つが開放面とされた
計器の箱体1の閉塞面の中心に取り付け孔2が形
成され、この取り付け孔2に回動自在に回転軸3
が軸支される。回転軸3の箱体1内に位置する端
面4上にその軸心を一致させて回転軸3の外径よ
りも小さな外径の開放円筒体5が一体に延長して
形成される。この円筒体5の外径よりも僅かに大
きな取り付け孔がその中心に形成され、一面が開
放面とされた浅い円筒状の非磁性材の保持体7の
取り付け孔に円筒体5が嵌通されて保持体7が回
転軸3の端面4上に固定して取り付けられる この保持体7の内周面の全面には磁性材の磁路
構成体8が取り付けられている。磁路構成体8が
取り付けられた保持体7の内径よりもやや小さな
外径の円板状の永久磁石10がこの保持体7に取
り付けられている。即ち、永久磁石10の中心に
おいて回転軸3の延長上に、円筒体5の外径より
も僅かに大きな直径の開孔6が形成され、この開
孔6に円筒体5が挿入されて永久磁石10が保持
体7に取り付けられる。円筒体5の永久磁石10
上に突出した端縁部分が外側に折り曲げられて、
この折り曲げられた端縁部分で永久磁石10が保
持体7に固定される。
してのリードスイツチを備えた渦電流式回転計の
構成を示すもので、端面の一つが開放面とされた
計器の箱体1の閉塞面の中心に取り付け孔2が形
成され、この取り付け孔2に回動自在に回転軸3
が軸支される。回転軸3の箱体1内に位置する端
面4上にその軸心を一致させて回転軸3の外径よ
りも小さな外径の開放円筒体5が一体に延長して
形成される。この円筒体5の外径よりも僅かに大
きな取り付け孔がその中心に形成され、一面が開
放面とされた浅い円筒状の非磁性材の保持体7の
取り付け孔に円筒体5が嵌通されて保持体7が回
転軸3の端面4上に固定して取り付けられる この保持体7の内周面の全面には磁性材の磁路
構成体8が取り付けられている。磁路構成体8が
取り付けられた保持体7の内径よりもやや小さな
外径の円板状の永久磁石10がこの保持体7に取
り付けられている。即ち、永久磁石10の中心に
おいて回転軸3の延長上に、円筒体5の外径より
も僅かに大きな直径の開孔6が形成され、この開
孔6に円筒体5が挿入されて永久磁石10が保持
体7に取り付けられる。円筒体5の永久磁石10
上に突出した端縁部分が外側に折り曲げられて、
この折り曲げられた端縁部分で永久磁石10が保
持体7に固定される。
回転軸3に連続して形成された円筒体5内に回
動軸11の一端が挿入配設される。この回動軸1
1の一端は円筒体5内に於いて円筒体5と無摩擦
接触状態で保持される。この回動軸11に導電体
からなる誘導盤12が永久磁石10に対向するよ
うに固定して取り付けられる。この誘導盤12は
円板の周辺が円板に直角に永久磁石10方向に折
り曲げられたカツプ状に形成され、この折り曲げ
られた周面部分が永久磁石10に対向する対向面
とされる。回動軸11の円筒体5と反対側に位置
する端部は箱体1外に突出して配設され、その端
部に指針13が固定して取り付けられる。箱体1
の開放面は蓋体14で被われ、この蓋体14と指
針13との間に計器の文字板15が蓋体14に固
定して配設される。箱体1において蓋体14にひ
げぜんまい16の一端が固定して取り付けられ、
ひげぜんまい16の他端は蓋体14と誘導盤12
間において回動軸11に取り付け固定される。
動軸11の一端が挿入配設される。この回動軸1
1の一端は円筒体5内に於いて円筒体5と無摩擦
接触状態で保持される。この回動軸11に導電体
からなる誘導盤12が永久磁石10に対向するよ
うに固定して取り付けられる。この誘導盤12は
円板の周辺が円板に直角に永久磁石10方向に折
り曲げられたカツプ状に形成され、この折り曲げ
られた周面部分が永久磁石10に対向する対向面
とされる。回動軸11の円筒体5と反対側に位置
する端部は箱体1外に突出して配設され、その端
部に指針13が固定して取り付けられる。箱体1
の開放面は蓋体14で被われ、この蓋体14と指
針13との間に計器の文字板15が蓋体14に固
定して配設される。箱体1において蓋体14にひ
げぜんまい16の一端が固定して取り付けられ、
ひげぜんまい16の他端は蓋体14と誘導盤12
間において回動軸11に取り付け固定される。
計器の被測定状態においてはひげぜんまい16
の偏倚力によつて回動軸11が一定方向に回動偏
倚された状態にあり、この状態で回動軸11に取
り付けられた指針13は文字板15の零表示を指
示するようにその位置が調整されて取り付けられ
る。
の偏倚力によつて回動軸11が一定方向に回動偏
倚された状態にあり、この状態で回動軸11に取
り付けられた指針13は文字板15の零表示を指
示するようにその位置が調整されて取り付けられ
る。
箱体1の閉塞面に保持片27−1,27−2が
固定され、この保持片27−1,27−2に支持
固定された配線板17P上にリードスイツチ18
が永久磁石10の中心の周りの一つの同心円の円
周にその長手方向に一致させて保持体7を介して
永久磁石10の磁極位置の近傍に配設される。図
示していない手段により回転軸3には回転数が測
定される被測定体の回転軸が連結される。
固定され、この保持片27−1,27−2に支持
固定された配線板17P上にリードスイツチ18
が永久磁石10の中心の周りの一つの同心円の円
周にその長手方向に一致させて保持体7を介して
永久磁石10の磁極位置の近傍に配設される。図
示していない手段により回転軸3には回転数が測
定される被測定体の回転軸が連結される。
従つて、測定状態においては被測定体の回転が
回転軸3に伝達されるので箱体1内でこの回転軸
3に取り付けられた保持体7が被測定体の回転数
に対応して例えば第2図に矢印ωで示す方向に回
転する。永久磁石10からはそのN極から発しS
極に達する磁力線が発生しているが、この磁力線
の大部分は磁性材である磁路構成体8内を通つて
閉磁路が形成されている。この閉磁路により形成
される磁界Hにより永久磁石10のN極から生じ
た磁束は誘導盤12をその永久磁石10側から直
角に貫通して磁路構成体8内を通過し再び誘導盤
12を磁路構成体8側から直角に貫通して永久磁
石10のS極に達する。
回転軸3に伝達されるので箱体1内でこの回転軸
3に取り付けられた保持体7が被測定体の回転数
に対応して例えば第2図に矢印ωで示す方向に回
転する。永久磁石10からはそのN極から発しS
極に達する磁力線が発生しているが、この磁力線
の大部分は磁性材である磁路構成体8内を通つて
閉磁路が形成されている。この閉磁路により形成
される磁界Hにより永久磁石10のN極から生じ
た磁束は誘導盤12をその永久磁石10側から直
角に貫通して磁路構成体8内を通過し再び誘導盤
12を磁路構成体8側から直角に貫通して永久磁
石10のS極に達する。
第2図に示す例では永久磁石10の周辺に沿つ
て四つの磁極を有する磁石を形成した例である。
このようにして永久磁石10のN極、S極間に形
成される磁界Hにより磁束が誘導盤12を直角に
貫通するため、誘導盤12上にはその貫通磁束に
変化が生じると、その変化を妨げる方向に貫通磁
束の廻りに渦電流が誘起される。回転軸3が回転
すると、例えば誘導盤12上の磁極に対向した位
置においてはその貫通磁束が減少するような方向
に変化するためこの貫通磁束の変化を妨げようと
する右ねじ方向に渦電流が生ずる。
て四つの磁極を有する磁石を形成した例である。
このようにして永久磁石10のN極、S極間に形
成される磁界Hにより磁束が誘導盤12を直角に
貫通するため、誘導盤12上にはその貫通磁束に
変化が生じると、その変化を妨げる方向に貫通磁
束の廻りに渦電流が誘起される。回転軸3が回転
すると、例えば誘導盤12上の磁極に対向した位
置においてはその貫通磁束が減少するような方向
に変化するためこの貫通磁束の変化を妨げようと
する右ねじ方向に渦電流が生ずる。
この渦電流の回転軸3に平行な成分について考
えるとこの位置において誘導盤12に直角な磁界
Hが存在するので誘導盤12にはこの渦電流と磁
界Hのいずれにも直角な第2図に矢印Fで示す方
向に電磁力が働く。この電磁力Fは磁束の変化率
即ち単位時間当りの回転軸3の回転数に比例す
る。この電磁力Fによつて誘導盤12は、ひげぜ
んまい16の偏倚力に抗して回転軸の回転に追従
するように同一方向に回動する。このために被測
定体の回転数に対応して指針13が回動すること
になり、この回動角が文字板15に付された符号
により読み取られて回転軸の単位時間当りの回転
数が測定される。従つて、例えば回転軸3に車両
の車輪の回転を連結させ回転軸3によつてその単
位時間当りの回転数を検出すると車両の走行速度
が表示可能となる。
えるとこの位置において誘導盤12に直角な磁界
Hが存在するので誘導盤12にはこの渦電流と磁
界Hのいずれにも直角な第2図に矢印Fで示す方
向に電磁力が働く。この電磁力Fは磁束の変化率
即ち単位時間当りの回転軸3の回転数に比例す
る。この電磁力Fによつて誘導盤12は、ひげぜ
んまい16の偏倚力に抗して回転軸の回転に追従
するように同一方向に回動する。このために被測
定体の回転数に対応して指針13が回動すること
になり、この回動角が文字板15に付された符号
により読み取られて回転軸の単位時間当りの回転
数が測定される。従つて、例えば回転軸3に車両
の車輪の回転を連結させ回転軸3によつてその単
位時間当りの回転数を検出すると車両の走行速度
が表示可能となる。
回転数センサーとしてのリードスイツチ18は
永久磁石10に近接して永久磁石10の一つの同
心円の円周方向にその長手軸方向を沿わせて配設
されている。従つて永久磁石10の回転に伴つて
リードスイツチ18の両端間を永久磁石10によ
る磁界が通過するような永久磁石10の位置にお
いてリードスイツチ18がON状態となり、リー
ドスイツチ18の両端間を通過して磁界が形成さ
れない位置、即ち第3図に示すように永久磁石1
0の磁極がリードスイツチ18上に存在する位置
でリードスイツチ18はOFF状態となる。従つ
て第2図、第3図に示すような四極永久磁石10
を使用した場合には永久磁石10の一回転でリー
ドスイツチ18は四回ON−OFFを繰り返すので
リードスイツチ18のON−OFFを出力信号とし
て取り出すと永久磁石10の一回転により四パル
スの出力信号が発生する このリードスイツチ18で検出し出力信号とし
て取り出されたパルス数は回転軸3の回転数に比
例するので回転軸3に車両の車輪の回転を連結
し、リードスイツチ18の出力信号としてのパル
スを単位時間ごとに検出すればこの出力信号は車
両の速度情報として取り出され利用されることが
可能となる。
永久磁石10に近接して永久磁石10の一つの同
心円の円周方向にその長手軸方向を沿わせて配設
されている。従つて永久磁石10の回転に伴つて
リードスイツチ18の両端間を永久磁石10によ
る磁界が通過するような永久磁石10の位置にお
いてリードスイツチ18がON状態となり、リー
ドスイツチ18の両端間を通過して磁界が形成さ
れない位置、即ち第3図に示すように永久磁石1
0の磁極がリードスイツチ18上に存在する位置
でリードスイツチ18はOFF状態となる。従つ
て第2図、第3図に示すような四極永久磁石10
を使用した場合には永久磁石10の一回転でリー
ドスイツチ18は四回ON−OFFを繰り返すので
リードスイツチ18のON−OFFを出力信号とし
て取り出すと永久磁石10の一回転により四パル
スの出力信号が発生する このリードスイツチ18で検出し出力信号とし
て取り出されたパルス数は回転軸3の回転数に比
例するので回転軸3に車両の車輪の回転を連結
し、リードスイツチ18の出力信号としてのパル
スを単位時間ごとに検出すればこの出力信号は車
両の速度情報として取り出され利用されることが
可能となる。
この従来使用されている渦電流式回転数におい
てはこの回転数センサーとしてのリードスイツチ
18の出力信号パルスを例えば速度情報として利
用して各種の演算を行なうために分周する必要が
生じることがある。従来この回転数センサーの2
パルス/一回転出力信号が必要な場合には別個の
周波数分周回路を設けリードスイツチ18の4パ
ルス/一回転の出力信号をこの周波数分周回路に
導いて電子回路的にパルス数を分周していた。こ
の為に従来の渦電流式回転計の回転数センサーの
出力信号の分周に際しては複雑な回路を必要と
し、全体の装置が大がかりとなるという難点を有
していた。
てはこの回転数センサーとしてのリードスイツチ
18の出力信号パルスを例えば速度情報として利
用して各種の演算を行なうために分周する必要が
生じることがある。従来この回転数センサーの2
パルス/一回転出力信号が必要な場合には別個の
周波数分周回路を設けリードスイツチ18の4パ
ルス/一回転の出力信号をこの周波数分周回路に
導いて電子回路的にパルス数を分周していた。こ
の為に従来の渦電流式回転計の回転数センサーの
出力信号の分周に際しては複雑な回路を必要と
し、全体の装置が大がかりとなるという難点を有
していた。
又、機械式方法としては第4図の様に永久磁石
10に2極の磁化を与える事によつてリードスイ
ツチ10から2パルス/一回転出力信号を取り出
していた。第4図の様な円筒磁石を用いた方法は
誘導盤12に発生するトルクを不足させる。その
為に第5図の如く形状変更をしかつ材質向上をし
て、トルク不足を解消していた。この為コストア
ツプを招く他組立工程での異品混入発生及び機構
の標準化が不可能という難点を有した。これらの
難点を解決する為には永久磁石10をどうしても
従来のように円筒形にし4極磁化又は6極磁化を
する必要を生ずる。
10に2極の磁化を与える事によつてリードスイ
ツチ10から2パルス/一回転出力信号を取り出
していた。第4図の様な円筒磁石を用いた方法は
誘導盤12に発生するトルクを不足させる。その
為に第5図の如く形状変更をしかつ材質向上をし
て、トルク不足を解消していた。この為コストア
ツプを招く他組立工程での異品混入発生及び機構
の標準化が不可能という難点を有した。これらの
難点を解決する為には永久磁石10をどうしても
従来のように円筒形にし4極磁化又は6極磁化を
する必要を生ずる。
そこで本願出願人は先に、上述の従来の渦電流
式回転計における難点を解決し、永久磁石の磁極
配置位置を変えることで回転数センサーによる検
出出力信号の高精度の分周操作が実現可能な渦電
流式回転計を提案としている。
式回転計における難点を解決し、永久磁石の磁極
配置位置を変えることで回転数センサーによる検
出出力信号の高精度の分周操作が実現可能な渦電
流式回転計を提案としている。
第6図は、上記提案の回転計に使用された永久
磁石10の磁化状態を示す図である。同図の磁化
では永久磁石の回転中心を通る互に直交する線上
に二組のS−N極が形成される。従つて回転軸3
の回転に伴つて四極着磁された永久磁石10が回
転すると、リードスイツチ18は図示のようにS
−N組と二度対向した位置をとり回転軸3の一回
転ごとにリードスイツチは2度作動することにな
る。
磁石10の磁化状態を示す図である。同図の磁化
では永久磁石の回転中心を通る互に直交する線上
に二組のS−N極が形成される。従つて回転軸3
の回転に伴つて四極着磁された永久磁石10が回
転すると、リードスイツチ18は図示のようにS
−N組と二度対向した位置をとり回転軸3の一回
転ごとにリードスイツチは2度作動することにな
る。
すなわち、回転数センサーとしてのリードスイ
ツチの出力信号パルスは従来装置のリードスイツ
チの出力信号パルスの1/2となり、2パルス/1
回転が実現される。
ツチの出力信号パルスは従来装置のリードスイツ
チの出力信号パルスの1/2となり、2パルス/1
回転が実現される。
ところでこの4極着磁は第7図に示す4個のコ
イルを有する着磁機にて着磁すればよいが、同極
コイルが互に干渉し合い磁化分布は第8図の様に
なる。この分布は第4図の円筒磁石の分布とそれ
程変わりなく、誘導盤12に発生するトルクも十
分に大きなものが得られず実用上問題があつた。
イルを有する着磁機にて着磁すればよいが、同極
コイルが互に干渉し合い磁化分布は第8図の様に
なる。この分布は第4図の円筒磁石の分布とそれ
程変わりなく、誘導盤12に発生するトルクも十
分に大きなものが得られず実用上問題があつた。
本考案は上述した従来のものの問題点を除去す
るためになされたもので、その目的とするところ
は、永久磁石による誘導盤の回転トルクを損うこ
となく、4極永久磁石の1回転によるリードスイ
ツチの作動により2つのパルスを発生するように
した渦電流式回転計を提供することにある。
るためになされたもので、その目的とするところ
は、永久磁石による誘導盤の回転トルクを損うこ
となく、4極永久磁石の1回転によるリードスイ
ツチの作動により2つのパルスを発生するように
した渦電流式回転計を提供することにある。
以下、本考案の実施例を図面に従つて説明す
る。
る。
第9図は、本考案による回転計に使用される永
久磁石の磁化分布を示し、永久磁石はその回転中
心を通つて互に直交する線上の磁極が異極となる
ように着磁されており、かつ互に隣接する同極の
磁極間の磁束分布が略零となるように着磁されて
いる。
久磁石の磁化分布を示し、永久磁石はその回転中
心を通つて互に直交する線上の磁極が異極となる
ように着磁されており、かつ互に隣接する同極の
磁極間の磁束分布が略零となるように着磁されて
いる。
このような磁束分布を有する永久磁石を用いた
場合、第6図について上述した場合と同様に永久
磁石の一回転によりリードスイツチを2回オン、
オフさせることにより永久磁石の1回転により2
つのパルスの発生を行うことができる。しかも、
同磁極間の磁束分布が略零となつているので、明
らかな4極磁化が行われていることになり、この
結果、第2図及び第3図について上述した永久磁
石、すなわち、回転中心を通る互に直交する線上
に同一磁極を配したものと同程度のトルクが得ら
れるようになる。
場合、第6図について上述した場合と同様に永久
磁石の一回転によりリードスイツチを2回オン、
オフさせることにより永久磁石の1回転により2
つのパルスの発生を行うことができる。しかも、
同磁極間の磁束分布が略零となつているので、明
らかな4極磁化が行われていることになり、この
結果、第2図及び第3図について上述した永久磁
石、すなわち、回転中心を通る互に直交する線上
に同一磁極を配したものと同程度のトルクが得ら
れるようになる。
第10図は第9図に示す磁束分布をもつた永久
磁石ご得るための着磁装置の一例を示し、枠体3
0に形成した4つのコア32,33,34および
35に夫々コイル32a,33a,34aおよび
35aを巻装した構成としてある。なお、コア3
2,33,34および35は枠体30の中心Oを
通り互に直交する線上位置にあり、そして互に対
向する位置の極性を異極としてある。図の例では
コア32がS極でこれに対向するコア34がN極
である。
磁石ご得るための着磁装置の一例を示し、枠体3
0に形成した4つのコア32,33,34および
35に夫々コイル32a,33a,34aおよび
35aを巻装した構成としてある。なお、コア3
2,33,34および35は枠体30の中心Oを
通り互に直交する線上位置にあり、そして互に対
向する位置の極性を異極としてある。図の例では
コア32がS極でこれに対向するコア34がN極
である。
そして、同極となるコイル32aと35aとの
間およびコイル33aと34aとの間に、夫々補
助コア37,38を設け、両側のコイルと異極の
コイル37a,38aを夫々巻装した構成として
ある。即ち、コイル37aおよび38aによつて
N−N極間又はS−S極間の磁界分布を、例えば
N極側の磁界ならばS極側に、またS極側の磁界
ならばN極側に引きつけて零に極めて近づける様
にしてある。
間およびコイル33aと34aとの間に、夫々補
助コア37,38を設け、両側のコイルと異極の
コイル37a,38aを夫々巻装した構成として
ある。即ち、コイル37aおよび38aによつて
N−N極間又はS−S極間の磁界分布を、例えば
N極側の磁界ならばS極側に、またS極側の磁界
ならばN極側に引きつけて零に極めて近づける様
にしてある。
以上詳細に説明したように、この考案の渦電流
式回転計によると永久磁石の磁極配置位置を変え
ることにより従来の構造を変えることなくしかも
トルク不足をまねくことなく簡単で安価に精度よ
く回転数センサーの出力信号を高精度動作で分周
することが可能となりその工業的意義は大きい。
式回転計によると永久磁石の磁極配置位置を変え
ることにより従来の構造を変えることなくしかも
トルク不足をまねくことなく簡単で安価に精度よ
く回転数センサーの出力信号を高精度動作で分周
することが可能となりその工業的意義は大きい。
第1図は従来使用されている渦電流式回転計の
構成を示す図、第2図、第3図は渦回転式回転計
の動作原理を示す図、第4図、第5図は従来使用
されていた永久磁石の磁化状態とその形状を示す
図、第6図は他の従来の渦電流式回転計の実施例
に用いられる永久磁石の磁化状態とリードスイツ
チの動作時不動作時の状態を示す図、第7図は第
6図に示す永久磁石を得る着磁装置を示す図、第
8図は第7図の着磁装置により得られる永久磁石
の磁束分布を示すグラフ、第9図は本考案による
回転計に使用される永久磁石の磁束分布を示すグ
ラフ、及び第10図は第9図に示す磁束分布をも
つた永久磁石を得るための着磁装置を示す図であ
る。 1……箱体、2……取り付け孔、3……回転
軸、10……永久磁石、12……誘導盤、13…
…指針、18……リードスイツチ。
構成を示す図、第2図、第3図は渦回転式回転計
の動作原理を示す図、第4図、第5図は従来使用
されていた永久磁石の磁化状態とその形状を示す
図、第6図は他の従来の渦電流式回転計の実施例
に用いられる永久磁石の磁化状態とリードスイツ
チの動作時不動作時の状態を示す図、第7図は第
6図に示す永久磁石を得る着磁装置を示す図、第
8図は第7図の着磁装置により得られる永久磁石
の磁束分布を示すグラフ、第9図は本考案による
回転計に使用される永久磁石の磁束分布を示すグ
ラフ、及び第10図は第9図に示す磁束分布をも
つた永久磁石を得るための着磁装置を示す図であ
る。 1……箱体、2……取り付け孔、3……回転
軸、10……永久磁石、12……誘導盤、13…
…指針、18……リードスイツチ。
Claims (1)
- 箱体に回動自在に取り付けられた回転軸と共に
回転する永久磁石と、該永久磁石の近傍にこれと
対向して前記回転軸の軸心の周りに回転自在に配
設された誘導盤と、該誘導盤に取り付けられた指
針とを備え、前記永久磁石はその回転中心を通つ
て互に直交する線上の磁極が互に異極となるよう
に着磁され、前記永久磁石の回転によりその回転
数に比例した回転トルクを前記誘導盤に出じさせ
て前記指針を駆動すると共に、前記永久磁石の作
る磁界により前記箱体内で前記永久磁石の近傍に
配設されたリードスイツチをオンオフさせるよう
になした渦電流式回転計において、前記永久磁石
は、その互に隣接する同極の磁極間の磁束分布が
略零となるように着磁されていることを特徴とす
る渦電流式回転計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2747284U JPS60141561U (ja) | 1984-02-29 | 1984-02-29 | 渦電流式回転計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2747284U JPS60141561U (ja) | 1984-02-29 | 1984-02-29 | 渦電流式回転計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60141561U JPS60141561U (ja) | 1985-09-19 |
JPH0323573Y2 true JPH0323573Y2 (ja) | 1991-05-22 |
Family
ID=30524458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2747284U Granted JPS60141561U (ja) | 1984-02-29 | 1984-02-29 | 渦電流式回転計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60141561U (ja) |
-
1984
- 1984-02-29 JP JP2747284U patent/JPS60141561U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60141561U (ja) | 1985-09-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20020179825A1 (en) | Linear output non-contacting angular position sensor | |
JPH0218693Y2 (ja) | ||
JP2734759B2 (ja) | 回転検出装置 | |
US4439728A (en) | Motion sensor utilizing eddy currents | |
US6429647B1 (en) | Angular position sensor and method of making | |
JPS6110649Y2 (ja) | ||
JPH0323573Y2 (ja) | ||
JPS625660Y2 (ja) | ||
JPS629684Y2 (ja) | ||
KR100733162B1 (ko) | 와전류 측정 기구 | |
JPH083183Y2 (ja) | 発電機 | |
US3299353A (en) | Electrical speedometer utilizing unsymmetrically positioned field coils | |
JPH11118517A (ja) | 回転体用センサ | |
ES8204176A1 (es) | Perfeccionamientos en dispositivos de medicion de la fre- cuencia de una corriente electrica representativa de una magnitud variable | |
JPS6031005A (ja) | 回転角位置検出器 | |
ES2017480B3 (es) | Dispositivo de medicion de angulos absoluto. | |
JPH05244754A (ja) | 回転検出装置付モータの着磁方法 | |
EP0391160A1 (en) | Variable reluctance sensor for detecting the rate of rotary or linear movement | |
KR200159419Y1 (ko) | 모터의 자성체 구조 | |
JPH0122088Y2 (ja) | ||
JPS608861Y2 (ja) | ミシンの回転速度及び針位置検出装置 | |
JPH022071Y2 (ja) | ||
JPS6239361B2 (ja) | ||
JPH04251546A (ja) | モータ装置 | |
JPS583098Y2 (ja) | 渦電流型計器における速度検出装置 |