JPH0323359Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0323359Y2 JPH0323359Y2 JP1988163178U JP16317888U JPH0323359Y2 JP H0323359 Y2 JPH0323359 Y2 JP H0323359Y2 JP 1988163178 U JP1988163178 U JP 1988163178U JP 16317888 U JP16317888 U JP 16317888U JP H0323359 Y2 JPH0323359 Y2 JP H0323359Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- casing
- air
- ozone
- ultraviolet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
- Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)
- Physical Water Treatments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、淡海水貯水槽及び生きた食用もしく
は鑑賞用の魚介類を収容する養殖、運搬、保存、
展示等の各種用途の水槽内の水を浄化させる浄化
装置に関する。
は鑑賞用の魚介類を収容する養殖、運搬、保存、
展示等の各種用途の水槽内の水を浄化させる浄化
装置に関する。
(従来の技術)
従来のこの種の水槽の水浄化は、濾過器により
行われてきた。一般に、この目的に供される濾過
器はその内部に網、小砂利、荒砂等の濾材を積層
することにより構成されている。通例、水槽水は
ポンプによつて上記のような濾過器に導かれて処
理され、この処理された水が水槽に戻されるよう
になされている。然るに水槽底部には食べ残しの
餌や老廃物としての糞が集まり、これらも濾過器
に導かれるので濾過器内の濾材には目塞りを生じ
て濾過作用が早期に低下したり、また水槽上部は
一般に開放されているために大気中から雑菌が侵
入し、バクテリアが水槽内に発生し易い。
行われてきた。一般に、この目的に供される濾過
器はその内部に網、小砂利、荒砂等の濾材を積層
することにより構成されている。通例、水槽水は
ポンプによつて上記のような濾過器に導かれて処
理され、この処理された水が水槽に戻されるよう
になされている。然るに水槽底部には食べ残しの
餌や老廃物としての糞が集まり、これらも濾過器
に導かれるので濾過器内の濾材には目塞りを生じ
て濾過作用が早期に低下したり、また水槽上部は
一般に開放されているために大気中から雑菌が侵
入し、バクテリアが水槽内に発生し易い。
殊に水槽水が海水の場合にはバクテリアの発生
が早く、藻類が繁殖し、濾過器を用いても短期間
で水槽水は白褐色から赤茶色に変色してしまう。
が早く、藻類が繁殖し、濾過器を用いても短期間
で水槽水は白褐色から赤茶色に変色してしまう。
従つて、水質を良好に保つためには比較的頻繁
に濾材を交換する必要性があり、従つて濾材交換
に基因して労力を要し、またコスト高となつてい
た。なお、濾過器に逆洗装置を設けて濾材の洗浄
を行わしめることもおこなわれているが、単純な
逆洗ではバクテリアや藻の胞子を完全に排除し得
ず、従つてこのような手段では濾材交換の頻度を
大幅に低減しすることはできなかつた。
に濾材を交換する必要性があり、従つて濾材交換
に基因して労力を要し、またコスト高となつてい
た。なお、濾過器に逆洗装置を設けて濾材の洗浄
を行わしめることもおこなわれているが、単純な
逆洗ではバクテリアや藻の胞子を完全に排除し得
ず、従つてこのような手段では濾材交換の頻度を
大幅に低減しすることはできなかつた。
一方、紫外線照射により水の浄化を行い得るこ
とは周知の事実であり、鑑賞魚用の小型水槽に関
しては水槽の水面の上方に紫外線ランプを設け、
紫外線を水面に向けて照射することが行われてい
たが、このような方策は大型の例えば養魚用の水
槽に関しては充分な効果が得られないため適用さ
れていなかつた。
とは周知の事実であり、鑑賞魚用の小型水槽に関
しては水槽の水面の上方に紫外線ランプを設け、
紫外線を水面に向けて照射することが行われてい
たが、このような方策は大型の例えば養魚用の水
槽に関しては充分な効果が得られないため適用さ
れていなかつた。
一方大型水槽に適用可能と思われる紫外線照射
装置が市販されるに至つた(例えば岩崎電気株式
会社製の「アイクリーンピア」)。この装置はポン
プにより水槽水を汲い上げ再び水槽に放出する水
循環管路の一部に分岐管を配設し、上方に指向す
る分岐管の上端を開放させ、その上方に紫外線ラ
ンプ内臓管を配置してこの紫外線ランプの点灯に
より周囲空気の一部をオゾン化し、上記分岐管部
分を流れる循環水により生じる負圧により上記の
一部オゾン化空気を循環水に吸引導入させると共
に循環水に紫外線を照射して水の浄化を行うもの
である。しかしながら、この装置においては循環
水が紫外線に照射される時間が極めて短く、従つ
て紫外線照射自体により水の浄化効果を充分に期
待することができない点並びにオゾン化空気の強
制導入が分岐管を流れる循環水がもたらす負圧に
専ら依存しており、従つて水循環管路内の水圧を
適切に設定する必要性があるが、この調整が極め
て面倒である点に問題があつた。
装置が市販されるに至つた(例えば岩崎電気株式
会社製の「アイクリーンピア」)。この装置はポン
プにより水槽水を汲い上げ再び水槽に放出する水
循環管路の一部に分岐管を配設し、上方に指向す
る分岐管の上端を開放させ、その上方に紫外線ラ
ンプ内臓管を配置してこの紫外線ランプの点灯に
より周囲空気の一部をオゾン化し、上記分岐管部
分を流れる循環水により生じる負圧により上記の
一部オゾン化空気を循環水に吸引導入させると共
に循環水に紫外線を照射して水の浄化を行うもの
である。しかしながら、この装置においては循環
水が紫外線に照射される時間が極めて短く、従つ
て紫外線照射自体により水の浄化効果を充分に期
待することができない点並びにオゾン化空気の強
制導入が分岐管を流れる循環水がもたらす負圧に
専ら依存しており、従つて水循環管路内の水圧を
適切に設定する必要性があるが、この調整が極め
て面倒である点に問題があつた。
そこで本考案者は、上述のような問題を解決す
るものとして、先に、筒体内を気泡の浮力を利用
して水を強制循環させ、水に酸素を補給して硝化
作用によりCOD、アンモニア、亜硝酸を除去す
るとともに気泡に水中の浮遊懸濁汚物(通称「あ
く」)を付着させて浮上分離させ、かつ筒体内に
紫外線照射管を収容して強制循環される水に紫外
線を照射し微生物を死滅させるとともにオゾンに
より殺菌する装置を開発した(実開昭62−178868
号公報)。
るものとして、先に、筒体内を気泡の浮力を利用
して水を強制循環させ、水に酸素を補給して硝化
作用によりCOD、アンモニア、亜硝酸を除去す
るとともに気泡に水中の浮遊懸濁汚物(通称「あ
く」)を付着させて浮上分離させ、かつ筒体内に
紫外線照射管を収容して強制循環される水に紫外
線を照射し微生物を死滅させるとともにオゾンに
より殺菌する装置を開発した(実開昭62−178868
号公報)。
(考案が解決しようとする課題)
しかし、従来の装置では、紫外線の照射によつ
て水中の気泡内にオゾンが発生し、これが二次的
に殺菌作用をなすものであるが、オゾンの発生量
が少なく、オゾンによる充分な酸化、殺菌作用を
得るには、別に備えたオゾン発生装置によつて発
生させたオゾンを空気に含ませて送り込まなけれ
ばならず、このため、製作コストが高くなり、ま
た使用時の経費も多く要するという問題があつ
た。
て水中の気泡内にオゾンが発生し、これが二次的
に殺菌作用をなすものであるが、オゾンの発生量
が少なく、オゾンによる充分な酸化、殺菌作用を
得るには、別に備えたオゾン発生装置によつて発
生させたオゾンを空気に含ませて送り込まなけれ
ばならず、このため、製作コストが高くなり、ま
た使用時の経費も多く要するという問題があつ
た。
本考案の目的は、上述の如き従来の問題を解決
せんとしてなされたものである。
せんとしてなされたものである。
(課題を達成するための手段)
上述の如き目的を達成するための本考案の要旨
とするところは、一端が水面上にあり、下端が水
面下に挿入され、該下端部に吸水口を有するとと
もに水面下に排水口を有するケーシングと、該ケ
ーシング内の底部に収容され、多数の微細な噴気
孔を有し、エアポンプにより給気される噴気体
と、前記ケーシング内にその水面下に向けて挿入
した紫外線照射管と、前記ケーシング内の排水口
高さ位置に設けられ、気泡が排水口に入るのを防
ぐ気泡流ガイドと、前記ケーシングの上端部に設
けられた浮上分離汚物排出口とを備えてなる水槽
内の水浄化装置において、前記紫外線照射管は下
端が閉鎖された紫外線透過材料からなる外筒と、
該外筒内にその内面との間に〓間を設けて挿入し
た波長200nm以下の紫外線(以下オゾン線と記
す)が強く照射されるオゾン線ランプとをもつて
構成し、前記噴気体に給気する給気路に前記紫外
線照射管の外筒内の〓間を連通させたことに存す
る。
とするところは、一端が水面上にあり、下端が水
面下に挿入され、該下端部に吸水口を有するとと
もに水面下に排水口を有するケーシングと、該ケ
ーシング内の底部に収容され、多数の微細な噴気
孔を有し、エアポンプにより給気される噴気体
と、前記ケーシング内にその水面下に向けて挿入
した紫外線照射管と、前記ケーシング内の排水口
高さ位置に設けられ、気泡が排水口に入るのを防
ぐ気泡流ガイドと、前記ケーシングの上端部に設
けられた浮上分離汚物排出口とを備えてなる水槽
内の水浄化装置において、前記紫外線照射管は下
端が閉鎖された紫外線透過材料からなる外筒と、
該外筒内にその内面との間に〓間を設けて挿入し
た波長200nm以下の紫外線(以下オゾン線と記
す)が強く照射されるオゾン線ランプとをもつて
構成し、前記噴気体に給気する給気路に前記紫外
線照射管の外筒内の〓間を連通させたことに存す
る。
(作用)
本考案の浄化装置は、ケーシングを所定の深さ
まで水槽の水面下に挿入した状態で紫外線照射管
より発光させながらエアポンプを動作させて噴気
体より微細気泡を噴出させる。このとき、噴気体
に供給される空気には、紫外線照射管の外管内の
〓間にて強いオゾン線に曝されて高濃度にオゾン
を含んだ状態で空気が導入された状態で噴気体に
送られる。
まで水槽の水面下に挿入した状態で紫外線照射管
より発光させながらエアポンプを動作させて噴気
体より微細気泡を噴出させる。このとき、噴気体
に供給される空気には、紫外線照射管の外管内の
〓間にて強いオゾン線に曝されて高濃度にオゾン
を含んだ状態で空気が導入された状態で噴気体に
送られる。
そして、このオゾンを含んだ空気によつて水が
曝気されることにより、水中に酸化力の強いオゾ
ンが溶け込み、アンモニアや亜硝酸を硝酸塩に化
力変化させて無害化させるとともに、二次的な殺
菌作用により殺菌する。
曝気されることにより、水中に酸化力の強いオゾ
ンが溶け込み、アンモニアや亜硝酸を硝酸塩に化
力変化させて無害化させるとともに、二次的な殺
菌作用により殺菌する。
また、噴出された微細気泡は、自らの浮力によ
りケーシング内を上昇する。このとき、ケーシン
グ内の水は曝気されるとともにエアリフト作用に
よつて上昇される。
りケーシング内を上昇する。このとき、ケーシン
グ内の水は曝気されるとともにエアリフト作用に
よつて上昇される。
この上昇水流はオゾン線を照射されつつ気泡流
ガイドの内側を通つて上昇し、排水口から水槽内
に戻される。一方水中の微細浮游物は上昇する微
細気泡に接触してこれに付着し、水と分離されて
ケーシングの上部に上昇する。この上昇中にオゾ
ン線を照射されることにより、水中の微生物は、
蛋白質の構造が変化され、生命の活動が止められ
て死滅する。ケーシング内の上部の水面上では、
気泡に付着して上昇された浮游懸濁汚物が濃縮さ
れて泡状になつて溜まり、連続して上昇してくる
空気に押し上られて排出口からケーシング外に排
出される。
ガイドの内側を通つて上昇し、排水口から水槽内
に戻される。一方水中の微細浮游物は上昇する微
細気泡に接触してこれに付着し、水と分離されて
ケーシングの上部に上昇する。この上昇中にオゾ
ン線を照射されることにより、水中の微生物は、
蛋白質の構造が変化され、生命の活動が止められ
て死滅する。ケーシング内の上部の水面上では、
気泡に付着して上昇された浮游懸濁汚物が濃縮さ
れて泡状になつて溜まり、連続して上昇してくる
空気に押し上られて排出口からケーシング外に排
出される。
(実施例)
次に本考案の実施の一例を図面について説明す
る。
る。
図中1は本考案の装置によつて内部の水を浄化
しようとする水槽であり、2は水槽1内の水面、
3は本考案の装置を構成するケーシングである。
しようとする水槽であり、2は水槽1内の水面、
3は本考案の装置を構成するケーシングである。
このケーシング3は上端が上部キヤツプ4にて
閉鎖されており、下端に複数の吸水口5,5……
が形成されている。
閉鎖されており、下端に複数の吸水口5,5……
が形成されている。
ケーシング3の底部には噴気体6が固定されて
いる。この噴気体6は円筒状の無数の微細な通気
孔を有する軽石状の多孔質材をもつて成形した円
筒状の散気管7を両端に閉鎖させて止め具8によ
りケーシング3の底蓋に固定して構成されてお
り、その下端部内に給気管10が連通開口され、
エアーポンプ11より高圧空気が供給されるよう
にしている。
いる。この噴気体6は円筒状の無数の微細な通気
孔を有する軽石状の多孔質材をもつて成形した円
筒状の散気管7を両端に閉鎖させて止め具8によ
りケーシング3の底蓋に固定して構成されてお
り、その下端部内に給気管10が連通開口され、
エアーポンプ11より高圧空気が供給されるよう
にしている。
ケーシング3内には、水面2より高い位置よ
り、水面2下の噴気体6より稍高い位置まで垂下
させた紫外線照射管13がその中心位置に挿入さ
れている。紫外線照射管13は紫外線が透過する
材料からなる透明な外筒14内に波長200nm以下
の紫外線が強く照射されるオゾン線ランプ15が
その外周に〓間16を設けて収容されて構成され
ている。
り、水面2下の噴気体6より稍高い位置まで垂下
させた紫外線照射管13がその中心位置に挿入さ
れている。紫外線照射管13は紫外線が透過する
材料からなる透明な外筒14内に波長200nm以下
の紫外線が強く照射されるオゾン線ランプ15が
その外周に〓間16を設けて収容されて構成され
ている。
この〓間は、仕切16aによつて左右分けら
れ、その下端が互いに連通されて空気流路が構成
され、その一端がポンプ11に、他端が給気管1
0に連通され、ポンプ11からの空気は、オゾン
線ランプ15の外側の〓間を通つて噴気体6より
噴出されるようになつている。
れ、その下端が互いに連通されて空気流路が構成
され、その一端がポンプ11に、他端が給気管1
0に連通され、ポンプ11からの空気は、オゾン
線ランプ15の外側の〓間を通つて噴気体6より
噴出されるようになつている。
尚、仕切16aを設けることなく、〓間16の
上端を給気路内に開放させてよいものである。
上端を給気路内に開放させてよいものである。
図中12,12はバルブであり、必要に応じて
ポンプ11からの空気を〓間16に通さないでバ
イパス給気管10aより噴気体6に送り込めるよ
うになつている。
ポンプ11からの空気を〓間16に通さないでバ
イパス給気管10aより噴気体6に送り込めるよ
うになつている。
ケーシング内には水面2より稍低い位置に気泡
流ガイド17が設けられている。この気泡流ガイ
ド17は、外周がケーシング3の内面に接して固
定された大径部18の上方に、これより稍小径の
小径部19がテーパー部20を介して連続して一
体に設けられており、その中心に紫外線照射管1
3が挿入されている。そして、ケーシング3に
は、小径部19の外側位置に排水口22が開口さ
れている。またテーパー部20には、排水口22
の下側の一定範囲を除き、上下に貫通した透孔2
1,21……が開口されている。
流ガイド17が設けられている。この気泡流ガイ
ド17は、外周がケーシング3の内面に接して固
定された大径部18の上方に、これより稍小径の
小径部19がテーパー部20を介して連続して一
体に設けられており、その中心に紫外線照射管1
3が挿入されている。そして、ケーシング3に
は、小径部19の外側位置に排水口22が開口さ
れている。またテーパー部20には、排水口22
の下側の一定範囲を除き、上下に貫通した透孔2
1,21……が開口されている。
ケーシング3内の水面2より稍高い位置には逆
漏斗状をした汚物ガイド25が設けられている。
漏斗状をした汚物ガイド25が設けられている。
この汚物ガイド25は、周縁がケーシング3の
内面に気密を維持させて固着された下向きラツパ
状のテーパー部26と、その中央部分に上向きに
突出させた細径筒部27とからなり、その細径筒
部27に、その内面との間に〓間を設けて紫外線
照射管13が貫通されている。そして、ケーシン
グ3にはテーパー部26の上部周縁上位置に汚物
排出口28が開口され、これに連通させて汚物排
出管29が連結されている。なお、図中30は濾
過用の透水籠である。
内面に気密を維持させて固着された下向きラツパ
状のテーパー部26と、その中央部分に上向きに
突出させた細径筒部27とからなり、その細径筒
部27に、その内面との間に〓間を設けて紫外線
照射管13が貫通されている。そして、ケーシン
グ3にはテーパー部26の上部周縁上位置に汚物
排出口28が開口され、これに連通させて汚物排
出管29が連結されている。なお、図中30は濾
過用の透水籠である。
このように構成される浄化装置は紫外線照射管
13よりオゾン線を照射させつつ、エアーポンプ
11により通常の空気を送り込むと、紫外線照射
管13の外筒14とオゾン線ランプ15との間の
〓間16を通つて、強いオゾン線に曝され、これ
によつて高満度にオゾンが発生し、高濃度にオゾ
ンを含んだ状態で噴気体6より噴出させる。噴出
される空気は微細な気泡となつてケーシング3内
を上昇する。この気泡の上昇流によつてケーシン
グ3内の水も上昇され、負圧になつた分だけ吸水
口5から吸い込まれる。この水は気泡によつて曝
気され、酸素が補給されながら上昇し、気泡流ガ
イド17を通過して、その外側の排水口22より
排出される。そして、この間にオゾン線照射を受
け、オゾン線の強い科学作用にて蛋白質の構造を
変化させて生命の活動を止め、気泡内の空気のオ
ゾンが溶け込み、これによつて殺菌効果を発揮す
る。
13よりオゾン線を照射させつつ、エアーポンプ
11により通常の空気を送り込むと、紫外線照射
管13の外筒14とオゾン線ランプ15との間の
〓間16を通つて、強いオゾン線に曝され、これ
によつて高満度にオゾンが発生し、高濃度にオゾ
ンを含んだ状態で噴気体6より噴出させる。噴出
される空気は微細な気泡となつてケーシング3内
を上昇する。この気泡の上昇流によつてケーシン
グ3内の水も上昇され、負圧になつた分だけ吸水
口5から吸い込まれる。この水は気泡によつて曝
気され、酸素が補給されながら上昇し、気泡流ガ
イド17を通過して、その外側の排水口22より
排出される。そして、この間にオゾン線照射を受
け、オゾン線の強い科学作用にて蛋白質の構造を
変化させて生命の活動を止め、気泡内の空気のオ
ゾンが溶け込み、これによつて殺菌効果を発揮す
る。
一方、気泡は気泡流ガイド17によつて排水口
22を避けて上昇され、その上昇中に水中の浮游
懸濁汚物に接してこれを付着させる。このように
して上昇した空気は汚物ガイド25と紫外線照射
管13との〓間を通り、汚物排出口27より排気
される。一方ケーシング3内の水面はオゾン空気
の送気圧により盛り上がり、その上方は気泡によ
つて満たされる。そして気泡と共に上昇した汚物
は、ケーシング3内の水面上に泡状になつて経時
的に濃縮されて溜まり、汚物ガイド25の細径筒
部27と紫外線照射管13との〓間をエアリフト
作用によつて空気とともに押し上げられ、テーパ
ー部26の上面に沿つて流下し、汚物排出口27
より空気と共に排出される。また有機質からなる
汚物は紫外線照射管13外に付着するがオゾン線
の照射により、酸化、殺菌されるとともに微生物
が死滅されることにより管外面から剥がれて上昇
され排出される。
22を避けて上昇され、その上昇中に水中の浮游
懸濁汚物に接してこれを付着させる。このように
して上昇した空気は汚物ガイド25と紫外線照射
管13との〓間を通り、汚物排出口27より排気
される。一方ケーシング3内の水面はオゾン空気
の送気圧により盛り上がり、その上方は気泡によ
つて満たされる。そして気泡と共に上昇した汚物
は、ケーシング3内の水面上に泡状になつて経時
的に濃縮されて溜まり、汚物ガイド25の細径筒
部27と紫外線照射管13との〓間をエアリフト
作用によつて空気とともに押し上げられ、テーパ
ー部26の上面に沿つて流下し、汚物排出口27
より空気と共に排出される。また有機質からなる
汚物は紫外線照射管13外に付着するがオゾン線
の照射により、酸化、殺菌されるとともに微生物
が死滅されることにより管外面から剥がれて上昇
され排出される。
なお、上述の実施例では一本のケーシングを使
用した場合を示しているが、必要に応じて多数本
のケーシングを使用してもよいものである。
用した場合を示しているが、必要に応じて多数本
のケーシングを使用してもよいものである。
(考案の効果)
上述したように本考案は、水に対してオゾン線
を照射して有機質や微生物を酸化、死滅させるた
めの紫外線照射管内に噴気体に送り込む空気の流
路を形成したことにより、一つのオゾン線ランプ
によつて、高濃度にオゾンを含んだ空気を送り込
むことができることとなり、低コストで効率良く
水の浄化がなし得られることとなつたものであ
る。
を照射して有機質や微生物を酸化、死滅させるた
めの紫外線照射管内に噴気体に送り込む空気の流
路を形成したことにより、一つのオゾン線ランプ
によつて、高濃度にオゾンを含んだ空気を送り込
むことができることとなり、低コストで効率良く
水の浄化がなし得られることとなつたものであ
る。
特に活魚介水槽に沈殿した排泄物、アクやヌル
等の微細懸濁物の除去に極めて効果的である。
等の微細懸濁物の除去に極めて効果的である。
図面は本考案の実施の一例を示すもので第1図
は縦断面図、第2図は第1図中のA−A線断面図
である。 1……水槽、2……水面、3……ケーシング、
5……吸水口、6……噴気体、10……給気管、
13……紫外線照射管、15……オゾン線ラン
プ、17……気泡ガイド、22……排水口、25
……汚物ガイド、27……細径筒部、28……汚
物排出口。
は縦断面図、第2図は第1図中のA−A線断面図
である。 1……水槽、2……水面、3……ケーシング、
5……吸水口、6……噴気体、10……給気管、
13……紫外線照射管、15……オゾン線ラン
プ、17……気泡ガイド、22……排水口、25
……汚物ガイド、27……細径筒部、28……汚
物排出口。
Claims (1)
- 一端が水面上にあり、下端が水面下に挿入さ
れ、該下端部に吸水口を有するとともに水面下に
排水口を有するケーシングと、該ケーシング内の
底部に収容され、多数の微細な噴気孔を有し、エ
アポンプにより給気される噴気体と、前記ケーシ
ング内にその水面下に向けて挿入した紫外線照射
管と、前記ケーシング内の排水口高さ位置に設け
られ、気泡が排水口に入るのを防ぐ気泡流ガイド
と、前記ケーシングの上端部に設けられた浮上分
離汚物排出口とを備えてなる水槽内の水浄化装置
において、前記紫外線照射管は下端が閉鎖された
紫外線透過材料からなる外筒と、該外筒内にその
内面との間に〓間を設けて挿入した波長200nm以
下の紫外線が強く照射されるオゾン線ランプとを
もつて構成し、前記噴気体に給気する給気路に前
記紫外線照射管の外筒内の〓間を連通させたこと
を特徴としてなる水槽内の水浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988163178U JPH0323359Y2 (ja) | 1988-12-15 | 1988-12-15 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988163178U JPH0323359Y2 (ja) | 1988-12-15 | 1988-12-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0283097U JPH0283097U (ja) | 1990-06-27 |
JPH0323359Y2 true JPH0323359Y2 (ja) | 1991-05-21 |
Family
ID=31447671
Family Applications (1)
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- 1988-12-15 JP JP1988163178U patent/JPH0323359Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
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