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JPH03228752A - 高限界速パルスドプラ計測装置 - Google Patents

高限界速パルスドプラ計測装置

Info

Publication number
JPH03228752A
JPH03228752A JP2024550A JP2455090A JPH03228752A JP H03228752 A JPH03228752 A JP H03228752A JP 2024550 A JP2024550 A JP 2024550A JP 2455090 A JP2455090 A JP 2455090A JP H03228752 A JPH03228752 A JP H03228752A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase difference
vector
phase
difference
packet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2024550A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Hashimoto
橋本 康広
Hisashi Nishiyama
久司 西山
Hiroshi Kanda
浩 神田
Kageyoshi Katakura
景義 片倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2024550A priority Critical patent/JPH03228752A/ja
Priority to US07/650,421 priority patent/US5109858A/en
Publication of JPH03228752A publication Critical patent/JPH03228752A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S15/00Systems using the reflection or reradiation of acoustic waves, e.g. sonar systems
    • G01S15/02Systems using the reflection or reradiation of acoustic waves, e.g. sonar systems using reflection of acoustic waves
    • G01S15/50Systems of measurement, based on relative movement of the target
    • G01S15/52Discriminating between fixed and moving objects or between objects moving at different speeds
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
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    • G01S15/50Systems of measurement, based on relative movement of the target
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    • G01S15/582Velocity or trajectory determination systems; Sense-of-movement determination systems using transmission of interrupted pulse-modulated waves and based upon the Doppler effect resulting from movement of targets
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    • G01S15/582Velocity or trajectory determination systems; Sense-of-movement determination systems using transmission of interrupted pulse-modulated waves and based upon the Doppler effect resulting from movement of targets
    • G01S15/584Velocity or trajectory determination systems; Sense-of-movement determination systems using transmission of interrupted pulse-modulated waves and based upon the Doppler effect resulting from movement of targets with measures taken for suppressing velocity ambiguities, i.e. anti-aliasing

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  • Remote Sensing (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は超音波により物体の速度を検出する装置に関し
、とくに生体内の血流速度を計測する装置に関する。
【従来の技術】
生体に超音波を送波すると、血球の運動から生じるドプ
ラ効果により反射波の周波数が偏移する。 たとえば、第1図(a)にて心臓2の中の血球4に向け
、送波部10で超音波送受波器20を駆動して超音波パ
ルスを等間隔Tで送波すると、血球4が超音波送受波器
20に近づく場合、20で受けて受渡部30で検出する
血球からの反射波は位相差を生じる。このとき血流速度
をVとすると、この間Tにおける血球の移動量はvTと
なる。ここで、前回の反射波と今回の反射波との位相差
Δθは、第1図(b)に示すように Δ θ=2π faT = k v T          (1,1,1)た
だし、k=4π/λ λ :送波超音波の波長 f−:ドプラ偏移周波数 と表せる。この(1,1,1)式の関係から、位相差Δ
θはvTに比例する。 したがって、位相測定部40で参照波とのミキシングに
よって反射波の位相ベクトルを得、MTIフィルタ50
を通過した位相ベクトルから速度演算部60でΔθを算
出し、さらに血流速度Vを求めることができる。ただし
、第1図(C)に示すように測定できる位相差Δθには
、1ΔθIくπ     (1,1,2)の制約がある
(逆正接三角関数の上値をとるため)、パルスドプラ血
流計は、この原理に基づいて血流速度を測定している。
【発明が解決しようとする課題】
現在使用されている超音波診断装置にはパルスドプラ血
流計が内蔵されている。これは、体内にパルス状の超音
波を送波し、ドプラ効果による周波数偏移を利用して血
流速度を求める装置である。 パルスドプラ方式は連続波ドプラ方式に比べ、体内の特
定部位の血流を測定できるという特徴を持つが、その反
面、パルスの繰り返し周波数に制限され、ナイキスト周
波数を超えた高速血流が測定できないという問題点があ
る。 心臓病の診断を例にとると、その測定限界速度は約1 
m/seeであるが、異常血流がある場合には最大速度
が約5 m/seeとなる。従って、折り返しの起こら
ない血流計の開発が医師らの間で強く望まれている。 血流速度が大きい場合、血流の速度及び方向が、実際と
は異なる値で出力されてしまう、それは、Δθが±πを
超えるときである。Δθが±π超えたときの位相差をΔ
θ′とおけば。 Δθ′=Δθ−2π for  2π〉Δθ≧π=Δθ
+2π  for−2πくΔθく−πであり、Δθがπ
を超えると、本来のΔθより一2πだけ誤差が生じる。 ところで、パルスの繰返し周波数をfsとすれば、血流
速度の測定限界は、式(1,1,1)より、φ Δθくπ 12πfdTl<π f、<1/2T f dl< f s/ 2          (1,
1,3)ただし、fs=1/T T :パルス送波間隔 f−=ドプラ偏移周波数 言い換えると、パルスドプラ方式で計測することのでき
る血流速度の限界は、パルスの繰返し周波数fsによっ
て決まる。ここで、(1,1,3)式の条件によりfs
を大きく、即ちパルス間隔Tを小さくすれば、血流速度
の測定限界を拡大できる。 しかしながら、Tを小さくすればそれに応じて計測可能
な深度が浅くなるので、深部での高速血流の測定が困難
になる。測定最大血流速度Fmと深度Lmの間にほのご
とく関係がある。 LM・ F、≦C/4 ただしCは体内音速。 そこで、測定最大血流速度と深度の関係、この問題を如
何に克服するかが大きな課題である。 よって、本発明の目的は、測定最大血流速度と深度の積
の限界をこえて正確に血流速度を検出できるパルスドプ
ラ計測装置を提供するにある。 本発明の別の目的は、心臓壁からの信号の除去を有効に
行なえるMTI処理手段を持つパルスドプラ計測装置を
提供するにある。
【課題を解決するための手段】
本発明においては、加速方法と呼ぶことのできる方式を
用いる。すなわち、送波のくり返しごとに次々得る移動
物体からの反射波の位相を検出して位相ベクトルを得、
順次得る位相ベクトルの所定個数のパケットごとに互い
の位相差の平均値を示す位相差ベクトルを得、現時点(
現在のパケット)の位相差ベクトルと次のパケットの位
相差ベクトルの差から差の位相差ベクトルを得、この差
の位相差ベクトルの角度ΔΔθnを算出して現在までに
得られている位相差Δθnにこれを加算して次時点の位
相差Δθn+1とする。 また、このような速度を示す位相差の順次算出にあたり
、固定物信号を除去するためのMTIフィルタとしては
パケット内の各位相ベクトルの実数部変化を第1の直線
で近似し、各実数部からこの直線上の値を差し引いた残
差を得、また各位相ベクトルの虚数部変化を第2の直線
で近似し、各処理部からこの直線上の値を差し引いた残
差を得、それぞれの残差を実部、虚部とするベクトル列
をフィルタ後の位相ベクトル列となるライン除去フィル
タを用いる。 さらに、加速度法において、所定パケット分の位相差の
移動平均位相差ΔθMAを常に求めておき。 次時刻の位相差Δθn1とΔθMAとの差が所定値を越
えた時、差の位相差ベクトルの角度ΔΔθnを+2πも
しくは一2π補正する。
【作用】
上記ライン除去フィルタによれば位相差に対するフィル
タの肩特性が適切に得られ、血流信号を多く残したまま
動きのある心臓壁からの信号を有効に除くことができる
。 また上記の移動平均位相差を用いた補正を行なうことに
より1位相差Δθn+1が±πの範囲を越える時点にも
正しく加速値を示す角度が得られ、もって次時点の位相
差Δθイ+、が正しく求められる。
【実施例】
第15図は本発明の一実施例の構成を示す、超音波診断
装置のドプラユニット70は第1図の10.30.40
の部分と同一構成である。ただし、位相検出部40を詳
しく述べると、90°位相差の2つの参照波と受波信号
とのミキシングを行なうミキサ41と、ミキシングされ
た信号の低周波成分を通過するローパスフィルタ42と
、サンプルホールド回路43を有しており、これにより
順次得る反射波信号の位相が検出されて、実部虚部から
なる位相ベクトルが得られる。この位相ベクトルはオペ
アンプ80を介してA/Dボードに与えられ、ここでデ
ィジタル信号に変換されDSPボード100.計算機1
10からなる信号処理部に与えられる。つまり、MTI
フィルタ及び速度演算処理ディジタル信号処理にて実行
される。 加速度法は、高速血流を正確に(折り返しなく)測定す
るために考案されたアルゴリズムであり、第2図(a)
、(b)、(c)に示される。以下に、その原理につい
て説明する。 本方式は、まず従来方式の位相差ベクトルYnと一時刻
前の位相差ベクトルY0−8の複素共役べ* クトルY n−1との相関処理を行うことにより、位相
差の差のベクトルU、を求め、つぎにそのベクトルUl
lからΔΔθnを求める。即ち、* Un=YnY、、 ネ (Y はYの複素共役ベクトル) =Cnexp(jΔθn)Cn−1eXP(JΔθn−
1)” CnCn−teXP(J (Δθn−Δθn−
0))=Dnexρ(jΔΔθn) =  URn+ j Uln            
(1,2,1)ただし、Dn=CnC,。 ΔΔ θイ=Δ θ、−Δθ1−0 Uun:Uの実数部 UXn:Uの虚数部 よって、 (1,2,1)式のU RnとU I nとから、ΔΔ
θn= j a n−1(UIn/ URII)(1,
2,2) ただし、ここで、位相差の差ΔΔθ□は逆正接三角関数
の上値をとるので、 ΔΔθn+<π である。 加速度法のM理では第2図(a)に示すとおり、現在の
位相差Δθnと位相差の差ΔΔθnを加算することによ
り、次時刻の位相差Δθn+□を求める。 即ち、 Δθnヤ、=ΔΔθn+Δθ1l(1,2,3)である
。これにより、第2図(b)のように(1゜1.3)式
の限界を超え、折り返し現象が発生した場合においても
第2図(C)のように折り返すことなく、血流速度を限
界なく測定することができる。なお、送波間隔Tはその
ままであるので、測定深度はそのまま深く保たれる。 ただし、本方式による血流測定において、今度は位相差
の差ΔΔθが、1ΔΔθn〉πとなった場合に、誤測定
が起こるが問題がある。ΔΔθが±π超えたときの位相
差をΔΔθ′とおけば、その出力ΔΔθ′は、 ΔΔ θ′ =ΔΔ θ 2π for  2π〉ΔΔθ≧π (1,2,4) =ΔΔθ+2πfor−2πくΔΔθ〈−π(1,2,
5) となり、±2πの誤差が生じる。ここで、この現象を第
2エリアシングと呼ぶことにすると、第2エリアシング
発生以降に出力される位相差は、式(1,2,3)おい
て例えば、2πの誤差を持ち続け、修正復帰困難である
。 心臓あるいは血管内血流を測定する場合、生体からの反
射信号には血流情報の他に、壁の運動による低周波不要
成分信号が含まれている。特に心臓の場合は、壁の運動
による信号レベルが血流信号レベルに比べて非常に大き
く、その差は約20〜100dBである。従って、正確
な血流情報を得るためには、これらの信号成分を除去す
ることが必要である。このために、MTI (Moving  Target 1ndicator)フィルタが用いられる。 第3図は加速度法で用いられるMTIフィルタの特性で
ある。このMTIフィルタのDC付近では、壁信号成分
を除去する。しかし、2π、4πにおけるゼロ点付近で
は血流信号成分の振幅が減衰するので、S/N比が劣化
するのはやむを得ない。なお、+5πまで、表示してい
るのは、位相差Δθを通常の5倍まで得ようとするため
である。 なお、本実施例ではMTIフィルタを計算機110によ
るソフトウェアの演算により実施する。 以下に、各種フィルタの原理およびその特性を示す。 (1)1次差分によるMTIフィルタ 第4図に示されるように、現在の信号Xnと、1つ前の
信号Xイー、との差分値Y n=Xn  Xn−4を出
力とするフィルタである。 (2)DC除去フィルタ 第6図(a)に示したように、N個ごとのデータをそれ
ぞれパケットとしパケット内における血流データの平均
値XNを求め、その平均値を各データX I−X t 
+Nから差引き、第6図(b)のようにDC成分を除去
するものである。取得した血流データにDC成分のみ顕
著にあるとき使用する。 ファンドームによる擬似血流信号に適している。 本フィルタをDC除去フィルタと呼ぶ。(第5図)にP
AD図を示した。 (3)ライン除去フィルタ DC除去フィルタを拡張したものである。DC成分以外
に低周波の壁信号成分の存在するとき使用する。このフ
ィルタは、パケット内における血流データに対し、最小
二乗法を用いて直線近似を行い、その値を差し引くこと
によって低周波成分を除去するものである。フィルタ入
出力図を第8図、(a)、(b)に示した。第7図を参
照してこのフィルタ処理を具体的に述べる。まず計算機
内には、順次与えられる血流データ(位相ベクトル)を
パケットごとに処理をするためのパケットを構成するデ
ータの個数Nが設定される。ひとつのパケット内のN個
の位相ベクトルXi〜Xl+Nがそろうと、パケット内
の信号変化を直線近似し、その傾きaNと切片bNを求
める。具体的には、各位相ベクトルの実部から最小2乗
法により実部変化を近似する第1の直線を求め、また各
位相ベクトルの処理部から最小2乗法により虚数変化を
近似する第2の直線を求める。次に、各実部から上記第
1の直線上の値を差し引いてその残差を求め、また各実
部から上記第2の直線上の値を差し引いてその残差を求
める。実部、虚部をまとめて書くと Y+=Xt   (ast−bN) をiからi+NまでN回くり返すことになる。この残差
を示すベクトルYi〜YINをフィルタリング後の位相
ベクトルとする。これにより、DC除去フィルタよりも
より深く壁の動きの成分を除去することができる。 第9図により、以上の3種類のフィルタの特性を比較す
る、例えば、A点付近に壁の信号があり、B点付近に血
流信号があった場合を想定する。A点では、ラインフィ
ルタの減衰量が一30dBと最も大きく、次に大きい1
次MTIフィルタでは一23dB、DC除去フィルタで
は一11dBとなっている。次に、B点の血流信号では
、1次MTIフィルタの減衰量が一7dB、ラインフィ
ルタが一1dBとなっている。DC除去フィルタがOd
Bである。 1次MTIフィルタは壁信号とともに血流信号も減衰す
る欠点がある。DC除去フィルタは壁の動きが残り、血
流信号も残る。ラインフィルタは壁信号が良く除去でき
、しかも血流信号は良く残る。比較すると、DC除去フ
ィルタはラインフィルタに比べて、あまり壁の動きを除
去することができないが、血流信号はほとんど減衰しな
いフィルタである。1次MTIフィルタはラインフィル
タに比べて壁の動きが残り、血流信号も減衰するフィル
タであると言える。以上から、この場合はラインフィル
タが最も適したフィルタであることが言える。 そこで、本実施例では、上記のラインフィルタの処理を
行ない、各パケットごとにフィルタリングされたN個ず
つの位相ベクトルを得る。さらにこのN個の位相ベクト
ル位相の自己相関をとり、得られる複数のベクトルを加
算平均して送波間隔Tの間の受波信号の位相差を示す位
相差ベクトルYnを得る。したがって位相差ベクトルY
nはパケットごとに得られる。さらに次の時点の位相差
ベクトルY。ヤ、が得られると、自己相関処理Yn+、
Yn により位相差の差ベクトルUを得てその角度ΔΔ
θnを求め、現時点の位相差Δθ1にΔΔθnを加算し
て次時刻の位相差Δθn+□を求めるのである。(第1
4図参照) このような加速度法においても、位相差の差ΔΔθがπ
を超えた場合に誤動作する。この第2エリアシングは、
1)S/N劣化による悪影響2)速度変化の大きな血流
 のいずれかが原因で発生するものと考えられることか
ら、このような場合に対処するために、第2エリアシン
グを検出し1位相差の差(加速度)を復元するアルゴリ
ズム及び、振幅を監視することにより、S/N比を改善
するアルゴリズムを本実施例は用いる。以下に、その原
理を説明する。 (a)第2エリアシング検出による位相差の差(加速度
)の修正アルゴリズム 修正方法を第10図と第11図のPAD図を用いて示す
。第10図において、縦軸は位相差、横軸はパケットナ
ンバーである。本来の位相差の変化が○印で示されてお
り、それはノイズの影響で変動している。そこで複数の
パケットの位相差の移動平均を常にとる。すなわち、現
時点の位相差ΔθnからさかのぼってN個(たとえば1
0個)の平均をつねに算出する。この移動平均ΔθMA
は×印で示され、雑音が抑圧されて、滑らかな変化とな
っている。そこで、この移動平均値ΔθMAを第2エリ
アシング検出のための参照値 (reference)として用いる。なお、・印はエ
リアシング発生のため、−2πの誤差を持った位相差の
変化である。 ここで、nパケット目の位相差をA、n+1パケツト目
の位相差をB、nパケット目の移動平均値をCとする。 このとき、n+1番目の位相差B点と参照値C点との差
をε 。とする。この差ε 、がある閾値XTHよりも
大か否かで第2エリアシング発生の判定を行う。すなわ
ち、差の位相差ベクトルUの角度ΔΔθnを求めるにあ
たり、次時刻の位相差Δθn1と現時刻までの位相差の
移動平均値ΔθMAとの差εnを算出しε、〉XTHと
なる時に第2エリアシングが発生したと判定して、差の
位相差ベクトルUから算出したもとの角度ΔΔθに2π
を加える。2πを加えた新たな角度ΔΔθn現時刻まで
正しく求められていた位相差Δθイに加えて次時刻の位
相差Δθn+1とすることで本来の位相差の変化曲線に
復帰する(図1.4.2)。εn(−X THの場合は
2πを差し引いて加速度(位相差の差ΔΔθn)を修正
する。 これにより、エリアシングすることなしにΔθn+1が
計測できる。 (b)振幅検出によるS/N改善アルゴリズム位相差 MTrフィルタのゼロ点(0,±2π、±4π)の付近
では、血流信号の振幅が特に減衰しS/N比が劣化する
ので、パケット内における位相差ベクトルの分散が広が
り測定速度に大きい誤差が生じる可能性がある。そのこ
とによっても位相差Δθnと位相差Δθ1ヤ、との間に
第2エリアシングが発生する。 そこで、本実施例ではさらに第12図、第13図に示す
アルゴリズムをさらに用いる。第12図(a)は第10
図と同様に、縦軸が位相差、横軸はパケットナンバーで
ある。本来のパケットごとの位相差の変化をO印、N個
の位相差の移動平均値をX印で表す。また、各パケット
における平均位相差ベクトルYnの振幅値|YnIを第
12図(b)に示す。いま、n+1パケツト目の振幅値
r Yn十、lは′ゼロ点の影響で非常に小さくなって
おり、A点に誤出力されている。これにより、n+1番
目の位相差とn番目の位相差との間に第2エリアシング
が発生するにのとき、位相差ベクトルの振幅値|Yn+
、Iに対して、ある閾値Yt。 を設け、I Yn+x I >Ytoとなるときに出力
される位相差を誤差であると判断させる。適当なYTH
を設定すればA点の誤った値を検出することができる。 このときの位相差ベクトルYnを、0点における移動平
均値を位相差に持つベクトルVM^に置き換えることに
より第2エリアシングを防ぐことができる。 この動作原理を、第1.4.4のPAD図に示す。
【発明の効果】
第2エリアシング対策をすることにより、測定最大血流
速度と深度の関係からくる制約に打ち勝ち、ナイキスト
周波数の範囲を超えてドプラ周波数の測定が可能である
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)、(c)は速度計速法の原理、第
2図(a)、(b)、(c)は加速度法の原理、第3図
はMTIフィルタの特性、第4図は一次MTIフィルタ
、第5図はDC除去フィルタのPAD図、第6図はDC
除去フィルタの原理、第7図はライン除去フィルタのP
AD図、第8図(a)、(b)はライン除去フィルタの
原理、第9図はM T、 Iフィルタの特性、第10図
は第2エリアシング検出による加速度修正アルゴリズム
の原理図、第11図は第2エリアシング検出による加速
度修正アルゴリズムのPAD図、第12図(a)、(b
)は振幅検出にょるS/N改善アルゴリズムの原理図、
第13図は振幅検出によるS/N改善アルゴリズムのP
AD図、第14図は加速度法のPAD図である。また、
第15図は実施例の装置の構成図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、パルスドプラ計測装置において、 超音波バーストパルスを等間隔で送受する手段 各反射信号と参照信号をミキシングすることにより、各
    位相ベクトルを検出する手段、 順次得られる位相ベクトルの所定個数のパケットごとに
    各位相ベクトルの実数部変化を第1の直線で近似し、各
    実数部から該第1の直線上の値を差し引いた残差を得る
    こと、及び各パケットごとの各位相ベクトルの虚数部変
    化を第2の直線で近似し、各虚数部から該第2の直線上
    の値を差し引いた残差を得ることによりMITフィルタ
    を実施する手段、 MTIフィルタ後のパケット内の位相ベクトルから位相
    差ベクトルを得る第一の位相差検出手段、 上記位相差ベクトルと次のパケットに関する位相差ベク
    トルとから差の位相差ベクトルを得る第二の位相差検出
    手段、 位相差ベクトルを角度Δθ_nに変換し、また差の位相
    差ベクトルを角度ΔΔθ_nに変換する手段、及び 現在の位相差Δθ_nと位相差の差ΔΔθ_nを加算す
    ることにより、次時刻の位相差Δθ_n_+_1を求め
    る、即ち、 Δθ_n_+_1=ΔΔθ_n+Δθ_n と変換する
    手段、を含むことを特徴とする高限界パルスドプラ計測
    装置。 2、上記次時刻の位相差Δθ_n_+_1を求める手段
    は、位相差の移動平均処理を行い、現在の移動平均位相
    差Δθ_M_Aを得る手段、 次時刻の位相差Δθ_n_+_1と移動平均位相差Δθ
    _M_Aの差ε_n、即ち、ε_n=Δθ_n_+_1
    −Δθ_M_Aを検出する手段、 差の位相差ベクトルを角度ΔΔθ_nに変換する際に、
    ε_nが+πより大きいある閾値X_T_Hを超える場
    合位相差ΔΔθ_nに−2πを加算し、ε_nが−πよ
    り小さいある閾値−X_T_Hを下回る場合位相差ΔΔ
    θ_nに+2πを加算する補正手段、及び その上で現在の位相差Δθ_nと補正された正確な位相
    差の差ΔΔθ_nを加算することにより、次時刻の位相
    差Δθ_n_+_1を得る即ち、Δθ_n_+_1=Δ
    Δθ_n+Δθ_nと変換する手段、 から成ることを特徴とする請求項1に記載の高限界パル
    スドプラ計測装置。 3、上記次時刻の位相差Δθ_n_+_1を求める手段
    は、位相差移動平均処理を行い、現在の移動平均位相差
    Δθ_M_Aを得る手段、 Δθ_n_+_1に関する位相差ベクトルY_n_+_
    1の振幅値|Y_n_+_1|を検出し振幅値|Y_n
    _+_1|がある閾値より小の場合、現在の移動平均位
    相差ベクトルV_M_Aを次時刻の位相差ベクトルY_
    n_+_1とする、即ち、Y_n_+_1=V_M_A
    と変換する手段、から成ることを特徴とする請求項1に
    記載の高限界パルスドプラ計測装置。
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