JPH03223597A - 耐火断熱材および耐火断熱容器 - Google Patents
耐火断熱材および耐火断熱容器Info
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- JPH03223597A JPH03223597A JP2053452A JP5345290A JPH03223597A JP H03223597 A JPH03223597 A JP H03223597A JP 2053452 A JP2053452 A JP 2053452A JP 5345290 A JP5345290 A JP 5345290A JP H03223597 A JPH03223597 A JP H03223597A
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- Thermal Insulation (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、軽量かつ可撓性であって良好な耐火断熱性を
もつ耐火断熱材と、それを使用した耐火断熱容器、とく
に袋および箱に関する。 [従来の技術1 諸官庁、会社あるいは各家庭で、重要な出題や紙幣を火
災から守るために、耐火金庫や耐火キレビネットが使用
されている。 それらは耐熱鋼と断熱レンガを組み合わ
せてつくったものであるから、きわめて重く、嵩高であ
って大きさのわりに収容力は小さく、しかも高価である
。 貴重品を保管するにしても、耐火金庫はど高性能でなく
ても、ある程度の耐火性能があればJ:い場合が少なく
ない。 このような場合には、無機質の軽量耐火材を板
状に成形したもの、あるいは無機繊維を不織布やフェル
ト状に成形したものか役に立つが、十分な断熱効果を発
揮させようとすればやはり相当の厚さが必要であって、
高張ることは避けられない。 一方、ナイロン織布にアルミニウムの蒸着を施したもの
が消防服の材料として使用され、よい評価を冑ているの
で、これを袋にして利用することが提案された(実開昭
62−141330号)。 しかし、この材料は輻射熱を反射する効果は高いか、高
温に持続的にざらされた場合には耐えられない。 ナイ
ロンは400℃で軟化するし、アルミニウムも660℃
で溶融するからである。 また、金属箔とプラスチックフィルムとの間に、流動性
のない高含水物、たとえば塩化カルシウムのような多量
の結晶水を含むものやポリアクリル酸共重合体架橋樹脂
の水和物を介在させたもので構成した耐火袋が提案され
ている(特開平2−47049号)。 この耐火袋の断
熱性は、上記のアルミ蒸着ナイロンの袋にくらべれば向
上しているものの、金属箔とプラスチックフィルムとの
間に存在する物質の含水量が少ないため、十分とはいえ
ない。 [発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、簡易に構成でき、軽量かつ可撓性であ
って対象物に合わせた加工が容易でありながら、ある程
度実用できる耐火性、具体的にはJIS−31037に
定める耐火試験法の1時間耐火の規格に合格する耐火性
をもった耐火断熱材と、それを使用した耐火断熱容器、
とくに袋および箱を提供することにある。 [課題を解決するための手段] 本発明の耐火断熱材は、第1図に基本的な態様を示すよ
うに、水または吸水した吸水性高分子材料(11)を水
不透過性フィルム(12)で包んで板状にした吸熱構造
体(1)と、無機材料の耐火断熱シート(2)とを積層
してなる。 水をそのまま用いた場合はもらろん、ゲル化した吸水性
高分子材料も多量の水を含んでいれば流動性があるため
、耐火断熱材を縦置きに使用すると、第2図に示すよう
に、吸熱構造体(1)の内容物が重力により次第に垂れ
下がり、そのふん上部の断熱性が低下してしまうことが
ある。 このような問題を未然に防ぐには、第3図およ
び第4図に示すように、板状の吸熱構造体(1)が、向
い合った水不透過性フィルム(12)どうしを部分的に
接合した接合部(14)により形成された複数の小室か
うなるものとし、水や吸水した吸水性高分子材料(11
)が偏在しないようにすればよい。 小室の人きざは、吸熱構造体の厚さやその内容物の流動
しやすさに応じて決定する。 厚さ1 cmのものの側
では、−辺が3〜20cmの正方形、長方形そのほか、
これに等価な大きざである。 小室に分けた態様においては、たとえば第5図Aに示す
ような形状をもった吸熱構造体を第5図Bにみるように
2枚組み合わせ、ひとつの吸熱構造体(1A)の接合部
(14A>と他の吸熱構造体(1B)の接合部(14B
>とが互いに重ならないようにすることが好ましい。
このような構造にすると、吸熱構造体の接合部は断熱性
が低いという弱点をカバーできる。 吸水性高分子材料は、たとえばポリアクリル酸す]・リ
ウム架橋体のようなものである。 近年その用途は拡大
しつつあり、それに伴って種々の性能、グレードのもの
が市販されている。 吸水量も、容積にして10倍以上
500倍に及ぶものがあり、それらを任意に選択使用で
きるが、極度まで吸水させずに(10〜200侶)使用
するのが、シートの取扱い上適当である。 水不透過性フィルムは、ナイロンやポリエチレンのよう
な常用のプラスチックのフィルムでよく、もちろん積層
材も使用できる。 熱的性質は、むしろあまり耐熱性は
高くなくて、適宜の温度たとえば100〜150’Cで
軟化する一bのが好ましい。 第3図および第4図に示した態様においては、接合部が
熱で簡単に損われないように、水不透過性フィルムとし
て、プラスチックフィルムにアルミ箔およびヒートシー
ル性を有するプラスチックフィルムを順に積層した積層
フィルムを使用することが好ましい。 無機材料の耐火断熱シートしては、シリカやアルミナの
繊維を少量の6機バインダーたとえば有機質の糊材で固
めた不織布やニードルパンチ加工によりフェルト化した
もの、あるいは超微粒子シリカを圧縮成形した微細多孔
構造の板などが市販されており、それらを使用すればよ
い。 この発明の耐火断熱材がJ l5−31037の
1時間耐火試験に合格するためには、耐火断熱シートの
耐火温度が925℃以上であることを要する。 本発明の耐火断熱材は、第1図、第3図または第5図へ
に示したような、吸熱構造体(1)の片側に耐火断熱シ
ート(2)を貼り合わせただけのものでも有用であるが
、用途によっては、第6図に示したように、吸熱構造体
(1)の両側に耐火断熱+A(2)を貼り合わせ、ザン
ドイツチ構造にしたものの方がよいこともある。 もら
ろん、吸熱JfiS造体(1)と耐火断熱シート(2)
とを交互に何層か重ねでもよい。 好ましい態様においては、第6図に示したように、任意
の層の間に金属箔(3)を挟んだり、表面に金属箔を置
いた構成をとる。 図示した例では耐火断熱シート(2
)を各4枚重ねてそれらの間に3枚はさんである。 こ
の金属箔は、とくに高温の雰囲気に近い側に使用するも
のはそれに応じた耐熱性をもつことが望ましく、ステン
レスや鋼の箔が好適である。 用途によっては、アルミ
ニウムや銅の箔でもよく、外に近い側はステンレス、内
部は銅やアルミニウムと使い分けることもできる。 好
適な厚さは、材質によっても異なるか、一般に10〜1
00μTrLの範囲にある。 あまり薄くては火焔が当
ったとき孔があくし、厚すぎては製品の可撓性を乏しく
する。 本発明の耐火断熱容器は、上記の耐火断熱材を、無機材
料の耐火断熱シートの側が表に出るようにして、適宜の
接着剤や縁金具を用いて袋状や箱状に成形することによ
って1qられる。 袋状にする場合、耐火断熱材のブラ
ンクはなるべく接合部が少なくなるよう、たとえば第7
図および第8図にみるように、表面(41)、裏面(4
2)おにび惹の折り返しく43)を連続したシートで用
意し、両方の縁部分(44A、44B)を接合して耐火
断熱袋(4)とするようなつくり方が好ましい。 [作 用1 本発明の耐火断熱材は、耐火断熱シー1〜(2)の側か
表に出るようにして、火災から保護すべき対象物に適用
りる。 耐火断熱容器は、前記のように、これと同じ層
配置となっている。 火災のため雰囲気の温度が高くなったとき、その初期に
は表面の耐火断熱シートが内外温度差を保持り−るが、
それでも時間の経過に伴って熱は内部に伝わる。 する
と、吸水性高分子材料に吸収されていた水分が少しずつ
放出され、水蒸気となる。 よく知られているとおりこ
の気化潜熱は大きいから、吸熱構造体のところで温度の
上昇が相当長時間にわたって食い止められる。 吸熱M4構造の温度が上昇し、それにつれて水蒸気か多
量に蓄積するようになるころには、水不透過性のプラス
チックのフィルムが軟化して孔があき、水蒸気を逃1゜ 吸熱構造体を複数の小室に細分化した態様のものは、水
や多量の水を含んで低粘度のゲルになっている吸水性高
分子材料など、断熱性の高いしのを充填しても、それら
の垂れ下がりよる吸熱構造体の変形が実質上問題になら
ず、均一な耐火断熱効果が1qられる。 吸熱構造体を
2層以上、フィルムの接合部分が互いちがいになるよう
に積層することにより、接合部分番こお()る断熱性の
低下は防止できる。 金属箔を層間に挟んだり表面に置いたりした態様におい
ては、金属箔が輻射熱を反射するとともに熱い空気の移
動を防いで昇温を遅らせ、熱を全体に拡散させて局部的
な温度上昇を防ぐという機構により、いっそう高い耐火
断熱効果が1qられる。
もつ耐火断熱材と、それを使用した耐火断熱容器、とく
に袋および箱に関する。 [従来の技術1 諸官庁、会社あるいは各家庭で、重要な出題や紙幣を火
災から守るために、耐火金庫や耐火キレビネットが使用
されている。 それらは耐熱鋼と断熱レンガを組み合わ
せてつくったものであるから、きわめて重く、嵩高であ
って大きさのわりに収容力は小さく、しかも高価である
。 貴重品を保管するにしても、耐火金庫はど高性能でなく
ても、ある程度の耐火性能があればJ:い場合が少なく
ない。 このような場合には、無機質の軽量耐火材を板
状に成形したもの、あるいは無機繊維を不織布やフェル
ト状に成形したものか役に立つが、十分な断熱効果を発
揮させようとすればやはり相当の厚さが必要であって、
高張ることは避けられない。 一方、ナイロン織布にアルミニウムの蒸着を施したもの
が消防服の材料として使用され、よい評価を冑ているの
で、これを袋にして利用することが提案された(実開昭
62−141330号)。 しかし、この材料は輻射熱を反射する効果は高いか、高
温に持続的にざらされた場合には耐えられない。 ナイ
ロンは400℃で軟化するし、アルミニウムも660℃
で溶融するからである。 また、金属箔とプラスチックフィルムとの間に、流動性
のない高含水物、たとえば塩化カルシウムのような多量
の結晶水を含むものやポリアクリル酸共重合体架橋樹脂
の水和物を介在させたもので構成した耐火袋が提案され
ている(特開平2−47049号)。 この耐火袋の断
熱性は、上記のアルミ蒸着ナイロンの袋にくらべれば向
上しているものの、金属箔とプラスチックフィルムとの
間に存在する物質の含水量が少ないため、十分とはいえ
ない。 [発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、簡易に構成でき、軽量かつ可撓性であ
って対象物に合わせた加工が容易でありながら、ある程
度実用できる耐火性、具体的にはJIS−31037に
定める耐火試験法の1時間耐火の規格に合格する耐火性
をもった耐火断熱材と、それを使用した耐火断熱容器、
とくに袋および箱を提供することにある。 [課題を解決するための手段] 本発明の耐火断熱材は、第1図に基本的な態様を示すよ
うに、水または吸水した吸水性高分子材料(11)を水
不透過性フィルム(12)で包んで板状にした吸熱構造
体(1)と、無機材料の耐火断熱シート(2)とを積層
してなる。 水をそのまま用いた場合はもらろん、ゲル化した吸水性
高分子材料も多量の水を含んでいれば流動性があるため
、耐火断熱材を縦置きに使用すると、第2図に示すよう
に、吸熱構造体(1)の内容物が重力により次第に垂れ
下がり、そのふん上部の断熱性が低下してしまうことが
ある。 このような問題を未然に防ぐには、第3図およ
び第4図に示すように、板状の吸熱構造体(1)が、向
い合った水不透過性フィルム(12)どうしを部分的に
接合した接合部(14)により形成された複数の小室か
うなるものとし、水や吸水した吸水性高分子材料(11
)が偏在しないようにすればよい。 小室の人きざは、吸熱構造体の厚さやその内容物の流動
しやすさに応じて決定する。 厚さ1 cmのものの側
では、−辺が3〜20cmの正方形、長方形そのほか、
これに等価な大きざである。 小室に分けた態様においては、たとえば第5図Aに示す
ような形状をもった吸熱構造体を第5図Bにみるように
2枚組み合わせ、ひとつの吸熱構造体(1A)の接合部
(14A>と他の吸熱構造体(1B)の接合部(14B
>とが互いに重ならないようにすることが好ましい。
このような構造にすると、吸熱構造体の接合部は断熱性
が低いという弱点をカバーできる。 吸水性高分子材料は、たとえばポリアクリル酸す]・リ
ウム架橋体のようなものである。 近年その用途は拡大
しつつあり、それに伴って種々の性能、グレードのもの
が市販されている。 吸水量も、容積にして10倍以上
500倍に及ぶものがあり、それらを任意に選択使用で
きるが、極度まで吸水させずに(10〜200侶)使用
するのが、シートの取扱い上適当である。 水不透過性フィルムは、ナイロンやポリエチレンのよう
な常用のプラスチックのフィルムでよく、もちろん積層
材も使用できる。 熱的性質は、むしろあまり耐熱性は
高くなくて、適宜の温度たとえば100〜150’Cで
軟化する一bのが好ましい。 第3図および第4図に示した態様においては、接合部が
熱で簡単に損われないように、水不透過性フィルムとし
て、プラスチックフィルムにアルミ箔およびヒートシー
ル性を有するプラスチックフィルムを順に積層した積層
フィルムを使用することが好ましい。 無機材料の耐火断熱シートしては、シリカやアルミナの
繊維を少量の6機バインダーたとえば有機質の糊材で固
めた不織布やニードルパンチ加工によりフェルト化した
もの、あるいは超微粒子シリカを圧縮成形した微細多孔
構造の板などが市販されており、それらを使用すればよ
い。 この発明の耐火断熱材がJ l5−31037の
1時間耐火試験に合格するためには、耐火断熱シートの
耐火温度が925℃以上であることを要する。 本発明の耐火断熱材は、第1図、第3図または第5図へ
に示したような、吸熱構造体(1)の片側に耐火断熱シ
ート(2)を貼り合わせただけのものでも有用であるが
、用途によっては、第6図に示したように、吸熱構造体
(1)の両側に耐火断熱+A(2)を貼り合わせ、ザン
ドイツチ構造にしたものの方がよいこともある。 もら
ろん、吸熱JfiS造体(1)と耐火断熱シート(2)
とを交互に何層か重ねでもよい。 好ましい態様においては、第6図に示したように、任意
の層の間に金属箔(3)を挟んだり、表面に金属箔を置
いた構成をとる。 図示した例では耐火断熱シート(2
)を各4枚重ねてそれらの間に3枚はさんである。 こ
の金属箔は、とくに高温の雰囲気に近い側に使用するも
のはそれに応じた耐熱性をもつことが望ましく、ステン
レスや鋼の箔が好適である。 用途によっては、アルミ
ニウムや銅の箔でもよく、外に近い側はステンレス、内
部は銅やアルミニウムと使い分けることもできる。 好
適な厚さは、材質によっても異なるか、一般に10〜1
00μTrLの範囲にある。 あまり薄くては火焔が当
ったとき孔があくし、厚すぎては製品の可撓性を乏しく
する。 本発明の耐火断熱容器は、上記の耐火断熱材を、無機材
料の耐火断熱シートの側が表に出るようにして、適宜の
接着剤や縁金具を用いて袋状や箱状に成形することによ
って1qられる。 袋状にする場合、耐火断熱材のブラ
ンクはなるべく接合部が少なくなるよう、たとえば第7
図および第8図にみるように、表面(41)、裏面(4
2)おにび惹の折り返しく43)を連続したシートで用
意し、両方の縁部分(44A、44B)を接合して耐火
断熱袋(4)とするようなつくり方が好ましい。 [作 用1 本発明の耐火断熱材は、耐火断熱シー1〜(2)の側か
表に出るようにして、火災から保護すべき対象物に適用
りる。 耐火断熱容器は、前記のように、これと同じ層
配置となっている。 火災のため雰囲気の温度が高くなったとき、その初期に
は表面の耐火断熱シートが内外温度差を保持り−るが、
それでも時間の経過に伴って熱は内部に伝わる。 する
と、吸水性高分子材料に吸収されていた水分が少しずつ
放出され、水蒸気となる。 よく知られているとおりこ
の気化潜熱は大きいから、吸熱構造体のところで温度の
上昇が相当長時間にわたって食い止められる。 吸熱M4構造の温度が上昇し、それにつれて水蒸気か多
量に蓄積するようになるころには、水不透過性のプラス
チックのフィルムが軟化して孔があき、水蒸気を逃1゜ 吸熱構造体を複数の小室に細分化した態様のものは、水
や多量の水を含んで低粘度のゲルになっている吸水性高
分子材料など、断熱性の高いしのを充填しても、それら
の垂れ下がりよる吸熱構造体の変形が実質上問題になら
ず、均一な耐火断熱効果が1qられる。 吸熱構造体を
2層以上、フィルムの接合部分が互いちがいになるよう
に積層することにより、接合部分番こお()る断熱性の
低下は防止できる。 金属箔を層間に挟んだり表面に置いたりした態様におい
ては、金属箔が輻射熱を反射するとともに熱い空気の移
動を防いで昇温を遅らせ、熱を全体に拡散させて局部的
な温度上昇を防ぐという機構により、いっそう高い耐火
断熱効果が1qられる。
【実施例11
吸水性高分子材料「ダイパノウエット」 (三菱油化製
)のシートに水を容量で50倍吸収させたものを、表裏
からナイロンフィルム(東し製)で包み、第2図に示す
ような、1個が縦10cm×横15cmX厚さ1 cm
の単位が連続した吸熱構造体をつくった。 シリカ:アルミナ−51:49 (ffl!>の成分を
もつ無機l&雑の不織布[)Iインフレックスペパー1
300J (厚さ1M、ニチアス製)を10枚重ね、上
記の吸熱構造体と積層して高密度ポリエチレンシートで
包み一体化することにより、本発明の耐火断熱材を得た
。 この耐火断熱材を使用し、吸熱構造体が内側になるよう
にして箱をつくった。 箱の内部に新聞紙を入れ、箱ご
とJ l5−31037の耐火試験を行なった。 加熱
炉に入れて1時間後、雰囲気の温度は925℃に達した
が、内部は160℃以下に保たれていて、新聞紙に変色
などの変化は生じていなかった。 [実施例21 実施例1と同じ吸水性高分子材料とプラスチックフィル
ムで、厚さ3Mの吸熱構造体を用意した。 やはり実施例1で用いた無機繊維の不織155枚(従っ
て淳さ5履)をひとまとめとし、上記吸熱構造体とも3
層ずつ交互に重ね、全体を高密度ポリエチレンのフィル
ムで包んで、厚さ24#の耐火断熱材をjqた。 この耐火断熱材を用いて実施例1と同様な箱をつくり、
同じ耐火試験を行なった。 箱の内部の温度は、1時間
の後も100℃を超えていなかつた。 [実施例3] 実施例1の耐火断熱材を用い、第4図および第5図に示
す形状の袋(縦50cm×横30cIIt)を製作した
。 両側縁は、鋼製の金具でとじ合わせた。 この袋に対してJIS−31037の耐火試験を行なっ
たところ、十分に1時間耐火の性能を示した。 【実施例41 超微粒子シリカを圧縮成形して14た微多孔性材料の板
をガラス繊維の布で被覆した「マイクロサーム」 (日
本アエロジル製、厚さ5 mm )を耐火断熱シートと
して使用し、実施例1の吸熱構造体と積層し、フッ素樹
脂のフィルムで包み一体化することにより、本発明の耐
火断熱材を19だ。 この耐火断熱材を使用し、実施例1と同様に箱をつくっ
て耐火試験を行なったところ、実施例1と同程度の耐火
性能を示した。 【実施例5】 ポリエチレン15μ/A19μ/未延伸ポリプロピレン
70μのドライラミネートシートを真空成形し、正方形
の凹みが等間隔で並んだ成形品とした。 成形品は一辺
31C++正方形で、6×6−36個の凹みがある。
凹みは未延伸ポリプロピレンが内側で、−辺が4cm、
深さが1.5cmで、間隔は1 cmである。 吸水性高分子[ダイA7ウエツ1〜5−IIJ (三
菱油化製)に水を30重量倍吸収させたものを、上記の
成形品の凹みに243ずつ充填し、上記のトライラミネ
ートシー1〜と同じ−bのを重ね、ヒトシールを行なっ
て、多数の小室をもつ吸熱構造体とした。 シリカ:アルミナ−51:49 (I量)の割合でつく
った無機繊維不織布「ファインフレックスペーパー13
00J にチアス製、厚さ2 mm >を3枚重ねた
6M厚のシートと1枚のシー1〜の間にはさみ、高密度
のポリエチレンで包み込んで耐火断熱材を得た。 この耐火断熱材で、外」が−辺32cmの立方体形の箱
をつくった。 JIS−31037に定める1時間耐火
試験を行なったところ、外側のポリエチレン層は溶けた
が内部は最高温度140℃に止まり、入れておいた新聞
紙が変色しなかった。 比較のため、真空成形による正方形の凹みを設りず、従
って小学がなく、−辺30cmの正方形の板状で内部に
1300gの吸水した吸水性高分子を充填した吸熱構造
体を用い、同様に耐火断熱材を得て粕をつくった。 こ
の箱の1時間耐火試験の結束では、新聞紙の変色はみら
れなかったか、内部温度が160℃に達した。 これは
、吸水性高分子が重力で垂れ下がって側面上部の耐熱性
能が低下°りるためと考えられる。 【実施例61 実施例5と同じ材料を用い同様な工程で成形品をつくっ
たが、凹みを、−辺が3.75cm、fiさ1.5cm
で間隔を3.75cmずつとしたしのを成形し、凹みに
吸水した吸水性高分子を充填し、ヒトシールして吸熱構
造体をつくり、第5図Aに示1ような耐火断熱材とした
。 これを第5図Bのように2枚凹凸を組み合わUて一体に
し、7ペての部分に吸水した吸水性高分子の層が存在す
るものにした。 この耐火断熱材で箱をつくり、1時間耐火試験を行なっ
た。 内部の新聞紙に変色はみられず、内部温度も10
0℃以下に保たれた。 [発明の効果1 本発明の耐火断熱材は、無機材料製のシートがもつ耐火
断熱作用に対して、吸水性高分子材料に吸収されている
水分の放出と気化によって雰囲気の熱を奪うという機構
を組み合わせたことにより、過大な厚さを要することな
く、かなりの耐火性能を発揮することができる。 全体
が薄くできるから軽量である。 また、構成材料として
可撓性のあるものをえらぺるので、製品もまた可撓性を
もっていて、火災から保護すべき対象物の表面形状に合
わせて変形させ、適用することができる。 この耐火断熱材でつくった袋や箱は、耐火キャビネット
に代って重要書類を火災から守ることができる。
)のシートに水を容量で50倍吸収させたものを、表裏
からナイロンフィルム(東し製)で包み、第2図に示す
ような、1個が縦10cm×横15cmX厚さ1 cm
の単位が連続した吸熱構造体をつくった。 シリカ:アルミナ−51:49 (ffl!>の成分を
もつ無機l&雑の不織布[)Iインフレックスペパー1
300J (厚さ1M、ニチアス製)を10枚重ね、上
記の吸熱構造体と積層して高密度ポリエチレンシートで
包み一体化することにより、本発明の耐火断熱材を得た
。 この耐火断熱材を使用し、吸熱構造体が内側になるよう
にして箱をつくった。 箱の内部に新聞紙を入れ、箱ご
とJ l5−31037の耐火試験を行なった。 加熱
炉に入れて1時間後、雰囲気の温度は925℃に達した
が、内部は160℃以下に保たれていて、新聞紙に変色
などの変化は生じていなかった。 [実施例21 実施例1と同じ吸水性高分子材料とプラスチックフィル
ムで、厚さ3Mの吸熱構造体を用意した。 やはり実施例1で用いた無機繊維の不織155枚(従っ
て淳さ5履)をひとまとめとし、上記吸熱構造体とも3
層ずつ交互に重ね、全体を高密度ポリエチレンのフィル
ムで包んで、厚さ24#の耐火断熱材をjqた。 この耐火断熱材を用いて実施例1と同様な箱をつくり、
同じ耐火試験を行なった。 箱の内部の温度は、1時間
の後も100℃を超えていなかつた。 [実施例3] 実施例1の耐火断熱材を用い、第4図および第5図に示
す形状の袋(縦50cm×横30cIIt)を製作した
。 両側縁は、鋼製の金具でとじ合わせた。 この袋に対してJIS−31037の耐火試験を行なっ
たところ、十分に1時間耐火の性能を示した。 【実施例41 超微粒子シリカを圧縮成形して14た微多孔性材料の板
をガラス繊維の布で被覆した「マイクロサーム」 (日
本アエロジル製、厚さ5 mm )を耐火断熱シートと
して使用し、実施例1の吸熱構造体と積層し、フッ素樹
脂のフィルムで包み一体化することにより、本発明の耐
火断熱材を19だ。 この耐火断熱材を使用し、実施例1と同様に箱をつくっ
て耐火試験を行なったところ、実施例1と同程度の耐火
性能を示した。 【実施例5】 ポリエチレン15μ/A19μ/未延伸ポリプロピレン
70μのドライラミネートシートを真空成形し、正方形
の凹みが等間隔で並んだ成形品とした。 成形品は一辺
31C++正方形で、6×6−36個の凹みがある。
凹みは未延伸ポリプロピレンが内側で、−辺が4cm、
深さが1.5cmで、間隔は1 cmである。 吸水性高分子[ダイA7ウエツ1〜5−IIJ (三
菱油化製)に水を30重量倍吸収させたものを、上記の
成形品の凹みに243ずつ充填し、上記のトライラミネ
ートシー1〜と同じ−bのを重ね、ヒトシールを行なっ
て、多数の小室をもつ吸熱構造体とした。 シリカ:アルミナ−51:49 (I量)の割合でつく
った無機繊維不織布「ファインフレックスペーパー13
00J にチアス製、厚さ2 mm >を3枚重ねた
6M厚のシートと1枚のシー1〜の間にはさみ、高密度
のポリエチレンで包み込んで耐火断熱材を得た。 この耐火断熱材で、外」が−辺32cmの立方体形の箱
をつくった。 JIS−31037に定める1時間耐火
試験を行なったところ、外側のポリエチレン層は溶けた
が内部は最高温度140℃に止まり、入れておいた新聞
紙が変色しなかった。 比較のため、真空成形による正方形の凹みを設りず、従
って小学がなく、−辺30cmの正方形の板状で内部に
1300gの吸水した吸水性高分子を充填した吸熱構造
体を用い、同様に耐火断熱材を得て粕をつくった。 こ
の箱の1時間耐火試験の結束では、新聞紙の変色はみら
れなかったか、内部温度が160℃に達した。 これは
、吸水性高分子が重力で垂れ下がって側面上部の耐熱性
能が低下°りるためと考えられる。 【実施例61 実施例5と同じ材料を用い同様な工程で成形品をつくっ
たが、凹みを、−辺が3.75cm、fiさ1.5cm
で間隔を3.75cmずつとしたしのを成形し、凹みに
吸水した吸水性高分子を充填し、ヒトシールして吸熱構
造体をつくり、第5図Aに示1ような耐火断熱材とした
。 これを第5図Bのように2枚凹凸を組み合わUて一体に
し、7ペての部分に吸水した吸水性高分子の層が存在す
るものにした。 この耐火断熱材で箱をつくり、1時間耐火試験を行なっ
た。 内部の新聞紙に変色はみられず、内部温度も10
0℃以下に保たれた。 [発明の効果1 本発明の耐火断熱材は、無機材料製のシートがもつ耐火
断熱作用に対して、吸水性高分子材料に吸収されている
水分の放出と気化によって雰囲気の熱を奪うという機構
を組み合わせたことにより、過大な厚さを要することな
く、かなりの耐火性能を発揮することができる。 全体
が薄くできるから軽量である。 また、構成材料として
可撓性のあるものをえらぺるので、製品もまた可撓性を
もっていて、火災から保護すべき対象物の表面形状に合
わせて変形させ、適用することができる。 この耐火断熱材でつくった袋や箱は、耐火キャビネット
に代って重要書類を火災から守ることができる。
第1図は、本発明の耐火断熱材の基本的な態様を説明す
るための断面図である。 第2図は、流動性の高い吸水した吸水性高分子材料を使
用した基本的態様の耐火断熱材を、縦置きにしたときに
生じる変形を示覆、第1図と同様な図である。 第3図a3よび第4図は、本発明の耐火断熱材の第二の
態様を説明するための図であって、第3図は断面図、第
4図は平面図である。 第5図は、本発明の耐火断熱材の第二の態様にJ5Gプ
る好ましい態様を説明り−るだめの、第3図と同様な図
である。 第6図は、本発明の耐火断熱材の別の態様を説明するた
めの、第1図と同様な図である。 第7図および第8図は、本発明の耐火断熱容器の一例で
ある袋についてその全体を示すものであって、第7図は
断面図、第8図は平面図でおる。 1.1A、1B・・・吸熱構造体 11・・・吸水した吸水性高分子材料 12・・・水不透過性フィルム 14.14A・・・接合部 2・・・耐火断熱シー1〜 3・・・金属箔 4・・・耐火断熱袋
るための断面図である。 第2図は、流動性の高い吸水した吸水性高分子材料を使
用した基本的態様の耐火断熱材を、縦置きにしたときに
生じる変形を示覆、第1図と同様な図である。 第3図a3よび第4図は、本発明の耐火断熱材の第二の
態様を説明するための図であって、第3図は断面図、第
4図は平面図である。 第5図は、本発明の耐火断熱材の第二の態様にJ5Gプ
る好ましい態様を説明り−るだめの、第3図と同様な図
である。 第6図は、本発明の耐火断熱材の別の態様を説明するた
めの、第1図と同様な図である。 第7図および第8図は、本発明の耐火断熱容器の一例で
ある袋についてその全体を示すものであって、第7図は
断面図、第8図は平面図でおる。 1.1A、1B・・・吸熱構造体 11・・・吸水した吸水性高分子材料 12・・・水不透過性フィルム 14.14A・・・接合部 2・・・耐火断熱シー1〜 3・・・金属箔 4・・・耐火断熱袋
Claims (8)
- (1)水または吸水した吸水性高分子材料を水不透過性
フィルムで包んで板状にした吸熱構造体と、無機材料の
耐火断熱シートとを積層してなる耐火断熱材。 - (2)板状の吸熱構造体が、向い合った水不透過性フィ
ルムどうしの部分的接合により形成された複数の小室か
らなる請求項1の耐火断熱材。 - (3)吸熱構造体を2層以上、フィルムの接合部が互い
に重ならないように積層した請求項2の耐火断熱材。 - (4)吸熱構造体と耐火断熱シートの一方または両方を
2層以上積層した請求項1の耐火断熱材。 - (5)吸熱構造体と耐火断熱シートの間、およびそれら
の一方または両方を2層以上積層した場合はそれらの問
を含む任意の層間に金属箔を挟んだ請求項1または3の
耐火断熱材。 - (6)水不透過性フィルムとして、プラスチックフィル
ムにアルミ箔およびヒートシール性を有するプラスチッ
クフィルムを順に積層した積層フィルムを使用した請求
項2の耐火断熱材。 - (7)耐火断熱シートとして、耐熱温度925℃以上の
ものを使用した請求項1ないし5のいずれかの耐火断熱
材。 - (8)請求項1ないし7のいずれかの耐火断熱材を袋状
または箱状に加工してなる耐火断熱容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2053452A JPH03223597A (ja) | 1989-11-07 | 1990-03-05 | 耐火断熱材および耐火断熱容器 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28928989 | 1989-11-07 | ||
JP1-289289 | 1989-11-07 | ||
JP2053452A JPH03223597A (ja) | 1989-11-07 | 1990-03-05 | 耐火断熱材および耐火断熱容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03223597A true JPH03223597A (ja) | 1991-10-02 |
Family
ID=26394167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2053452A Pending JPH03223597A (ja) | 1989-11-07 | 1990-03-05 | 耐火断熱材および耐火断熱容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03223597A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999053999A1 (fr) | 1998-04-16 | 1999-10-28 | Shigeru Andoh | Feuille et couverture ignifuges servant a empecher la propagation du feu et feuille ignifuge et vetement anti-brulure combines |
JP2001277396A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-10-09 | Dainippon Printing Co Ltd | 断熱化粧材及び断熱化粧部材 |
JP2001287292A (ja) * | 2000-04-06 | 2001-10-16 | Dainippon Printing Co Ltd | 断熱化粧材及び断熱化粧部材 |
JP2002165347A (ja) * | 2000-09-14 | 2002-06-07 | Ntt Infranet Co Ltd | 通信ケーブル保護管用の耐火断熱マット並びに耐火断熱保護された通信ケーブル保護管のトンネル内支持金具保護用の耐火断熱マット |
JP2007016928A (ja) * | 2005-07-08 | 2007-01-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 真空断熱材 |
CN110613900A (zh) * | 2019-10-08 | 2019-12-27 | 重庆特斯联智慧科技股份有限公司 | 一种智慧物联消防装备 |
-
1990
- 1990-03-05 JP JP2053452A patent/JPH03223597A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999053999A1 (fr) | 1998-04-16 | 1999-10-28 | Shigeru Andoh | Feuille et couverture ignifuges servant a empecher la propagation du feu et feuille ignifuge et vetement anti-brulure combines |
JP2001277396A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-10-09 | Dainippon Printing Co Ltd | 断熱化粧材及び断熱化粧部材 |
JP4620211B2 (ja) * | 2000-03-31 | 2011-01-26 | 大日本印刷株式会社 | 断熱化粧材及び断熱化粧部材 |
JP2001287292A (ja) * | 2000-04-06 | 2001-10-16 | Dainippon Printing Co Ltd | 断熱化粧材及び断熱化粧部材 |
JP2002165347A (ja) * | 2000-09-14 | 2002-06-07 | Ntt Infranet Co Ltd | 通信ケーブル保護管用の耐火断熱マット並びに耐火断熱保護された通信ケーブル保護管のトンネル内支持金具保護用の耐火断熱マット |
JP2007016928A (ja) * | 2005-07-08 | 2007-01-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 真空断熱材 |
CN110613900A (zh) * | 2019-10-08 | 2019-12-27 | 重庆特斯联智慧科技股份有限公司 | 一种智慧物联消防装备 |
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