JPH03219946A - 耐熱性着色多層ボトル - Google Patents
耐熱性着色多層ボトルInfo
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- Ceramic Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は耐熱性に優れたポリエステル製着色多層ボトル
に関する。
に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕近年、
ポリエステル製ボトルに80〜95℃の液体を充填する
いわゆるホットフィルや、ホットシャワーによるバステ
ライジングが行われるようになり、そのためボトルの口
部付近に優れた耐熱性が要求されるようになった。とい
うのは、ホットフィルでは口部が熱い液体に最初にさら
され、またホットシャワーによるバステライジングでも
、ホットシャワーをボトル上方から注ぐのが一般的であ
るからである。
ポリエステル製ボトルに80〜95℃の液体を充填する
いわゆるホットフィルや、ホットシャワーによるバステ
ライジングが行われるようになり、そのためボトルの口
部付近に優れた耐熱性が要求されるようになった。とい
うのは、ホットフィルでは口部が熱い液体に最初にさら
され、またホットシャワーによるバステライジングでも
、ホットシャワーをボトル上方から注ぐのが一般的であ
るからである。
このような事情により、ポリエステル製ボトルに耐熱性
を賦与するために種々の試みがなされている。
を賦与するために種々の試みがなされている。
ポリエステル製ボトルに耐熱性を付与するために広く用
いられている方法は、ポリエステルと耐熱性樹脂とを共
射出することにより多層化した予備成形品とし、それを
延伸ブロー成形する方法であり、その典型的な例が特開
昭63−19208号に開示されている。しかしながら
、この例では、ポリエステル層の間に1層の耐熱性樹脂
層が共射出されており、予備成形品の口部の開口端にお
いてわずかに3層化した耐熱性樹脂層を有するだけであ
る。
いられている方法は、ポリエステルと耐熱性樹脂とを共
射出することにより多層化した予備成形品とし、それを
延伸ブロー成形する方法であり、その典型的な例が特開
昭63−19208号に開示されている。しかしながら
、この例では、ポリエステル層の間に1層の耐熱性樹脂
層が共射出されており、予備成形品の口部の開口端にお
いてわずかに3層化した耐熱性樹脂層を有するだけであ
る。
従って、口部全体における耐熱性が十分であるとは言え
ない。
ない。
このため、特に口部において耐熱性樹脂層を多層化した
ポリエステルボトルに成形し得る予備成形品について鋭
意研究を行い、はぼ口部全体に三重又は四重の耐熱性樹
脂層を有する多層容器にっいて、先に出願をした(特願
昭61125586号)。
ポリエステルボトルに成形し得る予備成形品について鋭
意研究を行い、はぼ口部全体に三重又は四重の耐熱性樹
脂層を有する多層容器にっいて、先に出願をした(特願
昭61125586号)。
しかしながら、ホットフィルやホットシャワーによるバ
ステライジングを適用する場合、さらに優れた耐熱性を
有する口部とすることが望ましく、そのために口部付近
に耐熱性樹脂をさらに多く含むようなボトルの開発が望
まれている。
ステライジングを適用する場合、さらに優れた耐熱性を
有する口部とすることが望ましく、そのために口部付近
に耐熱性樹脂をさらに多く含むようなボトルの開発が望
まれている。
ところで、ポリエステル樹脂製ボトルは透明性がよいの
で、例えば内容物が可視光線を嫌うような場合には、ボ
トル壁を着色して可視光線を遮断する等の方法をとる必
要がある。また用途によっテハ、ファツション性等を考
慮して着色ボトルとすることが望ましい場合もある。
で、例えば内容物が可視光線を嫌うような場合には、ボ
トル壁を着色して可視光線を遮断する等の方法をとる必
要がある。また用途によっテハ、ファツション性等を考
慮して着色ボトルとすることが望ましい場合もある。
したがって本発明の目的は、特に口部に優れた耐熱性を
有する着色多層ボトルを提供することである。
有する着色多層ボトルを提供することである。
上記課題を解決するために鋭意研究の結果、本発明者は
、口部に5層の耐熱性樹脂層を有し、肩部のほぼ中央部
から胴部の下端にわたって着色された樹脂層を有する多
層予備成形品を形成し、それを延伸ブロー成形すれば、
ホットフィルやホットシャワーによるバステライジング
に十分に耐えられる耐熱性ををする着色ボトルを製造す
ることができることを発見し、本発明を完成した。
、口部に5層の耐熱性樹脂層を有し、肩部のほぼ中央部
から胴部の下端にわたって着色された樹脂層を有する多
層予備成形品を形成し、それを延伸ブロー成形すれば、
ホットフィルやホットシャワーによるバステライジング
に十分に耐えられる耐熱性ををする着色ボトルを製造す
ることができることを発見し、本発明を完成した。
すなわち、本発明の耐熱性着色多層ボトルは、ポリエス
テル層と耐熱性樹脂層と着色樹脂層とからなり、口部と
、前記口部の下端に設けられたサポートリングと、前記
サポートリングに続く肩部と、胴部及び底部とを有し、
前記口部は少なくとも下部において外側から耐熱性樹脂
層/ポリエステル層/耐熱性樹脂層/ポリエステル層/
耐熱性樹脂層/ポリエステル層/耐熱性樹脂層/ポリエ
ステル層/耐熱性樹脂層の9層構造を有し、前記ボトル
の少なくとも二部に着色樹脂層を有することを特徴とす
る。
テル層と耐熱性樹脂層と着色樹脂層とからなり、口部と
、前記口部の下端に設けられたサポートリングと、前記
サポートリングに続く肩部と、胴部及び底部とを有し、
前記口部は少なくとも下部において外側から耐熱性樹脂
層/ポリエステル層/耐熱性樹脂層/ポリエステル層/
耐熱性樹脂層/ポリエステル層/耐熱性樹脂層/ポリエ
ステル層/耐熱性樹脂層の9層構造を有し、前記ボトル
の少なくとも二部に着色樹脂層を有することを特徴とす
る。
また、本発明の耐熱性着色多層ボトルの好ましい態様に
おいては、前記口部の最外層の耐熱性樹脂層は実質的に
前記口部の開口端から前記サポートリングまで連続して
形成され、その肩部には前記口部から続く3層の耐熱性
樹脂層が形成されている。
おいては、前記口部の最外層の耐熱性樹脂層は実質的に
前記口部の開口端から前記サポートリングまで連続して
形成され、その肩部には前記口部から続く3層の耐熱性
樹脂層が形成されている。
以下本発明の詳細な説明する。
まず本発明の耐熱性着色多層ボトルを構成する樹脂につ
いて説明する。
いて説明する。
ポリエステル樹脂としては、飽和ジカルボン酸と飽和二
価アルコールとからなる熱可塑性樹脂が使用できる。飽
和ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸
、フタル酸、ナフタレン−14−又は2.6−ジカルボ
ン酸、ジフェニルエーテル4.4′−ジカルボン酸、ジ
フェニルジカルボン酸類、ジフェノキシエタンジエタン
ジカルボン酸類等の芳香族ジカルボン酸類、アジピン酸
、セパチン酸、アゼライン酸、デカン−1,10−ジカ
ルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸、シクロヘキサンジカ
ルボン酸等の脂環族ジカルボン酸等を使用することがで
きる。また飽和二価アルコールとしては、エチレンクリ
コール、プロピレングリコール、トリメチレングリコー
ル、テトラメチレングリコール、ジエチレングリコール
、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール
、ポリテトラメチレングリコール、ヘキサメチレングリ
コール、ドデカメチレングリコール、ネオペンチルクリ
コール等の脂肪族グリコール順、シクロヘキサンジメタ
ツール等の脂環族グリコール、2.2−ビス(4′−β
ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン、その他の芳香
族ジオール類等を使用することができる。
価アルコールとからなる熱可塑性樹脂が使用できる。飽
和ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸
、フタル酸、ナフタレン−14−又は2.6−ジカルボ
ン酸、ジフェニルエーテル4.4′−ジカルボン酸、ジ
フェニルジカルボン酸類、ジフェノキシエタンジエタン
ジカルボン酸類等の芳香族ジカルボン酸類、アジピン酸
、セパチン酸、アゼライン酸、デカン−1,10−ジカ
ルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸、シクロヘキサンジカ
ルボン酸等の脂環族ジカルボン酸等を使用することがで
きる。また飽和二価アルコールとしては、エチレンクリ
コール、プロピレングリコール、トリメチレングリコー
ル、テトラメチレングリコール、ジエチレングリコール
、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール
、ポリテトラメチレングリコール、ヘキサメチレングリ
コール、ドデカメチレングリコール、ネオペンチルクリ
コール等の脂肪族グリコール順、シクロヘキサンジメタ
ツール等の脂環族グリコール、2.2−ビス(4′−β
ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン、その他の芳香
族ジオール類等を使用することができる。
好ましいポリエステルは、テレフタル酸とエチレングリ
コールとからなるポリエチレンテレフタレートである。
コールとからなるポリエチレンテレフタレートである。
本発明のボトルの製造に用いるポリエステル樹脂は、固
有粘度が0.5〜1,5、好ましくは0.55〜0.8
5の範囲の値を有する。またこのようなポリエステルは
、溶融重合で製造され、180〜250℃の温度下で減
圧処理または不活性ガス雰囲気で熱処理されたもの、ま
たは面相重合して低分子量重合物であるオリゴマーやア
セトアルデヒドの含有量を低減させたものが好適である
。
有粘度が0.5〜1,5、好ましくは0.55〜0.8
5の範囲の値を有する。またこのようなポリエステルは
、溶融重合で製造され、180〜250℃の温度下で減
圧処理または不活性ガス雰囲気で熱処理されたもの、ま
たは面相重合して低分子量重合物であるオリゴマーやア
セトアルデヒドの含有量を低減させたものが好適である
。
また耐熱性樹脂としては、ポリアリレート、ポリカーボ
ネート、ポリエチレンナフタレート、ポリアセタール、
ポリサルフォン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエ
ーテルサルフオン、ポリエーテルイミド、ポリフェニレ
ンサルファイド及びこれらの樹脂とポリエチレンテレフ
タレートとのブレンドポリマー、及び上記耐熱性樹脂間
のブレンドポリマー、さらには上記耐熱性樹脂の2種以
上の樹脂とポリエチレンテレフタレートとのブレンドポ
リマー、Uポリマー(ユニチカ製、ポリアリレートとポ
リエチレンテレフタレートのブレンドポリマー)等を使
用し得る。
ネート、ポリエチレンナフタレート、ポリアセタール、
ポリサルフォン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエ
ーテルサルフオン、ポリエーテルイミド、ポリフェニレ
ンサルファイド及びこれらの樹脂とポリエチレンテレフ
タレートとのブレンドポリマー、及び上記耐熱性樹脂間
のブレンドポリマー、さらには上記耐熱性樹脂の2種以
上の樹脂とポリエチレンテレフタレートとのブレンドポ
リマー、Uポリマー(ユニチカ製、ポリアリレートとポ
リエチレンテレフタレートのブレンドポリマー)等を使
用し得る。
また着色樹脂としては、通常行われているように、樹脂
に所望の色調を有する着色剤を加えて着色したものが使
用できる。本発明のボトルでは、着色樹脂と層をなす樹
脂層がポリエステル樹脂からなるので、層間の密着性及
び成形性を考えると、前述したようなポリエステル樹脂
をベースとするのがよい。また着色剤としては主に染料
と顔料とがあるが、耐熱性、耐光性、耐色移行性等を考
えると顔料を使用するのがよく、これをポリエステル樹
脂に混練して着色樹脂とするのがよい。
に所望の色調を有する着色剤を加えて着色したものが使
用できる。本発明のボトルでは、着色樹脂と層をなす樹
脂層がポリエステル樹脂からなるので、層間の密着性及
び成形性を考えると、前述したようなポリエステル樹脂
をベースとするのがよい。また着色剤としては主に染料
と顔料とがあるが、耐熱性、耐光性、耐色移行性等を考
えると顔料を使用するのがよく、これをポリエステル樹
脂に混練して着色樹脂とするのがよい。
なお本発明で使用するポリエステル樹脂、耐熱性樹脂な
いし着色樹脂中には、本発明の目的を損なわない範囲で
安定剤、顔料、酸化防止剤、熱劣化防止剤、紫外線劣化
防止剤、帯電防止剤、抗菌剤等の添加剤やその他の樹脂
を適量加えることができる。
いし着色樹脂中には、本発明の目的を損なわない範囲で
安定剤、顔料、酸化防止剤、熱劣化防止剤、紫外線劣化
防止剤、帯電防止剤、抗菌剤等の添加剤やその他の樹脂
を適量加えることができる。
次に本発明のボトルの構造について説明する。
第1図は本発明の耐熱性着色多層ボトルの一例を示す概
略断面図であり(ただし、層構造は省略しである)、第
2図は第1図に示す多層ボトルの口部及び肩部における
層構造を詳細に示す部分拡大図であり、第3図は第1図
に示す多層ボトルの胴部における層構造を示す部分拡大
図である。
略断面図であり(ただし、層構造は省略しである)、第
2図は第1図に示す多層ボトルの口部及び肩部における
層構造を詳細に示す部分拡大図であり、第3図は第1図
に示す多層ボトルの胴部における層構造を示す部分拡大
図である。
耐熱性着色多層ボトルは、口部1と、肩部2と、その間
に設けられたサポートリング5と、胴部3と、底部4と
からなり、口部1とサポートリング5と、肩部2の上部
から中央部にかけては耐熱性樹脂層とポリエステル層と
からなる多層構造を有し、肩部2のほぼ中央部から胴部
3の下端にかけては着色樹脂層とポリエステル層とから
なる多層構造を有する。
に設けられたサポートリング5と、胴部3と、底部4と
からなり、口部1とサポートリング5と、肩部2の上部
から中央部にかけては耐熱性樹脂層とポリエステル層と
からなる多層構造を有し、肩部2のほぼ中央部から胴部
3の下端にかけては着色樹脂層とポリエステル層とから
なる多層構造を有する。
第2図に詳しく示すように、口部lはねじ締を部11と
サポートリング部12の一部とからなり、ねじ締め部1
1は開口端16と最初のねじ山17との間の目端シール
部13と、最初のねじ山17とロッキングリング18と
の間のねじ・ロッキングリング部14とからなる。また
ねじ締め部IIとサポートリング部12とを合わせた部
分(口部1+サポー) Uフグ5)は、ヘッド圧付加部
15と呼ばれ、キャッピング時に大きなヘッド圧が付加
される。なおヘッド圧付加部15は延伸ブロー成形によ
っても延伸されない部分である。
サポートリング部12の一部とからなり、ねじ締め部1
1は開口端16と最初のねじ山17との間の目端シール
部13と、最初のねじ山17とロッキングリング18と
の間のねじ・ロッキングリング部14とからなる。また
ねじ締め部IIとサポートリング部12とを合わせた部
分(口部1+サポー) Uフグ5)は、ヘッド圧付加部
15と呼ばれ、キャッピング時に大きなヘッド圧が付加
される。なおヘッド圧付加部15は延伸ブロー成形によ
っても延伸されない部分である。
このような形状の口部lは、耐熱性樹脂層6とポリエス
テル層7とが交互に形成された多層構造を有し、耐熱性
樹脂層6は、少なくとも口部1の内部において外側から
順に5層(6a〜6e)に分かれている。一方ポリエス
テル層7は各耐熱性樹脂層の間に存在し、7a〜7dの
4層となっている。
テル層7とが交互に形成された多層構造を有し、耐熱性
樹脂層6は、少なくとも口部1の内部において外側から
順に5層(6a〜6e)に分かれている。一方ポリエス
テル層7は各耐熱性樹脂層の間に存在し、7a〜7dの
4層となっている。
開口端16は全面的に耐熱性樹脂層6によって覆われて
いる。また最外層の耐熱性樹脂層6aは、サポートリン
グ5の上面5a及び外端面5bまでほぼ連続している。
いる。また最外層の耐熱性樹脂層6aは、サポートリン
グ5の上面5a及び外端面5bまでほぼ連続している。
一方肩部2の少なくとも上半分は、外側から順にポリエ
ステル層?a、耐熱性樹脂層6b、ポリエステル層7b
、耐熱性樹脂層6c1ポリエステル層7c、耐熱性樹脂
層6d、及びポリエステル層7dからなっており、ここ
では耐熱性樹脂層が3層となっている。
ステル層?a、耐熱性樹脂層6b、ポリエステル層7b
、耐熱性樹脂層6c1ポリエステル層7c、耐熱性樹脂
層6d、及びポリエステル層7dからなっており、ここ
では耐熱性樹脂層が3層となっている。
なお、サポートリング5の下面5Cで、リングの根本の
部分はほぼポリエステル層からなっている。このように
応力がかかるサポートリング5の根本に比較的脆い耐熱
性樹脂層がないので、サポートリング5のかけを防止す
ることができる。
部分はほぼポリエステル層からなっている。このように
応力がかかるサポートリング5の根本に比較的脆い耐熱
性樹脂層がないので、サポートリング5のかけを防止す
ることができる。
耐熱性樹脂層6a〜6eの厚さには特に制限はないが、
開口端16に近づくにつれて耐熱性樹脂層6の占める割
合が多くなるようになっている。耐熱性樹脂層6の割合
は、重量比にして以下の通りであるのが好ましい。
開口端16に近づくにつれて耐熱性樹脂層6の占める割
合が多くなるようになっている。耐熱性樹脂層6の割合
は、重量比にして以下の通りであるのが好ましい。
口端シール部13(開口端16から最初のネジ山17ま
で)・・・70%以上 ネジ締め部11(開口端16からロッキング部18の下
端まで)・・・40%以上 ヘッド圧付加部15(開口端16からサポートリング5
の下端まで)・・・30%以上 肩部2・・・3%以上 このように耐熱性樹脂層6の割合を規定することで、8
0〜95℃の液体を充填するホットフィルや、7a〜8
e℃のホットシャワーを30分はどボトル上方より施す
バステライジングに充分に耐え得るボトルとすることが
できる。なお、より好ましい耐熱性樹脂層6の割合は、
上記の四つの部分でそれぞれ80〜90%、50〜60
%、40〜50%、及び5〜10%である。
で)・・・70%以上 ネジ締め部11(開口端16からロッキング部18の下
端まで)・・・40%以上 ヘッド圧付加部15(開口端16からサポートリング5
の下端まで)・・・30%以上 肩部2・・・3%以上 このように耐熱性樹脂層6の割合を規定することで、8
0〜95℃の液体を充填するホットフィルや、7a〜8
e℃のホットシャワーを30分はどボトル上方より施す
バステライジングに充分に耐え得るボトルとすることが
できる。なお、より好ましい耐熱性樹脂層6の割合は、
上記の四つの部分でそれぞれ80〜90%、50〜60
%、40〜50%、及び5〜10%である。
また、図示の実施例の多層ボトルにふいては、肩部2の
中央部から胴部3の下端にかけて着色樹脂層8が設けら
れており、この着色樹脂層8は、ポリエステル樹脂から
なるボトル壁のほぼ中心部に形成されている。従って、
肩部2における着色樹脂層8は、口部1から肩部2にわ
たって形成されている耐熱性樹脂層6cに連続するよう
に形成されており、肩部2の下部の一部では着色樹脂層
と耐熱性樹脂層とがポリエステル樹脂層とともに多層構
造を形成している。
中央部から胴部3の下端にかけて着色樹脂層8が設けら
れており、この着色樹脂層8は、ポリエステル樹脂から
なるボトル壁のほぼ中心部に形成されている。従って、
肩部2における着色樹脂層8は、口部1から肩部2にわ
たって形成されている耐熱性樹脂層6cに連続するよう
に形成されており、肩部2の下部の一部では着色樹脂層
と耐熱性樹脂層とがポリエステル樹脂層とともに多層構
造を形成している。
一方、胴部3においては、第3図に示すように、ポリエ
ステル層7/着色樹脂層8/ポリエステル層7の3層構
造となっている。このようにボトルは着色樹脂層8の両
面をポリエステル層が被覆するような構造をとるので、
ボトル表面での摩擦による色落ちが生じるようなことは
なく、また内容物が直接着色樹脂層8に触れることはな
いので、安全性においても問題ない。
ステル層7/着色樹脂層8/ポリエステル層7の3層構
造となっている。このようにボトルは着色樹脂層8の両
面をポリエステル層が被覆するような構造をとるので、
ボトル表面での摩擦による色落ちが生じるようなことは
なく、また内容物が直接着色樹脂層8に触れることはな
いので、安全性においても問題ない。
上記に説明した構造を有する耐熱性着色多層ボトルは第
2図及び第3図に示す多層構造と同様の多層構造を口部
、肩部及び胴部に有する多層予備成形品を形成し、それ
を延伸ブロー成形することにより製造される。
2図及び第3図に示す多層構造と同様の多層構造を口部
、肩部及び胴部に有する多層予備成形品を形成し、それ
を延伸ブロー成形することにより製造される。
ここで、この多層予備成形品の成形方法について説明す
る。
る。
多層予備成形品は、第4図に概略的に示すホットランナ
−ノズルを用い、第5図に例示する射出プログラムに従
って、ポリエステル樹脂及び耐熱性樹脂、またはポリエ
ステル樹脂及び着色樹脂の共射出をすることによって製
造することができる。
−ノズルを用い、第5図に例示する射出プログラムに従
って、ポリエステル樹脂及び耐熱性樹脂、またはポリエ
ステル樹脂及び着色樹脂の共射出をすることによって製
造することができる。
まず第4図に示すホットランナ−ノズル30は、三つの
流路A、B、及びCを有し、流路Aはさらに中央の直線
状流路A1と、その外側に設けられた円筒状流路A2と
に等しく分かれている。また流路Bは上記の二つの流路
A1、A2間に円筒状に設けられている。さらに流路C
は中央流路A1と円筒状流路Bの間にやはり円筒状に設
けられている。中央流路A1の上部にはチャツキ弁31
が設けられており、チャツキ弁31は流路^1と流路B
との樹脂圧の差により上下に移動自在であり、流路Bの
樹脂圧が高い場合に流路Bが開放し得るようになってい
る。
流路A、B、及びCを有し、流路Aはさらに中央の直線
状流路A1と、その外側に設けられた円筒状流路A2と
に等しく分かれている。また流路Bは上記の二つの流路
A1、A2間に円筒状に設けられている。さらに流路C
は中央流路A1と円筒状流路Bの間にやはり円筒状に設
けられている。中央流路A1の上部にはチャツキ弁31
が設けられており、チャツキ弁31は流路^1と流路B
との樹脂圧の差により上下に移動自在であり、流路Bの
樹脂圧が高い場合に流路Bが開放し得るようになってい
る。
また、中央流路A、の中間部にはもう一つのチャツキ弁
32が設けられており、チャツキ弁32は流路Aと流路
Cとの樹脂圧の差により上下に移動自在であり、流路C
の樹脂圧が高い場合に流路Cが開放し得るようになって
いる。流路C及び流路Bは流路A、に開口し、流路A1
と流路^2は上方で合流してホットランナ−ノズル30
を出、射出成形型40のキャビティ41に連絡している
。
32が設けられており、チャツキ弁32は流路Aと流路
Cとの樹脂圧の差により上下に移動自在であり、流路C
の樹脂圧が高い場合に流路Cが開放し得るようになって
いる。流路C及び流路Bは流路A、に開口し、流路A1
と流路^2は上方で合流してホットランナ−ノズル30
を出、射出成形型40のキャビティ41に連絡している
。
このようなホットランナ−ノズル30を用いた多層予備
成形品の製造工程を、第5図に示す共射出のプログラム
及び第6図(a)〜(d)に掲げる共射出の状態を示す
模式図に沿って説明する。なお、この例では流路Aにポ
リエステル樹脂を流し、流路Bに耐熱性樹脂を流し、流
路Cに着色樹脂を流す。
成形品の製造工程を、第5図に示す共射出のプログラム
及び第6図(a)〜(d)に掲げる共射出の状態を示す
模式図に沿って説明する。なお、この例では流路Aにポ
リエステル樹脂を流し、流路Bに耐熱性樹脂を流し、流
路Cに着色樹脂を流す。
まずステップ1で流路Aよりポリエステル樹脂を射出す
る。このときホットランナ−ノズル30のチャツキ弁3
1及びチャツキ弁32は、第6図の(a)に示すように
、ポリエステル樹脂の射出圧により閉じられており、流
路A、及びA2からポリエステル樹脂のみが射出される
。
る。このときホットランナ−ノズル30のチャツキ弁3
1及びチャツキ弁32は、第6図の(a)に示すように
、ポリエステル樹脂の射出圧により閉じられており、流
路A、及びA2からポリエステル樹脂のみが射出される
。
次にステップ2で、ポリエステル樹脂の射出率を下げる
。さらにステップ3として、ポリエステル樹脂の射出を
ステップ2と同様に続けながら耐熱性樹脂を流路Bより
射出する。このとき、耐熱性樹脂の射出圧がポリエステ
ル樹脂の射出圧より大きくなっているので、チャツキ弁
31はその差に応じて開き、その分だけ耐熱性樹脂が射
出される。
。さらにステップ3として、ポリエステル樹脂の射出を
ステップ2と同様に続けながら耐熱性樹脂を流路Bより
射出する。このとき、耐熱性樹脂の射出圧がポリエステ
ル樹脂の射出圧より大きくなっているので、チャツキ弁
31はその差に応じて開き、その分だけ耐熱性樹脂が射
出される。
なおこのとき、着色樹脂の射出圧はまだ上げないので、
チャツキ弁32は閉じられたままである。
チャツキ弁32は閉じられたままである。
ステップ3で射出された耐熱性樹脂は、第6図の(b)
に示すように、流路A1とA2とから射出される2つの
ポリエステル樹脂層70a、70b間を進む。
に示すように、流路A1とA2とから射出される2つの
ポリエステル樹脂層70a、70b間を進む。
このとき耐熱性樹脂層60は成形型内壁に接触すること
なく2つのポリエステル樹脂層70a及び70b間を進
むので、樹脂温度の低下が少なく流動性が大きい。従っ
て、ポリエステル樹脂層70a及び70bよりも速いス
ピードで移動する。
なく2つのポリエステル樹脂層70a及び70b間を進
むので、樹脂温度の低下が少なく流動性が大きい。従っ
て、ポリエステル樹脂層70a及び70bよりも速いス
ピードで移動する。
さらに、ステップ4として耐熱性樹脂の射出を止狛ずに
ポリエステル樹脂の射出率を上げる。すると第6図の(
C)に示すように、ステップ3で射出されたポリエステ
ル樹脂層70a、70bに加えて、新たにポリエステル
樹脂層70c、70dが樹脂内を進行することになる。
ポリエステル樹脂の射出率を上げる。すると第6図の(
C)に示すように、ステップ3で射出されたポリエステ
ル樹脂層70a、70bに加えて、新たにポリエステル
樹脂層70c、70dが樹脂内を進行することになる。
このときチャツキ弁31はポリエステル樹脂の射出圧に
より幾分閉じられた状態となるので、耐熱性樹脂は薄く
射出される。またポリエステル樹脂層70c及び70d
は樹脂層間を進行するので、ポリエステル樹脂70a及
び70bよりも速いスピードで移動する。
より幾分閉じられた状態となるので、耐熱性樹脂は薄く
射出される。またポリエステル樹脂層70c及び70d
は樹脂層間を進行するので、ポリエステル樹脂70a及
び70bよりも速いスピードで移動する。
次にステップ5として、耐熱性樹脂の射出を止め、着色
樹脂の射出圧を上げる。これによりチャツキ弁32が開
き、第6図(d)に示すように着色樹脂80がポリエス
テル樹脂層70c、70dの間に射出される。このとき
着色樹脂層80は成形型内壁に接触することなく2つの
ポリエステル樹脂層70c、70dの間を進むので、樹
脂温度の低下が少なく流動性が大きい。従って、ポリエ
ステル樹脂層70c及び70dよりも速いスピードで移
動し、先にポリエステル樹脂層70c及び70d間に射
出された耐熱性樹脂層60の後尾に追いつこうとする。
樹脂の射出圧を上げる。これによりチャツキ弁32が開
き、第6図(d)に示すように着色樹脂80がポリエス
テル樹脂層70c、70dの間に射出される。このとき
着色樹脂層80は成形型内壁に接触することなく2つの
ポリエステル樹脂層70c、70dの間を進むので、樹
脂温度の低下が少なく流動性が大きい。従って、ポリエ
ステル樹脂層70c及び70dよりも速いスピードで移
動し、先にポリエステル樹脂層70c及び70d間に射
出された耐熱性樹脂層60の後尾に追いつこうとする。
なおこのときの着色樹脂層80の厚さはポリエステル樹
脂と着色樹脂の射出圧の差を調節することにより、適宜
変更できる。
脂と着色樹脂の射出圧の差を調節することにより、適宜
変更できる。
最後にステップ6として、成形型40内の圧力の調整(
保圧)をし、射出を終了する。
保圧)をし、射出を終了する。
以上に説明した共射出のプログラムにより多層予備成形
品を成形すれば、口部1の少なくとも下部には9層構造
(耐熱性樹脂層が5層)、肩部2の少なくとも上半分に
は7層構造(耐熱性樹脂層が3層)の樹脂層が形成され
るとともに、肩部2のほぼ中央部から胴部3の下端部に
わたってポリエステル層/着色樹脂層/ポリエステル層
の3層構造の樹脂層が形成されることになる。
品を成形すれば、口部1の少なくとも下部には9層構造
(耐熱性樹脂層が5層)、肩部2の少なくとも上半分に
は7層構造(耐熱性樹脂層が3層)の樹脂層が形成され
るとともに、肩部2のほぼ中央部から胴部3の下端部に
わたってポリエステル層/着色樹脂層/ポリエステル層
の3層構造の樹脂層が形成されることになる。
ここで、口部1の少なくとも下部、及び肩部2にそれぞ
れ形成される多層構造が9層及び7層構造となる理由を
、共射出された樹脂層の先端部を示す模式図(第7図(
a)〜(e))を参照して説明する。
れ形成される多層構造が9層及び7層構造となる理由を
、共射出された樹脂層の先端部を示す模式図(第7図(
a)〜(e))を参照して説明する。
ステップ3において、第6図のら)に示すように、二つ
のポリエステル樹脂70a及び70b間に耐熱性樹脂が
射出されるとミ耐熱性樹脂層60は二つのポリエステル
樹脂層70a、70bの間を進むが、中央を流れる耐熱
性樹脂層60の方がスピードが速いので、耐熱性樹脂層
60は第7図(a)に示すように、ポリエステル樹脂の
先端50に近づく。そして第7図(b)に示すように耐
熱性樹脂層60がポリエステル樹脂層70a、70bを
追い抜き、樹脂層の先端部50を占めるようになる。こ
の時点では樹脂層はポリエステル樹脂層70a/耐熱性
樹脂層60/ポリエステル樹脂層70bの3層構造であ
るが、さらに第7図(C)に示すように、耐熱性樹脂層
60は先端50から湧き出してポリエステル樹脂層70
a、70bの先端部を覆うようになる。すなわち、二つ
のポリエステル樹脂層70a及び70bは、耐熱性樹脂
60の内部を進行し、このために耐熱性樹脂60の一部
が成形型内壁面付近に残る。この時点で樹脂層は耐熱性
樹脂層60a/ポリエステル樹脂層70a/耐熱性樹脂
層60b/ポリエステル樹脂層70b/耐熱性樹脂層6
0cの5層構造となる。
のポリエステル樹脂70a及び70b間に耐熱性樹脂が
射出されるとミ耐熱性樹脂層60は二つのポリエステル
樹脂層70a、70bの間を進むが、中央を流れる耐熱
性樹脂層60の方がスピードが速いので、耐熱性樹脂層
60は第7図(a)に示すように、ポリエステル樹脂の
先端50に近づく。そして第7図(b)に示すように耐
熱性樹脂層60がポリエステル樹脂層70a、70bを
追い抜き、樹脂層の先端部50を占めるようになる。こ
の時点では樹脂層はポリエステル樹脂層70a/耐熱性
樹脂層60/ポリエステル樹脂層70bの3層構造であ
るが、さらに第7図(C)に示すように、耐熱性樹脂層
60は先端50から湧き出してポリエステル樹脂層70
a、70bの先端部を覆うようになる。すなわち、二つ
のポリエステル樹脂層70a及び70bは、耐熱性樹脂
60の内部を進行し、このために耐熱性樹脂60の一部
が成形型内壁面付近に残る。この時点で樹脂層は耐熱性
樹脂層60a/ポリエステル樹脂層70a/耐熱性樹脂
層60b/ポリエステル樹脂層70b/耐熱性樹脂層6
0cの5層構造となる。
次に、ステップ4では、第6図(C)のように耐熱性樹
脂とポリエステル樹脂が共射出される。新たなポリエス
テル樹脂層70cと70dは、樹脂層間を進行するので
、第7図(社)に示すように、先行した二つのポリエス
テル樹脂層70a、70bより早く進行する。またポリ
エステル樹脂層70a、70bに接触している耐熱性樹
脂層部分も幾分温度低下により流動性が低下しているの
で、ポリエステル樹脂層70c、70dはそれよりも早
く進行することになる。従って、耐熱性樹脂層60の外
側は、ポリエステル樹脂層70aと70e間に、またポ
リエステル樹脂層70bと70d間にそれぞれ取り残さ
れることになり、最終的に第7図(e)に示すように、
それぞれ新たな耐熱性樹脂層60d及び60eが形成さ
れることになる。よって樹脂層は5層の耐熱性樹脂60
a〜60eを含む9層構造となる。
脂とポリエステル樹脂が共射出される。新たなポリエス
テル樹脂層70cと70dは、樹脂層間を進行するので
、第7図(社)に示すように、先行した二つのポリエス
テル樹脂層70a、70bより早く進行する。またポリ
エステル樹脂層70a、70bに接触している耐熱性樹
脂層部分も幾分温度低下により流動性が低下しているの
で、ポリエステル樹脂層70c、70dはそれよりも早
く進行することになる。従って、耐熱性樹脂層60の外
側は、ポリエステル樹脂層70aと70e間に、またポ
リエステル樹脂層70bと70d間にそれぞれ取り残さ
れることになり、最終的に第7図(e)に示すように、
それぞれ新たな耐熱性樹脂層60d及び60eが形成さ
れることになる。よって樹脂層は5層の耐熱性樹脂60
a〜60eを含む9層構造となる。
このように、成形型内のキャビティの各部分の容積を考
慮して、射出する樹脂の量及びタイミングを適切に設定
することで、口部1の少なくとも下部に5層の耐熱性樹
脂層を含む9層構造の多層予備成形品を製造することが
できる。なお多層予備成形品の肩部に設けられる3つの
耐熱性樹脂層は、第7図(e)における耐熱性樹脂層6
0d、60b及び60eである。
慮して、射出する樹脂の量及びタイミングを適切に設定
することで、口部1の少なくとも下部に5層の耐熱性樹
脂層を含む9層構造の多層予備成形品を製造することが
できる。なお多層予備成形品の肩部に設けられる3つの
耐熱性樹脂層は、第7図(e)における耐熱性樹脂層6
0d、60b及び60eである。
以上の説明から明らかなように、口部の少なくとも下部
に5層の耐熱性樹脂層が成形される条件は、第5図のス
テップ4の工程を行うことであり、詳述すれば、耐熱性
樹脂の射出を停止することなく、ポリエステル樹脂の射
出率を上昇させることにより、第7図(6)〜(e)に
示すような現象を引き起こすことである。これに対して
、耐熱性樹脂の射出を停止して、ポリエステル樹脂の射
出率を上昇させると、中央の耐熱性樹脂層60bが十分
に長く維持されず、キャビティ内を進行するうちに短く
なるので、(耐熱性樹脂層60bが最も中央に位置する
ことによる)、口部に達したときには消滅し、耐熱性樹
脂層は全部で4層となる。
に5層の耐熱性樹脂層が成形される条件は、第5図のス
テップ4の工程を行うことであり、詳述すれば、耐熱性
樹脂の射出を停止することなく、ポリエステル樹脂の射
出率を上昇させることにより、第7図(6)〜(e)に
示すような現象を引き起こすことである。これに対して
、耐熱性樹脂の射出を停止して、ポリエステル樹脂の射
出率を上昇させると、中央の耐熱性樹脂層60bが十分
に長く維持されず、キャビティ内を進行するうちに短く
なるので、(耐熱性樹脂層60bが最も中央に位置する
ことによる)、口部に達したときには消滅し、耐熱性樹
脂層は全部で4層となる。
一方、着色樹脂層の形成においては、その厚さは前述し
たように共射出されるポリエステル樹脂との射出圧の差
により調節できるが、着色樹脂層の形成される部位は、
着色樹脂の射出開始及び停止の時間を調節することで適
宜変更することができる。したがって肩部2のほぼ中央
部において、着色樹脂層を耐熱性樹脂層と連続するよう
に形成したり、着色樹脂の射出開始を早めて両層をオー
バーラツプさせた多層構造とすることもでき、また両層
が不連続となる構造とすることもできる。
たように共射出されるポリエステル樹脂との射出圧の差
により調節できるが、着色樹脂層の形成される部位は、
着色樹脂の射出開始及び停止の時間を調節することで適
宜変更することができる。したがって肩部2のほぼ中央
部において、着色樹脂層を耐熱性樹脂層と連続するよう
に形成したり、着色樹脂の射出開始を早めて両層をオー
バーラツプさせた多層構造とすることもでき、また両層
が不連続となる構造とすることもできる。
さらに着色樹脂層を胴部3の下端から底部4の一部まで
延ばして形成することもできる。
延ばして形成することもできる。
なお、このような多層予備成形品の製造には射出時のシ
リンダ温度、シリンダ圧力、ポリエステル樹脂と耐熱性
樹脂と着色樹脂間の粘度差等をしっかりと規定しておく
必要がある。特に樹脂の粘度は温度により太き(左右さ
れるので、樹脂の温度を一定に保つことは重要であり、
たとえば耐熱性樹脂としてUポリマーを用い、ポリエス
テル樹脂としてポリエチレンテレフタレートを用い、着
色樹脂としてポリエチレンテレフタレートにアゾ系及び
フタロシアニン系の有機顔料、あるいは酸化チタン、ベ
ンガラ、群青、カーボンブラック等の無機顔料料を混練
したもの等を用いるときは、Uポリマーの樹脂温度は2
70〜310℃とし、ポリエチレンテレフタレートの温
度を260〜300℃とし、着色樹脂の温度を260〜
280℃とするのが好ましい。より好ましい樹脂温度は
Uポリマーで280〜295℃であり、ポリエチレンテ
レフタレートでは270〜285℃であり、上記の着色
樹脂では265〜275℃である。
リンダ温度、シリンダ圧力、ポリエステル樹脂と耐熱性
樹脂と着色樹脂間の粘度差等をしっかりと規定しておく
必要がある。特に樹脂の粘度は温度により太き(左右さ
れるので、樹脂の温度を一定に保つことは重要であり、
たとえば耐熱性樹脂としてUポリマーを用い、ポリエス
テル樹脂としてポリエチレンテレフタレートを用い、着
色樹脂としてポリエチレンテレフタレートにアゾ系及び
フタロシアニン系の有機顔料、あるいは酸化チタン、ベ
ンガラ、群青、カーボンブラック等の無機顔料料を混練
したもの等を用いるときは、Uポリマーの樹脂温度は2
70〜310℃とし、ポリエチレンテレフタレートの温
度を260〜300℃とし、着色樹脂の温度を260〜
280℃とするのが好ましい。より好ましい樹脂温度は
Uポリマーで280〜295℃であり、ポリエチレンテ
レフタレートでは270〜285℃であり、上記の着色
樹脂では265〜275℃である。
以上に説明した予備成形品を延伸ブロー成形することに
より、口部の少なくとも下部に5層の耐熱性樹脂層を有
する9層構造を有し、肩部に3層の耐熱性樹脂層を有す
るとともに、肩部のほぼ中央部から胴部の下端にかけて
ボトル壁のほぼ中心部に着色樹脂層を有する本発明の耐
熱性着色多層ボトルを製造することができる。
より、口部の少なくとも下部に5層の耐熱性樹脂層を有
する9層構造を有し、肩部に3層の耐熱性樹脂層を有す
るとともに、肩部のほぼ中央部から胴部の下端にかけて
ボトル壁のほぼ中心部に着色樹脂層を有する本発明の耐
熱性着色多層ボトルを製造することができる。
第8図は本発明の耐熱性着色多層ボトルを製造するのに
用いることができる延伸ブロー成形装置の一例を概略的
に示す断面図である。この装置は、口部型101と肩部
型102と胴部型103と底部型104とからなる延伸
ブロー成形用金型100と、口部型101に密封状態に
装着し得るブローマンドレル105と、ブローマンドレ
ル105の下端に取り付けられた延伸ロッド106と、
上端に取りつけられた固定ブロック116と、延伸ロッ
ド固定ブロック117とを有する。ここで延伸ロッド1
06は延伸ロッドスライドスリーブ112によりブロー
マンドレル105の中心に位置決狛されている。またブ
ローマンドレル105は、口部型101から金型100
のキャビティ内に延びた円筒部105aを有しており、
その円筒部105aは、ボトルの肩部の上部付近まで達
する長さを有している。これによって、ブローされるエ
アは、多層予備成形品の肩部に直接光たることなく予備
成形品内に流入するので、ブローエアがいわゆる断熱膨
張をしてもボトルの肩部付近が冷却されることはなく、
成形されるボトルの肩部付近での白化を防ぐことができ
る。
用いることができる延伸ブロー成形装置の一例を概略的
に示す断面図である。この装置は、口部型101と肩部
型102と胴部型103と底部型104とからなる延伸
ブロー成形用金型100と、口部型101に密封状態に
装着し得るブローマンドレル105と、ブローマンドレ
ル105の下端に取り付けられた延伸ロッド106と、
上端に取りつけられた固定ブロック116と、延伸ロッ
ド固定ブロック117とを有する。ここで延伸ロッド1
06は延伸ロッドスライドスリーブ112によりブロー
マンドレル105の中心に位置決狛されている。またブ
ローマンドレル105は、口部型101から金型100
のキャビティ内に延びた円筒部105aを有しており、
その円筒部105aは、ボトルの肩部の上部付近まで達
する長さを有している。これによって、ブローされるエ
アは、多層予備成形品の肩部に直接光たることなく予備
成形品内に流入するので、ブローエアがいわゆる断熱膨
張をしてもボトルの肩部付近が冷却されることはなく、
成形されるボトルの肩部付近での白化を防ぐことができ
る。
ブローマンドレル105の中央には延伸ロッド106が
貫通しており、その周囲には流路108及び109があ
る。流路108にはシースヒータ110が設けられてお
り、流路108と109との間には分離用スリーブ10
7が設けられている。また延伸ロッド106は管状とな
っていて、その中を冷却流体が流通できるようになって
おり、金型内に突出する部分にはガスを吹き出すたとの
複数の孔部111が設けられている。なお延伸ロッド1
06は固定ブロック117において開口部113を有し
、開口部113は弁を有するパイプ等(図示せず)を介
して冷却流体源(図示せず)に接続している。また流路
108.109は固定ブロック116においてそれぞれ
開口部115.114を有し、開口部114は末端に弁
を有するパイプ等(図示せず)を介してIJIJ−フ弁
(図示せず)に接続しており、開口部115は弁を有す
るパイプ等(図示せず)を介して加圧エア源(図示せず
)に接続している。加熱加圧エア及び冷却流体の流入、
抜気の際には、各パイプに取りつけられた複数の弁を適
宜開閉することにより気体の流路を設定する。
貫通しており、その周囲には流路108及び109があ
る。流路108にはシースヒータ110が設けられてお
り、流路108と109との間には分離用スリーブ10
7が設けられている。また延伸ロッド106は管状とな
っていて、その中を冷却流体が流通できるようになって
おり、金型内に突出する部分にはガスを吹き出すたとの
複数の孔部111が設けられている。なお延伸ロッド1
06は固定ブロック117において開口部113を有し
、開口部113は弁を有するパイプ等(図示せず)を介
して冷却流体源(図示せず)に接続している。また流路
108.109は固定ブロック116においてそれぞれ
開口部115.114を有し、開口部114は末端に弁
を有するパイプ等(図示せず)を介してIJIJ−フ弁
(図示せず)に接続しており、開口部115は弁を有す
るパイプ等(図示せず)を介して加圧エア源(図示せず
)に接続している。加熱加圧エア及び冷却流体の流入、
抜気の際には、各パイプに取りつけられた複数の弁を適
宜開閉することにより気体の流路を設定する。
このような装置の金型100内に多層予備成形品を設置
し、以下のようにして延伸ブロー成形を行う。
し、以下のようにして延伸ブロー成形を行う。
まず、加圧エアを開口B115より流路108に流入し
、シースヒータ110により所定温度まで加熱しながら
、スリーブ112の孔より吐出させ、多層予備成形品を
延伸する。このとき、多層予備成形品の拡大とともに延
伸ロッド106がその中に進入していく。なおこの際、
二軸延伸ブロー成形用加熱加圧エアの温度は50℃以上
、好ましくは60〜180℃程度であり、圧力は10〜
50kg/crj、好ましくは20〜40kg/cn!
である。
、シースヒータ110により所定温度まで加熱しながら
、スリーブ112の孔より吐出させ、多層予備成形品を
延伸する。このとき、多層予備成形品の拡大とともに延
伸ロッド106がその中に進入していく。なおこの際、
二軸延伸ブロー成形用加熱加圧エアの温度は50℃以上
、好ましくは60〜180℃程度であり、圧力は10〜
50kg/crj、好ましくは20〜40kg/cn!
である。
なお加熱エアを用いて延伸ブロー成形するのは、胴部な
どのポリエステル層からなる部分の白化現象を防止する
ためである。
どのポリエステル層からなる部分の白化現象を防止する
ためである。
加熱加圧エアにより二軸延伸ブロー成形を行った後、吹
き込んだエアを3〜50秒間保持してボトルを成形用金
型の内壁面に押圧しながら、ボトルの各部を金型の温度
において熱処理する。具体的には、金型100の口部型
101は、耐熱性樹脂を多く含みかつほとんど延伸され
ない多層予備成形品の口部と接触し、肩部型102は耐
熱性樹脂をいくらか含み、かつ中程度の延伸率を有する
肩部と接触し、胴部型103は耐熱性樹脂を含まず最も
延伸される多層予備成形品の胴部と接触し、底部型10
4は耐熱性樹脂を含まず延伸率の低い多層予備成形品の
底部−と接触する。ここで金型100の各部(口部型、
肩部型、胴部型及び底部型)はそれぞれ所定の温度に保
持されており、ボトルは4つの異なった温度により熱処
理される。この金型各部の温度は、用いた多層予備成形
品の各部における耐熱性樹脂の割合及び延伸率の違いを
考慮して設定されている。具体的には、使用する耐熱性
樹脂の種類によって多少異なるが、口部型の温度は20
〜60℃、肩部型の温度は95〜130℃、胴部型の温
度は85〜130℃、底部型の温度は60〜80℃とす
るのがよい。
き込んだエアを3〜50秒間保持してボトルを成形用金
型の内壁面に押圧しながら、ボトルの各部を金型の温度
において熱処理する。具体的には、金型100の口部型
101は、耐熱性樹脂を多く含みかつほとんど延伸され
ない多層予備成形品の口部と接触し、肩部型102は耐
熱性樹脂をいくらか含み、かつ中程度の延伸率を有する
肩部と接触し、胴部型103は耐熱性樹脂を含まず最も
延伸される多層予備成形品の胴部と接触し、底部型10
4は耐熱性樹脂を含まず延伸率の低い多層予備成形品の
底部−と接触する。ここで金型100の各部(口部型、
肩部型、胴部型及び底部型)はそれぞれ所定の温度に保
持されており、ボトルは4つの異なった温度により熱処
理される。この金型各部の温度は、用いた多層予備成形
品の各部における耐熱性樹脂の割合及び延伸率の違いを
考慮して設定されている。具体的には、使用する耐熱性
樹脂の種類によって多少異なるが、口部型の温度は20
〜60℃、肩部型の温度は95〜130℃、胴部型の温
度は85〜130℃、底部型の温度は60〜80℃とす
るのがよい。
次の工程では、加熱エアを流路109を通して開口部1
14より抜気し、延伸ロッドを通して冷却流体を吹き込
んで前記ボトルを急冷する。この急冷により、成形され
たボトル中の残留応力を著しく少なくすることができ、
それによりブロー熱処理型からボトルが離型する際の変
形を防止することができる。
14より抜気し、延伸ロッドを通して冷却流体を吹き込
んで前記ボトルを急冷する。この急冷により、成形され
たボトル中の残留応力を著しく少なくすることができ、
それによりブロー熱処理型からボトルが離型する際の変
形を防止することができる。
冷却流体は、開口部113より一定の圧力で延伸ロッド
106内に流入する。上述のように、延伸ロッド106
の先端部(多層予備成形品内に挿入される部分)には多
数の孔部111が設けられているので、冷却エアは延伸
ブロー成形されたボトル内に吐出され、ボトルを冷却す
る。冷却流体の温度は5[tl以下、好ましくは5〜2
0℃程度であり、圧力は0〜30kg/cfl!、好ま
しくは5〜15kg / an!である。
106内に流入する。上述のように、延伸ロッド106
の先端部(多層予備成形品内に挿入される部分)には多
数の孔部111が設けられているので、冷却エアは延伸
ブロー成形されたボトル内に吐出され、ボトルを冷却す
る。冷却流体の温度は5[tl以下、好ましくは5〜2
0℃程度であり、圧力は0〜30kg/cfl!、好ま
しくは5〜15kg / an!である。
なお冷却流体としては、冷却エア又は液体窒素若しくは
それを気化したガスのいずれかを用いることができる。
それを気化したガスのいずれかを用いることができる。
冷却流体は冷却終了後、マンドレル105内の流路10
9を通って開口8114より排出されるので、延伸ブロ
ー成形されたボトルは常に新鮮な冷却流体に接触するこ
とになり、急冷される。その際、開口部114に接続し
たリリーフ弁により、冷却流体の圧力レベルは一定に保
たれる。通常、冷却時間は冷却エアの場合1〜lO秒程
度、液体又は気化窒素ガスの場合1〜5秒程度である。
9を通って開口8114より排出されるので、延伸ブロ
ー成形されたボトルは常に新鮮な冷却流体に接触するこ
とになり、急冷される。その際、開口部114に接続し
たリリーフ弁により、冷却流体の圧力レベルは一定に保
たれる。通常、冷却時間は冷却エアの場合1〜lO秒程
度、液体又は気化窒素ガスの場合1〜5秒程度である。
急冷により成形容器の温度は60〜90℃程度にまで冷
却される。
却される。
そして急冷後、離型し、第8図中に示すようなた耐熱性
着色多層ボトル120を得ることができる。
着色多層ボトル120を得ることができる。
以上説明したような方法により製造されるボトルは、口
部lと肩部2とに多層の耐熱性樹脂層を有するので、耐
熱性に優れたものとなる。これはホットフィル又はバス
テライジングの工程で最も熱くなる部分はボトルの口部
及び肩部であるからである。一方、ボトルの胴部及び底
部については、耐熱性樹脂層を実質的に形成しないが、
上記した熱処理により60℃で30分程度の温度条件に
耐え得るので、十分である。また耐熱性樹脂は比較的高
価であるので、胴部及び底部に耐熱性樹脂層を形成しな
いことにより、ボトル全体のコストを低減することがで
きる。
部lと肩部2とに多層の耐熱性樹脂層を有するので、耐
熱性に優れたものとなる。これはホットフィル又はバス
テライジングの工程で最も熱くなる部分はボトルの口部
及び肩部であるからである。一方、ボトルの胴部及び底
部については、耐熱性樹脂層を実質的に形成しないが、
上記した熱処理により60℃で30分程度の温度条件に
耐え得るので、十分である。また耐熱性樹脂は比較的高
価であるので、胴部及び底部に耐熱性樹脂層を形成しな
いことにより、ボトル全体のコストを低減することがで
きる。
な右上述の説明においては、耐熱性樹脂層が5層となっ
ている部分は少なくとも口部の内部であるが、口部の他
の部分では、射出条件により隣接する耐熱性樹脂層が融
合していることもある。しかしその場合でも耐熱性樹脂
層の割合は大きいので、口部は十分な耐熱性を有してい
るのは明らかである。従って、口部全体が5層の耐熱性
樹脂層を有することが必要であるのでなく、口部の少な
くとも内部において5層の耐熱性樹脂層を有していれば
十分である。
ている部分は少なくとも口部の内部であるが、口部の他
の部分では、射出条件により隣接する耐熱性樹脂層が融
合していることもある。しかしその場合でも耐熱性樹脂
層の割合は大きいので、口部は十分な耐熱性を有してい
るのは明らかである。従って、口部全体が5層の耐熱性
樹脂層を有することが必要であるのでなく、口部の少な
くとも内部において5層の耐熱性樹脂層を有していれば
十分である。
なお、以上に説明したボトルでは、着色樹脂層を肩部の
ほぼ中央部から胴部下端まで配置し、その部分だけを着
色したボトルとしているが、これに限らず例えば耐熱樹
脂層にも顔料を加えて、口部付近と胴部とが異なった色
調を有するボトルとしてもよい。
ほぼ中央部から胴部下端まで配置し、その部分だけを着
色したボトルとしているが、これに限らず例えば耐熱樹
脂層にも顔料を加えて、口部付近と胴部とが異なった色
調を有するボトルとしてもよい。
本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1
ポリエチレンテレフタレート樹脂として三井PETJ1
25<三井石油化学@製)を用い、耐熱性樹脂としてポ
リエチレンテレフタレートとポリアリレートのブレンド
ポリマー(Uポ1J7−8400、ユニチカ製)(以下
Uポリマーと呼ぶ)を用い、着色樹脂としてポリエチレ
ンテレフタレートに銅フタロシアニンブルー及びモノア
ゾ系黄色顔料を混合し調色したマスターバッチ(日本ピ
グメント社製)(以下マスターバッチと呼ぶ)を用いて
、共射出成形法により多層予備成形品を成形した。
25<三井石油化学@製)を用い、耐熱性樹脂としてポ
リエチレンテレフタレートとポリアリレートのブレンド
ポリマー(Uポ1J7−8400、ユニチカ製)(以下
Uポリマーと呼ぶ)を用い、着色樹脂としてポリエチレ
ンテレフタレートに銅フタロシアニンブルー及びモノア
ゾ系黄色顔料を混合し調色したマスターバッチ(日本ピ
グメント社製)(以下マスターバッチと呼ぶ)を用いて
、共射出成形法により多層予備成形品を成形した。
射出成形装置としては日清ASB機械@製^5B65O
NIIT型を用い、第4図に示すホットランナ−ノズル
を接続して、第5図に示す共射出プログラムにより多層
予備成形品の成形を行った。
NIIT型を用い、第4図に示すホットランナ−ノズル
を接続して、第5図に示す共射出プログラムにより多層
予備成形品の成形を行った。
なおこのときのポリエチレンテレフタレート側の射出バ
レル温度を272℃、Uポリマー側の射出バレル温度を
284℃、着色樹脂側の射出バレル温度を270℃とし
た。またポリエチレンテレフタレートの射出率はステッ
プ1では7.74g/秒、ステップ2及び3では1.’
8g/秒、ステップ4では1゜8g/秒から2.8g/
秒まで増加させ、ステップ5では2.8g/秒を保持し
た。Uポリマーはステップ3及び4において、最大2.
8g/秒となるようにした。また着色樹脂の射出率はス
テップ5において1.03g/秒とした。
レル温度を272℃、Uポリマー側の射出バレル温度を
284℃、着色樹脂側の射出バレル温度を270℃とし
た。またポリエチレンテレフタレートの射出率はステッ
プ1では7.74g/秒、ステップ2及び3では1.’
8g/秒、ステップ4では1゜8g/秒から2.8g/
秒まで増加させ、ステップ5では2.8g/秒を保持し
た。Uポリマーはステップ3及び4において、最大2.
8g/秒となるようにした。また着色樹脂の射出率はス
テップ5において1.03g/秒とした。
得られた多層予備成形品を軸線方向に切断してその断面
を観察した。その結果、口部の下部及び肩部は、第2図
に示すボトルの口部及び肩部における多層構造と極めて
類似しており、それぞれ9層(5層の耐熱性樹脂層)及
び7層(3層の耐熱性樹脂層)となっていることが認め
られた。また多層予備成形品の各部でのUポリマーの占
める割合は、口端シール部13で85%、ネジ締約部1
1で55%、ヘッド圧付加部15で44%、肩部2では
4%であった。
を観察した。その結果、口部の下部及び肩部は、第2図
に示すボトルの口部及び肩部における多層構造と極めて
類似しており、それぞれ9層(5層の耐熱性樹脂層)及
び7層(3層の耐熱性樹脂層)となっていることが認め
られた。また多層予備成形品の各部でのUポリマーの占
める割合は、口端シール部13で85%、ネジ締約部1
1で55%、ヘッド圧付加部15で44%、肩部2では
4%であった。
また、ポリエチレンテレフタレートと前記マスターバッ
チとのブレンド樹脂からなる着色樹脂層は、多層予備成
形品の肩部のほぼ中央部がら胴部全体にかけてポリエス
テル樹脂層の中心部に形成されていた。
チとのブレンド樹脂からなる着色樹脂層は、多層予備成
形品の肩部のほぼ中央部がら胴部全体にかけてポリエス
テル樹脂層の中心部に形成されていた。
次に得られた多層予備成形品を、第8図に示す延伸ブロ
ー成形用金型100内に設置した。この金型の口部型1
01、肩部型102、胴部型103及び底部型104ノ
温度ヲソレソレ40℃、120 t、115℃、及び7
0℃に設定し、延伸ロッド106を予備成形品内に挿入
しつつ、80℃、30kg/cn!の加熱圧縮エアを噴
出し、延伸ブロー成形した。このとき吹き込んだエアを
18秒間保持した後、抜気した。その後、25℃、10
kg/crlの冷却エアを延伸ロッド106より噴出し
、冷却を行い耐熱性着色多層ボトルを得た。
ー成形用金型100内に設置した。この金型の口部型1
01、肩部型102、胴部型103及び底部型104ノ
温度ヲソレソレ40℃、120 t、115℃、及び7
0℃に設定し、延伸ロッド106を予備成形品内に挿入
しつつ、80℃、30kg/cn!の加熱圧縮エアを噴
出し、延伸ブロー成形した。このとき吹き込んだエアを
18秒間保持した後、抜気した。その後、25℃、10
kg/crlの冷却エアを延伸ロッド106より噴出し
、冷却を行い耐熱性着色多層ボトルを得た。
得られた耐熱性着色多層ボトルに対して、83〜87℃
のホットフィル及び65〜70℃のバステライジングを
施したが、口部及び肩部において良好な耐熱性を有して
いることが認められた。
のホットフィル及び65〜70℃のバステライジングを
施したが、口部及び肩部において良好な耐熱性を有して
いることが認められた。
〔発明の効果〕
以上詳述した通り、本発明の耐熱性着色多層ボトルは、
口部の少なくとも下部が5層の耐熱性樹脂層を含む9層
よりなり、かつ開口端からサポートリングにかけてほぼ
耐熱性樹脂層に覆われているので、口部の耐熱性が特に
優れている。このた袷にホットフィル等による口部の熱
収縮は小さく、シール性が良好である。
口部の少なくとも下部が5層の耐熱性樹脂層を含む9層
よりなり、かつ開口端からサポートリングにかけてほぼ
耐熱性樹脂層に覆われているので、口部の耐熱性が特に
優れている。このた袷にホットフィル等による口部の熱
収縮は小さく、シール性が良好である。
また本発明のボトルは、肩部を3層の耐熱性樹脂層を含
む7層の多層構造とすることができるので、ホットシャ
ワーによるバステライジング等を適用するのに充分な耐
熱性を有する。
む7層の多層構造とすることができるので、ホットシャ
ワーによるバステライジング等を適用するのに充分な耐
熱性を有する。
さらに本発明のボトルは、肩部のほぼ中央部から胴部の
下端までの部分が着色されているので、可視光線から内
容物を守る場合や、ファツション性を考慮する場合等に
広く利用できる。
下端までの部分が着色されているので、可視光線から内
容物を守る場合や、ファツション性を考慮する場合等に
広く利用できる。
第1図は本発明の耐熱性着色多層ボトルの一例を示す概
略断面図であり、 第2図は第1図の多層ボトルの口部及び肩部における多
層構造の一例を詳細に示す部分拡大断面図であり、 第3図は第1図の多層ボトルの胴部における多層構造を
示す部分拡大断面図であり、 第4図は多層予備成形品を製造するのに使用するホット
ランナ−ノズルの一例を示す断面図であり、 第5図は多層予備成形品を製造する工程を概略的に示す
グラフであり、 第6図(a)〜(d)は耐熱性樹脂とポリエステル樹脂
又は耐熱性樹脂と着色樹脂とを共射出した状態を示す部
分概略断面図であり、 第7図(a)〜(e)は耐熱性樹脂とポリエステル樹脂
により多層構造が形成される状態を示す模式図であり、 第8図は本発明の耐熱性着色多層ボトルを製造するのに
使用する延伸ブロー成形装置を示す断面図である。 l・・・・・口部 2・・・・・肩部 3 ・ ・ 4 ・ ・ ・ 5 ・ 6.6a〜6e・ 7.7a〜7d・ 8 ・ ・ ・ ・ 11・ ・ ・ ・ 12・ ・ 13・ ・ 14・ 15・ ・ ・ ・ 30・ 31、32 ・ ・ 40・ 41・ ・ ・ ・ 100 ・ ・ 101 ・ ・ 102 ・ ・ 03 104 ・ ・ ・胴部 ・底部 ・サポートリング ・耐熱性樹脂層 ・ポリエステル層 ・着色樹脂層 ・ねじ締め部 ・サポートリング部 ・口端シール部 ・ねじ・ロッキングリング部 ・ヘッド圧付加部 ・ホットランナ−ノズル ・チャツキ弁 ・射出成形型 °キャビティ ・延伸ブロー成形用熱処理金型 ・口部型 ・肩部型 ・胴部型 ・底部型 105 ・・・ブローマンドレル 106 ・・・延伸ロッド 108 、109 ・・・流路 110 ・・・・シースヒータ 111 ・・・・孔部
略断面図であり、 第2図は第1図の多層ボトルの口部及び肩部における多
層構造の一例を詳細に示す部分拡大断面図であり、 第3図は第1図の多層ボトルの胴部における多層構造を
示す部分拡大断面図であり、 第4図は多層予備成形品を製造するのに使用するホット
ランナ−ノズルの一例を示す断面図であり、 第5図は多層予備成形品を製造する工程を概略的に示す
グラフであり、 第6図(a)〜(d)は耐熱性樹脂とポリエステル樹脂
又は耐熱性樹脂と着色樹脂とを共射出した状態を示す部
分概略断面図であり、 第7図(a)〜(e)は耐熱性樹脂とポリエステル樹脂
により多層構造が形成される状態を示す模式図であり、 第8図は本発明の耐熱性着色多層ボトルを製造するのに
使用する延伸ブロー成形装置を示す断面図である。 l・・・・・口部 2・・・・・肩部 3 ・ ・ 4 ・ ・ ・ 5 ・ 6.6a〜6e・ 7.7a〜7d・ 8 ・ ・ ・ ・ 11・ ・ ・ ・ 12・ ・ 13・ ・ 14・ 15・ ・ ・ ・ 30・ 31、32 ・ ・ 40・ 41・ ・ ・ ・ 100 ・ ・ 101 ・ ・ 102 ・ ・ 03 104 ・ ・ ・胴部 ・底部 ・サポートリング ・耐熱性樹脂層 ・ポリエステル層 ・着色樹脂層 ・ねじ締め部 ・サポートリング部 ・口端シール部 ・ねじ・ロッキングリング部 ・ヘッド圧付加部 ・ホットランナ−ノズル ・チャツキ弁 ・射出成形型 °キャビティ ・延伸ブロー成形用熱処理金型 ・口部型 ・肩部型 ・胴部型 ・底部型 105 ・・・ブローマンドレル 106 ・・・延伸ロッド 108 、109 ・・・流路 110 ・・・・シースヒータ 111 ・・・・孔部
Claims (6)
- (1)ポリエステル層と耐熱性樹脂層と着色樹脂層とか
らなる耐熱性着色多層ボトルであって、口部と前記口部
の下端に設けられたサポートリングと、前記サポートリ
ングに続く肩部と、胴部及び底部とを有し、前記口部は
少なくとも下部において外側から耐熱性樹脂層/ポリエ
ステル層/耐熱性樹脂層/ポリエステル層/耐熱性樹脂
層/ポリエステル層/耐熱性樹脂層/ポリエステル層/
耐熱性樹脂層の9層構造を有し、前記ボトルの少なくと
も一部に着色樹脂層を有することを特徴とする耐熱性着
色多層ボトル。 - (2)請求項1に記載の耐熱性着色多層ボトルにおいて
、前記口部の最外層の耐熱性樹脂層は実質的に前記口部
の開口端から前記サポートリングまで連続して形成され
ていることを特徴とする耐熱性着色多層ボトル。 - (3)請求項1又は2に記載の耐熱性着色多層ボトルに
おいて、前記肩部には前記口部から続く3層の耐熱性樹
脂層が形成されていることを特徴とする耐熱性着色多層
ボトル。 - (4)請求項1乃至3のいずれかに記載の耐熱性着色多
層ボトルにおいて、耐熱性樹脂層の占める割合が前記開
口端に近づくにつれて多くなっており、前記耐熱性樹脂
層の割合(重量 比)は口端シール部では70%以上であり、ネジ締め部
では40%以上であり、ヘッド圧付加部では30%以上
であることを特徴とする耐熱性着色多層ボトル。 - (5)請求項1乃至4のいずれかに記載の耐熱性着色多
層ボトルにおいて、前記胴部及び前記底部には前記耐熱
性樹脂層が実質的に形成されていないことを特徴とする
耐熱性着色多層ボトル。 - (6)請求項1乃至5のいずれかに記載の耐熱性着色多
層ボトルにおいて、前記ポリエステル樹脂がポリエチレ
ンテレフタレートであることを特徴とする耐熱性着色多
層ボトル。(7)請求項1乃至6のいずれかに記載の耐
熱性着色多層ボトルにおいて、前記耐熱性樹脂がポリア
リレートとポリエチレンテレフタレートの混合物である
ことを特徴とする耐熱性着色多層ボトル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016330A JPH03219946A (ja) | 1990-01-26 | 1990-01-26 | 耐熱性着色多層ボトル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016330A JPH03219946A (ja) | 1990-01-26 | 1990-01-26 | 耐熱性着色多層ボトル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03219946A true JPH03219946A (ja) | 1991-09-27 |
Family
ID=11913434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016330A Pending JPH03219946A (ja) | 1990-01-26 | 1990-01-26 | 耐熱性着色多層ボトル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03219946A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008266552A (ja) * | 2007-01-09 | 2008-11-06 | Kao Corp | 液体洗浄剤組成物 |
CN111372860A (zh) * | 2017-10-09 | 2020-07-03 | 美可帮产品公司 | 带有抗微生物密封件的抗微生物瓶子 |
-
1990
- 1990-01-26 JP JP2016330A patent/JPH03219946A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008266552A (ja) * | 2007-01-09 | 2008-11-06 | Kao Corp | 液体洗浄剤組成物 |
CN111372860A (zh) * | 2017-10-09 | 2020-07-03 | 美可帮产品公司 | 带有抗微生物密封件的抗微生物瓶子 |
EP3694783A4 (en) * | 2017-10-09 | 2021-07-14 | Microban Products Company | ANTIMICROBIAL BOTTLE WITH ANTIMICROBIAL SEAL |
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