JPH03202270A - 磁気ラップ盤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、工作物の平面を研削加工する磁気ラップ盤に
関するものである。

（従来の技術） 従来、工作物の平面仕上法としてラップ盤が使用されて
いる。ラップ盤による加工は、第４図に示すように、回
転テーブル２の中心を外した位置に主軸３に取付けたワ
ーク取付板４に装着したワークＷを配設し、回転テーブ
ル２にスラリー状とした砥粒を供給し、回転テーブル２
と主軸３を共に回転させなから、ワークＷを回転テーブ
ル２上に押付けて砥粒でワークＷの平面を研削するもの
である。

加工時に回転テーブル２か回転するので、その表面に付
着させた砥粒か遠心力で外側に飛ばされるため、加工部
位で有効に研削に寄与する砥粒か少なくなるのて加工能
率か悪くなる。また、飛散した砥粒が作業場を汚すたけ
てなく、無駄に研磨材を消費することとなる。

実開昭６３−４４７５８号公報には、第４図に示すよう
に１回転テーブル２の周りに研磨液１３を溜める加工液
槽ＩＩを設け、この加工液＃ａ１１に内側に傾斜する飛
散防止板１２を取付け、研磨液１３の飛散防止と併せて
研磨液１３の回収を図っている。

また、主軸に工作物を取付けて磁極間に配設し、ステン
レス球にフェライト等の研磨材砥粒を電着した磁性砥粒
を磁極の磁力て工作物と磁極の間に保持し、主軸を回転
させて工作物の外周面に磁性砥粒を押付けて研削する磁
気研削法が開発されている。

〔発明か解決しようとする課題〕

前記公開公報に記載されたラップ盤ては、研磨液の飛散
を防止し、研磨液を回収することはできるか、加工部位
で有効に研削に寄与する研磨材か少なくなり、加工能率
か悪い点は改善されていない。また、従来の磁気研削法
では、対向する磁極間に磁性砥粒が保持され、工作物か
この対向する磁極間を回転したときにその表面が研削さ
れるものであるから、加工表面の鏡面仕上げは可能であ
るか、平面性を精度良く加工するには問題がある。

本発明は、従来の上記問題点を解決し、工作物を能率良
く加工てき、また、平面性を精度良く加工できる磁気ラ
ップ盤を提供することを目的とするものである。

〔課題を解決するための手段及び作用）本発明は、回転
テーブルの表面に沿って隣接する磁極の極性か交互に変
るように多数の磁石を配設し、該回転テーブルの表面に
磁性砥粒を磁力で保持して加工を行うようにした磁気ラ
ップ盤である。

回転テーブルの表面に磁性砥粒が磁力で保持されるので
、回転テーブルか回転してもその表面上に磁力て保持さ
れた磁性砥粒は飛散せずにその密度を一定に保ち、この
回転テーブルに保持された磁性砥粒が回転する工作物に
接触して研削加工を能率良く行う。

この場合、工作物は、回転テーブルの回転移動する表面
て規制されながら研削されるので、精度の良い平面性か
得られる。

〔実施例〕

本発明の実施例を以下に説明する。

第１図において、ｌはラップ盤本体で、回転テーブル２
の中心を外した位置に主軸３に取付けたワーク取付板４
に装着したワークＷを配設し、回転テーブル２は、後に
詳記するように、その表面に磁性を持たせて磁性砥粒Ｍ
を磁力で吸着保持し、回転テーブル２と主軸３を共に回
転させながら、ワークＷを回転テーブル２の表面上に押
付け、磁性砥ａＭでワークＷの平面を研削するものであ
る。

＠２図は、回転テーブルの一実施例を示すもので、回転
テーブル２の表面側に多数の電磁石５を軸線方向に配設
し、その表面に保護板６を設ける。回転テーブル２の回
転軸に導電環７ａ、７ｂを設けて各電磁石５のコイルに
接続し、直流電源９から給電電極８を介してそれぞれの
導電環に接続する。

多数の電磁石５は、隣接する電磁石のそれぞれのコイル
の捲回方向を互いに逆方向とし、各コイルの外側を下側
の導電環７ａに、各コイル５の内側を上側の導電環７ｂ
に接続しである。したがって、直流電源９から給電電極
８、導電環７を通って各電磁石５のコイルに電流か流れ
ると、隣接する’ｉｔ磁石に発生する磁極は互いに反対
方向となり、回転チーフル２の表面の保護板６に接する
電磁石の磁極は、Ｎ極とＳ極か交互に発生する。回転テ
ーブル２の表面に交互にＮ極とＳ極か発生するので、そ
れらの間に磁力線が発生し、ステンレス球にフェライト
等の研磨材砥粒な電着した磁性砥粒Ｍを供給すると、回
転テーブル２の表面に磁力で保持される。

第３図は、回転テーブルの他の実施例を示すものて、回
転テーブル２の表面側に多数の永久磁石１０を、それら
のＮ極とＳ極を対向させて表面に沿って配設し、その表
面に保護板５を設けたものである。先の実施例と同様に
、回転テーブル２の表面に磁力線が発生し、磁性砥粒Ｍ
を磁力で保持する。

回転テーブル２の表面に磁性砥粒Ｍが磁力で保持されて
いるので、回転テーブル２が回転してもその表面上に磁
力で保持された磁性砥粒は飛散せずにその密度を一定に
保ち、この回転テーブル２に保持された磁性砥粒Ｍか回
転する工作物Ｗに接触して研削加工を能率良く行う。

この場合、工作物Ｗは、回転テーブル２の回転移動する
表面で規制されながら研削されるので、精度の良い平面
性か得られる。

〔発明の効果〕

本発明は、砥粒か飛散することなく工作物な能率良く加
工でき、また、工作物の平面性を精度良く加工できる効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の正面図、第２図は回転テー
ブルの一部断面図、第３図は他の回転テーブルの一部断
面図、第４図は従来のラップ盤の断面図である。 ｌ：本体　　　　　　　２：回転テーブル３：主軸　　
　　　　　４、ワーク取付板５：電磁石　　　　　　６
：保護板 ７：導電環　　　　　　８：給電電極 Ｍ：磁性砥粒

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 回転テーブルの表面に沿って隣接する磁極の極性が交互
   に変るように多数の磁石を配設し、該回転テーブルの表
   面に磁性砥粒を磁力で保持して加工を行うようにしたこ
   とを特徴とする磁気ラップ盤。