JPH03182375A - ラインサーマルプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は記録紙の幅寸法規格６０＋ｕ、　８０ａ＋ｍ、
　１１２ｎ等に対応した小型ラインサーマルプリンタに
必し、特にプラテンローラを駆動する為の駆動コニット
の取付構造に関する。

〔従来の技術〕

従来から小型ラインサーマルプリンタは計測剣析機器、
ＰＯ３通信データ端末機器、ＣＲＴハードコピー、医療
機器等の出力端末として用いら右てきた。この種のライ
ンサーマルプリンタは記細紙の幅方向に所定の間隔を介
して対向配置された一対のサイドフレームと、両サイド
フレーム間に平行的に配置されたプラテンローラ及びサ
ーマルヘッドと、プラテンローラを回転する為の駆動ユ
ニットとを含む構成となっていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら従来の駆動ユニットは複数のネジを用いて
一方のサイドフレームの外側面に固定されていた。従っ
てサイドフレームに対する正確な位置決めが難しく又組
立性が悪いという問題点があった。

〔問題点を解決する為の手段〕

上述した従来の技術の問題点に鑑み、本発明はサイドフ
レームに対する駆動ユニットの組込性の向上及び位置決
め精度の向上を目的とする。

上記目的を達成する為に、本発明にかかる小型ラインサ
ーマルプリンタにおいては、一方のサイドフレームの垂
直方向一辺部には位置決め部が形成されており垂直方向
他辺部にはネジ穴が形成されている。又駆動ユニットは
モータ、モータの動力をプラテンローラに伝達する為の
輪列及びモータと輪列を載置するモータフレームからな
る。

モータフレームは引っかけ部を有しこの引っかけ部をサ
イドフレームの該位置決め部に係合する事によりモータ
フレームをサイドフレームに対して位置決めするととも
に、サイドフレームの該ネジ穴に対してモータフレーム
をネジ止めする事により駆動ユニットをサイドフレーム
に対して高精度且つ分解可能に搭載できる様になってい
る。

〔作　　用〕

本発明によれば、サイドフレームの垂直方向一辺部に形
成されている位置決め部に対して、モータフレームに形
成されている引っかけ部を係合してモータフレームをサ
イドフレームに対して正確に位置決めする事ができる。

加えてサイドフレームのネジ穴に対してモータフレーム
を１本のネジにより固定する事により組立性が向上して
いる。

〔実　施　例〕

以下図面に従って本発明の好適な実施例を詳細に説明す
る。第１図は本発明にかかる小型ラインサーマルプリン
タの全体構成を示す正面図である。

図示する様にラインサーマルプリンタは記録紙の幅寸法
規格（６〇−輪、　８０ｍｍ、　ｌｌＺｍｌ等）に合わ
て所定の間隔を介して対向配置された一対のサイドフレ
ーム１及び２と、一対のサイドフレーム１及び２の間に
固定された紙送りガイドフレーム３とを有する。一対の
サイドフレーム１及び２の間には記録紙の幅方向に沿っ
てプラテンローラ４が着脱可能に係止されている。プラ
テンローラ４は紙送りガイドフレーム３に沿って供給さ
れた記録紙の紙送りを行なう為に回転駆動される。プラ
テンローラ４に対向する様にサーマルヘッド５が配置さ
れている。サーマルヘッド５は一対のサイドフレーム１
及び２の間に固定されたフレームシャフト６に対して着
脱可能且つ揺動可能に装着されている。サイドフレーム
１の外側面部にはプラテンローラを駆動する為の駆動ユ
ニット７が取付けられている。駆動ユニット７はステッ
プモータ８と、ステップモータ８の動力をプラテンロー
ラ４に伝達する為の輪列９と、ステップモータ８及び輪
列９を搭載するモータフレーム１０とから構成されてい
る。輪列９の最終段にある伝達歯車はプラテンローラ４
の回転軸の一端に固定された駆動歯車１１と分離可能に
係合されている。又モータフレームｌＯの上端部はサイ
ドフレームｌの外側部に対して位置決め固定され、１本
のネジ１２によりサイドフレーム１に対して固定される
。本実施例においてはサイドフレーム１及び２とモータ
フレーム１０の外形形状は記録紙の幅寸法規格の大小に
よらず一定の形状を有しておりこれら部品の汎用化が図
られている。サイドフレーム１とモータフレームＬ０は
常に一定の外形形状を有しているので記録紙の幅寸法規
格にかかわらず正確に互いに位置決め固定する事ができ
る。

なおサーマルヘッド５を覆う様にヘッドカバー１３が配
置されている。ヘッドカバー１３はフレームシャフト６
に対して回転可能に係止されている。

又プラテンローラ４の回転軸の他端にはへラドレバ−１
４が摺動且つ回動可能に取付けられており、サーマルヘ
ッド５のプラテンローラ４に対する上げ下ろしを制御し
ている。

第２図はラインサーマルプリンタの右側面図である。図
示する様に、サーマルヘッド５はフレームシャフト６に
対して回動自在に係止されており且つプラテンローラ４
に対して付勢されている。

ヘッドレバー１４を操作する事によりサーマルヘッド５
はプラテンローラ４に対して接触位置と非接触位置に選
択的にセットできる。又ヘッドカバー１３もフレームシ
ャフト６に回転自在に係止されており且つサーマルヘッ
ド５と連動している。−点鎖線で示す様に、ヘッドカバ
ー１３は開方向に回転され開かれる。これと同時にサー
マルヘッド５も同一方向に回転しプラテンローラ４から
退避される。この構造によりプラテンローラ４及びサー
マルヘッド５の保守点検交換が容易になる。

第３図は第１図に示すＡ−Ａ線に沿って切断されたライ
ンサーマルプリンタの断面図である。第３図に基いてラ
インサーマルプリンタの内部構造を説明する。サイドフ
レーム２と図示しない他のサイドフレーム１の間に押し
出し成形品からなる紙送りガイドフレーム３が取付けら
れている。紙送りガイドフレーム３の上面は記録紙のカ
ールパスを規定し、紙送りガイドフレーム３の右側面は
記録紙のストレートバスを規定する。サイドフレーム２
のほぼ中央部にはＵ字型の軸受切欠部が形成されており
、ここにプラテンローラ４の回転軸の一端が落し込まれ
ており着脱自在に軸支されている。プラテンローラ４に
対向する様にサーマルヘッド５が配置されている。サー
マルヘッド５はバネ１５によりプラテンローラ４に対し
て付勢されている。サーマルヘッド５はフレームビーム
６に対して揺動自在に係止されておりプラテンローラ４
に対して接触位置と非接触位置の何れか一方に選択的に
設定される。非接触位置にある時記録紙はプラテンロー
ラ４とサーマルヘッド５の間に供給され、接触位置にあ
る時プラテンローラ４を回転させて紙送りを行なうとと
もにサーマルヘッド５に通電を行ないラインプリントを
実行する。

ヘッドカバー１３もフレームシャフト６に回転可能に軸
支されている。通常使用状態においてはヘッドカバー１
８は閉状態にあり、保守点検交換時にはヘッドカバー１
３は開かれる。

第４図は本発明の要部をなす部品の１つであるサイドフ
レーム１の説明図である。（＾）は正面図であり、（Ｂ
）は平面図であり、（Ｃ）は右側面図である。図示する
様にサイドフレーム１の垂直方向一辺部には位置決め部
１６が形成されている。位置決め部ｔｅは幅寸法Ｗを有
する切欠となっている。

又垂直方向他辺部にはネジ穴１７が形成されている。

ネジ穴１７の近傍にはピン１８が植立されている。サイ
ドフレームｌの上辺部には折曲部が形成されており図示
しないヘッドカバー１３を閉状態においてネジ化めする
為のネジ穴１９が形成されている。加えてサイドフレー
ム１の平面部には一対の案内ビン２０及び２１が植立さ
れており、図示しない紙送りガイドフレーム３に形成さ
れている案内溝に各々係合する様になっている。なおサ
イドフレーム１の板厚は寸法Ｔを有する。

第５図は本発明の要部をなす一部品であるモータフレー
ムの説明図である。（Ａ）はモータフレームの正面図、
（Ｂ）は同じく平面図、（Ｃ）は同じく左側面図である
。図示する様に、モータフレーム１０はＴ字型に形成さ
れた引っかけ部２２を有する。

この引っかけ部２２は幅の広い部分と幅の狭い部分を有
し幅の狭い部分の幅寸法はサイドフレーム１に形成され
た位置決め部１６の切欠幅寸法Ｗに対応している。又幅
の広い部分の端面とモータフレームＩＯの側面部にはク
リアランスがありその寸法はサイドフレーム１の板厚寸
法Ｔに対応している。

このＴ字型引っかけ部２２をサイドフレーム１に形成さ
れた位置決め部１６に係合する事によりサイドフレーム
１に対してモータフレーム■０を前後左右の方向に正確
に位置決めできる。又モータフレーム１０にはバカ穴２
３と穴２４が形成されている。穴２４はサイドフレーム
１に植立されたビン１８に係合しバカ穴２３はサイドフ
レーム１に形成されたネジ穴１７に重ねられる。そして
第１図に示す様に１本のネジ１２を用いてモータフレー
ムＩＯをサイドフレームのネジ穴１７に対して固定する
。この様に、本発明によればモータフレームＩＯの引っ
かけ部２２を単にサイドフレーム１の位置決め部１６に
係止する事により正確な位置決めができ且つ１本のネジ
１２によりモータフレームＩＯをサイドフレーム１に固
定する事ができるので位置決め精度及び組立性が従来に
比べ著しく向上する。

なおモータフレームの水平方向一辺部にはプリンタ水平
取付用の部材２５及び２６が設けられており、モータフ
レームの垂直方向一辺部にはプリンタ垂直取付用の部材
２７が設けられている。

第６図は他方のサイドフレーム２の正面図である。この
サイドフレーム２は第４図に示すサイドフレーム１に対
して記録紙の幅方向に離間して対向的に配置されている
。サイドフレーム２の水平方向一辺部にはＵ字型の水平
取付用部材２８が設けられている。又垂直方向一辺部に
はプリンタの垂直取付用部材が設けられている。この垂
直取付用部材２９はネジ穴から構成されている。サイド
フレーム２の上端部にはネジ穴３０が形成されており、
図示しないヘッドカバー１３をネジ止めしている。

サイドフレーム２の平面部には一対の案内ピン３Ｉ及び
３２が植立されており紙送りガイドフレーム３に形成さ
れている案内溝に係合する様になっている。

第７図は本発明にかかる小型ラインサーマルプリンタの
設置構造及び取付姿勢を示す模式図である。（＾）はラ
インサーマルプリンタの垂直取付姿勢を示し、（Ｂ）は
同じく水平取付姿勢を示す。なおこれらの図はモータフ
レーム１０側から見たものである。垂直取付の場合には
垂直取付用部材２７を用いて基部３３に固定されている
。なおこの場合には記録紙３４を収納するホルダー３５
を、使用していない水平取付用部材２５及び２Ｂを用い
てラインサーマルプリンタに取付ける様になっている。

水平取付の場合にはモータフレームＩＯの水平取付用部
材２５及び２６を用いて、基部３３にラインサーマルプ
リンタを固定している。この場合には使用していない垂
直取付用部材２７を用いて記録紙３４のホルダー３５を
固定している。垂直取付の場合には記録紙３４はストレ
ートバスを通ってラインサーマルプリンタに供給され、
水平取付の場合にはカールパスを通って記録紙８４がラ
インサーマルプリンタに供給される。この様に本発明に
かかるラインサーマルプリンタには、垂直及び水平の何
れの方向にも取付けられる様に取付部材がモータフレー
ム及びサイドフレームに設けられており便利な構造とな
っている。加えてラインサーマルプリンタの設置取付に
使用しない取付部材は他の用途に用いる事ができるので
さらに便利になっている。又記録紙を収納するホルダー
の代わりに例えば記録紙カッターをラインサーマルプリ
ンタに取付ける事もできる。

〔発明の効果〕

上述した様に、本発明によれば一方のサイドフレームの
垂直方向一辺部に位置決め部を形成するとともに垂直方
向他辺部にはネジ穴が形成されている。又駆動ユニット
のモータフレームには引っかけ部が設けられておりこの
引っかけ部を介してサイドフレームの位置決め部に係合
させ位置決めを行なうとともにサイドフレームのネジ穴
に対してモータフレームを１本のネジにより固定する事
ができるので、サイドフレームに対するモータフレーム
の位置決め精度並びに組立性が従来に比し著しく向上す
るという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はラインサーマルプリンタの正面図、第２図はラ
インサーマルプリンタの側面図、第３図は第１図に示す
Ａ−Ａ線に沿って切断されたラインサーマルプリンタの
断面図、第４図は一方のサイドフレームの説明図、第５
図はモータフレームの説明図、第６図は他方のサイドフ
レームの正面図、及び第７図はラインサーマ・ルプリン
タの設置構造を示す模式図である。 １・・・サイドフレーム ３・・・紙送りガイドフレーム ４・・・プラテンローラ ７・・・駆動ユニット ９・・・輪　列 １１・・・駆動歯車 １６・・・位置決め部 ２２・・・引っかけ部 ２５・・・水平取付用部材 ２７・・・垂直取付用部材 ２９・・・垂直取付用部材 ３５・・・ホルダー ２・・・サイドフレーム ５・・・サーマルヘッド ８・・・ステップモータ １０・・・モータフレーム １２・・・ネ　ジ １７・・・ネジ穴 ２３・・・バカ穴 ２Ｂ・・・水平取付用部材 ２８・・・水平取付用部材 ３４・・・記録紙 出 願 人 セイコー電子工業株式会社 代 理 人

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、記録紙の幅方向に所定の間隔を介して対向配置され
   た一対のサイドフレームと、両サイドフレーム間に平行
   的に配置されたプラテンローラ及びサーマルヘッドと、
   プラテンローラを回転する為の駆動ユニットとを含むラ
   インサーマルプリンタにおいて、 一方のサイドフレームの垂直方向一辺部には位置決め部
   が形成されており垂直方向他辺部にはネジ穴が形成され
   ており、 駆動ユニットはモータ、モータの動力をプラテンローラ
   に伝達する為の輪列及びモータと輪列を載置するモータ
   フレームからなり、 該モータフレームは引っかけ部を有しこの引っかけ部を
   サイドフレームの該位置決め部に係合する事によりモー
   タフレームをサイドフレームに対して位置決めするとと
   もにサイドフレームの該ネジ穴に対してモータフレーム
   をネジ止めする事により、駆動ユニットをサイドフレー
   ムに対して分離可能に搭載した事を特徴とするラインサ
   ーマルプリンタ。 ２、モータフレームの垂直方向一辺部及びモータフレー
   ムと幅方向に離間する他方のサイドフレームの垂直方向
   一辺部にプリンタ垂直取付用の部材を各々設けるととも
   に、これらフレームの水平方向一辺部にプリンタ水平取
   付用の部材を各々設ける事を特徴とする請求項１に記載
   のラインサーマルプリンタ。 ３、該プラテンローラは幅方向一端部に固定された駆動
   歯車を有し、該駆動ユニットの輪列はその最終段におい
   て該駆動歯車と分離可能に係合される伝達歯車を有する
   事を特徴とする請求項１に記載のラインサーマルプリン
   タ。