JPH031775Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH031775Y2 JPH031775Y2 JP11629484U JP11629484U JPH031775Y2 JP H031775 Y2 JPH031775 Y2 JP H031775Y2 JP 11629484 U JP11629484 U JP 11629484U JP 11629484 U JP11629484 U JP 11629484U JP H031775 Y2 JPH031775 Y2 JP H031775Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weighing
- pan
- support shaft
- hole
- load
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
- Measurement Of Force In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(考案の目的)
この考案は、上皿はかりの生産における秤皿の
取付作業において障害を除去する手段を提供する
のがその目的である。
取付作業において障害を除去する手段を提供する
のがその目的である。
第2図に示したのは、従来の上皿はかりの一例
である。すなわち、1は荷重検出装置で、荷重の
応力によるひずみを検出してその荷重を計測する
ものであり、この荷重検出装置1は筐体2に収容
固定されている。図示の荷重検出装置1はロード
セルを使用している関係で、筐体2の底壁21か
ら立上る縦メンバー22から横に張出して取付け
てある。3は秤皿で、筐体2の頂壁23を貫通し
て荷重検出装置に前記した応力を伝達する支軸4
の頂端に形成した円板状の頭体41に図示のよう
にネジ止めされている。
である。すなわち、1は荷重検出装置で、荷重の
応力によるひずみを検出してその荷重を計測する
ものであり、この荷重検出装置1は筐体2に収容
固定されている。図示の荷重検出装置1はロード
セルを使用している関係で、筐体2の底壁21か
ら立上る縦メンバー22から横に張出して取付け
てある。3は秤皿で、筐体2の頂壁23を貫通し
て荷重検出装置に前記した応力を伝達する支軸4
の頂端に形成した円板状の頭体41に図示のよう
にネジ止めされている。
上記したような従来の上皿はかりにあつては、
その生産作業において秤皿3を支軸4に取付けた
際、秤皿3の縁枠34と筐体の頂壁23との間の
間隙dが全周において均等になることはほとんど
ない。これは、上皿はかりの各部品がたとえきわ
めて正確な寸度において製作されていたとして
も、ネジどめその他による部品の取付作業の際の
取付誤差が不可避であり、そのため、秤皿3と筐
体の頂壁23とが完全な面平行となることはほと
んどあり得ないからである。このように秤皿3と
筐体の頂壁23との面平行性が不完全であつて
も、実際の秤量には全く差支えないのであるが、
それでははかりの商品価値が低下するだけでな
く、秤量の精密、正確性に対する需要者の信頼性
が損われることも事実である。そこで、生産時に
おけるこのような秤皿と筐体頂壁との面不平行性
の対策としては、各部品の寸法精度の検査を厳密
にするのみならず、一たん組立てた後、調整用押
ネジなどの特殊工具を使用し、荷重検出装置1の
左右前後に対する取付角度を時間をかけて徐々に
調節するなど、そのための所要工数は著しく大き
いのである。この考案は、上記したような、上皿
はかりの生産における障害に対処するためなされ
たものである。
その生産作業において秤皿3を支軸4に取付けた
際、秤皿3の縁枠34と筐体の頂壁23との間の
間隙dが全周において均等になることはほとんど
ない。これは、上皿はかりの各部品がたとえきわ
めて正確な寸度において製作されていたとして
も、ネジどめその他による部品の取付作業の際の
取付誤差が不可避であり、そのため、秤皿3と筐
体の頂壁23とが完全な面平行となることはほと
んどあり得ないからである。このように秤皿3と
筐体の頂壁23との面平行性が不完全であつて
も、実際の秤量には全く差支えないのであるが、
それでははかりの商品価値が低下するだけでな
く、秤量の精密、正確性に対する需要者の信頼性
が損われることも事実である。そこで、生産時に
おけるこのような秤皿と筐体頂壁との面不平行性
の対策としては、各部品の寸法精度の検査を厳密
にするのみならず、一たん組立てた後、調整用押
ネジなどの特殊工具を使用し、荷重検出装置1の
左右前後に対する取付角度を時間をかけて徐々に
調節するなど、そのための所要工数は著しく大き
いのである。この考案は、上記したような、上皿
はかりの生産における障害に対処するためなされ
たものである。
(考案の構成)
以下、第1図に示した一実施例によりこの考案
を説明すれば、この考案において、筐体2および
秤皿3を有する点、ならびに筐体2の構成につい
ては、支軸4の頂面の構成に差異があるほか、第
2図により前記した従来の例の構成と同様である
から記載を省略する。そして、この考案によれ
ば、秤皿3の取付部31の底面および支軸4の頂
面がともに同一径の欠球面5に形成されている。
一方、秤皿の取付部31にはバカ穴32が穿たれ
ており、秤皿3はこのバカ穴32を介して支軸4
にネジ止めされている。なお、図示の例によれ
ば、一枚の板によつて秤皿3を製作するため、取
付部31の底面に形成される欠球面5に対応し、
取付部31の壁体自体が欠球殻状に形成され、こ
れによつて生じた凹所33に取付用のネジ6の頭
部が収容されているほか、ネジ6の頭部の底面も
また対応する球面の一部として形成されている。
しかしながら、ネジ7については図示の形状は必
須ではなく、市販される通常のネジのネジ頭を有
していて、ネジ頭の底面がその周縁において取付
部31に係合すれば充分である。また、図示の例
において支軸4の頂端につば42を形成し、その
表面を全面的に前記球面5に対応する球面とした
のは、秤皿3の支軸4に対する安定をよくするた
めである。
を説明すれば、この考案において、筐体2および
秤皿3を有する点、ならびに筐体2の構成につい
ては、支軸4の頂面の構成に差異があるほか、第
2図により前記した従来の例の構成と同様である
から記載を省略する。そして、この考案によれ
ば、秤皿3の取付部31の底面および支軸4の頂
面がともに同一径の欠球面5に形成されている。
一方、秤皿の取付部31にはバカ穴32が穿たれ
ており、秤皿3はこのバカ穴32を介して支軸4
にネジ止めされている。なお、図示の例によれ
ば、一枚の板によつて秤皿3を製作するため、取
付部31の底面に形成される欠球面5に対応し、
取付部31の壁体自体が欠球殻状に形成され、こ
れによつて生じた凹所33に取付用のネジ6の頭
部が収容されているほか、ネジ6の頭部の底面も
また対応する球面の一部として形成されている。
しかしながら、ネジ7については図示の形状は必
須ではなく、市販される通常のネジのネジ頭を有
していて、ネジ頭の底面がその周縁において取付
部31に係合すれば充分である。また、図示の例
において支軸4の頂端につば42を形成し、その
表面を全面的に前記球面5に対応する球面とした
のは、秤皿3の支軸4に対する安定をよくするた
めである。
この考案は前記のようにしてなり、秤皿3の取
付部31の底面および支軸4の頂面がともに同一
径の欠球面5に形成されている一方、取付部31
にはバカ穴32が穿たれているので、前記したは
かりの生産時において秤皿の取付部31を支軸4
の頂面にのせ、バカ穴32を介してネジどめす
る。このネジ止めに際しては、秤皿の縁枠34と
筐体2の頂壁23との間隙dを全周において目視
するか、または縁枠34のまわりの数ケ所に適当
なゲージを置いてネジ止めを行えば、前記した間
隙dが縁枠34の全周において均等になるように
秤皿3を支軸4に取付けることができる。
付部31の底面および支軸4の頂面がともに同一
径の欠球面5に形成されている一方、取付部31
にはバカ穴32が穿たれているので、前記したは
かりの生産時において秤皿の取付部31を支軸4
の頂面にのせ、バカ穴32を介してネジどめす
る。このネジ止めに際しては、秤皿の縁枠34と
筐体2の頂壁23との間隙dを全周において目視
するか、または縁枠34のまわりの数ケ所に適当
なゲージを置いてネジ止めを行えば、前記した間
隙dが縁枠34の全周において均等になるように
秤皿3を支軸4に取付けることができる。
(考案の効果)
かくして、この考案によれば、上皿はかりの生
産において、秤皿の取付けは単純なネジ止め作業
だけとなり、部品の寸法誤差や取付誤差に対する
補償として工数が多く熟練作業の必要な秤皿位置
の修正作業が抜本的に無用となる結果、上皿はか
りの生産性の向上および生産コストの低下に寄与
するところが多大である。
産において、秤皿の取付けは単純なネジ止め作業
だけとなり、部品の寸法誤差や取付誤差に対する
補償として工数が多く熟練作業の必要な秤皿位置
の修正作業が抜本的に無用となる結果、上皿はか
りの生産性の向上および生産コストの低下に寄与
するところが多大である。
第1図はこの考案装置をそなえる上皿はかりの
一例の要部縦断側面図、第2図は従来の上皿はか
りの一例の要部縦断側面図である。 1は荷重検出装置、2は筐体、21は底壁、2
2は縦メンバー、23は頂壁、3は秤皿、31は
取付部、32はバカ穴、33は凹所、34は縁
枠、4は支軸、41は頭体、5は欠球面、6はネ
ジである。
一例の要部縦断側面図、第2図は従来の上皿はか
りの一例の要部縦断側面図である。 1は荷重検出装置、2は筐体、21は底壁、2
2は縦メンバー、23は頂壁、3は秤皿、31は
取付部、32はバカ穴、33は凹所、34は縁
枠、4は支軸、41は頭体、5は欠球面、6はネ
ジである。
Claims (1)
- 荷重の応力によるひずみを検出して前記荷重を
計測する荷重検出装置1を収容固定する筐体2
と、筐体2の頂壁23を貫通して荷重検出装置1
に前記応力を伝達する支軸4の頂端に取付けた秤
皿3とを有する上皿はかりにおいて、秤皿3の取
付部31の底面および支軸4の頂面をともに同一
径の欠球面5に形成するとともに前記取付部31
にバカ穴32を穿ち、バカ穴32を介して秤皿3
を支軸4にネジ止めできるようにしてなる上皿は
かりの秤皿取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11629484U JPS6132938U (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 上皿はかりの秤皿取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11629484U JPS6132938U (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 上皿はかりの秤皿取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6132938U JPS6132938U (ja) | 1986-02-27 |
JPH031775Y2 true JPH031775Y2 (ja) | 1991-01-18 |
Family
ID=30675238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11629484U Granted JPS6132938U (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 上皿はかりの秤皿取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6132938U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0286977U (ja) * | 1988-12-23 | 1990-07-10 |
-
1984
- 1984-07-31 JP JP11629484U patent/JPS6132938U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6132938U (ja) | 1986-02-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH031775Y2 (ja) | ||
CN110608824B (zh) | 一种六维力传感器 | |
JPH037042B2 (ja) | ||
CN210293519U (zh) | 一种六维力传感器 | |
EP0810067B1 (en) | Method of and instrument for measuring roll diameter in roll grinder | |
EP1288636B1 (en) | Electronic balance | |
US5028807A (en) | Load cell with base plate | |
US4578980A (en) | Angle indicator for hand operated sheet metal brake | |
US4938301A (en) | Electronic balance with scale on top | |
US6955098B2 (en) | Force sensor with two force input elements | |
CN214121216U (zh) | 基于三轴转台的惯性测量单元标定工装 | |
US20170131135A1 (en) | Weigh module with parallel-guiding mechanism module | |
CN214426727U (zh) | 一种三轴光纤陀螺标定工装 | |
JPH0719683Y2 (ja) | ピン穴加工治具 | |
CN114562988A (zh) | 一种数字陀螺仪的超高精度测量装置 | |
JPS6314882B2 (ja) | ||
US6334362B1 (en) | Device for measuring the shearing in the core of a sandwich structure | |
CN212083909U (zh) | 手表机芯齿轮支承定位结构 | |
JPH10227681A (ja) | ロードセル付軸受け | |
JPH0353836Y2 (ja) | ||
JPH0330805Y2 (ja) | ||
CN220322604U (zh) | 一种无扩口管路内旋滚压连接设备动态扭矩校准装置 | |
CN110926295B (zh) | 测量装置 | |
JPS6245144Y2 (ja) | ||
KR20010066655A (ko) | 차량용 휠 얼라인먼트 측정장치의 측정지그 |