JPH0316506B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0316506B2 JPH0316506B2 JP20566688A JP20566688A JPH0316506B2 JP H0316506 B2 JPH0316506 B2 JP H0316506B2 JP 20566688 A JP20566688 A JP 20566688A JP 20566688 A JP20566688 A JP 20566688A JP H0316506 B2 JPH0316506 B2 JP H0316506B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- camshaft
- exhaust
- engine
- ignition plug
- combustion chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 17
- 239000011435 rock Substances 0.000 claims 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 13
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 1
- KJFBVJALEQWJBS-XUXIUFHCSA-N maribavir Chemical compound CC(C)NC1=NC2=CC(Cl)=C(Cl)C=C2N1[C@H]1O[C@@H](CO)[C@H](O)[C@@H]1O KJFBVJALEQWJBS-XUXIUFHCSA-N 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B2275/00—Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
- F02B2275/20—SOHC [Single overhead camshaft]
Landscapes
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、燃焼室中央付近の上方を横断する
1本のカム軸により、それぞれ複数の吸気弁と排
気弁とを開閉する1頭上カム軸式エンジンに関す
るものである。
1本のカム軸により、それぞれ複数の吸気弁と排
気弁とを開閉する1頭上カム軸式エンジンに関す
るものである。
(発明の背景)
従来よりカム軸をエンジン頭部に配設し高速回
転に適合させたいわゆるオーバヘツドカムシヤフ
ト(以下OHCという)エンジンがある。また1
個の燃焼室につき吸気弁および排気弁をそれぞれ
2個づつ設け、吸・排気効率を高めることにより
高出力を追及したいわゆる4バルブエンジンもす
でに知られている。OHCエンジンには吸・排気
弁の間に一本のカム軸を備えたいわゆるシングル
OHC(以下SOHCという)エンジンがあるが、こ
れを前記4バルブエンジンに組合わせる場合には
特にシリンダヘツド周辺のレイアウトが問題にな
る。すなわち、4バルブエンジンの場合には点火
栓はその電極が燃焼室の略中央に臨むように4個
の吸・排気弁に挾まれる位置に配置されるため、
吸気弁と排気弁との間に配設されるカム軸などの
動弁機構と点火栓が接近し、特に点火栓着脱のた
めの空間(着脱孔)を確保することが困難になつ
たりエンジンが大型になるからである。
転に適合させたいわゆるオーバヘツドカムシヤフ
ト(以下OHCという)エンジンがある。また1
個の燃焼室につき吸気弁および排気弁をそれぞれ
2個づつ設け、吸・排気効率を高めることにより
高出力を追及したいわゆる4バルブエンジンもす
でに知られている。OHCエンジンには吸・排気
弁の間に一本のカム軸を備えたいわゆるシングル
OHC(以下SOHCという)エンジンがあるが、こ
れを前記4バルブエンジンに組合わせる場合には
特にシリンダヘツド周辺のレイアウトが問題にな
る。すなわち、4バルブエンジンの場合には点火
栓はその電極が燃焼室の略中央に臨むように4個
の吸・排気弁に挾まれる位置に配置されるため、
吸気弁と排気弁との間に配設されるカム軸などの
動弁機構と点火栓が接近し、特に点火栓着脱のた
めの空間(着脱孔)を確保することが困難になつ
たりエンジンが大型になるからである。
(発明の目的)
この発明はこのような事情に鑑みなされたもの
であり、複数づつの排気弁と吸気弁を持ち、燃焼
室中央に電極が位置するように点火栓を配置した
1頭上カム軸式エンジンであつて、、点火栓の着
脱孔を十分に確保でき、各部のレイアウトを無理
のないものとしつつエンジンの小型化が可能な頭
上カム軸式エンジンを提供することを目的とす
る。
であり、複数づつの排気弁と吸気弁を持ち、燃焼
室中央に電極が位置するように点火栓を配置した
1頭上カム軸式エンジンであつて、、点火栓の着
脱孔を十分に確保でき、各部のレイアウトを無理
のないものとしつつエンジンの小型化が可能な頭
上カム軸式エンジンを提供することを目的とす
る。
(発明の構成)
この発明によればこの目的は、燃焼室中央付近
の上方を横断し1気筒に対し3つのカムを有する
1本のカム軸と、このカム軸を挟んで位置するそ
れぞれ複数の吸気弁および排気弁と、燃焼室中央
付近に電極が臨み前記カム軸に直交する平面上で
一側に傾いた点火栓と、この点火栓の着脱孔の両
側に位置しこの点火栓側の排・吸気弁を開閉する
一対のロツカアームと、反点火栓側の吸・排気弁
を開閉するロツカアームとを備え、前記カム軸に
形成した3つのカムのうち中央のカムが反点火栓
側のロツカアームに摺接し、外側の2つのカムが
点火栓側のロツカアームに摺接することを特徴と
する1頭上カム軸式エンジンにより達成される。
の上方を横断し1気筒に対し3つのカムを有する
1本のカム軸と、このカム軸を挟んで位置するそ
れぞれ複数の吸気弁および排気弁と、燃焼室中央
付近に電極が臨み前記カム軸に直交する平面上で
一側に傾いた点火栓と、この点火栓の着脱孔の両
側に位置しこの点火栓側の排・吸気弁を開閉する
一対のロツカアームと、反点火栓側の吸・排気弁
を開閉するロツカアームとを備え、前記カム軸に
形成した3つのカムのうち中央のカムが反点火栓
側のロツカアームに摺接し、外側の2つのカムが
点火栓側のロツカアームに摺接することを特徴と
する1頭上カム軸式エンジンにより達成される。
(実施例)
以下図面に基いてこの発明を詳細に説明する。
第1図はこの発明の一実施例であるエンジンを
搭載した自動二輪車を一部断面して示す側面図、
第2図はその要部縦断面図、第3図と第4図は同
じく−線および−線断面図である。
搭載した自動二輪車を一部断面して示す側面図、
第2図はその要部縦断面図、第3図と第4図は同
じく−線および−線断面図である。
第1図において符号1はクレードル型メインフ
レーム、2は前輪フオーク、3は前輪、4は後輪
である。5はメインフレーム1を構成するステア
リングヘツドパイプ、6は同じくメインパイプで
あり前端がこのヘツドパイプ5に溶着され略々水
平に後方へ延在する。7は同じくメインフレーム
1を構成するダウンチユーブであり、側面略逆台
形に折曲され前端がヘツドパイプ5にまた後端が
メインパイプ6にそれぞれ溶着されている。また
8はタンクレール、9は補強用ステーである。前
記前輪フオーク2はメインフレーム1のヘツドパ
イプ5に回動自在に軸支されている。10は後輪
4を軸支するリヤアームであり、その前端はメイ
ンフレーム1に上下揺動可能に軸着されると共
に、その後端とメインパイプ6との間には減衰器
付きのばね11が装着されている。
レーム、2は前輪フオーク、3は前輪、4は後輪
である。5はメインフレーム1を構成するステア
リングヘツドパイプ、6は同じくメインパイプで
あり前端がこのヘツドパイプ5に溶着され略々水
平に後方へ延在する。7は同じくメインフレーム
1を構成するダウンチユーブであり、側面略逆台
形に折曲され前端がヘツドパイプ5にまた後端が
メインパイプ6にそれぞれ溶着されている。また
8はタンクレール、9は補強用ステーである。前
記前輪フオーク2はメインフレーム1のヘツドパ
イプ5に回動自在に軸支されている。10は後輪
4を軸支するリヤアームであり、その前端はメイ
ンフレーム1に上下揺動可能に軸着されると共
に、その後端とメインパイプ6との間には減衰器
付きのばね11が装着されている。
12は頭上カム軸型単気筒エンジンであり、前
記ヘツドパイプ5の下後方に位置する。このエン
ジン12は、燃焼室15の中央付近の上方を横断
する1本のカム軸13を持つ。このエンジン12
の上部と下部はそれぞれ前記メインパイプ6とダ
ウンチユーブ7に保持されている。14は排気弁
であり、燃焼室15の前方寄りに2個設けられて
いる。排気通路16はエンジン12の車輛進行方
向に開口し、この排気通路16から出る排気は排
気管17によつて車輛後方へ導かれる。18は吸
気弁であり、燃焼室15の後方寄りに2個設けら
れている。吸気通路19はエンジン12の後方向
きに開口し、ここには気化器20が接続されてい
る。この結果排気弁14と吸気弁18とは、カム
軸13を挟んで前後に位置することになる。排気
弁14と吸気弁18はシリンダブロツク21の上
方に接合されたシリンダヘツド22に設けられ、
このシリンダヘツド22の上方にはシリンダヘツ
ドカバー23が装着されている。これらシリンダ
ヘツド22とシリンダヘツドカバー23との間
に、動弁室が形成され、この動弁室内にカム軸1
3や、後記ロツカアーム32,33,36、ロツ
カアーム軸34,35,37等の動弁系が収容さ
れている。なお、図中24は前記カム軸13に一
体的に設けられたスプロケツトであり、このスプ
ロケツト24と、クランク軸に設けられたスプロ
ケツト25との間にはタイミングチエーン26が
掛け渡され、クランク軸が2回転した時にカム軸
13が1回転する。
記ヘツドパイプ5の下後方に位置する。このエン
ジン12は、燃焼室15の中央付近の上方を横断
する1本のカム軸13を持つ。このエンジン12
の上部と下部はそれぞれ前記メインパイプ6とダ
ウンチユーブ7に保持されている。14は排気弁
であり、燃焼室15の前方寄りに2個設けられて
いる。排気通路16はエンジン12の車輛進行方
向に開口し、この排気通路16から出る排気は排
気管17によつて車輛後方へ導かれる。18は吸
気弁であり、燃焼室15の後方寄りに2個設けら
れている。吸気通路19はエンジン12の後方向
きに開口し、ここには気化器20が接続されてい
る。この結果排気弁14と吸気弁18とは、カム
軸13を挟んで前後に位置することになる。排気
弁14と吸気弁18はシリンダブロツク21の上
方に接合されたシリンダヘツド22に設けられ、
このシリンダヘツド22の上方にはシリンダヘツ
ドカバー23が装着されている。これらシリンダ
ヘツド22とシリンダヘツドカバー23との間
に、動弁室が形成され、この動弁室内にカム軸1
3や、後記ロツカアーム32,33,36、ロツ
カアーム軸34,35,37等の動弁系が収容さ
れている。なお、図中24は前記カム軸13に一
体的に設けられたスプロケツトであり、このスプ
ロケツト24と、クランク軸に設けられたスプロ
ケツト25との間にはタイミングチエーン26が
掛け渡され、クランク軸が2回転した時にカム軸
13が1回転する。
次に第2〜4図に基づいてシリンダヘツド22
付近を説明する。前記2個の排気弁14は前傾す
るようにシリンダヘツド22に並設され、その軸
部14aの上部突出部には弁ばね27が装着さ
れ、この弁ばね27は排気弁14を閉じる方向へ
付勢している。吸気弁18は燃焼室15の後方寄
りに2個並設されている。この吸気弁18は後方
へ傾くように設けられ、その軸部18aの上部突
出部には弁ばね28が装着され、吸気弁18を閉
じる方向へ付勢している。排気弁14と吸気弁1
8とで形成される略V形の空間には、燃焼室15
の中央付近の上方で横断する1本のカム軸13が
シリンダヘツド22とヘツドカバー23との合わ
せ面間に軸支されている。このカム軸13の軸受
は、第3、4図から明らかなようにシリンダ壁の
上方に位置し、両軸受間であつてカム軸13の中
央付近には、吸気弁18を開閉駆動する吸気用の
カム29が1個形成され、このカム29を挾んで
2個の排気用カム30,31が形成されている。
カム軸13の一端には前記スプロケツト24が固
定されている。
付近を説明する。前記2個の排気弁14は前傾す
るようにシリンダヘツド22に並設され、その軸
部14aの上部突出部には弁ばね27が装着さ
れ、この弁ばね27は排気弁14を閉じる方向へ
付勢している。吸気弁18は燃焼室15の後方寄
りに2個並設されている。この吸気弁18は後方
へ傾くように設けられ、その軸部18aの上部突
出部には弁ばね28が装着され、吸気弁18を閉
じる方向へ付勢している。排気弁14と吸気弁1
8とで形成される略V形の空間には、燃焼室15
の中央付近の上方で横断する1本のカム軸13が
シリンダヘツド22とヘツドカバー23との合わ
せ面間に軸支されている。このカム軸13の軸受
は、第3、4図から明らかなようにシリンダ壁の
上方に位置し、両軸受間であつてカム軸13の中
央付近には、吸気弁18を開閉駆動する吸気用の
カム29が1個形成され、このカム29を挾んで
2個の排気用カム30,31が形成されている。
カム軸13の一端には前記スプロケツト24が固
定されている。
32,33は別体に作られた左右一対の排気用
ロツカアームであり、これらは左右一対のロツカ
アーム軸34,35にそれぞれ独立に揺動自在に
軸支され、その一端はそれぞれ前記外側のカム3
0,31に摺接し他端は前記各排気弁14の軸端
部に対向している。なおロツカアーム軸34,3
5は同軸上に配設されているが、両軸間には後記
する点火栓38の着脱孔40が通る間隙が形成さ
れて両ロツカアーム34,35がこの着脱孔40
の両側に位置する。36は吸気用ロツカアームで
あり、1本のロツカアーム軸37により揺動自在
に軸支されている。このロツカアーム36は一端
が前記中央のカム29に摺接すると共に他端は二
股状に分岐しそれぞれ前記した2個の吸気弁18
の軸端部に対向している。38は点火栓であり、
その先端の電極39は各排気弁14および吸気弁
18で囲まれる位置から燃焼室15の略中央に臨
み、2個の排気弁14の間にあつてこの排気弁1
4と略平行となるように取付けられている。すな
わちこの点火栓38はカム軸13に直交する平面
上に位置し、排気弁14側に傾いている。シリン
ダヘツド22とヘツドカバー23には、これら両
者間に形成される動弁室を貫通するように点火栓
38の着脱を行なうための着脱孔40が形成さ
れ、この着脱孔40はエンジン12の斜め前上方
を指向して開口している。このため点火栓38は
エンジン12の斜め前上方から、すなわちヘツド
パイプ5の後下方から着脱可能となる。
ロツカアームであり、これらは左右一対のロツカ
アーム軸34,35にそれぞれ独立に揺動自在に
軸支され、その一端はそれぞれ前記外側のカム3
0,31に摺接し他端は前記各排気弁14の軸端
部に対向している。なおロツカアーム軸34,3
5は同軸上に配設されているが、両軸間には後記
する点火栓38の着脱孔40が通る間隙が形成さ
れて両ロツカアーム34,35がこの着脱孔40
の両側に位置する。36は吸気用ロツカアームで
あり、1本のロツカアーム軸37により揺動自在
に軸支されている。このロツカアーム36は一端
が前記中央のカム29に摺接すると共に他端は二
股状に分岐しそれぞれ前記した2個の吸気弁18
の軸端部に対向している。38は点火栓であり、
その先端の電極39は各排気弁14および吸気弁
18で囲まれる位置から燃焼室15の略中央に臨
み、2個の排気弁14の間にあつてこの排気弁1
4と略平行となるように取付けられている。すな
わちこの点火栓38はカム軸13に直交する平面
上に位置し、排気弁14側に傾いている。シリン
ダヘツド22とヘツドカバー23には、これら両
者間に形成される動弁室を貫通するように点火栓
38の着脱を行なうための着脱孔40が形成さ
れ、この着脱孔40はエンジン12の斜め前上方
を指向して開口している。このため点火栓38は
エンジン12の斜め前上方から、すなわちヘツド
パイプ5の後下方から着脱可能となる。
41はシリンダヘツド22に形成された冷却風
通路であり、その前部開口42は2個の排気弁1
4,14の間を通りエンジン12の前方を指向
し、その後部開口43は2個の吸気弁18,18
の間を通りエンジン12の後方を指向している。
この冷却風通路41は点火栓38付近において前
記着脱孔40と合流すると共に、前記カム軸13
の下方を通るように形成されている。なおこの実
施例では第3、4図に明らかなように、点火栓3
8において前記冷却風通路41に直交する横方向
の放熱路44がシリンダヘツド23に形成されて
いる。この放熱路44は前記スプロケツト24と
反対の側面が横方向に開口している。
通路であり、その前部開口42は2個の排気弁1
4,14の間を通りエンジン12の前方を指向
し、その後部開口43は2個の吸気弁18,18
の間を通りエンジン12の後方を指向している。
この冷却風通路41は点火栓38付近において前
記着脱孔40と合流すると共に、前記カム軸13
の下方を通るように形成されている。なおこの実
施例では第3、4図に明らかなように、点火栓3
8において前記冷却風通路41に直交する横方向
の放熱路44がシリンダヘツド23に形成されて
いる。この放熱路44は前記スプロケツト24と
反対の側面が横方向に開口している。
以上のように構成されたエンジン12におい
て、このエンジン12を搭載した自動二輪車が走
行すると、その走行風は冷却風通路41の前部開
口42から流入し、点火栓38に当たつてこの点
火栓38を十分に冷却する。この点火栓38を冷
却した後、この冷却風は後部開口43から後方に
抜ける。冷却風は点火栓38に当たつた時に点火
栓38の取付け面にも十分に当たる。このシリン
ダヘツド23には放熱路44が形成されているの
で、前記前部開口42から入る冷却風は点火栓3
8に当たつた時にその流れが乱され放熱路44内
に乱流を生成する。従つてシリンダヘツド22の
冷却は一層促進される。なお、冷却風通路41に
は点火栓38の着脱孔40が連通しているが、そ
の上方の開口付近には、走行風による負圧が発生
するので、点火栓38付近の冷却風はこの着脱孔
40からも吸い出される。従つて前部開口42か
らの冷却風の流入は一層促進され、冷却効果が増
す。
て、このエンジン12を搭載した自動二輪車が走
行すると、その走行風は冷却風通路41の前部開
口42から流入し、点火栓38に当たつてこの点
火栓38を十分に冷却する。この点火栓38を冷
却した後、この冷却風は後部開口43から後方に
抜ける。冷却風は点火栓38に当たつた時に点火
栓38の取付け面にも十分に当たる。このシリン
ダヘツド23には放熱路44が形成されているの
で、前記前部開口42から入る冷却風は点火栓3
8に当たつた時にその流れが乱され放熱路44内
に乱流を生成する。従つてシリンダヘツド22の
冷却は一層促進される。なお、冷却風通路41に
は点火栓38の着脱孔40が連通しているが、そ
の上方の開口付近には、走行風による負圧が発生
するので、点火栓38付近の冷却風はこの着脱孔
40からも吸い出される。従つて前部開口42か
らの冷却風の流入は一層促進され、冷却効果が増
す。
点火栓38を着脱する場合には、ヘツドパイプ
5の後方から着脱孔40に工具を挿入し作業を行
えばよい。ヘツドパイプの下後方には比較的大き
な空間が有るので、作業性も良い。
5の後方から着脱孔40に工具を挿入し作業を行
えばよい。ヘツドパイプの下後方には比較的大き
な空間が有るので、作業性も良い。
(発明の効果)
本発明は以上のように、燃焼室中央付近の上方
を横断する1本のカム軸に3つのカムを設け、こ
のカム軸を挟んでそれぞれ複数の吸気弁および排
気弁を配置し、点火栓をその電極が燃焼室中央付
近に位置するようにカム軸に直交する平面上で一
側に傾けて配置し、点火栓側の排気または吸気弁
を点火栓着脱孔を挟む一対のロツカーアームを介
して外側の2つのカムにより開閉し、反点火栓側
の吸気または排気弁を中央のカムによりロツカア
ームを介して開閉するように構成したものである
から、この点火栓の着脱孔とロツカアームとの干
渉を避けつつ十分な着脱孔のための空間を確保す
ることができ、シリンダヘツドの各部材の無理の
ない配置が可能になる。またカム軸には3つのカ
ムを設けて中央のカムにより反点火栓側の複数の
弁を開閉するから、カム軸の長さ方向の寸法を小
さくし、シリンダヘツドの小型化が可能になる。
を横断する1本のカム軸に3つのカムを設け、こ
のカム軸を挟んでそれぞれ複数の吸気弁および排
気弁を配置し、点火栓をその電極が燃焼室中央付
近に位置するようにカム軸に直交する平面上で一
側に傾けて配置し、点火栓側の排気または吸気弁
を点火栓着脱孔を挟む一対のロツカーアームを介
して外側の2つのカムにより開閉し、反点火栓側
の吸気または排気弁を中央のカムによりロツカア
ームを介して開閉するように構成したものである
から、この点火栓の着脱孔とロツカアームとの干
渉を避けつつ十分な着脱孔のための空間を確保す
ることができ、シリンダヘツドの各部材の無理の
ない配置が可能になる。またカム軸には3つのカ
ムを設けて中央のカムにより反点火栓側の複数の
弁を開閉するから、カム軸の長さ方向の寸法を小
さくし、シリンダヘツドの小型化が可能になる。
第1図はこの発明の一実施例であるエンジンを
搭載した自動二輪車を一部断面して示す側面図、
第2図はその要部縦断面図、第3図と第4図は同
じく−線および−線断面図である。 12……頭上カム軸型エンジン、13……カム
軸、14……排気弁、15……燃焼室、18……
吸気弁、29,30,31……カム、32,3
3,36……ロツカアーム、34,35,37…
…ロツカアーム軸、38……点火栓、39……電
極、40……着脱孔。
搭載した自動二輪車を一部断面して示す側面図、
第2図はその要部縦断面図、第3図と第4図は同
じく−線および−線断面図である。 12……頭上カム軸型エンジン、13……カム
軸、14……排気弁、15……燃焼室、18……
吸気弁、29,30,31……カム、32,3
3,36……ロツカアーム、34,35,37…
…ロツカアーム軸、38……点火栓、39……電
極、40……着脱孔。
Claims (1)
- 1 燃焼室中央付近の上方を横断し1気筒に対し
3つのカムを有する1本のカム軸と、このカム軸
を挟んで位置するそれぞれ複数の吸気弁および排
気弁と、燃焼室中央付近に電極が臨み前記カム軸
に直交する平面上で一側に傾いた点火栓と、この
点火栓の着脱孔の両側に位置しこの点火栓側の
排・吸気弁を開閉する一対のロツカアームと、反
点火栓側の吸・排気弁を開閉するロツカアームと
を備え、前記カム軸に形成した3つのカムのうち
中央のカムが反点火栓側のロツカアームに摺接
し、外側の2つのカムが点火栓側のロツカアーム
に摺接することを特徴とする1頭上カム軸式エン
ジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20566688A JPS6477738A (en) | 1988-08-20 | 1988-08-20 | Engine having one overhead camshaft |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20566688A JPS6477738A (en) | 1988-08-20 | 1988-08-20 | Engine having one overhead camshaft |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6477738A JPS6477738A (en) | 1989-03-23 |
JPH0316506B2 true JPH0316506B2 (ja) | 1991-03-05 |
Family
ID=16510678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20566688A Granted JPS6477738A (en) | 1988-08-20 | 1988-08-20 | Engine having one overhead camshaft |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6477738A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2931983B2 (ja) * | 1989-06-30 | 1999-08-09 | ジーイー横河メディカルシステム株式会社 | 放射線治療システム |
JPH0811930B2 (ja) * | 1990-04-13 | 1996-02-07 | 本田技研工業株式会社 | Sohc型多気筒内燃機関 |
-
1988
- 1988-08-20 JP JP20566688A patent/JPS6477738A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6477738A (en) | 1989-03-23 |
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