JPH03164784A - ホログラムおよびその製造方法 - Google Patents
ホログラムおよびその製造方法Info
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- JPH03164784A JPH03164784A JP30577389A JP30577389A JPH03164784A JP H03164784 A JPH03164784 A JP H03164784A JP 30577389 A JP30577389 A JP 30577389A JP 30577389 A JP30577389 A JP 30577389A JP H03164784 A JPH03164784 A JP H03164784A
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- JP
- Japan
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- group
- hydrogen atom
- formula
- structural unit
- methacrylate
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明はホログラムおよびその製造方法に関する。
[従来の技術]
ホログラムは、レーザ光等の干渉性を有する光の干渉波
面を屈折率分布または光吸収(濃淡)分布として記録し
たものであり、立体写真、バーコード読取り装置のビー
ムスキャナ等の光学素子、航空機および自動車等のヘッ
ドアップデイスプレィなどに用いられている。
面を屈折率分布または光吸収(濃淡)分布として記録し
たものであり、立体写真、バーコード読取り装置のビー
ムスキャナ等の光学素子、航空機および自動車等のヘッ
ドアップデイスプレィなどに用いられている。
ホログラムを上記の用途に用いるためには、ホログラム
が下記の特性を有していることが必要である。
が下記の特性を有していることが必要である。
(I)回折効率が高いこと。
(2)耐湿性、耐熱性、耐光性に優れていること。
(3)無色透明であること。
(4)ヘイズが少ないこと。
ホログラム用の材料としては、漂白処理銀塩、フォトレ
ジスト、サーモプラスチック、重クロム酸ゼラチン、無
機ガラス系材料、強誘電体などが知られており、これら
のうち、漂白処理銀塩および重クロム酸ゼラチンは実用
化されている。
ジスト、サーモプラスチック、重クロム酸ゼラチン、無
機ガラス系材料、強誘電体などが知られており、これら
のうち、漂白処理銀塩および重クロム酸ゼラチンは実用
化されている。
[発明が解決しようとする課題]
上記の漂白処理銀塩を用いてホログラムを製造する場合
には、煩雑な処理が必要となること、得られたホログラ
ムの耐光性が劣ることなどの欠点がある。また、重クロ
ム酸ゼラチンが与えるホログラムは耐湿性および耐熱性
に劣ることなどの欠点を有する。
には、煩雑な処理が必要となること、得られたホログラ
ムの耐光性が劣ることなどの欠点がある。また、重クロ
ム酸ゼラチンが与えるホログラムは耐湿性および耐熱性
に劣ることなどの欠点を有する。
本発明の1つの目的は、可視光線に対する透明性、耐有
機溶媒性および耐熱性が良好であり、かつ高い回折効率
を有するホログラムを提供することにある。本発明の他
の1つの目的は上記のホログラムを製造する方法を提供
することにある。
機溶媒性および耐熱性が良好であり、かつ高い回折効率
を有するホログラムを提供することにある。本発明の他
の1つの目的は上記のホログラムを製造する方法を提供
することにある。
[課題を解決するための手段]
本発明によれば、上記の1つの目的は、下記−般式(I
)で示される構造単位(以下、これを構造単位(I)と
称する)を2〜99モル%、下記一般式(n)で示され
る構造単位(以下、これを構造単位(n)と称する)を
0〜97モル%、および下記一般式(I[I)で示され
る構造単位(以下、これを構造単位(I[[)と称する
)を1〜98モル%有する重合体(A)と、置換基を有
していてもよい芳香族アルデヒドおよび芳香族ケトンか
らなる群より選ばれる化合物(B)とからなる組成物か
らなるホログラムを提供することにより達成される。
)で示される構造単位(以下、これを構造単位(I)と
称する)を2〜99モル%、下記一般式(n)で示され
る構造単位(以下、これを構造単位(n)と称する)を
0〜97モル%、および下記一般式(I[I)で示され
る構造単位(以下、これを構造単位(I[[)と称する
)を1〜98モル%有する重合体(A)と、置換基を有
していてもよい芳香族アルデヒドおよび芳香族ケトンか
らなる群より選ばれる化合物(B)とからなる組成物か
らなるホログラムを提供することにより達成される。
構造単位(I):
II
[式中、xlは水素原子またはアルキル基を表し、Yl
はシクロアルケニル基または下記一般式で示される基を
表す。ここで、zlは21il!iの炭化水素基を表し
、R’、 R”およびR3はそれぞれ水素原子、アルキ
ル基またはアルケニル基を表す。]構造単位(■): !意 [式中、X!は水素原子またはアルキル基を表し、Y2
はフェニル基、アルコキシカルボニル基またはカルバモ
イル基を表し、構造単位(■)における水素原子はフッ
素原子によって置換されていてもよい。〕 構造単位(■): 3 [式中、x3は水素原子またはアルキル基を表し、2!
は2価の炭化水素基を表し、R4、R5およびR6はそ
れぞれ水素原子またはアルキル基を表す。]本発明に用
いられる組成物を構成する重合体(A)は構造単位(I
)を5〜98モル%含み、かつ構造単位(III)を2
〜95モル%含む場合が好ましく、構造単位(I)およ
び構造単位(I[[)をそれぞれ20〜40モル%含む
場合がより好ましい。
はシクロアルケニル基または下記一般式で示される基を
表す。ここで、zlは21il!iの炭化水素基を表し
、R’、 R”およびR3はそれぞれ水素原子、アルキ
ル基またはアルケニル基を表す。]構造単位(■): !意 [式中、X!は水素原子またはアルキル基を表し、Y2
はフェニル基、アルコキシカルボニル基またはカルバモ
イル基を表し、構造単位(■)における水素原子はフッ
素原子によって置換されていてもよい。〕 構造単位(■): 3 [式中、x3は水素原子またはアルキル基を表し、2!
は2価の炭化水素基を表し、R4、R5およびR6はそ
れぞれ水素原子またはアルキル基を表す。]本発明に用
いられる組成物を構成する重合体(A)は構造単位(I
)を5〜98モル%含み、かつ構造単位(III)を2
〜95モル%含む場合が好ましく、構造単位(I)およ
び構造単位(I[[)をそれぞれ20〜40モル%含む
場合がより好ましい。
上記の構造単位(I)におけるXl、構造単位(II)
におけるX!および構造単位(Illr)におけるX3
がそれぞれ表すアルキル基としては、メチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基などの炭素
数が4以下の低級アルキル基が好ましい。
におけるX!および構造単位(Illr)におけるX3
がそれぞれ表すアルキル基としては、メチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基などの炭素
数が4以下の低級アルキル基が好ましい。
また構造単位(r)におけろR’、 R’およびR3な
らびに構造単位Crfl)におけるR’、R’およびR
@がそれぞれ表すアルキル基は分岐鎖または任意の置換
基を有していてもよく、メチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、ブチル基、アミル基、ヘキシル基
、ヘプチル基、オクチル基などの炭素数が8以下の低級
アルキル基が好ましい。上記の1、R1およびR3がそ
れぞれ表すアルケニル基は2−ブテニル基、3−メチル
−2−ブテニル基、3−ペンテニル基、4−メチル−3
−ペンテニル基が好ましい。構造単位(I)におけるz
lおよび構造単位(III)におけるz2がそれぞれ表
す2価の炭化水素基としては分岐鎖を有していてもよい
炭素数2〜8のアルキレン基が好ましい。構造単位(I
)におけるYlの好適例として、アリル基;2−ブテニ
ル基、3−ブテニル基、2−メチル−2−プロペニル基
:2−へブテニル基、3−へブテニル基、4−へブテニ
ル基、2−メチル−2−ブテニル基、3−−メチル−2
−ブテニル基、2−エチル−2−プロペニル基、2−メ
チル−3−ブテニル基、1.2−ジメチル−2−プロペ
ニル基;2−へキセニル基、3−へキセニル基、4−へ
キセニル基、5−へキセニル基、1.1−ジメチル−2
−ブテニル基、■、2−ジメチルー2−ブテニル基、1
.3−ツメチル−2−ブテニル基、2.3−ジメチル−
2−ブテニル基、3−メチル−2−へブテニル基、2−
メチル−2−ヘプテニル基;2−メチル−2−シクロへ
キセニル基、3−メチル−2−シクロへキセニル基、ゲ
ラニル基、イソゲラニル基、ネリル基、ラバンジュリル
基、6−メチルゲラニル基、1−メチルゲラニル基、6
−エチルゲラニル基、ペリリル基、ファルネ奮ル基、ゲ
ラニルゲラニル基、β−シクロゲラニルゲラニル基など
を挙げることができる。構造単位(n)におけるY!が
表すアルコキシカルボニル基の好適例としては、メトキ
シカルボニル基、エトキシカルボ拳・ル基、プロポキシ
カルボニル基、ブトキシカルボニル基、ペンタノキシカ
ルボニル基、ヘキサノキシカルボニル基、ヘプタノキシ
カルボニル基、シクロヘキサノキシカルボニル基などを
挙げることができる。
らびに構造単位Crfl)におけるR’、R’およびR
@がそれぞれ表すアルキル基は分岐鎖または任意の置換
基を有していてもよく、メチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、ブチル基、アミル基、ヘキシル基
、ヘプチル基、オクチル基などの炭素数が8以下の低級
アルキル基が好ましい。上記の1、R1およびR3がそ
れぞれ表すアルケニル基は2−ブテニル基、3−メチル
−2−ブテニル基、3−ペンテニル基、4−メチル−3
−ペンテニル基が好ましい。構造単位(I)におけるz
lおよび構造単位(III)におけるz2がそれぞれ表
す2価の炭化水素基としては分岐鎖を有していてもよい
炭素数2〜8のアルキレン基が好ましい。構造単位(I
)におけるYlの好適例として、アリル基;2−ブテニ
ル基、3−ブテニル基、2−メチル−2−プロペニル基
:2−へブテニル基、3−へブテニル基、4−へブテニ
ル基、2−メチル−2−ブテニル基、3−−メチル−2
−ブテニル基、2−エチル−2−プロペニル基、2−メ
チル−3−ブテニル基、1.2−ジメチル−2−プロペ
ニル基;2−へキセニル基、3−へキセニル基、4−へ
キセニル基、5−へキセニル基、1.1−ジメチル−2
−ブテニル基、■、2−ジメチルー2−ブテニル基、1
.3−ツメチル−2−ブテニル基、2.3−ジメチル−
2−ブテニル基、3−メチル−2−へブテニル基、2−
メチル−2−ヘプテニル基;2−メチル−2−シクロへ
キセニル基、3−メチル−2−シクロへキセニル基、ゲ
ラニル基、イソゲラニル基、ネリル基、ラバンジュリル
基、6−メチルゲラニル基、1−メチルゲラニル基、6
−エチルゲラニル基、ペリリル基、ファルネ奮ル基、ゲ
ラニルゲラニル基、β−シクロゲラニルゲラニル基など
を挙げることができる。構造単位(n)におけるY!が
表すアルコキシカルボニル基の好適例としては、メトキ
シカルボニル基、エトキシカルボ拳・ル基、プロポキシ
カルボニル基、ブトキシカルボニル基、ペンタノキシカ
ルボニル基、ヘキサノキシカルボニル基、ヘプタノキシ
カルボニル基、シクロヘキサノキシカルボニル基などを
挙げることができる。
また構造単位([[)における基
としでは、2.3−エポキシプロピル基、2.3−エポ
キシブチル基、3.4−エポキシブチル基、2.3−エ
ポキシ−2−メチルプロピル基、2−メチル−2,3−
エポキシブチル基、3−メチル−2,3−エポキシブチ
ル基、2.3−エポキシヘプチル基、5.6−エポキシ
へブチル基、3−メチル−2,3−エポキシブチル基、
4−メチル−2,3−エポキシへブチル基、4−メチル
−5,6−エポキシヘプチル基などが挙げられる。
キシブチル基、3.4−エポキシブチル基、2.3−エ
ポキシ−2−メチルプロピル基、2−メチル−2,3−
エポキシブチル基、3−メチル−2,3−エポキシブチ
ル基、2.3−エポキシヘプチル基、5.6−エポキシ
へブチル基、3−メチル−2,3−エポキシブチル基、
4−メチル−2,3−エポキシへブチル基、4−メチル
−5,6−エポキシヘプチル基などが挙げられる。
重合体(A)はα位がアルキル基によって置換されてい
てもよいアクリル酸またはそのエステルの単独重合また
は構造単位(II)を形成するコモノマーとの共重合に
より重合体を得、ついで該重合体と基Y1を有するアル
コールおよび基Y3を有するアルコールとの混合物を反
応させるか、または構造単位(I)を形成するアクリル
酸誘導体と構造単位(I[[)を形成するアクリル酸誘
導体との共重合またの共重合により製造することができ
る。
てもよいアクリル酸またはそのエステルの単独重合また
は構造単位(II)を形成するコモノマーとの共重合に
より重合体を得、ついで該重合体と基Y1を有するアル
コールおよび基Y3を有するアルコールとの混合物を反
応させるか、または構造単位(I)を形成するアクリル
酸誘導体と構造単位(I[[)を形成するアクリル酸誘
導体との共重合またの共重合により製造することができ
る。
構造単位(I)を形成するアクリル酸誘導体としては、
アリルメタクリレート、アリルアクリレート、2(また
は3)−ブテニルメタクリレート、2(または3)−ブ
テニルアクリレート、2−メチル−2−プロペニルメタ
クリレート、2−メチル−2−プロペニルアクリレート
、2(または3または4)−へブテニルメタクリレート
、2(または3または4)−へブテニルアクリレート、
2−メチル−2(または3)−ブテニルメタクリレート
、2−メチル−2(または3)−ブテニルアクリレート
、2−エチル−2−プロペニルメタクリレート、2−エ
チル−2−プロペニルアクリレート、1.2−ジメチル
−2−プロペニルメタクリレート、l、2−ジメチル−
2−プロペニルアクリレート、2(または3または4ま
たは5)−へキセニルメタクリレート、2(または3ま
たは4または5)−へキセニルアクリレート、1,1
(または1.2または1.3または2.3)−ジメチル
−2−ブテニルメタクリレート、1.1(または1.2
または1.3または2,3)−ジメチル−2−ブテニル
アクリレート、2(または3)−メチル−2−へブテニ
ルメタクリレート、2(または3)−メチル−2−ヘプ
テニルアクリレートなどのアルコール残基が鎖状になっ
ているアクリル酸誘導体;2(または3)−メチル−2
−シクロへキセニルメタクリレート、2(または3)−
メチル−2−シクロヘキセニルアクリレートなどのアル
コール残基が環状になっているアクリル酸誘導体:ゲラ
ニルメタクリレート、ゲラニルアクリレート、ネリルメ
タクリレート、ネリルアクリレート、イソゲラニルメタ
クリレート、イソゲラニルアクリレート、ラバンジュリ
ルメタクリレート、ラバンジュリルアクリレート、6−
メチルゲラニルメタクリレート、リレート、6−エチル
ゲラニルメタクリレート、6−エチルゲラニルアクリレ
ート、ペリリルメタクリレート、ペリリルアクリレート
等の非共役二重結合を2個有する鎖状または環状のテル
ペン系アルコールとアクリル酸またはメタクリル酸との
エステル;ファルネシルメタクリレート、ファルネシル
アクリレート、ゲラニルゲラニルメタクリレート、ゲラ
ニルゲラニルアクリレート、β−シクロゲラニルゲラニ
ルメタクリレート、β−シクロゲラニルゲラニルアクリ
レート等の非兵役二重結合を3個以上有する鎖状または
環状のテルペン系アルコールとアクリル酸またはメタク
リル酸とのエステルが挙げられる。これらの中で、アリ
ルメタクリレート、2−メチル−2−プロペニルメタク
リレート、2−ブテニルメタクリレート、2−メチル−
2−ブテニルメタクリレート、2−へキセニルメタクリ
レート、3−へキセニルメタクリレート、ゲラニルメタ
クリレートが、原料となるアルコールの入手のし易さ、
エステル合成ひし易さの点から好ましい。
アリルメタクリレート、アリルアクリレート、2(また
は3)−ブテニルメタクリレート、2(または3)−ブ
テニルアクリレート、2−メチル−2−プロペニルメタ
クリレート、2−メチル−2−プロペニルアクリレート
、2(または3または4)−へブテニルメタクリレート
、2(または3または4)−へブテニルアクリレート、
2−メチル−2(または3)−ブテニルメタクリレート
、2−メチル−2(または3)−ブテニルアクリレート
、2−エチル−2−プロペニルメタクリレート、2−エ
チル−2−プロペニルアクリレート、1.2−ジメチル
−2−プロペニルメタクリレート、l、2−ジメチル−
2−プロペニルアクリレート、2(または3または4ま
たは5)−へキセニルメタクリレート、2(または3ま
たは4または5)−へキセニルアクリレート、1,1
(または1.2または1.3または2.3)−ジメチル
−2−ブテニルメタクリレート、1.1(または1.2
または1.3または2,3)−ジメチル−2−ブテニル
アクリレート、2(または3)−メチル−2−へブテニ
ルメタクリレート、2(または3)−メチル−2−ヘプ
テニルアクリレートなどのアルコール残基が鎖状になっ
ているアクリル酸誘導体;2(または3)−メチル−2
−シクロへキセニルメタクリレート、2(または3)−
メチル−2−シクロヘキセニルアクリレートなどのアル
コール残基が環状になっているアクリル酸誘導体:ゲラ
ニルメタクリレート、ゲラニルアクリレート、ネリルメ
タクリレート、ネリルアクリレート、イソゲラニルメタ
クリレート、イソゲラニルアクリレート、ラバンジュリ
ルメタクリレート、ラバンジュリルアクリレート、6−
メチルゲラニルメタクリレート、リレート、6−エチル
ゲラニルメタクリレート、6−エチルゲラニルアクリレ
ート、ペリリルメタクリレート、ペリリルアクリレート
等の非共役二重結合を2個有する鎖状または環状のテル
ペン系アルコールとアクリル酸またはメタクリル酸との
エステル;ファルネシルメタクリレート、ファルネシル
アクリレート、ゲラニルゲラニルメタクリレート、ゲラ
ニルゲラニルアクリレート、β−シクロゲラニルゲラニ
ルメタクリレート、β−シクロゲラニルゲラニルアクリ
レート等の非兵役二重結合を3個以上有する鎖状または
環状のテルペン系アルコールとアクリル酸またはメタク
リル酸とのエステルが挙げられる。これらの中で、アリ
ルメタクリレート、2−メチル−2−プロペニルメタク
リレート、2−ブテニルメタクリレート、2−メチル−
2−ブテニルメタクリレート、2−へキセニルメタクリ
レート、3−へキセニルメタクリレート、ゲラニルメタ
クリレートが、原料となるアルコールの入手のし易さ、
エステル合成ひし易さの点から好ましい。
また構造単位(I[[)を形成するアクリル酸誘導体と
しては、2.3−エポキシプロビルメタクリレート、2
.3−エポキシプロピルアクリレート、2.3−エポキ
シブチルメタクリレート、2.3−エポキシブチルアク
リレート、3.4−エポキシブチルメタクリレート、3
.4−エポキシブチルアクリレート、2−メチル−2,
3−エポキシプロピルメタクリレート、2−メチル−2
,3−エポキシプロピルアクリレート、2,3−エポキ
シへブチルメタクリレート、5.6−エポキシへブチル
メタクリレート、2.3−エポキシへブチルアクリレ−
)、5.6−エポキシへブチルアクリレート、2(また
は3)−メチル−2,3−エポキシブチルメタクリレー
ト、2(または3)−メチル−2,3−エポキシブチル
アクリレート、4−メチル−2,3−エポキシへブチル
メタクリレート、4−メチル−5,6−エポキシへブチ
ルアクリレートが挙げられる。これらの中で、2.3−
エポキシプロピルメタクリレート、2.3−エポキシプ
ロピルメタクリレート、2.3−エポキシブチルメタク
リレ−)、a、4−エポキシブチルメタクリレートがエ
ステルの合成のし易さの点から好ましい。
しては、2.3−エポキシプロビルメタクリレート、2
.3−エポキシプロピルアクリレート、2.3−エポキ
シブチルメタクリレート、2.3−エポキシブチルアク
リレート、3.4−エポキシブチルメタクリレート、3
.4−エポキシブチルアクリレート、2−メチル−2,
3−エポキシプロピルメタクリレート、2−メチル−2
,3−エポキシプロピルアクリレート、2,3−エポキ
シへブチルメタクリレート、5.6−エポキシへブチル
メタクリレート、2.3−エポキシへブチルアクリレ−
)、5.6−エポキシへブチルアクリレート、2(また
は3)−メチル−2,3−エポキシブチルメタクリレー
ト、2(または3)−メチル−2,3−エポキシブチル
アクリレート、4−メチル−2,3−エポキシへブチル
メタクリレート、4−メチル−5,6−エポキシへブチ
ルアクリレートが挙げられる。これらの中で、2.3−
エポキシプロピルメタクリレート、2.3−エポキシプ
ロピルメタクリレート、2.3−エポキシブチルメタク
リレ−)、a、4−エポキシブチルメタクリレートがエ
ステルの合成のし易さの点から好ましい。
構造単位(If)を形成するコモノマーとしてはメタク
リル酸:メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メ
タクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル
酸ペンチル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸アミ
ル、メタクリル酸シクロヘキシルなどのメタクリル酸ア
ルキルエステル;アクリル酸;アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル
、アクリル酸ペンチル、アクリル酸ヘキシル、アクリル
酸アミル、アクリル酸シクロヘキシルなどのアクリル酸
アルキルエステル:メタクリル酸アミド;アクリル酸ア
ミド;スチレン、α−メチルスチレンなどの置換スチレ
ンなどが挙げられる。構造単位(n)における水素原子
はフッ素原子によって置換されていてもよい。
リル酸:メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メ
タクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル
酸ペンチル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸アミ
ル、メタクリル酸シクロヘキシルなどのメタクリル酸ア
ルキルエステル;アクリル酸;アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル
、アクリル酸ペンチル、アクリル酸ヘキシル、アクリル
酸アミル、アクリル酸シクロヘキシルなどのアクリル酸
アルキルエステル:メタクリル酸アミド;アクリル酸ア
ミド;スチレン、α−メチルスチレンなどの置換スチレ
ンなどが挙げられる。構造単位(n)における水素原子
はフッ素原子によって置換されていてもよい。
重合体(A)はゲルパーミェーションクロマトグラフィ
により求めたポリスチレン換算の数平均分子Iが1,0
00〜1,000,000の範囲にあるものが好ましい
。重合体(A)は数平均分子量が100,000〜8(
to、00Gの範囲にあるものがより好ましい。
により求めたポリスチレン換算の数平均分子Iが1,0
00〜1,000,000の範囲にあるものが好ましい
。重合体(A)は数平均分子量が100,000〜8(
to、00Gの範囲にあるものがより好ましい。
化合物(B)としては例えば置換基を有してもよいベン
ズアルデヒド、ベンゾフェノンまたはその誘導体が挙げ
られ、具体的には下記の一般式(I’i’)、一般式(
■)または一般式(VI)で示される。
ズアルデヒド、ベンゾフェノンまたはその誘導体が挙げ
られ、具体的には下記の一般式(I’i’)、一般式(
■)または一般式(VI)で示される。
x″
[式中、x4、x5、X@、x7、X″、x9、Xl0
1Xl+およびx′!はそれぞれ水素原子、炭素数7以
下のアルキル基もしくはアルコキシ基、またはハロゲン
原子を表し、X13、x′4、X15、xlll、XI
?およびX ’ ” i;iそれぞれ水素原子またはハ
ロゲン原子を表し、nは0,1または2である。] 好ましい化合物(B)としてはベンゾフェノン;3(ま
たは4)−メチルベンゾフェノン、3(または4)−メ
トキシベンゾフェノン、3.3°(または4.4°)−
ジメチルベンゾフェノン、3.3°(または4,4°)
−ジメトキシベンゾフェノン、2.3(または2.4)
−クロルベンゾフェノン、3.4.5−)ジメトキシベ
ンゾフェノンなどの置換ベンゾフェノン:3−ベンゾイ
ルベンゾフェノン;3(または4)−メチルベンゾイル
−3°(または4゛)−メチルベンゾフェノン:3(ま
たは4)−メトキシベンゾイル−3′(または4゛)−
メトキシベンゾフェノン、3.3°−ジベンゾイルベン
ゾフェノン、1.3.5− トリベンゾイルベンゼンな
どのメタ置換型のベンゾフェノン;ベンズアルデヒド;
3(または4)−メチルベンズアルデヒド、3(または
4)−メトキシベンズアルデヒド、3.4−ジメチルベ
ンズアルデヒド、3.4−ジメトキシベンズアルデヒド
などの置換ベンズアルデヒドを挙げることができる。こ
れらの中でもベンズアルデヒド、ベンゾフェノン、3−
ベンゾイルベンゾフェノン、3.3゛−ジベンゾイルベ
ンゾフェノンおよび1,3.5−トリベンゾイルベンゼ
ンが合成のし易さから好ましく、また3−ベンゾイルベ
ンゾフェノンおよび1,3.5− )リベンゾイルベン
ゼン・が、光反応性が良好であり、露光部と非露光部と
の屈折率差を大きくすることが可能であり、製造される
ホログラムの耐溶剤性および耐熱性が高い点で、特に好
ましい。
1Xl+およびx′!はそれぞれ水素原子、炭素数7以
下のアルキル基もしくはアルコキシ基、またはハロゲン
原子を表し、X13、x′4、X15、xlll、XI
?およびX ’ ” i;iそれぞれ水素原子またはハ
ロゲン原子を表し、nは0,1または2である。] 好ましい化合物(B)としてはベンゾフェノン;3(ま
たは4)−メチルベンゾフェノン、3(または4)−メ
トキシベンゾフェノン、3.3°(または4.4°)−
ジメチルベンゾフェノン、3.3°(または4,4°)
−ジメトキシベンゾフェノン、2.3(または2.4)
−クロルベンゾフェノン、3.4.5−)ジメトキシベ
ンゾフェノンなどの置換ベンゾフェノン:3−ベンゾイ
ルベンゾフェノン;3(または4)−メチルベンゾイル
−3°(または4゛)−メチルベンゾフェノン:3(ま
たは4)−メトキシベンゾイル−3′(または4゛)−
メトキシベンゾフェノン、3.3°−ジベンゾイルベン
ゾフェノン、1.3.5− トリベンゾイルベンゼンな
どのメタ置換型のベンゾフェノン;ベンズアルデヒド;
3(または4)−メチルベンズアルデヒド、3(または
4)−メトキシベンズアルデヒド、3.4−ジメチルベ
ンズアルデヒド、3.4−ジメトキシベンズアルデヒド
などの置換ベンズアルデヒドを挙げることができる。こ
れらの中でもベンズアルデヒド、ベンゾフェノン、3−
ベンゾイルベンゾフェノン、3.3゛−ジベンゾイルベ
ンゾフェノンおよび1,3.5−トリベンゾイルベンゼ
ンが合成のし易さから好ましく、また3−ベンゾイルベ
ンゾフェノンおよび1,3.5− )リベンゾイルベン
ゼン・が、光反応性が良好であり、露光部と非露光部と
の屈折率差を大きくすることが可能であり、製造される
ホログラムの耐溶剤性および耐熱性が高い点で、特に好
ましい。
重合体(A)と化合物(B)との組成割合はlO:l〜
1:10(重量比)の範囲が好ましく、3:1〜1:2
(重量比)の範囲がより好ましい。重合体(A)が有す
る構造単位([)と化合物(B)との割合はlO・1〜
1:20(モル比)の範囲であり、好ましくは5:I〜
1:10(モル比)の範囲である。
1:10(重量比)の範囲が好ましく、3:1〜1:2
(重量比)の範囲がより好ましい。重合体(A)が有す
る構造単位([)と化合物(B)との割合はlO・1〜
1:20(モル比)の範囲であり、好ましくは5:I〜
1:10(モル比)の範囲である。
本発明によれば、上記の他の1つの目的は、下記の(イ
)、(ロ)および(八)の工程を設けてなることを特徴
とする上記の組成物からなるホログラムの製造方法を提
供することにより達成される。
)、(ロ)および(八)の工程を設けてなることを特徴
とする上記の組成物からなるホログラムの製造方法を提
供することにより達成される。
(イ)上記の組成物の薄膜を形成する工程。
([1)薄膜に所望のパターンに応じて部分的に紫外線
を照射する工程。
を照射する工程。
(八)薄膜から未反応の化合物(B)を除去する工程。
上記(イ)工程では、重合体(A)と化合物(B)とを
これらを溶解する溶媒に溶解し、得られた溶液を用いて
キャスティング法、バーコード法、スピンコード法など
によって薄膜を形成する。必要に応じて、薄膜を減圧処
理または熱処理することにより該薄膜から溶剤を除去す
る。薄膜の形成法は所望の薄膜の厚さの程度または形態
によって選択される。薄膜の膜厚は0.5〜50μmの
範囲であることスピンコード法が採用される。
これらを溶解する溶媒に溶解し、得られた溶液を用いて
キャスティング法、バーコード法、スピンコード法など
によって薄膜を形成する。必要に応じて、薄膜を減圧処
理または熱処理することにより該薄膜から溶剤を除去す
る。薄膜の形成法は所望の薄膜の厚さの程度または形態
によって選択される。薄膜の膜厚は0.5〜50μmの
範囲であることスピンコード法が採用される。
(イ)工程に続< (III)工程では、薄膜にホログ
ラムのパターンに応じて部分的に波長が200〜450
nmの紫外線を照射する。光源には高圧水銀ランプ、N
。
ラムのパターンに応じて部分的に波長が200〜450
nmの紫外線を照射する。光源には高圧水銀ランプ、N
。
ガスレーザ、I(e−Cdレーザ、Arレーザなどが用
いられる。ホログラムのパターンを形成する方法として
フォトマスクを用いるマスク露光法、干渉露光法、レー
ザビーム直接描画法などが採用される。
いられる。ホログラムのパターンを形成する方法として
フォトマスクを用いるマスク露光法、干渉露光法、レー
ザビーム直接描画法などが採用される。
(0)工程に続<(八)工程における未反応の化合物(
B)の除去は、通常減圧下まは常圧下で熱処理すること
により行う。熱処理の温度としては50〜100℃の範
囲であるのが好ましい。これによって露光部が非露光部
よりも高い屈折率を有し、かつ厚みが大きいホログラム
を得る。
B)の除去は、通常減圧下まは常圧下で熱処理すること
により行う。熱処理の温度としては50〜100℃の範
囲であるのが好ましい。これによって露光部が非露光部
よりも高い屈折率を有し、かつ厚みが大きいホログラム
を得る。
本発明のホログラムの製造方法では、上記(八)工程の
次に、ホログラムのパターンが形成された薄膜の全面に
紫外線を照射する(二)工程を設けてもよい。この(ニ
)工程を経ることにより、製造されるホログラムの耐有
機溶剤性および耐熱性がより向上する。照射する紫外線
としては強度が10〜40mf/cm”であり、かつ波
長が200〜450nmであるものが好ましい。紫外線
照射の時間としては30秒間〜5分間の範囲が好ましい
。また、(八)工程の次または必要に応じて(ニ)工程
の次に、(ハ)工程の熱処理温度よりも高温の熱処理を
施す(ネ)工程を設けてもよい。この(ネ)工程を経る
ことにより、製造されるホログラムの耐有機溶剤性およ
び耐熱性がさらに向上する。(ネ)工程の熱処理は10
5〜230℃の範囲の温度で15分間〜40時間施すこ
とが好適な結果を与える。150〜200℃の範囲の温
度で1〜5時間熱処理するか、110〜140℃の範囲
の温度で10〜25時間熱処理することがより好ましい
結果を与える。
次に、ホログラムのパターンが形成された薄膜の全面に
紫外線を照射する(二)工程を設けてもよい。この(ニ
)工程を経ることにより、製造されるホログラムの耐有
機溶剤性および耐熱性がより向上する。照射する紫外線
としては強度が10〜40mf/cm”であり、かつ波
長が200〜450nmであるものが好ましい。紫外線
照射の時間としては30秒間〜5分間の範囲が好ましい
。また、(八)工程の次または必要に応じて(ニ)工程
の次に、(ハ)工程の熱処理温度よりも高温の熱処理を
施す(ネ)工程を設けてもよい。この(ネ)工程を経る
ことにより、製造されるホログラムの耐有機溶剤性およ
び耐熱性がさらに向上する。(ネ)工程の熱処理は10
5〜230℃の範囲の温度で15分間〜40時間施すこ
とが好適な結果を与える。150〜200℃の範囲の温
度で1〜5時間熱処理するか、110〜140℃の範囲
の温度で10〜25時間熱処理することがより好ましい
結果を与える。
(イ)工程の次に、化合物(B)の一部のみが反応する
条件下で上記の組成物からなる薄膜の全面に紫外線を照
射する(へ)工程を設けてもよい。
条件下で上記の組成物からなる薄膜の全面に紫外線を照
射する(へ)工程を設けてもよい。
なお、上記の組成物からなる薄膜にホログラムのパター
ンに応じて部分的に紫外線を照射したのち、溶剤に浸漬
することによっても所望の屈折率差と凹凸差とを有する
ホログラムを得ることができる。
ンに応じて部分的に紫外線を照射したのち、溶剤に浸漬
することによっても所望の屈折率差と凹凸差とを有する
ホログラムを得ることができる。
本発明のホログラムとしてはピッチが0.2〜5μmの
範囲であり、かつ露光部と非露光部との屈折率差がo、
oot〜0.1の範囲であるものが好ましい。
範囲であり、かつ露光部と非露光部との屈折率差がo、
oot〜0.1の範囲であるものが好ましい。
本発明のホログラムは高い回折効率を有し、そのばらつ
きが小さく、かつ透明性が良好で、ヘイズが少ない。従
って、本発明のホログラムは自動車用のヘッドアップデ
イスプレィに好−ましく用いられる。
きが小さく、かつ透明性が良好で、ヘイズが少ない。従
って、本発明のホログラムは自動車用のヘッドアップデ
イスプレィに好−ましく用いられる。
[実施例]
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1
反応容器にh置換後に2−ブテニルメタクリレート26
g、 2.3−エポキシプロピルメタクリレート26g
1メチルメタクリレート38g、アゾビスイソブチロニ
トリル90mgおよびジオキサン300gを仕込み、封
管して55〜60℃のウォーターバス中で24時間加熱
し重合反応を行った。得られた反応液をメタノールIQ
中にあけ、生成物を沈澱させ、乾燥させることにより、
重合体(A)を50g得た。この重合体(A)はN M
Rによる測定結果から、2−ブテニルメタクリレート
対2.3−エポキシプロピルメタクリレート対メチルメ
タクリレートのモル比がI対1対2の共重合体であるこ
とが確認された。また、この重合体(^)の分子量はゲ
ルパーミェーションクロマトグラフィー法により求めた
ポリスチレン換算の数平均分子量は220.000であ
った。重合体(A) 10部と、1,3.5−)リベン
ゾイルベンゼン0.8部とからなる組成物をトルエンに
溶解し、得られた溶液を用いてガラス基板上にスピンコ
ード法によって薄膜(厚さ12μl)を形成した。
g、 2.3−エポキシプロピルメタクリレート26g
1メチルメタクリレート38g、アゾビスイソブチロニ
トリル90mgおよびジオキサン300gを仕込み、封
管して55〜60℃のウォーターバス中で24時間加熱
し重合反応を行った。得られた反応液をメタノールIQ
中にあけ、生成物を沈澱させ、乾燥させることにより、
重合体(A)を50g得た。この重合体(A)はN M
Rによる測定結果から、2−ブテニルメタクリレート
対2.3−エポキシプロピルメタクリレート対メチルメ
タクリレートのモル比がI対1対2の共重合体であるこ
とが確認された。また、この重合体(^)の分子量はゲ
ルパーミェーションクロマトグラフィー法により求めた
ポリスチレン換算の数平均分子量は220.000であ
った。重合体(A) 10部と、1,3.5−)リベン
ゾイルベンゼン0.8部とからなる組成物をトルエンに
溶解し、得られた溶液を用いてガラス基板上にスピンコ
ード法によって薄膜(厚さ12μl)を形成した。
この薄膜に第1図に示す干渉露光装置を用いてホログラ
ムの格子状パターンを露光した。干渉露光装置において
は、波長が363.8部mであるArレーザlを出射し
、干渉光学系2へ入射された光はミラー3で反射された
のち、ビームスプリッタ4で2分割される。2分割され
た光はミラー5(6)により反射され、レンズ系7(8
)により平行光になり、露光面9に干渉縞を形成する。
ムの格子状パターンを露光した。干渉露光装置において
は、波長が363.8部mであるArレーザlを出射し
、干渉光学系2へ入射された光はミラー3で反射された
のち、ビームスプリッタ4で2分割される。2分割され
た光はミラー5(6)により反射され、レンズ系7(8
)により平行光になり、露光面9に干渉縞を形成する。
この実施例では、得られるホログラムの周期が0.43
μmになるようにレンズ系およびミラーを調整して干渉
露光を行った。
μmになるようにレンズ系およびミラーを調整して干渉
露光を行った。
干渉露光後、パターンが形成された薄膜を真空乾燥機中
で98℃、0,2■■gの条件で17時間熱処理し、該
薄膜より未反応の化合物(B)を除去した。こののち、
薄膜の全面に20mW/ c+n’の紫外線を6分間照
射することによってホログラムを得た。
で98℃、0,2■■gの条件で17時間熱処理し、該
薄膜より未反応の化合物(B)を除去した。こののち、
薄膜の全面に20mW/ c+n’の紫外線を6分間照
射することによってホログラムを得た。
得られたホログラムが有する波長632.8naの光に
対する回折効率は、ホログラムの格子状パターンと同じ
方向の偏光に対しては40%、垂直方向の偏光に対して
は16%であった。次に、このホログラムが有する可視
光線に対する分光透過特性図を第2図に示す。ここで、
第2図では波長632.8部g+の光に対する回折効率
が最大になるようにホログラムを配置し、測定して得ら
れた結果を示している。第2図より明らかなように、上
記のホログラムは回折光が生じる波長以外の波長の光に
対して90%以上の透過率を有しており、可視光線に対
する透明性が極めて良好である。また、ホログラムをメ
チルメタクリレートの飽和蒸気中に50’Cで50時間
放置したが、その回折効率は変化しなかった。
対する回折効率は、ホログラムの格子状パターンと同じ
方向の偏光に対しては40%、垂直方向の偏光に対して
は16%であった。次に、このホログラムが有する可視
光線に対する分光透過特性図を第2図に示す。ここで、
第2図では波長632.8部g+の光に対する回折効率
が最大になるようにホログラムを配置し、測定して得ら
れた結果を示している。第2図より明らかなように、上
記のホログラムは回折光が生じる波長以外の波長の光に
対して90%以上の透過率を有しており、可視光線に対
する透明性が極めて良好である。また、ホログラムをメ
チルメタクリレートの飽和蒸気中に50’Cで50時間
放置したが、その回折効率は変化しなかった。
これより、このホログラムの屈折率は変化しないものと
判定した。
判定した。
また、このホログラムを150℃(常圧)で2時間加熱
したが、回折効率は変化しなかった。
したが、回折効率は変化しなかった。
実施例2〜II
実施例1におけると同様の方法で、第1表に水製造した
ホログラムをメチルメタクリレート飽和蒸気中に50°
Cで50時間放置したが、いずれのホログラムにおいて
ら回折効率は変化しなかった。また、ホログラムを15
0℃で2時間加熱したが、回折効率は変化しなかった。
ホログラムをメチルメタクリレート飽和蒸気中に50°
Cで50時間放置したが、いずれのホログラムにおいて
ら回折効率は変化しなかった。また、ホログラムを15
0℃で2時間加熱したが、回折効率は変化しなかった。
なお、第1表において、部は重量部を示す。
以下余白
実施例12
反応容器にN2置換後にゲラニルメタクリレート39g
12.3−エポキシプロピルメタクリレート26g1メ
チルメタクリレート38g1アゾビスイソブチロニトリ
ル90Bおよびジオキサン300gを仕込み、封管して
55〜60℃のウォーターバス中で24時間加熱し重合
反応を行った。得られた反応液をメタノールI(中にあ
け、生成物を沈澱させ、乾燥させることにより、重合体
(A)を45部得た。この重合体(A)はN M Rに
よる測定結果から、ゲラニルメタクリレート対2.3−
エポキシプロビルメタクリレート対メチルメタクリレー
トのモル比が1対1対2の共重合体であることが確認さ
れた。また、この重合体(A)のゲルパーミェーション
クロマトグラフィー法により求めたポリスチレン換算の
数平均分子量は190,000であった。重合体(A)
10部と、1.3゜5−トリベンゾイルベンゼン8部と
からなる感光性樹脂組成物をトルエンに溶解し、得られ
た溶液を用いてガラス基板上にスピンコード法によって
薄膜(厚さ12μff1)を形成し、実施例1における
と同じ条件で干渉露光を行った。干渉露光の後、真空乾
燥機中で98℃、0.2mdgの条件で17時間熱処理
し、未反応の化合物(B)を除去した。こののち、薄膜
の全面に25mf/c+s”の紫外線を5分間照射する
ことによってホログラムを製造した。
12.3−エポキシプロピルメタクリレート26g1メ
チルメタクリレート38g1アゾビスイソブチロニトリ
ル90Bおよびジオキサン300gを仕込み、封管して
55〜60℃のウォーターバス中で24時間加熱し重合
反応を行った。得られた反応液をメタノールI(中にあ
け、生成物を沈澱させ、乾燥させることにより、重合体
(A)を45部得た。この重合体(A)はN M Rに
よる測定結果から、ゲラニルメタクリレート対2.3−
エポキシプロビルメタクリレート対メチルメタクリレー
トのモル比が1対1対2の共重合体であることが確認さ
れた。また、この重合体(A)のゲルパーミェーション
クロマトグラフィー法により求めたポリスチレン換算の
数平均分子量は190,000であった。重合体(A)
10部と、1.3゜5−トリベンゾイルベンゼン8部と
からなる感光性樹脂組成物をトルエンに溶解し、得られ
た溶液を用いてガラス基板上にスピンコード法によって
薄膜(厚さ12μff1)を形成し、実施例1における
と同じ条件で干渉露光を行った。干渉露光の後、真空乾
燥機中で98℃、0.2mdgの条件で17時間熱処理
し、未反応の化合物(B)を除去した。こののち、薄膜
の全面に25mf/c+s”の紫外線を5分間照射する
ことによってホログラムを製造した。
このホログラムは実施例1のホログラムと同様に高い回
折効率を有し、耐有機溶剤性、耐熱性および透明性は良
好であった。
折効率を有し、耐有機溶剤性、耐熱性および透明性は良
好であった。
比較例
2−ブテニルメタクリレート:メチルメタクリレート=
I:3(モル比)の共重合体10部と、3一ペンゾイル
ベンゾフエノン8部とからなる組成物を用いて、実施例
1におけると同様にしてホログラムを製造した。このホ
ログラムをメチルメタクリレートの飽和蒸気中に50℃
で放置すると、10時間後にはパターンが膨潤し、ホロ
グラムの回折効率が変化した。また、このホログラムを
150℃で2時間加熱するとパターンが変形し、回折効
率が変化した。
I:3(モル比)の共重合体10部と、3一ペンゾイル
ベンゾフエノン8部とからなる組成物を用いて、実施例
1におけると同様にしてホログラムを製造した。このホ
ログラムをメチルメタクリレートの飽和蒸気中に50℃
で放置すると、10時間後にはパターンが膨潤し、ホロ
グラムの回折効率が変化した。また、このホログラムを
150℃で2時間加熱するとパターンが変形し、回折効
率が変化した。
[発明の効果コ
本発明によれば、可視光線に対する透明性、耐有機溶剤
性および耐熱性が良好で、かつ高い回折効率を有するホ
ログラムが提供される。このホログラムは露光部が非露
光部よりも高い屈折率を有し、かつ厚みが大きい。また
本発明によれば、上記のホログラムを製造する方法が提
供される。
性および耐熱性が良好で、かつ高い回折効率を有するホ
ログラムが提供される。このホログラムは露光部が非露
光部よりも高い屈折率を有し、かつ厚みが大きい。また
本発明によれば、上記のホログラムを製造する方法が提
供される。
第1図は本発明のホログラムの製造に用いられる干渉露
光装置の概略構成図、第2図は実施例1のホログラムの
可視光線に対する分光透過特性図である。 Arレーザ、 ビームスプリッタ、 レンズ系、 露光面。
光装置の概略構成図、第2図は実施例1のホログラムの
可視光線に対する分光透過特性図である。 Arレーザ、 ビームスプリッタ、 レンズ系、 露光面。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、下記一般式( I ) ( I )▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、X^1は水素原子またはアルキル基を表し、Y
^1はシクロアルケニル基または下記一般式▲数式、化
学式、表等があります▼ で示される基を表す。ここで、Z^1は2価の炭化水素
基を表し、R^1、R^2およびR^3はそれぞれ水素
原子、アルキル基またはアルケニル基を表す。] で示される構造単位を2〜99モル%、下記一般式(I
I) (II)▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、X^2は水素原子またはアルキル基を表し、Y
^2はフェニル基、アルコキシカルボニル基またはカル
バモイル基を表し、一般式(II)における水素原子はフ
ッ素原子によって置換されていてもよい。] で示される構造単位を0〜97モル%、および下記一般
式(III) (III)▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、X^3は水素原子またはアルキル基を表し、Z
^2は2価の炭化水素基を表し、R^4、R^5および
R^6はそれぞれ水素原子またはアルキル基を表す。]
で示される構造単位を1〜98モル%有する重合体(A
)と、置換基を有していてもよい芳香族アルデヒドおよ
び芳香族ケトンからなる群より選ばれる化合物(B)と
からなる組成物からなるホログラム。 2、(イ)下記一般式( I ) ( I )▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、X^1は水素原子またはアルキル基を表し、Y
^1はシクロアルケニル基または下記一般式▲数式、化
学式、表等があります▼ で示される基を表す。ここで、Z^1は2価の炭化水素
基を表し、R^1、R^2およびR^3はそれぞれ水素
原子、アルキル基またはアルケニル基を表す。] で示される構造単位を2〜99モル%、下記一般式(I
I) (II)▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、X^2は水素原子またはアルキル基を表し、Y
^2はフェニル基、アルコキシカルボニル基またはカル
バモイル基を表し、一般式(II)における水素原子はフ
ッ素原子によって置換されていてもよい。] で示される構造単位を0〜97モル%、および下記一般
式(III) (III)▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、X^3は水素原子またはアルキル基を表し、Z
^2は2価の炭化水素基を表し、R^4、R^5および
R^6はそれぞれ水素原子またはアルキル基を表す。]
で示される構造単位を1〜98モル%有する重合体(A
)と、置換基を有していてもよい芳香族アルデヒドおよ
び芳香族ケトンからなる群より選ばれる化合物(B)と
からなる組成物の薄膜を形成する工程、 (ロ)薄膜に所望のパターンに応じて部分的に紫外線を
照射する工程、および (ハ)薄膜から未反応の化合物(B)を除去する工程、 を設けてなることを特徴とするホログラムの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30577389A JPH03164784A (ja) | 1989-11-24 | 1989-11-24 | ホログラムおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30577389A JPH03164784A (ja) | 1989-11-24 | 1989-11-24 | ホログラムおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03164784A true JPH03164784A (ja) | 1991-07-16 |
Family
ID=17949173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30577389A Pending JPH03164784A (ja) | 1989-11-24 | 1989-11-24 | ホログラムおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03164784A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010197900A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-09 | Dainippon Printing Co Ltd | ホログラム作製方法及びそれにより作製されたホログラム |
KR20150084394A (ko) * | 2014-01-14 | 2015-07-22 | (주)지에이치에스 | 다용도 선반 커버를 구비한 조립식 행거 |
JP2019517598A (ja) * | 2016-06-03 | 2019-06-24 | コアテツクス | 増粘特性及び懸濁特性を有するコポリマー |
-
1989
- 1989-11-24 JP JP30577389A patent/JPH03164784A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010197900A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-09 | Dainippon Printing Co Ltd | ホログラム作製方法及びそれにより作製されたホログラム |
KR20150084394A (ko) * | 2014-01-14 | 2015-07-22 | (주)지에이치에스 | 다용도 선반 커버를 구비한 조립식 행거 |
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