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JPH0316192B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0316192B2
JPH0316192B2 JP11577083A JP11577083A JPH0316192B2 JP H0316192 B2 JPH0316192 B2 JP H0316192B2 JP 11577083 A JP11577083 A JP 11577083A JP 11577083 A JP11577083 A JP 11577083A JP H0316192 B2 JPH0316192 B2 JP H0316192B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound
sound insulating
specific gravity
layer
powder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11577083A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS607963A (ja
Inventor
Akira Mochizuki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NODA KK
Original Assignee
NODA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NODA KK filed Critical NODA KK
Priority to JP11577083A priority Critical patent/JPS607963A/ja
Publication of JPS607963A publication Critical patent/JPS607963A/ja
Publication of JPH0316192B2 publication Critical patent/JPH0316192B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は遮音性に優れその上に直かに化粧モル
タル、しつくいなどを直接塗布する建築用の遮音
性下地板の製造方法に関する。
(従来技術と本発明の目的、構成) 従来、この種下地板として合板の表面に非加硫
ゴム液に骨材を添加混合したものをローピング状
凹凸粗面になるように塗布乾燥したもの(前者)、
セメントに骨材と木炭、合成樹脂、MCなどを混
合し、合板の表面にユズ肌ステツプル状の凹凸粗
面となるように塗布乾燥したもの(後者)が提供
されている。
しかし、前者の下地板は非加硫ゴム自体モルタ
ル、しつくいなどの塗壁材との密着が悪く、骨材
の表面が非加硫ゴムの被膜で覆われているため、
壁塗材との付着性が悪く、壁塗材の厚塗り施工が
行なえない。また、主体となる非加硫ゴム被膜の
劣化により施工後壁塗材が剥落する欠点がある。
また、後者の下地板は表面のセメント層をユズ
肌ステツプル状の凹凸粗面とすることで壁塗材と
の付着面積を増大させその接着効果を向上させた
ものであるがセメント層に混合される木炭、MC
などが保水性物質であるため透水性が低下し、壁
塗材中の水分がセメント層、合板に透過し、セメ
ント層との界面での水分量が低下し、硬化不良と
なり、密着力が低下し、合板が透過水分により吸
湿膨張し、反りが発生する結果、壁塗材が割れた
り剥落したりしてしまう。さらに透過水分により
合板または下地構造材が腐朽するという問題点が
ある。
またそれら両者とも遮音性能に対する考え方は
何等含まれておらず一般に壁材として用いられる
合板は3〜12mmのものでありその面密度は1.5〜
6Kg/m2と低く遮音性が低い。そのため表面に塗
布されるセメントモルタル、しつくいなどの壁塗
材の塗厚を厚くし遮音性を高くすることが行なわ
れており、それら下地板上に壁塗材を複数回に分
けて塗布しなくてはならずたとえば下塗り→養生
→中塗り→上塗りなど各工程を行なうため、その
工期は非常に長いものになる。
本発明は上述のような従来の下地板の問題点を
解決することを目的とする。すなわち、本発明は
以下述べるように遮音性下地板の製造方法として
基板1上に防水層2を形成し、該防水層2上に流
動性材料と、比重1以上の無機質粉末と、比重4
以上の重質物質粉とを混合して比重2以上の遮音
性塗層3を形成したものである。
本発明は上記のような構成を有することによ
り、家屋の壁面施工期間を短縮し、化粧セメント
モルタル、しつくいなどの塗壁材を直接塗布で
き、かつ遮音性の高い外装用下地板を提供しよう
とするものである。
(実施例の説明) 以下本発明方法の実施例について説明する。
図面において、 1は板状基板であり合板、繊維板、パーテイ
クルボード、石膏板、セメント板、石綿板、硅
カル板などの無機質、あるいは有機質、また
は、無機、有機質の混合、複合体などである。
板状基板1の表面に合成樹脂あるいはラテツ
クスまたは瀝青質材料と必要に応じ無機質粉末
を混合されたシーラーを塗布し、防水層2を形
成する。
合成樹脂としては酢ビ樹脂、エチレン−酸ビ
樹脂、塩ビ樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹
脂、アルキツド樹脂などラテツクスとしてはゴ
ムラツクス、MBR、SBR、NBRなど、瀝青
質材料としてはアスフアルト、タールなどであ
り好ましくはエマルジヨン型を用いる無機質粉
末としては、セメント、スラグ、石膏、炭カ
ル、タルク、クレーなどが用いられる。
無機質粉末としては、比重1以上のものを用
いることにより遮音性下地板とした場合、その
比重を下げることなく防水層2を形成すること
ができる。
合成樹脂、あるいはララツクス、または瀝青
質材料、または無機質粉末などは、それら各々
において単独であるいは複数を併用して用い
る。
またシーラーには必要に応じて分散剤、増粘
剤などの助剤を添加混合してもよい。
防水層2を形成することによつて板状基板1
の表面を平滑にするとともに、後に塗布される
遮音塗料の密着を良くし、また防水性能をもた
せ板状基板への水分の透過を防止し、透過水分
による基板の吸湿膨張にともなう反りまたは吸
湿による板状基板の腐朽などを防止する。さら
に板状基板からの水分などによるアクなどの抽
出成分の流出制御を行なう。
防水層2によつて板状基板1の表面がポーラ
スな場合においても表面凹部での空隙(空気溜
り)をなくし気泡の発生を防止し、遮音塗料と
板状基板との接着面積を実質的に増大する。
防水層2の表面に合成樹脂、あるいはラテツ
クス、または瀝青質材料と、比重1以上の無機
粉末と、比重4以上の重質物質粉を混合され比
重2以上とされた遮音塗料を塗布し、遮音性塗
層3を形成する。
合成樹脂としては、酢ビ樹脂、エチレン−酢
ビ樹脂、塩ビ樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹
脂、アルキツド樹脂など、ラテツクスとしては
ゴムラテツクス、MBR、SBR、NBRなど、
瀝青質材料としては、アスフアルト、タールな
どを用い、好ましくはエマルジヨン型を用い
る。
無機質粉末としては、ポルトランドセメン
ト、高炉セメント、シリカセメント、フライア
ツシユセメント、アルミナセメントなどの水硬
性セメント類、スラグ、石膏などを用いる。
遮音性塗層3はその表面を平滑面(第1図)
としても凹凸状面(第2図)に形成してもよ
い。
遮音性塗層3は合成樹脂、あるいはラテツク
ス、または瀝青質材料が添加されており、防水
層2を形成する合成樹脂、あるいはラテツク
ス、または瀝青質材料との分子間引力作用によ
つて密着力が向上され、強固に固着される。
無機質粉末は比重1以上のものを用いること
により遮音下地板とした場合、その比重を下げ
ることなく遮音性塗層3が形成される。
水硬性無機質粉末として比重1未満のものを
用いると、遮音塗料の比重を2以上にするため
に、必要以上に重質物質粉末の添加量が増加
し、遮音性塗層と防水層の間、および施工の際
に遮音性塗層の表面に塗布される塗材との間の
密着強度、遮音塗料層自体の強度が低下してし
まい、さらにコストが上がつてしまう等の問題
が生じ好ましくない。
無機質粉末は遮音塗料の構造粘性を調整し、
板状基板の防水層2面への転移性を向上する。
比重4以上の重質物質粉としては鉄粉、砂鉄
粉、鉛粉、鉛含金粉、亜鉛粉、スズ、銅粉、酸
化鉄、酸化銅、酸化亜鉛、酸化鉛、酸化チタ
ン、酸化アンチモン、酸化ビスマス、酸化カド
ミウム、酸化タングステン、酸化スズ、酸化タ
ンタル、酸化マンガン、酸化モリブデン、酸化
銀、酸化ジルコニウム、硫化鉛、硫化マンガ
ン、硫化ビスマス、硫化モリブデン、硫化コバ
ルト、硫化水銀、硫化銀、硫化鉄、硫化亜鉛、
硫化アンチモン、硫化カドミウム、硫化スズ、
硫化銅、硫酸バリウム、紅亜鉛鉱、方安鉱、バ
レンチン鉱、バツデリ鉱、赤銅鉱、ハウスマン
鉱、磁硫鉄鉱、隕石鉱物トロイライト、輝銅
鉱、ハウエル鉱、輝水鉛鉱、黄鉄鉱、榴輝岩、
藍銅鉱、硫コバルト鉱、閃亜鉛鉱、ウルツ鉱、
ブラウン鉱、パイロース鉱、重晶石、錫石など
の金属、金属の酸化物、または硫化物、鉱石の
粉末を用い、それらを単独であるいは複数を併
用して用いる。
重質物質粉として比重4以上のものを用いる
ことにより、遮音性塗層と防水層の間、および
施工の際に遮音性塗層の表面に塗布される塗材
との間の密着強度、遮音性塗層自体の強度を低
下させることのない、また、遮音性塗層の硬化
後の剛性ひいては遮音板全体の剛性を高めるこ
とのない、重質物質粉の添加量で遮音塗料の比
重を2以上とし、遮音板全体としての面密度を
大きくすることができるものであり、したがつ
て、コインシデンス効果における限界周波数を
高周波域に保持したままで、優れた遮音効果を
有する遮音下地板を提供することができる。重
質物質粉として比重4未満のものを用いると、
遮音塗料の比重を2以上にするため重質物質粉
の添加量が増加し、遮音性塗層と防水層の間、
および施工の際に遮音性塗層の表面に塗布され
る塗材との間の密着強度、遮音性塗層自体の強
度が低下するばかりでなく、遮音性塗層自体の
塗料としての物性自体が保持することができな
くなり好ましくない。
本発明はこのように重質物質粉と無機質粉末
をラテツクス、合成樹脂あるいは瀝青質材料で
均一に混合し重質物質粉をあたかもセメントの
骨材のように塗層内に均一に分散させたもので
ある。したがつて、本願発明方法により得た遮
音性塗層は均一に比重2以上となり遮音機能も
また全塗層にわたり均一である。
また重質物質粉が容量的に小さいので塗膜と
しての物性も損なうことがない。
重質物質粉はその粒径を2mm以下のものを用
いることが好ましく、また鱗片状のものも好適
である。粒径が2mm以上であると合成樹脂ラテ
ツクスまたは瀝青質材料との混合時の均一撹拌
混合がむずかしい。
また遮音性塗層3の剛性が高くなり、コイン
シデンス効果が低周波側に移行するため低周波
に対する遮音効果が低下する。
以上のようにして求むる遮音板が得られる。
遮音性下地板の施工にあたつては家屋の柱、
間柱、胴縁などの下地構造材上に遮音性下地板
の裏面側を当接するように釘打ちにより固着す
る。
次に遮音性下地板表面の遮音性塗層上に、セ
メントモルタルを直接塗布し壁面を構成する。
(本発明方法の作用効果) 遮音性下地板上に壁塗材が直に施工でき、工
期が短縮でき、壁塗材は遮音性塗層3防水層2
を介して板状基板1と完全密着するため壁塗料
が割れたり剥落したりすることがない。
板状基板1上に防水層2が形成されるため、
壁塗材の施工後において外部からの水分の該基
板への透過が防止されまた板状基板の吸湿膨張
などによる反り、または吸湿などによる腐朽の
発生がない。
表面の遮音性塗層3中に比重1以上の水硬性
無機質粉末および比重4以上の重質物質粉を混
入し、遮音塗料の比重を2以上にすることによ
り、コンシデンス効果における限界周波数を高
周波域に保持したままで、優れた遮音効果を有
する遮音下地を提供することができると共に、
施工により遮音性塗層3に塗布される壁塗材と
相俟つて遮音性は向上される。
遮音性塗層3が形成されるため該塗層3に塗
布される壁塗材も薄塗り施工が行なえ、したが
つて施工工期も短縮できる。
(実施例) 5×910×1820mmの合板1の表面にMBR100重
量部、炭カル70重量部と水5重量部の混合された
シーラー2をロールコーターを用いて塗布乾燥し
下塗り層を形成する。
つぎに比重4.8、粒径500μの鉄粉あるいは酸化
鉄100重量部、MBR20重量部、比重1.05のセメン
ト20重量部、水20重量部との混合された遮音塗料
3をロールコーターを用いて塗布乾燥し膜厚1mm
の表面平滑な遮音性塗層を形成し遮音板を得た。
該遮音板を家屋における柱、間柱、胴縁などの
下地構造材上にその板の表面の遮音性塗層面が当
接するように、または遮音性塗層面が表面にでき
るように当接し、釘打ち固着し下地を構成した。
遮音板にて構成された下地上に接着剤を塗布し
つつ化粧シートを貼つけ、遮音内壁を構成した。
透過損失 面密度 (500Hz) 試験実測値 5mm厚合板 2.5Kg/m2 14dB 実施例遮音板 6.0Kg/m2 22dB
【図面の簡単な説明】
第1図:遮音性塗層3表面を平面とした場合の
本発明遮音板の断面図、第2図:同じく遮音性塗
層3表面を凹凸面とした場合の断面図。 1:基板、2:防水層、3:遮音性塗層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 無機質あるいは有機質の板状基板1の 表面に合成樹脂あるいはラテツクスまたは瀝青
    質材料からなるシーラーを塗布し防水層2を形成
    し、 防水層2の上に合成樹脂あるいはラテツクスま
    たは瀝青質材料と比重1以上の無機粉末と比重4
    以上の重質物質粉を混合され比重2以上とされた
    遮音塗料を塗布し、遮音性塗層3を形成した、 ことを特徴とする遮音性下地板の製造方法。 2 防水層2のシーラー中に無機質粉末を混合し
    た特許請求の範囲第1項記載の遮音性下地板の製
    造方法。
JP11577083A 1983-06-29 1983-06-29 遮音性下地板の製造方法 Granted JPS607963A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11577083A JPS607963A (ja) 1983-06-29 1983-06-29 遮音性下地板の製造方法

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Publication Number Publication Date
JPS607963A JPS607963A (ja) 1985-01-16
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JP11577083A Granted JPS607963A (ja) 1983-06-29 1983-06-29 遮音性下地板の製造方法

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US4800076A (en) * 1987-03-13 1989-01-24 Johnson & Johnson Consumer Products, Inc. Skin care compositions
JP2837937B2 (ja) * 1990-08-24 1998-12-16 松下電工株式会社 遮音パネル

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JPS607963A (ja) 1985-01-16

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