JPH03161481A - テトラヒドロフラノン誘導体の製法 - Google Patents
テトラヒドロフラノン誘導体の製法Info
- Publication number
- JPH03161481A JPH03161481A JP30074989A JP30074989A JPH03161481A JP H03161481 A JPH03161481 A JP H03161481A JP 30074989 A JP30074989 A JP 30074989A JP 30074989 A JP30074989 A JP 30074989A JP H03161481 A JPH03161481 A JP H03161481A
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- JP
- Japan
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- derivative
- tetrahydrofuranone
- rhodium
- present
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は緑内障治療薬ピロカルピン及びその類縁化合物
を合戒する際の中間体として有用な一般式(II) p1 (式中、R1及びR2は同一又は相異なって低級アルキ
ル基を示す) で表わされるテトラヒドロフラノン誘導体の工業的有利
な製法を提供するものである。本発明によれば、(II
)式の目的化合物は一般式(1)Ql (式中、V及びR2は同一又は相異なって低級アルキル
基を示す) で表わされるジヒドロフラノン誘導体を担体に担持した
ロジウムまたはパラジウムの存在下に加圧下で水素と反
応させて水素添加させることによって比較的短時間の反
応で高収率で製造される。
を合戒する際の中間体として有用な一般式(II) p1 (式中、R1及びR2は同一又は相異なって低級アルキ
ル基を示す) で表わされるテトラヒドロフラノン誘導体の工業的有利
な製法を提供するものである。本発明によれば、(II
)式の目的化合物は一般式(1)Ql (式中、V及びR2は同一又は相異なって低級アルキル
基を示す) で表わされるジヒドロフラノン誘導体を担体に担持した
ロジウムまたはパラジウムの存在下に加圧下で水素と反
応させて水素添加させることによって比較的短時間の反
応で高収率で製造される。
本発明に於いて、出発原料として利用するジヒドロフラ
ノン誘導体(I)及び目的とするテトラヒドロフラノン
誘導体(II)の中でR′及びR2がエチル基の化合物
はテトラヘドロン(Tetrahedron)第28巻
、第967頁(1972年)に記載されている。
ノン誘導体(I)及び目的とするテトラヒドロフラノン
誘導体(II)の中でR′及びR2がエチル基の化合物
はテトラヘドロン(Tetrahedron)第28巻
、第967頁(1972年)に記載されている。
この文献には、ジヒドロフラノン誘導体(I)をエタノ
ール溶媒中5%ロジウム炭素の存在下室温で72時間水
素と反応させてテトラヒドロフラノン誘導体(I[)を
製造する方法も記載されている。
ール溶媒中5%ロジウム炭素の存在下室温で72時間水
素と反応させてテトラヒドロフラノン誘導体(I[)を
製造する方法も記載されている。
しかしながら、この従来方法は触媒として高価なロジウ
ム炭素を用い、しかも反応に72時間もの長時間を必要
とすることから工業的生産方法としては問題があった。
ム炭素を用い、しかも反応に72時間もの長時間を必要
とすることから工業的生産方法としては問題があった。
本発明は、前述のジヒドロフラノン誘導体(I)を触媒
の存在下に水素添加する反応に於いて、反応条件を検討
することにより工業的有利に短時間で目的とするテトラ
ヒドロフラノン誘導体(II)を製造し得る方法を確立
することを目的とするものである。
の存在下に水素添加する反応に於いて、反応条件を検討
することにより工業的有利に短時間で目的とするテトラ
ヒドロフラノン誘導体(II)を製造し得る方法を確立
することを目的とするものである。
本発明者等は、種々の反応条件について長期に亘り種々
研究を重ねた結果、安価な担体に担持したパラジウムを
触媒にして高圧下で反応を行うか、あるいは担体に担持
したロジウムを用いる場合でも高圧下で反応を行うこと
により反応時間を飛躍的に短縮できることを見いだし、
本発明を完戒するに到った。
研究を重ねた結果、安価な担体に担持したパラジウムを
触媒にして高圧下で反応を行うか、あるいは担体に担持
したロジウムを用いる場合でも高圧下で反応を行うこと
により反応時間を飛躍的に短縮できることを見いだし、
本発明を完戒するに到った。
即ち、本発明は、
r一般式(1)
91
(式中、R′及びR2は同一又は相異なって低級アルキ
ル基を示す) で表わされるジヒドロフラノン誘導体を担体に担持した
パラジウム又は担体に担持したロジウムの存在下に加圧
下で水素と反応させて水素添加させることを特徴とする
一般式(n) g笈 (式中、R′及びR!は前記と同じ) で表わされるテトラヒドロフラノン誘導体の製法。』 に関するものである。
ル基を示す) で表わされるジヒドロフラノン誘導体を担体に担持した
パラジウム又は担体に担持したロジウムの存在下に加圧
下で水素と反応させて水素添加させることを特徴とする
一般式(n) g笈 (式中、R′及びR!は前記と同じ) で表わされるテトラヒドロフラノン誘導体の製法。』 に関するものである。
本発明を実施するにあたり、出発原料として利用するジ
ヒドロフラノン誘導体(’I )は公知物質であり、前
述の文献に記載の方法により製造することができる。
ヒドロフラノン誘導体(’I )は公知物質であり、前
述の文献に記載の方法により製造することができる。
本発明においては担体に担持したロジウムまたはパラジ
ウムを用いるが、担体としては炭素、アルミナ、シリカ
ゲル、ケイソウ土、炭素バリウム、好ましくは炭素を例
示することができる。
ウムを用いるが、担体としては炭素、アルミナ、シリカ
ゲル、ケイソウ土、炭素バリウム、好ましくは炭素を例
示することができる。
本発明に於ける水素添加反応は無溶媒下でも行うことが
出来るが、通常溶媒中で行われる.利用出来る溶媒とし
ては例えば、メタノール、エタノール、n−プロバノー
ル、i−プロパノールなどの低級アルコール類、ジエチ
ルエーテル、テトラヒド口フラン、ジオキサンなどのエ
ーテル類及びギ酸、酢酸、プロピオン酸などの酸性溶媒
、好ましくはエタノール、ジオキサン及び酢酸を例示す
ることができる。
出来るが、通常溶媒中で行われる.利用出来る溶媒とし
ては例えば、メタノール、エタノール、n−プロバノー
ル、i−プロパノールなどの低級アルコール類、ジエチ
ルエーテル、テトラヒド口フラン、ジオキサンなどのエ
ーテル類及びギ酸、酢酸、プロピオン酸などの酸性溶媒
、好ましくはエタノール、ジオキサン及び酢酸を例示す
ることができる。
本発明においては、触媒としてパラジウム炭素又はロジ
ウム炭素を用いるが、パラジウム炭素を用いる場合には
後記実施例5に示すように異性化した化合物が副生ずる
。
ウム炭素を用いるが、パラジウム炭素を用いる場合には
後記実施例5に示すように異性化した化合物が副生ずる
。
本発明に於ける水素添加反応を行うに当り、出発原料の
ジヒドロフラノン誘導体(1)に対し、触媒は0.00
1−0.9重量倍、好ましくは0.01〜0.2重量倍
使用し、溶媒は2〜100重量倍、好ましくは5〜30
重量倍使用する。
ジヒドロフラノン誘導体(1)に対し、触媒は0.00
1−0.9重量倍、好ましくは0.01〜0.2重量倍
使用し、溶媒は2〜100重量倍、好ましくは5〜30
重量倍使用する。
反応温度は0〜100″C、好ましくは10〜50゜C
とし、圧力は2〜50気圧好ましくは5〜30気圧とし
、反応時間は1分〜IO時間、好ましくは1〜5時間と
するのが好ましい。
とし、圧力は2〜50気圧好ましくは5〜30気圧とし
、反応時間は1分〜IO時間、好ましくは1〜5時間と
するのが好ましい。
反応終了後は、N2下で触媒を除いた後、目的とするテ
トラヒドロフラノン誘導体(II)を得る。
トラヒドロフラノン誘導体(II)を得る。
以下本発明を更に詳細に説明するため、実施例を示す。
なお、以下の実施例は一般式(II)のRl及びR2が
共にエチル基の化合物を製造する例について示されてい
るが、本発明はRl及びR2が任意の低級アルキル基、
例えばメチル基、エチル基、プロビル基、ブチル基等の
場合も包含しているものである。
共にエチル基の化合物を製造する例について示されてい
るが、本発明はRl及びR2が任意の低級アルキル基、
例えばメチル基、エチル基、プロビル基、ブチル基等の
場合も包含しているものである。
実施例1
2−オキソー3−エチル−4−カルボエトキシメチル−
2,5−ジヒドロフラン24.7g、5%ロジウム炭素
2.5g及びエタノール120成を耐圧反応器に入れ、
30気圧水素下で室温、1時間撹拌した。
2,5−ジヒドロフラン24.7g、5%ロジウム炭素
2.5g及びエタノール120成を耐圧反応器に入れ、
30気圧水素下で室温、1時間撹拌した。
反応終了後触媒を濾別して濾液を減圧濃縮し、目111
dl−ホモビロピン酸エチルを25.0g(収率99%
)得た。
dl−ホモビロピン酸エチルを25.0g(収率99%
)得た。
実施例2
5%ロジウム炭素を0.5g(実施例1の1/5量)用
いた以外は実施例1と同様に実験し、目的物19.8g
(収率79%)を得た。
いた以外は実施例1と同様に実験し、目的物19.8g
(収率79%)を得た。
実施例3
5%ロジウム炭素を0.5g用い、反応時間を12時間
に変更した以外は実施例lと同様に実験を行い、目的物
24.7g(収率98%)を得た。
に変更した以外は実施例lと同様に実験を行い、目的物
24.7g(収率98%)を得た。
実施例4
エタノールを501d用いた以外は実施例1と同様に実
験を行い目的物を22. 2g (収率88%)得た。
験を行い目的物を22. 2g (収率88%)得た。
実施例5
触媒として5%ロジウム炭素1.2gを用い、反応時間
を7時間とし、圧力を18気圧にした以外は実施例1と
同様に実験を行い、目的物24.7g(収率98%)を
得た。
を7時間とし、圧力を18気圧にした以外は実施例1と
同様に実験を行い、目的物24.7g(収率98%)を
得た。
実施例6
触媒として5%ロジウム炭素0.5gを用い、反応時間
を24時間とし、圧力をl8気圧にした以外は実施例1
と同様に実験を行い、目的物24.6g(収率98%)
を得た. 実施例7 触媒として5%パラジウム炭素2.5gを用い、反応時
間を12時間に変更した以外は実施例lと同様に実験を
行い目的物19. 7g (収率78%)を得た。
を24時間とし、圧力をl8気圧にした以外は実施例1
と同様に実験を行い、目的物24.6g(収率98%)
を得た. 実施例7 触媒として5%パラジウム炭素2.5gを用い、反応時
間を12時間に変更した以外は実施例lと同様に実験を
行い目的物19. 7g (収率78%)を得た。
この場合、異性化した化合物の収率は20%であった。
〔発明の効果]
ジヒドロフラノン誘導体(1)を触媒の存在下に水素添
加してテトラヒドロフラノン誘導体([[)を製造する
方法については、従来反応に72時間もの長時間を必要
とする方法が知られていたが、本発明により1〜12時
間の反応で、収率78〜99%で目的物を製造し得る新
規な方法が提供された。
加してテトラヒドロフラノン誘導体([[)を製造する
方法については、従来反応に72時間もの長時間を必要
とする方法が知られていたが、本発明により1〜12時
間の反応で、収率78〜99%で目的物を製造し得る新
規な方法が提供された。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1及びR^2は同一又は相異なって低級ア
ルキル基を示す) で表わされるジヒドロフラノン誘導体を担体に担持した
ロジウムまたはパラジウムの存在下に加圧下で水素と反
応させて水素添加させることを特徴とする一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R^1及びR^2は前記と同じ) で表わされるテトラヒドロフラノン誘導体の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30074989A JPH03161481A (ja) | 1989-11-21 | 1989-11-21 | テトラヒドロフラノン誘導体の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30074989A JPH03161481A (ja) | 1989-11-21 | 1989-11-21 | テトラヒドロフラノン誘導体の製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03161481A true JPH03161481A (ja) | 1991-07-11 |
Family
ID=17888638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30074989A Pending JPH03161481A (ja) | 1989-11-21 | 1989-11-21 | テトラヒドロフラノン誘導体の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03161481A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0673878A1 (en) * | 1994-03-07 | 1995-09-27 | Degussa Aktiengesellschaft | Catalyst and method for the synthesis of chlorine dioxide, and method of making catalyst for the synthesis of chlorine dioxide |
-
1989
- 1989-11-21 JP JP30074989A patent/JPH03161481A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0673878A1 (en) * | 1994-03-07 | 1995-09-27 | Degussa Aktiengesellschaft | Catalyst and method for the synthesis of chlorine dioxide, and method of making catalyst for the synthesis of chlorine dioxide |
US6399039B2 (en) | 1994-03-07 | 2002-06-04 | Degussa Corporation | Method for the synthesis of chlorine dioxide |
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