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JPH03160658A - 記録再生装置のカセットローディング機構 - Google Patents

記録再生装置のカセットローディング機構

Info

Publication number
JPH03160658A
JPH03160658A JP1301084A JP30108489A JPH03160658A JP H03160658 A JPH03160658 A JP H03160658A JP 1301084 A JP1301084 A JP 1301084A JP 30108489 A JP30108489 A JP 30108489A JP H03160658 A JPH03160658 A JP H03160658A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
cassette
clamper
loading
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1301084A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichiro Takahashi
恒一郎 高橋
Masao Honda
本田 正男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP1301084A priority Critical patent/JPH03160658A/ja
Publication of JPH03160658A publication Critical patent/JPH03160658A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ビデオテープレコーダ(VTR)、デジタル
オーディオテープレコーダ(DAT)等のテープ式記録
再生装置に於いて、ケーシングサイズの光なる2種類の
テープカセットの信号の記録或いは再生を行なうことが
出来るカセ・ノトローディング機構に関するものである
(従来の技術) 現在、V H S方式のVTRに使用するテープカセッ
トには、磁気テープの幅及び磁気テープに対する信号記
録フォーマットは同一であるが、ケーシングのサイズ及
びテープ長さが穴なる2種類のテープカセット、即ち標
準のフルサイズカセット(以下「Fカセット」という)
と、標準よりも小形のコンパクトサイズカセット(以下
「Cカセット」という)がある。
Cカセットはアダプターに装填することにより標準サイ
ズのカセットとして、Fカセットと同様にVTRにセッ
ト出来るが、アダプターの使用が不可欠で不便であるた
め、アダプターを用いずにFカセット及びCカセットの
両サイズについて記録、再生が可能なVTRの開発が進
んでいる。
斯種VTRに於いては、第2図に示す如くFカセット(
121)の両リールに対応して、シャーシ(l3)上に
供給リール台(l8)及び巻取リリール台(l9)を具
え、Cカセット(122)は、仇給り一ル(124)の
みを前記供給リール台(l8)に係合して載置される。
これらのテープカセットから磁気テープ(120)を引
出して、回転ヘッドシリンダー(l6)にもき付けるに
は、従来のVTRと同様、シャーシ(13)上には回転
ヘッドシリンダー(l6)を挟んで両側に、一対の案内
?lW (14) (15)を開設すると共に、これら
の案内溝に夫々先導ガイドブロック(21)(22)を
摺動可能に係合せしめ、更にキャブスタン(l7)を経
由するテープ走行経路を形戊するために、テープ引出し
レバー(23)が装備される。先導ガイドブロック(2
1)(22)及びテープ引出シレバー(23)は、ロー
ディングモータ、カムギア等からなる駆動機構(24)
に連繋し、これによってモードに応じた往復動作を行な
う。
テープローディングに際して、先導ガイドブロック(2
1)(22)は、テープカセットの大きさに応じた初期
位置にて待ぼする必要があり、Cカセット(122)か
ら磁気テープ(120)を引出す場合はリール台(18
)側に最も前進した位置(図中に実線で示す)にて待機
し、Fカセット(121)から磁気テープ(120)を
引出す場合は回転ヘッドシリンダー(16)側へ移動し
た中間位置(図中に破線で示す)にて待機する。そして
、前記駆動機構(24)の動作によって両先導ガイドブ
ロック(21)(22)は回転ヘッドシリンダー(l6
)に近接したローディング完了位置(図中に鎖線で示す
)まで後退し、磁気テープ(120)を回転ヘッドシリ
ンダー(l6)の周面に巻き付けるのである。
(解決しようとする課題) ところで、Fカセット(121)或いはCカセット(1
22)を第2図に示す記録再生位置まで搬送してセット
するためのカセットローデイング機構として、従来のV
TRと同様のフロントローディング方式を採用すること
も可能であるが、この場合、フロントパネルにFカセッ
ト(121)用の押入口とCカセット(122)用の抑
入口とを開設し、夫々にフロント扉を設けねばならない
から、フロントパネルの構或及び扉開閉機構が複雑とな
る。
そこで、出願人は第1図に示す様に、キャビネット(1
)のフロントパネル(11)に開設した開口(12)に
、トレイ(4)を出没可能に配備し、該トレイに対して
上方からFカセット(121)或いはCカセット(12
2)を載置して、該カセットをトレイ(4)と共にキャ
ビネット(1)内の供給リール台(l8)及び巻取りリ
ール台(l9)へ向って移送する方式の採用を検討した
この場合、トレイ(4)はFカセット(121)の載置
部A(!:Cカセット(122)の載置部Bとを具え、
両載置部に跨がって一対のリール台(18)(19)が
夫々臨出すべき開口(4a)(4b)が明けられる。
第1図のカセットローディング機構によれば、ローディ
ング完了侍にトレイ(4)に連繋して設けた前板部(8
3)によって開口(12)を塞ぐことが出来るから、従
来のフロントローディング方式におけるフロント扉は不
要となる。
ここで課題となるのは、トレイ(4)上のテープカセッ
トを下庄保持すべきクランブ機構の構成である。即ち、
トレイ(4)上にトレイと一体的にクランパーを設ける
と、トレイエジェクト状態でカセットを載置する際、ト
レイ上のクランパーが邪魔になる。又、装置奥部の記録
再生位置の上方にクランブ機構を設ける場合は、トレイ
(4)の水平移行路よりも上方位置に複雑なクランプ機
構を設ける必要が生じ、装置の薄形化に支障を来す。
本発明の目的は、トレイ上にトレイと共に移動可能なク
ランパーを設けることによって装置の薄形化が可能であ
り、然もトレイエジェクト状態でカセットを載置する際
、クランパーがトレイ上から排除されて邪魔にならない
位置に設定されるカセットローディング機構を提供する
ことである。
(課題を解決する為の手段) 本発明に係るカセットローディング機構は、トレイ(4
)上のテープカセットを下圧すべきバネ手段を具えたク
ランパー(6)を、トレイ(4)に対して少なくとも水
平方向の一定範囲内で相対移動可能に係合せしめた。こ
れによって、クランパー(6)は、前記バネ手段をカセ
ット載置部上に設置したカセット下圧位置と、バネ手段
を前記下圧位置から装置奥部側へ退去せしめた下圧解除
位置との間を往復移動可能である。
フロントパネル開口(12)の近傍部には第1のストッ
パー(35)が配備される。該ストッパーは、開口(1
2)からエジェクト位置へ向って排出されるトレイ(4
)に対し、フロントパネル(12)の奥部にクランパー
(6)のバネ手段を収容した待機位置でクランパー(6
)を受け止めるものである。
又、クランパー(6)のカセットローディング方向の移
動を規制すべく、トレイ(4)のエジェクト位置からロ
ーディング完了位置へ向う水平移動の過程で、クランパ
ー(6)を前記待機位置或いはその近傍位置に拘束する
と共に、゛該クランパー(6)がトレイ(4)に対する
前記下圧位置に設置されたとき、前記拘束を解除するク
ランパー制御機構を装備した。
(作 用) トレイ(4)のエジェクト状態で、クランパー(6)は
、ストッパー(35)に当って、フロントパネル(11
)の内側にバネ手段を設置した待機位置に保持され、ト
レイ(4)に対しては下圧解除位置に設置されている。
従って、該トレイ上にカセットを載置する際、バネ手段
が邪魔になることはない。
カセットローディングが開始されると、トレイ(4)は
装置奥部へ向って水平移動するが、この過程で、クラン
パー(3)はクランパー制御機構の動作によって待機位
置或いはその近傍位置に保持され、トレイ(4)のみが
移動する。
これによってクランパー(6)がトレイ(4)に対して
下庄位置に設置されることになり、この結果、トレイ上
のカセットはクランパー(6)のバネ手段によって下圧
され、トレイ上にクランブされる。
その後、更にカセットローディングが続行されると、ト
レイ(4)の移動に伴ってクランパー制御機構によるク
ランパー(6)の拘束が解除され、クランパー(6)は
トレイ(4)と共にローディング完了位置まで移動する
カセットアンローディングの過程で、トレイ(4)がフ
ロントパネル開口(12)の近傍位置まで達すると、ト
レイと共に移動するクランパー(6)がストッパー(3
5)に当って、待機位置に保持されることになる。
その後もトレイ(4)はエジェクト位置へ向って移動す
るが、クランパー(6)は待機位置に保持されたままで
あり、最終的にトレイ(4)に対して下圧解除位置に設
置される。この結果、カセットの取出しが可能となる。
(発明の効果) 本発明に係るカセットローデイング機構によれば、トレ
イ上にクランパーを設けることが出来るから、装置の薄
形化が可能であり、又トレイエジェクト状態では、クラ
ンパーのバネ手段がトレイ上から排除されるから、トレ
イ上にカセットを載置する操作に支障はない。
(実施例) 以下、■HS方式のFカセット及びCカセットの両サイ
ズについて記録、再生が可能なVTRに対して本発明を
実施した一例につき、図面に沿って詳述する。
尚、実施例は本発明を説明するためのものであって、特
許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮す
る様;こ解すべきではない。
第1図はVTRのカセットエジェクト状態における外観
を示している。キャビネット(1)の内部には、回転ヘ
ッドシリンダー(16)、仇給リール台(18)、巻取
りリール台(19)等が配備され、更にイ共給リール台
(l8)と巻取リリール台(19)の間に、Cカセット
(122)の巻取リリールと一体に形戊されたギア(1
23)に噛合すべき駆動ギア(10)が配備されている
。フロントパネル(11)に開設した開口(12)には
、トレイアセンブリ(3)が出没可能に配備される。
後述の如くトレイアセンブリ(3)の構成部材であるト
レイ(4)は、Fカセット(121)の載置部Aの内部
にCカセット(122)の載置部Bを具えると共に、F
カセット(121)の両リールに対応して、各リール台
(19) (18)が臨出すべき開口(4a) (4b
)を具えている。
トレイアセンブリ(3)は、第6図及び第7図に示す如
く、前記トレイ(4)と、該トレイ(4)に一体に取り
付けられるラック板(5)と、トレイ(4)上のテープ
カセットを下圧すべきクランパー(6)と、トレイ(4
)上のテープカセットの開閉蓋を開くためのオープナー
(7)と、トレイ(4)及びラック板(5)の水平及び
垂直移動を案内するためのスライド部材(8)とを具え
、該スライド部材(8)がシャーシ上に固定された支持
側板(3l)によって往復移動可能に支持されている。
先ずトレイアセンブリ(3)の各構成部材について説明
する。
−L上ゴ」Aユ トレイ(4)は、第3図及び第4図の如くFカセット(
121)の載置部Aの内部に、僅かに左側に片寄った位
置へ、Cカセット(122)の形状に応じた段部(40
)を凹設し、該段部(40)によってCカセット(12
2)の載置部Bを形成している。
該載置部Bには、Cカセット(122)の位置決め、誤
挿入防止、カセット検出等の為の複数本のビン(40a
)が突設される。又、トレイ(4)は、Fカセット載置
部Aを挟んで両側に、Fカセット(121)と略同一高
さの側板(41)(41)を立設している。尚、Fカセ
ット(121)の載置部Aにも、カセット誤挿入防止の
ためのピン(図示省略)が突設される。
前記側板(41)には、第7図の如く第1ピン(42)
、被駆動ビン(43)及び第2ピン(44)が外向きに
突設される。又、側板(41〉には、オープナー(7)
の回転姿勢を規制するためのガイド凹部(45)が形成
され、該ガイド凹部(45)の内側の底面には、オープ
ナー(7)の回転を阻止すべき水平面を具えた第1ガイ
ド壁(46)と、該第1ガイド壁(46)から装置奥方
側へ低く傾斜して伸び、オープナー(7)の回転を許容
すべき第2ガイド壁(47)とが形成される。更に側板
(4l)には、ガイド凹部(45)の上部に長孔(48
)が水平方向に開設されると共に、長孔(48)よりも
前方(図中左側)には、該長孔(48)の延長線上に、
後述のスプリング(77)の一端を引掛けるための係止
片(49)が外向きに突設される。
iLL長」U 第3図及び第4図に示す如くトレイ(4)の両側には夫
々ラック板(5)が配備される。該ラック板(5)は第
7図に示す如く、下方端面にラック部(51)が形成さ
れ、側面中央部には、高位水平部(52)、傾斜部(5
3)及び低位水平部(54)からなるガイド溝(50)
を開設すると共に、前記トレイ(4)の各ピン(42)
 (43) (44)が密に朕入可能な円形孔(55)
 (56)(57)を開設している。
該ラック板(5)は、トレイ(4)のピン(42)(4
3)(44)に対して前記円形孔(55)(56) (
57)を嵌めることによって、第6図の如くトレイ(4
)と一体に組立られる。
1ΣZ法二J トレイ(4)の上部には、第3図の如く両ラック板(5
)(5)に跨がるクランパー(6)が配備される。該ク
ランパー(6)は、天板部(61)の両側に側板部(6
2)(62)を具え、これらの側板部(62)を前方へ
伸して第7図の如くアーム部(63)を形戊している。
側板部(62)には低位水平部(64)、傾斜部(65
)及び高位水平部(66)からなるガイド溝(60)が
開設され、アーム部(63)の端部には、前記ラック板
(5)のガイド?M(50)に係合すべきピン(67)
が内向きに突設される。又、天板部(6l)には、突片
(68)を上向きに切り起こして形成すると共に、カセ
ットを直接に下圧するための板バネ片(69)を、第3
図の如く3箇所に具えている。
該クランパー(6)は、第6図の如くピン(67)をラ
ック板(5)のガイド?M(50)に係合せしめると共
に、ガイド?M(60)に対してトレイ(4)の第2ビ
ン(44)を係合せしめて、トレイ(4)及びラック板
(5)に対して相対移動可能に組み立てられる。
土二二ff−二]lユ 第3図及び第4図に示す如く、トレイ(4)上には、オ
ープナー(7)が取り付けられる。該オープナー(7)
は、前記フロントパネル(l1)の開口(12)を塞ぐ
ことが出来る横長の遮蔽板(70)の両側に、夫々アー
ム(74)を前方へ向けて突設している。又、遮蔽板(
70)の下方端面には、右側のアーム(74)に近接し
てFカセットの開閉蓋を開けるための蓋係止片(71)
、略中央部にはCカセットの開閉蓋を開けるための蓋係
止片(72〉が夫々前方へ向って屈西して形成されてい
る。更に又、遮蔽板(70)の下方端面には、前記Fカ
セット蓋係止片(71)の近傍位置に、Fカセットを受
け止めるべきU字状当り片(73)が突設されている。
該当り片(73)は、Fカセット(121)の載置時に
該カセットの開閉蓋に設けた切欠きから侵入してケーシ
ング本体に当接することになる。
従って、Fカセット(121)を誤った向きに押入する
場合は、当り片(73)が例えばFカセット(121)
の開閉蓋等に当って、Fカセット(121)をトレイ(
4)上の正規の位置にセットすることが出来なくなり、
これによってカセットの誤押入を防止している。
オープナー(7)のアーム(74)には係止片(76)
が外向きに突設されると共に、該アーム(74)の端面
は円弧状に加工して、遮蔽板(70)の上端面よりも僅
かに上方へ突出するカム面(75)を形威している。
該オープナー(7)は、係止片(76)を前記トレイ(
4)の長孔(48)に摺動可能に係合せしめて、トレイ
(4)に対して水平方向の相対移動及び回転が可能に取
り付けられる。これによって、トレイ(4)上のオープ
ナー(7)は、第3図に示すカセットエジェクト状態で
、実線で示す第1位置と錯綜で示す第2位置との間を往
復移動可能である。オープナー(7)の遮蔽板(70)
は、第1位置にてトレイ(4)上のCカセット(122
)の開閉蓋と対峙し、第2位置にてトレイ(4)上のF
カセット(121)の開閉蓋と対峙することになる。
又、第7図に示す如くオープナー(7)の係止片(76
)とトレイ(4)の係止片(49)との間にはスプリン
グ(77)を張設して、トレイ(4)上のオープナー(
7)を前記第1位置、即ち前方の移動端に向って付勢し
ている。これによって、オープナー(7)のアーム(7
4)は、第3図の如くトレイ(4)のガイド凹部(45
)に収容されることになる。
左94五亀佳旬U 第3図に示す如くトレイ(4)及び両ラック板(5) 
(5)を包囲して、スライド部材(8)が配備される。
該スライド部材(8〉は、トレイ(4)上のFカセット
(121)の開閉蓋とは反対側の端面に対峙すべき前板
部(83)の両側に、ラック板(5)(5)に沿って装
置奥方へ伸びる側板部(81)(81)を形成したちの
ある。
前記側板部(81)の下方端面には、第6図の如くラッ
ク板(5)に形成した第1のラック部(5l)に沿って
伸びる第2のラック部(82)が形戊されている。
又、側坂部(8l)の外側面には、水平方向に伸びる直
線ガイド溝(84)が形戊され、側板部(81)の内側
面には、前後一対のL字状ガイド?M(85)(86)
が形威される。又、該内側面には、前記ラック板(5)
の被駆動ビン(43)との対向位置に、係合ビン(87
)が内向きに突設される。
更に側坂部(8l)の上方端面は、後述の天板(34)
を一定の角度範囲で回動せしめるための高位水平面(8
1a)、斜面(8lb)及び低位水平面(8 1c)が
形成されている。
前記トレイ(4)の第1ピン(42)及び第2ピン(4
4)が夫々スライド部材(8)のL字状ガイド溝(85
) (86)に摺動可能に咲まって、スライド部材(8
)に対するトレイ(4)及びラック板(5)の水平移動
及び乗直移動が案内される。
3l  びストッパー ″ 第4図に示す如く、供給リール台(l8)及び巻取リリ
ール台(l9)が設置されたシャーシ(13)上には、
両スライド部材(8)(8)の両側に、左右一対の支持
側板(31) (31)が設置され、これらの支持側板
(31)(31)はシャーシ(13)に対して相対移動
不能に組み立てられる。該支持側板(31)には、第6
図に示す如くスライド部材(8)の直線ガイド溝(84
)に摺動可能に嵌まる前後一対のビン(32) (33
)が内向きに突設され、これによってスライド部材(8
)の支持側板(3l)に対する水平移動が案内される。
又、両支持側板(31)(31)の上には、第4図に示
す如くクランパー(6)よりも上方位置に、両支持側板
に跨がって伸びる天板(34)が配備される。天板(3
4)の両側部には、カセット押入口側の端部に第6図の
如く下向きの支持片(36)を具え、該支持片(36)
が支持側板(31)に突設したビン(37)に枢支され
て、該ピンを中心として回勤が自由である。天板(34
)の下面には、前記スライド部材(8)の側坂部(81
)の上端面に摺接可能な突子(34a)が形成される。
又、天板(34)の両側部には、前記支持片(36)と
は反対側の端部に突起(38)を形威し、該突起(38
)と支持側板(3l)に形威した突起(39)との間に
スプリング(150)を張設して、天板(34)を時計
方向に付勢している。天板(34)は、支持側板(31
)の上端面に凹設した斜面(31a)に当った傾斜姿勢
で回動が阻止されることになる。
更に天板(34)には、クランパー(6)の突片(68
)との対向位置に、ストッパー(35)を下向きに切り
起こして形成すると共に、該ストッパーに面した窓(3
0)を開設している。
上述の如く組み立てられたトレイアセンブリ(3)は、
前記支持側板(31)(31)に支持されて、第5図の
如くフロントパネル(l1)の開口(12)へ出没可能
に配備される。
次に、トレイアセンブリ(3)を駆動して、テ一ブカセ
ットをエジェクト位置からリール台(18)(19)上
の記録再生位置まで搬送するためのトレイ駆動機構(9
)について説明する。
トレイ     9 第5図に示す如く、シャーシ(13)上には、図示省略
するローディングモー夕によって回転駆動されるピニオ
ン(110)、該ピニオン(110)に噛合する大径ギ
ア部(102)及び小径ギア部(101)を具えた中間
ギア(100)、該中間ギア(100)の小径ギア部(
101)に噛合するレバーギア(91)等を具えたトレ
イ駆動機構(9)が配設される。ピニオン(110)は
、第4図の如くラック板(5)のラック部(51)とス
ライド部材(8)のラック部(82)に同時に噛合可能
である。
レバーギア(9l)は、第8図(a)(b)(c)に示
す如く歯幅方向に3層構造を具え、歯幅方向の中央部に
は全周に歯面を具えたギア部(92)、該ギア部(92
)の内側には駆動レバー(93)を突設すると共に第1
溝部(94)を凹設したレバ一部(91a)、ギア部(
92)の外側には第2溝部(95)を凹設した円盤部(
9lb)が形成されている。第1溝部(94)は、レバ
ーギア(9l)の半径線に対して傾斜した第1駆動カム
部(96)と、該カム部から連続して前記半径線方向に
伸びる第2駆動カム部(97)とから構成される。又、
第2満部(95〉は、前記第1溝部(94)の第2駆動
カム部(97)の始端部と重なる第1案内部(98)と
、該第1案内部から同一円周上を伸びる第2案内部(9
9)とから構成される。尚、前記第1満部(94)の第
1駆動カム部(96)の形状については後述する。
レバーギア(9l)のレバ一部(91a)の表面には、
第5図及び第8図(b)に示す様に第1満部(94)の
第2駆動カム部(97)へ向けてトーションスプリング
(90)が配備される。該トーションスプリング(90
)は、後述の如くカセットローディング完了時にトレイ
(4)をローディング完了位置に向って下圧するもので
ある。
前記レバーギア(9l)は、第3図に示す如くクランハ
ー(6)の側坂部(62)とスライド部材(8)の側板
部(8l)との間に配設される。これによって?バーギ
ア(91)のレバ一部(91a)は、トレイ(4)の移
動に伴って該トレイ(4)の被駆動ピン(43)と係合
可能な位置に設置され、且つレバーギア(9l)の円盤
部(9lb)は、スライド部材(8)の移動に伴って該
スライド部材(8)の保合ピン(87)と係合可能な位
置に設置されることになる。これらの係合動作について
後述する。
L兜皿■■■劃A 第5図に示す如く、シャーシ(13)上には、前記オー
プナー(7)のCカセット蓋係止片(72)の後方位置
に、トレイ(4)上のテープカセットの重直降下に伴っ
て、該テープカセットの開閉蓋を半開きの状態から全開
するための蓋開放部材(130)が設置される。該蓋開
放部材(130)の上面は後方側に高く僅かに傾斜して
いる。
又、シャーシ(13)上には、カセットローデイング完
了時に、トレイ(4)上のCカセット(122)をトレ
イ上面から持上げて、Fカセット(121)の場合と同
一のテープ高さを実現するための位置決め座(140)
が設けられている。
以下、第9図及び第10図(a)乃至(o)に沿って、
上記力セットローディング機構の動作について、その動
作目的毎に分脱する。尚、第10図(a)乃至(0)に
は、トレイ(4)上にFカセット(121)が載置され
ている状態とFカセット(121)が載置されている状
態の両方を鎖線で示す。
例えば、第10図(j)乃至(o)では、前記テープロ
ーディング機構(2)を構成する先導ガイドブロック(
2l)の待機位置を、Fカセット(121)の場合を右
側に、Cカセット(122)の場合を左側に示している
テープカセット井1 第9図は、エジェクト状態のトレイアセンブリ(3)を
示し、トレイ(4)はフロントパネル(l1)の開口か
ら排出されている。天板(34)は、突子(34a)が
前記スライド部材(8)上端面の低位水平面(81c)
に摺接して、傾斜した姿勢に保持されており、この状態
でクランパー(6)の突片(68)が天板(34)の窓
(30)に深く侵入すると共にストッパー(35)に当
り、この結果、クランパー(6)はキャビネット(1)
内に留まっている。又、トレイ(4)の第2ピン(44
)はクランパー(6)の低位水平部(64)の左方端部
に係合している。
オープナー(7)は、スプリング(77〉に付勢されて
、係止片(76)がトレイ(4)の長孔(48)前方端
部に当った前方の移動端(第1位置)に設置されている
。又、オープナー(7)は、アーム(74)のカム面(
75)がトレイ(4)の第1ガイド壁(46)に当って
、時計方向の回転が阻止されている。
この状態で、トレイ(4)上には、フロントパネル(1
1)の開口(12)との対向位置に、オープナー(7)
の遮蔽板(70)が設置され、該遮蔽板(70)によっ
て、トレイ(4)上の空間から開口(12)を経てキャ
ビネット(1)内へ通じる通路が遮断されることになる
。従って、異物が開口(12)からキャビネット(1)
内へ侵入することが阻止される。尚、遮蔽板(70)と
開口(12)とは離れており、遮蔽板(70)によって
開口(12)が完全に塞がれているわけではないが、遮
蔽板(70)と開口(12)との間隔よりも大きな異物
の侵入は確実に阻止される。又、小さな異物についても
、トレイ(4)上面に沿って移動してキャビネ・ソト(
1)内へ脱落することは防止される。
トレイ(4)上にCカセット(122)をセ・ソトする
場合ハ、第3図の如くCカセット(122)ノ載置部D
の全面が露出しているから、Cカセ・ソト(122)を
真上から段部(40)へ押し込めばよい。
これに伴って第9図の如くCカセ・ソト(122)の開
閉蓋(126)の下方端面がオープナー(7)のCカセ
ット蓋係止片(72)の先端部と係合することになる。
一方、トレイ(4)上にFカセット(121)をセ・ノ
トする場合は、第3図の如くFカセ・ソト(121)の
載置部B上にはオープナー(7)の遮蔽板(70)が設
置されているから、第9図に(121A )(121B
 )(121C )で示す様にFカセ・ソトを斜め上方
からトレイ(4)上へ向って差し込み、この際、該カセ
ットの端部によってオープナー(7)の遮蔽板(70)
をスプリング(77)に抗して装置奥方へ押込み、Fカ
セット(121)をトレイ(4)のカセ・ソト載置部B
上へ設置する。この過程で、オープナー(7)のアーム
(74)がトレイ(4)の第1ガイド壁(46)から離
脱して、後方側へ低く傾斜する第2ガイド壁(47)の
上方へ移動し、これによってアーム(74)の時計方向
の回転が許容されることになる。従って、オープナー(
7)は、遮蔽板(70)がFカセット(121I3)に
よって押圧されて、給線で示す様に一旦時計方向に回転
し、これに伴ってオープナー(7)のFカセット蓋係止
片(7l)がカセットの開閉蓋(125)へ保合するこ
とになる。そして、Fカセット(121C )がトレイ
(4)上に完全に設置された状態では、オープナー(7
)は、Fカセットと共に反時計方向に回転して、遮蔽板
(70)は再び乗直姿勢をとる。この状態でも、Fカセ
ット蓋係止片(7l)はカセット開閉蓋(125)と係
合したままである。
上記Fカセット(121)の装填動作によって、オープ
ナー(7)はトレイ(4)上の後方移動端(第2位置)
に達し、係止片(76)が前記トレイ(4)の長孔(4
8)の後端部に係合することになる。
?』■y}量1B匡在 第5図に示す如く、カセットエジェクト状態でスライド
部材(8)のビニオン(110)は、ラ・ソク板(5)
のラック部(51)及びスライド部材(8)のラック部
(82)へ同時に噛合しており、ピニオン(110)の
時計方向の回転駆動によって、トレイ(4)及びスライ
ド部材(8)は一体となって水平方向へ後退移動する。
この状態を第10図(a)乃至(f)に示す。
この過程で、中間ギア(100)を経てレバーギア(9
l)が時計方向に回転駆動され、該回転及びトレイ(4
)の後退移動に伴って、第10図(d)(e)の如くト
レイ(4)の被駆動ピン(43)がレバーギア(9l)
の駆動レバー(93)と係合し、その後のレバーギア(
91)の回転に伴う駆動レバー(93)の駆動によって
、トレイ(4)は装置奥方へ向かって押し進められる。
この際、第10図(e)から(f)に至る過程で、トレ
イ(4)は、ピニオン(110)及びレバーギア(91
)の両方から同時に駆動力を受けるが、この期間に被駆
動ピン(43)と係合する駆動レノ<−(93)の第1
駆動カム部(96)の形状が、該第1駆動カム部(96
)単独によるトレイ(4)の推進速度とピニオン(11
0)単独によるトレイ(4)の移送速度とを一致させる
様な西面に形威されており、これによってトレイ(4)
のスムーズな移動を実現している。
そして、第10図(f)に示す時点では、ラ・ソク部(
82)(51)がピニオン(110)から離脱すること
になる。又、このとき、トレイ(4)の被駆動ピン(4
3)と重なる位置にあるスライド部材(8)の係合ピン
(87)が、レバーギア(91)の第1案内部(98)
に嵌まり込む。
その後、第10図(g)(h)(i)に示す様にレバー
ギア(9l)の更なる時計方向の回転によって、被駆動
ピン(43)が第1駆動カム部(96)から第2駆動カ
ム部(97)へ嵌まり込むと共に、係合ピン(87)が
第1案内部(98)から第2案内部(99)へ嵌まり込
む。この過程で、被駆動ピン(43)と係合ピン(87
)は互いに位置がずれ始め、これによつてトレイ(4)
とスライド部材(8)とは以後、異なる動きをすること
になる。
即ち、スライド部材(8)は、保合ピン(87)が第1
案内部(98)によって後方へ駆動されて、第10図(
i)に示す後方の移動端まで後退し、スライド部材(8
)の直線ガイド溝(84)の前方端部が前記支持側板(
3l)のピン(32)に当って停止する。その後のレバ
ーギア(9l)の回転に伴って、保合ピン(87)は、
第10図(f)乃至(o)に示す様に第2案内部(99
)に係合して、該保合によってスライド部材(8)は前
記後方移動端にロックされる。
一方、トレイ(4)は、被駆動ビン(43)が第2駆動
カム部(97)によって奥方へ駆動されて、更に第10
図(g)乃至(k)の如く水平移動を行なった後、第1
0図(1)乃至(o)の如く垂直降下して、最終的に同
図(o)の如くトレイ(4)上のテープカセットがシャ
ーシ(13)上のリール台(18)(19)に嵌まった
ローディング完了位置に至る。この過程で、前記トレイ
(4)の水平移動は、トレイ(4)の第1及び第2ピン
(42)(44)がスライド部材(8)のL字状ガイド
t#(85)(86)の水平部に沿って摺動することに
より案内され、トレイ(4)の垂直移動は、両ピン(4
2)(44)が両ガイド?iV7 (85) (86)
の垂直部に沿って移動することにより案内されるのであ
る。
尚、第5図に示す如く、レバーギア(91)の第1満部
(94)の第1駆動カム部(96)と第2駆動カム部(
97)の境界点の円弧軌跡Tと、トレイ(4)の被駆動
ピン(43)の円周軌跡Sとの交点Pが1箇所にのみ形
成される様に、第1溝部(94)の形状が設計されてい
る。従って、被駆動ピン(43)は、前記交点Pを境に
して軌跡Sの前半部分については第1駆動カム部(96
)によって駆動され、軌跡Sの後半部分については、第
2駆動カム部(97)のみによって駆動され、被駆動ピ
ン(43)に再び第1駆動カム部(96)が係合するこ
とはない。
これは、第10図(g)から(k)へ至る被駆動ピン(
43)に対する駆動力の水平方向の分力、即ちトレイ(
4)に対する推進力が十分な大きさとなることを意味し
ている。即ち、この過程で仮に被駆動ビン(43)に第
1駆動カム部(96)が係合するとすれば、該第1駆動
カム部(96)は第2駆動カム部(97)よりも前傾姿
勢をとるから、これによって前記水平方向の分力が小さ
くなるのである。このことは、カセット排出時にも言え
る。
第10図(n)から(o)に示すトレイ(4)の垂直降
下の過程で、該トレイ(4)上のFカセット(121)
はシャーシ(l3)上の両リール台(19) (18)
に嵌まり込み、その後、トレイ(4)は更に同図(o)
の下降端まで降下する。トレイ(4)上にCカセット(
122)が載置されている場合は、Cカセット(122
)の供給リールが供給リール台(l8)に朕まり込む。
又、同図(o)の状態で、Cカセット(122)は、シ
ャーシ(l3)上の位置決め座(140)によってFカ
セット(121)の場合よりも底面が高く持上げられて
、所定のテープ高さが設定される。
第10図(o)に示すカセットローディング完了状態で
は、レバーギア(9l)が僅かにオーバーストロークの
回転を行なっており、該レバーギア(9l)に配設した
トーションスプリング(90)の弾性力によって被駆動
ビン(43)が下圧され、トレイ(4)は下降端に確実
に保持される。
尚、第3図の如く、トレイ(4)の両側の被駆動ピン(
43) (43)は、トレイ(4)側面の略中央部に突
設されているから、カセットローディング完了状態で、
カセットに対して偏った外力が作用することはなく、カ
セットの安定性は良好である。
カセットクラン 第9図、第10図(a )(b )に示す過程で、トレ
イ(4)上のカセットは、最前進位置で待機しているク
ランパー(6)の板バネ片(69)の下方へ潜り込む。
第10図(a)の状態では、板バネ片(69)が僅かに
弾性変形して、テープカセットを比較的小さな第1の荷
重で下圧する。そして、第10図(a)から(b)に示
す過程で、トレイ(4)の移動に伴って、該トレイ(4
)の第2ピン(44)がクランパー(6)のガイド溝(
60)の低位水平部(64)から傾斜部(65)を経て
高位水平部(66)へ移行すると共に、クランパー(6
)のピン(67)がラック板(5)のガイドM(50)
の高位水平部(52)から傾斜部(53)を経て低位水
平部(54)と係合することになる。これによって、ク
ランパー(6)がトレイ(4)に対して相対的に下降す
ることとなる。
第9図から第10図(b)へ至る過程で、トレイ(4)
の第2ピン(44)がクランパー(6)のガイド溝(6
0)の傾斜部(65)を移動する際、クランパー(6)
は後退方向の押圧力を受けて、僅かに後退することにな
るが、第10図(a)の如くクランパー(6)の突片(
68)が天板(34)の窓(30)内周縁に当って、そ
れ以上の後退移動は阻止される。
該阻止作用は、第10図(e)の如く第2ビン(44)
がガイド溝(60)の終端部に達する直前まで継続する
ことになる。
クランパー(6)の下降に伴って第10図(C)の状態
では板バネ片(69)が更に弾性変形して、トレイ(4
)上のテープカセットを前記第1荷重よりも大きな第2
荷重で下圧することになる。この結果、テープカセット
がトレイ(4)上に確実にクランプされる。尚、Fカセ
ット(121)は第3図に示す3つの板バネ片(69)
 (69) (69)によって、Cカセット(122)
は左側の2つの板バネ片(69) (69)によって、
下圧される。
又、第10図(b)から(c)へ移行する過程で、スラ
イド部材(8)の後退移動に伴って、天板(34)の突
子(34a)が側板部(81)の低位水平面(81c)
から斜面(stb)を経て高位水平面(81a)へ乗り
上げ、これに伴って天板(34)は前記スプリング(1
50)に抗して反時計方向に回動する。
そして、天板(34)が反時計方向の回動端、即ち天板
(34)が水平姿勢に達すると、第10図(c)の如く
クランパー(6)の突片(68)と天板(34)の窓(
30)内周縁とが互いに離脱して、クランパー(6)に
対する拘束が解除され、その後は、トレイ(4)とクラ
ンパー(6)とが一体となって水平及び垂直移動を行な
う。
上述の如く、天板(34)をスライド部材(8)の移動
によって回動させる構造により、トレイ(4)の水平移
動に連動してクランパー(6)の移動を規制するクラン
パー制御機構、即ちストッパー機構が構成されるのであ
る。
カセット  蓋第1  放動 第9図の如くトレイ(4)上に、Fカセット(12l)
或いはCカセット(122)をセットすることにより、
Fカセット(121)の場合は該カセットの開閉蓋にオ
ープナー(7)の係止片(7l)が係合し、Cカセット
(122)の場合は該カセットの開閉蓋にオ=プナー(
7)の係止片(72)が係合することになる。
この状態で第10図(a)の如くトレイ(4)上のテー
プカセットがオープナー(7)と共に後退し、該オープ
ナー(7)のアーム(74)がクランパー(6)の下方
位置に達する。
従って、その後に前述の如くクランパー(6)が下降す
ると、第10図(b)の如く該クランパー(6)の天坂
部によって前記アーム(74)のカム面(75)が押し
下げられ、オープナー(7)は、同図(a)の第1回転
姿勢から同図(b)の中間回転姿勢まで反時計方向に回
転することになる。
これに伴って、第10図(b)の如くテープカセットの
開閉蓋が半開きの状態まで開かれるのである。
この状態は、第10図(b)から(k)に示す水平移動
の期間中維持され、この過程で、Fカセット(121)
、Cカセット(122)の何れの場合も、カセット内の
磁気テープは、テープローディング機構を構成するシャ
ーシ上の先導ガイドブロック(2l)と接触することな
く、その上方を極く僅かな隙間をおいて通過する。
カセット  蓋 2 トレイ(4)上のテープカセットがFカセット(121
)の場合は、第10図(k)に示す水平移動の終了と同
時にオープナー(7)のCカセット蓋係止片(72)が
シャーシ(13)上の蓋開放部材( 1 30)に当接
し、Cカセット(122)の場合は、第10図(m)に
示す垂直降下の途中でオープナー(7)のCカセット蓋
係止片(72)がシャーシ(l3)上の蓋開放部材(1
30)に当接する。
そして、その後のトレイ(4)の降下に伴って、オープ
ナー(7)が更に前記中間回転姿勢から第10図(0)
に示す第2回転姿勢まで反時計方向に回転する。この結
果、同図(0)の如くテープカセットの開閉蓋が全開さ
れることになる。
カセット  リ 記録、再生後にカセットを排出する動作は、ローディン
グモー夕が逆転して、上述のカセットローディング動作
とは逆の動作、即ち第10図(0)から第9図へ至る動
作によって行なわれる。
この場合、第10図(c)から第9図へ移行する過程で
、クランパー(6)の突片(68)が天板(34)の窓
(30)に侵入し、更にストッパー(35)に当ること
になる。この桔果、その後のクランパー(6)の水平移
動が阻止され、第9図のエジェクト状態でも、クランパ
ー(6)はキャビネット内に保持されたままである。従
って、エジェクトされたFカセット(121)の取出し
に際してクランパ一(6)が邪魔になることはない。
又、第10図(b)から(a)へ移行する過程で、クラ
ンパー(6)がトレイ(4)に対して相対的に上昇する
から、クランプ荷重が前記第2荷重から第1荷重へ軽減
され、その後のトレイ排出動作がスムーズに行なわれる
第9図のカセットエジェクト状態で、トレイ(4)上の
Fカセット(121)を取り出す場合は、該カセットの
フロントパネル側の後部を指で押し下げればよい。これ
によってカセットがオープナー(7)を中心として時計
方向に回転してカセット前部が浮き上がり、更にスプリ
ング(77)に付勢されたオープナー(7)によってカ
セットが斜め前方へ押し出されるから、カセットの取出
しは容易である。
上記VTRによれば、Fカセット(121)、Cカセッ
ト(122)の何れのテープカセットであっても、カセ
ットのローディング、カセット開閉蓋の開放、トレイ上
へのクランブ等を共通のメカニズムによって行なうこと
が出来るから、装置全体の構或が従来よりも簡易となり
、小形化、軽量化を図ることが出来る。
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであ
って、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲
を減縮する様に解すべきではない。又、本発明の各部構
成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術
的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図はトレイを出没させる方式のカセットローディン
グ機構を具えたVTRの外観を示す斜視図、第2図はテ
ープローディング機構の概略構成を示す平面図、第3図
は本発明に係るカセットローディング機構のエジェクト
状態での平面図、第4図は同上の正面図、第5図は同上
の一部破断側面図、第6図はトレイアセンブリを一部分
解して示す斜視図、第7図はトレイアセンブリの各構成
部材を示す分解斜視図、第8図(a)はレバーギアの外
側の側面図、第8図(b)はレバーギアの内側の側而図
、第8図(C)はレバーギアの要部を示す拡大斜視図、
第9図はトレイ上へのカセット装填動作を示す一部破断
側面図、第10図(a)乃至(0)は一連のカセットロ
ーディング動作を説明する図である。 (11)・・・フロントパネル (3)・・・トレイアセンブリ (5)・・・ラック板 (7)・・・オープナー (8)・・・スライド部材 (9)・・・トレイ駆動機構 (121)・・・Fカセット (12)・・・開 口 (4)・・・トレイ (6)・・・クランパー (70)・・・遮蔽板 (31)・・・支持側板 (9l)・・・レバーギア (122)・・・Cカセット

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]テープカセットの載置部を具えたトレイ(4)を
    フロントパネル(11)の開口(12)へ出没可能に配
    備すると共に、該トレイ(4)をトレイ駆動機構(9)
    に連繋して、前記カセット載置部を開口(12)から臨
    出せしめたエジェクト位置から装置奥部のローディング
    完了位置までの間を往復駆動する記録再生装置のカセッ
    トローディング機構に於いて、 トレイ(4)上のテープカセットを下圧すべきバネ手段
    を具え、トレイ(4)に対して少なくとも水平方向の一
    定範囲内で相対移動可能に係合して、前記バネ手段をカ
    セット載置部上に設置したカセット下圧位置と、バネ手
    段を前記下圧位置から装置奥部側へ退去せしめた下圧解
    除位置との間を往復移動可能なクランパー(6)と、フ
    ロントパネル開口(12)の近傍部に配備され、開口(
    12)からエジェクト位置へ向って排出されるトレイ(
    4)に対し、フロントパネル(12)の奥部にクランパ
    ー(6)のバネ手段を収容した待機位置でクランパー(
    6)を受け止めるためのストッパー(35)と、 トレイ(4)のエジェクト位置からローディング完了位
    置へ向う水平移動の過程で、クランパー(6)を前記待
    機位置或いはその近傍位置に拘束すると共に、該クラン
    パー(6)がトレイ(4)に対する前記下圧位置に設置
    されたとき、前記拘束を解除するクランパー制御機構 とを具えたことを特徴とする記録再生装置のカセットロ
    ーディング機構。 [2]クランパー制御機構は、前記待機位置のクランパ
    ー(6)に対して接近離間可能に配備され、トレイ(4
    )の移動に連動して、トレイ(4)のエジェクト位置か
    らローディング完了位置へ向う水平移動の過程で、クラ
    ンパー(6)を前記待機位置或いはその近傍位置にて受
    け止め、該クランパー(6)がトレイ(4)に対する前
    記下圧位置に設置されたとき、クランパー(6)から離
    脱する様に移動するストッパー機構から構成されている
    特許請求の範囲第1項に記載の記録再生装置のカセット
    ローディング機構。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2438972A1 (en) 2010-10-06 2012-04-11 Tomy Company, Ltd. Spinner for toy top

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2438972A1 (en) 2010-10-06 2012-04-11 Tomy Company, Ltd. Spinner for toy top
US8715032B2 (en) 2010-10-06 2014-05-06 Tomy Company, Ltd. Spinner for toy top

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