JPH03157449A - 樹脂組成物 - Google Patents
樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH03157449A JPH03157449A JP29617889A JP29617889A JPH03157449A JP H03157449 A JPH03157449 A JP H03157449A JP 29617889 A JP29617889 A JP 29617889A JP 29617889 A JP29617889 A JP 29617889A JP H03157449 A JPH03157449 A JP H03157449A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold release
- epoxy resin
- mold
- resin composition
- release agent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Epoxy Resins (AREA)
- Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は良好な離型性、金型汚れ性、捺印性を有し、し
かもシリコンチップと樹脂界面およびリードフレームと
樹脂界面の密着の良い半導体封止用のエポキシ樹脂組成
物に関するものである。
かもシリコンチップと樹脂界面およびリードフレームと
樹脂界面の密着の良い半導体封止用のエポキシ樹脂組成
物に関するものである。
(従来の技術〕
半導体封止用エポキシ樹脂組成物は一般にトランスファ
ー成形法により成形される。
ー成形法により成形される。
この成形法において、成形により封止された半導体を金
型から円滑に取り出すため、あらかじめ成形材料に離型
剤、即ちワックスを添加しているが、このワックスは下
記の条件を満足するものであることが必要である。
型から円滑に取り出すため、あらかじめ成形材料に離型
剤、即ちワックスを添加しているが、このワックスは下
記の条件を満足するものであることが必要である。
■ 良好な離型性を有すること。
■ 成形シッット数を重ねても、金型表面への付着物が
少な(、クリーニング回数が少な(てすむこと、即ち型
汚れ性が良好であること。
少な(、クリーニング回数が少な(てすむこと、即ち型
汚れ性が良好であること。
■ 捺印性が阻害されないこと、成形品表面に多量にブ
リードしたり、又は空気中高温にさらされることにより
、容易に酸化して捺印性が低下するワックスは使用する
ことが出来ない。
リードしたり、又は空気中高温にさらされることにより
、容易に酸化して捺印性が低下するワックスは使用する
ことが出来ない。
■ ポストキュアー後のシリコンチップき封止樹脂界面
、リードフレームと封止樹脂界面が実用上十分に密着・
接着していること、これらの界面の剥離により水分がパ
ッケージ内に侵入し易くなり、半導体デバイスの耐湿性
が著しく低下する可能性があるためである。
、リードフレームと封止樹脂界面が実用上十分に密着・
接着していること、これらの界面の剥離により水分がパ
ッケージ内に侵入し易くなり、半導体デバイスの耐湿性
が著しく低下する可能性があるためである。
従来の離型剤としてはステアリン酸やモンタン酸のよう
な長鎖脂肪酸系ワックス、ステアリン酸亜鉛、ステアリ
ン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウムなどの長鎖
脂肪酸の金属塩系のワックス、カルナバワックスやモン
タン酸のエステル化物で代表されるアミンを含有してい
ない従来のエステル系ワックス、モンタン酸ビスアマイ
ドで代表されるビスアマイド系ワックス等があるが、い
ずれも前述した条件を十分に満たしてはいなかった。
な長鎖脂肪酸系ワックス、ステアリン酸亜鉛、ステアリ
ン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウムなどの長鎖
脂肪酸の金属塩系のワックス、カルナバワックスやモン
タン酸のエステル化物で代表されるアミンを含有してい
ない従来のエステル系ワックス、モンタン酸ビスアマイ
ドで代表されるビスアマイド系ワックス等があるが、い
ずれも前述した条件を十分に満たしてはいなかった。
例えば、脂肪酸系やその金属塩系ワックスは離型、型汚
れ、捺印のいずれも満足するが、樹脂とシリコンチップ
そしてリードフレームとの密着が低下して耐湿性が低下
してしまう。
れ、捺印のいずれも満足するが、樹脂とシリコンチップ
そしてリードフレームとの密着が低下して耐湿性が低下
してしまう。
アミンを含有していない従来のエステル系ワックスは離
型、捺印、密着は良好であるが、型汚れ特性の低いもの
があり、金型クリーニング回数が多くなる傾向にある。
型、捺印、密着は良好であるが、型汚れ特性の低いもの
があり、金型クリーニング回数が多くなる傾向にある。
また、アミンを含有していないエステル系のある種のも
のは高温で酸化し易く、捺印性が低下する場合も多い。
のは高温で酸化し易く、捺印性が低下する場合も多い。
ビスアマイド系ワックス(例えば特開昭56−5294
1号公報)は型汚れ性、捺印性、密着性は良好であるが
、かんじんの離型性が十分でない。
1号公報)は型汚れ性、捺印性、密着性は良好であるが
、かんじんの離型性が十分でない。
これは、ビスアマイド系ワックスはエポキシ樹脂とあま
りに良く相溶しすぎるため、成形品表面にワックスがほ
とんどブリーとしないことによると考えられる。
りに良く相溶しすぎるため、成形品表面にワックスがほ
とんどブリーとしないことによると考えられる。
以上のワックスを複合して用いることにより、比較的良
好な成形性を有する樹脂組成物が得られるものの、これ
らの欠点は完全にカバー出来なかった。
好な成形性を有する樹脂組成物が得られるものの、これ
らの欠点は完全にカバー出来なかった。
しかも近年、耐熱性向上の要求が強くなっており、耐熱
性エポキシ樹脂、耐熱性硬化剤を用いる必要があるが、
これらを用いた封止材は、従来の封止材に比べて離型性
、型汚れ性が悪く、従来のワックス系ではすでに限界が
あり、ますますL記特性に優れた離型剤が必要とされる
ようになってきている。
性エポキシ樹脂、耐熱性硬化剤を用いる必要があるが、
これらを用いた封止材は、従来の封止材に比べて離型性
、型汚れ性が悪く、従来のワックス系ではすでに限界が
あり、ますますL記特性に優れた離型剤が必要とされる
ようになってきている。
〔発明が解決しようとする課題]
本発明は上記の事情に鑑みなされたもので、その目的と
するところは、■金型からの離型性、■金型汚れ特性、
■成形品の捺印性、■シリコンチップおよびリードフレ
ームと樹脂の密着性の良好な半導体封止用エポキシ樹脂
の組成物を提供することにある。
するところは、■金型からの離型性、■金型汚れ特性、
■成形品の捺印性、■シリコンチップおよびリードフレ
ームと樹脂の密着性の良好な半導体封止用エポキシ樹脂
の組成物を提供することにある。
〔課題を解決するための手段]
本発明者らは従来技術では克服できなかったこれらの問
題を解決するために、鋭意研究を進め、特にワックスと
して、炭素数18以上35以下の長鎖一価飽和脂肪酸と
下記式(りで示される化合物のエステルを、総鰭型剤中
の50〜100重量%含有する離型剤 HC)−R−N−R−OH(1) を含有するエポキシ樹脂組成物が、目的とする特性を満
足することを見いだし、本発明を完成するに至ったもの
である。
題を解決するために、鋭意研究を進め、特にワックスと
して、炭素数18以上35以下の長鎖一価飽和脂肪酸と
下記式(りで示される化合物のエステルを、総鰭型剤中
の50〜100重量%含有する離型剤 HC)−R−N−R−OH(1) を含有するエポキシ樹脂組成物が、目的とする特性を満
足することを見いだし、本発明を完成するに至ったもの
である。
(作 用〕
本発明で用いる離型剤は、炭素数18以上35以下の長
鎖一価飽和脂肪酸と式(1)で示される化合物とをエス
テル化させることにより合成される。
鎖一価飽和脂肪酸と式(1)で示される化合物とをエス
テル化させることにより合成される。
ここに用いられる長鎖一価飽和脂肪酸の代表例を挙げる
とステアリン酸(炭素数18)、ベヘン酸(炭素数22
)、モンタン酸(炭素数28〜32)などが挙げられる
。
とステアリン酸(炭素数18)、ベヘン酸(炭素数22
)、モンタン酸(炭素数28〜32)などが挙げられる
。
本発明において長鎖一価飽和脂肪酸の炭素数を限定して
いる理由は、炭素数が18より少ないもの、例えばバル
ミチン酸(炭素数16)などでは離型性に優れたものを
得る事が出来ないからであ又、炭素数が35より大きい
ものは合成反応における収率が低下し、しかもエポキシ
樹脂との相溶性も低いため型汚れ性が低下する。
いる理由は、炭素数が18より少ないもの、例えばバル
ミチン酸(炭素数16)などでは離型性に優れたものを
得る事が出来ないからであ又、炭素数が35より大きい
ものは合成反応における収率が低下し、しかもエポキシ
樹脂との相溶性も低いため型汚れ性が低下する。
Nl型剤を合成するもう一方の原料である式(1)の化
合物は、例えばジェタノールアミン、ジイソプロパツー
ルアミン、そしてジヒドロキシジフェニルアミン等が挙
げられる。
合物は、例えばジェタノールアミン、ジイソプロパツー
ルアミン、そしてジヒドロキシジフェニルアミン等が挙
げられる。
式(1)の化合物と長鎖一価飽和脂肪酸とは当量で反応
させることが望ましいが、合成等の都合上、多少当量比
をずらせて合成しても差し支えない− 80/100〜100/80の範囲が望ましい。
させることが望ましいが、合成等の都合上、多少当量比
をずらせて合成しても差し支えない− 80/100〜100/80の範囲が望ましい。
この合成した離型剤は、他の通常用いられている離型剤
と併用して用いてもよいが、総離型剤量の50〜100
重量%の使用が望ましい。
と併用して用いてもよいが、総離型剤量の50〜100
重量%の使用が望ましい。
50重量%未満であると、離型性、型汚れ性、捺印性、
密着性(耐湿性)のいずれかが低下し、バランスのとれ
ない離型剤系となる。
密着性(耐湿性)のいずれかが低下し、バランスのとれ
ない離型剤系となる。
また、この合成離型剤の組成物への配合割合は、エポキ
シ樹脂組成物全体量の0.1〜2.0重量%、好ましく
は0.3〜1.0重量%である。
シ樹脂組成物全体量の0.1〜2.0重量%、好ましく
は0.3〜1.0重量%である。
配合割合を多くしすぎると型汚れ性が低下するのみなら
ず、硬化物のガラス転移点(Tg)、II械的強度、耐
湿性が低下する。
ず、硬化物のガラス転移点(Tg)、II械的強度、耐
湿性が低下する。
逆に配合割合を少なくすると、当然離型性が低下し、著
しく成形性が低下する。
しく成形性が低下する。
なお、本発明のアミン基含有のエステル化合物離型側が
金型汚れ性と離型作用に顕著な効果がある理由は不明で
あるが、以下の様に推測している。
金型汚れ性と離型作用に顕著な効果がある理由は不明で
あるが、以下の様に推測している。
■ 離型効果大である長鎖脂肪酸エステル構造を有して
いる。
いる。
■ エポキシ樹脂に相溶あるいは反応しゃすいアミン構
造を有しているために成形品表面へのブリード量が少な
く、金型汚れが少なくてすむ。
造を有しているために成形品表面へのブリード量が少な
く、金型汚れが少なくてすむ。
本発明で用いるエポキシ樹脂は1分子中に2個以上のエ
ポキシ基を有するものであればいかなるものでも良く、
例えばビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノー
ルF型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ
樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、脂環式エ
ポキシ樹脂、さらにこれらのシリコーン変性樹脂及びそ
の他変性樹脂等が挙げられ、これらのエポキシ樹脂は1
種または2種以上混合して用いることも出来る。
ポキシ基を有するものであればいかなるものでも良く、
例えばビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノー
ルF型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ
樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、脂環式エ
ポキシ樹脂、さらにこれらのシリコーン変性樹脂及びそ
の他変性樹脂等が挙げられ、これらのエポキシ樹脂は1
種または2種以上混合して用いることも出来る。
これらのエポキシ樹脂の中ではエポキシ当量が150〜
250、軟化点が60〜130℃であり、且つNa”、
Cl4−等のイオン性不純物が出来る限り少ないものが
好ましい。
250、軟化点が60〜130℃であり、且つNa”、
Cl4−等のイオン性不純物が出来る限り少ないものが
好ましい。
本発明で用いるフェノール樹脂は硬化剤としての働きを
するものである。
するものである。
これらのフェノール樹脂としてはフェノールノボラック
型脂、タレゾールノボラック樹脂、さらに、これらのシ
リコーン変性樹脂およびその他の変性樹脂等が挙げられ
、これらは1種または2種以上混合して用いることもで
きる。
型脂、タレゾールノボラック樹脂、さらに、これらのシ
リコーン変性樹脂およびその他の変性樹脂等が挙げられ
、これらは1種または2種以上混合して用いることもで
きる。
用いられるフェノール樹脂は水酸基当量が80〜150
.軟化点が60〜120℃であり、Na’C2−等のイ
オン性不純物が出来る限り少ないものが好ましい。
.軟化点が60〜120℃であり、Na’C2−等のイ
オン性不純物が出来る限り少ないものが好ましい。
総エポキシ樹脂成分と総硬化剤(フェノール樹脂)成分
は当量比でエポキシ基/フェノール性水酸基−70/1
00〜100/70(7)範囲が好適である。
は当量比でエポキシ基/フェノール性水酸基−70/1
00〜100/70(7)範囲が好適である。
当量比が70/100未満もしくは100/70より大
きいとTgの低下、熱時硬度の低下、耐湿性の低下等が
生じ、半導体封止用樹脂組成物として不適となってしま
う。
きいとTgの低下、熱時硬度の低下、耐湿性の低下等が
生じ、半導体封止用樹脂組成物として不適となってしま
う。
本発明で用いられる無機充填材としては結晶シリカ、溶
融シリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、タルク、マイカ
、ガラス繊維等が挙げられる。
融シリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、タルク、マイカ
、ガラス繊維等が挙げられる。
これらの1種又は2種以上混合して使用される。
これらのうちで特に結晶シリカ又は溶融シリカが好適に
用いられる。
用いられる。
本発明に使用される硬化促進剤としてはエポキシ基とフ
ェノール性水酸基との反応を促進するものであればよく
、一般に封止用材料に使用されているものを広(使用す
ることができ、例えばBDMA等の第3級アミン類、イ
ミダゾール類、1.8−ジアザビシクロ[5,4,01
ウンデセン−7(DBυ)、トリフェニルホスフィン(
TPP)等の有機リン化合物等を単独もしくは2種以上
混合して用いても良い。
ェノール性水酸基との反応を促進するものであればよく
、一般に封止用材料に使用されているものを広(使用す
ることができ、例えばBDMA等の第3級アミン類、イ
ミダゾール類、1.8−ジアザビシクロ[5,4,01
ウンデセン−7(DBυ)、トリフェニルホスフィン(
TPP)等の有機リン化合物等を単独もしくは2種以上
混合して用いても良い。
また、これら以外の成分として必要に応じてシランカッ
プリング剤、臭素化エポキシ樹脂、二酸化アンチモン、
ヘキサブロムベンゼン等の難燃前、カーボンブラック、
ベンガラ等の着色網及びシリコーンオイル、ゴム等の低
応力添加剤等の種々の添加剤を適宜配合しても良い。
プリング剤、臭素化エポキシ樹脂、二酸化アンチモン、
ヘキサブロムベンゼン等の難燃前、カーボンブラック、
ベンガラ等の着色網及びシリコーンオイル、ゴム等の低
応力添加剤等の種々の添加剤を適宜配合しても良い。
本発明の半導体封止用エポキシ#A脂組成物を成形材料
として、製造するには、エポキシ樹脂、硬化剤、無機充
填材、硬化促進剤、離型剤として特殊な合成ワックス及
びその他の添加剤をミキサー等によって充分に均一に混
合した後、さらに熱ロール又はニーダ−等で溶融混練し
、冷却後粉砕することによって得ることができる。これ
らの成形材料は電子部品あるいは電気部品の封止、被覆
、絶縁等に用いることができる。
として、製造するには、エポキシ樹脂、硬化剤、無機充
填材、硬化促進剤、離型剤として特殊な合成ワックス及
びその他の添加剤をミキサー等によって充分に均一に混
合した後、さらに熱ロール又はニーダ−等で溶融混練し
、冷却後粉砕することによって得ることができる。これ
らの成形材料は電子部品あるいは電気部品の封止、被覆
、絶縁等に用いることができる。
次に実施例について比較例とあわせて説明する。
なお、以下製造例、比較製造例、実施例および比較例に
おいて1部」および「%」は重量部および重量%を示す
。
おいて1部」および「%」は重量部および重量%を示す
。
(ワックスの合成)
製造例1
ステアリン酸284 g (1sol)と乾燥ベンゼン
l!を入れ、攪拌しなから五塩化リン213g(1,0
2蒙of)を30〜50gづつ加える。室温では塩素の
発生は12時間後に起きるので、その後2時間還流させ
る。溶媒と塩化ホスホリルを除去した後、減圧蒸留しス
テアリン酸塩化物C113(CHz)+a−coc z
を得る(−段目収率65〜70%)次にジェタノールア
ミン26.3 g (0,25sol)と乾燥ジメチル
アニリン60.6 g (0,5mol)を乾燥エーテ
ル100dに溶かし、かきまぜながらステアリン酸塩化
物151.2 g (0,5sol)を滴下する。
l!を入れ、攪拌しなから五塩化リン213g(1,0
2蒙of)を30〜50gづつ加える。室温では塩素の
発生は12時間後に起きるので、その後2時間還流させ
る。溶媒と塩化ホスホリルを除去した後、減圧蒸留しス
テアリン酸塩化物C113(CHz)+a−coc z
を得る(−段目収率65〜70%)次にジェタノールア
ミン26.3 g (0,25sol)と乾燥ジメチル
アニリン60.6 g (0,5mol)を乾燥エーテ
ル100dに溶かし、かきまぜながらステアリン酸塩化
物151.2 g (0,5sol)を滴下する。
滴下後2時間還流し放冷する。
水を加えエーテルで抽出し、抽出溶液を10%硫酸水溶
液で数回洗い、脱溶媒して合成ワックスAを得る。(二
段再収率90%) 製造例2 製造例1のステアリン酸をモンタン酸466g(l■o
l)に変更し、さらにジェタノールアミンをジイソプロ
パツールアミン33.3g(0,25■01)に変更し
た以外は同様に製造し、合成ワックスBを得た。(−段
目収率65〜70%、二段目収率90〜95%) 製造例3 製造例2のジイソプロパツールアミンをジヒドロキシジ
フェニルアミン50.2g(0,25蒙of)に変更し
た以外は同様にして製造し、合成ワックスCを得た。(
−段目収率70〜75%、二段目収率95〜97%) 比較製造例1 製造例1のステアリン酸をパルミチン酸254g(1s
ol)に変更する以外は同様にして製造し、合成ワック
スDを得た。(−段目収率65〜70%、二段目収率9
0%) 比較製造例2 製造例1のステアリン酸を炭素数36〜40の脂肪酸5
64g(1sol)に変更する以外は同様にして製造し
合成ワックスEを得た。(−段目収率65〜70%、二
段目収率85〜90%)実施例」 下記組成物 0−タレゾールノボラック型エポキシ樹脂(エポキシ当
量200、軟化点65°C)95重量部 臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポキシ当量
370、軟化点65°C1臭素含有率37%)
5重量部フェノールノボラック樹脂 (on当量105、軟化点105°C) 50重量部
溶融シリカ 490重量部トリフェニ
ルホスフィン 2重量部合成ワックスA
4重量部三酸化アンチモン
25重量部シランカップリング剤 2重量部
カーボンブラック 3重量部を常温で充
分混合し、次いで95〜i o o ’cで加熱ニーダ
−等により混練し、冷却後粉砕してタブレフト化して本
発明の半導体封止用エポキシ樹脂組成物を得た。
液で数回洗い、脱溶媒して合成ワックスAを得る。(二
段再収率90%) 製造例2 製造例1のステアリン酸をモンタン酸466g(l■o
l)に変更し、さらにジェタノールアミンをジイソプロ
パツールアミン33.3g(0,25■01)に変更し
た以外は同様に製造し、合成ワックスBを得た。(−段
目収率65〜70%、二段目収率90〜95%) 製造例3 製造例2のジイソプロパツールアミンをジヒドロキシジ
フェニルアミン50.2g(0,25蒙of)に変更し
た以外は同様にして製造し、合成ワックスCを得た。(
−段目収率70〜75%、二段目収率95〜97%) 比較製造例1 製造例1のステアリン酸をパルミチン酸254g(1s
ol)に変更する以外は同様にして製造し、合成ワック
スDを得た。(−段目収率65〜70%、二段目収率9
0%) 比較製造例2 製造例1のステアリン酸を炭素数36〜40の脂肪酸5
64g(1sol)に変更する以外は同様にして製造し
合成ワックスEを得た。(−段目収率65〜70%、二
段目収率85〜90%)実施例」 下記組成物 0−タレゾールノボラック型エポキシ樹脂(エポキシ当
量200、軟化点65°C)95重量部 臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポキシ当量
370、軟化点65°C1臭素含有率37%)
5重量部フェノールノボラック樹脂 (on当量105、軟化点105°C) 50重量部
溶融シリカ 490重量部トリフェニ
ルホスフィン 2重量部合成ワックスA
4重量部三酸化アンチモン
25重量部シランカップリング剤 2重量部
カーボンブラック 3重量部を常温で充
分混合し、次いで95〜i o o ’cで加熱ニーダ
−等により混練し、冷却後粉砕してタブレフト化して本
発明の半導体封止用エポキシ樹脂組成物を得た。
この材料をトランスファー成形機(成形条件:金型温度
175℃、硬化時間2分)を用いて成形し、成形時の離
型性、型汚れ性を評価した。
175℃、硬化時間2分)を用いて成形し、成形時の離
型性、型汚れ性を評価した。
さらに得られた成形品を175°C,8時間後硬化し、
捺印性試験と耐湿性試験を行った。
捺印性試験と耐湿性試験を行った。
評価結果を第1表に示す。
実施例2
実施例1において合成ワックスAの代りに合成ワックス
Cとし、O−タレゾールノボラック型エポキシ樹脂をシ
リコーン変性エポキシ樹脂(a)105部とした以外は
実施例1と同様にして半導体封止用材料を得、同様にし
て評価した。
Cとし、O−タレゾールノボラック型エポキシ樹脂をシ
リコーン変性エポキシ樹脂(a)105部とした以外は
実施例1と同様にして半導体封止用材料を得、同様にし
て評価した。
結果を第1表に示す。
実施例3
実施例1と同様にして第1表に示す組成の半導体封止用
材料を得、実施例1と同様にして評価した。結果を第1
表に示す。
材料を得、実施例1と同様にして評価した。結果を第1
表に示す。
比較例1〜5
実施例1と同様にして第1表に示す組成の半導体封止用
材料を得、実施例1と同様にして評価した。結果を第1
表に示す。
材料を得、実施例1と同様にして評価した。結果を第1
表に示す。
*l)下記式(ロ)で示されるシリコーンオイル10部
と0−タレゾールノボラック型エポキシ樹脂(エポキシ
当量200、軟化点60°C)100部との反応物(エ
ポキシ当Ji210)2)下記式([[[)で示される
シリコーンオイル0部とフェノールノボラック樹脂(O
H当量15、軟化点100″C)100部との反応物(
0当量127)、シリコーン変性フェノールノボツク樹
脂(b) CH。
と0−タレゾールノボラック型エポキシ樹脂(エポキシ
当量200、軟化点60°C)100部との反応物(エ
ポキシ当Ji210)2)下記式([[[)で示される
シリコーンオイル0部とフェノールノボラック樹脂(O
H当量15、軟化点100″C)100部との反応物(
0当量127)、シリコーン変性フェノールノボツク樹
脂(b) CH。
*3)コンベンショナルタイプの金型からの成形品の離
型性を定性的に評価、(成形条件175°C1注入15
秒、硬化105秒) *4)型曇りが発生するまでの成形ショツト数にて判定
。
型性を定性的に評価、(成形条件175°C1注入15
秒、硬化105秒) *4)型曇りが発生するまでの成形ショツト数にて判定
。
$5)10シヨツト目の成形品を使用し、捺印後セロテ
ープを貼る。このセロテープを剥がしたとき捺印がとら
れた数で判定。
ープを貼る。このセロテープを剥がしたとき捺印がとら
れた数で判定。
表中には成形品50個捺印の剥がれた成形品個数を示す
。
。
*6)成形品100個(後硬化175℃、8 Hrs)
について120°Cの高圧水蒸気下で1000時間の耐
湿試験を行い不良個数を調べた0表中には100個中の
不良個数を示す。
について120°Cの高圧水蒸気下で1000時間の耐
湿試験を行い不良個数を調べた0表中には100個中の
不良個数を示す。
本発明の合成ワックスを用いてなるエポキシ樹脂組成物
は、離型性、金型汚れ性、捺印性が非常に優れ、しかも
シリコンチップやリードフレームとの密着も良いため、
耐湿性に優れており、半導体封止用樹脂組成物として非
常に優れているものである。
は、離型性、金型汚れ性、捺印性が非常に優れ、しかも
シリコンチップやリードフレームとの密着も良いため、
耐湿性に優れており、半導体封止用樹脂組成物として非
常に優れているものである。
Claims (1)
- (1)(A)エポキシ樹脂 (B)硬化剤 (C)無機充填材 (D)硬化促進剤および (E)炭素数18以上35以下の長鎖一価 飽和脂肪酸と下記式(I)で示される化合物とのエステ
ルを、総離型剤中の50〜100重量%含有する離型剤 ▲数式、化学式、表等があります▼(I) を必須成分とする半導体封止用の樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29617889A JPH03157449A (ja) | 1989-11-16 | 1989-11-16 | 樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29617889A JPH03157449A (ja) | 1989-11-16 | 1989-11-16 | 樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03157449A true JPH03157449A (ja) | 1991-07-05 |
JPH0581622B2 JPH0581622B2 (ja) | 1993-11-15 |
Family
ID=17830175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29617889A Granted JPH03157449A (ja) | 1989-11-16 | 1989-11-16 | 樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03157449A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002173578A (ja) * | 2000-12-04 | 2002-06-21 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | エポキシ樹脂組成物及び半導体装置 |
JP2006249196A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-21 | Kaneka Corp | ポリエステル樹脂組成物およびそれから得られる成形体 |
WO2018216524A1 (ja) * | 2017-05-24 | 2018-11-29 | 三菱ケミカル株式会社 | 成形材料、および繊維強化複合材料 |
-
1989
- 1989-11-16 JP JP29617889A patent/JPH03157449A/ja active Granted
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002173578A (ja) * | 2000-12-04 | 2002-06-21 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | エポキシ樹脂組成物及び半導体装置 |
JP2006249196A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-21 | Kaneka Corp | ポリエステル樹脂組成物およびそれから得られる成形体 |
WO2018216524A1 (ja) * | 2017-05-24 | 2018-11-29 | 三菱ケミカル株式会社 | 成形材料、および繊維強化複合材料 |
JPWO2018216524A1 (ja) * | 2017-05-24 | 2019-06-27 | 三菱ケミカル株式会社 | 成形材料、および繊維強化複合材料 |
US11104793B2 (en) | 2017-05-24 | 2021-08-31 | Mitsubishi Chemical Corporation | Molding material and fiber-reinforced composite material |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0581622B2 (ja) | 1993-11-15 |
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