JPH03154717A - 放電加工における揺動加工方法及び揺動加工制御装置 - Google Patents
放電加工における揺動加工方法及び揺動加工制御装置Info
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- JPH03154717A JPH03154717A JP28867589A JP28867589A JPH03154717A JP H03154717 A JPH03154717 A JP H03154717A JP 28867589 A JP28867589 A JP 28867589A JP 28867589 A JP28867589 A JP 28867589A JP H03154717 A JPH03154717 A JP H03154717A
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- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は放電加工における揺動加工方法及び揺動加工
制御装置に関し、特に揺動加工を行なうとき、その加工
時間を短縮することができる揺動加工方法及び揺動加工
制御装置に関するものである。
制御装置に関し、特に揺動加工を行なうとき、その加工
時間を短縮することができる揺動加工方法及び揺動加工
制御装置に関するものである。
[従来の技術]
第8図は従来の揺動加工方法を実施するための揺動加工
制御装置及び放電加工機を示すブロック図であり、図に
おいて、(10)は被加工物、(12)は加工槽、(1
4)は加工液、(16)は加工用電極、(18)は外部
のタンク、(20)はノズル、(22)はテーブル、(
24〉はX軸駆動モータ、(26)はY軸駆動モータ、
(28)ハz軸駆動モータ、(30)tic軸駆動モー
タ、(32)は加工電源、(34)はスイッチング素子
、Trはトランジスタ、Cはコンデンサ、Rは抵抗、E
は直流電源、Pはポンプである。
制御装置及び放電加工機を示すブロック図であり、図に
おいて、(10)は被加工物、(12)は加工槽、(1
4)は加工液、(16)は加工用電極、(18)は外部
のタンク、(20)はノズル、(22)はテーブル、(
24〉はX軸駆動モータ、(26)はY軸駆動モータ、
(28)ハz軸駆動モータ、(30)tic軸駆動モー
タ、(32)は加工電源、(34)はスイッチング素子
、Trはトランジスタ、Cはコンデンサ、Rは抵抗、E
は直流電源、Pはポンプである。
以上の構成において、被加工物(10)は加工槽(12
)内に蓄えられた絶縁性の加工液(I4)内に浸漬され
ており、この被加工物(10)は加工液(14)を介し
て電極(1B)と対向している。
)内に蓄えられた絶縁性の加工液(I4)内に浸漬され
ており、この被加工物(10)は加工液(14)を介し
て電極(1B)と対向している。
加工液(14)は加工槽(12)と外部のタンク(18
)の間を循環しており、加工槽(12)からタンク(1
8)へと戻り、たくわえられた加工液(14)はポンプ
Pによりノズル(20)から加工槽(12)内の被加工
物(10)と電極(18)との間隙に噴射される。
)の間を循環しており、加工槽(12)からタンク(1
8)へと戻り、たくわえられた加工液(14)はポンプ
Pによりノズル(20)から加工槽(12)内の被加工
物(10)と電極(18)との間隙に噴射される。
また、被加工物(lO)と加工用電極(1B)との相対
運動は、被加工物(lO)が載置されるテーブル(22
)をX軸駆動モータ(24〉とY軸駆動モータ(26)
でテーブル(22)を含む平面内で移動させたり、ある
いは電極(1B)をZ軸駆動モータ(28)で上下方向
に移動させたり、また電極(16)をC軸モータ(30
)で任意の角度に回転させることにより行われる。
運動は、被加工物(lO)が載置されるテーブル(22
)をX軸駆動モータ(24〉とY軸駆動モータ(26)
でテーブル(22)を含む平面内で移動させたり、ある
いは電極(1B)をZ軸駆動モータ(28)で上下方向
に移動させたり、また電極(16)をC軸モータ(30
)で任意の角度に回転させることにより行われる。
加工電源(32)は電気的エネルギーを電極(1B)と
被加工物(lO)との間に供給するものであり、例えば
直流電源E1 トランジスタTr、コンデンサC1抵抗
R及びスイッチング素子(34)から構成されている。
被加工物(lO)との間に供給するものであり、例えば
直流電源E1 トランジスタTr、コンデンサC1抵抗
R及びスイッチング素子(34)から構成されている。
数値制御装置(以下、NC装置と記す) (3B)はX
軸駆動モータ(24)、Y軸駆動モータ(2B)、Z軸
駆動モータ(28)、C軸駆動モータ(30)の動作を
、あらかじめ定められたプログラムに従って制御するコ
ンピュータを含む制御装置である。
軸駆動モータ(24)、Y軸駆動モータ(2B)、Z軸
駆動モータ(28)、C軸駆動モータ(30)の動作を
、あらかじめ定められたプログラムに従って制御するコ
ンピュータを含む制御装置である。
第9図はNC装置(36)の−例を示す構成図であり、
図において、(1)はメモリで、RAMで構成されてお
り、プログラムやデータを3己憶するものである。(2
)はCP U (2a)を主体とした制御部で、メモリ
(1)にロードされたシステムソフトウェアに従ってN
C装置の機能を制御する部分である。
図において、(1)はメモリで、RAMで構成されてお
り、プログラムやデータを3己憶するものである。(2
)はCP U (2a)を主体とした制御部で、メモリ
(1)にロードされたシステムソフトウェアに従ってN
C装置の機能を制御する部分である。
(3)は演算部で、制御部(2)の制御のもとに数値演
算を行う部分である。(4)はテープリーダで、NC加
工のプログラムがさん孔されている紙テープを読み取る
装置である。なお、以下この明細書ではNC加工のプロ
グラムを加ニブログラムと称することにする。(5)は
プログラムインターフェイス、(6)はサーボ増幅器な
どを含む駆動部、(7)は例えばX軸を駆動するX軸駆
動モータ、(8)はフィードバック信号を出力するエン
コーダである。
算を行う部分である。(4)はテープリーダで、NC加
工のプログラムがさん孔されている紙テープを読み取る
装置である。なお、以下この明細書ではNC加工のプロ
グラムを加ニブログラムと称することにする。(5)は
プログラムインターフェイス、(6)はサーボ増幅器な
どを含む駆動部、(7)は例えばX軸を駆動するX軸駆
動モータ、(8)はフィードバック信号を出力するエン
コーダである。
(9)は人出力信号インターフェイスで、NC装置を起
動又は停止させるために必要な人力信号とNC装置の状
態信号及びNC装置から外部の機器を制御するための補
助機能信号等の出力信号のインターフェイスである。な
お、加ニブログラムを書き込む媒体は紙テープに限らず
、フロッピィディスク等でもよい。また、第9図では(
8)、(7)及び(8)は1軸についてのみ示しである
。
動又は停止させるために必要な人力信号とNC装置の状
態信号及びNC装置から外部の機器を制御するための補
助機能信号等の出力信号のインターフェイスである。な
お、加ニブログラムを書き込む媒体は紙テープに限らず
、フロッピィディスク等でもよい。また、第9図では(
8)、(7)及び(8)は1軸についてのみ示しである
。
次に、揺動加工の第1例の動作について拡大加工を例に
とって説明する。第10図において被加工物(10)を
破線で示した形状に加工する場合、先ず電極(16)を
Z軸方向(以下、この方向を加工開始時に電極(lB)
と被加工物(10)とが対向している方向という意味で
「対向方向」と称して、後述の揺動運動の方向と区別す
る。)に沿って一定の深さΔZの距離だけ掘り下げる。
とって説明する。第10図において被加工物(10)を
破線で示した形状に加工する場合、先ず電極(16)を
Z軸方向(以下、この方向を加工開始時に電極(lB)
と被加工物(10)とが対向している方向という意味で
「対向方向」と称して、後述の揺動運動の方向と区別す
る。)に沿って一定の深さΔZの距離だけ掘り下げる。
次に対向方向に直交する揺動平面上(XY平面上)で揺
動周回運動を行なう。揺動周回運動が終了したら、再び
対向方向にΔ2だけ掘り下げて、揺動周回運動を行なう
。
動周回運動を行なう。揺動周回運動が終了したら、再び
対向方向にΔ2だけ掘り下げて、揺動周回運動を行なう
。
以下、これを繰り返すことにより所望の形状に加工を行
なっている。ここで揺動周回運動は一般に円形状または
四角形状が用いられる。通常加工深さが深い場合には加
工深さが深くなるに従って加工が不安定になりやすいた
め、前記ΔZの値はある程度小さくして加工を行うが、
この場合揺動周回運動中の電極と被加工物の対向面積も
ΔZの値に比例して小さくなる。
なっている。ここで揺動周回運動は一般に円形状または
四角形状が用いられる。通常加工深さが深い場合には加
工深さが深くなるに従って加工が不安定になりやすいた
め、前記ΔZの値はある程度小さくして加工を行うが、
この場合揺動周回運動中の電極と被加工物の対向面積も
ΔZの値に比例して小さくなる。
次に、揺動加工の第2例の動作について説明する。第1
1図(a)において被加工物(10)を破線で示した形
状に加工する場合、同図(a)のように電極(1B)を
対向方向に沿って掘り下げ、指令値まで加工したところ
で同図(b)に示すように揺動平面上で揺動周回運動を
行うことで所望の形状に加工を行なっている。
1図(a)において被加工物(10)を破線で示した形
状に加工する場合、同図(a)のように電極(1B)を
対向方向に沿って掘り下げ、指令値まで加工したところ
で同図(b)に示すように揺動平面上で揺動周回運動を
行うことで所望の形状に加工を行なっている。
加工効率の点から一般に電極と被加工物が対向する面積
が広い方が加工効率が高いため、前記説明において電極
を指令値まで掘り下げてから揺動周回運動を行うことは
周回運動中側面全面が対向するため加工効率としては高
い加工方法である。
が広い方が加工効率が高いため、前記説明において電極
を指令値まで掘り下げてから揺動周回運動を行うことは
周回運動中側面全面が対向するため加工効率としては高
い加工方法である。
以上の動作は、あらかじめプログラムされた加ニブログ
ラムに従ってNC装置の制御のもとに行なわれる。
ラムに従ってNC装置の制御のもとに行なわれる。
なお、揺動加工における揺動運動としては、電極(1B
)を放射状に移動させたり、あらかじめプログラムした
任意軌道を移動させる場合もあり、この明細書で揺動運
動というときは、揺動周回運動も含めたすべての形状の
揺動運動をさすものとする。
)を放射状に移動させたり、あらかじめプログラムした
任意軌道を移動させる場合もあり、この明細書で揺動運
動というときは、揺動周回運動も含めたすべての形状の
揺動運動をさすものとする。
[発明が解決しようとする課題]
上記のような従来の放電加工方法では、上述のように揺
動加工を行なっているので、特に底付き加工で加工深さ
が深い場合には、深さ方向(前述の「対向方向」と同じ
方向である。以下同じ)の加工において加工粉の排除が
されにくくなり、加工が不安定になりやすいため加工速
度が低下する問題点があった。さらに、第1例では加工
が不安定になりや゛すいため深い位置でも安定加工が可
能なようにΔ2値を小さくするが、この時加工粉排除が
良い状態の加工開始時点でも同じΔZ値が使用されるた
め、揺動周回運動中の電極と被加工物の対向面積が小さ
くなって、特に加工開始時点で加工効率が低下する問題
点があった。
動加工を行なっているので、特に底付き加工で加工深さ
が深い場合には、深さ方向(前述の「対向方向」と同じ
方向である。以下同じ)の加工において加工粉の排除が
されにくくなり、加工が不安定になりやすいため加工速
度が低下する問題点があった。さらに、第1例では加工
が不安定になりや゛すいため深い位置でも安定加工が可
能なようにΔ2値を小さくするが、この時加工粉排除が
良い状態の加工開始時点でも同じΔZ値が使用されるた
め、揺動周回運動中の電極と被加工物の対向面積が小さ
くなって、特に加工開始時点で加工効率が低下する問題
点があった。
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたも
ので、加工深さの深い底付き加工においても、加工速度
の低下を防ぎ加工時間が短縮できる放電加工方法及び揺
動加工制御装置を得ることを目的とする。
ので、加工深さの深い底付き加工においても、加工速度
の低下を防ぎ加工時間が短縮できる放電加工方法及び揺
動加工制御装置を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段]
この発明の第1発明に係る揺動加工方法は、先ず被加工
物に対し電極を対向方向に送って放電加工する第1工程
を行ない、次に第1工程の開始後あらかじめ設定した一
定時間が経過したら第1工程を中止させて対向方向と直
交する平面上で電極の揺動運動を行なって放電加工し、
揺動運動が終了したら第1工程へ移る第2工程を行ない
、以後これを繰り返して所望の形状に加工するものであ
る。
物に対し電極を対向方向に送って放電加工する第1工程
を行ない、次に第1工程の開始後あらかじめ設定した一
定時間が経過したら第1工程を中止させて対向方向と直
交する平面上で電極の揺動運動を行なって放電加工し、
揺動運動が終了したら第1工程へ移る第2工程を行ない
、以後これを繰り返して所望の形状に加工するものであ
る。
この発明の第2発明に係る揺動加工方法は、先ず被加工
物に対し電極を対向方向に送って放電加工する第1工程
と、第1工程の開始後加工不安定状態を検出して第1工
程を中止させて、その位置で対向方向と直交する平面上
で電極の揺動運動を行なって放電加工し、揺動運動が終
了したら第1工程へ移る第2工程とを有し、被加工物を
所望の形状に加工するものである。
物に対し電極を対向方向に送って放電加工する第1工程
と、第1工程の開始後加工不安定状態を検出して第1工
程を中止させて、その位置で対向方向と直交する平面上
で電極の揺動運動を行なって放電加工し、揺動運動が終
了したら第1工程へ移る第2工程とを有し、被加工物を
所望の形状に加工するものである。
この発明の第3発明に係る揺動加工制御装置は、あらか
じめ一定時間を設定しておき、この設定された一定時間
毎に、揺動動作制御部により電極の対向方向の送りを中
止させて、揺動運動の起動を行なうものである。
じめ一定時間を設定しておき、この設定された一定時間
毎に、揺動動作制御部により電極の対向方向の送りを中
止させて、揺動運動の起動を行なうものである。
この発明の第4発明に係る揺動加工制御装置は、電極と
被加工物の対向方向の加工を行なう過程における加工不
安定状態を評価する評価基準データあらかじめを設定し
ておき、加工状態評価兼揺動動作制御部により一定時間
毎に評価基準データに基づいて加工不安定状態か否かを
判定し、不安定と判定されたとき、電極の対向方向の送
りを中止させて、揺動運動の起動を行なうものである。
被加工物の対向方向の加工を行なう過程における加工不
安定状態を評価する評価基準データあらかじめを設定し
ておき、加工状態評価兼揺動動作制御部により一定時間
毎に評価基準データに基づいて加工不安定状態か否かを
判定し、不安定と判定されたとき、電極の対向方向の送
りを中止させて、揺動運動の起動を行なうものである。
[作 用]
この発明の第1発明及び第3発明においては、一定時間
毎に揺動運動を行なわせることにより、加工粉の排除が
良い状態の加工開始時点では大きい掘り下げ量について
揺動運動が行なわれ、加工が進み加工深さが深くなるに
つれて除々に小さい掘り下げ量について揺動運動が行な
われるから、加工底面で発生する加工粉の排除がしやす
くなる。
毎に揺動運動を行なわせることにより、加工粉の排除が
良い状態の加工開始時点では大きい掘り下げ量について
揺動運動が行なわれ、加工が進み加工深さが深くなるに
つれて除々に小さい掘り下げ量について揺動運動が行な
われるから、加工底面で発生する加工粉の排除がしやす
くなる。
この発明の第2発明及び第4発明においては、対向方向
の加工を行なう過程において一定時間毎に加工不安定状
態か否かを予め設定した評価基準データに基づいて判定
し、不安定と判断されたとき、その位置で揺動運動を行
なうことにより側面方向の間隙が広げられる。これによ
り加工粉が排除されやすい状態を作り出す。
の加工を行なう過程において一定時間毎に加工不安定状
態か否かを予め設定した評価基準データに基づいて判定
し、不安定と判断されたとき、その位置で揺動運動を行
なうことにより側面方向の間隙が広げられる。これによ
り加工粉が排除されやすい状態を作り出す。
[実施例〕
第1図はこの発明の第1発明の原理を示すもので電極の
移動を説明する説明図、第2図は時間と電極のZ軸方向
移動量との関係を説明する説明図である。
移動を説明する説明図、第2図は時間と電極のZ軸方向
移動量との関係を説明する説明図である。
先ず、第1発明による揺動加工方法の原理について説明
する。放電加工においては、通常加工特性として、時間
を対加工深さZの関係が第2図に示すグラフのようにな
ることから、一定時間T毎に、つまり周期Tで揺動周回
運動をさせることにより、第1図に示すように△Z値は
開始時点ではΔZ1のように大きく、加工深さが深くな
るに従ってΔZ値はΔZ から△Z 、ΔZ a 、Δ
Z42 のように徐々に小さくなる。加工深さが深くなるに従っ
て加工粉の排除がされにくいことから、この第1発明で
は、徐々に小さくなるΔZについて揺動周回運動を行な
わせ、側面間隙を広めることで、加工底面で発生する加
工粉の排除をしやすくする。
する。放電加工においては、通常加工特性として、時間
を対加工深さZの関係が第2図に示すグラフのようにな
ることから、一定時間T毎に、つまり周期Tで揺動周回
運動をさせることにより、第1図に示すように△Z値は
開始時点ではΔZ1のように大きく、加工深さが深くな
るに従ってΔZ値はΔZ から△Z 、ΔZ a 、Δ
Z42 のように徐々に小さくなる。加工深さが深くなるに従っ
て加工粉の排除がされにくいことから、この第1発明で
は、徐々に小さくなるΔZについて揺動周回運動を行な
わせ、側面間隙を広めることで、加工底面で発生する加
工粉の排除をしやすくする。
次に、加工の工程について説明する。この発明の第1発
明の一実施例は、被加工物(10)に対し電極(16)
を対向方向(Z軸方向)に送って放電加工する第1工程
と、第1工程の開始後あらかじめ設定した一定時間Tが
経過したら第1工程を中止させて対向方向と直交するX
Y平面上で電極(16)の揺動運動を行なって放電加工
し、揺動運動が終了したら第1工程へ移る第2工程とを
有し、先ず第1工程を行ない、次に第2工程を行なうこ
とにより△Z1だけ掘り下げた所で揺動運動が行なわれ
、さらに第1工程、第2工程を行なうことによりΔZ
からΔZ2だけ掘り下げた所で揺動■ 運動が行なわれる。以下、第1工程と第2工程を繰り返
し、第1工程中に加工深さが指令値に達したら、そこで
揺動運動を行なって加工を終了する。
明の一実施例は、被加工物(10)に対し電極(16)
を対向方向(Z軸方向)に送って放電加工する第1工程
と、第1工程の開始後あらかじめ設定した一定時間Tが
経過したら第1工程を中止させて対向方向と直交するX
Y平面上で電極(16)の揺動運動を行なって放電加工
し、揺動運動が終了したら第1工程へ移る第2工程とを
有し、先ず第1工程を行ない、次に第2工程を行なうこ
とにより△Z1だけ掘り下げた所で揺動運動が行なわれ
、さらに第1工程、第2工程を行なうことによりΔZ
からΔZ2だけ掘り下げた所で揺動■ 運動が行なわれる。以下、第1工程と第2工程を繰り返
し、第1工程中に加工深さが指令値に達したら、そこで
揺動運動を行なって加工を終了する。
以上のようにして、被加工物(10)が所望の形状に加
工される。
工される。
次に、この発明の第1発明の実施に直接使用する装置で
ある第3発明について説明する。
ある第3発明について説明する。
第3図はこの発明の第3発明である揺動加工制御装置の
一実施例を示すブロック図、第4図は第3図に示す装置
の動作を示すフローチャートである。
一実施例を示すブロック図、第4図は第3図に示す装置
の動作を示すフローチャートである。
第3図において、(41)はタイマ、(42)は基準時
間設定部で、揺動周回運動を起動させる周期Tの設定を
行なうものである。(43)は揺動動作制御部、(44
)は記憶部、(45)は揺動周回方向の電極の相対移動
量をX軸駆動モータ(24)とY軸駆動モータ(26)
に出力する揺動周回方向出力部、(46)は対向方向で
ある深さ方向の電極の相対移動量(以下、単に移動量と
記す)をZ軸駆動モータ(28)に出力する深さ方向出
力部である。なお、(45)及び(4B)の動作の起動
(オン)と停止(オフ)は、揺動動作制御装置(43)
によって制御される。
間設定部で、揺動周回運動を起動させる周期Tの設定を
行なうものである。(43)は揺動動作制御部、(44
)は記憶部、(45)は揺動周回方向の電極の相対移動
量をX軸駆動モータ(24)とY軸駆動モータ(26)
に出力する揺動周回方向出力部、(46)は対向方向で
ある深さ方向の電極の相対移動量(以下、単に移動量と
記す)をZ軸駆動モータ(28)に出力する深さ方向出
力部である。なお、(45)及び(4B)の動作の起動
(オン)と停止(オフ)は、揺動動作制御装置(43)
によって制御される。
第3図に示す(41)、 (42) 、 (43)、
(45)及び(46)の各部は第9図における制御部(
2)に対応しており、記憶部(44)はメモリ(1)に
対応している。、基準時間設定部(42)の動作として
は、入出力インターフェイス(9)を介してキーボード
より基準時間が入力され、このデータを記憶部(44)
に格納する場合と、テープリーダ(4)からプログラム
インターフェイス(5)を介して記憶部(44)に格納
する場合がある。後者は加ニブログラムの中で基準時間
設定命令を入力しておくことで実行される。
(45)及び(46)の各部は第9図における制御部(
2)に対応しており、記憶部(44)はメモリ(1)に
対応している。、基準時間設定部(42)の動作として
は、入出力インターフェイス(9)を介してキーボード
より基準時間が入力され、このデータを記憶部(44)
に格納する場合と、テープリーダ(4)からプログラム
インターフェイス(5)を介して記憶部(44)に格納
する場合がある。後者は加ニブログラムの中で基準時間
設定命令を入力しておくことで実行される。
タイマ(41)では、時間カウントをしており、記憶部
(44)に設定されている基準時間と比較して時間経過
とともに、揺動動作制御部(43)に揺動周回運動の起
動を行なう。揺動動作制御部(43)では、タイマ(4
1)からの揺動周回運動起動信号によって、揺動周回方
向出力部(45)を起動しくオンし)、深さ方向出力部
(46)の動作を停止する(オフする)。
(44)に設定されている基準時間と比較して時間経過
とともに、揺動動作制御部(43)に揺動周回運動の起
動を行なう。揺動動作制御部(43)では、タイマ(4
1)からの揺動周回運動起動信号によって、揺動周回方
向出力部(45)を起動しくオンし)、深さ方向出力部
(46)の動作を停止する(オフする)。
揺動周回方向出力部(45)、深さ方向出力部(4B)
においては、深さ方向または揺動周回方向の移動量を駆
動部(6)へ出力することにより機械を駆動する。
においては、深さ方向または揺動周回方向の移動量を駆
動部(6)へ出力することにより機械を駆動する。
以下、第4図に示すフローチャートに従って動作を説明
する。
する。
ステップ(S 61)で、揺動動作制御部(43)は初
期状態として、深さ方向出力部(4B)をオンし、揺動
周回方向出力部(45)に対しては起動をオフしている
。
期状態として、深さ方向出力部(4B)をオンし、揺動
周回方向出力部(45)に対しては起動をオフしている
。
次に、ステップ(S 62)で、深さ指令値到達信号が
入力されたか否か判断し、NOならばステップ(863
)で、タイマ(41)から信号が入力されたか否か判断
し、YESならばステップ(S 64)で、深さ方向出
力部(46)の動作をオフし、揺動周回方向出力部(4
5)に対する起動を行う(オンする)。
入力されたか否か判断し、NOならばステップ(863
)で、タイマ(41)から信号が入力されたか否か判断
し、YESならばステップ(S 64)で、深さ方向出
力部(46)の動作をオフし、揺動周回方向出力部(4
5)に対する起動を行う(オンする)。
揺動周回運動は、ステップ(S 65)で1周したか否
か判断し、YESならば終了し、ステップ(S 81)
へ戻る。なお、1周するまでの間は揺動周回運動中であ
ることをタイマ(41)に伝へることにより、この間タ
イマ(41)の時間カウントを中断することで、揺動周
回運動中タイマ(41)から揺動周回運動起動信号が出
力されないようにしている。
か判断し、YESならば終了し、ステップ(S 81)
へ戻る。なお、1周するまでの間は揺動周回運動中であ
ることをタイマ(41)に伝へることにより、この間タ
イマ(41)の時間カウントを中断することで、揺動周
回運動中タイマ(41)から揺動周回運動起動信号が出
力されないようにしている。
ステップ(S 62)でYESの場合、即ち深さ指令値
到達信号が入力された場合は、ステップ(886)で深
さ方向出力部(4B)をオフし、揺動周回方向出力部(
45)をオンする。ステップ(S 67)で、1周した
か否か判断し、YESならば揺動加工を終了する。
到達信号が入力された場合は、ステップ(886)で深
さ方向出力部(4B)をオフし、揺動周回方向出力部(
45)をオンする。ステップ(S 67)で、1周した
か否か判断し、YESならば揺動加工を終了する。
ステップ(S 63)でNOの場合は、ステップ(88
2)へ戻る。これはタイマ(41)から信号が人力され
ない状態でも深さ指令値到達をチエツクするためである
。
2)へ戻る。これはタイマ(41)から信号が人力され
ない状態でも深さ指令値到達をチエツクするためである
。
以上の動作が行なわれることにより、実際の電極の動作
は第1図に示すように、加工開始時点での掘り下げ量Δ
z1に比べて、加工深さが深くなるに従って徐々にΔ2
値は、ΔZ 、ΔZ3゜ΔZ4のように小さくなる。
は第1図に示すように、加工開始時点での掘り下げ量Δ
z1に比べて、加工深さが深くなるに従って徐々にΔ2
値は、ΔZ 、ΔZ3゜ΔZ4のように小さくなる。
次に、この発明の第2発明について説明する。
第5図はこの発明の第2発明の原理を示すもので電極の
動きを説明する説明図である。
動きを説明する説明図である。
この発明の第2発明は、深さ方向つまり対向方向の加工
において、加工粉の排除がされにくくになると加工が不
安定になりやすいため加工速度が低下することから、対
向方向の加工速度の低下を検出して対向方向の電極の送
りを中止させて、その位置で揺動運動を行なって、側面
方向の間隙を広げ加工粉が排除されやすい状態とする。
において、加工粉の排除がされにくくになると加工が不
安定になりやすいため加工速度が低下することから、対
向方向の加工速度の低下を検出して対向方向の電極の送
りを中止させて、その位置で揺動運動を行なって、側面
方向の間隙を広げ加工粉が排除されやすい状態とする。
次に、加工の工程について説明する。この発明の第2発
明の一実施例は、被加工物(lO)に対し電極(16)
を対向方向(Z軸方向)に送って放電加工する第1工程
と、第1工程の開始後加工速度の低下を検出して第1工
程を中止させて、その位置で対向方向と直交する平面上
で電極の揺動運動を行なって放電加工し、揺動運動が終
了したら第1工程へ移る第2工程とを有し、先ず、第1
工程を行ない、次に第2工程を行なうことにより第5図
(b)に示す状態まで加工が行なわれる。即ち、第5図
(a)は加工速度低下を検出するまでを示すもので、電
極(10)は深さ方向の加工を行なう。同図(b)は加
工速度低下を検出したときの揺動運動終了後を示すもの
であり、このとき側面方向の間隙は広がっている。(c
)図は(b)図で揺動運動終了後第1工程に移り、深さ
方向の加工を行なっている状態を示している。側面方向
の間隙は上部が広いため加工粉の排除がよい。この状態
でも加工速度の低下を検出しており、加工速度の低下が
検出されたら第1工程を中止させて、揺動運動を行ない
、また第1工程に移る。このように、第1工程及び第2
工程を行ない、第1工程中に加工深さが指令値に達した
ら、そこで揺動運動を行なって加工を終了する。以上の
ようにして所望の形状に加工される。
明の一実施例は、被加工物(lO)に対し電極(16)
を対向方向(Z軸方向)に送って放電加工する第1工程
と、第1工程の開始後加工速度の低下を検出して第1工
程を中止させて、その位置で対向方向と直交する平面上
で電極の揺動運動を行なって放電加工し、揺動運動が終
了したら第1工程へ移る第2工程とを有し、先ず、第1
工程を行ない、次に第2工程を行なうことにより第5図
(b)に示す状態まで加工が行なわれる。即ち、第5図
(a)は加工速度低下を検出するまでを示すもので、電
極(10)は深さ方向の加工を行なう。同図(b)は加
工速度低下を検出したときの揺動運動終了後を示すもの
であり、このとき側面方向の間隙は広がっている。(c
)図は(b)図で揺動運動終了後第1工程に移り、深さ
方向の加工を行なっている状態を示している。側面方向
の間隙は上部が広いため加工粉の排除がよい。この状態
でも加工速度の低下を検出しており、加工速度の低下が
検出されたら第1工程を中止させて、揺動運動を行ない
、また第1工程に移る。このように、第1工程及び第2
工程を行ない、第1工程中に加工深さが指令値に達した
ら、そこで揺動運動を行なって加工を終了する。以上の
ようにして所望の形状に加工される。
なお、加工の状況によっては、深さ指令値に達する迄で
第1工程と第2工程を何回か繰り返すことにより所望の
形状に加工される。
第1工程と第2工程を何回か繰り返すことにより所望の
形状に加工される。
次に、加工速度の低下の検出は、あらかじめ加工速度低
下率データを設定しておき、一定時間毎に加工速度を算
出し、 (今回加工速度)<(前回までの最大加工速度)×(加
工速度低下率%)・・・・・・(1)のとき、加工速度
低下と判定することにより行なう。
下率データを設定しておき、一定時間毎に加工速度を算
出し、 (今回加工速度)<(前回までの最大加工速度)×(加
工速度低下率%)・・・・・・(1)のとき、加工速度
低下と判定することにより行なう。
次に、この発明の第2発明の実施に直接使用する装置で
ある第4発明について説明する。
ある第4発明について説明する。
第6図はこの発明の第4発明である揺動加工制御装置の
一実施例を示すブロック図、第7図は第6図に示す装置
の動作を示すフローチャートである。
一実施例を示すブロック図、第7図は第6図に示す装置
の動作を示すフローチャートである。
第6図において、第3図と同一符号の部分は同一部分を
示し、(50)は現在座標読込部、(52)は評価基準
データ設定部で、揺動周回運動を起動させる加工不安定
状態を判定するための評価基準データ、この実施例では
加工速度低下率データの設定を行なうものである。(5
3)は加工状態評価兼揺動動作制御部(以下、単に加工
状態評価部と記す)で、評価基準データに基づ・いて、
深さ方向の加工を行なう過程における加工不安定状態を
検出すると共に揺動周回方向出力部(45)と深さ方向
出力部(4B)の動作の起動と停止を制御するものであ
る。
示し、(50)は現在座標読込部、(52)は評価基準
データ設定部で、揺動周回運動を起動させる加工不安定
状態を判定するための評価基準データ、この実施例では
加工速度低下率データの設定を行なうものである。(5
3)は加工状態評価兼揺動動作制御部(以下、単に加工
状態評価部と記す)で、評価基準データに基づ・いて、
深さ方向の加工を行なう過程における加工不安定状態を
検出すると共に揺動周回方向出力部(45)と深さ方向
出力部(4B)の動作の起動と停止を制御するものであ
る。
(44)は記憶部である。
第6図に示す(41)、(45)、(4B)、(50)
、(52)及び(53)の各部は第9図における制御部
(2)に対応しており、記憶部(44)はメモリ(1)
に対応している。
、(52)及び(53)の各部は第9図における制御部
(2)に対応しており、記憶部(44)はメモリ(1)
に対応している。
評価基準データ設定部(52)の動作としては、入出力
インターフェイス(9)を介してキーボードから、評価
基準データ(加工速度低下率データ)が入力され、この
データを記憶部(44)に格納する場合とテープリーダ
(4)からプログラムインターフェイス(5)を介して
記憶部(44)に格納する場合がある。
インターフェイス(9)を介してキーボードから、評価
基準データ(加工速度低下率データ)が入力され、この
データを記憶部(44)に格納する場合とテープリーダ
(4)からプログラムインターフェイス(5)を介して
記憶部(44)に格納する場合がある。
後者は加ニブログラムの中に加工速度低下率データ設定
命令を入力しておくことで実行される。現在座標読込部
(50)における現在座標値とは、制御部(2)が駆動
部(6)に出力したモータ(7)への移動量、またはエ
ンコーダ(8)から制御部(2)に入力される移動量の
積算データ(現在座標値としてメモリ(44)に格納さ
れている。)であり、現在座標値読込部(50)では一
定時間毎に、メモリに格納されている深さ方向の現在座
標値を今回座標値データ(メモリ内)にコピーする。
命令を入力しておくことで実行される。現在座標読込部
(50)における現在座標値とは、制御部(2)が駆動
部(6)に出力したモータ(7)への移動量、またはエ
ンコーダ(8)から制御部(2)に入力される移動量の
積算データ(現在座標値としてメモリ(44)に格納さ
れている。)であり、現在座標値読込部(50)では一
定時間毎に、メモリに格納されている深さ方向の現在座
標値を今回座標値データ(メモリ内)にコピーする。
加工状態評価部(53)では演算部(3)により加工速
度を演算するとともに、加工速度低下率データを用いて
加工速度の低下の有無を判定する。この判定によって加
工状態評価部(53)は揺動周回方向出力部(45)、
深さ方向出力部(4B)のいずれかをオンする。
度を演算するとともに、加工速度低下率データを用いて
加工速度の低下の有無を判定する。この判定によって加
工状態評価部(53)は揺動周回方向出力部(45)、
深さ方向出力部(4B)のいずれかをオンする。
なお、加工速度低下率データとは0〜99%の値で設定
する形であり、前述の (今回加工速度)<(前回までの最大加工速度)×(加
工速度低下率%)・・・・・・(1)のとき、加工速度
低下と判定する。
する形であり、前述の (今回加工速度)<(前回までの最大加工速度)×(加
工速度低下率%)・・・・・・(1)のとき、加工速度
低下と判定する。
以下、第7図に示すフローチャートに従って動作を説明
する。
する。
ステップ(S 71)で、加工状態評価部(53)は初
期状態として、深さ方向出力部(4B)を起動しくオン
し)、揺動周回方向出力部(45)に対しては起動を停
止(オフ)している。
期状態として、深さ方向出力部(4B)を起動しくオン
し)、揺動周回方向出力部(45)に対しては起動を停
止(オフ)している。
次にステップ(S 72)で、深さ指令値到達信号が入
力されたか否か判断し、Noならばステップ(S 73
)へ移り、現在座標読込部(50)がタイマー(41)
で設定された一定時間毎に深さ方向の現在座標値を読み
込んで加工状態評価部(53)へ伝える。
力されたか否か判断し、Noならばステップ(S 73
)へ移り、現在座標読込部(50)がタイマー(41)
で設定された一定時間毎に深さ方向の現在座標値を読み
込んで加工状態評価部(53)へ伝える。
加工状態評価部(53)では、演算部(3)により一定
時間毎に、現在座標値(50)から人力される深さ方向
の現在座標値より加工速度を算出する。この計算は前回
読み込んだ座標値と今回読み込んだ座標値との差を求め
ることで計算される。毎回読み込まれる座標値は次回の
加工速度計算のため記憶部(44)に記憶する。次に、
ステップ(S 74)で、1回目の加工速度算出時では
この加工速度を一旦最大速度として記憶部(44)に記
憶し、その後毎回加工速度を算出する毎に最大速度であ
るかをチエツクし最大速度を更新する。次に、ステップ
(S75)で記憶部(44)に記憶した最大速度と現在
の加工速度を比較して評価基準データ設定部(52)に
より記憶部(44)に記憶した加工速度低下率データよ
り加工速度の低下を判定する。
時間毎に、現在座標値(50)から人力される深さ方向
の現在座標値より加工速度を算出する。この計算は前回
読み込んだ座標値と今回読み込んだ座標値との差を求め
ることで計算される。毎回読み込まれる座標値は次回の
加工速度計算のため記憶部(44)に記憶する。次に、
ステップ(S 74)で、1回目の加工速度算出時では
この加工速度を一旦最大速度として記憶部(44)に記
憶し、その後毎回加工速度を算出する毎に最大速度であ
るかをチエツクし最大速度を更新する。次に、ステップ
(S75)で記憶部(44)に記憶した最大速度と現在
の加工速度を比較して評価基準データ設定部(52)に
より記憶部(44)に記憶した加工速度低下率データよ
り加工速度の低下を判定する。
なお、この判定は上述の(1)式によって行なう。
ステップ(S 75)の判定がYESの場合、ステップ
(87B)で、深さ方向出力部(4B)をオフし、揺動
周回方向出力部(45)に対する起動を行う(オンする
)。この時、今までの最大速度を今回の加工速度にして
おくことにより最大速度データの初期化を行なう。
(87B)で、深さ方向出力部(4B)をオフし、揺動
周回方向出力部(45)に対する起動を行う(オンする
)。この時、今までの最大速度を今回の加工速度にして
おくことにより最大速度データの初期化を行なう。
揺動周回運動は、ステップ(S 77)で1周したか否
か判断し、YESならば終了し、ステップ(S 71)
へ戻る。なお、1周するまでの間は、揺動周回出力部(
45)は、周回運動中であることを加工状態評価部(5
3)へ伝え、加工状態評価部(53)では前記周回運動
中は揺動周回方向出力部(45)に対する起動を保持し
ている。
か判断し、YESならば終了し、ステップ(S 71)
へ戻る。なお、1周するまでの間は、揺動周回出力部(
45)は、周回運動中であることを加工状態評価部(5
3)へ伝え、加工状態評価部(53)では前記周回運動
中は揺動周回方向出力部(45)に対する起動を保持し
ている。
ステップ(S 72)でYESの場合、即ち深さ指令値
到達信号が入力された場合は、ステップ(878)で深
さ方向出力部(46)をオフし、揺動周回方向出力部(
45)をオンする。ステップ(S 79)で、1周した
か否か判断し、YESならば揺動加工を終了する。
到達信号が入力された場合は、ステップ(878)で深
さ方向出力部(46)をオフし、揺動周回方向出力部(
45)をオンする。ステップ(S 79)で、1周した
か否か判断し、YESならば揺動加工を終了する。
ステップ(373)でNOの場合は、ステップ(S 7
2)へ戻る。これは加工速度が低下しなかった場合揺動
終了しない状態を防ぐためである。
2)へ戻る。これは加工速度が低下しなかった場合揺動
終了しない状態を防ぐためである。
実際の電極の動きは第5図に示すようになる。
なお、上記実施例では評価基準データとして加工速度低
下率のものを示したが、率でなく加工速度そのものを基
準としてもよい。
下率のものを示したが、率でなく加工速度そのものを基
準としてもよい。
また、加工不安定状態を評価する基準データ<!−して
加工速度の低下を用いたが、加工中のサーボパックの回
数などを加工の不安定状態判定の基準としてもよい。
加工速度の低下を用いたが、加工中のサーボパックの回
数などを加工の不安定状態判定の基準としてもよい。
放電加工においては、被加工物(以下、ワークと記す)
と電極の間隙を一定にするようにx、y。
と電極の間隙を一定にするようにx、y。
Z軸モータを制御しており、加工粉の排除がされにくく
なるとワークと電極の間隙が狭くなり、−定の間隙を保
とうとして電極はワークから離れる方向に移動する。こ
の動きを加工方向に対して逆方向に動くことからサーボ
パックと呼んでいる。
なるとワークと電極の間隙が狭くなり、−定の間隙を保
とうとして電極はワークから離れる方向に移動する。こ
の動きを加工方向に対して逆方向に動くことからサーボ
パックと呼んでいる。
サーボパックの回数とは電極が逆方向に移動してから移
動方向を反転させて加工方向の移動に戻す動作をサーボ
パック回数1回としてカウントする。実際には加工中は
常にサーボパックと前進をくり返しており、単純に前記
のサーボパック回数をカウントしただけでは加工不安定
状態の判定はできないが、電極のサーボパック動作から
戻し動作に切換わった時のサーボパック量の条件を追加
することで判定ができる。
動方向を反転させて加工方向の移動に戻す動作をサーボ
パック回数1回としてカウントする。実際には加工中は
常にサーボパックと前進をくり返しており、単純に前記
のサーボパック回数をカウントしただけでは加工不安定
状態の判定はできないが、電極のサーボパック動作から
戻し動作に切換わった時のサーボパック量の条件を追加
することで判定ができる。
サーボパック量とは加工中電極が加工深さ方向に対して
加工した最深座標を基準としてサーボパックで電極が逃
げている距離のことである。例えばサーボパック量があ
る数値以上の位置で電極のサーボパック動作から戻し動
作に切換わった回数でカウントしてこの回数が一定時間
単位である回数以上カウントされたならば不安定と判定
する。
加工した最深座標を基準としてサーボパックで電極が逃
げている距離のことである。例えばサーボパック量があ
る数値以上の位置で電極のサーボパック動作から戻し動
作に切換わった回数でカウントしてこの回数が一定時間
単位である回数以上カウントされたならば不安定と判定
する。
これは、サーボパック量が大きい程加工粉が排除されて
いないなど加工に対して適した状態でない(加工不安定
)ことを示してているためである。
いないなど加工に対して適した状態でない(加工不安定
)ことを示してているためである。
別の方法としては、前記サーボパック量の積算値がある
数値以上になった時点で揺動周回運動をさせることも考
えられる。
数値以上になった時点で揺動周回運動をさせることも考
えられる。
なお、上記実施例では電極(1B)と被加工物(lO)
との対向方向が2軸方向、揺動平面がXY平面の場合で
示したが、対向方向としてX軸またはY軸であっても良
く、揺動平面としては対向方向の軸に直交する2軸とし
て考えれば良い。
との対向方向が2軸方向、揺動平面がXY平面の場合で
示したが、対向方向としてX軸またはY軸であっても良
く、揺動平面としては対向方向の軸に直交する2軸とし
て考えれば良い。
[発明の効果]
この発明の第1発明は以上説明したとおり、−定時間毎
に揺動運動を起動するようにしたため、加工開始から加
工終了まで揺動運動による側面加工時にも電極と被加工
物の対向面積を有効にとることができ、加工効率の低下
を防ぐとともに揺動運動により側面の間隙が広がるため
加工粉の排除もされやすく加工時間が短縮できる効果が
ある。
に揺動運動を起動するようにしたため、加工開始から加
工終了まで揺動運動による側面加工時にも電極と被加工
物の対向面積を有効にとることができ、加工効率の低下
を防ぐとともに揺動運動により側面の間隙が広がるため
加工粉の排除もされやすく加工時間が短縮できる効果が
ある。
この発明の第2の発明は以上説明したとおり、加工不安
定状態が検出される迄対向方向の加工を行ない、加工不
安定状態の検出によって揺動運動を起動するようにした
ため、揺動運動による側面加工時にも電極と被加工物の
対向面積を最大限にとることができるため加工効率の低
下を防ぐとともに揺動運動により側面の間隙が広がるた
め加工粉の排除もされやすく加工時間が短縮できる効果
がある。
定状態が検出される迄対向方向の加工を行ない、加工不
安定状態の検出によって揺動運動を起動するようにした
ため、揺動運動による側面加工時にも電極と被加工物の
対向面積を最大限にとることができるため加工効率の低
下を防ぐとともに揺動運動により側面の間隙が広がるた
め加工粉の排除もされやすく加工時間が短縮できる効果
がある。
この発明の第3発明は以上説明したとおり、あらかじめ
設定した一定時間毎に起動信号を出力するタイマと、こ
のタイマの起動信号に基づいて電極の対向方向の送りを
中止させて、揺動運動の起動を行なう制御をする揺動動
作制御部とを備えているから、加工開始から加工終了ま
で揺動運動による側面加工時にも電極と被加工物の対向
面積を有効にとることができ、加工効率の低下を防ぐと
ともに揺動運動により側面の間隙が広がるため加工粉の
排除もされやすく加工時間が短縮できる揺動加工制御装
置を得ることができる。
設定した一定時間毎に起動信号を出力するタイマと、こ
のタイマの起動信号に基づいて電極の対向方向の送りを
中止させて、揺動運動の起動を行なう制御をする揺動動
作制御部とを備えているから、加工開始から加工終了ま
で揺動運動による側面加工時にも電極と被加工物の対向
面積を有効にとることができ、加工効率の低下を防ぐと
ともに揺動運動により側面の間隙が広がるため加工粉の
排除もされやすく加工時間が短縮できる揺動加工制御装
置を得ることができる。
この発明の第4発明は以上説明したとおり、対向方向の
加工を行なう過程における加工不安定状態を評価する評
価基準データを記憶しておく評価基準データ記憶部と、
対向方向の加工を行なう過程において一定時間毎に加工
不安定状態か否かを評価基準データに基づいて判定し、
不安定と判定されたとき、対向方向の送りを中止させて
その位置で揺動運動の起動を行なう制御をする加工状態
評価兼揺動動作制御部とを備えているから、揺動運動に
よる側面加工時にも電極と被加工物の対向面積を最大限
にとることができるため加工効率の低下を防ぐとともに
揺動運動により側面の間隙が広がるため加工粉の排除も
されやすく加工時間が短縮できる揺動加工制御装置を得
ることができる。
加工を行なう過程における加工不安定状態を評価する評
価基準データを記憶しておく評価基準データ記憶部と、
対向方向の加工を行なう過程において一定時間毎に加工
不安定状態か否かを評価基準データに基づいて判定し、
不安定と判定されたとき、対向方向の送りを中止させて
その位置で揺動運動の起動を行なう制御をする加工状態
評価兼揺動動作制御部とを備えているから、揺動運動に
よる側面加工時にも電極と被加工物の対向面積を最大限
にとることができるため加工効率の低下を防ぐとともに
揺動運動により側面の間隙が広がるため加工粉の排除も
されやすく加工時間が短縮できる揺動加工制御装置を得
ることができる。
第1図はこの発明の第1発明の原理を示すもので電極の
移動を説明する説明図、第2図は時間と電極のZ軸方向
移動量との関係を説明する説明図、第3図はこの発明の
第3発明である揺動加工制御装置の一実施例を示すブロ
ック図、第4図は第3図に示す装置の動作を示すフロー
チャート、第5図はこの発明の第2発明の原理を示すも
ので電極の移動を説明する説明図、第6図はこの発明の
第4発明である揺動加工制御装置の一実施例を示すブロ
ック図、第7図は第6図に示す装置の動作を示すフロー
チャート、第8図は従来の揺動加工方法を実施するため
の揺動加工制御装置及び放電加工機を示すブロック図、
第9図はNC装置の一例を示す構成図、第1O図は従来
の揺動加工制御装置により加工する場合の電極の移動の
一例を説明する説明図、第11図は同じく電極の移動の
他の例を説明する説明図である。 図において、(lO)は被加工物、(1B)は電極、(
24)はX軸駆動モータ、(26)はY軸駆動モータ、
(2B)はZ軸駆動モータ、(41)はタイマ、(42
)は基準時間設定部、(43)は揺動動作制御部、(4
4)は記憶部、(45)は揺動周回方向出力部、(4B
)は深さ方向出力部、(50)は現在座標読込部、(5
2)は評価基準データ設定部、(53)は加工状態評価
部である。 なお、図中同一符号は同一、又は相当部分を示す。 第1図
移動を説明する説明図、第2図は時間と電極のZ軸方向
移動量との関係を説明する説明図、第3図はこの発明の
第3発明である揺動加工制御装置の一実施例を示すブロ
ック図、第4図は第3図に示す装置の動作を示すフロー
チャート、第5図はこの発明の第2発明の原理を示すも
ので電極の移動を説明する説明図、第6図はこの発明の
第4発明である揺動加工制御装置の一実施例を示すブロ
ック図、第7図は第6図に示す装置の動作を示すフロー
チャート、第8図は従来の揺動加工方法を実施するため
の揺動加工制御装置及び放電加工機を示すブロック図、
第9図はNC装置の一例を示す構成図、第1O図は従来
の揺動加工制御装置により加工する場合の電極の移動の
一例を説明する説明図、第11図は同じく電極の移動の
他の例を説明する説明図である。 図において、(lO)は被加工物、(1B)は電極、(
24)はX軸駆動モータ、(26)はY軸駆動モータ、
(2B)はZ軸駆動モータ、(41)はタイマ、(42
)は基準時間設定部、(43)は揺動動作制御部、(4
4)は記憶部、(45)は揺動周回方向出力部、(4B
)は深さ方向出力部、(50)は現在座標読込部、(5
2)は評価基準データ設定部、(53)は加工状態評価
部である。 なお、図中同一符号は同一、又は相当部分を示す。 第1図
Claims (4)
- (1)被加工物に対し電極を対向方向に送って放電加工
する第1工程と、 第1工程の開始後あらかじめ設定した一定時間が経過し
たら第1工程を中止させて前記対向方向と直交する平面
上で電極の揺動運動を行なって放電加工し、前記揺動運
動が終了したら第1工程へ移る第2工程とを有し、 先ず、第1工程を行ない、次に第2工程を行ない、以後
、これを繰り返して所望の形状に加工する放電加工にお
ける揺動加工方法。 - (2)被加工物に対し電極を対向方向に送って放電加工
する第1工程と、 第1工程の開始後加工不安定状態を検出して第1工程を
中止させて、その位置で前記対向方向と直交する平面上
で電極の揺動運動を行なって放電加工し、前記揺動運動
が終了したら第1工程へ移る第2工程とを有し、 前記被加工物を所望の形状に加工する放電加工における
揺動加工方法。 - (3)あらかじめ設定した一定時間毎に起動信号を出力
するタイマと、 電極と被加工物の対向方向の送り及び揺動運動を行なっ
て加工する揺動加工における電極と被加工物の相対位置
の制御を行なう際に、前記タイマの起動信号に基づいて
前記対向方向の送りを中止させて前記揺動運動の起動を
行なう制御をする揺動動作制御部とを備えた揺動加工制
御装置。 - (4)電極と被加工物の対向方向の加工を行なう過程に
おける加工不安定状態を評価する評価基準データを記憶
しておく評価基準データ記憶部と、電極と被加工物の対
向方向の送り及び揺動運動を行なって加工する揺動加工
における電極と被加工物の相対位置を制御するに際し、
前記対向方向の加工を行なう過程において一定時間毎に
加工不安定状態か否かを前記評価基準データに基づいて
判定し、不安定と判定されたとき、前記対向方向の送り
を中止させてその位置で前記揺動運動の起動を行なう制
御をする加工状態評価兼揺動動作制御部とを備えた揺動
加工制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28867589A JPH03154717A (ja) | 1989-11-08 | 1989-11-08 | 放電加工における揺動加工方法及び揺動加工制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28867589A JPH03154717A (ja) | 1989-11-08 | 1989-11-08 | 放電加工における揺動加工方法及び揺動加工制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03154717A true JPH03154717A (ja) | 1991-07-02 |
Family
ID=17733232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28867589A Pending JPH03154717A (ja) | 1989-11-08 | 1989-11-08 | 放電加工における揺動加工方法及び揺動加工制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03154717A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05345228A (ja) * | 1992-02-12 | 1993-12-27 | Charmilles Technol Sa | Edm装置 |
-
1989
- 1989-11-08 JP JP28867589A patent/JPH03154717A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05345228A (ja) * | 1992-02-12 | 1993-12-27 | Charmilles Technol Sa | Edm装置 |
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