JPH0314487Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0314487Y2 JPH0314487Y2 JP1982112168U JP11216882U JPH0314487Y2 JP H0314487 Y2 JPH0314487 Y2 JP H0314487Y2 JP 1982112168 U JP1982112168 U JP 1982112168U JP 11216882 U JP11216882 U JP 11216882U JP H0314487 Y2 JPH0314487 Y2 JP H0314487Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel bar
- steel
- unbonded
- coating
- powder resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)
- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
PC鋼棒を用いるプレストレストコンクリート
の方法としてPC鋼棒とコンクリートを直接付着
させるプレテンシヨニング工法とPC鋼棒とコン
クリートが直接付着をおこさないようにしたアン
ボンド加工、或いはシース等を用いるポストテン
シヨニング工法とがある。従つてプレテンシヨニ
ング工法用PC鋼棒は異形棒が用いられ、ポスト
テンシヨニング工法用PC鋼棒は丸棒が用いられ、
その表面にはアンボンド加工が施されている。
の方法としてPC鋼棒とコンクリートを直接付着
させるプレテンシヨニング工法とPC鋼棒とコン
クリートが直接付着をおこさないようにしたアン
ボンド加工、或いはシース等を用いるポストテン
シヨニング工法とがある。従つてプレテンシヨニ
ング工法用PC鋼棒は異形棒が用いられ、ポスト
テンシヨニング工法用PC鋼棒は丸棒が用いられ、
その表面にはアンボンド加工が施されている。
本考案は、ポストテンシヨニング工法用アンボ
ンドPC鋼棒に関するものである。
ンドPC鋼棒に関するものである。
(従来の技術)
従来この種のアンボンド加工としてはPC鋼棒
の表面にアスフアルト系塗装によるもの、弗素樹
脂系塗料を塗布し焼付けるもの等がある。しかし
アスフアルト系によるものは、そのアンボンド加
工がPC鋼棒全長にわたつてむらなく0.2〜0.4mm厚
に塗布する必要があるが、その塗布法によつて
は、大きなむらが生じている。又、塗膜が柔らか
いことから、その損傷を防ぐためにテーピング等
による保護が必要となると共にアンボンド加工後
1日以上放置し、1週間以内に使用することが望
ましい等の制限がある。
の表面にアスフアルト系塗装によるもの、弗素樹
脂系塗料を塗布し焼付けるもの等がある。しかし
アスフアルト系によるものは、そのアンボンド加
工がPC鋼棒全長にわたつてむらなく0.2〜0.4mm厚
に塗布する必要があるが、その塗布法によつて
は、大きなむらが生じている。又、塗膜が柔らか
いことから、その損傷を防ぐためにテーピング等
による保護が必要となると共にアンボンド加工後
1日以上放置し、1週間以内に使用することが望
ましい等の制限がある。
一方、弗素樹脂塗料塗布、焼付け等によるもの
は、その使用実積が少なく、その評価は出来ない
が、依然として塗膜の保護が必要である等の欠点
は除去されていない。
は、その使用実積が少なく、その評価は出来ない
が、依然として塗膜の保護が必要である等の欠点
は除去されていない。
(考案が解決しようとする課題)
本考案は、従来のアンボンドPC鋼棒とは全く
異なつたアンボンドPC鋼棒である。
異なつたアンボンドPC鋼棒である。
PC鋼棒のアンボンドに要求される諸条件とし
て (1) 防錆力に富み、耐久性があること、 (2) 適当な軟度を持ちプレストレスト導入時の摩
擦抵抗が少ないこと (3) PC鋼棒表面に十分接着し、緊張に伴うPC鋼
棒の伸びに追随する延性を持つていること、 などがあげられるが、従来からこの種のアンボン
ドとしては、鉄との密着性の良い樹脂被膜が防錆
力、摩擦抵抗などの点から見て理想的と云われ
種々の実験が試みられて来たが、一般的な塗装法
(手塗り、吹き付け、ロールコーテイング、静電
塗装等)では塗膜が薄く、又表面が不均一となつ
て摩擦抵抗が大きく、塗膜が切れるなどから実用
化出来ず今後の開発に大きな期待がかけられてい
た。
て (1) 防錆力に富み、耐久性があること、 (2) 適当な軟度を持ちプレストレスト導入時の摩
擦抵抗が少ないこと (3) PC鋼棒表面に十分接着し、緊張に伴うPC鋼
棒の伸びに追随する延性を持つていること、 などがあげられるが、従来からこの種のアンボン
ドとしては、鉄との密着性の良い樹脂被膜が防錆
力、摩擦抵抗などの点から見て理想的と云われ
種々の実験が試みられて来たが、一般的な塗装法
(手塗り、吹き付け、ロールコーテイング、静電
塗装等)では塗膜が薄く、又表面が不均一となつ
て摩擦抵抗が大きく、塗膜が切れるなどから実用
化出来ず今後の開発に大きな期待がかけられてい
た。
(課題を解決するための手段)
本考案はその要望に応えるべく種々の実験を重
ね流動浸漬粉体塗装処理と云う特殊な塗装法によ
つて、全く新しいアンボンドPC鋼棒を開発した
ものである。
ね流動浸漬粉体塗装処理と云う特殊な塗装法によ
つて、全く新しいアンボンドPC鋼棒を開発した
ものである。
本考案はPC鋼棒1の表面に400〜500μmの厚さ
の流動浸漬粉体樹脂の被覆層2を形成したアンボ
ンドPC鋼棒である。なお図中3はPC鋼棒のねじ
部である。
の流動浸漬粉体樹脂の被覆層2を形成したアンボ
ンドPC鋼棒である。なお図中3はPC鋼棒のねじ
部である。
(作用)
本考案アンボンドPC鋼棒はPC鋼棒表面に十分
な厚さと、平滑な流動浸漬粉体樹脂被覆層が形成
されているので、防錆力に優れ、かつ保護シース
等を全く用いることなくコンクリートに直接埋設
してもプレストレスト導入時の摩擦抵抗が小さ
く、理想的なアンボンドPC鋼棒を提供するもの
である。
な厚さと、平滑な流動浸漬粉体樹脂被覆層が形成
されているので、防錆力に優れ、かつ保護シース
等を全く用いることなくコンクリートに直接埋設
してもプレストレスト導入時の摩擦抵抗が小さ
く、理想的なアンボンドPC鋼棒を提供するもの
である。
(実施例)
本考案による流動浸漬粉体樹脂塗装アンボンド
PC鋼棒は鉄との密着性の良い粉体樹脂塗料を流
動浸漬槽の中でエアーによつて流動させ、その中
に加熱(200〜300℃)されたPC鋼棒を浸漬させ
ることによつてPC鋼棒の表面に粉体樹脂塗料が
溶融し400〜500μmの厚さの被覆層が形成され
る。
PC鋼棒は鉄との密着性の良い粉体樹脂塗料を流
動浸漬槽の中でエアーによつて流動させ、その中
に加熱(200〜300℃)されたPC鋼棒を浸漬させ
ることによつてPC鋼棒の表面に粉体樹脂塗料が
溶融し400〜500μmの厚さの被覆層が形成され
る。
本考案流動浸漬粉体樹脂塗装アンボンドPC鋼
棒は、前述の如く摩擦抵抗が少なく応力導入が容
易であり、かつ防錆力に優れている。
棒は、前述の如く摩擦抵抗が少なく応力導入が容
易であり、かつ防錆力に優れている。
又、従来のシース付きアンボンドPC鋼棒に比
べると保護シース等を用いることがないので、コ
ンクリート製品製造コストの大幅な低減が可能と
なり、本考案の効果は多大なものがある。
べると保護シース等を用いることがないので、コ
ンクリート製品製造コストの大幅な低減が可能と
なり、本考案の効果は多大なものがある。
第1図は本考案流動浸漬粉体樹脂塗装アンボン
ドPC鋼棒の正面図、第2図は本考案流動浸漬粉
体樹脂塗装アンボンドPC鋼棒の第1図線A〜A
断面図である。 1はPC鋼棒、2は粉体樹脂塗料溶融被覆層、
3はPC鋼棒ねじ部。
ドPC鋼棒の正面図、第2図は本考案流動浸漬粉
体樹脂塗装アンボンドPC鋼棒の第1図線A〜A
断面図である。 1はPC鋼棒、2は粉体樹脂塗料溶融被覆層、
3はPC鋼棒ねじ部。
Claims (1)
- PC鋼棒の表面に400〜500μm厚さの流動浸漬粉
体樹脂被覆層を有するアンボンドPC鋼棒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11216882U JPS5919714U (ja) | 1982-07-26 | 1982-07-26 | 流動浸漬粉体塗装アンボンドpc鋼棒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11216882U JPS5919714U (ja) | 1982-07-26 | 1982-07-26 | 流動浸漬粉体塗装アンボンドpc鋼棒 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5919714U JPS5919714U (ja) | 1984-02-06 |
JPH0314487Y2 true JPH0314487Y2 (ja) | 1991-03-29 |
Family
ID=30260136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11216882U Granted JPS5919714U (ja) | 1982-07-26 | 1982-07-26 | 流動浸漬粉体塗装アンボンドpc鋼棒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5919714U (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6196022A (ja) * | 1984-10-18 | 1986-05-14 | Nippon Steel Corp | ガス吹込用ノズル |
JPH0543134Y2 (ja) * | 1986-02-27 | 1993-10-29 | ||
JPH065408Y2 (ja) * | 1988-04-15 | 1994-02-09 | 川崎炉材株式会社 | ガス吹込み用ポ−ラスプラグ |
CA2517897A1 (en) * | 2003-03-01 | 2004-09-16 | Charles T. Brackett | Wire bolt |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS522404B2 (ja) * | 1972-04-28 | 1977-01-21 | ||
JPS5523222A (en) * | 1978-08-05 | 1980-02-19 | Oiles Industry Co Ltd | Steel for prestressed concrete |
-
1982
- 1982-07-26 JP JP11216882U patent/JPS5919714U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5919714U (ja) | 1984-02-06 |
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