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JPH03140390A - 湿式摩擦材料 - Google Patents

湿式摩擦材料

Info

Publication number
JPH03140390A
JPH03140390A JP1270952A JP27095289A JPH03140390A JP H03140390 A JPH03140390 A JP H03140390A JP 1270952 A JP1270952 A JP 1270952A JP 27095289 A JP27095289 A JP 27095289A JP H03140390 A JPH03140390 A JP H03140390A
Authority
JP
Japan
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rubber
friction
thermosetting resin
friction material
filler
Prior art date
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Application number
JP1270952A
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English (en)
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JP2815199B2 (ja
Inventor
Shiro Nakazawa
中沢 士郎
Mikio Fujiwara
幹生 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tungaloy Corp
Original Assignee
Toshiba Tungaloy Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Tungaloy Co Ltd filed Critical Toshiba Tungaloy Co Ltd
Priority to JP1270952A priority Critical patent/JP2815199B2/ja
Priority to US07/575,641 priority patent/US5127949A/en
Priority to KR1019900016488A priority patent/KR0182782B1/ko
Priority to EP90119993A priority patent/EP0425910B1/en
Priority to DE69005791T priority patent/DE69005791T2/de
Priority to AT90119993T priority patent/ATE99778T1/de
Publication of JPH03140390A publication Critical patent/JPH03140390A/ja
Application granted granted Critical
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D69/00Friction linings; Attachment thereof; Selection of coacting friction substances or surfaces
    • F16D69/02Composition of linings ; Methods of manufacturing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D69/00Friction linings; Attachment thereof; Selection of coacting friction substances or surfaces
    • F16D69/02Composition of linings ; Methods of manufacturing
    • F16D69/025Compositions based on an organic binder

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は適当な潤滑油(冷却油)の存在の下に用いられ
る。いわゆる湿式のブレーキあるいはクラッチのフェー
シングまたはライニング用0機質摩擦材に関するもので
ある。
f従来の技術) 従来より湿式の摩擦材料としては、焼結金属系摩擦材料
、ベーパー系摩擦材料、ウーブン系摩擦材料1干ルード
系摩擦材料、ゴム系摩擦材料があり1モルード系摩擦材
料の中にはグラファイトあるいはコークスを主成分とす
るグラファイト系摩擦材料があり、また樹脂を主成分と
するレジン干ルート系摩擦材料がある。
これら摩擦材の中で焼結金属摩擦材料は、耐熱性に優れ
熱伝導率も高く、高負荷用途に用いられてきた。しかし
摩擦板が大型になると、加工上の制約から・1芝行度を
均一にするのが難しくなって相手板と部分的な接触を生
じ、このためその領域で集中的な熱負荷を受けて焼付限
界を越え、あるいは塑性流動簿を生ずるようになるとい
う不1−シ合があった。
このため、摩擦板を変形させて相ト板と均一に全面にわ
たって接触させることにより、熱の分散を行なうことが
考えられた。このための摩擦材料としてベーパー系、ゴ
ム系、グラファイト系、レジンモルード系等があり、特
にベーパー系およびゴl、系は高f1荷用途に採用され
る場合がふえている。
ベーパー系P!擦材料は、セルロース繊維をL成分とし
て各種添加成分を加えフェノール樹脂等で結合した抄紙
方法により作られるものであって、連通した気孔を40
〜50%程度frする。圧力による塑性変形廣が大きい
ので相手板と全面接触しやすく、いわゆるなじみ性が良
いとされる。セルロース繊維は油との親和性がよく、摩
擦係数が高いという長所もあって中、低負荷で仕゛11
吸収率の高い+4料として多11冒こ使用されている。
しかし、ベーパー系の欠点としては、繊維のからみによ
って弾性力を11?ているので加圧変形後のi(元応答
性が劣り、抄紙で繊維が−・定方向に配向されるので相
手板の面相さを1μm以ドにする必要があり、その曲に
加圧時のストローク調整笠の問題や油種、FI力による
摩擦係数の変動もあり。
1口::I能力はゴム系よりかなり劣る。
これの改良として、特公昭53− 277sss副に間
車されるパルプわ)を造粒した状態で添加した+イ料は
、繊維の方向性がランダムであり、ベーパー系の長所を
維持しつつ耐;を耗性、ハ:力応答性を改良している。
次にゴム系の場合は、弾性変形によって相手板との全面
接触を得るものである。このため弾性率が低く弾力性に
富む材料を用いる試みが多く f、、tされた。結合材
(バインダー)にフルオロエラストマーを使IF1シた
If!擦村Fl (特開昭52− 1f174’1号。
特開昭57− 85818−5> 、エポキシ樹脂とニ
トリルゴムを使用した材料(特公昭57−2733号)
、フェノール樹脂とニトリルゴムを使用した材料(特開
昭56− 92983号)等が提案なされている。これ
らはいずれも弾性率が10〜60kg/mm”程度であ
り、船釣に用いられる係合圧力において望ましい弾力性
をイ■し、また部分当りを起しても熱によって軟かくな
って全面接触による処理エネルギー分散がiif能であ
る。こうしである使用条件ドでは非常に高いi−1焼付
性[1熱性ではない)を持つ材料も出現している。中、
低吸収エネルギーの用途で吸収仕゛I率が非常に高いも
のもゴム系の特徴である。
しかしゴム系摩擦材には、ゴムの種類によって、あるい
はゴム系全部に共通して、欠点があった。
フッ素ゴム系は爾・1熱、耐油性に優れている。しかし
フッ素ゴム自体の強度は弱いので、必要な材料強度を得
るためには高価な原料を多:、目こ使用しなければなら
ず1価格面での問題があった。また同様な理由で多孔性
のt、4科やフィラーを多:i冒こ添加した)イ科を得
ることは難しく、摩擦特性の制約もあった。
フッ本ゴム以外のゴムは樹脂との結合性に富む材料が多
くバインダーとして(也の樹脂と重合させたり、あるい
は樹脂と混合して加えたりA゛ることが14能である。
しかしこれらゴムは耐熱性、*4i+1性および熱老化
性などの点で過酷な条件で(重用されるブレーキ、クラ
ッチ等には性能1.充分なものではなかった。例えばカ
ルボキシ変性ニトリルコムとエポキシ樹脂を共(i′結
合によりて結びつけたものをバインダーとした材料の場
合は、吸収エネが高くなるような条件1例えば連続スリ
、yブのような使用では、材料の座屈や異常摩耗が生じ
たりする不只合が発生し、非常に低い吸収仕“ド+しか
適用できないものであった。またこれらゴムは。
分子−中に二重結合を残すものが多く、また熱砂化性樹
脂に比較し分子間の自由度が高いので、高温あるいはオ
イル添加削のを背により分散、酸化。
′膨潤あるいは化′?反応を起して硬度5弾r1 +!
、強度などの諸物性が変化し耐焼付性、摩擦係数、摩耗
など摩擦特性を苫しく損なうという不具合も多々生じて
いた。
ゴムをバインダーの一部とする摩擦材は、通常のゴム成
形方法すなわち混練ロール、バンバリーミキサ−等混練
機で各成分を混合した後、カレンダーロールがけしてシ
ートを得て、それを型の中に入れて加熱硬化したり圧縮
トランスファー成形などで直接型に投入して硬化するな
どの方法を用いるのであるが、材料の気孔率は数%とご
くわずかであってオイルの冷却効果が材料内部にまでお
よびにくく、また相を材との界面にあるオイルの排出効
果に支障をきたし、使用条件によっては摩擦係数の低ド
などの不具合も生じていた。
さらにゴム系の大きな欠点として−・1熱性の低さがあ
る。ゴムをバインダーの一部として用いると、一般的に
 150℃以上になると材料強度は極端に弱(なり、2
00℃以上になると強度低下はもちろんであるが例え短
時間でも分解してしまう材料が多い。このため摺動によ
る圧縮、剪断力により材料の座屈や異常摩耗や摩擦係数
低下を生ずる。
しかるにルシ式用高負りl摩擦材料にとって比較的短時
間であっても200〜250℃に昇温された状態での材
料強度は非常に重要である。現在高負荷材料に求められ
る使用条件では、相手板はもちろんのこと摩擦板、潤滑
油全体が200〜250℃にまで達するような状況が考
えられ、実際にもそのような■態が発生しているからで
ある。ただし現在多くJllいられている潤滑油は引火
点が230〜240℃であり、潤/11油全体がこれ以
上の温度にさらされることは安全上からも好ましくなく
、この温度付近が現状の最高使用温度と考えられる。
次にグラファイト系あるいはコークス系の摩擦材は、1
1熱性がゴム系、ベーパー系に比較して高いのであるが
弾性率はやや劣っており、ゴム系に比較し高吸収エネル
ギー向きではあるが口前能力としてはやや劣るものであ
る。
レジンモルード系摩擦材はベーパー系とゴム系の中間の
性能を示すものが多く、比較的高い摩擦係数と、中程度
の吸収エネルギーにおける高い吸収仕事率を持っている
。耐熱性は高く、すなわち摩擦材料に・般的に使用され
るフェノール樹脂。
エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、ポリイミド樹
脂のような熱硬化性樹脂は、短時間の200〜250℃
の温度条件下での使用においても摺動中に必要とされる
機械的要素も備えており、特にポリイミド樹脂は250
℃以1の温度に耐えることが可能である。
(本発明が解決しようとする課題) 本発明はIij記材料の欠点を改良し、高負荷使用条件
でも長期にわたり安定したかつ高性能な摩とするもので
ある。
(課題を解決するだめの手段) 本発明の発明者の検討したところでは、摩擦材料の骨格
を形成するバインダーは、 +ir記のように耐熱性が
高くて化学的にも安定な樹脂であるべきで、相手板との
全面接触に必要な弾力性は添加成分(フィラー)から得
るべきである。弾力性を得るためのフィラーとしては、
ゴムが圧力応答性に優れ、荷1Rを加えた時の変形Mが
大きく、Aiπを取り除いた時の迅速な復元性があると
いう理由で望ましい。このためゴムを粒子状態でフィラ
ーとして添加することはかなり有効な手段である。
しかしゴムを必要な弾力性が得られるまで充分な1iま
で添加すると、ゴムが熱や化学反応によって変化するi
+)能性が大きく、摩擦特性の安定を欠(ものである。
そこで本発明の発明者はゴムのフィラーへの添加lj法
について種々検J−1.実験し、本発明に到達したので
ある。
すなわち1本発明は、−fi量%で5〜40%の熱硬化
性樹脂を結合成分とし、残部がフィラーである摩擦材料
において、該フィラーには少なくともゴムを含浸または
被覆した膨張化黒鉛を含むことを1、シ徴とする湿式摩
擦材料、または前記フィラーが膨張化黒鉛のほかに熱硬
化性樹脂で部分的に結合された多孔質パルプ造粒粉を含
むことを特徴とする湿式摩擦材料を内容とするものであ
る。ゴムを含浸または被覆した膨張化黒鉛の含有用は好
ましくは1〜60小14%であるり、熱硬化性樹脂で部
分的に結合された多孔質パルプ造粒粉を含む場合には造
粒粉の気孔率は好ましくは20〜70%である。
本発明の膨張化黒鉛は、天然または人造の黒鉛を物理的
あるいは化学的作用により六fり状・F面が層状に積み
屯なった形の黒鉛の結晶の層間を数18から数百倍に膨
張させたものである。
含浸用あるいはコート用のゴムは耐熱、耐熱11性に優
れる一般的なゴムが用いられるが、好適な例は天然ゴム
、N15R(アクリロニトルル・ブタジェンゴム) 、
 S 11 (< (スヂレンブタジエンゴム)、アク
リルゴム、チオコールゴム、ウレタンゴム、エピクロル
ヒドリンゴム、シリコンゴム。
フッ素ゴムおよびこれらゴムの水素添加あるいは変性ゴ
ムから選ばれるものである。
特許請求の範囲に規定された組成範囲は、どの成分もこ
の範囲をはずれると摩擦係数、耐摩耗性、耐久性、強度
等の摩擦材料の7特性のいずれかに不都合を生じるもの
である。
すなわち熱硬化樹脂バインダーは、5%よりも少なけれ
ば材料強度が弱く材享1の欠け、摩耗の増大となり、4
0%以トに多いと高負夕f時のプラスチ=yクフローが
発生したり、望む摩擦係数あるいは安定した摩擦係数が
得られないなどの不都合を生ずる。
特許請求の範囲第3項の限定の理由は、この範囲をはず
れると不都合があるわけではないが、特にこの範囲が添
加効果が高く経済的なためである。
またパルプ造粒粉の気孔率限定の理由は、20%以ドだ
と弾力性、含油性に乏しく、また70%以[−だと強度
、みかけの塑性変形IJ等に問題が生じるためである。
本発明摩擦材の製造方法は特に限定されないが、好適な
−・例として粉末冶金的製造法があげられる。
フィラーおよび樹脂成分をVヤ!ブレンダー、ヘンシェ
ルミキサー、レデイゲミキサー他適゛1′1な混合機に
より混合し、型の中に投入し加圧成形する。リロ圧成形
したグリーン・コンパクトを加熱成形して、樹脂成分を
反応させ硬化する。加圧成形時に加熱を同時に行なうこ
とはもちろん+−+l能であり、また金属性支持体に加
熱焼成と同時に接青することも1jIt@である。
(作用) 本発明の第1点はゴムを含浸またはコートした膨張化黒
鉛を添加するということであり、別の第2の点はさらに
この材料にパルプ粉をL成分とし熱硬化性FA脂で結合
された造粒粉を添加することである。本発明は第1の点
だけでも充分な効果を発揮し、一つの独嶌ンした発明で
あるが、第2の点の造粒粉を添加することによって、中
独では苦しく影響を受けるような添加剤の影響や熱の影
響を分散し、かつ動PI擦係数を1−げ、動摩擦係数と
静摩擦係数の差を小さくするなどの摩擦特性の数片を行
なうことができる。
黒鉛は従来から典形的な潤d1成分として摩擦材に添加
され、熱室Mが人きく、11熱付性を人中に向1させ、
熱安定性、化?的安定性に優れるものである6本発11
は、これをゴムと組合せることによって摩擦摺動材料用
として優れた効果のフィラーを形成し、また数倍から数
百倍にも膨れた膨’:L’を黒鉛にゴムが適;d含浸あ
るいは被覆されてために非常に少丁dの添加で添加効果
が認められる。膨弓艮化黒鉛は、JI常にF〔縮性に優
れていても復元性はごくわずかなのであるが1本発明の
ゴムを含浸またはコートしたものは、圧力応答性に優れ
、少1ijの添加:dでも弾力性におよぼす効果は非渚
に大きく、また熱や化学反応のを臂を受けても弾力性・
\の影響が少ないものである。
パルプ粉をト成分とし熱硬化性樹脂で結合され)rS造
粒粉を添加することは、 +iii記のようにベーパー
系摩擦材では従来からある技術であったが、これを樹脂
結合摩擦材に応用し、特にゴム含浸または被覆の膨張黒
鉛と組合せることによって1本発明摩擦材の相乗効果が
得られるのである。
本発明摩擦材料を1);I記のよう1こ粉末冶金的製法
によって製造すれば、連通した空孔な適゛11屓(iす
る材料を得ることができ、この気孔が摩擦材と召丁、材
との界面にあるitlを適切に排出し、あるいはまた材
i1内部から摩擦界面へのil+の(共給路となって、
界面に存在する潤滑油にを調整し、摺動速度−摩擦係数
特性、界面圧カー摩擦係数特性を良好に調整することが
可能になる。また冷却媒体としての油は、連通した空孔
により界面の冷却のみでなく、材料内部の冷却をも行な
うことができる。
さらにまたこの空孔は、材料の弾力性を+’::iめる
作用も持つものである。摩擦材製造における粉末冶金的
製法およびそれによる1111記のような効果は従来か
ら知られたものであるが、本発明が粉末冶金的製法によ
る製造が可能なt4料によって摩擦材の改良をなしとげ
たという点に1本発明の価fIl′iがある。
本発明摩擦材料は、気孔率15〜70体積%1弾性率1
0〜80kg/mm”であるものが特に良好な結果を示
すが、気孔率15%以丁でも本発明のフィラーの効果は
認められた。
(実施例) 本発明の粉末冶金法での実施例を以下に説明する。この
実施例は本発明の効果を確認するためのものであり、特
許請求の範囲は実施例によって限定されない。
以ド余白 第 表 原料を第1表に示す。ただし、CTBNとはカルホキ変
性ニトリルゴムであり、また表示以外にも、[その他機
用の硬化剤、触媒、老化防11−剤」は適宜加えられる
表に示す各成分を表に示す市;;1%に秤:itシ、V
型ミキサー、レデイゲミキサー、ヘンシェルミキサー簿
によって混合し、外径335mm、内径283mm、 
eAさ5mmの金型に充填し、加圧成形した。得られた
成形体を、ポリイミド樹脂系は250℃、フェノール樹
脂系は 180℃にて、約4時間硬化した。
得られたライニング(またはフェーシング)材の代表的
な物性値は、気孔率40%5抗折力強度200に4f/
cm”、硬度II R15Y 24. ’M性率35k
gr/mm”であった。この製品片をスチール製の芯板
に接首削にて接着し、潤滑油のための油溝を機械加「に
より形成し、ライニング(またはフェーシング)厚さを
片面0.9mmまで研削して2実験に供した。
比較例としては、比較例1に混練シート法によるゴム系
摩擦材料を示し、比較例2に粉末冶金欠法によるコーク
ス・グラファイト系摩擦材料を示した。両名とも市販品
または市販品にきわめて近いものである。
以ドに実験結果を説明する。単に実施例と占いであるも
のは、実施例:3の結果を代入として示しである。
第1図はジーゼルエンジシ浦、S−3,lOWを用いて
油温 120℃中に民時間浸t11シた場合の実験結果
である。比較例1は浸漬時間の杆過とともに弾性率が急
激に大きくなっており、ライニング牟(が硬< f、、
tっでしまっている。また比較例2は経時変化はないが
、弾Pi率が高く、クラ・ソチあるいは辷し−キとして
エン・ゲージさせた1侍ヒートスポツトを発生し、焼付
限度(限界負荷能力)の低いものであった。実施例は安
定した適度な弾性率を保持していた。
第2図は同じオイルの中に浸漬した場合の膨潤について
の結果である。比較例1はオイルまたはオイル小川ド1
1の影響により膨潤−4るのに対し、実施例が安定して
いることがわかる。
第3図および第4図は人気中で 10(1℃、200℃
の4度に曝した場合の弾性率の経時変化を示したもので
ある。実施例が200℃の高温においても安定している
ことがわかる。比較例1の200’(:。
000時間後の弾ヤ1率がトがっているが、これは材料
が硬くなった後、劣化してもろくなったためである。
第5〆1は 180℃におζ“J/S摺動時のナイ料の
片組強度を示す。たて軸はライニングにかけた天面4,
1−4−59の4:i ipで、横軸はその曲中で座屈
が生じるまでにfI+1サイクル耐えたかの+lイクル
散を示す。比較例にくらべて実施例が;3(?“1以り
のml加山であることがわかる6さらに座屈の形態であ
るが、比較例は+4料にクラックが入りボロボロである
が、実施例はI?X1重による沈み込みでありクラック
は発′lしていないものである。
第6図に焼(・1限界曲線を示す。曲線上り十;ま危険
領域であり1曲線より)゛は安全領域である。−(施例
が非常に高い焼付限界を示し、高f′(荷用途に適用で
きることがわかる。
第7図に吸収エネルギー約2(1kgf/c…2.吸収
仕Tj率約lロk);fm/cm”secという高負荷
での5万サイクル耐久試験結果を示す。中位面積当りの
吸収エフ・ルギーと実i1位面111当りの最大吸収仕
゛1コ率の積は約650 (kgrml 2/ (cm
”l (cm”scc )であり、従来の約211″を
以りの高口向での耐久試験で、安定したlJf擦係数と
許容できる摩耗jjtをflすることがt)かる7 第2表 第2表に連続摺動ずべりによるデスト結果を示す。ディ
スクは2枚(4面)を用い、オイルはi+I+←G #
 30.浦:d 8 cc/cm”−min、油温10
0℃である。
試験条件1は摺動速度8. am/sec、而J−F、
 3. Ikgr/cm”であり、試験条件2は摺動速
度10. OfI+/:hec 、 +f+i ft:
?、 Oki/cm2である。試験条件2における実施
例は、15分で油温が引火Iハ以jに−1−¥tしたた
めにテストを中+L L、だのである。実施例は連続し
た摺動にもすぐれた材料であることがわかる。
第3ノン 第;3表に実施例j〜6と比較例1〜2における111
位面積当り吸収エネルギーと夫lit (+’を面積゛
1)り最人吸収仕=Ii率との積の限界値を小した。た
だしディスクは外径 335mm、内13283.5 
 +nmの2枚(4而)であり、油はデイ−ぜルエンジ
ン油で油種#30.油虐 100℃、油;> 8 cc
/cm”minであり2サイクル数は20叶11であり
、限界値は吸収エネルギー20kgm/cかにおけるも
のである。本発明の効果が高いことがわかる。
(発明の効果) 本発明優れた湿式摩擦+イ科を提供するものであるから
1本発明の1業的価値は大きい。
【図面の簡単な説明】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量%で5〜40%の熱硬化性樹脂を結合成分と
    し、残部がフィラーである摩擦材料において、該フィラ
    ーには少なくともゴムを含浸または被覆した膨張化黒鉛
    (ExfoliatedGraphite)を含むこと
    を特徴とする湿式摩擦材料。
  2. (2)重量%で5〜40%の熱硬化性樹脂を結合成分と
    し、残部がフィラーである摩擦材料において、該フィラ
    ーには少なくともゴムを含浸または被覆した膨張化黒鉛
    および熱硬化性樹脂で部分的に結合された多孔質パルプ
    造粒粉を含むことを特徴とする湿式摩擦材料。
  3. (3)ゴムを含浸または被覆した膨張化黒鉛の含有量が
    1〜60重量%であることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項および第2項記載の湿式摩擦材料。
  4. (4)熱硬化性樹脂で部分的に結合された多孔質パルプ
    造粒粉が20〜70%の気孔率を有するものであること
    を特徴とする特許請求の範囲第2項記載の湿式摩擦材料
JP1270952A 1989-10-18 1989-10-18 湿式摩擦材料 Expired - Lifetime JP2815199B2 (ja)

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JPH03140390A true JPH03140390A (ja) 1991-06-14
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