JPH03139519A - エポキシ樹脂用硬化剤 - Google Patents
エポキシ樹脂用硬化剤Info
- Publication number
- JPH03139519A JPH03139519A JP1279407A JP27940789A JPH03139519A JP H03139519 A JPH03139519 A JP H03139519A JP 1279407 A JP1279407 A JP 1279407A JP 27940789 A JP27940789 A JP 27940789A JP H03139519 A JPH03139519 A JP H03139519A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phenols
- epoxy resin
- heat resistance
- curing agent
- phenol
- Prior art date
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- Pending
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G59/00—Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule; Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L63/00—Compositions of epoxy resins; Compositions of derivatives of epoxy resins
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Epoxy Resins (AREA)
- Phenolic Resins Or Amino Resins (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、注型用、成型用、積層用、塗料用、接着側等
、幅広い用途使用されるエポキシ樹脂組成物に用いられ
る硬化剤に関する。
、幅広い用途使用されるエポキシ樹脂組成物に用いられ
る硬化剤に関する。
〈従来の技術)
エポキシ樹脂は、接着性、加工性、耐溶剤性等に優れた
特徴を有しており、幅広い用途に使用されている。
特徴を有しており、幅広い用途に使用されている。
しかし、近年の著しい技術進展に伴なってそれぞれの用
途分野において、より高性能、特に耐熱性が要求されて
いる。
途分野において、より高性能、特に耐熱性が要求されて
いる。
エポキシ樹脂組成物の耐熱性を改良する方法としては、
エポキシ樹脂自身を改良する以外に、硬化剤を変更する
方法がある。
エポキシ樹脂自身を改良する以外に、硬化剤を変更する
方法がある。
エポキシ樹脂の硬化剤としては、アミン化合物、酸無水
物、フェノール化合物等が有る。
物、フェノール化合物等が有る。
一般に、アミン化合物を用いると、耐水性が悪く、また
、毒性の問題がある。
、毒性の問題がある。
また、酸無水物は硬化が遅く、しかも硬化物の耐水性、
接着性等が劣るという欠点がある。
接着性等が劣るという欠点がある。
これらに代るものとして、特に成型材料分野では、耐熱
性、耐水性のバランスのとれたフェノールノボラックが
用いられている。
性、耐水性のバランスのとれたフェノールノボラックが
用いられている。
しかしながら、近年の半導体技術の進展に伴なって、従
来のフェノールノボラック系の硬化剤では、耐熱性が不
充分な用途も増えてきている。
来のフェノールノボラック系の硬化剤では、耐熱性が不
充分な用途も増えてきている。
例えば、IC等電子部品の封止剤としては、現在、0−
クレゾールノボラックのグリシジルエーテル等をフェノ
ールノボラックで硬化する系が主流であるが、最近では
、ICの高集積度化、あるいは表面実装化により半田浴
槽への漫tfi等により、高耐熱性への要求が高まって
いる。
クレゾールノボラックのグリシジルエーテル等をフェノ
ールノボラックで硬化する系が主流であるが、最近では
、ICの高集積度化、あるいは表面実装化により半田浴
槽への漫tfi等により、高耐熱性への要求が高まって
いる。
このような、高耐熱化への要求に刑して、フェノールノ
ボラック系硬化剤の改良が種々行われている。
ボラック系硬化剤の改良が種々行われている。
その1つとして、硬化剤のフェノールノボラック或いは
、エポキシ樹脂中の低分子量成分、即ち三核体含量の低
減が広く提案されている。
、エポキシ樹脂中の低分子量成分、即ち三核体含量の低
減が広く提案されている。
例えば、特開昭62−212410号公報には、ノボラ
ック樹脂中の三核体含量を低減する事により、より優れ
た耐熱性、耐湿性をもつ熱硬化性樹脂組成物が得られる
との記述がある。
ック樹脂中の三核体含量を低減する事により、より優れ
た耐熱性、耐湿性をもつ熱硬化性樹脂組成物が得られる
との記述がある。
他にも、特開昭63−301218号公報、特開昭62
−119220号公報、特開昭63−275620号公
報、特開平1−129055号公報、特開平1−131
273号公報、特開昭63−225621号公報、特開
昭63−254123号公報、特開昭63−81118
号公報、特開昭64−24818号公報、特開昭64−
64821号公報、特開昭56−98227号公報等、
いずれもフェノールノボラック或いは、エポキシ樹脂中
の三核体含量を低減する事により、耐熱性の向上を指向
したものである。
−119220号公報、特開昭63−275620号公
報、特開平1−129055号公報、特開平1−131
273号公報、特開昭63−225621号公報、特開
昭63−254123号公報、特開昭63−81118
号公報、特開昭64−24818号公報、特開昭64−
64821号公報、特開昭56−98227号公報等、
いずれもフェノールノボラック或いは、エポキシ樹脂中
の三核体含量を低減する事により、耐熱性の向上を指向
したものである。
これ以外にも、高耐熱性を指向したエポキシ樹脂用硬化
剤に関して、例えば特開昭58−198526号公報に
は、トリス(ヒドロキシフェニル)メタンが、また特開
昭63−22824号公報には、フェノール類とサリチ
ルアルデヒドの縮合物が開示されている。
剤に関して、例えば特開昭58−198526号公報に
は、トリス(ヒドロキシフェニル)メタンが、また特開
昭63−22824号公報には、フェノール類とサリチ
ルアルデヒドの縮合物が開示されている。
〈発明が解決しようとする課題〉
前述の特開昭62−212420号公報に代表される三
核体含量を低減させる方法では、本質的、骨格構造的に
は、何ら従来の技術と変化がなく、耐熱性改良の効果が
充分でない。
核体含量を低減させる方法では、本質的、骨格構造的に
は、何ら従来の技術と変化がなく、耐熱性改良の効果が
充分でない。
また一般に、エポキシ樹脂硬化物の耐熱性を向上させる
と、いわゆる自由体積が増大するために、耐湿性の低下
、線膨張係数の増大を引き起こす傾向がある。
と、いわゆる自由体積が増大するために、耐湿性の低下
、線膨張係数の増大を引き起こす傾向がある。
前述の特開昭58−198526号公報に開示のものは
、骨格構造の変更により耐熱性の向上を意図しているが
未だ充分でなく、耐湿性が低い。
、骨格構造の変更により耐熱性の向上を意図しているが
未だ充分でなく、耐湿性が低い。
特開昭63−22824号公報のものも、耐熱性、耐湿
性のさらに向上が望まれる。
性のさらに向上が望まれる。
本発明は、耐熱性、耐湿性共に高く、バランスが取れて
いる性質のエポキシ樹脂組成物とする、硬化剤を提供す
ることにある。
いる性質のエポキシ樹脂組成物とする、硬化剤を提供す
ることにある。
く課題を解決するための手段〉
本発明は、(A)フェノール類とヒドロキシベンズアル
デヒド類とを、縮合させて得られる多価フェノール類、
および (B)二価フェノール類、 とからなるエポキシ樹脂用硬化剤である。
デヒド類とを、縮合させて得られる多価フェノール類、
および (B)二価フェノール類、 とからなるエポキシ樹脂用硬化剤である。
(A>に言うフェノール類とは、フェノール性水酸基を
少なくとも1個有するものが該当し、例示するとフェノ
ール、0−クレゾール、m−クレゾール、p−クレゾー
ル、エチルフェノール、n−プロピルフェノール、i−
プロピルフェノール、【−ブチルフェノール、オクチル
フェノール、ノニルフェノール、フェニルフェノール等
、−置換のフェノール;キシレノール、メチルプロピル
フェノール、メチルブチルフェノール、メチルヘキシル
フェノール、ジプロピルフェノール、ジブチルフェノー
ル等二置換のフェノール;トリメチルフェノールに代表
される三置換のフェノール;ナフトール、メチルナフト
ール等ナフトール類;或いはカテコール、レゾルシン、
ヒドロキノン、ビスフェノールA1ビスフエノールF1
ビスフエノールAD、ビフェノール等の二価のフェノー
ル類があげられる。
少なくとも1個有するものが該当し、例示するとフェノ
ール、0−クレゾール、m−クレゾール、p−クレゾー
ル、エチルフェノール、n−プロピルフェノール、i−
プロピルフェノール、【−ブチルフェノール、オクチル
フェノール、ノニルフェノール、フェニルフェノール等
、−置換のフェノール;キシレノール、メチルプロピル
フェノール、メチルブチルフェノール、メチルヘキシル
フェノール、ジプロピルフェノール、ジブチルフェノー
ル等二置換のフェノール;トリメチルフェノールに代表
される三置換のフェノール;ナフトール、メチルナフト
ール等ナフトール類;或いはカテコール、レゾルシン、
ヒドロキノン、ビスフェノールA1ビスフエノールF1
ビスフエノールAD、ビフェノール等の二価のフェノー
ル類があげられる。
なかでも、疎水性の2換基を有するff換ラフエノール
類、耐湿性の点では好ましい。
類、耐湿性の点では好ましい。
さらには上記フェノール類に難燃性を付与する目的で、
さらにクロル基、ブロム基等、ハロゲンを導入したもの
も含まれる。
さらにクロル基、ブロム基等、ハロゲンを導入したもの
も含まれる。
これら、フェノール類は、単独のみならず二種以上の混
合物でも良い。
合物でも良い。
本発明のヒドロキシベンズアルデヒド類とは、ベンゼン
環に水酸基とアルデヒド基が結合しているものを言い、
ベンゼン環にアルコキシ基、アルキル基、ハロゲン等が
置換していてもよく、アルキル基を導入したものは、耐
湿性のさらなる改良が、ハロゲンを導入したものは、難
燃性の付与がなされる。
環に水酸基とアルデヒド基が結合しているものを言い、
ベンゼン環にアルコキシ基、アルキル基、ハロゲン等が
置換していてもよく、アルキル基を導入したものは、耐
湿性のさらなる改良が、ハロゲンを導入したものは、難
燃性の付与がなされる。
具体例としては、p−ヒドロキシベンズアルデヒド、バ
ニリン、イソバニリン、サリチルアルデヒド等があげら
れるが、なかでもp−ヒドロキシベンズアルデヒドが好
ましい。
ニリン、イソバニリン、サリチルアルデヒド等があげら
れるが、なかでもp−ヒドロキシベンズアルデヒドが好
ましい。
また、本発明のヒドロキシベンズアルデヒド類は、単独
でも混合物でもよいのは言うまでもないが、耐熱性、耐
湿性等の特性を損なわない範囲でホルムアルデヒド、ア
セトアルデヒド、クロトンアルデヒド、アクロレイン、
グリオ牛ザール、グルタルアルデヒド、ベンズアルデヒ
ド等のアルデヒド類、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン等のケトン類を併用しても差し
仕えない。
でも混合物でもよいのは言うまでもないが、耐熱性、耐
湿性等の特性を損なわない範囲でホルムアルデヒド、ア
セトアルデヒド、クロトンアルデヒド、アクロレイン、
グリオ牛ザール、グルタルアルデヒド、ベンズアルデヒ
ド等のアルデヒド類、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン等のケトン類を併用しても差し
仕えない。
本発明のフェノール類と、ヒドロキシベンズアルデヒド
類の縮合反応は、周知の方法で行い得る。
類の縮合反応は、周知の方法で行い得る。
例えばノボラック合成用のする周知の酸性触媒、例えば
塩酸、硫酸等の無機酸、トルエンスルホン酸等の有機酸
、酢酸亜鉛等の存在下加熱する方法により行われる。
塩酸、硫酸等の無機酸、トルエンスルホン酸等の有機酸
、酢酸亜鉛等の存在下加熱する方法により行われる。
縮合反応は、フェノール類2分子とヒドロキシベンズア
ルデヒド類1分子とから3核体が生成するのが主体であ
るが、さらにフェノール類1分子と、ヒドロキシベンズ
アルデヒド[1分子とを1&[lとした繰り返し単位(
以下、単に繰り返し単位と称す)を有するオリゴマーも
生成する。
ルデヒド類1分子とから3核体が生成するのが主体であ
るが、さらにフェノール類1分子と、ヒドロキシベンズ
アルデヒド[1分子とを1&[lとした繰り返し単位(
以下、単に繰り返し単位と称す)を有するオリゴマーも
生成する。
繰り返し単位数が大きい程、耐熱性は向上する。
なお、繰り返し単位を多くするには、縮合反応の際、ヒ
ドロキシベンズアルデヒド類の比率を大きくし、触媒を
多くすればよい。
ドロキシベンズアルデヒド類の比率を大きくし、触媒を
多くすればよい。
本発明に用いる二価フェノール類とは、−分子中にフェ
ノール性水M基を2個有するものであれば何でもよく、
例示するとカテコール、レゾルシン、ヒドロキノン、ビ
スフェノールA1ビスフエノールF1ビスフエノールA
D、ビフェノール等があげられるが、これらの化合物に
制限されるものではなく、これらの化合物に耐水性をさ
らに改良する目的でアルキル基を難燃性を付与する目的
で、ハロゲンを導入する事は何ら差し支えない。
ノール性水M基を2個有するものであれば何でもよく、
例示するとカテコール、レゾルシン、ヒドロキノン、ビ
スフェノールA1ビスフエノールF1ビスフエノールA
D、ビフェノール等があげられるが、これらの化合物に
制限されるものではなく、これらの化合物に耐水性をさ
らに改良する目的でアルキル基を難燃性を付与する目的
で、ハロゲンを導入する事は何ら差し支えない。
また、これらの二価フェノール類を、二種以上混合して
用いてもよいのは言うまでもない。
用いてもよいのは言うまでもない。
二価フェノールの量は、その種類及び縮合させて得られ
る多価フェノール類の種類によっても適量が変わるが、
該硬化剤中5〜50重量%、好ましくは15〜40重量
%である。
る多価フェノール類の種類によっても適量が変わるが、
該硬化剤中5〜50重量%、好ましくは15〜40重量
%である。
本発明の硬化剤は、(A)、(B)二種のフェノール類
の混合組成物のみならず、エポキシ樹脂に(A)、(B
)二種のフェノール類を別々に混合しても、エポキシ樹
脂組成物として実質的に均一の混合物となる場合も含ま
れる。
の混合組成物のみならず、エポキシ樹脂に(A)、(B
)二種のフェノール類を別々に混合しても、エポキシ樹
脂組成物として実質的に均一の混合物となる場合も含ま
れる。
本発明の硬化剤は、酸末端ニトリルゴムやシリコーンな
どで変性して、低応力性など他の特性を付与することも
できる。
どで変性して、低応力性など他の特性を付与することも
できる。
本発明の硬化剤を用いるエポキシ樹脂とじては、公知の
エポキシ樹脂が該当する。
エポキシ樹脂が該当する。
例えば、ビスフェノールA1ビスフエノールF1ビスフ
エノールAD、臭素化ビスフェノールAルゾルシン、ヒ
ドロキノン等のジフェノール類のグリシジルエーテル;
フェノールノボラック、クレゾールノボラック、レゾル
シンノボラック、トリヒドロキシフェニルメタン、トリ
ヒドロキシフェニルプロパン、テトラヒドロキシフェニ
ルエタン、ポリビニルフェノール、ポリイソプロペニル
フェノール等のグリシジルエーテル;フェノール類と芳
香族カルボニル化合物との縮合反応により得られる多価
フェノール類のグリシジルエーテル;ジアミノジフェニ
ルメタン、アミンフェノール等のグリシジルアミン類;
ビニルシクロヘキセンジオキサイド、アリシリツクジェ
ポキシアセタール、アリシリツクジェポキシカルボキシ
レート等の脂環式エポキシ樹脂;ヒダントイン型エポキ
シ樹脂、トリグリシジルイソシアヌレート等の複素環式
エポキシ樹脂等、さらにはこれらに周知の変性を加えた
エポキシ樹脂である。
エノールAD、臭素化ビスフェノールAルゾルシン、ヒ
ドロキノン等のジフェノール類のグリシジルエーテル;
フェノールノボラック、クレゾールノボラック、レゾル
シンノボラック、トリヒドロキシフェニルメタン、トリ
ヒドロキシフェニルプロパン、テトラヒドロキシフェニ
ルエタン、ポリビニルフェノール、ポリイソプロペニル
フェノール等のグリシジルエーテル;フェノール類と芳
香族カルボニル化合物との縮合反応により得られる多価
フェノール類のグリシジルエーテル;ジアミノジフェニ
ルメタン、アミンフェノール等のグリシジルアミン類;
ビニルシクロヘキセンジオキサイド、アリシリツクジェ
ポキシアセタール、アリシリツクジェポキシカルボキシ
レート等の脂環式エポキシ樹脂;ヒダントイン型エポキ
シ樹脂、トリグリシジルイソシアヌレート等の複素環式
エポキシ樹脂等、さらにはこれらに周知の変性を加えた
エポキシ樹脂である。
本発明の硬化剤の使用量は、グリシジル基に対し、フェ
ノール性水酸基が0.2〜1.5当量となる量である。
ノール性水酸基が0.2〜1.5当量となる量である。
また、本発明の硬化剤とエポキシ樹脂との組成物には、
必要により他の硬化剤、充填剤、硬化促進剤、離型剤、
難燃剤、表面処理剤等、公知の添加剤を添加することが
できる。
必要により他の硬化剤、充填剤、硬化促進剤、離型剤、
難燃剤、表面処理剤等、公知の添加剤を添加することが
できる。
本発明の硬化剤とエポキシ樹脂とによる組成物を用いて
半導体等、電子部品を樹脂封止するには、トランスファ
ーモールド、コンブレラシランモールド、インジェクシ
ッンモールド等が、また特に該樹脂組成物が液状の場合
には注型法、ディッピング法、ドロッピング法等、従来
から公知の成型法が適用される。
半導体等、電子部品を樹脂封止するには、トランスファ
ーモールド、コンブレラシランモールド、インジェクシ
ッンモールド等が、また特に該樹脂組成物が液状の場合
には注型法、ディッピング法、ドロッピング法等、従来
から公知の成型法が適用される。
また、該樹脂組成物を積層板用に用いるには、樹脂組成
物をメチルエチルケトンやトルエン、エチレングリコー
ルモノメチルエーテル等の溶剤を用いて均一に溶解し、
これをガラス繊維や有機繊維に含浸させ、加熱乾燥し、
プリプレグとし、これをプレス成型すればよい。
物をメチルエチルケトンやトルエン、エチレングリコー
ルモノメチルエーテル等の溶剤を用いて均一に溶解し、
これをガラス繊維や有機繊維に含浸させ、加熱乾燥し、
プリプレグとし、これをプレス成型すればよい。
〈発明の効果)
本発明の硬化剤は、従来のフェノールノボラックを硬化
剤として用いる場合には、耐熱性向上のために除去して
いた三核体成分のごとき二価フェノール類と、フェノー
ル類とヒドロキシベンズアルデヒド類とを縮合させて得
られる多価フェノール類とからなる。
剤として用いる場合には、耐熱性向上のために除去して
いた三核体成分のごとき二価フェノール類と、フェノー
ル類とヒドロキシベンズアルデヒド類とを縮合させて得
られる多価フェノール類とからなる。
本発明の硬化剤を用いたエポキシ樹脂組成物は、硬化前
は流動性、成形性に優れ、その硬化成型物は高い耐熱性
を維持したまま、高い耐湿性、低い線膨張係数とバラン
スのとれた物性を呈する。
は流動性、成形性に優れ、その硬化成型物は高い耐熱性
を維持したまま、高い耐湿性、低い線膨張係数とバラン
スのとれた物性を呈する。
〈実施例〉
以下、実施例でもって、本発明を説明する。
・平均繰り返し単位数;ゲルパーミェーションクロマト
グラフ(日本分光工業■製、TRl0TARSR−n
)で測定し算出した。
グラフ(日本分光工業■製、TRl0TARSR−n
)で測定し算出した。
ここで、用いる硬化成形物の評価項目及びその方法は以
下の通りである。
下の通りである。
・ガラス転移温度: 熱機械的分析装置(セイコー電子
工業■製TMAIO型)を用いて測定した。
工業■製TMAIO型)を用いて測定した。
・線膨張係数: 上記の熱機械的分析装置を用いて、ガ
ラス転移温度より70℃低い温度における膨張係数を採
用した。
ラス転移温度より70℃低い温度における膨張係数を採
用した。
・吸水率(プレッシャークツカーテスト)ニブレス硬化
成形体から20mmx25鶴×2Nの大きさの試験片を
2個取り出し、これを高圧蒸気環境試験器(111平山
製作所製 PC−3053)に入れ121℃、2気圧、
20時間かけて試験片の重量増加を測定し、百分率で表
わした。
成形体から20mmx25鶴×2Nの大きさの試験片を
2個取り出し、これを高圧蒸気環境試験器(111平山
製作所製 PC−3053)に入れ121℃、2気圧、
20時間かけて試験片の重量増加を測定し、百分率で表
わした。
なお、この吸水率は、耐湿性の指標である。
参考例1〜7
温度計、撹拌器、コンデンサーを付けた反応器中に表1
に記載の量のフェノール類とアルデヒド類を入れ、さら
に触媒としてp−トルエンスルホン酸(−水塩)1.0
gを加え、95〜105℃で加熱攪拌した。
に記載の量のフェノール類とアルデヒド類を入れ、さら
に触媒としてp−トルエンスルホン酸(−水塩)1.0
gを加え、95〜105℃で加熱攪拌した。
GPC(ゲルバーミニ−シランクロマトグラフィー)で
ヒドロキシベンズアルデヒドが消失したのを確認した後
、10%苛性ソーダ水溶液で中和した。
ヒドロキシベンズアルデヒドが消失したのを確認した後
、10%苛性ソーダ水溶液で中和した。
続いて水洗を5回行った後、蒸留により未反応上ツマ−
を留去し、目的とする多価フェノール類を得た。
を留去し、目的とする多価フェノール類を得た。
多価フェノール類の繰り返し単位数を測定した。
結果を表1に示す。
結果を表1に示す。
実施例1〜7、比較例1〜2
エポキシ樹脂として、フェノール類とヒドロキシベンズ
アルデヒドの縮合により得られたポリフェノールのグリ
シジルエーテル(住友化学工業■製、商品名スミθエポ
キシESX−221、エポキシ当量=210)210g
、硬化剤として表2に示す多種多価フェノール類及び二
価フェノール類、硬化促進剤としてトリフェニルホスフ
ィン3.2g配合し、ロールで加熱混練した後、175
℃で5分間プレス成形を行った。
アルデヒドの縮合により得られたポリフェノールのグリ
シジルエーテル(住友化学工業■製、商品名スミθエポ
キシESX−221、エポキシ当量=210)210g
、硬化剤として表2に示す多種多価フェノール類及び二
価フェノール類、硬化促進剤としてトリフェニルホスフ
ィン3.2g配合し、ロールで加熱混練した後、175
℃で5分間プレス成形を行った。
さらに180℃オーブン中で、5時間ポストキュアーを
行い硬化成型物を得た。
行い硬化成型物を得た。
この硬化成型物のガラス転移温度、線膨張係数及び吸水
率を測定した。
率を測定した。
結果を表2に示す。
Claims (1)
- (1)(A)フェノール類と、ヒドロキシベンズアルデ
ヒド類とを縮合させて得られる多価フェノール類、およ
び (B)二価フェノール類、 とからなるエポキシ樹脂用硬化剤。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1279407A JPH03139519A (ja) | 1989-10-25 | 1989-10-25 | エポキシ樹脂用硬化剤 |
MYPI90001834A MY105987A (en) | 1989-10-25 | 1990-10-20 | Curing agent for epoxy resin. |
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