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JPH03138140A - アルミニウム製防音、防振板 - Google Patents

アルミニウム製防音、防振板

Info

Publication number
JPH03138140A
JPH03138140A JP27794189A JP27794189A JPH03138140A JP H03138140 A JPH03138140 A JP H03138140A JP 27794189 A JP27794189 A JP 27794189A JP 27794189 A JP27794189 A JP 27794189A JP H03138140 A JPH03138140 A JP H03138140A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aluminum
thickness
strength
plate
corrosion resistance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27794189A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Ozawa
小沢 洋一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP27794189A priority Critical patent/JPH03138140A/ja
Publication of JPH03138140A publication Critical patent/JPH03138140A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明はアルミニウム製の防音、防振板に係り、屋根な
どの建築材、自動車などの車輌用外板及び内装材、エン
ジン周辺部材、電気製品部材などで防音、防振、耐食性
及び強度を必要とされる材料に適するアルミニウム製防
音、防振板に関する。 (従来の技術とその課題)・ 近年、防音、防振を目的とした制振鋼板が電気洗濯機の
外板、自動車のオイルパン、屋根材などに使用されるよ
うになってきたが、一方では、11板よりも1/3も軽
量で且つ耐食性に優れているアルミニウム材を使用した
アルミニウム製の制振材も自動車用材料として一部使用
され始めている。 後者のアルミニウム製制振材としては、従来、は、Al
100.A3052P、A3182P、A1050Pな
どを用途に応じて選択し、同一の材質及び厚さからなる
外板及び内板の間に樹脂層を介在させた構造の積層体が
製作されている。通常、外板及び内板の板厚は0.3〜
2.0mmであり、樹脂層としては厚さ数10μmの薄
い粘弾性高分子樹脂、例えばポリエチレンをベースにし
た重合体などの熱可塑性樹脂が用いられている。 ところで、アルミニウム製制振材に対する要求特性は様
々であり、基本的には、■制振性、防音性、■強度、■
耐食性、耐久性、■加工性、■軽量性、■コストなどに
区分されるが、最近では、用途毎に重点がやや異なる状
況にある。 例えば、自動車用外板としては、重点特性として強度が
要求されるので、従来よりMgを5%程度含有している
5000系のアルミニウム合金板が使用されているが、
耐食性及び耐応力腐食割れ性が悪いうえに、プレス加工
時にストレッチャーストレインマークが出やくなると共
に塗装後のベーキング強度が低下するという問題がある
。 また、屋根材では、耐食性を重視して3000系のアル
ミニウム板が使用しているが、強度が不足するという問
題がある。 このように、従来のアルミニウム製制振材は、基本的に
は制振性を最重点特性とし、耐食性及び強度は中程度と
する設計で、300o系、5000系のアルミニウム合
金が主として用6’tられてb)るが、このような設計
のアルミニウム製制振材では、各種用途に応じた要求品
質に十分対応することが困難であった。 本発明は、力いる事情に鑑みてなされたものであって、
用途に応じた要求特性に適宜対応できるアルミニウム製
防音、制振材を提供することを目的とするものである。 (課題を解決するための手段) 本発明者は、用途に応じた多様な要求特性に対応できる
材料構成について鋭意研究を重ねた。 まず、従来のように、防音、制振性に最も優れることを
優先して同一板厚からなる構成を必須とし、更に用途に
応じて外板及び内板の材質を選択するのでは、加工性、
強度又は経済性などを共に向上させることが困難である
ことから、外板と内板との材質及び板厚を変化させるこ
とを試みた。 その結果、外板と内板の材質及び板厚を適切に組合せる
ことにより、用途に応じた防音、制振性を確保しつつ、
様々な要求特性に対応できることを見い出し、ここに本
発明をなしたものである。 すなわち、本発明は、2枚のアルミニウム板の間に樹脂
層を有するアルミニウム製積層板であって、一方のアル
ミニウム板を耐食性の優れる純アルミニウム系の材料で
構成すると共に、他方のアルミニウム板を強度の優れる
高力系アルミニウム合金材料で構成し、更に樹脂層を制
振特性の優れる熱可塑性粘弾性樹脂で構成し、かつ、前
記一方の純アルミニウム系の板厚1に対して、他方の高
力系アルミニウム合金板の板厚を1〜10にすることを
特徴とするアルミニウム製防音、防振板を要旨とするも
のである。 以下に本発明を更に詳細に説明する。 (作用) 本発明に係るアルミニウム製制振材は、従来と同様、第
1図に示すように2枚のアルミニウム板1.2の間に樹
脂層3を介在させた断面構造を有するが、基本的には、
用途によって防音、制振性が最重点特性ではないことを
考慮し、耐食性と強度を兼ね備えたものである。 防音、制振性が最重点特性である場合には外板及び内板
の板厚を同−乃至略同一とするが、他の場合には異なる
板厚とし、更に材料組合せに関しては、耐食性を要求さ
れる表側には1000系の純アルミニウム板を用い、裏
側には2000系、500o系、6o00系、7000
系などの高力系アルミニウム合金板を使用する。これに
より、所望の特性に応えることができるのみならず、全
板厚の薄肉化も可能になり、アルミニウム板としての軽
量化の特徴を一層発揮することができる。 具体的には、要求特性に対する本発明による材料組合せ
例を第1表に示す。
【以下余白】
同表よりわかるように、例えば、自動車用外板の場合に
は、耐食性の優れる1000系の純アルミニウム板とベ
ーク強度を上げるためにCuを添加した5000系のア
ルミニウム板の組み合せとすることにより、強度と耐食
性を共に満足でき、しかもプレス加工性についても、成
形性の優れた1000系の純アルミニウム板を外板とす
るので問題はない。この場合、板厚の比は、0.2 :
 0゜8が望ましい。 また、屋根板では、1000系の耐食性の優れた純アル
ミニウム板と5000系の高力系合金のアルミニウム板
との組み合せにより、耐食性及び強度の両面で優れた特
徴を発揮できる。従来、この種の用途ではクラッド圧延
でしか実現できなかったアルミニウム板のみの組み合せ
に対し、制振性及び防音性という新規な機能を付加した
アルミニウム制振材を経済的に提供できる。 他の用途に対しても、同表に示す材料組合せによって要
求特性に応えることができる。 なお、純アルミニウム系材料としては、耐食性の優れた
100o系のものから選択すればよい。 高力アルミニウム合金系の材料としては、強度の優れる
200o系、5000系、6000系。 7000系などから選択すればよい。この場合、上述の
自動車外板の例で示したように、ベーク後強度を確保す
る場合には、Cuを1%程度添加した5000系のもの
を選択する。このように本発明における材料選択は種々
の成分組成のものが対象となり、JISに規定される成
分組成を含むことは勿論のこと、他の成分組成も含むも
のである。 また、樹脂層としては、従来と同様でよく、厚さ数10
μm程度で、粘弾性高分子樹脂(例、ポリエチレンベー
スの重合体)などの熱可塑性樹脂を用いる。 制振性に影響を及ぼす板厚比に関しては、1000系の
純アルミニウム板と高力系アルミニウム板との板厚比を
変えて制振性について実験を行った結果を第2図に示す
ように、純アルミニウム系板厚:高力系アルミニウム板
厚の比が1:1の場合に最も制振性に優れるが、1:1
0よりも純アルミニウム系板厚が小さくなると、極端に
制振性が劣化することがわかる。・したがって、本発明
においては、純アルミニウム系板厚:高力系アルミニウ
ム板厚の比は1:1〜1:10の範囲とするのが好まし
い。 次に本発明の実施例を示す。 (実施例) 第2表に示す材質及び板厚の組合せにて自動車用外板を
製作した。 比較材Na 1はAl2−4.5%Mg−0,4%Cu
組成の5030相当材(弊社呼称)の単板からなる材料
である。 比較材Na 2はAQ−4,5%Mg−0,4%Cu組
成の5030相当材(弊社呼称)からなる2枚(板厚0
 、8 ll1mと0 、4 mm)の間にポリエチレ
ンベースの重合体(厚さ70μIn)を介在させた構造
のものである。 本発明材Nα3は、板厚0.2n+mの純アルミニウム
材(1050)と、板厚0 、8 mmのAQ−4,5
%Mg−1,0%Cu組成の5030相当材(弊社呼称
)との間にポリエチレンベースの重合体(厚さ70μm
)を介在させた構造のものである。 なお、比較材Nα2と本発明材Nα3は、第1図に示す
構成を有している。 また、それぞれの板厚は5耐プント性を考慮しで決定し
た。耐プント性は、δ=f(σ。、2・t ! )(但
し、σ。、2は耐力、tは板厚を表わす)で定義される
が、2枚のアルミ板を用いた場合、tz(tt+tz)
にはならず、比較材Nα2の場合にはt、=0.8mm
、t、=0.4mmとする必要がある。 一方、本発明材Nα3の場合、比較材Nα2と同じ耐プ
ント性を確保するためには、t、(1050材)=0.
2mm、tz(5030相当材)=0.8mmとする組
合せにて対応できる。これは、5o30相当材としてC
uを1.0%添加することによって、ベーク後耐力を1
3 kgf / mm” −420kgf / mu”
に高めることができるためである。 これらの評価結果を第2表に示す。 なお、特性の評価に関しては、制振性は損失係数の測定
により、強度は耐プント性により、それぞれ評価した。 第2表より、比較材Na 2は、自動車外板用として強
度を主たる特性として製作されたものであり、耐食性や
加工性が充分ではない。 一方、本発明材Nα3は、耐食性と加工性が優れており
、しかも必要な強度が確保されており、更には比較材H
a 2に比べ、合計板厚が約20%減少し、軽量化がで
き、低コストである。 [以下余白] (発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば、優れた耐食性及
び加工性を備え、必要な強度も有するアルミニウム製防
音、制振板を提供できるので、屋根などの建築材、自動
車用の外板及び内装材5電気製品部材等々の広い用途に
応じた要求特性に充分対応できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はアルミニウム製防音、制振板の断面構造を示す
図、 第2図は板厚比と損失係数との関係を示す図である。 1.2・・・アルミニウム板、3・・・樹脂層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 2枚のアルミニウム板の間に樹脂層を有するアルミニウ
    ム製積層板であって、一方のアルミニウム板を耐食性の
    優れる純アルミニウム系の材料で構成すると共に、他方
    のアルミニウム板を強度の優れる高力系アルミニウム合
    金材料で構成し、更に樹脂層を制振特性の優れる熱可塑
    性粘弾性樹脂で構成し、かつ、前記一方の純アルミニウ
    ム系の板厚1に対して、他方の高力系アルミニウム合金
    板の板厚を1〜10にすることを特徴とするアルミニウ
    ム製防音、防振板。
JP27794189A 1989-10-25 1989-10-25 アルミニウム製防音、防振板 Pending JPH03138140A (ja)

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JP27794189A JPH03138140A (ja) 1989-10-25 1989-10-25 アルミニウム製防音、防振板

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JP27794189A Pending JPH03138140A (ja) 1989-10-25 1989-10-25 アルミニウム製防音、防振板

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0692371A1 (de) * 1994-07-13 1996-01-17 Alusuisse-Lonza Services AG Umformbare Verbundplatte

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0692371A1 (de) * 1994-07-13 1996-01-17 Alusuisse-Lonza Services AG Umformbare Verbundplatte
CH687815A5 (de) * 1994-07-13 1997-02-28 Alusuisse Lonza Services Ag Umformbare Verbundplatte.
EP0692371B1 (de) * 1994-07-13 2001-03-28 Alusuisse Technology & Management AG Umformbare Verbundplatte

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