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JPH03135497A - 塩素注入制御方法 - Google Patents

塩素注入制御方法

Info

Publication number
JPH03135497A
JPH03135497A JP27168289A JP27168289A JPH03135497A JP H03135497 A JPH03135497 A JP H03135497A JP 27168289 A JP27168289 A JP 27168289A JP 27168289 A JP27168289 A JP 27168289A JP H03135497 A JPH03135497 A JP H03135497A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chlorine
layer
neural network
chlorine injection
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27168289A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Baba
研二 馬場
Ichirou Enbutsu
伊智朗 圓佛
Shoji Watanabe
昭二 渡辺
Toshio Yahagi
矢萩 捷夫
Harumi Matsuzaki
松崎 晴美
Naoki Hara
直樹 原
Mikio Yoda
幹雄 依田
Norihisa Suzuki
鈴木 程久
Yoshinari Fujita
藤田 良成
Soichi Arakane
荒金 聡一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP27168289A priority Critical patent/JPH03135497A/ja
Publication of JPH03135497A publication Critical patent/JPH03135497A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、浄水場における前塩素注入制御において塩素
注入効果を適正に維持するためにの前塩素注入量または
濃度を制御する方法に関する。
〔従来の技術〕
浄水場では原水に塩素を注入して、(1)鉄、マンガン
、アンモニア性窒素、亜硝酸性窒素及び有機物の除去、
(2)細菌、バクテリア、原生動物及び藻類の増殖防止
を行なっている。塩素はこれらの物質との反応、あるい
は日射による反応により消費されるが、滞留時間(むだ
時間)も影響するため、注入がオペレータの勘と経験に
よる操作に依存している。
このため、物理化学的な数学モデルを構築してシミュレ
ーションにより適正な塩素注入量を決定する方法以外に
、オペレータの運転操作を模擬したファジィ制御方式な
どが提案されている。
〔発明がM決しようとする課題〕
ファジィ制御では、あいまいさを定量化する特性関数で
あるメンバーシップ関数の作成や、推論のためのルール
作成にはデータの解析やオペレータへのインタビューな
ど多大の労力を必要とする。
また、メンバーシップ関数と推論ルールの追加、削除、
改良などソフトウェアメンテナンスに多大の労力を要す
る。
〔課題を解決するための手段〕
前述したメンバーシップ関数や推論ルールの作成、追加
、削除、改良を容易に行なうことができ、かつオペレー
タと同等の操作を実現するために、ニューラルネット(
神経回路モデル)を適用する。
本発明では、過去の実績に基づく前塩素注入量の予測と
制御をニューラルネットで行なうことを特徴とする。オ
ペレータは、■予測される天候、■季節と時刻と計測さ
れた日射量、■計測された水量、水質、水温、などの塩
素消費影響因子、及び■〜■の当該条件における塩素注
入量または濃度の過去の履歴に基づいて注入すべき塩素
注入量または濃度を頭の中で予測している。ここで、濃
度とは塩素注入後の浄水の平均塩素濃度を指す。
特に、塩素消費反応が複雑であるため、オペレータは過
去の注入実績(注入履歴)を考慮して、塩素注入を行な
っている。この作用を人工的に行なうためにニューラル
ネットを適用する6 まず、ニューラルネットに過去の複数時点での■天候、
■季節と時刻と計測された日射量、■計測された水量、
水質、水温、■〜■の条件での■塩素注入量または濃度
を学習させる。。これを実行するニューラルネットの具
体的構成は、ニューロン素子モデルを基本として構成さ
れる入力層、少なくとも1層の中間層、出力層、比較層
、並びに教師層からなる階層構造であり、具体的学習方
法は公知の誤差逆伝搬法により行なう。学習済みニュー
ラルネットはオペレータが過去の実績に基づいて運転す
る方法を内部に自動的に構築する。続いて、学習済みの
ニューラルネットの入力層に、未学習ののこれから予測
される天候、■季節と時刻と計測された日射量、並びに
■計測された水量、水質、水温、■塩素注入量または濃
度の過去の実績値を入力し、出力層に前塩素注入量また
は濃度を出力(予測)させるようにした。この予測値に
基づいて前塩素注入量を操作する。
〔作用〕
本発明では、ニューラルネットによる学習・予測能力を
前塩素注入制御方法及びシステムに適用した。すなわち
、まずニューラルネットに過去の複数時点での■天候、
■季節と時刻と計測された日射量、並びに■計測された
水量、水質、水温、及び■塩素注入量または濃度の履歴
を学習させる。
この時ニューラルネットの重み係数の分布が変化する。
このことは、オペレータが過去の種々の実績を記憶する
ことに相当する。このような学習済みニューラルネット
に、未学習の■これから予測される天候、■季節と時刻
と計測された日射量。
並びに■計測された水量、水質、水温、■塩素注入量ま
たは濃度の過去の実績値を入力することで、注入すべき
塩素注入量または濃度の目標値を予測することができる
。このことは、オペレータが過去の種々の実績を勘案し
て塩素注入量を予測する方法を模擬したものである。
〔実施例〕
本発明は、ニューラルネットに過去の■天候、■季節と
時刻と計測された日射量、■計測された水量、水質、水
温、■塩素注入量または濃度、以上■〜■の過去履歴パ
ターンを複数例、ニューラルネットを用いて学習後、学
習済みのニューラルネット(予測用ニューラルネット)
に当日の■〜■を入力し、未知の■を予測させて前塩素
注入量または濃度を制御するものである。
実行工程は、(1)学習用神経回路モデル(学習用ニュ
ーラルネット)による学習工程、(2)学習済みニュー
ラルネット(予測用ニューラルネット)の連想による塩
素注入量または濃度の予測工程、(3)予測結果に基づ
く塩素注入量または濃度の制御工程からなる。
第1図の実施例で構成と動作を説明する。まず、浄水場
のフローを説明する。第1図において着水井9には、河
川や湖沼(図示せず)から導かれた原水が導かれる。急
速混和池10では着水井9の水を導き、凝集剤タンクI
IAから凝集剤が注入され、撹拌機13により撹拌して
原水中の懸濁微粒子を凝集させる0図示は省略するが、
必要に応じてアルカリ剤が注入される。フロック形成池
15(複数の池があるが省略して1つの池だけ図示)で
は撹拌バドル17の撹拌によりフロック(凝集塊)が成
長する。成長したフロックは沈殿池16で沈降して上澄
み液がろ適地17でろ過される。ろ過水は、浄水池20
と配水池21に一旦貯留され、ポンプ22により配管網
24により需要家へ送水される。殺菌のために塩素貯留
槽25(液体塩素や次亜塩素酸ナトリウムなどを貯留)
の塩素が塩素注入ポンプ26Aと26Bより着水井9と
浄水池20に適量注入される。着水井9に注入する塩素
を「前塩素」といい、浄水池20で注入する塩素を「後
塩素」という。
次に、計測器について説明する。着水井9、フロック形
成池15、沈殿池16、ろ適地17出口、浄水池20、
配水池21には、各々計測器9M。
15M、16M、17M、20M、21Mが設置される
。計測項目は、水温、濁度、アルカリ度、PH1電気伝
導度、残留塩素濃度、塩素要求量、有機物、鉄、マンガ
ン、アンモニア性窒素、有機性窒素、水量(処理流量)
、水位、損失水頭などである。
また、日射量(日射強度や紫外線強度など)を計測する
日射計8Mが設定される。
続いて、予測運転制御装置80の構成を説明する。予測
運転制御装置80はコンピュータシステムであり本発明
の説明を容易にするために第1図には処理のフロー図を
示しである。なお、図中ネットワークと記載されている
部分は後述する第4図の実線702に相当する多数の配
線(または情報の連絡経路)を示す。
まず、予測運転制御装置80の中の履歴パターンデータ
ファイル71Fは、■オペレータ101が交信手段46
で入力した天候、■季節と時刻と、日射計8Mで計測し
た日射量、■計測器9M。
15M、16M、17M、20M、21Mで計測した水
量、水質、水温、■塩素注入ポンプ26Aでの塩素注入
量または濃度(注入後の平均塩素濃度)、以上の〜■の
時系列データが記憶される。履歴パターンデータファイ
ル71Fの中から自動的にまたは交信手段46からの指
示71Sにより、■天候の選択されたデータ列Tと、■
季節と時刻と日射量の選択されたデータ列Nと、■水量
、水質。
水温の選択されたデータ列Cと、■塩素注入量または濃
度の選択されたデータ列Qとが、各々学習用ニューラル
ネット71に出力される。これらデータT、N、C,Q
を用いて学習が実行され、実行結果71S1と71S2
とが予測用ニューラルネット72に出力される。予測用
ニューラルネット72では、履歴パターンデータファイ
ル71Fの中から予測に必要なデータT、N、C,Qを
選択して予測に使用する。予測結果は予測信号72Sと
して交信手段46に表示すると共に、運転制御工程75
に出力する。運転制御工程75は予測信号72Sを受け
て塩素注入量の目標値信号75Sを塩素注入ポンプ26
Aに出力して注入量を制御する。同時に、目標値の注入
量目標値信号75Sを交信手段46に表示して、必要に
応じてオペレータ101の選択により実際の注入量を補
正する。
補正値は再び注入量目標値信号75Sとして塩素注入ポ
ンプ26Aに出力する。
次に、第1図を用い本発明の詳細な説明する。
詳細構成と動作の説明には第2図以降を用いる。
説明では塩素注入量を操作する実施例について説明する
が、塩素注入濃度の場合にも同様に実施できる。
まず、履歴パターンデータファイル71Fへデータを記
憶する方法について説明する。時刻t=0の履歴パター
ンデータは、■天候T(0,1)と、■季節2時刻2日
射量のN(0,1)、N(0,2)、N(0,3)と、
■水量、水質、水温のC(0,1)、C(0,2)、C
(0,3)と、■塩素注入量Q(0,1)である。水質
C(0,2)は各々時刻1=0での前述した複数の計測
量であり、これらを用いれば精度が上がることは言うま
でもないので複数の場合の具体的説明は省略する1本実
施例では一括して記号でC(0,2)と表す。これらT
、N。
C,Qのデータを履歴パターンデータファイル71Fに
記憶する。これを繰り返すと、1=0゜−1,−2,・
・・のデータが順次記憶されていく。この時間間隔は本
実施例では1時間の場合を説明するが、1時間より短く
ても長くても本発明の実施は制約を受けない。
続いて、学習工程における学習用ニューラルネット71
の動作を以下に説明する。学習用ニューラルネット71
では、履歴パターンデータファイル71Fの中から選択
されたデータを受けて学習を実行する。このデータ選択
と学習方法を以下に第1図と第2図とを用いて説明する
第2図に示すように、■天候T(0,1)と、■季節。
時刻9日射量のN(0,1)、N(0,2)、N(0,
3)と、■水量。
水質、水温のC(0,1)、C(0,2)、C(0,3
)と、■塩素注入量Q(0,1)について任意の時刻1
=1□を基準にし過去にさかのぼってtl−1,tニー
2.・・をまず学習する。同様に、1=12(12≠t
i)を基準にしてt2−1.t、−2,・・・のパター
ンデータを学習し、合計q個のパターンデータを学習す
る。学習はこれらのデータを入力用データと教師用デー
タとに分けて行なう。第1図に示すように、入力層71
0には(1)任意の時刻1(1=1よ、tl、・・・)
におけるT(t、1)。
N(t、1)、N(tl2)IN(tl3)?C(tt
l)Ic(tl2)Ic(tl3)と、時刻tから過去
にさかのぼってT(t−1,1)。
N(t−1,1)、N(t−1,2)、N(t−1,3
)、C(t−1,1)、C(t−1,2)、C(t−1
,3)、Q(t−1,1)を順次入力する。ここで、Q
(t−1,1)が追加されていることに注意されたい。
一方、教師層750には、Q(t、1)を入力する。
学習は、入力層71o、中間層720.出力層730゜
比較層740.教師層750からなる構成の学習用ニュ
ーラルネット71で行なう。
学習方法における信号処理方法を以下に第3図を用いて
説明する。第3図の構成と信号処理方法とは、前述した
入力データの設定法を除いて公知である。すなわち、第
3図の構成と信号処理方法とはRumelhartらに
よって考案された公知技術であり、詳細は文献(Par
allell DistributedProcess
ing、MIT Press、 Vol、1.(198
6))を参照されたい。
第3図の構成と動作の概略を説明する。まず、記号を説
明する。第3図でOは、積和演算とシグモイド変換機能
を有するニューロン素子モデル701であり、○とOと
を連結する実線702はニューロン素子モデル701間
の情報のやりとりがあることを示す。ここで、各層は有
限数のニューロン素子モデルからなり、隣接する各層の
ニューロン素子モデル間が全て連結される。中間層72
0は複数層あって良いが、本実施例では説明の簡単のた
め中間層の数が一つの例を示す。第3図に示す構成をニ
ューラルネット(神経回路モデル)と称する。
次に、ニューロン素子モデル701の基本演算について
第4図を用いて説明していく、入力層710に入力する
データT、N、C,Qを一括(全部でn個あるとする)
して、第4図に示すようにn個とし変数値をY□〜Yn
と記す。入力された信号値Y工〜Ynの各々に重み係数
Wjiを乗じ、さらにこれらを加算する演算(積和演算
)を(1)式で計算する。
ここで、Yi(1):入力層(第1層)のYi値、Wj
i(2←1)二人力漕(第1層)のi番目の変数から中
間層(第2層)のj番目のニューロン素子モデルへの重
み係数、Zj(2):中間層(第2暦)のj番目のニュ
ーロン素子モデルへの入力総和値、である。
ニューロン素子モデル701では、 Zj(2)の大小
に応じてここでの出力値が(2)式(シグモイド変換)
で計算される。
(2)式の計算内容は第5図のような非線形変換である
が、線形変換を適用しても同等の効果がえらえる。計算
値Yj(2)は、さらに出力層へ送られ、出力層でも同
様の計算が実行される。
次に、ニューラルネットでの計算方法の概要について説
明する。前述した変数値yi(1)は第3図の入力層7
10に入力され、この信号値は中間層720のニューロ
ン素子モデルに出力される6中間層720のニューロン
素子モデルではこれら出力値Yi(1)と重み係数Wi
j(2←1)との積和Zj(2)を(1)式で計算し、
この大小に応じて出力層730への出力値Yj(2)を
(2)式で決定する。同様にして、中間層720の出力
値Yj(2)はさらに中間層(第2層)720と出力層
(第3層)73oとの重み係数Wij(3←2) ト(
7)積和Zj(3)を(3)式で計算する。
ココテ、Yi(2):中間層(第2層)の値、Wji(
3←2):中間層(第2層)の1番目の変数から出力M
(第3層)のj番目のニューロン素子モデルへの重み係
数、Zj(3):出力N(第3層)のj番目のニューロ
ン素子モデルへの入力総和値である2 さらに、Zj(3)の大小に応じて出力層730への出
力値Yj(3)を(4)式で計算する。
このようにして、出力層の計算値Yj(3)が得られる
。Yj(3)は本実施例ではQ(t、l)*である。
ニューラルネットでの学習を実行するには、出力層73
0の後に、さらに比較5740と教師信号層750とを
設け、出力W!J73oの信号730Sと教師信号層7
50の教師信号750Sとが比較層740にはいり、こ
こで出力信号730SでアルQ(t、1)本ト教師信号
750s1’あルQ(t、1)トの大小が各々比較され
る。この偏差が小さくなるように、重み係数Wji(3
←2)及びWji(2←1)(7)大きさを修正する。
この修正値を用いて再度、(1)−(4)式の計算を実
行し、出方信号730Sと教師信号750Sとの大小を
比較すると、同様に偏差がでてくる。この偏差に基づい
て再度重み係数W j i (3←2)及びWji(2
←1)の大きさを修正していく、このようにして、重み
係数wjiを繰返し修正していき、偏差があらかじめ決
められた値以下になるまで続ける。最初は重み係数は乱
数の発生によりランダムに与えられるので、偏差は当然
大きいが、出力信号値は次第に教師信号値に近づいてい
く。この時、(1) −(4)式において値が変更され
るのは重み係数値wjjだけであるから、学習結果はW
ji値の分布に反映していく。なお、予測工程ではこの
Wji値を用いる。
このように偏差を修正していく方法は誤差逆伝搬法とよ
ばれ、Rumelhartらによって考案された公知技
術を利用する。詳細は文献(ParallellDis
tributed Processing、HIT P
ress、 Vol、1゜(1986))を参照された
い。このような、学習方法そのものは公知であるが、本
発明は特に、異なる複数時刻(1=1工1t2 tt3
1・・・tjの履歴パターンデータ群を繰返し学習させ
る。この結果、オペレータの過去の経験に匹敵するパタ
ーン把握能力がニューラルネットの重み係数Wjiの分
布に蓄積記憶されていく。この操作により、オペレータ
の過去の経験と同等の作用を持たせるようにした。
複数時刻t”tt ttz +ta 、・・・t、にお
ける履歴パターンデータ群の学習方法を以下に説明する
。複数の履歴パターンデータ群は時刻tを任意に変えて
学習する。この日t1rttt”−3+・・・t、はオ
ペレータが選択する場合と、自動的に選択する場合があ
り、以下に両者を説明する。
オペレータが選択する場合とは、後で運転に反映させた
いと考えるような、変数値Y1〜Ynの代表的なパター
ンや、後日参考にしたい異常時のパターンである。結果
的に、ニューラルネットはこれら学習した内容に応じて
結果を出力するので、この選択は重要である。オペレー
タに選択をまかせるのは、オペレータの持つ経験的で総
合的なデータ判断能力に頼るものである。この場合、学
習させるパターンは、過去の異なる時刻におけるパター
ンであり、複数のパターンを繰返し学習させる。これに
よりオペレータの過去の経験に匹敵するパターン把握能
力をニューラルネットが身につける。オペレータによる
時刻の設定は交信手段46を介するマンマシン会話によ
り行う。例えば、1月の代表的パターンから12月の代
表的なパターンまで12パターンを各々学習する。
他方、自動的に行う場合には、事前にデータ列の統計解
析を行う。すなわち、統計解析により最も発生頻度が高
いパターンを求めて正常時の代表例とみなしてこれを学
習させ、一方で、発生頻度が低い場合を異常時のパター
ンの代表例とみなしてこれらを学習させる。第1図の実
施例ではニューラルネットはひとつであるが、正常時用
ニューラルネットと異常時(非定常時)用ニューラルネ
ットとに分けても適用すればさらに効果的である。
次に、予測用ニューラルネット72による予測工程を説
明する。予測用ニューラルネット72の構成を第6図に
示す。第1図に示したように、予測用ニューラルネット
72では学習用ニューラルネット71での学習結果、す
なわち、重み係数値Wjiの分布に基づいて塩素注入量
を予測するものである。学習の結果得られた重み係数W
ji(3←2)及びWji(2←1)ノ値が信号71S
1と71s2として予測用ニューラルネット72に出力
される。
これらを用いて予測を行なう、なお、第1図では学習用
ニューラルネット71と予測用ニューラルネット72と
は便宜士別々に記載されているが、同一のニューラルネ
ットを用いて良いことは勿論である。
次に、予測用ニューラルネット72の動作を第6図と第
7図を用いて説明する。第6図に示すように、予測用ニ
ューラルネット72は学習用ニューラルネット71から
比較M740と教師層750を除いた構成である。予測
用ニューラルネット72で行なうことは、現時点で予測
できるがまたは既知である■天候T、■季節2時刻2日
射量N、■水量、水質、水温C1に基づいて、未知の■
塩素注入量Qを予測するものである。このために、まず
入力層710に入力層パターンとして、七二〇を基準に
設定した変数値Yiを入力層710に入力する。この変
数値Yiは第1図または第7図に示すように、(1)現
時点で既知の■天候T(0,1)と、■季節2時刻2日
射量(7)N(0,1)、N(0,2)、N(0,3)
と、■水量、水質、水温のC(0,1)、C(0,2)
、C(0,3)と。
(2)過去(t=−1)における■〜■のデータと■塩
素注入量Q(−1,1)である、この他、tニー2のT
、N。
C,Qの値も入れてよい、これらは全て実績値あるいは
既知のデータである。これらの値に基づいて現在どの位
塩素を注入すべきか、すなわち未知の塩素注入目標値Q
(0,1)本を予測する。結果は出力1730に出力さ
れる。出力までの計算方法は(1)−(4)式を用いた
前述と同じ計算を実行する。
塩素注入目標値Q(0,1)*は信号72Sである。
運転制御工程75を以下に説明する。運転制御工程75
では、このQ(0,1)京の信号72Sを受けて、塩素
注入流量の目標値信号75Sを塩素注入ポンプ26Aに
出力して流量を制御する。信号Q(0,i)*の計算頻
度は通常1時間毎であるが、この時間単位は任意に設定
できる。勿論、時間間隔が小さければ予測精度は向上す
る。設定した時間間隔(本実施例では1時間)が長いた
めに短い時間(例えば1分間)の塩素注入量を予測でき
ない場合には、数学的な補間により予測する。同時に、
目標値(予測結果)の注入量目標値信号75Sを交信手
段46に表示して、必要に応じてオペレータ101の選
択により実際の流量を補正する。例えば、予測流量に対
して比例係数に4を乗じ、定数に2を加算するなどの補
正を行ない、この補正値を再び注入量目標値信号75S
として塩素注入ポンプ26Aに出力し、この流量だけ塩
素注入ポンプ26Aが着水井9に塩素を注入する。
なお、本実施例の説明では実際に操作する塩素注入量を
目標値にして説明したが、1的は浄水場内における水中
塩素濃度を制御することであるので、注入後の塩素濃度
を目標にする方法が実用的である。この場合には塩素注
入量Q(t、1)の替わりに、(5)式で計算できる注
入後の平均塩素濃度を用いる。
ここで、Qo(0)は処理流量である。具体的方法は。
これまでQ(t、1)で説明した替わりにQc(0)を
用いて行なう。
〔発明の効果〕
本発明の効果について以下に述べる。従来のファジィ制
御による塩素注入量(または濃度)の予測制御方法では
、多量のデータ解析やオペレータへのインタビュー、さ
らには推論ルールの作成、追加、修正、削除、改良など
に多くの労力を要していた6本発明を適用すれば、より
少ない労力で、オペレータが実施している「実績と前例
に即した運転」を容易に行なうことができる。また学習
を随時行なうことが可能であるので、状況の変化に迅速
に追随して学習しかつ予測することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す構成図、第2図は学習パ
ターンの説明図、第3図はニューラルネットの構成図、
第4図はニューロン素子モデルを示す説明図、第5図は
ニューロン素子モデルでの信号変換を示す特性図、第6
図と第7図は予測工程を説明する説明図である。 9・・・着水井、25・・・塩素貯留槽、26A・・・
塩素注入ポンプ、9M、15M、16M、17M、20
M。 21M・・・計測器、46・・・交信手段、101・・
・オペレータ、71F・・・履歴パターンデータファイ
ル、71・・・学習用ニューラルネット、72・・・予
測用ニューラルネット、75・・・運転制御工程、71
0・・・入力層、720・・・中間層、730・・・出
力層。 74、0・・・比較層、750・・・教師層、701・
・ニュ第3図 入力層 第4図 第5図 第6囚 入力層 第7図 ’ROかl;エカ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、時間と共に変化する、天候と日射量である気象条件
    と、水量、水温、水質を少なくとも一つ以上含む水質条
    件とに応じて塩素注入量または濃度を操作する方法であ
    って、 入力層、少なくとも1層の中間層、および出力層からな
    る階層構造の神経回路モデルを備え、過去の複数時点で
    の、前記気象条件と、前記水質条件とを入力すると共に
    、当該入力に対応する前記塩素注入量または濃度を教師
    パターンとして前記神経回路モデルに学習させ、 該学習した神経回路モデルに、現時点または将来予想さ
    れる前記気象条件と前記水質条件とを入力し、当該入力
    に対応する塩素注入量または濃度を予測させ、この予測
    値に基づいて塩素注入手段を操作することを特徴とする
    、塩素注入制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007144370A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Toshiba Corp 水処理システム
JP2010158615A (ja) * 2009-01-07 2010-07-22 Asaka Riken:Kk 水処理方法及び水処理システム
JP2016168572A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 株式会社東芝 塩素注入率設定方法、塩素注入率設定装置、および塩素注入率設定システム

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