JPH03135385A - 制動抵抗の過熱保護方法 - Google Patents
制動抵抗の過熱保護方法Info
- Publication number
- JPH03135385A JPH03135385A JP26906089A JP26906089A JPH03135385A JP H03135385 A JPH03135385 A JP H03135385A JP 26906089 A JP26906089 A JP 26906089A JP 26906089 A JP26906089 A JP 26906089A JP H03135385 A JPH03135385 A JP H03135385A
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- JP
- Japan
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- braking resistor
- value
- transistor
- gate
- output
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- Pending
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- Stopping Of Electric Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、インバータを介して駆動されるモータから
の回生電力をスイッチングトランジスタを通して制動抵
抗へ放電させる場合の、制動抵抗の過熱保護方法に関す
る。
の回生電力をスイッチングトランジスタを通して制動抵
抗へ放電させる場合の、制動抵抗の過熱保護方法に関す
る。
(従来の技術〕
従来、この種の保護方法としては、制動抵抗の外被に直
接感温センサを取りつけるもの、制動抵抗回路にサーマ
ルリレーを取りつけるものなどがある。
接感温センサを取りつけるもの、制動抵抗回路にサーマ
ルリレーを取りつけるものなどがある。
しかしな・がら、感温センサを制動抵抗の外被に取りつ
けるものでは、制動抵抗が急速に発熱すると制動抵抗内
部と外被間の温度勾配が大きくなり、過熱保護が難しく
なると云う問題がある。
けるものでは、制動抵抗が急速に発熱すると制動抵抗内
部と外被間の温度勾配が大きくなり、過熱保護が難しく
なると云う問題がある。
一方、サーマルリレ一方式では、サーマルリレーを取付
ける必要があり、インバータに付属機器が必要となる。
ける必要があり、インバータに付属機器が必要となる。
したがって、この発明の課題は感温センサやサーマルリ
レーを使用せず、安価かつ安全に制動抵抗の過熱保護を
図ることにある。
レーを使用せず、安価かつ安全に制動抵抗の過熱保護を
図ることにある。
インバータを介して駆動されるモータからの回生電力を
スイッチングトランジスタを通して制動抵抗へ放電させ
るに当たり、前記スイッチングトランジスタの駆動信号
に対し予め設定された制動抵抗の熱時定数に応じた一次
遅れ演算を行なった後、その演算結果に制動抵抗の最大
消費電力値と定格電力値との比(消費電力係数)を乗じ
た値を求め、これが予め設定された過熱検出レベルを越
えたとき、前記スイッチングトランジスタをオフにして
制動抵抗の過熱を防止する。
スイッチングトランジスタを通して制動抵抗へ放電させ
るに当たり、前記スイッチングトランジスタの駆動信号
に対し予め設定された制動抵抗の熱時定数に応じた一次
遅れ演算を行なった後、その演算結果に制動抵抗の最大
消費電力値と定格電力値との比(消費電力係数)を乗じ
た値を求め、これが予め設定された過熱検出レベルを越
えたとき、前記スイッチングトランジスタをオフにして
制動抵抗の過熱を防止する。
制動抵抗に対する放電制御トランジスタの駆動信号を監
視するだけで制動抵抗の過熱保護ができるようにし、過
熱検出用のセンサ等を特別に設けなくても済むようにす
る。
視するだけで制動抵抗の過熱保護ができるようにし、過
熱検出用のセンサ等を特別に設けなくても済むようにす
る。
第1図は本発明の実施例を示すブロック図である。同図
において、1はコンバータ部、2はインバータ部、3は
モータ、4は平滑コンデンサ、5は放電用トランジスタ
、6は制動抵抗、7A、7B、7Cはコンパレータ、8
はアンドゲート、9は一次遅れ演算部、10は掛算部、
11は消費電力係数設定部である。
において、1はコンバータ部、2はインバータ部、3は
モータ、4は平滑コンデンサ、5は放電用トランジスタ
、6は制動抵抗、7A、7B、7Cはコンパレータ、8
はアンドゲート、9は一次遅れ演算部、10は掛算部、
11は消費電力係数設定部である。
インバータはその直流中間回路の電圧、すなわち平滑コ
ンデンサ4の両端の電圧Vが放電開始設定レベルSOを
越えると、コンパレータ7Aにてこれを検出し、アンド
ゲート8を経てトランジスタ5をオンさせ放電を開始す
る。これにより、平滑コンデンサ4の両端の電圧が低下
すると、トランジスタ5はオフとなる。モータからの回
生電力が大きく、放電中にさらに直流中間回路の電圧が
上昇して設定レベル5l(Vov)を越えるとコンパレ
ータ7Bにてこれを検出し、インバータ部2に信号C2
を与えてこれを停止し過電圧保護を行なう。このため、
放電中に制動抵抗6に印加される電圧は、最大でも過電
圧保護設定レベル31の値vov(V)相当となる。こ
れより、放電中の制動抵抗6の最大消費電力Pma x
は、の如く表わされる。ただし、Rは制動抵抗の抵抗値
〔Ω〕を示す。
ンデンサ4の両端の電圧Vが放電開始設定レベルSOを
越えると、コンパレータ7Aにてこれを検出し、アンド
ゲート8を経てトランジスタ5をオンさせ放電を開始す
る。これにより、平滑コンデンサ4の両端の電圧が低下
すると、トランジスタ5はオフとなる。モータからの回
生電力が大きく、放電中にさらに直流中間回路の電圧が
上昇して設定レベル5l(Vov)を越えるとコンパレ
ータ7Bにてこれを検出し、インバータ部2に信号C2
を与えてこれを停止し過電圧保護を行なう。このため、
放電中に制動抵抗6に印加される電圧は、最大でも過電
圧保護設定レベル31の値vov(V)相当となる。こ
れより、放電中の制動抵抗6の最大消費電力Pma x
は、の如く表わされる。ただし、Rは制動抵抗の抵抗値
〔Ω〕を示す。
一方、制動抵抗の温度上昇値θえ(deg)は消費電力
P (W)の−次遅れ関数となるため、次式の関係が成
り立つ。
P (W)の−次遅れ関数となるため、次式の関係が成
り立つ。
=V o v”/ (RxP o) −(4)
となり、放電停止中は、 ここに、Tは制動抵抗の熱時定数(S)を示している。
となり、放電停止中は、 ここに、Tは制動抵抗の熱時定数(S)を示している。
また、制動抵抗の定格電力値をPo(W)とすると、(
2)式は次のようになる。
2)式は次のようになる。
・・・ (3)
ただし、θ0は定格電力消費時の温度上昇値を示す。
上記の過電圧保護設定レベルS1と放電開始設定レベル
SOとはたがいに接近して設定されるため、放電中の制
動抵抗6の消費電力は(1)式の値とほぼ等しくなる。
SOとはたがいに接近して設定されるため、放電中の制
動抵抗6の消費電力は(1)式の値とほぼ等しくなる。
したがって、(1)式と(3)式から、放電中の制動抵
抗6の温度上昇と消費電力との関係は、 となる。この(4)または(5)式を計算すれば制動抵
抗の温度上昇時と下降時のθl/θOが求まり、この値
が過熱検出設定レベル82以上になったとき、前記トラ
ンジスタ5をオフにすれば、制動抵抗の過熱を防止する
ことができる。
抗6の温度上昇と消費電力との関係は、 となる。この(4)または(5)式を計算すれば制動抵
抗の温度上昇時と下降時のθl/θOが求まり、この値
が過熱検出設定レベル82以上になったとき、前記トラ
ンジスタ5をオフにすれば、制動抵抗の過熱を防止する
ことができる。
ただし、この実施例では(4)、 (5)式の演算を
するかわりに、アンドゲート8の出力を一次遅れ演算部
9に導き、掛算部lOでその出力に設定器11からの消
費電力係数設定値Vov”/(RXPO)を乗じること
により、θ、I/θ0と等価な量を得るようにしている
。したがって、掛算部10の出力が過熱検出設定レベル
S2を越えると、通常はハイとなっている過熱検出信号
C1がローレベルとなり、アンドゲート8によって放電
用トランジスタ5をオフとし、制動抵抗6の過熱を防止
できることになる。
するかわりに、アンドゲート8の出力を一次遅れ演算部
9に導き、掛算部lOでその出力に設定器11からの消
費電力係数設定値Vov”/(RXPO)を乗じること
により、θ、I/θ0と等価な量を得るようにしている
。したがって、掛算部10の出力が過熱検出設定レベル
S2を越えると、通常はハイとなっている過熱検出信号
C1がローレベルとなり、アンドゲート8によって放電
用トランジスタ5をオフとし、制動抵抗6の過熱を防止
できることになる。
第2図はこの発明の他の実施例を示すブロック図で、処
理装置(CP U)を用いた例である。
理装置(CP U)を用いた例である。
最近のインパークでは、出力波形の発生を含む各種の処
理を処理装置CPUにて実行するものが多い。そこで、
この実施例ではCPU12に放電用トランジスタ5の駆
動信号a (アンドゲート8の出力)を入力し、その内
部で第1図の一次遅れ演算部9からコンパレータ7Cま
での演算を行なうようにしたもので、その他は第1図と
同様である。このとき、駆動信号aはハイまたはローレ
ベルの2値しかとらないため、A/Dコンバータのよう
なインタフェースを使用する必要がなく、CPU内部に
簡単に取り込むことができる。また、−次遅れ演算につ
いても、(4)、 (5)式の代わりに次のような演
算をするだけで良い。
理を処理装置CPUにて実行するものが多い。そこで、
この実施例ではCPU12に放電用トランジスタ5の駆
動信号a (アンドゲート8の出力)を入力し、その内
部で第1図の一次遅れ演算部9からコンパレータ7Cま
での演算を行なうようにしたもので、その他は第1図と
同様である。このとき、駆動信号aはハイまたはローレ
ベルの2値しかとらないため、A/Dコンバータのよう
なインタフェースを使用する必要がなく、CPU内部に
簡単に取り込むことができる。また、−次遅れ演算につ
いても、(4)、 (5)式の代わりに次のような演
算をするだけで良い。
Y (N)=Y (N−1)
Δ t
+ (X (N) −Y (N−1))Y(N
) :今回の一次遅れ演算部の出力Y (N−1
):前回の一次遅れ演算部の出力X(N) :今
回の一次遅れ演算部の入力なお、制御対象が変われば制
動抵抗の値も変わり、それに応じて熱時定数、定格出力
および過熱検出レベル等も変更されるので、これに対処
できるようにすることは云うまでもない。
) :今回の一次遅れ演算部の出力Y (N−1
):前回の一次遅れ演算部の出力X(N) :今
回の一次遅れ演算部の入力なお、制御対象が変われば制
動抵抗の値も変わり、それに応じて熱時定数、定格出力
および過熱検出レベル等も変更されるので、これに対処
できるようにすることは云うまでもない。
この発明によれば、制動抵抗に対する放電制御トランジ
スタの駆動信号を監視するだけで制動抵抗の過熱保護を
することができ、過熱検出用のセンサ等を特別に設けな
くても済むようになる利点が得られる。
スタの駆動信号を監視するだけで制動抵抗の過熱保護を
することができ、過熱検出用のセンサ等を特別に設けな
くても済むようになる利点が得られる。
第1図はこの発明の実施例を示すブロック図、第2図は
この発明の他の実施例を示すブロックである。 符号説明 1・・・コンバータ部、2・・・インバータ部、3・・
・モータ、4・・・平滑コンデンサ、5・・・放電用ト
ランジスタ、6・・・制動抵抗、7A、7B、7C・・
・コンパレータ、8・・・アンドゲート、9・・・−次
遅れ演算部、10・・・掛算部、11・・・消費電力係
数設定部、12・・・CPU (処理装置)。 v1図
この発明の他の実施例を示すブロックである。 符号説明 1・・・コンバータ部、2・・・インバータ部、3・・
・モータ、4・・・平滑コンデンサ、5・・・放電用ト
ランジスタ、6・・・制動抵抗、7A、7B、7C・・
・コンパレータ、8・・・アンドゲート、9・・・−次
遅れ演算部、10・・・掛算部、11・・・消費電力係
数設定部、12・・・CPU (処理装置)。 v1図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)インバータを介して駆動されるモータからの回生電
力をスイッチングトランジスタを通して制動抵抗へ放電
させるに当たり、 前記スイッチングトランジスタの駆動信号に対し予め設
定された制動抵抗の熱時定数に応じた一次遅れ演算を行
なった後、その演算結果に制動抵抗の最大消費電力値と
定格電力値との比を乗じた値を求め、これが予め設定さ
れた過熱検出レベルを越えたとき、前記スイッチングト
ランジスタをオフにして制動抵抗の過熱を防止すること
を特徴とする制動抵抗の過熱保護方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26906089A JPH03135385A (ja) | 1989-10-18 | 1989-10-18 | 制動抵抗の過熱保護方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26906089A JPH03135385A (ja) | 1989-10-18 | 1989-10-18 | 制動抵抗の過熱保護方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03135385A true JPH03135385A (ja) | 1991-06-10 |
Family
ID=17467101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26906089A Pending JPH03135385A (ja) | 1989-10-18 | 1989-10-18 | 制動抵抗の過熱保護方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03135385A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0961380A3 (de) * | 1998-05-29 | 2000-10-18 | Alstom Anlagen und Antriebssysteme GmbH | Schutzschaltungsanordnung zum Auftrennen eines Gleichstromkreises |
KR100447401B1 (ko) * | 2000-02-11 | 2004-09-04 | 엘지전자 주식회사 | 에스 알 엠 구동용 인버터의 보호방법 |
JP2008193895A (ja) * | 2008-03-18 | 2008-08-21 | Yaskawa Electric Corp | 直流電源の過電圧を検出して回路を保護する方法 |
CN109991476A (zh) * | 2017-12-29 | 2019-07-09 | 中电电气(上海)太阳能科技有限公司 | 一种层压机加热站的安全检测方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6013485A (ja) * | 1983-07-01 | 1985-01-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 誘導電動機駆動用インバ−タ装置 |
-
1989
- 1989-10-18 JP JP26906089A patent/JPH03135385A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6013485A (ja) * | 1983-07-01 | 1985-01-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 誘導電動機駆動用インバ−タ装置 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0961380A3 (de) * | 1998-05-29 | 2000-10-18 | Alstom Anlagen und Antriebssysteme GmbH | Schutzschaltungsanordnung zum Auftrennen eines Gleichstromkreises |
KR100447401B1 (ko) * | 2000-02-11 | 2004-09-04 | 엘지전자 주식회사 | 에스 알 엠 구동용 인버터의 보호방법 |
JP2008193895A (ja) * | 2008-03-18 | 2008-08-21 | Yaskawa Electric Corp | 直流電源の過電圧を検出して回路を保護する方法 |
CN109991476A (zh) * | 2017-12-29 | 2019-07-09 | 中电电气(上海)太阳能科技有限公司 | 一种层压机加热站的安全检测方法 |
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