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JPH03126704A - パイプ用ポリブテン‐1および樹脂パイプ - Google Patents

パイプ用ポリブテン‐1および樹脂パイプ

Info

Publication number
JPH03126704A
JPH03126704A JP26472589A JP26472589A JPH03126704A JP H03126704 A JPH03126704 A JP H03126704A JP 26472589 A JP26472589 A JP 26472589A JP 26472589 A JP26472589 A JP 26472589A JP H03126704 A JPH03126704 A JP H03126704A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymerization
polybutene
molecular weight
average molecular
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26472589A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Kondo
正彦 近藤
Masatoshi Toda
昌利 戸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Petrochemical Co Ltd filed Critical Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority to JP26472589A priority Critical patent/JPH03126704A/ja
Publication of JPH03126704A publication Critical patent/JPH03126704A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、パイプ用ポリブテン−1および樹脂パイプに
関し、さらに詳しく言うと、たとえば、給湯、給水用パ
イプなどに好適なパイプ用ポリブテン−1およびそのパ
イプ用ポリブテン−1を使用して底形された樹脂パイプ
に関する。
[従来の技術] 従来、給湯、給水等の配管材料としては、例えば鋼管、
亜鉛めっき鋼管、ステンレス鋼管などが用いられている
が、鋼管の場合は青水の発生や電蝕による漏水、亜鉛め
っき鋼管の場合は錆による赤水の発生、ステンレス鋼管
の場合はストレス割れの発生などの問題があることから
、近年ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン
、ポリブテン−1などの合成樹脂管に置き換わりつつあ
る。合成樹脂製のパイプにあっては前記のような水の着
色、ピンホール等の発生がないからである。そして、合
成樹脂の中でも特にポリブテン−1は、高温での耐クリ
ープ性、および可撓性などに優れているので、給湯・飴
水管の素材として好適であるとされている(特開昭59
−20[1417号公報参照)。
しかも、近年になって、サヤ管工法、ヘッダー方式なる
工法が開発され、屋内用給湯◆給水等の配管分野で画期
的な工法として注目されている。
このサヤ管工法に適しているパイプの素材が架橋ポリエ
チレンとポリブテン−1とであり、なかでもポリブテン
−1はその高温特性、衛生性という面で期待されている
しかしながら、このように優れた特性を宥する従来のポ
リブテン−1は、結晶化速度が遅いので、成形性、およ
び熱融着等のパイプの加工性が著しく悪いという問題点
を有している。
つまり、結晶化速度が遅いので、パイプ成形時に非常に
長い冷却設備が必要になったり、引取速度を大きくする
ことができないという問題点を有している。また熱融着
等のパイプの加工においても、圧着時間や冷却時間が長
いという問題点を有している。これらの問題点により、
ポリブテン−1を素材とするパイプ成形の生産性および
パイプの加工性を低下させている。
そこで、このような問題を解決するため、これまでに種
々の試みがなされてきた。
たとえば、米国特許第4,321,334号明細書にお
いては、結晶化速度を太きくする方法として造核剤を用
いる方法が提案されている。
しかしながら、この方法においては、造核剤を完全に均
一に分散することが困難であるから、結晶化速度を向上
させる効果が十分でないし、バイブ成形品にもゲルが生
じ、その結果、破断強度が低下するいう問題点がある。
また、特開昭59−208417号公報において提案さ
れているように、アイソタクチック値が85%以上のポ
リブテン−1でパイプを成形すると、弾性率が高すぎて
大きな剛性の、可撓性に欠けるパイプしか製造すること
ができない。
また、近年開発されてきたサヤ管工法においては、その
工法に適用されるパイプには可撓性が要求される。した
がって、可撓性の乏しい高弾性率のポリブテン−■パイ
プはサヤ管工法において、施工性が大きく悪化する。
本発明の目的は、パイプー\の成形および加工を良好に
行なうことができ、特にサヤ管工法に適用して好適なパ
イプを製造することのできるパイプ用ポリブテン−1を
提供することにあり、また他の目的は、高温クリープ特
性および可撓性の両方に優れると共に、熱融着等の加工
性や機械的強度にも優れた物性を有し、これによって、
給湯・給水パイプに最適な樹脂パイプを提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] 前記目的を遠戚するための、極限粘度[η](135℃
のデカリン溶液中における測定値)が2〜6du/gの
範囲にあり、重量平均分子量Mwと数平均分子量Mnの
比(Mw/Mn)が3〜7の範囲にあり、アイソタクチ
ック指数が85〜95%であり、1/2結晶化時間(3
0℃における測定値)が20秒以下であることを特徴と
するパイプ用ポリブテン−1であり、 請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のポリブテン
−1を主体にして成形してなることを特徴とする樹脂パ
イプである。
以下、本発明の詳細な説明する。
一ポリブテンー1− 本発明の樹脂パイプに用いられる好適なポリブテン−1
は、ブテン−1単独重合体が望ましい。
勿論、単独重合体の性質を損なわない範囲で、ブテン−
1と他のα−オレフィンとの共重合体も本発明の樹脂パ
イプに使用することができる。
ブテン−1と共重合させる他のα−オレフィンとしては
、例えばエチレン、プロピレン、4−メチルペンテン−
1、ヘキセン−1などが挙げられ、これらはその一種を
用いてもよいし、二種以上を組み合わせて用いてもよい
ブテン−1と他のα−オレフィンとの共重合体における
前記α−オレフィンの含有量は、そのαオレフィンの種
類により相違するので一概に規定することができない。
たとえば、コモノマーがエチレンであるときのその含有
量は 1.5モル%未満であり、プロピレンであるとき
のその含有量は1モル%未満であり、4−メチルペンテ
ン−1,3−メチルブテン−1あるいはヘキセン−1の
含有量は2モル未満である。
本発明においては、前記ポリブテン−1の極限粘度[q
]  (135℃のデカリン溶液中における測定値)が
2〜6dl/g、好ましくは2.2〜5.5d l /
 gの範囲にあることが重要である。
この極限粘度[η]が2d文/g未満であると、高温ク
リープ特性および耐衝撃強度が低下し、一方6dl/g
を超えると成形性が低下する。
本発明においては、前記ポリブテン−1の重量平均分子
Ji(Mw)と数平均分子量(Mn)の比M w / 
M nが3〜7、好ましくは4〜6の範囲にあることが
重要である。
このM w / M nが3未満であると、成形性が低
下する。一方、M w / M nが7を超えると耐衝
撃強度が低下する。
本発明においては、前記ポリブテン−1のアイソタクチ
ック指数CI 、 I)が85〜95%、好ましくは8
8〜84%であることが重要である。
アイソタクチック指数が85%未満であると、耐クリー
プ性が低下する。一方、95%を超えると可撓性が不良
になり、弾性率が高すぎるようになる。
本発明においては、ポリブテン−1の1/2結晶化時間
(温度30℃における測定値)が20秒以下好ましくは
15秒以下、さらに好ましくは10秒以下でであること
が重要である。
1/2結晶化時間が20秒以上であると、成形性が不良
になり、引取速度を大きくすることができない。また、
パイプ熱融着等の加工においても、接合部の圧着、冷却
時間が長くなるので、施工性が悪くなる。
以上の性質を有するポリブテン−1は、樹脂パイプとし
て好適であるが、特にサヤ管工法に適した樹脂パイプを
製造するのであれば、以上の特質のほかに2,500〜
5,000kg /c川用の引張弾性率を有するのが好
ましい。
サヤ管工法に適した、主として内径が100問以下、特
には50+am以下の小口径の樹脂ノくイブを製造する
とき、1/2結晶化時間が20秒以下であると、成形性
、生産性良く樹脂パイプを製造することができる。
一ポリブテンー1の製造方法− 本発明におけるポリブテン−1は種々の方法により製造
することができるのであるが、以下に説明する方法によ
り製造するのが好ましい。
本発明におけるポリブテン−1は、先ず、マグネシウム
、ハロゲン、チタンおよび電子供与性化合物を必須成分
とする担持型チーグラ触媒である固体触媒成分(A)お
よび有機アルミニウム化合物(B)および要すれば電子
供与体(C)から得られる触媒の存在下に、エチレン、
炭素数5〜12の分岐オレフィンおよびスチレン類から
なる群から選ばれる炭化水素による予備重合を行ない、
その後に、ブテン−1またはブテン−1と少量の他のα
−オレフィンを本重合することにより製造することがで
きる。以下にこの製造方法について分設する。
(1)固体触媒成分(A)について 固体触媒成分(A)は、マグネシウム化合物と電子供与
性化合物と4価チタンのハロゲン化物とから調製される
このマグネシウム化合物としては、特に制限はなく、通
常の低級α−オレフィンの立体規則性重合や直鎖状ポリ
エチレンなどのエチレン単独または共重合体製造用の高
活性触媒の調製原料として用いられるものを用いること
ができる。
そのようなマグネシウム化合物として、たとえば、次の
一般式 %式% (ただし、式中、Xは、/\ロゲン原子;炭素数1〜2
0のアルキル基;炭素数1〜10の直鎖状あるいは側鎖
を有するアルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール
アルコキシ基などの脂肪族、脂環式系、あるいは芳香族
系のアルコキシ基;アリールオキシ基、アルキルアリー
ルオキシ基などのアリールオキシ基;あるいは、これら
に/\ロゲン原子等のへテロ原子が置換した置換アルコ
キシ基や置換アリールオキシ基などを表わす。なお、式
中、又は、互いに同じ種類の基であっても、異なった種
類の基であってもいずれでもよい。)で表わされる化合
物を挙げることができる。
前記Xに関するハロゲン原子としては、フッ素原子、塩
素原子、臭素原子、およびヨウ素原子を挙げることがで
きるが、これらの中でも特に塩素原子が好ましい。
前記式で示されるマグネシウム化合物の具体例としては
、たとえば、Mg (−C2I5 ) 2.Mg(−C
2I5 )  (−Ca I9 )、Mg (−C4H
q )  (−C6HI3)Mg (−Ca H(1)
  (−Ca I17)、Mg (OCH3)2 、M
g (−〇C2I5 ) 2Mg (−0C3I7)2
 、 Mg (−〇CIl I9)2、Mg (−0C
6HI3) 7.Mg (−〇〇8 I17) 2Mg ( CH3 ) ( C2 5 ) MgC12、MgB  I2  、Mg I2MgC立
 (OCHq  )、Mg0文 (CH2I5  )、
Mg0文 (CH3I7  )、Mg0文 (○C4I
9)などを挙げることができる。
これらの各種マグネシウム化合物は、一種単独で使用す
ることもできるし、二種以上を併用する2 こともできる。
なお、これらの中でも、塩化マグネシウム化合物、低級
アルコキシマグネシウム化合物などが好ましく、特に、
MgC文?、 Mg (C4I9 )  (Cs HI7)、Mg(O
CH3)、Mg (CH2I5 )2が好ましい。
前記固体触媒成分(A)の原判である電子供与性化合物
として、酸素、窒素、リンあるいは硫黄を含有する有機
化合物を使用することができる。
この電子供与性化合物としては、たとえば、アミン類、
アミド類、ケトン類、ニトリル類、ホスフィン類、ホス
ホルアミド類、エステル類、エーテル類、チオエーテル
類、チオエステル類、酸無水物類、酸ハライド類、酸ア
ミド類、アルデヒド類、有機酸類などが挙げられる。
より具体的には、安息香酸、p−オキシ安息香酸のよう
な芳香族カルボン酸の如き肴機酸類:無水コハク酸、無
水安息香酸、無水p−)ルイル酸のような酸無水物類;
アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、アセトフェノン、ベンゾフェノン、ベンゾキノンな
どの炭素数3〜15のケトン類;アセトアルデヒド、プ
ロピオンアルデヒド、オクチルアルデヒド、ベンズアル
デヒド、トルアルデヒド、ナツトアルデヒドなどの炭素
数2〜15のアルデヒド類;ギ酸メチル、酢酸メチル、
酢酸エチル、酢酸ビニル、酢酸プロピル、酢酸オクチル
、酢酸シクロヘキシル、プロピオン酸エチル、酪酸エチ
ル、吉草酸エチル、クロロ酢酸メチル、ジクロロ酢酸エ
チル、メタクリル酸メチル、クロトン酸エチル、ピバリ
ン酸エチル、マレイン酸ジメチル、シクロヘキサンカル
ボン酸エチル、安息香酸メチル、安息香酸エチル安息香
酸プロピル、安息香酸ブチル、安息香酸オクチル、安息
香酸シクロヘキシル、安息香酸フェニル、安息香酸ベン
ジル、トルイル酸メチル、トルイル酸エチル、トルイル
酸アミル、エチル安息香酸エチル、アニス酸メチル、ア
ニス酸エチル、エトキシ安息香酸エチル、p−ブトキシ
安息香酸エチル、0−クロロ安息香酸エチルおよびナフ
ト工醇エチルなどのモノエステル、あるいはジメチルフ
タレート、ジエチルフタレート、ジプロピルフタレート
、ジインプロピルフタレート、ジイソブチルフタレート
、メチルエチルフタレート、メチルプロピルフタレート
、メチルイソブチルフタレート、エチルプロピルフタレ
ート、エチルイソブチルフタレート、プロピルイソブチ
ルフタレート、ジメチルテレフタレート、ジエチルテレ
フタレート、ジプロピルテレフタレート、ジインプロピ
ルテレフタレート、ジイソブチルテレフタレート、メチ
ルエチルテレフタレート、メチルプロピルテレフタレー
ト、メチルインブチルテレフタレート、エチルプロピル
テレフタレート、エチルイソブチルテレフタレート、プ
ロピルイソブチルテレフタレート、ジメチルイソフタレ
ート、ジエチルイソフタレート、ジプロピルイソフタレ
ート、ジイソプロピルインフタレート、ジイソブチルイ
ンフタレート、メチルエチルインフタレート、メチルプ
ロピルイソフタレート、メチルイソブチルイソフタレー
ト、エチルプロピルイソフタ5 レート、エチルインブチルイソフタレートおよびプロピ
ルインブチルインフタレートなどの芳香族ジエステル、
γ−ブチロラクトン、δ−バレロラクトン、クマリン、
フタリド、炭酸エチレンなどの炭素数2〜18のエステ
ル類;アセチルクロリド、ベンジルクロリド、トルイル
酸クロリド、アニス酸クロリドなどの炭素数2〜15の
酸ハライド類;メチルエーテル、エチルエーテル、イソ
プロピルエーテル、n−ブチルエーテル、アミルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、アニソール、ジフェニルエー
テル、エチレングリコールブチルエーテルなどの炭素数
2〜20のエーテル類;酢酸アミド、安息香酸アミド、
トルイル酸アミドなどの酸アミド類;トリブチルアミン
、N、N’−ジメチルピペラジン、トリベンジルアミン
、アニリン、ピリジン、ピコリン、テトラメチルエチレ
ンジアミンなどのアミン類ニアセトニトリル、ベンゾニ
トリル、トルニトリルなどのニトリル類などを例示する
ことができる。
このうち好ましいのは、エステル類、エーテル6 類、ケトン類、酸無水物類などである。とりわけ、芳香
族カルボン酸のアルキルエステル、たとえば安息香酸、
p−メトキシ安息香酸、p−エトキシ安息香酸、トルイ
ル酸の如き芳香族カルボン酸の炭素数1〜4のアルキル
エステル、芳香族ジエステルたとえばフタル酸ジイソブ
チル、フタル酸ジイソプロピルが好ましく、またベンゾ
キノンのような芳香族ケトン、無水安息香酸のような芳
香族カルボン酸無水物、エチレングリコールブチルエー
テルのようなエーテルなども好ましい。これらは一種単
独で用いても良いし、二種以上を併用しても良い。
前記固体触媒成分(A)の原料の一つである前記4価チ
タンのハロゲン化物としては、たとえば、Ti C1a
 、TiBra 、TiI4.などのテトラハロゲン化
チタン; Ti(OCH3)Cu3 Ti  (OC2B5 )0文3 (n−C4HQ O) T1Cf13 Ti(○C2B5 )Br3 などのトリハロゲン化ア
ルコキシチタン; Ti  (OCH3)2 C文2 Ti  C0C2H3)2 C文2 (n−C4Hq O)2 T1Cu2 Ti (OC3B7 )2 C文2などのジハロゲン化
アルコキシチタン; Ti(OCH3)3C文 、Ti(OC2H5)3C文
(n−Ca Hq O)3 T1Cu 。
Ti  (OCH3)3 B rなどのモノハロゲン化
トリアルコキシチタンなどを例示することができる。こ
れらは、一種単独で使用しても良いし、また二種以上を
併用しても良い。
これらのうち高ハロゲン化物を用いるのが好ましく、特
に四塩化チタンを用いるのが好ましい。
前記固体触媒成分(A)の調製手順として、たとえば、
前記マグネシウム化合物、前記電子供与性化合物および
4価チタンのハロゲン化物を、炭化水素溶媒中で一時的
または段階的に接触させることが挙げられる。
固体触媒成分(A)の調製手順として、たとえば、特開
昭58−1[1B205号公報、特開昭57−1333
0!It号公報、特開昭57−1130004号公報、
特開昭57−300407号公報、#開開58−470
03号公報および#開閉132−201805号明細書
などに記載された調製手順を、この発明における前記固
体触媒成分(^)の好適な調製手順として、含めること
ができる。
また、周期表11〜■族に属する元素の酸化物、たとえ
ば酸化ケイ素、酸化マグネシウム、酸化アルミニウムな
どの酸化物、好適には酸化ケイ素、あるいは周期表II
〜■族に属する元素の酸化物の少なくとも一種を含む複
合酸化物たとえばシリカ−アルミナなどに前記マグネシ
ウム化合物を担持させた固形物と前記電子供与性化合物
と前記4価チタンのハロゲン化物とを、溶媒中で、0〜
200℃、好ましくは10〜150℃の温度で、2分〜
24時間接触させるという調製手順に従って、固体触媒
成分(A)を調製することもできる(特開昭62−20
1905号明細書に記載された調製方法)。
さらにまた、前記マグネシウム化合物と前記型9 子供与性化合物とを接触させ、次いで前記電子供与性化
合物と接触後のマグネシウム化合物と4価チタンのハロ
ゲン化物とを2回以上反応させる調製手順に従って、前
記固体触媒成分(A)を調製することもできる(特開昭
57−83309号公報に記載された調製方法)。
なお、固体触媒成分の調製に当り、前記溶媒として、前
記マグネシウム化合物、前記電子供与性化合物および4
価チタンのハロゲン化物に対して不活性な有機溶媒たと
えばヘキサン、ヘプタンなどの脂肪族炭化水素、ベンゼ
ン、トルエンなどの芳香族炭化水素、あるいは炭素数1
〜12の飽和または不飽和の脂肪族、脂環族および芳香
族炭化水素のモノおよびポリハロゲン化物などのハロゲ
ン化炭化水素などを使用することができる。
本発明の方法において使用する前記固体触媒成分(A)
は、ハロゲン/チタン(モル比)が3〜200、好まし
くは4〜100であり、マグネシウム/チタン(モル比
)が工〜80、好ましくは5〜70であるのが望ましく
、また、電子供与性化合0 物/マグネシウムCモル比)が、0,01以上、好まし
くは、0.03〜1であることが重要である。
これらの各成分の割合が、上記の範囲外であると、触媒
活性および得られる重合体の立体規則性が不十分となる
ことがある。
(2) 有機アルミニウム化合物(B)について本発明
の方法において使用に供される前記有機アルミニウム化
合物(B)については、特に制限はなく、たとえば次の
一般式; %式% (ただし、前記一般式中、l(l は炭素数1〜10の
アルキル基、シクロアルキル基およびアリール基のいず
れかであり、mは1≦m≦3を満足する数であり、Xは
塩素、臭素などのハロゲン原子である。) で示されるものを好適に用いることができる。
具体的には、トリメチルアルミニウム、トリエチルアル
ミニウム、トリインプロピルアルミニウム、トリイソブ
チルアルミニウム、トリオクチルアルミニウム等のトリ
アルキルアルミニウム;ジエチルアルミニウムモノクロ
リド、ジインプロピルアルミニウムモノクロ1ノド、ジ
イソブチルアルミニウムモノクロリド、ジオクチルアル
ミニウムモノクロリド等のジアルキルアルミニウムモノ
ハライド;エチルアルミニウムセスキクロライド等のア
ルキルアルミニウムセスキハライドなどを挙げることが
できる。
これらの中でも、好ましいのはトリアルキルアルミニウ
ムであり、特に好ましいのはトリエチルアルミニウム、
トリイソブチルアルミニウムである。
(3)予備重合について 本発明においては、前記固体触媒成分(A)および前記
有機アルミニウム化合物(B)の存在下にエチレン、炭
素数5〜12の分岐オレフィンおよびスチレン類からな
る群から選ばれるモノマーによる予備重合を行なう。プ
ロピレン、ブテン−1あるいは炭素数5〜12の直鎖オ
レフィンは、予備重合体とポリブテン−1との相溶性が
良すぎて予備重合体の造核効果が得られず、また結晶化
速度が向上しない。こ予備重合のとき、予備重合量が、
0.1〜1,000g/m+*oJL −Ti)になる
ように、重合量を調節するのが好ましい。
また、本発明において、予備重合を行なうに当り、前記
固体触媒成分(A)および有機アルミニウム化合物(B
)とともに電子供与体(C)が存在していてもよい。
前記電子供与体(C)は、−個以上のへテロ原子を含ん
でいれば、環状基または開鎖を有していても良くて特に
制限はないのであるが、中でも、次の式で表わされる複
素環式化合物を好適に使用することができる。
\ / \  / C 3 6 (ただし、 式中、 2 およびR5 は炭化水素基で  3 ある。好ましいR2およびR5は炭素数2〜5の炭化水
素基であり、R3、R4およびR6はそれぞれ水素原子
または炭素数1〜5の炭化水素基である。) 上記式で表わされる複素環式化合物の中でも、好ましい
のは、たとえば1.4−シネオール1.8−シネオール
、m−シネオールなどのシネオール類である。さらに、
前記式で表わされる複素環式化合物以外のへテロ化合物
、たとえば、ケイ素化合物を用いることもできるし、フ
ェニルトリエトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラ
ン等のアリールアルコキシシランを用いることもできる
予備重合は液状モノマーそのものを媒体として行なって
も良いし、不活性溶媒を媒体として行なっても良い。
使用に供される不活性溶媒としては、たとえば炭素数3
〜12の脂肪族炭化水素を挙げることができる。
さらに具体的にはプロパン、ブタン、ペンタ 4 ン、2−メチルブタン、ヘキサン、2−メチルペンタン
、2,2−ジメチルブタン、ヘプタン、オクタン、2,
2.3− トリメチルペンタン、ノナン、2.25−ト
リメチルヘキサン、デカン、ドデカンなどが挙げられる
予備重合するに当たり、前記エチレン炭素数5〜12の
分岐オレフィンおよびスチレン類からなる群より選ばれ
る炭化水素モノマー(以下、単に七ツマ−と称すること
がある。)と、前記固体触媒成分(A)および前記有機
アルミニウム化合物(B)さらに場合により前記電子供
与体(C)(以下、これらを単に触媒と称することがあ
る。)とは、モノマー/固体触媒成分(A)の重量比が
0.04〜200、好ましくは0.1〜50となる割合
で使用される。予備重合における前記固体触媒成分(A
) 、 有機アルミニウム化合物(B)さらに必要に応
じて使用する前記電子供与体(C)の量は、有機アルミ
ニウム化合物(B)中のアルミニウムと固体触媒成分(
A)中のチタンとのモル比(A文/ T i )が0.
1〜500 、好ましくは0.5〜200であり、電子
供与体(C)と有機アルミニウム化合物(B)中のアル
ミニウムとのモル比が0〜10、好ましくは0.002
〜2であるような量である。
予備重合時間は、通常、1秒間〜6時間の範囲であり、
温度は、通常、O〜100’O1好ましくは20〜70
℃である。
予備重合した触媒は、その後、不活性溶媒で洗浄しても
よいし、あるいは乾燥状態にしてもよい。また、予備重
合した触媒は、そのままで、あるいは洗浄や乾燥を行な
った後、保存することもできる。
なお、本発明においては、予備重合を気相雰囲気下で行
なってもよい。
このようにして行なわれる前記モノマーによる予備重合
の予備重合量は、チタン原子換算で0.1〜1,000
 g/mmo l −Tiである。この予備重合量が0
.1  g/mmoi −Tiよりも少ないと、前記ブ
テン−1単独重合体または前記ブテン−1共重合体の結
晶化速度の向りが充分ではなく、また、この前記ブテン
−1単独重合体または前記ブテン−1共重合体の製造に
気相重合法を採用するときには、得られる重合体の嵩密
度が低下する。一方、前記予備重合量が1,000g/
mma文−Tiを超えると、この組成物を用いて得られ
る成形量においてゲルの発生が多くなったり、強度が低
下したりする。
本発明においては、予備重合を行なった後、次に詳述す
る本重合を行なう。
(4)本重合について 本発明において、ブテン−1またはブテン−1と他のす
レフインとの混合物による本重合は、前記予備重合によ
り得られる予備重合触媒を用いて行なわれる。そこでは
、前記固体触媒成分(A)、有機アルミニウム化合物(
B)さらに所望により使用される前記電子供与体(C)
だけではなく触媒表面上で予備重合されたポリマーが存
在しているが、本重合においては、さらに有機アルミニ
ウム化合物(B)や電子供与体(C)(これらは予備重
合のときのものと同一であってもよいし、異なっていて
もよい)を追加してもよい。
 7 本重合における前記予備重合触媒、有機アルミニウム化
合物(B)および電子供与体(C)の量は、前記有機ア
ルミニウム化合物(B)中のアルミニウムと予備重合触
媒中のチタンとのモル比(A文/ T i )が0.1
〜500、好ましくは0.5〜200であり、電子供与
体(C)と有機アルミニウム化合物(B)中のアルミニ
ウムとのモル比が0.001〜10、好ましくは0.0
02〜2であるような量である。
本重合には気相重合法を採用してもよいし溶液重合法を
採用してもよい。
いずれにせよ、本発明の方法においては、50〜100
℃の温度下に本重合を行なうことが好ましい。
重合温度が50℃よりも低いと、活性が極端に低下する
。また、気相重合法においてはブテン−1が液化し易く
なるので塊状物の生成を招くことがあるし、溶液重合法
においては、重合体が析出し易くなる。一方、100℃
より高いと、重合体の粒子が互いに付着して凝集したり
、重合体の粒子が反 8 応器の壁や攪拌機に付着したりする傾向が顕著に増大す
るので、重合操作が困難になる。さらに、触媒活性も低
下して、円滑な重合操作を行なうことができなくなる。
次に、気相重合法を採用する場合について説明する。
気相重合法を採用する場合、重合温度は、通常、50〜
70℃、好ましくは50〜65℃である。
ブテン−1の分圧は、重合温度によっても相違するが、
液化が実質的に起こらない範囲であれば良く、通常の場
合は、1〜10kg/cm2程度である。
この製造方法においては、水素ガスのような分子量調節
剤の存在下に本重合を行なってもよい。
分子量調節剤を使用することにより、目的に応じて種々
の溶融流れを有する重合体を手際良く得ることができる
たとえば水素ガスを使用する場合、水素/ブテン−1の
モル比は0.001〜0.2の範囲にあることが好まし
い。この範囲を外れると、触媒活性が低下し、重合体中
の残留ハロゲン量が増加したりするし、重合体の成形性
が悪化するからである。
さらにこの製造方法においては、ブテン−1よりも沸点
の低い不活性ガス、たとえば、窒素、メタン、エタン、
プロパンなどの存在下に本重合を行なうこともできる。
これらの不活性ガスの存在により、重合体の凝集傾向が
軽減され、しかも重合熱の除去が容易になる。不活性ガ
スの効果的な存在量は、ブテン−1に対して0.2モル
倍以上である。
気相重合は、流動層や攪拌流動層を用いて行なうことが
できるし、管状重合器にガス成分を流通させながら行な
うこともできる。
この製造方法においては、ブテン−1の単独重合体また
はブテン−1と少量の他のオレフィンとのランダム共重
合体を製造することができる。
単独重合体を製造する場合は、モノマーとしてブテン−
1のみを水素等とともに重合器に供給し、常法により重
合させればよい。
ランダム共重合体を製造する場合は、モノマーとしてブ
テン−1と他のオレフィンとを、ブテン−1共重合体中
の他のオレフィンの含量が2モル%以下となるように水
素等とともに重合器に供給して、共重合させればよい。
ここで、ブテン−1以外の他のオレフィンとしては、前
記に例示したものと同様のものを使用することができる
が、好ましい物性の重合体を得るためには、プロピレン
を好適に使用することができる。
気相重合法を採用すると、重合溶液の回収工程を省略し
て生成ポリマーの乾燥工程を大幅に簡略化することがで
きる。
なお、液体ブテン−1そのものを媒体とする溶液重合法
を採用する場合には、重合温度50〜80℃圧力5〜2
0kg/cm2、ポリブテン−1の濃度が40〜200
 g/flとなる条件で行なうことが好ましい。
本発明において、重合後の処理は常法に従って行なうこ
とができる。
たとえば気相重合法を採用する場合の後処理について説
明すれば、気相重合後、重合器から導出されるポリマー
粉体に、その中に含まれるブチ1 ソー1等を除去するために気流等を通過させてもよい。
また、所望に応じて押出機によりペレット化してもよく
、その際、触媒を完全に失活させるために少量の水、ア
ルコール等を添加することもできる。
(5)ポリブテン−lの物性の制御 以上に説明したポリブテン−1の製造方法において、そ
の極限粘度[η]は本重合時の水素ガス投入量によって
調節することができる。触媒の種類や重合条件等にもよ
るが、水素ガスの投入量を多くすると、ポリブテン−1
の極限粘度[−Q]は低下する傾向にある。
また、ポリブテン−1の重量平均分子量Mwと数平均分
子量Mnの比[M w / M n ]は、触媒の種類
や重合時の水素濃度、重合温度等を調節することにより
所望の値にすることができる。例えば、重合温度を高く
することにより、M W / M nは、小さくなる傾
向である。
また、ポリブテン−1のアイソタクチック指数(I 、
 I)は、重合時の有機アルミニウム化合物 2 (B)、電子供与体(G)の量比で調節することができ
る。たとえば、有機アルミニウム化合物(B)に対する
電子供与体(C)のモル比を高くすると、前記1.1.
が高くなる傾向にある。また、この1.1.が低下する
と、1/2結晶化時間が長くなる傾向にある。
そして、この1/2結晶化時間は、予備重合量によって
も制御することができ、例えば、予備重合量を増加させ
ると、1/2結晶化時間は、短くなる傾向を示す。
一樹脂パイブー 本発明の樹脂パイプは、前記特定の物性を有するポリブ
テン−1を使用して製造することができる。
本発明では、前記特定の物性を有するポリブテン−1そ
れ自体から本発明の樹脂パイプを製造することができる
し、また、本発明の目的を阻害しない範囲で適宜に配合
された他のポリマーや添加剤と前記ポリブテン−1とを
有する樹脂組成物から製造することもできる。
いずれにしても、樹脂パイプは、例えば前記のようにし
て調製されたポリブテン−1あるいはそれを含む樹脂組
成物を 140〜320℃の範囲の温度において溶融し
、ダイを通しで押出し、サイジングを行ったのち、水温
5〜50℃の冷却水槽で冷却し、引取機を通して切断あ
るいは巻取ることにより製造される。
押出機としては、一般には単軸型のメタリンゲタイブの
スクリューを使用することができる。グイとしては、ス
トレートヘッドタイプ、クロスヘツドタイプあるいはオ
フセットタイプなどが挙げられる。また、サイジング方
法としては、例えばサインジングプレート法、アウトサ
イドマンドレル法、サイジングボックス法、インサイド
マンドレル法などが挙げられる。さらに継手用の管や貯
湯用タンクは、通常の射出成形機又は中空成形機と金型
との組合せを用いることによって成形することができる
[実施例] (実施例) 次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明はこれらの例によってなんら限定されるものでは
ない。
(実施例1) ■ 固体触媒成分(A)の調製 よく乾燥した10文の四ツ目フラスコに、脱水精製した
n−へブタン5見、マグネシウムジェトキシド500g
 (4,4モル)およびジーn−プチルフタレー)  
153g (0,55モル)を加えて還流下に1時間か
けて反応を行なった。次いで、温度を80℃にして、四
塩化チタン2.5kg(132モル)を50分間かけて
滴下し、さらに90℃で2時間反応を行なった。その後
、温度を80℃にして上澄液を抜き取り、n−へブタン
7fLを加えて攪拌し、その後静置してから上澄液を抜
き取り、この操作を2回繰り返して洗浄を行なった。そ
の後、新たにn−へブタン5文を加え、温度を70℃に
し、四塩化チタン2.5kg(132モル)を滴下し、
80℃で2時間反応 5 を行なった。次いで、温度を80℃にして上澄液を抜き
取り、n−へブタン7文を加えて洗浄を行なった。洗浄
は、塩素イオンが検出されなくなるまで繰り返し、固体
触媒成分(A)を得た。
■ 土I量(会!ど(壇 モレキュラーシーブで乾燥したヘキサン14Jl、トリ
イソブチルアルミニウム[TIBA、有機アルミニウム
化合物(B)] 333t+wolおよび1.8−シネ
オール[電子供与体(C)1133mmolを不活性ガ
ス(N2)で満たした攪拌機付き予備重合槽(容積20
又)に入れた。
これに、前記ので得られた固体触媒成分(^)87mm
ol (チタン原子換算)を入れた。この混合物を軽く
攪拌しながら室温で約10分間放置した。
その後、4−メチル−ペンテン−1(予備重合用モノマ
ー) 840 gをゆっくり加えた。
この混合物を軽く攪拌しながら30℃で15分間反応さ
せた後、攪拌を停止して上澄み液を抜き出してから、1
2文のへキサンで洗浄を3回行なった。
 6 スラリーの一部を抜き出し、乾燥させてから測定した重
量により算出した予備重合量はチタン原子換算で8.4
 g / mmol −T iであった。
結果を第1表に示す。
■ 本重合の実施 予め2kgのポリブテン−1パウダーを入れた直径30
0mm 、容積101の流動層重合器を使用し、前記■
で得た予備重合触媒を触媒供給槽からチタン原子換算で
0.15mmol/hrの供給速度で、また、トリイソ
ブチルアルミニウムを4 mmol/hrの流量で、1
,8−シネオールを1,6問of/hrの流量で、それ
ぞれ前記重合器に供給した。
ブテン−1の分圧を3 kg/ cm2 、窒素の分圧
を4kg/ c+s2、水素の分圧を0.04kg/ 
cm2 にそれぞれ調整し、ガス空塔速度が35cm/
 secとなるように前記混合ガスを循環した。ポリマ
ーの排出は、重合器中のポリマー量が一定となるように
調節した。
重合温度は55℃であった。
得られたポリマーに下記の添加剤を加え、押出機で造粒
してサンプルを得た。
ステアリン酸カルシウム ・・・・・・・・・  30
0ppm2.6−シーtert−ブチル 4−メチルフェノール   ・・・・・・・・・  5
00pp+*テトラキス−[メチレン−3−(3’、5
’ジー第三−ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)プロ
ピオネートコメタン・・・・・・・・・・・・ 1,0
00ppm得られたポリマーの極限粘度[η]、Mw/
Mn、アイソタクチック指数、1/2結晶化時間、アイ
ゾツト衝撃強度、引張弾性率、高温クリープ特性、成形
性などを第1表に示す。
なお、各項目の評価は次のようにして行った。
また、アイゾツト衝撃強度および引張弾性率、高温クリ
ープ特性は成形後10日間を経たブレス威形体を用いて
測定した。
極限粘度[刀] ;温度135℃のデカリン溶液中で測
定。
Mw/Mn  ;ウォーターズ社製GPC装置150C
にショウデックスAD807゜AD80M/Sをそれぞ
れ2本装着し て、温度135℃にて測定。
アイソタクチック指数(1,I); 400MHzの13cmNMR装置にて測定。
1/2結晶化時間(tl/2)  ; コタキ社製の結晶化速度測定器 により、偏光強度法により、 190℃で溶融させたポリマーを 30℃にまで急冷して、1/2結晶 化に要する時間を測定。
アイゾツト衝撃強度: J I S  K−7110に準拠して、3mm厚のノ
ツチ付サンプルでO ℃で測定。
引張弾性率 ; J I S  K−7113により測
定。
高温クリープ特性; ASTM  D2990で引張クリー プを測定。ASTMZ号 ダン ベルで、温度90℃、荷重50kg/ C112の条件で破断するか、20%  9 威 形 性 延伸までの時間を測定。
;樹脂温度230℃、冷却槽温度30 ℃で、2同厚のシートの押出成 形を行って、成形速度、吐出 量、成形品の表面の状態のチエ ツクを行った。
(実施例2) 前記実施例1において、■の本重合における水素分圧を
0.04kg/ cm2から0.09kg/ c*+2
に変更したほかは、前記実施例1と同様にして実施した
結果を第1表に示す。
(実施例3) 51の攪拌機付き反応器に、液状ブテン−1を連続的に
供給して溶液重合を行った。
重合は、ブテン−1を2,000 g/h、トリイソブ
チルアルミニウムを2 mmol/h、 1.8−シネ
オールを0.8mmol/h、および前記実施例1で調
整した予備重合触媒を0.07mmol/b (T i
原子換算)で連続的に供給し、反応速度を70℃に保っ
た。
 0 抜き出しは液レベルを4文に保つように間欠的に行った
また、分子量調節のために水素を0.01g/hで供給
した。
抜き出した内容物をフラッシュ槽に導き、未反応モノマ
ーを除去した後、乾燥し、粉砕器で粉砕し、片片状にし
た。
この片片状の重合体を前記実施例1と同様に造粒してサ
ンプルを作成した。
結果を第1表に示す。
(実施例4) 前記実施例1において、■の予備重合における1、8−
シネオール133mmolをジフェニルジメトキシシラ
ン33mmolに、■の本重合における1、8−シネオ
ール1.E1mmol/hをジフェニルジメトキシシラ
ン0.4 mmol/hに代えたほかは、前記実施例1
と同様にして実施した。
結果を第1表に示す。
(実施例5) 前記実施例1において、■の予備重合における1、8−
シネオール133mmolに代えて、ジクミルパーオキ
サイド33+uwa Iを使用し、■の本重合における
1、8−シネオール1.8mmol/hに代えて、ジク
ミルパーオキサイド0.8mmol/hを使用したほか
は、前記実施例1と同様にして実施した。
結果を第1表に示す。
(実施例6) 前記実施例1において、■の本重合において、トリイソ
ブチルアルミニウムを4 mmo I/hから6m*o
l/hに代え、1,8−シネオールを 1.8mmol
/hから1.4m*ol/hに代えたほかは前記実施1
と同様にして実施した。
結果を第1表に示す。
(実施例7) 前記実施例1において、■の本重合における1、8−シ
ネオールを1.Efmmol/hから2.4mmol/
hに代えたほかは、前記実施例1と同様にして実施した
結果を第1表に示す。
(実施例8) 前記実施例1において、■の予備重合における4−メチ
ル−ペンテン−1を640gから160gに代えたほか
は、前記実施例1と同様にして実施した。
結果を第1表に示す。
(比較例1) 前記実施例1において、■の本重合における水素分圧を
0.04kg/ cm2から0.20kg/ cm2に
代えたほかは、前記実施例1と同様にして実施した。
(比較例2) 実施例3において、水素の供給量を0.01g/hから
0.004g / hに代えたほかは、前記実施例3と
同様にして実施した。
結果を第1表に示す。
(比較例3) 実施例1において、■の固定触媒成分(A)の調整を行
わなかった。
■の予備重合において、トリイソブチルアルミニウム、
1,8−シネオールに代えて、ジエチルアルミニウムク
ロライド1.33mol とし、固体触媒成分3 (A)に代えて、AA型三塩化チタン触媒1.83mo
l(チタン原子換算)とした。
■の本重合においては、1.8−シネオールを使用せず
、また、トリイソブチルアルミニウムに代えて、ジエチ
ルアルミニウムクロライドを25mmol/hで、上記
予備重合流みAA型三塩化チタン触媒を30mmol/
h (チタン原子換算)でそれぞれ供給した。
その他は実施例1と同様にして実施した。
結果を第1表に示す。
(比較例4) 前記実施例1において、■の本重合において、1.8−
シネオールの流量、1.8mmal/bを3+u+ol
/hに代えたほかは、前記実施例1と同様にして実施し
た。
結果を第1表に示す。
(比較例5) 前記実施例1において、■の本重合において、トリンブ
チルアルミニウム4mmol/hを8m+*ol/hに
1.8−シネオールの流量を1.f(gaol/hを1
.2mmol/h 4 に代えたほかは、 前記実施例1と同様にして実施 した。
結果を第1表に示す。
(比較例6) 前記実施例1において、予備重合を行わなかったほかは
、前記実施例1と同様にして実施した。
結果を第1表に示す。
[発明の効果] 本発明によると、パイプを成形する際の成形性に優れ、
特にサヤ管工法に好適なパイプを製造することのできる
、柔軟で機械的強度に富んだパイプ用ポリブテン−1を
提供することができ、しかもこのパイプ用ポリブテン−
1を用いて成形してなる樹脂パイプは、可撓性および高
温クリープ特性、加工性に優れているので、給湯・給水
用パイプに最適である。
 7

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)極限粘度[η](135℃のデカリン溶液中にお
    ける測定値)が2〜6dl/gの範囲にあり、重量平均
    分子量Mwと数平均分子量Mnの比(Mw/Mn)が3
    〜7の範囲にあり、アイソタクチック指数が85〜95
    %であり、1/2結晶化時間(30℃における測定値)
    が20秒以下であることを特徴とするパイプ用ポリブテ
    ン−1。
  2. (2)請求項1に記載のパイプ用ポリブテン−1を主体
    にして成形してなることを特徴とする樹脂パイプ。
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