JPH03126408A - 電動式カーテン開閉駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、スイッチ指令などでカーテンをモータ駆動で
開け、閉めする電動式カーテン開閉駆動装置に関する。

〔従来の技術〕

この種の電動式カーテン開閉駆動装置として、従来では
カーテンレールに沿って紐などの索条を張り巡らし、レ
ール内に組み込んでカーテンを吊り下げた先頭のカーテ
ンランナに前記の索条を結び付けた上で、この索条を別
置の歯車減速機付き駆動モータにより牽引してカーテン
を開閉方向に曳航するよう構成したものが一般に採用さ
れている。

℃発明が解決しようとする課題〕 ところで、前記のようにカーテンランナに結び付けた索
条をモータにより牽引してカーテンを曳航する従来装置
は専ら直線状のカーテンレールに適用されており、出窓
に取付けたカーテンのようにカーテンレールが長手方向
に沿って湾曲している場合には、モータ駆動により索条
に無理な荷重が加わるために、カーテンを曳航する開閉
動作を円滑に行うことが困難である他、停電時などのよ
うに駆動モータを停止のまま人手でカーテンを開け１閉
め操作する場合には、索条と伝動結合されている歯車減
速機付き駆動モータも一緒に回さなければならず、非常
に大きな力が要る。

本発明は上記の点にかんがみなされたものであり、従来
装置では困難であった湾曲状レールへの適用を可能とし
、しかも駆動モータの停止状態でも人の手で容易にカー
テンを開け、閉め操作できるようにした電動式カーテン
開閉駆動装訂を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記ｙ！、Ｉｉ！！！を解決するために、本発明の装置
は、チャンネル状カーテンレールの内部に布設してその
両端に配備の駆動プーリと従動プーリの間に張架したエ
ンドレスの磁性ベルトと、駆動プーリに連結してカーテ
ンレール内に収設した駆動モータと、カーテンレール内
に一列に並べて組み込んだカーテン吊り下げ用のカーテ
ンランナと、該カーテンランナのうち少なくとも先頭の
カーテンランナに取付けて前記磁性ベルトのベルト面に
対向させた永久磁石とから構成するものとする。

〔作用〕

上記の構成で、モータで駆動側のプーリを回転させると
、磁性ベルトがカーテンレールの内部で巡回移動する。

一方、カーテンランナに取付けた永久磁石と磁性ベルト
との間には磁気吸引力が働いており、モータ駆動により
磁性ベルトが移動すると、これに連れてカーテンランナ
がレール内を従動走行してカーテンを曳航する。したが
ってカーテンの開け１閉めに合わせて駆動モータを回転
制御することにより、カーテンランナに吊り下げたカー
テンがカーテンレールに沿い曳航されて開閉することに
なる。

また、カーテンランナと磁性ベルトとの間では永久８１
石の磁気吸引力により動力伝達を行うようにしているの
で、永久磁石の吸引力に打ち勝つだけの力をカーテンに
加えることにより、駆動モータの停止状態でも人手で容
易にカーテンを所望の位置に開け、閉めできる。

なお、駆動モータとしては、小型で低速、高トルク特性
を有し、かつブレーキ機構も不要で回転方向の切換え制
御も容易な超音波モータが適しており、かかる超音波モ
ータを採用することにより、モータをプーリと組合せて
カーテンレール内に容易に組み込むことができてインテ
リア用としてのカーテンレールの体裁を損なうこともな
い。

〔実施例〕

以下本発明の実施例を第１図ないし第４図に基づいて説
明する。各図において、１はカーテンの開閉経路に沿っ
て窓枠などに取付けたカーテンレール、２はカーテンレ
ール１のレール面上に一列に並べて組み込んだ車輪付き
のカーテンランナ、３はカーテン、４はカーテン３を前
記のカーテンランナ２に吊り下げるフック金具である。

ここで、カーテンレール１はその長手方向に沿って下面
中央にスリットを開口したチャンネル状レール体であり
、その両端部には駆動プーリ５、従動プーリ６が取付け
である。そして、前記プーリ５と６との間にまたがって
カーテンレール１の内部には長手方向にエンドレスの磁
性ベルト７が張架されている。この磁性ベルト７は歯付
きタイミングベルトとするなどしてプーリ５６に伝動結
合されており、かつカーテンレール１に対してはレール
内の左右側面に設けたガイド部材１ａに遊嵌してガイド
支持されている。また、駆動プーリ５には駆動モータと
しての超音波モータ８が直結され、従動プーリ６には磁
性ベルト７に張力を与えるように引張バネ９で付勢され
ている。さらに、前記した複数個のカーテンランナ２の
うち、少なくともカーテン２の先頭に結合したカーテン
ランナには磁性ベルト７の片側のベルト面に近接して磁
極面が対向するように永久磁石１０が搭載されている。

なお、１１は超音波モータ８のドライバ回路、１２はカ
ーテン開閉指令を与えるスイッチである。

次に上記構成によるカーテンの開閉動作について説明す
る。まず、カーテン３はフック金具４゜カーテンランナ
２を介してカーテンレール１に吊り下げ支持されている
。また、この状態ではカーテンランナ２に取付けた永久
磁石１０と磁性ベルト７との間には磁気吸引力が作用し
、永久磁石１０が磁性ベルト７のベルト面に吸着されて
いる。ここで、スイッチ１２にカーテン開ないし閉指令
を与えると、超音波モータ８がドライバ回路１２を介し
てスイッチ指令に応じた回転方向に始動し、駆動プーリ
５を介して磁性ベルト７をカーテンレール内で巡回移動
させる。一方、磁性ベルト７が移動すると、磁性ベルト
７に従動される形で永久磁石１０を搭載したカーテンラ
ンナ２がカーテンレール１の内部を走行し、カーテンラ
ンナ２に吊り下げたカーテン３を開、ないし閉方向に曳
航する。

なお、永久磁石１０はカーテンの先頭に結合したカーテ
ンランナだけでなく、レール内に組み込まれた各カーテ
ンランナ２に全て取付けるようにしてもよい、この場合
には、カーテンの開閉行程の途上で中間位置に並ぶカー
テンランナに取付けた永久磁石が磁性ベルト７に対して
適宜にスリップするので開閉動作には何等の支障はない
。

また、超音波モータ１０の停止状態ではモータの固定子
と可動子との間に接触面に制動力が加わるので磁性ベル
ト７を外力で移動することはできないが、この状態でも
人手により多少の力を加えてカーテン３を引くと、磁性
ベルト７と永久磁石１０との間の磁気吸引力に打ち勝っ
てカーテン３を所望の位置まで開け、閉めすることがで
きる。

一方、前記のようにモータ駆動によりカーテンレール内
で磁性ベルトを巡回移動させ、かつ磁性ベルトとカーテ
ンランナとの間の動力伝達を永久磁石の磁気吸引力で行
うようにしたので、カーテンレール１は直線状に限定さ
れることな（、第４図で示すように出窓に沿って布設し
たカーテンレールのようにカーテンレール１が長平方向
に湾曲している場合でも、カーテン３を円滑に開閉駆動
することができる。

〔発明の効果〕

本発明のカーテン開閉駆動装置は、以上説明したように
構成されているので、次記の効果を奏する。

（１）従来装置ではカーテンの曳航が困難であった湾曲
状カーテンレールに対しても、カーテンを円滑に曳航し
て開け、閉めすることができる。

（２）停電時のように駆動モータが停止状態であっても
、多少の力を加えて人手でカーテンを引くことにより、
容易にカーテンを所望の位置まで開け。

閉めできる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明の実施例を示すものであり
、第１図はカーテンレールの内部構造を表した局部断面
図、第２図は装置全体のカーテンレールに沿った略示平
面図、第３図はカーテンレール両端部の内部構造を示す
斜視図、第４図は湾曲カーテンレールに適用した実施例
の外形斜視図である０図において、 １：カーテンレール、２：カーテンランナ、３：カーテ
ン、５：駆動プーリ、６：従動プーリ、７：磁性ベルト
、８：超音波モータ（駆動モータ）、１０：永久磁石。 ｚ 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）カーテンレールに吊り下げたカーテンをモータ駆動
   によりレールに沿って開け、閉めする電動式カーテン開
   閉駆動装置であって、チャンネル状カーテンレールの内
   部に布設してその両端に配備の駆動プーリと従動プーリ
   の間に張架したエンドレスの磁性ベルトと、駆動プーリ
   に連結してカーテンレール内に収設した駆動モータと、
   カーテンレール内に一列に並べて組み込んだカーテン吊
   り下げ用のカーテンランナと、該カーテンランナのうち
   少なくとも先頭のカーテンランナに取付けて前記磁性ベ
   ルトのベルト面に対向させた永久磁石とから構成したこ
   とを特徴とする電動式カーテン開閉駆動装置。