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JPH03115261A - フタルイミドの製造方法およびそれに使用する触媒組成物 - Google Patents

フタルイミドの製造方法およびそれに使用する触媒組成物

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Publication number
JPH03115261A
JPH03115261A JP1252005A JP25200589A JPH03115261A JP H03115261 A JPH03115261 A JP H03115261A JP 1252005 A JP1252005 A JP 1252005A JP 25200589 A JP25200589 A JP 25200589A JP H03115261 A JPH03115261 A JP H03115261A
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JP
Japan
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titanium
xylene
oxide
catalyst composition
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Application number
JP1252005A
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JPH0643395B2 (ja
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Mitsuaki Ikeda
光明 池田
Sadao Terui
照井 定男
Toshihide Kanzaki
神崎 俊秀
Kunio Sano
邦夫 佐野
Akira Inoue
明 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Shokubai Co Ltd filed Critical Nippon Shokubai Co Ltd
Priority to JP1252005A priority Critical patent/JPH0643395B2/ja
Publication of JPH03115261A publication Critical patent/JPH03115261A/ja
Publication of JPH0643395B2 publication Critical patent/JPH0643395B2/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Indole Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はオルソキシレンをアンモニアおよび分子状酸素
と1気相にて反応させてフタルイミドを製造する方法お
よび該方法に使用する触媒組成物に関するものである。
〈従来技術およびその問題点〉 フタルイミドの商業生産は、現在、無水フタル酸とアン
モニア或いは尿素等とを、加熱することにより行なわれ
ている。これはバッチ式で作られており生産性が低くコ
スト高になる欠点を持っている。
又、従来より、気相にて、オルソキシレンとアンモニア
および分子状酸素とを、五酸化バナジウム系触媒の存在
下で反応させるとフタルイミドが得られ易いことも知ら
れているが、それらは、オルソキシレンに対するアンモ
ニアの比が化学量論比よりも、かなり大きかったり、収
率ならびに空時収率が低かったり、触媒層の温度制御が
難しかったりして、工業的に問題が多かった。
〈発明の目的〉 本発明の目的は、これら従来技術の欠点を改善すること
にある。そこで本発明者らはこの目的を達成すべく鋭意
研究した結果、(alチタンおよびケイ素からなる二元
系複合酸化物、チタンおよびジルコニウムからなる二元
系複合酸化物、並びにチタン、ケイ素およびジルコニウ
ムからなる三元系複合酸化物からなる群から選ばれた少
なくとも一種の複合酸化物、および(b)バナジウム、
モリブデン、クロム、アンチモン、リン、ニオブ、鉄、
ニッケル、コバルトおよび銅からなる群から選択される
少なくとも一種の金属の酸化物を含有してなる触媒組成
物を使用することにより、上述の問題点を一挙に解決し
得ることを見い出した。
斯くして本発明によれば、そのような触媒組成物並びに
該触媒の存在下、オルソキシレンをアンモニアおよび酸
素とにより気相にて、フタルイミドを製造する方法が提
供される。
〈作 用〉 本発明にかかる触媒の特徴は、チタンおよびケイ素から
なる二元系複合酸化物(以下、Ti0z −3iO□と
する)、チタンおよびジルコニウムからなる二元系複合
酸化物(以下、TiO□−ZrQ□とする)、並びにチ
タン、ケイ素およびジルコニウムからなる三元系複合酸
化物(以下、TiO2−SiO□−Zr02とする)か
らなる群から選ばれる少なくとも1つの複合酸化物を触
媒の一成分(a)として用いている点にある。
一般に、チタンおよびケイ素からなる二元系複合酸化物
は、例えば田部浩三(触媒、第17巻、Na3,72頁
(1975年)に開示されているように、固体酸として
知られ、構成するおのおの単独の酸化物には見られない
顕著な酸性を示し、また高表面積を有する。
すなわち、TiO□−3intは、酸化チタンおよび酸
化ケイ素を単に混合したものでなく、チタンおよびケイ
素がいわゆる二元系複合酸化物を形成することによりそ
の特異な特性を発現するものと認めることのできるもの
である。また、チタンおよびジルコニウムからなる二元
系複合酸化物、ならびにチタン、ジルコニウムおよびケ
イ素からなる三元系複合酸化物も、Ti(h  5i(
hと同じ様な性質を有する複合酸化物として特定される
さらに、上記複合酸化物は、X線回折による分析の結果
、非晶質もしくはほぼ非晶質に近い微細構造を有してい
る。
従来、オルソキシレンのアンモ酸化用触媒の担体として
は、低表面積の物質、例えば、約1000℃で焼成した
酸化アルミニウムや、アナターゼ型酸化チタン等が用い
られており、高表面積を有する触媒は知られていなかっ
た。
それは、酸化雰囲気下高温の触媒上では、オルソキシレ
ンおよび添加したアンモニアが分解を起こし、選択性が
悪くなると考えられていたからである。しかしながら、
本発明者らは、固体酸について長年にわたり研究した結
果、アンモ酸化には複合酸化物を含有する触媒が高表面
積であるにもかかわらず、適していることを見い出した
上記複合酸化物は、その性質としてア4モニアを有効に
吸着するため、アンモ酸化に必要なアンモニアを化学量
論量に近い少量添加するだけで選択性よくオルソキシレ
ンをフタルイミドに変換する役割を果たすものと考えら
れる。少量のアンモニアの使用でフタルイミドを生産で
きることは、アンモニアの費用が少なくてすむため経済
的に借料であるのみにならず、反応で副生ずる炭酸ガス
とアンモニアとから生成する炭酸アンモニウムの量が減
少するためフタルイミドの捕集および精製等の製造プロ
セスの上でも借料である。
本発明の触媒組成物を構成する複合酸化物成分(al、
すなわちTiO2−5iO1、Ti1t  Zr0tお
よびTi0z−5in、−ZrO,は、いずれもその表
面積が30mz/g以上であることが好ましい。更に好
ましくは、表面積が10ta”1g以上である。高い表
面積を有する複合酸化物+a+を用いたほどフタルイミ
ドの生成反応において、アンモニアが有効に働く。
複合酸化物(alの組成は、酸化物に換算してTiO□
が20〜95モル%、SiO2もしくはZrO□もしく
はSiO□とZrO□の和が5〜80モル%(いずれも
TiO2十ZrO□+5i(h= 100モル%に対し
て)の範囲にあることが好ましい。
本発明においては、触媒組成物として、上記のような触
媒成分子a)に、前記した触媒成分(blを混合して用
いる。触媒成分(b)としては、前記のようにバナジウ
ム(V)、モリブデン(Mo) 、クロム(Cr)、ア
ンチモン(Sb)、リン(P) 、ニオブ(Nb)、鉄
(Fe)、ニッケル(Ni)、コバルト(co)および
銅(Cu)からなる群から選択される少なくとも一種の
金属酸化物が通常使用されるが、さらに必要に応じてア
ルカリ金属の酸化物も併用することができる。
上記の群から選択される少なくとも一種の金属の酸化物
は、場合によっては、咳群から選択される少なくとも二
種の金属の複合酸化物、たとえばVtOs  5bzO
sなど、を含むことができる。
触媒成分(blは、出発原料の種類に応じて適宜選択さ
れるが、バナジウム系が好ましく、特に好ましくはバナ
ジウム及びアンチモンを共に含む系である。
本発明の触媒組成物を調製するに際しては、触媒成分(
blは触媒成分(alとしての複合酸化物の焼成後に添
加されねばならない。焼成前に触媒成分(b)の前駆物
質(例えば■化合物)が多量に存在した場合、これが触
媒の物性に悪影響を及ぼし、所期の触媒性能を得ること
はできないからである。
本発明の触媒組成物は、通常50〜99重量%の触媒成
分(a)と50〜1重量%の触媒成分(b)とから成り
、好ましくは70〜95重量%の触媒成分(a)と30
〜5重量%の触媒成分(b)とから成る。特に好ましい
触媒組成物は80〜93重量%の触媒成分(alと20
〜7重量%の触媒成分(b)とから成り且つ触媒成分(
b)がV2O5として2〜Sif量%のバナジウムの酸
化物と5bzosとして5〜15重量%のアンチモンの
酸化物とから成るものである。
また、本発明の触媒組成物を不活性な支持体、例えばア
ルミナ、シリカ、シリカ・アルミナ、シリコンカーバイ
ド、ベントナイト、ケイソウ土、チタニア、ジルコニア
、マグネシア、コープイライト、ムライト、軽石、無機
繊維などに担持せしめ使用することは好ましい結果をも
たらす。そして、これら不活性な担体は、その比表面積
が0.05〜10m”7gの範囲にあるものが好ましく
、さらに好ましくは該担体がシリコンカーバイドの場合
である。
本発明において用いられるTiO□−5i01を調製す
るに際し、チタン源は塩化チタン、硫酸チタンなどの如
き無機性チタン化合物および蓚酸チタン、テトライソプ
ロピルチタネートなどの如き有機性チタン化合物から選
ぶことができ、またケイ素源はコロイド状シリカ、水ガ
ラス、四塩化ケイ素などの如き無機性ケイ素化合物およ
びテトラエチルシリケートなどの如き有機性ケイ素化合
物から選ぶことができる。そしてこれら原料中には、微
量の不純物または混入物のあるものがあるが、えられる
Ti01− SiO2の物性に大きく影響を与えるもの
でない限り問題とならない。
好ましいTiO□−5iftの調製法としては、以下の
方法が挙げられる。
■ 四塩化チタンをシリカゾルと共に混合し、アンモニ
アを添加して沈殿を生成せしめ、この沈殿を洗滌し、乾
燥後、300〜800℃で焼成せしめる方法。
■ 四塩化チタンにケイ酸ナトリウム水溶液を添加し、
反応せしめて沈殿を生成させ、これを洗Nu、乾燥後、
300〜800’Cで焼成せしめる方法。
■ 四塩化チタンの水−アルコール溶液にエチルシリケ
ー) (CzllsO) aSiを添加し、加水分解反
応せしめて沈殿を形成させ、これを洗滌し、乾燥後、3
00〜800℃で焼成せしめる方法。
■ 酸化塩化チタン(TiOCI! z)とエチルシリ
ケートの水−アルコール溶液にアンモニアを加えて沈殿
を形成せしめ、これを洗滌し、乾燥後、300〜800
℃で焼成せしめる方法。
以上の方法のうちでもとくに■の方法が好ましく、この
方法は具体的には以下のごと〈実施される。すなわち、
上記チタン源およびケイ素源の化合物をTi01とSi
O2のモル比が所定量になるようにとり、酸性の水溶液
状態またはゾル状態でチタンおよびケイ素を酸化物換算
して1〜100g#!の濃度とし、10〜100℃に保
ち、その中へ、撹拌下に、中和剤としてアンモニア水を
滴下し、10分間ないし3時間、pH2〜10に維持し
てチタンおよびケイ素よりなる共沈化合物を生成せしめ
、濾別し、よく洗滌したのち、80〜140℃で1〜1
0時間乾燥し、300〜800℃で1〜10時間焼成す
ることにより、TiO□−3in、をえることができる
また、TiO2−ZrO2−SiO2も、Ti1t  
5iftと同様の方法で調製できる。ジルコニウム源は
、塩化ジルコニウム、硫酸ジルコニウムなどの如き無機
性ジルコニウム化合物および蓚酸ジルコニウムなどの如
き有機性ジルコニウム化合物から選ぶことができる。す
なわち、上述の方法において、ジルコニウム化合物をチ
タン化合物と共に使用することにより、TiO□−Zr
O□−3ingは容易に調製しうる。
TiO2 −ZrO□も、同様にして調製することがで
きる。
上記の方法で調製されたTiO□−3iO□、TiO□
Zr01およびTiO2−5iOz  ZrO2を用イ
テ、以下に示す方法により完成触媒組成物かえられる。
−例を示せば、Ti1t  5iOz粉体に、上記触媒
成分(blの前駆物質(たとえば金属塩)の水溶液を、
成形助剤と共に加え、適量の水を添加しつつ混合し、混
練し、押し出し成形機でペレット状、ハニカム状などの
如き所望の形状に成型し、該成形物を50〜120℃で
乾燥後3oo〜8oo℃、好まシくハ400〜600℃
で1〜10時間、好ましくは2〜6時間空気流通下で焼
成して触媒組成物を得ることができる。
一方、本発明の触媒組成物を不活性な支持体に担持する
には、例えば粒状のシリコンカーバイドに、Ti1t 
 Si島および触媒成分(b)の前駆物質を含んだスラ
リーを焼付法により担持することによって調製すること
ができる。触媒成分の担持量は、使用支持体、触媒組成
などによって異なるが、通常3重量%以上、好ましくは
7重量%以上である。
触媒成分(b)の前駆物質としては、前記特定金属の硝
酸塩、硫酸塩、塩化物、水酸化物などがら適宜選択する
ことができる。
もちろん本発明触媒組成物の調製法はこれらの方法に限
定されるものではない。
本発明触媒組成物は、固定床における使用にも流動床に
おける使用にも適している。
本発明触媒組成物を使用してオルソキシレンをアンモニ
アおよび酸素と反応させてフタルイミドを得る反応は気
相で行なわれる。
反応は主として常圧ないし3気圧までの僅かな加圧下で
300〜500℃、特に350〜450℃の温度で実施
される。
供給ガス中のオルソキシレンの濃度は通常0.4〜3容
量%であり、供給ガス中のオルソキシレンに対する分子
状酸素のモル比は、3.5〜50、特に4〜6の範囲が
好ましい。又、オルソキシレンに対するアンモニアのモ
ル比は1〜5、特に1.1〜3の範囲が好ましい。必要
な場合には原料ガス混合物を不活性ガス、例えば窒素及
び/又は水蒸気で希釈して使用することができる。もち
ろん分子状酸素含有ガスとして空気を使用することば好
都合である。
供給ガスを空間速度(標準状態に換算)300〜5.0
0011r−’、好ましくは400〜3,000 Hr
−’で触媒組成物と接触させると、良好な結果をもたら
す。
オルソキシレンおよびアンモニアは再循環して使用して
もよい。
酸素含有ガスとしては、通常、空気が使用されるが、酸
素あるいは酸素と空気の混合物、空気と水蒸気の混合物
、空気と窒素の混合物を使用してもよい。
〈実施例〉 以下に実施例を用いて本発明を更に詳細に説明する。
実施例1 チタンおよびケイ素からなる複合酸化物を以下に述べる
方法で調製した。チタン源として、Ti0SOi (T
ilt換算)    250g/l全82S04110
0g#! なる組成を有する硫酸チタニルの硫酸水溶液を用いた。
別に、水4001にアンモニア水(25%N111)2
801を添加し、これにスノーテックス−NCS −3
0(8産化学製シリカゾル、SiO,とじて約30重量
%含有)16.9Kgを加えた。
得られた溶液中に、上記硫酸チタニルの硫酸水溶液15
31を水300j!に添加して希釈したチタン含有硫酸
水溶液を撹拌下僚々に滴下し、共沈ゲルを生成した。さ
らにそのまま15時間放置して静置した。か(して得ら
れたTiO□−5iO□ゲルを濾過、水洗後200℃で
10時間乾燥した。
次いで550℃で6時間空気雰囲気下で焼成した。得ら
れた粉体の組成は、TiO2: 5iOz= 85 :
15 (モル比)で、BET表面積は150m”/gで
あった。ここで得られた粉体を以降TS−1と呼ぶ。こ
の粉体を用いて以下に述べる方法で触媒組成物および担
持触媒を調製した。
メタバナジン酸7 ンモニウL (NH,VOt) 1
.17 Kgをシュウ酸水溶液に溶解せしめ、シュウ酸
バナジウム水溶液を調製した。一方、三酸化アンチモン
(SbzOz) 2.92 K8を酒石酸水溶液に溶解
せしめ酒石酸アンチモン水溶液をつくった。これら二種
の水溶液を混合し、これにTS−120Kgを添加し、
球状5iC100j!に、担持率11重量%になるよう
に噴霧して吹き付け、ついで空気を流通させながら55
0℃で5時間焼成した。
このようにして得られた触媒組成物50m1を、溶融塩
で加熱された内径25鶴のステンレス製反応管に充填し
、反応温度390℃、空間速度(標準状態換算)800
Hr″1、オルソキシレン1.8容量%、酸素9容量%
に固定し、アンモニア濃度を変化させて(残部は窒素)
反応したところ、表1に示す結果が得られた。
実施例2 実施例1で得られた触媒を用いて、反応温度400℃、
空間速度(標準状態換算) 800)1r−’オルソキ
シレン1.8容量%、アンモニア2.7容量%、酸素7
容量%(残部は窒素)で反応させたところ、オルソキシ
レンの反応率100モル%、フタルイミドの収率66モ
ル%なる結果が得られた。
実施例3 実施例1で得られた触媒を用いて、反応温度390℃、
空間速度(標準状態換算) 2880Hr−’オルソキ
シレン0.5容量%、アンモニア0.75容量%、残部
空気で反応させたところ、オルソキシレンの反応率10
0モル%、フタルイミドの収率45モル%なる結果が得
られた。
実施例4 TiO□−ZrOzを以下に述べる方法で調製した。
水1m3にオキシ塩化ジルコニウム(ZrOCl 、・
8H,0)  13.6Kgを溶解させ、実施例1で用
いたのと同じ組成の硫酸チタニルの硫酸水溶液781を
添加しつつよく混合した。この混合液を約30°Cにお
いてよく撹拌しながら、これにアンモニア水を液のpH
が7になるまで徐々に滴下し、そのまま15時間静置し
た。
かくして得られたTiO□−ZrO□ゲルを濾過し、水
洗後、200℃で10時間乾燥し、次いで空気雰囲気下
で550℃で6時間乾燥した。得られた粉体の組成はT
tOz : ZrO,= 85 : 15 (モル比)
であり、BET表面積は130m2/gであった。ここ
で得られた粉体を以降TZ−1と呼ぶ。
この粉体を用いて、実施例1に準じて触媒組成物および
担持触媒を調製し、実施例1と同様に反応管に充填した
。そして、この触媒層に、反応温度430℃、空間速度
(標準状態換算)  80011r−で、オルソキシレ
ン1.8容量%、アンモニア2.7容量%、酸素9容量
%、窒素86.5容量%のガスを通して反応させたとこ
ろ、オルソキシレンの反応率98モル%、フタルイミド
の収率69モル%選択率70モル%なる結果が得られた
実施例5 実施例1および2の方法に準じてTiOlTiol−3
in□粉体を調製した。得られた粉体の組成は、Ti0
z :5iOz:Zr0z= 80 : 16 : 4
 (モル比)でBET表面積は180m”/gであった
。ここで得られた粉体を以降にTSZ−1と呼ぶ。
この粉体を用いて、実施例1に準じて触媒組成物および
担持触媒を調製し、実施例2に準じて反応温度400℃
で反応をおこなったところ、オルソキシレンの反応率1
00モル%、フタルイミドの収率71モル%なる結果が
得られた。
実施例6 実施例1において、触媒成分tb)を種々に変えた以外
は、実施例1におけると同様にして種々の触媒組成物お
よび担持触媒を調製した。
得られた触媒を用いて、オルソキシレンのアンモ酸化を
行なったところ、表2に示すような結果が得られた。
尚、o−Xはオルソキシレンを、PIはフタルイミドを
各々表わす。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)チタンおよびケイ素からなる二元系複合酸
    化物、チタンおよびジルコニウムからなる二元系複合酸
    化物、並びにチタン、ケイ素およびジルコニウムからな
    る三元系複合酸化物からなる群から選ばれた少なくとも
    一種の複合酸化物、および (b)バナジウム、モリブデン、クロム、アンチモン、
    リン、ニオブ、鉄、ニッケル、コバルトおよび銅からな
    る群から選択される少なくとも一種の金属の酸化物を含
    有してなる触媒組成物の存在下、オルソキシレンをアン
    モニアおよび酸素と気相において反応させることを特徴
    とするフタルイミドの製造方法。
  2. (2)反応温度が300〜500℃範囲である請求項1
    の方法。
  3. (3)反応圧が1〜3気圧の範囲である請求項1の方法
  4. (4)供給ガス中のオルソキシレンの濃度が0.4〜3
    容量%の範囲である請求項1の方法。
  5. (5)供給ガス中のオルソキシレンに対する酸素のモル
    比が3.5〜50の範囲である請求項1の方法。
  6. (6)供給ガス中のオルソキシレンに対するアンモニア
    のモル比が1〜5である請求項1の方法。
  7. (7)供給ガスの空間速度が300〜5000Hr^−
    ^1(標準状態換算)の範囲である請求項1の方法。
  8. (8)成分(a)が、チタニア(TiO_2)20〜9
    5モル%の範囲およびシリカ(SiO_2)5〜80モ
    ル%の範囲からなるTiO_2−SiO_2二元系複合
    酸化物、TiO_220〜95モル%の範囲およびジル
    コニア(ZrO_2)5〜80モル%の範囲からなるT
    iO_2−ZrO_2二元系複合酸化物、並びにTiO
    _220〜95モル%の範囲およびSiO_2とZrO
    _2との和が5〜80モル%の範囲(ただし、SiO_
    2とZrO_2はそれぞれ0の数値はとらない)である
    TiO_2−SiO_2−ZrO_2三元系複合酸化物
    からなる群から選ばれた少なくとも一種のものである請
    求項1の方法。
  9. (9)50〜99重量%の成分(a)および1〜50重
    量%の成分(b)からなる触媒組成物を使用する請求項
    1の方法。
  10. (10)80〜93重量%の成分(a)および7〜20
    重量%の成分(b)からなり且つ成分(b)がV_2O
    _5として2〜5重量%のバナジウムの酸化物およびS
    b_2O_3として5〜15重量%のアンチモンの酸化
    物から成る触媒組成物を使用する請求項1の方法。
  11. (11)触媒組成物が不活性な担体に担持されてなる請
    求項1の方法。
  12. (12)(a)チタンおよびケイ素からなる二元系複合
    酸化物、チタンおよびジルコニウムからなる二元系複合
    酸化物、並びにチタン、ケイ素およびジルコニウムから
    なる三元系複合酸化物からなる群から選ばれた少なくと
    も一種の複合酸化物、および(b)バナジウム、モリブ
    デン、クロム、アンチモン、リン、ニオブ、鉄、ニッケ
    ル、コバルトおよび銅からなる群から選択される少なく
    とも一種の金属の酸化物を含有してなることを特徴とす
    る、オルソキシレンをアンモニアおよび酸素と反応させ
    てフタルイミドを製造するための触媒組成物。
JP1252005A 1989-09-29 1989-09-29 フタルイミドの製造方法およびそれに使用する触媒組成物 Expired - Lifetime JPH0643395B2 (ja)

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JPH0643395B2 (ja) 1994-06-08

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