JPH03115127A - テトラアンミンパラジウム(2)クロライドの製造方法 - Google Patents
テトラアンミンパラジウム(2)クロライドの製造方法Info
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- JPH03115127A JPH03115127A JP25435889A JP25435889A JPH03115127A JP H03115127 A JPH03115127 A JP H03115127A JP 25435889 A JP25435889 A JP 25435889A JP 25435889 A JP25435889 A JP 25435889A JP H03115127 A JPH03115127 A JP H03115127A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01G—COMPOUNDS CONTAINING METALS NOT COVERED BY SUBCLASSES C01D OR C01F
- C01G55/00—Compounds of ruthenium, rhodium, palladium, osmium, iridium, or platinum
- C01G55/002—Compounds containing ruthenium, rhodium, palladium, osmium, iridium or platinum, with or without oxygen or hydrogen, and containing two or more other elements
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、テトラアンミンパラジウム(I[)クロライ
ドの製造方法に関するものである。
ドの製造方法に関するものである。
(従来技術とその問題点)
従来、テトラアンミンパラジウム(II)クロライド(
以下r [Pd (NH3)、)CI!、Jと記載する
。)の結晶の製造方法は、−船釣には塩化パラジウムを
アンモニアアルカリとし溶液にしたものを濃縮またはエ
タノールで結晶化させて合成するが、製造歩留りが低い
という欠点がある。
以下r [Pd (NH3)、)CI!、Jと記載する
。)の結晶の製造方法は、−船釣には塩化パラジウムを
アンモニアアルカリとし溶液にしたものを濃縮またはエ
タノールで結晶化させて合成するが、製造歩留りが低い
という欠点がある。
(発明の目的)
本発明は、従来の製造方法の欠点を解決するために成さ
れたもので、製造歩留りを向上させた[Pd (NHj
)、)cI!、の製造方法を提供することを目的とする
。
れたもので、製造歩留りを向上させた[Pd (NHj
)、)cI!、の製造方法を提供することを目的とする
。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、テトラアンミンパラジウム(II)クロライ
ドの製造方法において、乾燥した粉末状のジクロロジア
ンミンパラジウム(It)を反応理論量の1. 4〜1
.6倍の濃アンモニア水中で室温、撹拌下で反応させ、
濾過し、エタノールで洗浄して空気乾燥させることを特
徴とするテトラアンミンパラジウム(It)クロライド
の製造方法である。
ドの製造方法において、乾燥した粉末状のジクロロジア
ンミンパラジウム(It)を反応理論量の1. 4〜1
.6倍の濃アンモニア水中で室温、撹拌下で反応させ、
濾過し、エタノールで洗浄して空気乾燥させることを特
徴とするテトラアンミンパラジウム(It)クロライド
の製造方法である。
上記の乾燥した粉末状のジクロロジアンミンパラジウム
(II)は、塩化パラジウムに塩化アンモン、塩化カリ
ウムまたは塩化ナトリウムを加えて得られるテトラクロ
ロパラジウム(■)塩に酢酸アンモニウム等を反応させ
て得られる黄色結晶であり、乾燥して粉末状とするのは
、アンモニア水との反応を速やかにさせることと、アン
モニア水の反応理論量を算出することが必要であり、テ
トラアンミンパラジウム(II)クロライドの製造歩留
りを安定したものとするためである。
(II)は、塩化パラジウムに塩化アンモン、塩化カリ
ウムまたは塩化ナトリウムを加えて得られるテトラクロ
ロパラジウム(■)塩に酢酸アンモニウム等を反応させ
て得られる黄色結晶であり、乾燥して粉末状とするのは
、アンモニア水との反応を速やかにさせることと、アン
モニア水の反応理論量を算出することが必要であり、テ
トラアンミンパラジウム(II)クロライドの製造歩留
りを安定したものとするためである。
また、濃アンモニア水をジクロロジアンミンパラジウム
(II)の反応理論量の1. 4〜1. 6倍としたの
は、1. 7倍以上では一部分溶解して歩留りの低下を
生じ、l、 3倍以下では反応が不完全になりやすい
からである。
(II)の反応理論量の1. 4〜1. 6倍としたの
は、1. 7倍以上では一部分溶解して歩留りの低下を
生じ、l、 3倍以下では反応が不完全になりやすい
からである。
前記反応理論量の算出に係わる反応式は次式による。
CPd(1,(NH3)、) +2NH1→(Pd
(NH,)、:l Cl3゜なお、反応は室温、撹拌下
で行うのはアンモニアの蒸発を抑制しながら短時間で反
応させるためであり、反応完結のポイントはジクロロジ
アンミンパラジウム(II)の黄色結晶粉末が白色に完
全に変化した点で、おおむね2〜3時間で反応は完結す
る。
(NH,)、:l Cl3゜なお、反応は室温、撹拌下
で行うのはアンモニアの蒸発を抑制しながら短時間で反
応させるためであり、反応完結のポイントはジクロロジ
アンミンパラジウム(II)の黄色結晶粉末が白色に完
全に変化した点で、おおむね2〜3時間で反応は完結す
る。
以下、本発明に係わる実施例を記載するが、該実施例は
本発明を限定する・ものではない。
本発明を限定する・ものではない。
(実施例1)
塩化パラジウム水溶液に塩化カリウム水溶液を加えて加
熱反応させ、さらに加熱して濃縮しテトラクロロパラジ
ウム(II)酸カリウムの結晶を得る。
熱反応させ、さらに加熱して濃縮しテトラクロロパラジ
ウム(II)酸カリウムの結晶を得る。
次いで、該結晶を少量の水に溶解し、酢酸アンモニウム
水溶液を5℃に冷却して混合し、5℃に保ち24時間後
濾過し、冷水にて洗浄し空気中で乾燥してジクロロジア
ンミンパラジウム(II)の黄色結晶を得る。
水溶液を5℃に冷却して混合し、5℃に保ち24時間後
濾過し、冷水にて洗浄し空気中で乾燥してジクロロジア
ンミンパラジウム(II)の黄色結晶を得る。
次いで、該ジクロロジアンミンパラジウム(II)の黄
色結晶(Pdとしてlog)を粉末にしたものを、反応
理論量の1.5倍のアンモニア水(28%アンモニア水
)40rnlを攪拌しながら、該粉末を少量ずつ加えた
のち室温で約2時間攪拌を続けて黄色粉末が完全に白色
に変化したところで攪拌を止め、ガラスフィルタで濾過
し、エタノールで洗浄して一夜間室温で乾燥して白色の
結晶を得た。
色結晶(Pdとしてlog)を粉末にしたものを、反応
理論量の1.5倍のアンモニア水(28%アンモニア水
)40rnlを攪拌しながら、該粉末を少量ずつ加えた
のち室温で約2時間攪拌を続けて黄色粉末が完全に白色
に変化したところで攪拌を止め、ガラスフィルタで濾過
し、エタノールで洗浄して一夜間室温で乾燥して白色の
結晶を得た。
上記で得た白色結晶は18.8gでパラジウムの含有率
を化学分析したところ50.52wt%でX線回折によ
り確認したところテトラアンミンパラジウム(II)ク
ロライドであった。
を化学分析したところ50.52wt%でX線回折によ
り確認したところテトラアンミンパラジウム(II)ク
ロライドであった。
得られた白色結晶からパラジウムの製造歩留りはジクロ
ロジアンミンパラジウム(If)から95%であった。
ロジアンミンパラジウム(If)から95%であった。
(従来例)
塩化パラジウム(II)二水和物(Pdとして10g)
を水に溶解して過剰のアンモニア水を加え、湯浴上で加
熱して無色の溶液とし、次いでこの溶液をホットプレー
ト上で加熱濃縮し、エタノール500ml加えて結晶を
生成させ、ガラスフィルタで濾過しエタノールで洗浄し
て一夜間室温で乾燥して白色の結晶を得た。
を水に溶解して過剰のアンモニア水を加え、湯浴上で加
熱して無色の溶液とし、次いでこの溶液をホットプレー
ト上で加熱濃縮し、エタノール500ml加えて結晶を
生成させ、ガラスフィルタで濾過しエタノールで洗浄し
て一夜間室温で乾燥して白色の結晶を得た。
上記で得た白色結晶は9.50gでパラジウムの含有率
を化学分析したところ50.53wt%でX線回折によ
り確認したところテトラアンミンパラジウム(I[)ク
ロライドであった。
を化学分析したところ50.53wt%でX線回折によ
り確認したところテトラアンミンパラジウム(I[)ク
ロライドであった。
得られた白色結晶からパラジウムの製造歩留りは、塩化
パラジウムから48%であった。
パラジウムから48%であった。
(実施例2)
塩化パラジウム水溶液に塩化アンモニウム粉末を加えて
攪拌し反応させ、濾過してテトラクロロパラジウム(I
I)酸アンモニウムの結晶を得る。
攪拌し反応させ、濾過してテトラクロロパラジウム(I
I)酸アンモニウムの結晶を得る。
次いで、該結晶を無水エタノールを加えて加熱溶解し、
エタノールにより還元されて生じた金属パラジウムを濾
過し、濾過液を一15℃に冷却し4倍モルの酢酸アンモ
ニウムのエタノール溶液を一15℃に冷却して混合し、
15分間後濾過し、冷エタノールにて洗浄し空気中で乾
燥してジクロロジアンミンパラジウム(II)の黄色結
晶を得る。
エタノールにより還元されて生じた金属パラジウムを濾
過し、濾過液を一15℃に冷却し4倍モルの酢酸アンモ
ニウムのエタノール溶液を一15℃に冷却して混合し、
15分間後濾過し、冷エタノールにて洗浄し空気中で乾
燥してジクロロジアンミンパラジウム(II)の黄色結
晶を得る。
次いで、該ジクロロジアンミンパラジウム(II)の黄
色結晶(Pdとして106.4g)を粉末にしたものを
、反応理論量の1.5倍のアンモニア水(28%アンモ
ニア水)430y!!を攪拌しながら、該粉末を少量ず
つ加えたのち室温で約3時間攪拌を続けて黄色粉末が完
全に白色に変化したところで攪拌を止め、ガラスフィル
タで濾過し、工タノールで洗浄して一夜間室温で乾燥し
て白色の結晶を得た。 上記で得た白色結晶は200.
1gでパラジウムの含有率を化学分析したところ50.
51wt%でX線回折により確認したところテトラアン
ミンパラジウム(II)クロライドであった。
色結晶(Pdとして106.4g)を粉末にしたものを
、反応理論量の1.5倍のアンモニア水(28%アンモ
ニア水)430y!!を攪拌しながら、該粉末を少量ず
つ加えたのち室温で約3時間攪拌を続けて黄色粉末が完
全に白色に変化したところで攪拌を止め、ガラスフィル
タで濾過し、工タノールで洗浄して一夜間室温で乾燥し
て白色の結晶を得た。 上記で得た白色結晶は200.
1gでパラジウムの含有率を化学分析したところ50.
51wt%でX線回折により確認したところテトラアン
ミンパラジウム(II)クロライドであった。
得られた白色結晶からパラジウムの製造歩留りはジクロ
ロジアンミンパラジウム(II)から95%であった。
ロジアンミンパラジウム(II)から95%であった。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明の製造方法によればテトラ
アンミンパラジウム(II)クロライドを製造歩留りが
従来法に比べ極めて高いものとなり経済的効果のある画
期的なものと言える。
アンミンパラジウム(II)クロライドを製造歩留りが
従来法に比べ極めて高いものとなり経済的効果のある画
期的なものと言える。
Claims (1)
- (1)テトラアンミンパラジウム(II)クロライドの製
造方法において、乾燥した粉末状のジクロロジアンミン
パラジウム(II)を反応理論量の1.4〜1.6倍の濃
アンモニア水中で室温、撹拌下で反応させ、ろ過し、エ
タノールで洗浄して空気乾燥させることを特徴とするテ
トラアンミンパラジウム(II)クロライドの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1254358A JP2773920B2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | テトラアンミンパラジウム(▲ii▼)クロライドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1254358A JP2773920B2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | テトラアンミンパラジウム(▲ii▼)クロライドの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03115127A true JPH03115127A (ja) | 1991-05-16 |
JP2773920B2 JP2773920B2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=17263883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1254358A Expired - Fee Related JP2773920B2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | テトラアンミンパラジウム(▲ii▼)クロライドの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2773920B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108864200A (zh) * | 2018-08-06 | 2018-11-23 | 金川集团股份有限公司 | 电镀用硫酸乙二胺钯的一步制备方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102408091B1 (ko) | 2021-11-30 | 2022-06-16 | 성일하이메탈(주) | 테트라아민팔라듐 클로라이드 제조방법 및 이를 통해 제조된 테트라아민팔라듐 클로라이드 |
KR102536993B1 (ko) | 2022-10-27 | 2023-05-30 | 성일하이메탈(주) | 테트라아민팔라듐 하이드로젠카보네이트 제조방법 및 이를 통해 제조된 테트라아민팔라듐 하이드로젠카보네이트 |
-
1989
- 1989-09-29 JP JP1254358A patent/JP2773920B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108864200A (zh) * | 2018-08-06 | 2018-11-23 | 金川集团股份有限公司 | 电镀用硫酸乙二胺钯的一步制备方法 |
CN108864200B (zh) * | 2018-08-06 | 2020-12-11 | 金川集团股份有限公司 | 电镀用硫酸乙二胺钯的一步制备方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2773920B2 (ja) | 1998-07-09 |
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