JPH03112089A - 薄膜el素子 - Google Patents
薄膜el素子Info
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- JPH03112089A JPH03112089A JP1250358A JP25035889A JPH03112089A JP H03112089 A JPH03112089 A JP H03112089A JP 1250358 A JP1250358 A JP 1250358A JP 25035889 A JP25035889 A JP 25035889A JP H03112089 A JPH03112089 A JP H03112089A
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- thin film
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、絶縁破壊による大きな破壊及び電極断線の少
ない薄膜EL素子に関する。
ない薄膜EL素子に関する。
従来、透明電極、第1絶縁層2発光層、第2絶縁層及び
背面電極を順次積層してなる薄膜EL素子において、絶
縁層には発光層を保護し、安定な発光を得る目的からS
iO2、AQ20.又はTa2o5等の金属酸化物、S
i3N4等の窒化物などの高耐圧で耐薬品性の良い材料
が使用されている。このうち、金属酸化物は多孔質な膜
になりやすく、大面積に緻密な薄膜を形成するのが難し
いため抵抗値が小さいという問題があるのに対し、窒化
物、特にSi3N4にはこのような問題がなく好ましい
ものとされている(日経エレクトロニクス1982年8
〜16号参照)。上記の第1MA縁層と第2絶縁層は同
様の特性が必要であると考えられており、同一の絶縁材
料を主成分とするものが一般に用いられている。
背面電極を順次積層してなる薄膜EL素子において、絶
縁層には発光層を保護し、安定な発光を得る目的からS
iO2、AQ20.又はTa2o5等の金属酸化物、S
i3N4等の窒化物などの高耐圧で耐薬品性の良い材料
が使用されている。このうち、金属酸化物は多孔質な膜
になりやすく、大面積に緻密な薄膜を形成するのが難し
いため抵抗値が小さいという問題があるのに対し、窒化
物、特にSi3N4にはこのような問題がなく好ましい
ものとされている(日経エレクトロニクス1982年8
〜16号参照)。上記の第1MA縁層と第2絶縁層は同
様の特性が必要であると考えられており、同一の絶縁材
料を主成分とするものが一般に用いられている。
前記したような薄膜EL素子において、大きな問題とし
て、絶縁破壊の問題がある。
て、絶縁破壊の問題がある。
薄膜EL素子を発光させるためには1発光層に1×10
7V/aa以上の高電界を印加することが必要であるた
め、素子中に存在すると考えられるピンホール等の欠陥
部で絶縁破壊を起こし電極の断線。
7V/aa以上の高電界を印加することが必要であるた
め、素子中に存在すると考えられるピンホール等の欠陥
部で絶縁破壊を起こし電極の断線。
表示品質の低下につながる大きな破壊痕が生じやすい。
このような問題を防止するために、前記したようにSi
3N、等の窒化物などの抵抗値が大きい絶縁材料からな
る絶縁層を使用すること、ピンホール等の欠陥がすくな
くなる成膜方法、sa層の厚さの調整、絶縁破壊をでき
るだけ微少領域に留めるような電界の印加方法等が検討
されているが、未だ十分なものではなく、薄膜EL素子
の歩留まり(生産性)の−層の向上が望まれている。
3N、等の窒化物などの抵抗値が大きい絶縁材料からな
る絶縁層を使用すること、ピンホール等の欠陥がすくな
くなる成膜方法、sa層の厚さの調整、絶縁破壊をでき
るだけ微少領域に留めるような電界の印加方法等が検討
されているが、未だ十分なものではなく、薄膜EL素子
の歩留まり(生産性)の−層の向上が望まれている。
本発明は、透光性基材上に、透明電極、第1絶縁層、発
光層、第2絶縁層及び背面電極を順次積層してなる薄膜
EL素子において、第2絶縁層の抵抗値を第1絶縁層の
抵抗値よりも小さくしてなる薄膜EL素子に関する。
光層、第2絶縁層及び背面電極を順次積層してなる薄膜
EL素子において、第2絶縁層の抵抗値を第1絶縁層の
抵抗値よりも小さくしてなる薄膜EL素子に関する。
本発明における透光性基材としてはガラス板等が使用さ
れる。
れる。
透明電極は、SnO□、In2O,、インジウムスズオ
キサイド(ITO)等の透明導電膜からなり、電子ビー
ム蒸着法、抵抗加熱蒸着法、スパッタリング法、 CV
D (Chemical Vapor Deposit
ion)法、プラズマCVD法等によって形成される。
キサイド(ITO)等の透明導電膜からなり、電子ビー
ム蒸着法、抵抗加熱蒸着法、スパッタリング法、 CV
D (Chemical Vapor Deposit
ion)法、プラズマCVD法等によって形成される。
発光層は、Mn、Tb等の発光中心を含むZnS、Ca
S、SrS、Zn5e等のVIB族元素を含む母体から
なる螢光体からなり、電子ビーム蒸着法、抵抗加熱蒸着
法、スパッタリング法、MOCV D (Metal
Organic CV D )法、 ALE (At。
S、SrS、Zn5e等のVIB族元素を含む母体から
なる螢光体からなり、電子ビーム蒸着法、抵抗加熱蒸着
法、スパッタリング法、MOCV D (Metal
Organic CV D )法、 ALE (At。
tic Layer Epitaxy)法等で形成され
る。
る。
背面電極は、透明電極と同様のものでもよく、アルミニ
ウム、クロム、金等の金属からなるものであってもよい
。
ウム、クロム、金等の金属からなるものであってもよい
。
前記第1絶縁層及び第2絶縁層は、第2絶縁層の抵抗値
が第1Ma層の抵抗値よりも小さければ特に材質に制限
はないが、例えば、Ta205. y20at S i
Of g A 0203,5rTiO,、BaTi
O3,B a T a O,等の金属酸化物% S ”
3 N 4 tAQN等の窒化物、5iON、5iA
QON等の酸窒化物などから適宜選択して用いられ1、
これらの層を2層以上積層してM縁層としてもよい。
が第1Ma層の抵抗値よりも小さければ特に材質に制限
はないが、例えば、Ta205. y20at S i
Of g A 0203,5rTiO,、BaTi
O3,B a T a O,等の金属酸化物% S ”
3 N 4 tAQN等の窒化物、5iON、5iA
QON等の酸窒化物などから適宜選択して用いられ1、
これらの層を2層以上積層してM縁層としてもよい。
これらの層の形成方法は、透明電極の形成方法と同様で
ある。
ある。
本発明において、第2絶縁層の抵抗値は、第1絶縁層の
抵抗値より十分小さいのが好ましく、そのためには第1
絶縁層の抵抗値の1/1o以下が好ましい、また、第1
絶縁層の抵抗値は十分大きいのが好ましく、そのために
は、lX1×107 Ω・1以上であるのが好ましい。
抵抗値より十分小さいのが好ましく、そのためには第1
絶縁層の抵抗値の1/1o以下が好ましい、また、第1
絶縁層の抵抗値は十分大きいのが好ましく、そのために
は、lX1×107 Ω・1以上であるのが好ましい。
材質上は、第1絶a層を構成する主材料の比抵抗を2絶
縁層を構成する主材料の比抵抗よりも大きくするのが好
ましい。絶#!層を構成する主材料とは、絶縁層が一つ
の材料からなる場合はその材料であるが、絶縁層が複数
の材料からなり、従って各材料の膜の複合膜からなると
きは、MA縁層全体の膜厚に対して、最も大きな膜厚を
占める膜の材料である。最も大きな膜厚を占める膜が2
種以上ある場合、それらの膜を構成する材料のうち、比
抵抗が一番大きいものを主材料とする。このようにする
ことにより、第2#@縁層の抵抗値を、容易に第111
8*Mの抵抗値より小さくすることができる。具体的に
は、第1$1!縁層として、緻密な非晶質膜が形成でき
、抵抗値及び耐電圧が比較的大きい窒化物、特にSi3
N4を主に使用し、第2絶1j#、層として、逆の意味
で金属酸化物、特にTa、○、、SiO2又はAM20
.を主に使用するのが特に好ましい。しかし、各絶縁層
は、窒化物、金属酸化物、酸窒化物を適宜組合せて用い
ることができる。この場合、上記したような窒化物の性
質及び金属酸化物の性質を勘案すると、第1絶縁層はこ
の層を形成する材料中の酸素及び窒素の総量に対して窒
素が55原子%以上、特に70原子%以上になるように
材料を選択するのが好ましく、第2絶縁層はこの層を形
成する材料中の酸素及び窒素の総量に対して酸素が70
yK子%以上になるように材料を選択するのが好ましい
、第1,11膜1縁層と第2絶縁層の材料として、それ
ぞれ、複数の材料を用いるときは、各材料の積層膜とす
るのが好ましい。
縁層を構成する主材料の比抵抗よりも大きくするのが好
ましい。絶#!層を構成する主材料とは、絶縁層が一つ
の材料からなる場合はその材料であるが、絶縁層が複数
の材料からなり、従って各材料の膜の複合膜からなると
きは、MA縁層全体の膜厚に対して、最も大きな膜厚を
占める膜の材料である。最も大きな膜厚を占める膜が2
種以上ある場合、それらの膜を構成する材料のうち、比
抵抗が一番大きいものを主材料とする。このようにする
ことにより、第2#@縁層の抵抗値を、容易に第111
8*Mの抵抗値より小さくすることができる。具体的に
は、第1$1!縁層として、緻密な非晶質膜が形成でき
、抵抗値及び耐電圧が比較的大きい窒化物、特にSi3
N4を主に使用し、第2絶1j#、層として、逆の意味
で金属酸化物、特にTa、○、、SiO2又はAM20
.を主に使用するのが特に好ましい。しかし、各絶縁層
は、窒化物、金属酸化物、酸窒化物を適宜組合せて用い
ることができる。この場合、上記したような窒化物の性
質及び金属酸化物の性質を勘案すると、第1絶縁層はこ
の層を形成する材料中の酸素及び窒素の総量に対して窒
素が55原子%以上、特に70原子%以上になるように
材料を選択するのが好ましく、第2絶縁層はこの層を形
成する材料中の酸素及び窒素の総量に対して酸素が70
yK子%以上になるように材料を選択するのが好ましい
、第1,11膜1縁層と第2絶縁層の材料として、それ
ぞれ、複数の材料を用いるときは、各材料の積層膜とす
るのが好ましい。
第1絶縁層は、窒化物の膜、特にSi3N、の膜にSi
○、、AQ、○3等の金属酸化物の膜を積層してなるも
のが、欠陥密度の減少の点で好ましい。
○、、AQ、○3等の金属酸化物の膜を積層してなるも
のが、欠陥密度の減少の点で好ましい。
また、第2絶m層は、特に微少破壊を起こしやすい点か
ら、Ta2O5膜の両側にS i O,膜又はAn、o
、膜を積層したものを含むのが好ましい。
ら、Ta2O5膜の両側にS i O,膜又はAn、o
、膜を積層したものを含むのが好ましい。
第1絶縁層と第2G@縁層は、それらが発光層と接触す
る部分を1発光層と絶縁層との界面に形成される界面準
位の深さ及び密度を両界面で同一にすることにより発光
特性の経時変化を防止するため、同一の材料にするのが
好ましいにの同一の材料は、金属酸化物、窒化物及び酸
窒化物並びにZnS、CaS等の発光性付活元素を含ま
ない発光層用母体材料のうちいずれであってもよい、こ
のような構成としては、第1絶縁層がSi3N、膜及び
S i O,膜又はAfizO,膜を積層してなる複合
膜からなり、第2絶縁層がTa2O,膜の両側にS i
O2膜又はAI2.03膜で挾んでなる複合膜からな
り、両絶縁層の発光層と接触する部分が同一材料からな
るものが最も好ましい。
る部分を1発光層と絶縁層との界面に形成される界面準
位の深さ及び密度を両界面で同一にすることにより発光
特性の経時変化を防止するため、同一の材料にするのが
好ましいにの同一の材料は、金属酸化物、窒化物及び酸
窒化物並びにZnS、CaS等の発光性付活元素を含ま
ない発光層用母体材料のうちいずれであってもよい、こ
のような構成としては、第1絶縁層がSi3N、膜及び
S i O,膜又はAfizO,膜を積層してなる複合
膜からなり、第2絶縁層がTa2O,膜の両側にS i
O2膜又はAI2.03膜で挾んでなる複合膜からな
り、両絶縁層の発光層と接触する部分が同一材料からな
るものが最も好ましい。
本発明に係る薄膜EL素子は、透明電極、第1絶縁層2
発光層、第2絶縁層及び背面電極を、この順序で、透光
性基材上に順次形成して作製することができる。
発光層、第2絶縁層及び背面電極を、この順序で、透光
性基材上に順次形成して作製することができる。
本発明を図面を用いて説明する。第1図は本発明に係る
薄膜EL素子の一例を示す断面図であり、透光性基材1
の上に透明電極2.第1#@縁層3゜発光層4.第2絶
縁層5及び背面電極6をこの順に積層して作製したもの
である。
薄膜EL素子の一例を示す断面図であり、透光性基材1
の上に透明電極2.第1#@縁層3゜発光層4.第2絶
縁層5及び背面電極6をこの順に積層して作製したもの
である。
(作 用)
本発明は、従来同様の特性が必要であると考えられてい
た第1絶縁層と第2絶縁層の材料を各絶縁層の役割に応
じた特性を持つ絶縁材料とするものである。
た第1絶縁層と第2絶縁層の材料を各絶縁層の役割に応
じた特性を持つ絶縁材料とするものである。
すなわち、第2Il!I縁層の抵抗値を第1MJi層の
抵抗値よりも小さくすることにより、第1絶縁層は、薄
膜EL素子の耐圧を向上させる役目を荷ない、第2絶縁
層は薄膜欠陥に起因する絶縁破壊を積極的に起こす役目
荷なう、特に、第1絶縁層を構成する主材料の比抵抗を
第2#!縁層を構成する主材料の比抵抗よりも大きくす
ることによって第1!IJI層と第2絶縁層の上記役割
分担が顕著になる。第1絶縁層と第2絶縁層のこのよう
な役割分担によって第2絶縁層の絶縁破壊は微少破壊に
留まる。このような作用は、第1絶縁層が緻密で比抵抗
値が比較的大きい窒化物の膜から主になり、第2絶縁層
が主に多孔質な膜になりやすく比抵抗値が比較的小さい
金属酸化物の膜から主になる場合にさらに顕著である。
抵抗値よりも小さくすることにより、第1絶縁層は、薄
膜EL素子の耐圧を向上させる役目を荷ない、第2絶縁
層は薄膜欠陥に起因する絶縁破壊を積極的に起こす役目
荷なう、特に、第1絶縁層を構成する主材料の比抵抗を
第2#!縁層を構成する主材料の比抵抗よりも大きくす
ることによって第1!IJI層と第2絶縁層の上記役割
分担が顕著になる。第1絶縁層と第2絶縁層のこのよう
な役割分担によって第2絶縁層の絶縁破壊は微少破壊に
留まる。このような作用は、第1絶縁層が緻密で比抵抗
値が比較的大きい窒化物の膜から主になり、第2絶縁層
が主に多孔質な膜になりやすく比抵抗値が比較的小さい
金属酸化物の膜から主になる場合にさらに顕著である。
従って、第2絶縁層の抵抗値を第111A緑層の抵抗値
よりも大きくすると上記の作用は得られない。
よりも大きくすると上記の作用は得られない。
(実施例)
以下に、本発明の実施例を示すが1本発明はこれらに限
定されるものではない。
定されるものではない。
実施例1
第1図に示すような構造の薄膜EL素子を作成した。
透光性基材1としてのホウケイ酸ガラス上にITo膜を
スパッタリング法で形成し、これをエツチングして透明
電極2としてのストライプ状IT○透明電極(膜厚0.
2μm2幅0 、25 m を電極間隔0.1mm)を
600本を形成した。この上に、第1絶縁層3としてS
i3N、膜をプラズマCVD法で0.3μmの厚さに形
成し、さらに、発光層4として電子ビーム蒸着法でマン
ガン付活化硫化亜鉛(ZnS:Mn)膜0.5pmの厚
さに形成した。ついで、第2絶蒜層5としてS i O
,膜。
スパッタリング法で形成し、これをエツチングして透明
電極2としてのストライプ状IT○透明電極(膜厚0.
2μm2幅0 、25 m を電極間隔0.1mm)を
600本を形成した。この上に、第1絶縁層3としてS
i3N、膜をプラズマCVD法で0.3μmの厚さに形
成し、さらに、発光層4として電子ビーム蒸着法でマン
ガン付活化硫化亜鉛(ZnS:Mn)膜0.5pmの厚
さに形成した。ついで、第2絶蒜層5としてS i O
,膜。
Ta2O,膜及びAQ2O5膜をそれぞれ、0.05
um、0.3μm及び0.05μmの厚さに順次スパッ
タリング法で積層し、形成した。最後に、電子ビーム蒸
着法でAQ層を形成し、エツチングして背面電極6とし
てのストライプ状AQの背面電極(膜厚0.2膜m、幅
0.25m5.電極間隔0.1m)を400本、ITO
透明電極と直交するように形成した。得られた薄膜EL
素子は140mmXX210mm角の大きさであった。
um、0.3μm及び0.05μmの厚さに順次スパッ
タリング法で積層し、形成した。最後に、電子ビーム蒸
着法でAQ層を形成し、エツチングして背面電極6とし
てのストライプ状AQの背面電極(膜厚0.2膜m、幅
0.25m5.電極間隔0.1m)を400本、ITO
透明電極と直交するように形成した。得られた薄膜EL
素子は140mmXX210mm角の大きさであった。
実施例2
実施例1において第1絶縁層3としてSi3N。
膜及びS i O,膜をそれぞれ0.3μm及び000
2μmの厚さに順次プラズマCVD法で形成すること以
外は実施例1に準じて、薄膜EL素子を作製した。
2μmの厚さに順次プラズマCVD法で形成すること以
外は実施例1に準じて、薄膜EL素子を作製した。
実施例3
実施例1において第2絶縁層5としてSi3N。
膜を0.02μmの厚さにプラズマCVD法で形成した
後、SiO2膜、Ta2O5膜及びAQ20゜膜をそれ
ぞれ、0.05 μm、0.3 μm及び0005μm
の厚さに順次スパッタリング法で積層し、形成したこと
以外は実施例1に準じて、薄膜EL素子を作製した。
後、SiO2膜、Ta2O5膜及びAQ20゜膜をそれ
ぞれ、0.05 μm、0.3 μm及び0005μm
の厚さに順次スパッタリング法で積層し、形成したこと
以外は実施例1に準じて、薄膜EL素子を作製した。
した。
比較例1
実施例1において、第2絶縁層5としてSi3N4膜を
プラスVCVD法で0.3 μmの厚さに形成すること
以外は、実施例1に準じて、薄膜EL素子を得た。
プラスVCVD法で0.3 μmの厚さに形成すること
以外は、実施例1に準じて、薄膜EL素子を得た。
比較例2
実施例1において、第1の絶縁層3として5iOi膜、
Ta2O5膜及びS i O,膜をそれぞれ、0.05
pm 、0.3μm及び0.05 μmの厚さに順次ス
パッタリング法で積層し、形成すること以外は、実施例
1に準じて、薄膜EL素子を得た。
Ta2O5膜及びS i O,膜をそれぞれ、0.05
pm 、0.3μm及び0.05 μmの厚さに順次ス
パッタリング法で積層し、形成すること以外は、実施例
1に準じて、薄膜EL素子を得た。
比較例3
実施例1において、第1の絶縁層3としてTa2O5膜
を0.3μmの厚さにスパッタリング法で形成し、第2
の絶縁層5としてTa2O5膜及び、11.0.膜をそ
れぞれ、Q、3 μm及び0.05μmの厚さに順次ス
パッタリング法で積層し、形成すること以外は、実施例
1に準じて、薄膜EL素子を得た。
を0.3μmの厚さにスパッタリング法で形成し、第2
の絶縁層5としてTa2O5膜及び、11.0.膜をそ
れぞれ、Q、3 μm及び0.05μmの厚さに順次ス
パッタリング法で積層し、形成すること以外は、実施例
1に準じて、薄膜EL素子を得た。
前記実施例1〜3及び比較例1〜3で得られた薄膜EL
素子を試料としてそれぞれフレーム周波数60 Hz
、パルス幅30μsの矩形波電圧を印加して100時間
駆動し、この後、絶縁破壊による破壊度を顕微鏡でwt
察した。破壊度は目視限界を40μm(破壊度が内接す
る最小円の直径)とし、それより小さい径のものと40
μm以上の径のものに分けて数え、40μm以上のもの
はそのうちで背面電極を断線しているものの数も数えた
。
素子を試料としてそれぞれフレーム周波数60 Hz
、パルス幅30μsの矩形波電圧を印加して100時間
駆動し、この後、絶縁破壊による破壊度を顕微鏡でwt
察した。破壊度は目視限界を40μm(破壊度が内接す
る最小円の直径)とし、それより小さい径のものと40
μm以上の径のものに分けて数え、40μm以上のもの
はそのうちで背面電極を断線しているものの数も数えた
。
I!察結果を各絶縁層の抵抗値とともに表1に示す。
抵抗値は、上記と同様に形成したM縁層をITO電橿と
アルミニウム電極で挾んだ面積1dのキャパシター素子
に直流電圧を印加し、該素子に替えられた電荷量が1.
5μC/aJを示すときの電圧値と漏れ電流値から算出
した。なお、各@縁材料の比抵抗値は、同様の方法(材
料を0.3μmの厚さに成膜)で測定したところ、Si
3N4は、1.9 X 1017Ω・cm、S i O
2が2.8 X 10”Ω・国、Ta2O,が8.3
X 10”Ω’am及びAM2O5が1,5xlO”Q
・cxであった。
アルミニウム電極で挾んだ面積1dのキャパシター素子
に直流電圧を印加し、該素子に替えられた電荷量が1.
5μC/aJを示すときの電圧値と漏れ電流値から算出
した。なお、各@縁材料の比抵抗値は、同様の方法(材
料を0.3μmの厚さに成膜)で測定したところ、Si
3N4は、1.9 X 1017Ω・cm、S i O
2が2.8 X 10”Ω・国、Ta2O,が8.3
X 10”Ω’am及びAM2O5が1,5xlO”Q
・cxであった。
表1の結果から明らかなように、実施例1〜3で得られ
た薄膜EL素子は、比較例1で得られた薄膜EL素子に
比較して破壊症の総数は多いが、いずれも目視できる大
きさよりも小さいものであり、$1!Im破壊が微小領
域に留まっていた。これに対して、比較例1〜3で得ら
れた薄膜EL素子は、目視できる破壊症の数が多く、こ
のうち電極断線に至るものがあった。比較例2〜3で得
られた薄膜EL素子は破壊症の総数が非常に多かった。
た薄膜EL素子は、比較例1で得られた薄膜EL素子に
比較して破壊症の総数は多いが、いずれも目視できる大
きさよりも小さいものであり、$1!Im破壊が微小領
域に留まっていた。これに対して、比較例1〜3で得ら
れた薄膜EL素子は、目視できる破壊症の数が多く、こ
のうち電極断線に至るものがあった。比較例2〜3で得
られた薄膜EL素子は破壊症の総数が非常に多かった。
また、上記と同様の駆動条件で、実施例1〜2で得られ
た薄膜EL素子を駆動し、それぞれの発光しきい値電圧
(発光輝度1cd/rrfを示す電圧)を経時的に調べ
た。これらの結果を、第2図に示す。グラフ7は実施例
1で得られた薄膜EL素子についての結果、グラフ8は
実施例2で得られた薄膜EL素子についての結果を示す
。グラフ7において発光しきい値電圧は、初期値が18
0V。
た薄膜EL素子を駆動し、それぞれの発光しきい値電圧
(発光輝度1cd/rrfを示す電圧)を経時的に調べ
た。これらの結果を、第2図に示す。グラフ7は実施例
1で得られた薄膜EL素子についての結果、グラフ8は
実施例2で得られた薄膜EL素子についての結果を示す
。グラフ7において発光しきい値電圧は、初期値が18
0V。
500時間駆動後の値が205vであったのに対して、
グラフ8において発光しきい値電圧は、初期値が193
V、500時間駆動後の値が195■であった。
グラフ8において発光しきい値電圧は、初期値が193
V、500時間駆動後の値が195■であった。
第2図から明らかなように、発光層の両側に絶縁膜とし
て同一のものを積層した場合(グラフ8)の方が、発光
しきい値電圧の経時変化が小さかった。
て同一のものを積層した場合(グラフ8)の方が、発光
しきい値電圧の経時変化が小さかった。
実施例3で得られた薄膜EL素子についても上記と同様
に発光しきい値電圧を経時的に調べたところ、初期値は
、190Vであり、500時間駆動後の値は、195v
であった。
に発光しきい値電圧を経時的に調べたところ、初期値は
、190Vであり、500時間駆動後の値は、195v
であった。
請求項1〜8に係る薄膜EL素子は、絶縁破壊が、微小
領域に留まり、大きな破壊症及び電極断線がなく、信頼
性に優れ、請求項9〜10に係る薄膜EL素子は、さら
に発光しきい値電圧の経時的変化が小さく、−層信頼性
に優れる。
領域に留まり、大きな破壊症及び電極断線がなく、信頼
性に優れ、請求項9〜10に係る薄膜EL素子は、さら
に発光しきい値電圧の経時的変化が小さく、−層信頼性
に優れる。
第1図は本発明に係る薄膜EL素子の断面図及び第2図
は実施例1及び2で得られた薄膜EL素子の発光しきい
値電圧の経時変化を示すグラフである。
は実施例1及び2で得られた薄膜EL素子の発光しきい
値電圧の経時変化を示すグラフである。
Claims (10)
- 1.透光性基材上に、透明電極、第1絶縁層、発光層、
第2絶縁層及び背面電極を順次積層してなる薄膜EL素
子において、第2絶縁層の抵抗値を第1絶縁層の抵抗値
よりも小さくしてなる薄膜EL素子。 - 2.第1絶縁層を構成する主材料の比抵抗を2絶縁層を
構成する主材料の比抵抗よりも大きくしてなる請求項1
記載の薄膜EL素子。 - 3.第2絶縁層の抵抗値を第1絶縁層の抵抗値の1/1
0以下にしてなる請求項1又は請求項2記載の薄膜EL
素子。 - 4.第1絶縁層の抵抗値を1×10^7Ω・cm^2以
上にしてなる請求項1乃至3のいずれかに記載の薄膜E
L素子。 - 5.第1絶縁層が主に窒化物からなり、第2絶縁層が主
に金属酸化物からなる請求項1乃至4のいずれかに記載
の薄膜EL素子。 - 6.第1絶縁層が主にSi_3N_4からなる請求項1
乃至5のいずれかに記載の薄膜EL素子。 - 7.第2絶縁層が主にSiO_2、Al_2O_3又は
Ta_2O_5からなる請求項1乃至6のいずれかに記
載の薄膜EL素子。 - 8.第1絶縁層が主にSi_3N_4膜からなり、第2
絶縁層が主にTa_2O_5膜の両側をSiO_2膜又
はAl_2O_3膜で挾んでなる複合膜からなる請求項
1乃至7のいずれかに記載の薄膜EL素子。 - 9.第1絶縁層と第2絶縁層の発光層に直接接触する部
分が同一の絶縁膜からなる請求項1乃至7のいずれかに
記載の薄膜EL素子。 - 10.第1絶縁層がSi_3N_4膜及びSiO_2膜
又はAl_2O_3膜を積層してなる複合膜からなり、
第2絶縁層がTa_2O_5膜の両側をSiO_2膜又
はAL_2O_3膜で挾んでなる複合膜からなり、両絶
縁層の発光層と接触する部分が同一材料からなる請求項
1乃至9のいずれかに記載の薄膜EL素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1250358A JPH03112089A (ja) | 1989-09-26 | 1989-09-26 | 薄膜el素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1250358A JPH03112089A (ja) | 1989-09-26 | 1989-09-26 | 薄膜el素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03112089A true JPH03112089A (ja) | 1991-05-13 |
Family
ID=17206731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1250358A Pending JPH03112089A (ja) | 1989-09-26 | 1989-09-26 | 薄膜el素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03112089A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5716857A (en) * | 1990-07-24 | 1998-02-10 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method for manufacturing a semiconductor device |
US6008078A (en) * | 1990-07-24 | 1999-12-28 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method for manufacturing a semiconductor device |
US6429483B1 (en) | 1994-06-09 | 2002-08-06 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and method for forming the same |
-
1989
- 1989-09-26 JP JP1250358A patent/JPH03112089A/ja active Pending
Cited By (7)
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---|---|---|---|---|
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US6008078A (en) * | 1990-07-24 | 1999-12-28 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method for manufacturing a semiconductor device |
US6486495B2 (en) | 1990-07-24 | 2002-11-26 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method for manufacturing a semiconductor device |
US7026200B2 (en) | 1990-07-24 | 2006-04-11 | Semiconductor Energy Laboratory Co. Ltd. | Method for manufacturing a semiconductor device |
US6429483B1 (en) | 1994-06-09 | 2002-08-06 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and method for forming the same |
US7547915B2 (en) | 1994-06-09 | 2009-06-16 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device having SiOxNy film |
US8330165B2 (en) | 1994-06-09 | 2012-12-11 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and method for forming the same |
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