[go: up one dir, main page]

JPH0311079Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0311079Y2
JPH0311079Y2 JP1984139819U JP13981984U JPH0311079Y2 JP H0311079 Y2 JPH0311079 Y2 JP H0311079Y2 JP 1984139819 U JP1984139819 U JP 1984139819U JP 13981984 U JP13981984 U JP 13981984U JP H0311079 Y2 JPH0311079 Y2 JP H0311079Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat cushion
seat
suspension
stopper
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984139819U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6153231U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1984139819U priority Critical patent/JPH0311079Y2/ja
Publication of JPS6153231U publication Critical patent/JPS6153231U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0311079Y2 publication Critical patent/JPH0311079Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、シートクツシヨンをスプリング等の
懸架部材によつて弾性的に支持すると共に、該懸
架部材の基端部を駆動手段によつて移動させるこ
とにより上記シートクツシヨンの上下方向位置を
調整可能に構成して成る自動車のサスペンシヨン
シート装置に関する。
(従来技術) 自動車におけるシートの乗心地を良くするため
には、シートクツシヨンを最適な硬さにすると共
に振動を充分に吸収して乗員に伝わらないように
することが必要である。しかるに、シートクツシ
ヨンを最適な硬さにすることは適当な硬さのクツ
シヨン材を使用することによつて解決し得るが、
充分な振動吸収を実現することは必ずしも容易で
はない。
なぜならば、通常自動車のシートは車体に固定
されているので振動吸収性は車体を支持するサス
ペンシヨンシートの特性によつて左右される。と
ころが、この車体サスペンシヨンの特性は振動吸
収性と操縦安定性の双方に影響し、車体サスペン
シヨンを柔かくすると振動吸収性は向上するが操
縦安定性は低下する。従つて、車体サスペンシヨ
ンを柔かくして振動吸収性を向上させることは操
縦安定性の面から限界があるからである。
そこで、操縦安定性を損なうことなくシートの
乗心地を向上させるべく、シートを車体フロアに
固定するのではなくてスプリング等の懸架部材を
介して車体フロアに弾性的に支持させるようにし
たサスペンシヨンシート装置が従来から提案され
ており、その具体例として例えば特開昭54−
144623号公報に記載されたエアバネを使用したサ
スペンシヨンシート装置や本出願人の出願に係る
実願昭58−175341号に記載されたものを挙げるこ
とができる。
上記実願昭58−175341号に記載されたサスペン
シヨンシート装置は、シートクツシヨンをスプリ
ングで支持し、該スプリングの基端部をモータ等
の駆動手段で移動させてシートクツシヨンの上下
方向の位置を調整可能に構成して成る。
この様なサスペンシヨンシート装置によれば、
シートサスペンシヨンによつて車体の振動を吸収
できるので車体サスペンシヨンの特性如何に拘ら
ず良好な乗心地を確保することができ、従つて操
縦安定性と乗心地の双方を満足させることができ
るという効果が得られる。
さらに、この様なサスペンシヨンシート装置に
おいては、例えば第6図に示す様に、シートクツ
シヨン1の上下方向のストロークを規制する、換
言すればシートクツシヨンの上方位置と下方位置
とを規制するストツパ2を配設し、このストツパ
に図示の如きストツパラバー3を設けることによ
つて第7図に示す様なサスペンシヨン特性を設定
することが考えられる。
サスペンシヨン特性を図示の如く設定するとい
うことは、ニユートラル位置(上記規制された上
方位置と下方位置との中間の位置)Nの近傍範囲
Aにおいてはシートクツシヨン1をシートサスペ
ンシヨンスプリング4のみによつて低いバネ定数
の下に支持し、ニユートラル位置Nからある程度
離れた範囲Bにおいては上記スプリング4とスト
ツパラバー3とによつて高いバネ定数の下に支持
することを意味し、従つて通常走行中に生じる小
さな振動は低いバネ定数の下に充分に吸収するこ
とができると共に路面の大きな凹凸等による大き
な振動に対しては図示の如き非線形バネ特性に基
づく高いバネ定数の下にシート変動ストロークが
大きくなるのを防止することができるという効果
が得られる。
しかしながら、サスペンシヨンシート装置にお
いては、シートクツシヨンをスプリング等の懸架
部材で弾性的に支持して成るので、乗員が着座し
た場合その乗員の体重によつてシートクツシヨン
の位置(ヒツプポイント)が変化する。従つて、
いかなる体重の人が着座した場合でもそこを中心
として上下にストロークする小さな振動を充分に
吸収するようにするためには、第8図に示す様
に、スプリング4のみで支持する範囲Aをストロ
ーク(体重の大小によるヒツプポイントの差)
分だけ大きく設定しなければならず、従つて例え
ば体重の大きい人の場合、下方への振動について
は問題ないが上方への振動においてはスプリング
4のみによつて支持された状態でのストローク許
容量が大きくなり、体重の小さい人の場合は下方
への振動におけるスプリング4のみによつて支持
された状態でのストローク許容量が大きくなり、
従つて走行中に生じるシートクツシヨンの上下方
向ストロークが長くなつてフワフワした感じとな
り、乗心地が悪くなるという問題がある。
(考案の目的) 本考案の目的は、上記事情に鑑み、シートクツ
シヨンの上方位置と下方位置とを規制するストツ
パを設け、該ストツパには上記ストツパラバーの
如き弾性部材を設け、それによつてシートサスペ
ンシヨン特性を上述の如き非線形化して成るサス
ペンシヨンシート装置であつて、上記乗員の体重
差によるヒツプポイント変化に起因する不都合を
解決し、シートストロークを短縮化し得ると共に
シートサスペンシヨンのバネ特性をニユートラル
位置から直ちに非線形化することのできるシート
サスペンシヨン装置を提供することにある。
(考案の構成) 本考案に係る自動車のサスペンシヨンシート装
置は、上記目的を達成するため、シートクツシヨ
ンを弾性的に支持するスプリング等の懸架部材
と、該懸架部材の基端部を移動させてシートクツ
シヨンの上下方向位置を調整する駆動手段とを備
えて成り、さらにシートクツシヨンの上方位置と
下方位置とを規制する上方位置規制部と下方位置
規制部とを有しそれぞれの規制部には上記シート
クツシヨンが所定量上方移動および下方移動する
と該シートクツシヨンの一部が当接する上方弾性
部材および下方弾性部材が設けられたストツパ
と、乗員着座時におけるシートクツシヨンの上下
方向位置を検出する位置検出手段とを備え、該検
出手段からの出力信号に基づいて上記駆動手段を
作動させて上記シートクツシヨンを上記ストツパ
によつて規制される上方位置と下方位置との中間
の位置に移動させる様に構成したことを特徴とす
る。
(実施例) 以下、図面に示す実施例を参照しながら本考案
を詳細に説明する。
第1図は本考案に係るサスペンシヨンシート装
置の一実施例の構成及び作動態様を示す概念図で
ある。
図示の如く、本考案に係るサスペンシヨンシー
ト装置は、シートクツシヨン1と、該シートクツ
シヨンを弾性的に支持するスプリング等の懸架部
材4と、該懸架部材の基端部4aを移動させて上
記シートクツシヨン1を車体8に対して上下動さ
せる駆動手段5とを備えて成り、さらにシートク
ツシヨン1の上方位置及び下方位置を規制する上
方位置規制部および下方位置規制部を有するスト
ツパ2と、シートクツシヨン1の上下方向位置を
検出する位置検出手段6と、該位置検出手段から
の出力信号に基づいて上記シートクツシヨン1を
上記ストツパ2によつて規制される上方位置と下
方位置との中間の位置(ニユートラル位置)に移
動させるように上記駆動手段5を作動させるシー
ト位置制御手段7とを備えて成る。
図示の駆動手段5は車体8上に載置したモータ
と該モータによつて矢印D方向に回動するアーム
とから成り、該アームの先端に懸架部材の基端部
4aを連結し、アームの回動によつて懸架部材の
基端部4aを上下方向に移動させ、それによつて
シートクツシヨン1を上下動させて車体8からの
高さを調整するように構成されている。
ストツパ2はシートクツシヨン1の上方位置と
下方位置とを規制するもの、つまりシートクツシ
ヨン1の上下動を規制し、その上限位置と下限位
置とを設定するものであり、そのためシートクツ
シヨン1の一部に対してストツパとして機能する
上方位置規制部と下方位置規制部とを備え、それ
ぞれの規制部にはシートクツシヨン1が所定量上
方および下方に移動すると上記シートクツシヨン
の一部が当接する上方弾性部材および下方弾性部
材である上方ストツパラバー3および下方ストツ
パラバー3を設けてある。このラバー3の替わり
に他の弾性材を使用しても良い。
位置検出手段6はシートクツシヨン1の上下方
向の位置を検出するものであり、少なくとも乗員
着座時においてシートクツシヨン1が所定量以上
下方向へ移動した場合に駆動手段5を作動させて
シートクツシヨン1をニユートラル位置に戻すた
めに十分な情報を出力することができるものであ
れば良く、本実施例においてはシートクツシヨン
1が所定量以上上方あるいは下方に移動した場合
にそのことを検出する上方リミツトスイツチ6a
と下方リミツトスイツチ6bおよびニユートラル
位置にあるか否かを検出する中央リミツトスイツ
チ6cとで構成されている。
位置制御手段7は、上記位置検出手段6からの
出力信号を受けてシートクツシヨン1をニユート
ラル位置に戻す様に駆動手段5を作動させるもの
であり、本実施例では第2図に示す制御回路を位
置制御手段7として使用している。
第1図および第2図を参照しながらこのサスペ
ンシヨンシート装置の作動態様を説明すると次の
とおりである。
乗員がシートクツシヨン1に着座していない状
態のときは、第1図aの如く、各スイツチ6a,
6b,6c(スイツチ6cはノーマルオープンス
イツチ)およびモータ5はいずれもオフになつて
おり、シートクツシヨン1はニユートラル位置に
ある。
この状態から乗員Wが着座すると、第1図bに
示す如くシートクツシヨン1は下降してスイツチ
6bがオンになり、シートクツシヨン1は上昇し
始める。即ち、スイツチ6bがオンになると、第
2図に示す様に、タイマ回路T1が2秒後にオン
になり、バツテリ11→イグニツシヨンスイツチ
12(本装置作動の前提条件としてこのスイツチ
12は閉成している)→リレーRy1→タイマ回路
T1→スイツチ6b→アースと電流が流れてリレ
ーRy1が励磁され、スイツチ13を接点aに切換
える。すると、スイツチ14は接点dに当接して
いるので、バツテリ11→スイツチ13→モータ
5→スイツチ14→アースと電流が流れ、モータ
5は上昇方向に回転するのでシートクツシヨン1
は上昇し始める。この場合、リレーRy3にはバツ
テリ11→リレーRy3→タイマ回路T1→スイツチ
6b→アースと電流が流れるためリレー切片
Ry3′がオンになると共にシートクツシヨン1がニ
ユートラル位置から下降してことによりスイツチ
6cはオンになつているので、バツテリ11→リ
レーRy3→スイツチ6c→リレー切片Ry3′→アー
スと電流が流れる。従つて、シートクツシヨン1
がある程度上昇してスイツチ6bがオフになつて
も、リレーRy3は自己保持によりその切片Ry3′は
オンになつているので、バツテリ11→リレー
Ry1→スイツチ6c→リレー切片Ry3′と電流が流
れ、スイツチ13はそのままの状態を維持し、シ
ートクツシヨン1は上昇し続ける。
シートクツシヨン1が上昇し続けて第1図(c)に
示す如くニユートラル位置にまで復帰すると、ス
イツチ6cがオフになり、従つてリレーRy1がオ
フになつてスイツチ13が接点bに当接し、モー
タ5がオフになつてシートクツシヨン1の上昇が
停止する。
この状態から乗員Wが脱座すると、第1図dに
示す様にシートクツシヨン1が上昇してリミツト
スイツチ6aがオンになり、2秒後にはタイマ回
路T2がオンになつてリレーRy2が励磁され、スイ
ツチ14が接点cに切換えられてモータ5は下降
方向に回転し、シートクツシヨン1が下降を始
め、第1図eに示すようにニユートラル位置に復
帰するまでリレーRy4の自己保持により下降し続
け、ニユートラル位置に復帰するとスイツチ6c
がオフになるのでスイツチ14が接点dに当接し
てモータ5はオフになり、シートクツシヨン1の
下降も停止する。
第3図は上記の如く構成されたサスペンシヨン
シート装置の一具体例を概略的に示す斜視図であ
り、シートクツシヨン1は前後2本の連結棒20
a,20bに取り付けられ、両連結棒20a,2
0bは車体のフロアに固設された公知のスライダ
機構21に基端部を回動可能に連結した回動リン
ク部材22の先端部に回動可能に連結され、さら
に上記前方の連結棒20aには連結片20cを介
してコイルスプリング4の先端部が連結され、該
コイルスプリングの基端部4aは駆動手段である
モータ5に連結されている。24は振動減衰手段
としてのガス入りのダンパーであり、その一端2
4aはシートクツシヨン1に、他端24bはクラ
ンク状の後方連結棒20bに取り付けられてい
る。25は前後の連結棒20a,20bの回転を
同期させるための補助リンクである。上下リミツ
トスイツチおよび中央リミツトスイツチ(いずれ
も図示せず)から成る位置検出手段を備えたスト
ツパ2はスライダ機構21を介して車体に取り付
けられており、このストツパ2に付設された位置
検出手段と駆動手段5とは位置制御手段であるコ
ントロールボツクス7に接続されている。
第4図は上記サスペンシヨンシート装置におけ
る駆動装置5によるシートクツシヨン1の上下動
を説明する図である。この図においては説明の便
宜上シートクツシヨン1を固定して車体8のフロ
アが上下動するものとして説明する。図示の様
に、シートクツシヨン1に連結された両連結棒2
0a,20bが基準になり、駆動手段5によつて
コイルスプリングの基端部4aに連結したアーム
を矢印E方向に回動させると、リンク部材22が
連結棒20a,20bを中心として矢印F方向に
回動し、車体8のフロアを二点鎖線8a,8bで
示す様に上昇あるいは下降させる。このことは、
車体8のフロアを基準にして考えると、シートク
ツシヨン1が下降あるいは上昇することを意味す
る。なお、シートクツシヨン1の支持は、スプリ
ング4によりリンク部材22が引張られる力F1
とダンパ24のガス反力によりリンク部材22が
押される力F2との和が乗員重量とシート重量と
の和であるW′とつり合うことによつて行なわれ
る。
第5図は他の実施例の構成および作動態様を示
す概念図である。第1図に示す実施例ではストツ
パによつて設定される上限位置及び下限位置が車
体フロアに対して常に一定であり、従つてシート
クツシヨンのニユートラル位置も車体フロアに対
して一定である。しかしながら、乗員の背の高さ
はそれぞれ異なり、従つてシートクツシヨンのニ
ユートラル位置を背の高さに応じて変化させるこ
とができれば便利である。本実施例は、第1図に
示す実施例の機能を損なうことなくこの要求を満
たすことができる様に構成したものであり、基本
的には、第1図実施例の如くストツパに対するシ
ートクツシヨン位置を調整可能に構成しつつ、さ
らにストツパとシートクツシヨンとの相対的関係
をそのまま保ちながら両者を同時に移動させるこ
とができる様にストツパの上下動調整手段とを設
けて成る。
第5図に示す実施例においては、ストツパ上下
動調整手段30をストツパ2に螺合して該ストツ
パ2を支持するネジ棒31と、車体8のフロア上
に固設された上記ネジ棒31を回転可能に支持す
る支持台32と、上記ネジ棒31を正逆回転させ
るモータ等の駆動手段33と、ネジ棒31と駆動
手段33とを接続するギヤ34とで構成し、位置
検出手段6として可変抵抗型の位置センサを用い
ている。なお、図示していないがこの実施例にお
いても位置検出手段6からの出力に基づいてシー
トクツシヨン1をニユートラル位置に復帰させる
ように駆動手段5を駆動させる位置制御手段が設
けられ、さらにその駆動手段5とストツパ上下動
駆動手段33とを同時に作動させてストツパとシ
ートクツシヨンとを一体的に上昇又は下降させる
回路が設けられている。
本実施例における作動を具体的に説明すると以
下のとおりである。
乗員がシートクツシヨン1に着座していない状
態においては、第5図aに示す如く、シートクツ
シヨン1はニユートラル位置にあり、両モータ
5,33はオフになつている。なお、本実施例に
おけるニユートラル位置から上限位置及び下限位
置までのストローク量12はそれぞれ10mmに
設定してある。
乗員Wが着座すると、第5図bに示す如く、シ
ートクツシヨン1は下限位置まで下降し、そのこ
とが位置検出手段6によつて検出されてモータ5
がオンになり、シートクツシヨン1は上昇し始め
る。
シートクツシヨン1が上昇して、第5図cに示
す如くニユートラル位置にくると、そのことが位
置検出手段6によつて検出されてモータ5はオフ
になる。
この状態から乗員が自分の背の高さに合せてシ
ートクツシヨン1を所定量上昇あるいは下降させ
る。上昇させる場合について説明すると、まず上
昇ボタン(図示せず))を押す。すると両モータ
5,33は同時にオンになり、ストツパ2とシー
トクツシヨン1とは同時に、かつ両者の位置関係
をそのまま保ちながら一体的に上昇し始める。
シートクツシヨン1が最適位置まで上昇して第
5図dの状態になつたら上記上昇ボタンを押すこ
とを止める。すると両モータ5,33は停止し、
その時点のシートクツシヨン位置が新たなシート
クツシヨンニユートラル位置になる。
この状態から運転を終えて脱座すると、シート
クツシヨン1は第5図eの如く上昇して上限位置
に至る。この状態から5秒以上続くと脱座とみな
して自動的に両モータ5,33はオンになり、シ
ートクツシヨン1とストツパ2とは下降し始め、
両者が第5図fに示す如く当初の位置(第5図a
に示す位置)に復帰して両モータ5,33は停止
する。なお、両者の下降は例えば下降ボタンを設
けて手動で行なわせるように構成しても良い。
なお、第1図に示す実施例と同様、本実施例に
おいても第5図bに示されるシートクツシヨン1
のニユートラル位置からの移動に基づく駆動手段
5の作動は、その移動状態が2秒以上続かないと
行なわれないように構成されている。これは、シ
ートクツシヨン1はニユートラル位置から上下に
振動するため、乗員着座による移動のときのみ駆
動手段5を作動させるためである。
(考案の効果) 本考案に係るサスペンシヨンシート装置は、上
記の如く、上方弾性部材と下方弾性部材とを備え
シートクツシヨンの上限位置と下限位置とを設定
するストツパと、シートクツシヨンの位置を検出
する位置検出手段と、該検出手段からの出力信号
に基づいてシートクツシヨンを上記上限位置と下
限位置との中間の位置(ニユートラル位置)に移
動させるようにシートクツシヨン上下動用の駆動
手段を作動させる位置制御回路とを備えて成る。
従つて、本装置によれば乗員の体重が異なつて
も常にヒツプポイントを同一位置に保つことがで
き、従つて、前述した第7図に示す様に、ニユー
トラル位置付近の小さなバネ定数の下で支持され
る範囲Aを小さくすることができると共にシート
サスペンシヨンのバネ特性をニユートラル位置近
傍からすぐに非線形にしてシートクツシヨンを高
いバネ定数の下に支持することができ、その結果
走行中に通常生じる小さな振動はバネ定数の小さ
い部分で充分に吸収することができると共に大き
な振動に対しては高いバネ定数の範囲Bで受け得
るので振動ストロークが大きくなるのを防止する
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るサスペンシヨンシート装
置の一実施例の構成及びその作動態様を示す概略
図、第2図は第1図における位置制御手段の一具
体例を示す回路図、第3図は第1図に概略的に示
したサスペンシヨンシート装置の一具体例を示す
斜視図、第4図は第3図に示す装置におけるシー
トクツシヨンの上下動を説明する図、第5図は本
考案に係るサスペンシヨンシート装置の他の実施
例の構成及びその作動態様を示す概略図、第6図
〜第8図はいずれも本考案に係る装置の目的を説
明するための図であり、第7図は従来のサスペン
シヨンシート装置にストツパを設けた状態を示す
概略図、第7図及び第8図は共に第6図に示す装
置におけるシート荷重とシートクツシヨンストロ
ークとの関係を示す図であり、第7図はヒツプポ
イント変化を無視した場合、第8図はヒツプポイ
ント変化を考虜した場合を示す図である。 1……シートクツシヨン、2……ストツパ、3
……上方弾性部材および下方弾性部材、4……懸
架手段、4a……懸架手段の基端部、5……駆動
手段、、6……位置検出手段、7……位置制御手
段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 乗員が着座するシートクツシヨンと、該シート
    クツシヨンを弾性的に支持する懸架部材と、該懸
    架部材の基端部を移動させて上記シートクツシヨ
    ンを車体に対して上下動させる駆動手段とを備え
    て成る自動車のサスペンシヨンシート装置におい
    て、 上記シートクツシヨンの上方位置と下方位置と
    を規制する上方位置規制部と下方位置規制部とを
    有しそれぞれの規制部には上記シートクツシヨン
    が所定量上方移動および下方移動すると該シート
    クツシヨンの一部が当接する上方弾性部材および
    下方弾性部材が設けられたストツパと、乗員着座
    時における上記シートクツシヨンの上下方向の位
    置を検出する位置検出手段と、該位置検出手段か
    らの出力信号に基づいて上記駆動手段を作動させ
    て上記シートクツシヨンを上記ストツパによつて
    規制される上方位置と下方位置との中間の位置に
    移動させるシート位置制御手段とを備えて成るこ
    とを特徴とする自動車のサスペンシヨンシート装
    置。
JP1984139819U 1984-09-14 1984-09-14 Expired JPH0311079Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984139819U JPH0311079Y2 (ja) 1984-09-14 1984-09-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984139819U JPH0311079Y2 (ja) 1984-09-14 1984-09-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6153231U JPS6153231U (ja) 1986-04-10
JPH0311079Y2 true JPH0311079Y2 (ja) 1991-03-18

Family

ID=30698192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984139819U Expired JPH0311079Y2 (ja) 1984-09-14 1984-09-14

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0311079Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3147742B2 (ja) * 1995-10-24 2001-03-19 三菱自動車工業株式会社 車両用シートのサスペンション装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5524084A (en) * 1977-11-29 1980-02-20 Uop Inc Car seat device
JPS56116415A (en) * 1980-02-18 1981-09-12 Tachikawa Spring Co Seat support apparatus in seat or the like for vehicle

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5524084A (en) * 1977-11-29 1980-02-20 Uop Inc Car seat device
JPS56116415A (en) * 1980-02-18 1981-09-12 Tachikawa Spring Co Seat support apparatus in seat or the like for vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6153231U (ja) 1986-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4448386A (en) Low profile resilient suspension for vehicle seat
US4640488A (en) Seat suspension
EP1203692B1 (en) Vehicle seat back assembly
US20100066142A1 (en) Seat assembly with cushion tilt
US4047759A (en) Compact seat suspension for lift truck
JPH07213557A (ja) 車両シ−ト構体
CN108944590B (zh) 一种主动式安全座椅
US5720523A (en) Seat structure for vehicles with occupant detector
US4264050A (en) Seat leveling device
JPH0322338B2 (ja)
JPH0311079Y2 (ja)
JPH05131869A (ja) 車両用シートのエアサスペンシヨン装置
KR20040046612A (ko) 자동차의 착좌감 조절용 시트쿠션 구조
JPH05139196A (ja) 座席懸架装置
JPH085637Y2 (ja) 椅子の傾動制御装置
JP2001010378A (ja) 車両用座席
KR19980073357A (ko) 자동차 시트의 현가장치
EP0089744A2 (en) Device for adjusting the height of the cushion in the rear part of a seat
JPH09328028A (ja) 車両用シート
KR19990018485U (ko) 시트의 시트백 높이 조절장치
KR200154037Y1 (ko) 자동차 리어시트의 기울기 조절 장치
JP2569437Y2 (ja) サスペンションシート
JPH0114502Y2 (ja)
KR100302419B1 (ko) 이동가능한차량용시트쿠션장치
JPH0638753Y2 (ja) ショックアブソーバの減衰力調整装置