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JPH03109095A - 糸切りミシン - Google Patents

糸切りミシン

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Publication number
JPH03109095A
JPH03109095A JP24707489A JP24707489A JPH03109095A JP H03109095 A JPH03109095 A JP H03109095A JP 24707489 A JP24707489 A JP 24707489A JP 24707489 A JP24707489 A JP 24707489A JP H03109095 A JPH03109095 A JP H03109095A
Authority
JP
Japan
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thread
timing signal
sewing machine
needle
sewing
Prior art date
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Application number
JP24707489A
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English (en)
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JP2767924B2 (ja
Inventor
Nobuyuki Naganuma
長沼 伸行
Hideki Goto
後藤 秀規
Kazuhisa Hayashi
林 和寿
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH03109095A publication Critical patent/JPH03109095A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は糸切りミシンに関し、特に、その糸切り時に所
定量の糸を繰出すことのできる糸切りミシンに関する。
[従来技術] 従来の糸切り装置を備えたミシンとして実公昭63−3
7024号公報に記載のミシンが知られている。このミ
シンにおいては、糸繰出し装置を備え、通常の縫製中に
おいては上軸回転角が90度(縫針の最上位置に対応す
る上軸回転角を0度とする)の時点から縫目形成に必要
な量の糸を繰出し、また、糸切り時においては、通常の
縫製中と同じ時点から次の縫目形成に必要な量のn倍の
糸を繰出している。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、糸切り時において可動刃が糸を補足する
タイミングは糸の繰出しタイミングよりもかなり後にな
るため、繰出された糸がゆるんで他の部材にからみ付く
という問題点がある。
本発明は上述した問題点を解決するために為されたもの
でその目的は糸切り時に繰出された糸が他の部材にから
み付くことを防止し得る糸切り装置を備えたミシンを提
供することにある。
【課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために、本発明は、上下運動可能な
縫針と、その縫針の上下運動と調時して糸取上運動を行
う糸取上手段と、縫針の上下運動に調時して作動し、糸
取上手段及び縫針に向って糸を繰出すための糸繰出し手
段と、縫針及び加工布間に連なる糸を加工布の下方にお
いて切断するように作動する糸切り手段と、縫針がベッ
ド面に到達してから最下位置に達するまでの間における
所定のタイミングにて第1のタイミング信号を発生する
第1のタイミング信号発生手段と、糸取上手段の最大系
弛緩位置近傍に対応する特定のタイミングにて第2のタ
イミング信号を発生する第2のタイミング信号発生手段
と、常には第1のタイミング信号に従って糸繰出し手段
の動作を制御し、糸切り手段による糸切断時においては
、第2のタイミング信号に従って糸繰出し手段の動作を
制御するための制御手段とを備えている。
[作用] 以上のように構成されたミシンにおいては、通常の縫製
時には糸繰出し手段が第1のタイミング信号に従って糸
を繰出し、糸切り手段によって糸が切断される時には第
2のタイミング信号に従って糸を繰出す。
[実施例] 以下、この発明を具体化したミシンの一実施例を図面に
従つて詳細に説明する。
まず糸切り装gICについて説明すると、第1図に示す
ように、ミシンのベッド部1の上面には針板2が装着さ
れ、その針板2の下方においてベッド部1の底部フレー
ム1a上には釜土台3が配設されている。釜土台3には
針板2と平行な水平面内で回転する水平釜4が設けられ
ている。水平釜4は水平面内において垂直軸線の周りに
回転する外釜5と、その外釜5内に釜止め6によって静
止状態に保持される中釜7と、中釜7内に回転可能に収
容される下糸用ボビン8とを備えている。又、ベッド部
1内には釜土台3を貫通して左右に延びる下軸9が回転
可能に支持され、その下軸9と外釜5との間には下軸9
の回転を水平釜4に伝達する歯車伝達機構10が設けら
れている。
そして、第7図に示す曲線に従い、上軸(図示時)の回
転に基づいて針11が針板2を貫通して上下動されると
共に、その上下動に同期して水平釜4が第2図の反時計
方向へ回転されることにより、第5図に示す針板2上の
加工布Wに縫目が形成される。
第1図及び第5図に示すように、前記釜土台3の上部に
突設した支軸12には鉄板によって折曲形成された糸案
内体13がその中間支持部141;て揺動可能に支持さ
れ、支軸12に巻回されたバネ15により、第5図の時
計方向へ揺動付勢されている。この糸案内体13の上部
には水平釜4の上面に沿って左右に延びると共に、針板
2と水平釜4との間の上糸Y1及び下糸Y2の糸径路を
横切って揺動可能な糸案内片16が形成され、下部には
下軸9の下方へ延びる追従片17が形成されている。
一方、前記下軸9には駆動体21が一体回転可能及び下
軸9の軸線方向へ摺動可能に支持されている。この駆動
体21の右側外周には下軸9に対して偏心した第1駆動
部材としての糸案内カム22が形成されると共に、中間
部外周には糸案内カム22と同様の偏心部23aと山型
の突起部23bとを備えた第2駆動部材としての糸押え
カム23が形成され、左側外周に係合溝24が形成され
ている。
そして、通常縫製時には、駆動体21の摺動に基づき、
糸案内カム22が糸案内体13の追従片17に係合され
た状態で、駆動体21が下軸9と一体に回転されること
により、第7図に示すように、糸案内体13が糸案内カ
ム22の作用により後述の天秤に同期して往復揺動され
る。又、上下両糸Yl、Y2の切断時には、糸押えカム
23が追従片17に係合された状態で、駆動体21が下
軸9と一体回転されることにより、糸案内体13が通常
縫製時よりも広い揺動範囲にわたって揺動される。即ち
、第5図に実線で示すように、針板2と水平釜4との間
の糸径路から上方へ退避する退避位置と、同図に2点鎖
線で示すように、上下両糸Yl、Y2との係合により両
糸を屈曲させる糸押え位置との間で揺動される。
ベッド部1の底部フレーム1aには切換えレバー25が
その基端にて揺動可能に支持され、中間部には前記駆動
体21の係合溝24に下方から係合するビン26が突設
されている。又、第1図、第3及び第5図に示すように
、底部フレーム1aには連杆27が左右動可能に配設さ
れ、この連杆27の中間突出部28と前記切換えレバー
25との間には、前記切換えレバー25の先端を中間突
出部28に常時係合させるバネ29が掛装されている。
そして、連杆27が糸切りソレノイド81(第7図及び
第9図参照)の作用によって左右に切換え移動される時
には、連杆27の中間突出部28と切換えレバー25の
先端との係合及び切換えレバー25のピン26と駆動体
21の係合溝24との係合を介して、駆動体21が下軸
9上にて左右に摺動され、糸案内カム22又は糸押えカ
ム23が糸案内体13の追従片17に選択的に係合され
る。
第1図及び第2図に示すように、前記釜土台3の左側に
おいてベッド部1内には、支持ブラケット31が配設さ
れ、その後部上面には水平釜4に近接して位置する固定
刃32が取着されている。
固定刃32の左側において支持ブラケット31の上面に
は平行に延びる一対のガイドレール33が装着されると
共に、両ガイドレール33に沿い、第2図及び第6図の
実線位置と2点鎖線位置との間で往復移動可能な可動刃
34が配設されている。
この可動刃34は固定刃32の上下両側を一体に移動す
る一対の板材35.36を備え、両板材35.36の先
端部が合成樹脂製の小片37によって連結されている。
この小片37には可動刃34の往動に際して上糸ループ
内に進入する糸捌き部38が形成されると共に、可動刃
34の復動に際して上下両糸Yl、Y2を引っ掛けるた
めの糸掛は部39が形成されている。この糸掛は部39
よりも先端側におて下側板材36には上下両糸Y1、Y
2の切断後の糸残り量を確保するための引出し部40が
形成されると共に、上側板材35には固定刃32の刃部
32aとの協働によって上下両糸Yl、Y2を切断する
刃部34aが形成されている。
第3図及び第4図に示すように、支持ブラケット31の
下面には可動刃作動レバー41がその前端にて揺動可能
に支持され、その後端には支持ブラケット31の円弧状
逃げ孔42を貫通して支持ブラケット31の上面に突出
する連結ビン43が設けられている。この連結ビン43
は、前記可動刃34の基端に形成した長孔44に係合さ
れている。可動刃作動レバー41と支持ブラケット31
との間にはバネ45が掛装され、そのバネ45により、
可動刃作動レバー41を介して可動刃34が往動方向、
即ち第2図の右方へ付勢されている。
第1図、第3図及び第4図に示すように、支持ブラケッ
ト31の下面には追従レバー46がその後端にて揺動可
能に支持され、その前端には前記可動刃作動レバー41
の長孔47に係合する連結ビン48が突設されると共に
、中間部にはカムフォロワ49が下方へ向って突設され
ている。このカムフォロワ49と前記連杆27との間に
位置するように、支持ブラケット31の下面には中間レ
バー50がその中間部にて揺動可能に支持され、その上
方腕部には前記カムフォロワ49を係止可能な切欠52
が形成されている。又、中間レバー50の下方腕部はビ
ン53と長孔54との係合によって連杆27に連結され
ている。
前記カムフォロワ49に相対するように、下軸9には可
動刃作動カム55が一体回転可能に装着され、その周縁
には可動刃34を往復移動させるためのカム溝56が形
成されている。そして、前記連杆27が左方移動位置に
配置された状態では、中間レバー50の切欠52との係
合により、バネ45の付勢力に抗してカムフォロワ49
が可動刃作動カム55から離脱される。
又、前記連杆27が右方移動されて、中間レバー50が
第3図の反時計方向へ回動され、切欠52がカムフォロ
ワ49から離脱した時には、バネ45の付勢力により、
追従レバー46が第3図の反時計方向へ僅かに回動され
、カムフォロワ49が可動刃作動カム55に係合される
次に、糸繰出し装置Tについて説明すると、第8図に示
すように上方アーム60の頭部61の下端には上軸の回
転に伴って上下往復運動する針棒62が設けられており
、針棒62の下端には針11が取付けられている。また
、頭部61の正面には針棒62と同期して上下往復運動
する天秤63が設けられている。
再に、上方アーム60の正面には、上糸Y1を挾持する
ための一対の糸挟持部材64が設けられ、その糸挟持部
材64によって上糸Y1を挾持させるための挟持ソレノ
イド65が設けられている。
また、上方アーム60の正面には、上糸Y1を繰出すた
めの糸繰出しパルスモータ66が設けられ、その糸繰出
しパルスモータ66の出力軸には軸67を中心に回動可
能に回動腕68が設けられ、回動腕68の一端に取付け
られた従動ローラ69は回動腕68の他端に取付けられ
たばね51によって常には駆動ローラ57に圧接されて
いる。そして、上糸Y1は、図示しない糸駒から一対の
糸挟持部材64、一対のローラ69,57、糸掛は部材
58、糸取りばね装置59、天秤63を介して針11に
供給される。
次に第9図を参照して本実施例のミシンの電気的構成に
ついて説明する。
模様選択装置70は、公知の操作スイッチ等を含んで構
成されており、その操作によって選択された模様に対す
る模様コード信号MCSを制御装置71に供給するよう
に構成されている。
起動停止スイッチ71はその操作によってミシンを起動
または停止させるための操作信号KSを発生するように
構成されている。糸切りスイッチはその操作によって可
動刃34を駆動して糸を切断するための糸切り信号TC
3を発生するように構成されている。第1のタイミング
信号発生装置74は、第7図に示すようにミシンの上軸
が147度の時点にて第1のタイミング信号FPSを発
生するように構成されており、第2のタイミング信号発
生装置75はミシンの上軸が287度の時点にて第2の
タイミング信号SPSを発生するように構成されている
。糸検出装置76は上糸Y1の太さを検出したその太さ
に対応する糸検出信号TKSを発生するように構成され
ている。
制御装置72は、各信号が供給されると後述するフロー
チャートに従って動作するように構成されている。RO
M77は模様選択装置70によって選択可能な模様の縫
目データ等を記憶しており、RAM78は、制御装置7
2の演算結果等を一時記憶するように構成されている。
縫目形成装置79は公知の針棒揺動機構及び布送り制御
機構を含んで構成されている。糸切りソレノイド81は
前記連杆27を駆動するように構成されており、駆動回
路80を介して制御装置72と接続されている。糸繰出
しパルスモータ66は駆動回路82を介して制御装置7
2と接続されており、挟持ソレノイド65は駆動回路8
3を介して制御装置72と接続されており、ミシンモー
タ85は駆動回路84を介して制御装置72と接続され
ている。
さて、上記のように構成されたミシンにおいて、通常の
縫製を行う場合には、糸切りソレノイド81が不作動状
態に保持されて、連杆27が第3図に示す左方移動位置
に配置される。この状態では、カムフォロワ49が中間
レバー50の切欠52に係止されて、可動刃作動カム5
5から離脱し、追従レバー46が同図に示す位置に配置
されている。
従って、この追従レバー46及び可動刃作動レバー41
を介して可動刃34が第2図の実線位置に待機している
又、前記連杆27の中間突出部28と切換えレバー25
との係合に基づき、この切換えレバー25を介して駆動
体21が第3図に示す左方移動位置に配置され、糸案内
カム22が糸案内体13の追従片17に係合されている
この状態において、起動停止スイッチ71が操作される
と、制御装置72は第10図のフローチャートのステッ
プSTI (以下ST1とし、他のステップについても
同様にする)において操作信号KSが発生したことを検
出してSr1においてミシンモータ85を駆動する。
そして、ミシンモータ85の駆動によって上軸が回転し
てその回転角度が147度に達すると第1のタイミング
信号発生装置74から第1のタイミング信号FPSが発
生されて、制御装置72はSr1において第1のタイミ
ング信号FPSが発生されたことを検出して、Sr1に
おいて、針振り量及び送り量と霜厚とによって繰出す糸
量を演算して、その演算結果に従って糸繰出しパルスモ
ータ66及び挟持ソレノイド65をそれぞれ駆動する。
そして、Sr1において操作信号KSの発生を検出する
までSr1乃至Sr1の動作を繰返して行う。
再に、ミシンモータ85の駆動によって下軸9が所定方
向へ回転されると、水平釜4の中釜7が釜止め6によっ
てその回転を規制された状態で、針11の上下動に同期
して、外釜5が第2図の反時計方向へ回転され、第5図
に示すように、加工布Wに縫目が形成されると共に、周
知の送り刃57が作動されて、加工布Wに送りが付与さ
れる。
又、下軸9の回転に伴い、糸案内カム22の形状に応じ
、糸案内体13が第7図に示すように天秤の上下動に同
期して揺動され、天秤による上糸取り上げ時に、糸案内
片16が針板2と水平釜4との間において下糸Y2に係
合し、その下糸Y2に張力が付与される。従って、加工
布Wには糸締まりの良い縫目が形成される。
そして、制御装置72は起動停止スイッチ71が操作さ
れて操作信号KSが発生すると、Sr1において操作信
号KSが発生したことを検出して、Sr1においてミシ
ンモータ85を停止する。
一方、所定の縫製の終了に際し、上下両糸Yl。
Y2を切断するために、糸切りスイッチ73が操作され
て、糸切り信号TCSが発生すると、制御装置72はS
r1において糸切り信号TCSが発生したことを検出し
てSr1において、ミシンモータ85を低速駆動させる
。ミシンモータ85が駆動し、天秤63が下降すること
によって水平釜4に上糸Y1が供給されるが上軸の回転
角度が147度の時点においては、糸繰出しパルスモー
タ66によって上糸Y1はまだ繰出されないため余分な
量の上糸Y1は発生することなく上糸Y1が他の部材に
からみ付くことはない。そして、上軸の回転角度が28
7度に達した時、すなわち、略天秤63が最下位置に達
した時に第2のタイミング信号発生装置75が第2のタ
イミング信号SPSを発生すると、制御装置72はSr
1において第2のタイミング信号SPSが発生したこと
を検出して、5TIOにおいて、Sr1と同様に上糸Y
1を繰出すために糸繰出しパルスモータ66及び挟持ソ
レノイドを駆動制御する。尚、糸切り時に繰出される上
糸Y1の量は通常の縫目形成時に繰出される量のn倍で
あり、また、糸検出装置76によって検出された上糸Y
1の太さが大きい程、多くの量が繰出されるように制御
されている。また、通常の縫目形成時に比べて多くの量
の上糸Y1を遅いタイミングで繰出すが、ミシンモータ
85は低速駆動しているため何ら支障は生じない。
そして、制御装置72はSTI 1において糸切りソレ
ノイド65を駆動させ、針11が針下位置から上昇する
途中に、糸切りソレノイド65の作動により、連杆27
が右方へ移動される。それに基づき、中間レバー50が
第3図の反時計方向へ回動されて、その切欠52がカム
フォロワ49から離脱し、バネ45の付勢力に基づき、
可、動刃作動レバー41及び追従レバー46を介してカ
ムフォロワ49が可動刃作動カム55へ向って移動され
、そのカム55に係合される。
そして、この状態で、下軸9と一体に可動刃作動カム5
5が回転されると、カム溝56の形状に応じ、可動刃3
4が第7図に示す曲線に従って往復移動される。即ち、
往動時に可動刃34がその糸捌き部38から上糸ループ
内に進入する。その後、可動刃34の刃部34aと固定
刃32の刃部32aとの協働によって両糸Yl、Y2が
切断される。
又、前記連杆27の右方移動に伴い、バネ29を介して
切換えレバー25が第3図の反時計方向へ揺動されて、
そのビン26と係合溝24との係合を介して駆動体21
が右方へ移動され、糸押えカム23が糸案内体13の追
従片17に係合される。そして、この状態で、下軸9と
一体に糸押えカム23が回転されると、糸押えカム23
の突起部23bと追従片17との係合により、第7図に
示すように、可動刃34の往動タイミングと同期して、
糸案内体13が通常縫製時よりも大きな揺動範囲にわた
って揺動される。
この糸案内体13の揺動に基づき、糸案内片16が第5
図に実線で示す退避位置と、同図に2点鎖線で示す糸押
え位置との間で揺動され、その糸案内片16との係合に
よって、針板2.水平釜4間の上下両糸Yl、、Y2が
屈曲され、その屈曲部分が可動刃34の移動経路を横切
るように配置される。この状態は可動刃34が復動する
期間のほぼ全体にわたって維持される。従って、可動刃
34の復動時には、上下両糸Yl、Y2の補足動作が確
実に行われ、それに続く未切断動作も円滑に行われる。
そして、制御装置72は、糸切り終了後に公知の針上検
出器によって針11が上昇位置に達したことを検出する
と糸切りソレノイド65を不作動とする。糸切りソレノ
イドが不作動状態に切換えられたことにより、連杆27
が左方へ復帰移動され、カムフォロワ49が可動刃作動
カム55から離間すると共に、駆動体21の糸案内カム
22が糸案内体13の追従片17に再び係合される。そ
して、制御装置72はSr1においてミシンモータ85
の駆動を停止させる。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明のミシンにおいては、糸切
り時における糸を繰出すタイミングを略糸取上手段の最
大系弛緩位置にすることによって、必要とされる全以上
の糸が釜に向って供給されることを防止し、余った糸が
他の部材にからみ付くことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化したミシンの平面図、第2図
は上記ミシンの底部フレームを省略して示す平断面図、
第3図は正断面図、第4図は可動刃作動機構を示す側断
面図、第5図は糸案内体作動機構を示す側断面図、第6
図は可動刃及び固定刃を示す斜視図、第7図は上記ミシ
ンの上軸角度に対する各部の作動タイミングを示すグラ
フ、第8図は上記ミシンの上方アームの正面図、第9図
は上記ミシンの電気的構成を示すブロック図、第10図
は制御装置の動作を示すフローチャートである。 図中、11は針、63は天秤、72は制御装置、74は
第1のタイミング信号発生装置、75は第2のタイミン
グ信号発生装置、Cは糸切り装置、Tは糸繰出し装置で
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 上下運動可能な縫針(11)と、 その縫針(11)の上下運動と調時して糸取上運動を行
    う糸取上手段(63)と、 前記縫針(11)の上下運動に調時して作動し、前記糸
    取上手段(63)及び縫針(11)に向って上糸(Y1
    )を繰出すための糸繰出し手段(T)と、 前記縫針(11)及び加工布間に連なる糸を加工布の下
    方において切断するように作動する糸切り手段(C)と
    、 前記縫針(11)がベッド面(2)に到達してから最下
    位置に達するまでの間における所定のタイミングにて第
    1のタイミング信号(FPS)を発生する第1のタイミ
    ング信号発生手段(74)と、 前記糸取上手段(63)の最大系弛緩位置近傍に対応す
    る特定のタイミングにて第2のタイミング信号(SPS
    )を発生する第2のタイミング信号発生手段(75)と
    、 常には前記第1のタイミング信号(FPS)に従って前
    記糸繰出し手段(T)の動作を制御し、前記糸切り手段
    (C)による糸切断時においては、前記第2のタイミン
    グ信号(SPS)に従って糸繰出し手段(T)の動作を
    制御するための制御手段(72)とを備えたことを特徴
    とする糸切りミシン。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03295590A (ja) * 1990-04-12 1991-12-26 Juki Corp ミシンの上糸供給装置
US8025017B2 (en) 2008-02-07 2011-09-27 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Thread cutter for sewing machine
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