JPH03108236A - パルスイオン銃 - Google Patents
パルスイオン銃Info
- Publication number
- JPH03108236A JPH03108236A JP24439789A JP24439789A JPH03108236A JP H03108236 A JPH03108236 A JP H03108236A JP 24439789 A JP24439789 A JP 24439789A JP 24439789 A JP24439789 A JP 24439789A JP H03108236 A JPH03108236 A JP H03108236A
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- Japan
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- ion
- ion beam
- pulse
- aperture
- sample
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- Pending
Links
- 238000010884 ion-beam technique Methods 0.000 claims abstract description 33
- 230000005855 radiation Effects 0.000 abstract 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 2
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Electron Sources, Ion Sources (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、イオン銃、特に、半導体製造、分析等に用い
られるパルスイオン銃に関する。
られるパルスイオン銃に関する。
[従来技術]
パルスイオンビームの発生の方式には、イオン銃を直接
パルス変調する方式と、ビームを偏向あるいは集群する
方式の3つに大別することができる。このうち、ビーム
偏向方式を用いたイオン銃を第2図により説明すると、
イオンビームは偏向器1を通過してアパーチャ板2に到
達し、偏向器1の二つの偏向板に電位差をかけることに
より、イオンビームが曲げられる。この電位差を変化さ
せることによりビームを振ることができ、チョッピング
アパーチャ3よりパルスイオンビームが試料に照射され
る。この様子を第3図の波形図により説明する。偏向器
1の偏向板に第3図(a)のような正弦波電圧を印加す
ると、チョッピングアパーチャ3より第3図(b)のよ
うなパルスイオンビームが試料に照射される。ここで、
イオンビームのビーム径をd、アパーチャ径をDとした
とき、イオンパルスビームのパルス幅τは、A□ si
n (2πf τ/2)=d+Dより求められる値とな
る。なお、Aoはアパーチャ面での偏向振幅fは偏向周
波数である。したがって1、偏向器1の偏向電圧の振@
Aoを大きくすることにより、パルスビームのパルス幅
を小さくすることができる。このとき、イオンビームは
アパーチャを通過しているときのビームだけがパルスビ
ームとして取り出され、その他はイオン銃内壁にあたり
電荷はグランドにおちる。
パルス変調する方式と、ビームを偏向あるいは集群する
方式の3つに大別することができる。このうち、ビーム
偏向方式を用いたイオン銃を第2図により説明すると、
イオンビームは偏向器1を通過してアパーチャ板2に到
達し、偏向器1の二つの偏向板に電位差をかけることに
より、イオンビームが曲げられる。この電位差を変化さ
せることによりビームを振ることができ、チョッピング
アパーチャ3よりパルスイオンビームが試料に照射され
る。この様子を第3図の波形図により説明する。偏向器
1の偏向板に第3図(a)のような正弦波電圧を印加す
ると、チョッピングアパーチャ3より第3図(b)のよ
うなパルスイオンビームが試料に照射される。ここで、
イオンビームのビーム径をd、アパーチャ径をDとした
とき、イオンパルスビームのパルス幅τは、A□ si
n (2πf τ/2)=d+Dより求められる値とな
る。なお、Aoはアパーチャ面での偏向振幅fは偏向周
波数である。したがって1、偏向器1の偏向電圧の振@
Aoを大きくすることにより、パルスビームのパルス幅
を小さくすることができる。このとき、イオンビームは
アパーチャを通過しているときのビームだけがパルスビ
ームとして取り出され、その他はイオン銃内壁にあたり
電荷はグランドにおちる。
このビーム偏向方式によるパルスビーム発生方式おいて
、イオンビームの電流量を測定する場合、従来、イオン
ビームを試料に照射していないときにファラデーカップ
等を用いて行っている。また、パルスビームのパルス幅
の測定は、偏向器1の偏向電圧から間接的に評価したり
、あるいは直接的にパルスビームの波形を観測する等種
々の方法により行われている。
、イオンビームの電流量を測定する場合、従来、イオン
ビームを試料に照射していないときにファラデーカップ
等を用いて行っている。また、パルスビームのパルス幅
の測定は、偏向器1の偏向電圧から間接的に評価したり
、あるいは直接的にパルスビームの波形を観測する等種
々の方法により行われている。
[発明が解決しようとする課題]
従来のパルスイオン銃では、イオンビームを実際に試料
に照射しているときに、ビームの電流量あるいはパルス
幅を同時に観測するのは困難である。また、このために
、ビーム電流量あるいはパルス幅を変えるには、試料照
射前に測定したデータに基づいて、イオンビームの加速
電圧、ガス圧、偏向器の偏向電圧等のパラメータを変化
させるという不安定な方法をとっている。
に照射しているときに、ビームの電流量あるいはパルス
幅を同時に観測するのは困難である。また、このために
、ビーム電流量あるいはパルス幅を変えるには、試料照
射前に測定したデータに基づいて、イオンビームの加速
電圧、ガス圧、偏向器の偏向電圧等のパラメータを変化
させるという不安定な方法をとっている。
本発明はJ上記のような従来技術の欠点を解消するため
に創案されたものであり、イオンビームを試料に照射し
ているのと同時にそのビームのパルス波形、電流値を測
定することができるパルスイオン銃を提供することを目
的とする。
に創案されたものであり、イオンビームを試料に照射し
ているのと同時にそのビームのパルス波形、電流値を測
定することができるパルスイオン銃を提供することを目
的とする。
[課題を解決するための手段]
上記目的を達成するために、本発明におけるイオン銃は
、アパーチャ板に複数個のチョッピングアパーチャを有
するとともに、一つのチョッピングアパーチャのイオン
パルスビーム出射口にイオンビーム検出器を有する。
、アパーチャ板に複数個のチョッピングアパーチャを有
するとともに、一つのチョッピングアパーチャのイオン
パルスビーム出射口にイオンビーム検出器を有する。
[作用]
上記のように構成されたイオン銃は、イオンビームを偏
向器により偏向させ、アパーチャ板の複数個のチョッピ
ングアパーチャの一つから出射したイオンパルスビーム
をイオンビーム検出器に入射させるとともに、他のチョ
ッピングアパーチャから出射したイオンパルスビームを
試料に照射する。
向器により偏向させ、アパーチャ板の複数個のチョッピ
ングアパーチャの一つから出射したイオンパルスビーム
をイオンビーム検出器に入射させるとともに、他のチョ
ッピングアパーチャから出射したイオンパルスビームを
試料に照射する。
[実施例]
実施例について第1図を参照して説明すると、アパーチ
ャ板2には2カ所にチョッピングアパーチャ3.4が設
けられている。このアパーチャ3.4はイオンビームが
直進した場合の軌跡を軸として対称に設けることが好ま
しい。イオンビームは偏向器1の偏向板に電位差をかけ
ることにより曲げられ、この電位差を変化させることに
より、ビームが振られる。そして、アパーチャ3からで
たイオンパルスビームは試料に照射され、アパーチャ4
からでたイオンパルスビームはファラデーカップ等の検
出器5に入射する。このとき、アパーチャ3.4を対称
に設けておけば、試料と検出器5へ行くビームが同じパ
ルス幅となる。
ャ板2には2カ所にチョッピングアパーチャ3.4が設
けられている。このアパーチャ3.4はイオンビームが
直進した場合の軌跡を軸として対称に設けることが好ま
しい。イオンビームは偏向器1の偏向板に電位差をかけ
ることにより曲げられ、この電位差を変化させることに
より、ビームが振られる。そして、アパーチャ3からで
たイオンパルスビームは試料に照射され、アパーチャ4
からでたイオンパルスビームはファラデーカップ等の検
出器5に入射する。このとき、アパーチャ3.4を対称
に設けておけば、試料と検出器5へ行くビームが同じパ
ルス幅となる。
これにより、検出器5で検出したイオンビームの電流量
、あるいはそのパルス波形のパルス幅、ピーク値を用い
てイオンビームの加速電圧、ガス圧、偏向器の偏向信号
の振幅値等を制御すれば、イオンビームを試料に照射し
ているのと同時に、そのビームの電流値、パルス幅、ピ
ーク値を所望の値に制御することができる。
、あるいはそのパルス波形のパルス幅、ピーク値を用い
てイオンビームの加速電圧、ガス圧、偏向器の偏向信号
の振幅値等を制御すれば、イオンビームを試料に照射し
ているのと同時に、そのビームの電流値、パルス幅、ピ
ーク値を所望の値に制御することができる。
なお、第1図の実施例においては、チョッピングアパー
チャを2個設けたが、3個以上設けることにより一つの
イオンビームで複数個の試料にビームをあてることがで
きる。
チャを2個設けたが、3個以上設けることにより一つの
イオンビームで複数個の試料にビームをあてることがで
きる。
また、アパーチャ板は球面あるいは板を円弧状にしたも
のとなっているが、平面状のアパーチャ板とすることも
できる。
のとなっているが、平面状のアパーチャ板とすることも
できる。
[発明の効果コ
以上説明したように、本発明は、アパーチャ板に複数個
のチョッピングアパーチャを設けているので、試料電流
やパルス幅、ピーク値等をリアルタイムでモニタするこ
とができ、一定の試料電流やパルス幅を安定に得ること
ができる。
のチョッピングアパーチャを設けているので、試料電流
やパルス幅、ピーク値等をリアルタイムでモニタするこ
とができ、一定の試料電流やパルス幅を安定に得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するパルスイオン銃を示す構成図
、第2図は従来のパルスイオン銃を示す構成図、第3図
は第2図のパルスイオン銃の動作を示す波形図である。 1・・偏向器、2・・アパーチャ板、3.4・チョッピ
ングアパーチャ、5・・イオンビーム検出器 図 図
、第2図は従来のパルスイオン銃を示す構成図、第3図
は第2図のパルスイオン銃の動作を示す波形図である。 1・・偏向器、2・・アパーチャ板、3.4・チョッピ
ングアパーチャ、5・・イオンビーム検出器 図 図
Claims (1)
- (1)イオンビームを偏向する偏向器と、チョッピング
アパーチャを設けたアパーチャ板とを有するパルスイオ
ン銃において、アパーチャ板に複数個のチョッピングア
パーチャを設けるとともに、一つのチョッピングアパー
チャのイオンパルスビーム出射口にビーム検出器を設け
たことを特徴とするパルスイオン銃。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24439789A JPH03108236A (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | パルスイオン銃 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24439789A JPH03108236A (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | パルスイオン銃 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03108236A true JPH03108236A (ja) | 1991-05-08 |
Family
ID=17118065
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24439789A Pending JPH03108236A (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | パルスイオン銃 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03108236A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5699131A (en) * | 1995-07-03 | 1997-12-16 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Light transmission type screen assembly |
-
1989
- 1989-09-20 JP JP24439789A patent/JPH03108236A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5699131A (en) * | 1995-07-03 | 1997-12-16 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Light transmission type screen assembly |
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