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JPH03106953A - 多層構造体 - Google Patents

多層構造体

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Publication number
JPH03106953A
JPH03106953A JP1244640A JP24464089A JPH03106953A JP H03106953 A JPH03106953 A JP H03106953A JP 1244640 A JP1244640 A JP 1244640A JP 24464089 A JP24464089 A JP 24464089A JP H03106953 A JPH03106953 A JP H03106953A
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JP
Japan
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nylon
film
evoh
thickness
rubber
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Application number
JP1244640A
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English (en)
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Inventor
Nobuo Tanaka
信雄 田中
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH03106953A publication Critical patent/JPH03106953A/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A.の 本発明は、ポリアミド樹脂とエチレン−ビニルアルコー
ル共重合体(EVOH)とさらに第三成分の混合物から
なる熱安定性、溶融成形性に優れた樹脂組成物に関する
。さらに本発明は、ゴムとの積層加工性にすぐれ、積層
してもゴムの柔軟性を損うことなく、バリャー性を付与
するに好適な成形物を供給するのに適した樹脂組成物に
関する。
L一虹LL運虹 (その1):EVOHは、溶融成形性、ガスバリャー性
、保香性、耐油・耐溶剤性、帯電防止性に優れ、又ポリ
アミド樹脂は耐衝撃性、柔軟性、高温湿熱性に優れるこ
とから、従来、両者を混合した組威物からなる成形物は
食品包装用、医薬用、農薬用のフイルム、シート、ボト
ルとしての利用が提案されてきた。
しかしながらよく知られているように、ボリアミド樹脂
、EVOHともに熱安定性が悪く長時間戊形を続けると
ゲル発生の問題があるが、ポリアミドー樹脂とEVOH
の混合物では更にこれが加速されて、成形開始数時間後
からゲルの発生を見ることがある。更にボリアミド樹脂
とEVOHの混合物は、特にメチレン基数とアミド基数
の比が9≦CH./ NHCOのボリアミド樹脂におい
て、成形時のダイスエルが大きく、このためフイルム、
シートの厚み斑を大きくするといった溶融成形性不良の
問題もあり、改善が要望されている。
熱安定性の改良方法としては、ボリアミドの末端のカル
ボキシル基とアミド基の比率をカルボキシル基過多にす
る提案が為されているが、ボリアミドの生産においてカ
ルボキシル基の比率を十分に高めることが困難で、必要
な熱安定性改善効果を得るまだに至っていない。一方溶
融成形性の改善技術については全く知られていない。
(その2):従来、自動車エアコン用フレオンホース、
給湯および冷・暖房システムの膨張タンクのダイヤプラ
ムなど柔軟性とガス遮断性を要する用途には、アクリロ
ニトリルーブタジエン共重合体系ゴム(NBR) 、ブ
チルゴム等のガス遮断性に優れたゴム製品が使用されて
きたが、各種分野で近年ゴム単独では対応できない事態
に至っている。例えばフレオンホースについては、フロ
ンガスによる成層圏オゾン層の破壊を防止するために、
ホースからのガスの漏洩低減が必須となっており、ホー
スのフロン12ガス透過性を現在の1/5〜l/1a以
下に低減する必要があると言われているが、NBRその
他のゴムホースでは対応不可能である。
また給湯および冷・暖房システムの膨張タンクのダイヤ
プラムには従来ブチルゴムが使用されていて、封入窒素
ガスの圧力が経時的に低下してくる為、数ケ月〜1年毎
に窒素ガスガスを封入調節が必要であるが、この種の膨
張タンクの使用は近年急速に伸びてきており、封入調節
手間を回避するために、調節期間の大幅延長あるいは調
節不要にするために、ゴムの窒素ガス透過性を1/5〜
l/lO以下に低減する必要に迫られている。
ゴムのバリャー性を改善する方法としてはゴムとガスバ
リャー性樹脂を複合することが容易に着想され、各種の
バリャー性樹脂の利用が提案されており、EvOHある
いはナイロンの利用についてもいくつかの提案が見られ
る。例えば、特開昭58− 197040,特開昭60
− 18331,実公昭62− 29242にはEVO
Hを単層またはボリアミドその他の樹脂との多層でゴム
と積層することが開示されているがいずれもEVOHは
単独使用であり、低温強度、低温柔軟性、耐高温湿熱性
に劣るものである。
また特開昭53− 63614にはEVOHとボリアミ
ドの混合物をゴムと積層することが提案されているが、
実施例はEVOH単独またはEVOHと変性ポリエチレ
ンのブレンドが記載されているだけである。さらに特公
昭44− 24277あるいは特開昭50− 1213
47にはEVOHとポリアミyとのブレンドの開示があ
るが、いずれの公報に66−ナイロン使用の記載はある
もの、その明細書および実施例中にl1ナイロンあるい
は12ナイロンに関する記載は一切無い。またEVOH
と6−ナイロン系は成形時にゲルが発生し易いし、柔軟
性、耐高7AL湿熱性に劣る。
その池に特開昭63− 114645にはメチレン基数
とアミド基敗の比率が6.6≦CI,/ IIHcO≦
10を満足するナイロン樹脂とEVOHのブレンドが開
示されているが、この構成では柔軟性が不十分である。
C.  が解決しようとする課題 く第lの課題>  EVOHとポリアミド樹脂との混合
についての従来の技術は熱安定性の解決が十分でなく、
溶融成形不良の解決法についてはまったく不明で、この
解決法が本発明の第1の課題である。
く第2の課題〉 柔軟性を付与し、たとえばEVOHと
ボリアミドの混合物をゴムと複合してゴムの柔軟性を損
うことなく、ガス遮断性を改善することが本発明の第2
の課題である。
D.  を 決するための 第lの課題を解決するための手段は、(A)ポリアミド
樹脂および(B)E V O Hに、(C)芳香族酸ア
ミド、芳香族酸エステルおよびオレフィン系エラストマ
ーから選ばれる少なくとも1種を配合することである。
また第1の課題および第2の課題を解決するための手段
は、(A)のボリアミド樹脂として1l−ナイロンおよ
び/または12−ナイロンを選択し、これに(B)およ
び(C)を配合することである。
次にまず第1の課題を解決するための手段の詳細につい
て述べる。
本発明に用いる(B)E V O Hとしてはエチレン
含有率20〜65モル%、好適には25〜50モル%、
酢酸ビニル部分の鹸化度95モル%以上、好適には99
.0モル%以上のものがあげられる。エチレン含有率が
20モル%未満では高湿度のガスバリャー性が低下し、
65モル%を越えるとやはりガスバリャー性の低下が起
こる。また鹸化度が95モル%未満ではこれまたガスバ
リャー性が低下する。またEvOHのメルトインデック
ス(M I )  (190℃、2160g荷重下)は
0,5〜20g/ to分が好適である。
本発明に用いる(A)ポリアミド樹脂としては、ナイロ
ン6、ナイロン10,ナイロン11,ナイロン12、ナ
イロン6・6、ナイロン6・9、ナイロン6・10、ナ
イロン6゛・11,ナイロン6・12,ナイロン6/6
・6、ナイロン12・12等から選ばれた一種また二種
以上の混合物が使用できる。
本発明における(^)ボリアミド樹脂と(B)E V 
OHの混合比率( (A)/ (B) )は重量比で9
5/5〜5/95で、好適には10/ 90〜80/ 
20、さらには25/ 75〜70/ :{Oである。
EVO}{の混合比率が5%未満ではガス遮断性が不足
する。一方ナイロン樹脂の混合比率が5%未満では耐衝
撃性、柔軟性が不良である。
本発明は第三成分として芳香族酸アミド、あるいは芳香
族酸エステル、あるいはポリオレフィン系エラストマー
を混合使用する点に特徴を有しており、これらの第三威
分の混合により、はじめてEVOHとボリアミド樹脂の
混合物の熱安定性不良および/あるいは溶融成形性不良
、即ちゲル発生および/あるいは厚薄変動が解決可能と
なる。
本発明に用いる<C>芳香族酸アミド、あるいは芳香族
酸エステルとしてはベンゼンスルホン酸エチルアミド、
ベンゼンスルホン酸プチルアミド等のベンゼンスルホン
酸アミドおよびその誘導体、あるいは安息香酸エチルア
ミド、安息香酸プチルアミド、安息香酸2エチルヘキシ
ルアミドなどの安息香酸アミドおよびその誘導体、ある
いは安息香酸メチル、安息香酸エチル、安息香酸2エチ
ルヘキシルなどの安息香酸エステル類およびその誘導体
などが使用できるが、中でも沸点160℃以上/2a+
iHgのものが好適である。
本発明のオレフィン系エラストマーとしてはエチレンと
プロピレンの共重合体(EPM)あるいはエチレンとプ
ロピレンとジエン系モノマーの共重合体(EPDM)あ
るいはこれらの共重合体にポリエチレン、あるいはポリ
プロピレンを混合したものが使用できる。
本発明における(A)E V O Hと(B)ボリアミ
ド樹脂の合計重量に対する(C)第三成分の重量比は{
 (A) + (B) ) / (C) = 100/
 2〜100/ 40である。第三戊分の重量比が27
 tGo未満では、熱安定性不良あるいは/および溶融
成形性不良が改善されず、また重量比が40/ 100
を越すとバリャー性が不十分になる。
これらの第三成分の混合がEVOHとポリアミド樹脂の
熱安定性、混合溶融成形性を向上させる理由としては、
芳香族酸アミドおよび芳香族酸エステルについては主と
してEVOHとボリアミド樹脂の相溶性を改善する効果
によるものであり、ポリオレフィン系エラストマーにつ
いては主としてEVOHとボリアミド樹脂との反応を低
減させる効果によるものであると推定している。
次に本発明の第lの課題および第2の課題を解決するた
めの手段の詳細について述べる。
本発明者は、上記課題を解決すべく、it−ナイロンあ
るいは12−ナイロンとガス遮断性に優れたEVOHの
混合物について検討した。1l−ナイロンおよび12−
ナイロンは柔軟性、耐高温湿熱性に優れているが、ガス
バリャー性に劣る。一方EvOHはガスバリャー性に優
れているが、柔軟性および耐高温湿熱性に劣る。従って
11−ナイロンあるいは12−ナイロンとEVOHを混
合することにより、それぞれの欠点を補完した優れた物
性のものが得られることが予想される。しかし既によく
知られているようにナイロン樹脂とEVOHを混合溶融
するとゲルの発生など熱安定性が悪く長時間運転できな
い欠点があり、l1−ナイロンあるいは12−ナイロン
とEVOHの混合ではその上に、ダイスエルが大きいこ
とにより、チューブあるいはシート、あるいはフイルム
の成形では長さ方向の厚み変動が生じる問題があった。
そこで本発明者は、このような溶融成形性不良、すなわ
ちゲル発生および厚み変動の改善につい鋭意検討の結果
、11−ナイロンあるいは12−ナイロンとEVOHの
混合物にさらに特定の第3成分を混合することにより改
善できることを見出し本発明を完成するに至った。
即ち本発明の上記第lおよび第2の課題は、(A) 1
 1−ナイロンおよび12−ナイロンから選ばれる少な
くともtWおよび(B)E V O Hに(C)芳香族
酸アミド、芳香族酸エステルおよびオレフィン系エラス
トマーから選ばれる少なくとも1種を配合することによ
って解決される。
ここで11−ナイロンまたは12−ナイロンとしてはω
−アミノウンデカン酸、ω−アミノドデカン酸あるいは
ω−ラウロラクタムの単独重合体および共重合体、ある
いはI2・12ナイロンがあげられる。これらのナイロ
ン樹脂は主として単独で使用されるが、混合することも
差支えない。
(A)/ (B)、C(人) + (B) ) / (
C)の混合比率は前述したとおりである。
本発明の樹脂組戚物を溶融成形する方法としては、押出
インフレ製膜、押出キャスト製膜、Tダイシ一ト成形、
チューブ成形、圧縮成形、射出成形、トランスファー成
形などの方法が使用できる。
(A)E v O Hと(B)ボリアミド樹脂と(C)
第三成分の混合については、成形に先立って3成分が混
合されるかぎりどのような方法でも採用できるが、(A
)+ (B)+ (c)を溶融混合ペレット化した後成
形するか、(A)+(C)の溶融混合ペレットと(B)
のベレットを混合した後成形するか、あるいは(B)+
(C)の溶融混合ベレットと(A)のペレットを混合し
たのち成形することが好ましい。
成形温度は180〜260℃が良好で、好適には200
〜240℃である。260℃を越えると芳香族酸アミド
あるいは芳香族酸エステルの揮散が生じるので好ましく
ない。本発明の組成物に必要に応じて、ガスバリャー性
を阻害しない範囲で、カルボン酸変性ポリオレフィン、
酢酸ビニル含有量3〜40重量%のエチレンー酢酸ビニ
ル共重合体(EVA)、EVA鹸化物などを加えてもよ
い。
本発明の樹脂組成物からなる成形物はガスバリャー性、
柔軟性、耐衝撃性、耐高温湿熱性に優れており、シート
、フィルム、チューブ、ボトル、容器、各種成形品とし
て、単独あるいは各種プラスチックおよびゴムなどとの
複層で、食品、薬品、工業用品などの分野で使用できる
(A)ボリアミド樹脂として11−ナイロン、12ーナ
イロンを使用した本発明の樹脂組成物からなる成形物は
、柔軟で、ガスバリャー性、耐高温湿熱性に優れており
、フレオンホースの内層チューブあるいはダイヤフラム
の中間層など主としてゴムと複合して使用されるが、そ
れ以外の使用も勿論可能である。
ゴムの加硫加工は一般に150〜180’C、4〜6時
間程度のスチーム加熱により実施されるが、本発明の樹
脂組成物からなる成形物は耐高温湿熱性に極めて優れて
いて、加硫加工を経ても全く溶融変形は見られない。
本発明の樹脂組戊物からなる成形物は単独で使用するほ
かに、柔軟性を阻害しないかぎり、11−あるいは12
−ナイロンを始め各種の樹脂との複層で使用できること
は勿論である。複層化は共押出成形、ラミネート加工等
が利用できる。
次に例をあげて本発明の樹脂組成物を更に説明する。
旦一二L羞J− 実施例l エチレン含有率32.0モル%、鹸化度99.6モル%
、M I (190℃、2160g荷重下> 1.3g
/10分のEvoH  70重量部と12−ナイロン3
0重量部の混合ベレットに押出機ホッパーでベンゼンス
ルホン酸ブチルアミド6重量部を添加しつつ、押出機(
4hmφ、L/D=28)、ダイ、冷却水槽、カッター
からなるベレット化装置を用いて230℃で溶融混合ペ
レット化を行った。ベレット成形は順調で、グイから吐
出されるストランドの太さは流れ方向に均一であった。
このベレットを用いて、押出機(40■φ、L/D=2
8)、Tダイ、引取機からなるフイルム成形機を用いて
、押出温度230’Cで、厚み50μ會のフイルムを作
成した。フイルム作成は厚み変動およびゲル発生もなく
順凋であった。このフイルムの酸素透過率をモダンコン
トロール社製OXTRAN  1G/50Aを用いて、
20℃、65%RHで測定したところ、2.5cc・2
0μ/ 1・day−aLg+であった。
なお使用した12−ナイロン単独フィルムの酸素透過率
は7800cc・20μ/ 1・day−at*であっ
た。
比較例l エチレン含有率32.0モル%、鹸化度99.6モル%
、Ml(190℃、2160g荷重下)lJg/10分
のEvOHペレット70ii 1i部と12−ナイロン
ペレット30重量部のタンブラー混合ベレットを実施例
lと同じ装置で、押出温度230℃でペレット化を行っ
た。
グイから引き取られるストランドの太さが流れ方向に変
動して、ストランド切れが多発し、連続化が困難であっ
た。このペレットを用いて実施例lと同じ装置で50μ
―のフィルム作成を行ったところ、フイルム連続製膜は
可能であったが、得られたフイルムはゲルが認められ、
また流れ方向の厚み変動があり、商品価値の無いもので
あった。
実施例2 エチレン含有率44.5モル%、鹸化度99.5モル%
、Ml(190℃、2160g荷重下) 5.5g/ 
10分(7)EVOH 50重量部、6・12共重合ナ
イロン(共重合比6/12= 90/ 1G) 501
量郎のタンブラー混一合ペレットにバラオキシ安息香酸
2エチルヘキシル4重量部を押出機ホツバーで添加しつ
つ、実施例lと同装置、同条件でペレット化を行った。
ペレット成形は順調で、グイから吐出されるストランド
の太さは流れ方向に均一であった。このペレットを用い
て実施例lと同装置、同条件でフイルム製膜を行った。
フイルム作戊は厚み変動およびゲル発生もなく順凋であ
った。実施例1と同様に酸素透過率を測定したところ、
l8.6cc・20u/ ta″・day−atmであ
った。
なお使用した6・12共重合ナイロン単独フイルムの酸
素透過率は240cc・20μ/1・day−at−で
あった。
実施例3 エチレン含有率47.5モル%、鹸化度99.6モル%
,Ml(190℃、2160g荷重下)14g/10分
のEvOH 80重量部、6−ナイロン20重量部およ
びエチレンープロピレン共重合体ゴム25重量部のタン
ブラー混合ペレットを、実施例1と同じ装置で2 5 
0 ’Cでペレット化を行った。ペレット成形は順調で
、ダイから吐出されるストランドの太さは流れ方向に均
一であった。このペレットを用いて実施例lと同じフイ
ルム成形機で押出温度250℃で50μmのフイルムを
作成した。フ゛イルムはほとんど変色もなく、厚み変動
およびゲル発生も無く順調であった。得られたフィルム
の酸素透過率は7.3cc・20μ/ 1lday●a
tiであった。
なお使用した6−ナイロン単独フイルムの酸素透過率は
130cc・20μ/Im″・day−atmであった
比較例2 実施例3からエチレンープロピレン共重合体ゴムを除い
てペレット化を行った。ストランドは黄変しているもの
の、流れ方向の太さ斑は無く、引取は順調であった。こ
のペレットを用いて実施例1と同じ装置で50μ山のフ
イルム製膜を行ったところ黄変がさらに進み、ゲルが認
められた。
実施例4 ω−ラウロラクタムの開環重合体の12−ナイロン60
重量部、エチレン含有率32.0モル%、鹸化度99.
6モル%、Ml(190℃、2160g荷重測定) 1
.3g/10分のEVOH40重量郎の混合ペレットに
、ベンゼンスルホン酸ブチルアミド6重量部を押出機ホ
ッパーより添加しつつ、押出機( 40同φ、L/D=
28)、ダイ、冷却水槽、引取カッターからなるベレッ
ト化装置を用いて230℃で溶融混合ベット化を行った
。ベレット成形は順調で、グイから吐出されるストラン
ドの太さは流れ方向に均一であつtこ。このペレットを
用い、押出41(40@mφ、L/D=28)、Tダイ
、引取機からなるフイルム成形機を用いて、押出温度2
30℃で厚み300μ讃のフイルムを作戊した。フイル
ム作成は厚み変動およびゲル発生もなく順調であった。
このフイルムおよび対照として厚さ300μ一のプチル
ゴムと厚さ860μ一のNBRを用いて、ASTMDl
434に準じて、35℃における窒素ガス透過率( c
c・20g/ 1・day−atm) s 70℃にお
けるフロン12ガス透過率( cc・20μ/ 1・d
ay−ats)を測定したこのフイルムを用いて、真空
熱成形機で所定の形状に成形したものの両側に未加硫ブ
チルゴム賦形品を張り合わせた後、150℃、4時間加
硫して、膨潤タンク用のダイヤプラム(平均総厚み1.
0ms、中間層フイルム平均厚み75μ讃)を作成した
。得られたダイヤフラムはブチルゴム単体のダイヤプラ
ムとほとんど変わらない柔軟性を有しており、ガス透過
性も約176に改善されている。
実施例5 実施例4と同じ組成のペレットを用いて、押出機(40
同φ、L/D=26)、円形グイ、サイジング装置、冷
却装置および引取装置からなるチューブ成形機を使用し
て、230℃で溶融混合して外径12.5■■φ、肉厚
500μ―のチューブを作成した。チューブ作成は厚み
変動なく順調で、ゲルの発生もなかった。このチューブ
の外層に編組補強したNBR層を構成し、スチーム加熱
による加硫処理して総肉厚5.0mmのフレオンホース
を作成した。内層チューブ層には溶融変性は全く認めら
れなかった。またこのホースはチューブを組込まないホ
ースと比較してほとんど変わらない柔軟性を有していた
。次にASTM  D  188Gに準じて、lOO℃
、72時間でのフロン12ガスの透過量を比較したとこ
ろチューブ組込みホースはチューブを組込まないホース
の1/12の透過量となった。
実施例6 ω−ラウロラクタムの開環重合体の12−ナイロン40
重量部、エチレン含有率44.2モル%、鹸化度99.
5モル%、Ml(190℃、2160g荷重測定) 5
.5g710分のEVOH60重量部およびエチレンー
プロピレン共重合体ゴム30重量部のタンブラー混合ベ
レットを、実施M4と同じペレット化装置で220℃で
溶融混合ペレツlト化を行った。成形は順凋で、ダイか
ら吐出されるストランドの太さは流れ方向に均一であっ
た。このペレットを用い、実施例4と同じフイルム成形
機を用いて、押出温度220℃で厚み50μ―のフイル
ムを作成した。フイルム作成は厚み変動およびゲル発生
らなく順調であった。得られたフルイムのガス透過率は
次の通り優れたものであった。
実施例7 ω−アミノウンデカン酸の縮合重合体の11−ナイロン
60重量部とパラオキシ安息香酸2エチルヘキシルlO
重量部の溶融混合ベレットとエチレン含有率32.0モ
ル%、鹸化度99.6モル%、MI(190℃、216
0g荷重測定) IJg/tG分のEvOHペレット4
0重量部のタンブラー混合物について実施例4と同じペ
レット化装置で220℃で溶融混合ベレット化を行った
。ストランド成形は順調で、グイから吐出されるストラ
ンドの太さは流れ方向に均一であった。このペレットを
用い、実施例4と同じフイルム成形機を用いて、押出温
度220℃で厚み50μ論のフイルムを作成した。フイ
ルム作成は厚み変動およびゲル発生も無く順調であった
。得られたフイルムのガス透過率は次の通りであった。
比較例3 ω−アミノウンデカン酸の縮合重合体の11−ナイロン
60重量郎とエチレン含有率32.0モル%、鹸化度9
9.6モル%、Ml(190℃、2160g荷重測定)
1.3g/to分のEVOH40重量郎のタンブラー混
合ペレットを実施例4と同じペレット化装置で220℃
で溶融混合ペレット化を行ったところ、グイから吐出さ
れるストランドの太さが流れ方向に変動して、ストラン
ドの切れが多発して、連続化が困難であった。このペレ
ットを用い、実施例4と同じフイルム成形機を用いて、
押出温度220℃で厚み50ulIのフイルム作成を試
みたところ、フイルムの連続作成は可能であったが、得
られたフイルムは厚iil斑かあり、ゲルが認められ、
商品価値の無いものであった。
比較例4 実施例4と同じフイルム成形機を用いて、実施例4の1
2−ナイロン単独でフイルム製膜を行い厚み300μm
のフイルムを得た。このフイルムのガス透過率は下表の
ようにガス遮断性能の低いものであった。
比較例5 実施例4と同じフイルム成形機を用いて、実施例4のE
VOHで単独フイルム製膜を行い、厚み300μ■のフ
.rルムを得た。フイルム製膜は順調で、ゲルのない均
一な厚みのフイルムを得た。このフイルムのガス遮断性
は次の通り優れたものであったが、極めて硬くゴムの柔
軟性を損うことが予想された。このフイルムの両面に厚
さlmmの未加硫NBRを貼ったのちスチーム加硫処理
したところ、U生!』し運 本発明の樹脂組成物は溶融戊形性に優れ、ガス遮断性に
優れ、耐高温湿熱性にも優れおり、さらにボリアミド樹
脂としてl1−ナイロン、12−ナイロンを使用して得
た成形物は柔軟で特にゴムと積層してゴムのガス遮断性
を改善するのに極めて優れている。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)ポリアミド樹脂、(B)エチレン−ビニル
    アルコール共重合体および(C)芳香族酸アミド、芳香
    族酸エステルおよびオレフィン系エラストマーから選ば
    れる少なくとも1種からなる樹脂組成物。
  2. (2)(A)/(B)=95/5〜5/95(重量比)
    で、((A)+(B))/(C)=100/2〜100
    /40(重量比)である請求項1記載の樹脂組成物。
  3. (3)(A)11−ナイロンおよび12−ナイロンから
    選ばれる少なくとも1種、(B)エチレン−ビニルアル
    コール共重合体、(C)芳香族酸アミド、芳香族酸エス
    テルおよびオレフィン系エラストマーから選ばれる少な
    くとも1種からなる樹脂組成物。
  4. (4)(A)/(B)=95/5〜5/95(重量比)
    で、((A)+(B))/(C)=100/2〜100
    /40である請求項3記載の樹脂組成物。
  5. (5)請求項1〜4のいづれか1つの項に記載の樹脂組
    成物からなる層を少なくとも一層有する多層構造体。
  6. (6)請求項3または4記載の樹脂組成物からなる層と
    ゴム層の少なくとも二層からなる多層構造体。
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JPS5836412A (ja) * 1981-08-05 1983-03-03 アメリカン・カン・カンパニ− エチレン/ビニルアルコ−ル共重合体とナイロンの配合物からフイルムを製造する方法および配向されたフイルム

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