JPH03102219A - 肉塊の定量充填装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ボンレスハムのようなブロック肉を定量充填
するのに適した肉塊の定量充填装置に関する。

従来の技術 一般にハム製品やソーセージ製品は、定量充填機に投入
した原料の肉塊を一定量ずつ充填ノズルから押し出して
筒状のケーシングに充填している。

発明が解決しようとする課題 ところで、このような定量充填機による充填作業は、ウ
インナー製品のようにねり物の場合には正確な定量充填
が可能であるが、ボンレスハムのようにブロック肉の場
合には、該ブロック肉の大きさ、形状、重量が一定して
いないため正確な定量充填は困難である。その理由は、
ブロック肉の場合、先に計量した定量の肉塊とこれに続
く定量の肉塊との境界部分にブロック肉が位置すること
が多く、充填時に該ブロック肉が充填ノズル内に残るか
ケーシングに入るかによって充填される肉塊の重量が大
Ｉｌ１に変わるからである。

このため、肉塊をケーシングに充填した後、秤で重量を
測定し、手作業で充填されたブロック肉を増減して重量
を所定量に調整しているのであるが、この調整作業は人
手を要し作業能率が低いという問題点があった。

本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、ブロ
ック肉を正確にしかも自動的に定量充填できる肉塊の定
量充填装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明の定量充填装置にお
いては、定量充填機の充填ノズルの先端開口に切断装置
が設けられ、該切断装置に隣接して前記充填ノズルと同
軸状に連通ずる定量筒が配設されていることを特徴とす
る。

前記定量筒は、長さの異なるものを複数準備しておき、
交換して配設することにより充填量を変更できるように
することが好ましい。

また、前記定量筒を伸縮自在に形成し、その長さを調整
して充填量を変えるようにしてもよい。

作用 上記構成により、前記定量充填機の充填ノズルから一定
量ずつ押し出された肉塊は前記定量筒内に充填され、該
定量筒に充填されている定量の肉塊と、これに続く肉塊
との境界部分が前記切断装置によって切断される。続い
て、前記充填ノズルから押し出される肉塊によって、上
記のように切断され前記定量筒内に充填されている定量
の肉塊が前記定量筒の先端開口から押し出されケーシン
グに充填して包装される。

実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

図において、１は定量充填機、２はその充填ノズルで、
定量充填機１に投入したブロック肉が図示しない定量ポ
ンプによって一定量ずつ充填ノズル２から押し出される
ようになっている。

３は切断装置で、切断刃４を保持する本体５の前後にそ
れぞれ接続用口金６及び７が固着突設されている。両口
金６．７は充填ノズル２と同一寸法の内径を有し、前側
の口金６が接続ナット８を介して充填ノズル２の先端開
口部２ａに連通状態に接続されている。９はナット８の
操作レバーを示す。

切断刃４は、本体５に上下摺動自在に保持され、本体５
上部に取り付けたシリンダ１０によって上下動せめられ
るようになっており、その下降時に両口金６．７の中間
を横切って切断作用を行なう。

１）は定量筒で、内径は充填ノズル２と同一寸法を有し
、長さは充填する肉塊の重量に合わせて設定されている
。該定量筒１）は基端に接続用ナット１２が固着されて
いて、該ナット１２を介して口金７に着脱自在に連結さ
れ、連結状態において、定量筒１）が口金６，７を介し
て充填ノズル２と同軸状に連通ずるように配設される。

１３は接続用ナット１２の操作レバーを示す。

定量ｉｌｌは、第２図に示すように、長さの異なる複数
の定量筒１）ａ，ｌｌｂ・・・を準備しておき、肉塊の
充填量の大小によって適宜交換して使用する。

また、第３図及び第４図に示すように、接続ナット１２
の外側に定量筒１）が摺動自在に嵌押される保持筒１４
を固着突設すると共に、その端部に一対の弾性バンド１
５．１５を形成し、かつ両バンド１５．１５に止めねじ
１６を取り付け、保持筒１４に対する定量筒１）の突出
長さを調節し、両弾性バンド１５．１５で定量筒１）を
締め付け固定することによって充填量を変えるようにし
てもよい。

次に、上記のように構成した定量充填機の作動について
説明する。

切断装置３の切断刃４を上昇させ、口金６．７を連通し
た状態で、定量充填機１の充填ノズル２からブロック肉
ｍの肉塊Ｍを一定量ずつ押し出すと、ノズル２から押し
出された肉塊Ｍは口金６．７を通って定量筒１）内に充
填される。そして、定量筒１）の先端まで肉塊Ｍが充填
されると、充填ノズル２を通じての肉塊Ｍの押し出しが
一旦停止する。この状態で切断装置３が作動し、切断刃
４が下降して定量筒１）側に充填された肉塊Ｍ１とこれ
に続く肉塊Ｍとの境界部分が切断される。

このとき、切断箇所の肉塊Ｍは両口金６．７によって形
を保った状態に保持されているので、切断面がきれいで
境界部分に位置するブロック肉ｍ，も正確に切断される
。したがって、定量筒１）側に充填された肉塊Ｍｌは正
確に所定の重量を保有している。

次に、切断刃４を上昇させた後、再び充填ノズル２から
一定量の肉塊Ｍを押し出すと、所定の重量に切断された
肉塊Ｍｌが定量筒１）の先端開口１）ａから押し出され
るので、これをケーシング２０に充填して包装する。

以下、上記動作を繰り返す。

発明の効果 本発明は以上説明したように構威されているので、ブロ
ック肉の正確な定量充填が可能になり、従来のようにケ
ーシングに充填した後に手作業による重ｊ１調整が不要
で、ブロック肉の定量充填作業の自動化、省力化が図れ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による肉塊の定量充填装置の要部縦断正
面図、第２図は定量筒の外観図、第３図は定量筒の別の
実施例を示す要部縦断正面図、第４図は第３図の４−４
線に沿う矢視断面図である。 である。 １・・・定量充填機 ３・・・切断装置 ５・・・本体 １）・・・定量筒

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）定量充填機の充填ノズルの先端開口に切断装置が
   設けられ、該切断装置に隣接して前記充填ノズルと同軸
   状に連通する定量筒が配設されていることを特徴とする
   肉塊の定量充填装置。
2. （２）長さの異なる複数の前記定量筒が、交換自在に配
   設されるようになっている請求項（１）記載の肉塊の定
   量充填装置。
3. （３）前記定量筒が伸縮可能に形成され、その長さを調
   節して充填量が可変自在になっている請求項（１）記載
   の肉塊の定量充填装置。