JPH029831Y2 - - Google Patents
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- JPH029831Y2 JPH029831Y2 JP6406081U JP6406081U JPH029831Y2 JP H029831 Y2 JPH029831 Y2 JP H029831Y2 JP 6406081 U JP6406081 U JP 6406081U JP 6406081 U JP6406081 U JP 6406081U JP H029831 Y2 JPH029831 Y2 JP H029831Y2
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- Japan
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- ball
- winning
- ball receiving
- front side
- board
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案はパチンコ遊技機の入賞球装置に関
し、特に改良された入賞球装置に関する。
し、特に改良された入賞球装置に関する。
周知のように、パチンコ遊技機においては、チ
ユーリツプと称されるヤクモノを始めとして、各
種の入賞球装置が遊技盤上に配設され、パチンコ
遊技の興趣の向上を図つている。しかしながら、
遊技者には物珍しさも手伝つて新規な入賞球装置
を配設したパチンコ遊技機の方が人気があるた
め、新規な入賞球装置の開発が望まれる。また、
従来の入賞球装置は、遊技盤のごく一部分でパチ
ンコ玉を受け入れるような形状であるため、たと
え入賞しやすい状態に開成されても、入賞確率を
少し高めるのみであり、大部分の打込玉を入賞玉
にさせることができなかつた。このため、従来の
入賞球装置は、見た目に艶やかであるが、遊技者
へのサービスを大幅に向上することができなかつ
た。
ユーリツプと称されるヤクモノを始めとして、各
種の入賞球装置が遊技盤上に配設され、パチンコ
遊技の興趣の向上を図つている。しかしながら、
遊技者には物珍しさも手伝つて新規な入賞球装置
を配設したパチンコ遊技機の方が人気があるた
め、新規な入賞球装置の開発が望まれる。また、
従来の入賞球装置は、遊技盤のごく一部分でパチ
ンコ玉を受け入れるような形状であるため、たと
え入賞しやすい状態に開成されても、入賞確率を
少し高めるのみであり、大部分の打込玉を入賞玉
にさせることができなかつた。このため、従来の
入賞球装置は、見た目に艶やかであるが、遊技者
へのサービスを大幅に向上することができなかつ
た。
それゆえに、この考案の目的は、遊技者へのサ
ービスを向上でき、遊技者の興味をひくことがで
きるような新規なパチンコ遊技機の入賞球装置を
提供することである。
ービスを向上でき、遊技者の興味をひくことがで
きるような新規なパチンコ遊技機の入賞球装置を
提供することである。
この考案は、要約すれば、遊技盤とは別の取付
基板の横方向ほぼ中央部分に入賞口を設け、入賞
口のやや上部位置に横方向に沿つて長く延びる玉
受板を前面側へ回動自在に装着し、玉受板で受け
られた玉を入賞口へ導くように構成したものであ
る。
基板の横方向ほぼ中央部分に入賞口を設け、入賞
口のやや上部位置に横方向に沿つて長く延びる玉
受板を前面側へ回動自在に装着し、玉受板で受け
られた玉を入賞口へ導くように構成したものであ
る。
以下に、図面を参照してこの考案の具体的な実
施例について説明する。
施例について説明する。
第1図はこの考案の一実施例の入賞球装置の正
面図である。
面図である。
第2図は第1図に示す入賞球装置の分解斜視図
である。
である。
第3A図および第3B図は玉受板を閉じた状態
における入賞球装置の図解図であり、特に第3A
図は背面図を示し、第3B図はB−B′に沿う縦
断面図を示す。
における入賞球装置の図解図であり、特に第3A
図は背面図を示し、第3B図はB−B′に沿う縦
断面図を示す。
第4A図および第4B図は玉受板を開成した状
態を示す入賞球装置の図解図であり、特に第4A
図はその背面図を示し、第4B図はB−B′方向
に沿う縦断面図を示す。
態を示す入賞球装置の図解図であり、特に第4A
図はその背面図を示し、第4B図はB−B′方向
に沿う縦断面図を示す。
次に、第1図〜第4B図を参照して、この実施
例の入賞球装置10の具体的な構成を説明する。
取付基板11は、その下辺がガイドレール1で囲
まれる遊技盤の下方部分の円弧に沿う形状に選ば
れ、両側の円弧部分の途中から横方向の中心に向
かつて上方向にやや傾斜しかつ中心部分で上方向
に突出するように形成される。また、取付基板1
1の円弧状部の中ほど部分(すなわち下方部分)
には、長方形の切欠部111が形成される。この
切欠部111は、入賞球装置10をパチンコ遊技
機の遊技盤に取付けたときアウト玉入口として用
いられる。取付基板11の突出部112を含むほ
ぼ中央部分には、ガイド板113が取付基板11
の表面よりも段差を有するように形成される。ガ
イド板113の表面には、後述の上側ガイド部材
123の取付板124を上下方向に摺動させるた
めに、長孔114が穿設される。
例の入賞球装置10の具体的な構成を説明する。
取付基板11は、その下辺がガイドレール1で囲
まれる遊技盤の下方部分の円弧に沿う形状に選ば
れ、両側の円弧部分の途中から横方向の中心に向
かつて上方向にやや傾斜しかつ中心部分で上方向
に突出するように形成される。また、取付基板1
1の円弧状部の中ほど部分(すなわち下方部分)
には、長方形の切欠部111が形成される。この
切欠部111は、入賞球装置10をパチンコ遊技
機の遊技盤に取付けたときアウト玉入口として用
いられる。取付基板11の突出部112を含むほ
ぼ中央部分には、ガイド板113が取付基板11
の表面よりも段差を有するように形成される。ガ
イド板113の表面には、後述の上側ガイド部材
123の取付板124を上下方向に摺動させるた
めに、長孔114が穿設される。
前記ガイド板113の下方部分には、入賞口1
2となる開口部121が穿設される。この入賞口
12は、開口部121の下辺から前面側に突出し
た下側ガイド部材122を固着し、下側ガイド部
材122の上部位置に上側ガイド部材123を上
下方向に摺動自在に装着して構成される。下側ガ
イド部材122は、具体的には下側部分が円弧状
に形成され、左右両側の円弧部分の周端が上方向
にやや延びるように形成されかつその前面に飾り
部を形成している。上側ガイド部材123は下側
ガイド部材122とほぼ同様に形成されるが、両
側面に円弧状の切欠部が形成され、円弧部分が上
向きとなるように摺動板124に固着される。摺
動板124の裏面には、ねじ孔を形成した円形の
突起部125が形成される。この突起部125が
前記長孔114に挿入されて後述の摺動板164
に螺着される。また、摺動板124の上部には、
コ字状の切欠部126が形成される。
2となる開口部121が穿設される。この入賞口
12は、開口部121の下辺から前面側に突出し
た下側ガイド部材122を固着し、下側ガイド部
材122の上部位置に上側ガイド部材123を上
下方向に摺動自在に装着して構成される。下側ガ
イド部材122は、具体的には下側部分が円弧状
に形成され、左右両側の円弧部分の周端が上方向
にやや延びるように形成されかつその前面に飾り
部を形成している。上側ガイド部材123は下側
ガイド部材122とほぼ同様に形成されるが、両
側面に円弧状の切欠部が形成され、円弧部分が上
向きとなるように摺動板124に固着される。摺
動板124の裏面には、ねじ孔を形成した円形の
突起部125が形成される。この突起部125が
前記長孔114に挿入されて後述の摺動板164
に螺着される。また、摺動板124の上部には、
コ字状の切欠部126が形成される。
前記突出部112のガイド板113をはさむ両
側には、ガイド突起131と132とが対峙して
形成される。ガイド突起131,132ではさま
れるガイド板113の上部位置には、入賞玉受口
14が形成される。また、取付基板11の適宜の
箇所には、入賞球装置10を遊技盤へ取付けるた
めの取付孔115が穿設される。
側には、ガイド突起131と132とが対峙して
形成される。ガイド突起131,132ではさま
れるガイド板113の上部位置には、入賞玉受口
14が形成される。また、取付基板11の適宜の
箇所には、入賞球装置10を遊技盤へ取付けるた
めの取付孔115が穿設される。
さらに、取付基板11の入賞口12をはさむ両
側には、玉受板15a,15bが回動自在に装着
される。この玉受板15a,15bは、断面L字
状の板状部材151の長辺と短辺の交点部分に軸
孔152を長手方向に沿つて穿設し、該軸孔15
2に軸153を挿通して取付基板11の裏面に形
成された軸受部(図示せず)で軸支される。ま
た、前記入賞口12に近い板状部材151の短辺
下側には、作動ピン153が固着される。この左
右の玉受板15a,15bは、それぞれ前面から
見て遊技盤の下方部分の横方向に長く延びかつ入
賞口12側へ下向きに傾斜するように装着され
る。そして、取付基板11の両端部分には、玉受
板15a,15bが前面側に回動しているとき、
遊技盤の盤面に沿つて落下する玉を玉受板15
a,15bへ導くためのガイド突起133,13
4が形成される。
側には、玉受板15a,15bが回動自在に装着
される。この玉受板15a,15bは、断面L字
状の板状部材151の長辺と短辺の交点部分に軸
孔152を長手方向に沿つて穿設し、該軸孔15
2に軸153を挿通して取付基板11の裏面に形
成された軸受部(図示せず)で軸支される。ま
た、前記入賞口12に近い板状部材151の短辺
下側には、作動ピン153が固着される。この左
右の玉受板15a,15bは、それぞれ前面から
見て遊技盤の下方部分の横方向に長く延びかつ入
賞口12側へ下向きに傾斜するように装着され
る。そして、取付基板11の両端部分には、玉受
板15a,15bが前面側に回動しているとき、
遊技盤の盤面に沿つて落下する玉を玉受板15
a,15bへ導くためのガイド突起133,13
4が形成される。
前記取付基板11の裏面には、前記玉受板15
a,15bを前面側に回動させかつ上側ガイド部
材123を摺動させるための駆動手段16が設け
られる。この駆動手段16は、筐体161にソレ
ノイド162を収納し、ソレノイドのプランジヤ
163に摺動板164を固着して構成される。筐
体161の上部には、前記入賞玉受口14へ落入
した玉を導くガイド突起165が固着される。そ
して、筐体161は取付基板11の裏側に螺着さ
れる。摺動板164は、長孔114を介して前記
摺動板124の突起部125と螺着される。摺動
板164の裏面には、L字状の作動レバー166
の一端が固着される。作動レバー166の他端は
プランジヤ163に連結される。また、摺動板1
64の下方には、前記玉受板15a,15bに固
着された作動ピン153をはさむ挾持部167が
形成される。この挾持部167には、玉受板15
a,15bの作動ピン153が挾持される。
a,15bを前面側に回動させかつ上側ガイド部
材123を摺動させるための駆動手段16が設け
られる。この駆動手段16は、筐体161にソレ
ノイド162を収納し、ソレノイドのプランジヤ
163に摺動板164を固着して構成される。筐
体161の上部には、前記入賞玉受口14へ落入
した玉を導くガイド突起165が固着される。そ
して、筐体161は取付基板11の裏側に螺着さ
れる。摺動板164は、長孔114を介して前記
摺動板124の突起部125と螺着される。摺動
板164の裏面には、L字状の作動レバー166
の一端が固着される。作動レバー166の他端は
プランジヤ163に連結される。また、摺動板1
64の下方には、前記玉受板15a,15bに固
着された作動ピン153をはさむ挾持部167が
形成される。この挾持部167には、玉受板15
a,15bの作動ピン153が挾持される。
なお、この実施例では、2つの玉受板15a,
15bを1つのソレノイド162で同時的に駆動
する場合を示すが、これに替えてソレノイドを2
つ設けることにより玉受板15aと15bを個別
に駆動するように構成してもよい。
15bを1つのソレノイド162で同時的に駆動
する場合を示すが、これに替えてソレノイドを2
つ設けることにより玉受板15aと15bを個別
に駆動するように構成してもよい。
次に、第1図〜第4B図を参照してこの実施例
の入賞球装置10の動作を説明する。入賞球装置
10の玉受板15a,15bを前面側に回動する
条件となる遊技状態でない場合は、第1図〜第3
B図に示すように、玉受板15a,15bが回動
されることなく閉じられたままである。この場合
は、ソレノイド162が電気的に付勢されず、か
つしたがつて摺動板164,124を下方向に摺
動させた状態である。この状態において、パチン
コ玉が落下しても、玉受板15a,15bで受け
られることなく下方のガイドレール1へ至る。ま
た、この場合は、上側ガイド部材123が下方向
位置に摺動されているので、上側ガイド123と
下側ガイド122との隙間が1個のパチンコ玉の
直径よりも小さくなり、パチンコ玉が横方向の隙
間から入賞口12の開口部121へ飛び入るのを
阻止する。
の入賞球装置10の動作を説明する。入賞球装置
10の玉受板15a,15bを前面側に回動する
条件となる遊技状態でない場合は、第1図〜第3
B図に示すように、玉受板15a,15bが回動
されることなく閉じられたままである。この場合
は、ソレノイド162が電気的に付勢されず、か
つしたがつて摺動板164,124を下方向に摺
動させた状態である。この状態において、パチン
コ玉が落下しても、玉受板15a,15bで受け
られることなく下方のガイドレール1へ至る。ま
た、この場合は、上側ガイド部材123が下方向
位置に摺動されているので、上側ガイド123と
下側ガイド122との隙間が1個のパチンコ玉の
直径よりも小さくなり、パチンコ玉が横方向の隙
間から入賞口12の開口部121へ飛び入るのを
阻止する。
一方、玉受板15a,15bを前面側に回動し
てきわめて高い確率で入賞玉を発生させることの
できる遊技状態になると、ソレノイド162が付
勢される。応じて、ソレノイド162がプランジ
ヤ163を上方向へ吸引する。このとき、作動レ
バー166がプランジヤ163の吸引とともに上
方向へ移動し、摺動板164を上方向へ摺動させ
る。このため、摺動板164に一体的に設けられ
た摺動板124が上方向に摺動される。これと同
時に、プランジヤ163の吸引により、挾持部1
67が上方向へ移動し、玉受板15a,15bを
前面側に回動させる。この状態が第1図、第2図
の二点鎖線、ならびに第4A図、第4B図に示さ
れる。
てきわめて高い確率で入賞玉を発生させることの
できる遊技状態になると、ソレノイド162が付
勢される。応じて、ソレノイド162がプランジ
ヤ163を上方向へ吸引する。このとき、作動レ
バー166がプランジヤ163の吸引とともに上
方向へ移動し、摺動板164を上方向へ摺動させ
る。このため、摺動板164に一体的に設けられ
た摺動板124が上方向に摺動される。これと同
時に、プランジヤ163の吸引により、挾持部1
67が上方向へ移動し、玉受板15a,15bを
前面側に回動させる。この状態が第1図、第2図
の二点鎖線、ならびに第4A図、第4B図に示さ
れる。
このように、玉受板15aおよび15bが前面
側に回動すると、落下するパチンコ玉の全てが玉
受板15a,15bに受けとめられて、入賞口1
2方向へ転動し、下側ガイド部材122と上側ガ
イド部材123との隙間を通つて開口部121へ
入り込む。この開口部121へ入つた玉が入賞玉
として回収され、賞品玉の払出しに利用される。
側に回動すると、落下するパチンコ玉の全てが玉
受板15a,15bに受けとめられて、入賞口1
2方向へ転動し、下側ガイド部材122と上側ガ
イド部材123との隙間を通つて開口部121へ
入り込む。この開口部121へ入つた玉が入賞玉
として回収され、賞品玉の払出しに利用される。
この実施例のように、遊技盤の下方に取付けら
れる取付板11の入賞口12をはさむ両側に細長
い玉受板15a,15bを前面側へ回動自在に装
着することにより、比較的少ない面積で多くの入
賞玉を生じさせることができ、遊技者へのサービ
スの向上を図れる利点がある。また、玉受板15
aおよび15bと入賞口12とを一体的に設ける
ことにより、遊技盤への取付けが容易かつ迅速に
行なうことができ、遊技盤の製作のコストダウン
を図れる利点もある。さらに、玉受板15a,1
5bで受け取められた玉が入賞口12の方向へ転
動している状態が遊技者に見えるので、遊技者の
興趣を高めることができ、遊技者に入賞の満足感
を与えることができるなどの利点もある。
れる取付板11の入賞口12をはさむ両側に細長
い玉受板15a,15bを前面側へ回動自在に装
着することにより、比較的少ない面積で多くの入
賞玉を生じさせることができ、遊技者へのサービ
スの向上を図れる利点がある。また、玉受板15
aおよび15bと入賞口12とを一体的に設ける
ことにより、遊技盤への取付けが容易かつ迅速に
行なうことができ、遊技盤の製作のコストダウン
を図れる利点もある。さらに、玉受板15a,1
5bで受け取められた玉が入賞口12の方向へ転
動している状態が遊技者に見えるので、遊技者の
興趣を高めることができ、遊技者に入賞の満足感
を与えることができるなどの利点もある。
次に、この考案の入賞球装置10をパチンコ遊
技機に適用する場合の具体的な例を説明する。
技機に適用する場合の具体的な例を説明する。
第5図はこの考案の入賞球装置10を装着した
パチンコ遊技機20の正面図である。第6図はこ
の実施例の入賞球装置10に関連して遊技盤20
に装着される回転捕球部材30の分解斜視図であ
る。第7図はパチンコ遊技機20の裏面構造の図
解図である。第8図は入賞球装置10の駆動制御
回路の一例の回路図である。
パチンコ遊技機20の正面図である。第6図はこ
の実施例の入賞球装置10に関連して遊技盤20
に装着される回転捕球部材30の分解斜視図であ
る。第7図はパチンコ遊技機20の裏面構造の図
解図である。第8図は入賞球装置10の駆動制御
回路の一例の回路図である。
第5図において、パチンコ機20の遊技盤21
には、盤面へ打込まれたパチンコ玉の移動範囲を
規制するためのガイドレール1が円形状に装着さ
れる。そして、ガイドレール1で囲まれる遊技盤
21の下方部分には、この実施例の入賞球装置1
0が装着される。入賞球装置10の上部位置に
は、回転捕球部材30が装着される。さらに、遊
技盤21上には、セーフ孔22およびヤクモノ
(通称チユーリツプ)23a,23bが装着され
る。
には、盤面へ打込まれたパチンコ玉の移動範囲を
規制するためのガイドレール1が円形状に装着さ
れる。そして、ガイドレール1で囲まれる遊技盤
21の下方部分には、この実施例の入賞球装置1
0が装着される。入賞球装置10の上部位置に
は、回転捕球部材30が装着される。さらに、遊
技盤21上には、セーフ孔22およびヤクモノ
(通称チユーリツプ)23a,23bが装着され
る。
第6図において、回転捕球部材30は、円盤状
の回転体31と回転体取付部材32とから構成さ
れる。回転体31はその中心に軸孔が穿設され、
円周部分の外周から中心方向の異なる長さまたは
形状で切欠部31a,31b,31c,31d,
31eが形成される。回転体取付部材32は、円
板321の上部部分にパチンコ玉の通過可能な間
隔を隔ててガイド突起322,323を突出して
形成し、回転体31を囲む上部および下部を除く
部分に側壁324,325を形成している。そし
て、円板321の中心部には、軸326が挿通さ
れる。この軸326には回転体31が固着され
る。また、円板321の適宜の箇所には、回転体
31によつて捕球された玉と異なる径路へ導くた
めの孔327,328が穿設される。円板321
の裏面には、モータ329が装着される。回転軸
326の端部は、モータ329の回転軸(または
モータ329を適宜変速した部分の軸)に連結さ
れる。このようにして構成された回転捕球部材3
0は、玉が側壁324の上端部とガイド突起32
3との間またはガイド突起322と323との間
もしくはガイド突起323と側壁325の上端部
との間を通つて回転体31の切欠部31a〜31
dで捕球されたとき、捕球された切欠部によつて
透孔327または328もしくは側壁324と3
23との下方部分の隙間のいずれかへ振分けら
れ。たとえば、切欠部31aで捕球された玉は側
壁324と325の下部の隙間へ導かれて前記入
賞玉受口14へ導かれる。切欠部31cおよび3
1eで捕球された玉は透孔327へ導かれる。切
欠部31bおよび31dで捕球された玉は透孔3
28へ導かれる。
の回転体31と回転体取付部材32とから構成さ
れる。回転体31はその中心に軸孔が穿設され、
円周部分の外周から中心方向の異なる長さまたは
形状で切欠部31a,31b,31c,31d,
31eが形成される。回転体取付部材32は、円
板321の上部部分にパチンコ玉の通過可能な間
隔を隔ててガイド突起322,323を突出して
形成し、回転体31を囲む上部および下部を除く
部分に側壁324,325を形成している。そし
て、円板321の中心部には、軸326が挿通さ
れる。この軸326には回転体31が固着され
る。また、円板321の適宜の箇所には、回転体
31によつて捕球された玉と異なる径路へ導くた
めの孔327,328が穿設される。円板321
の裏面には、モータ329が装着される。回転軸
326の端部は、モータ329の回転軸(または
モータ329を適宜変速した部分の軸)に連結さ
れる。このようにして構成された回転捕球部材3
0は、玉が側壁324の上端部とガイド突起32
3との間またはガイド突起322と323との間
もしくはガイド突起323と側壁325の上端部
との間を通つて回転体31の切欠部31a〜31
dで捕球されたとき、捕球された切欠部によつて
透孔327または328もしくは側壁324と3
23との下方部分の隙間のいずれかへ振分けら
れ。たとえば、切欠部31aで捕球された玉は側
壁324と325の下部の隙間へ導かれて前記入
賞玉受口14へ導かれる。切欠部31cおよび3
1eで捕球された玉は透孔327へ導かれる。切
欠部31bおよび31dで捕球された玉は透孔3
28へ導かれる。
第7図において、透孔327へ導かれた玉の通
過径路には、レバー411が回動自在に設けられ
る。この透孔327から裏面へ導かれた玉がレバ
ー411を回動させると、マイクロスイツチ42
1が検出出力を導出する。このマイクロスイツチ
421の出力によつて、ソレノイド431および
432が電気的に付勢されて、前記ヤクモノ23
a,23bを拡開状態に開成させる。また、透孔
328を介して裏面へ導かれた玉の通過径路に
は、レバー412が回動自在に設けられる。そし
て、玉が通過するときにレバー412を回動させ
ると、マイクロスイツチ421が通過玉を検出す
る。このマイクロスイツチ422の検出出力はソ
レノイド431,432を付勢させてヤクモノ2
3a,23bを開成させるのに利用されか、また
は前記入賞球装置10の玉受板15a,15bを
前面側に回動指令するために利用される。また、
回転体31で側壁324と325の下方の隙間部
分まで導かれかつ前記入賞玉受口14へ導かれた
玉は、透孔を介して径路403へ導かれる。この
径路403の途中には、マイクロスイツチ423
が設けられる。このマイクロスイツチ423の検
出出力は、入賞球装置10の玉受板15a,15
bを前面側へ回動指令するのに利用される。
過径路には、レバー411が回動自在に設けられ
る。この透孔327から裏面へ導かれた玉がレバ
ー411を回動させると、マイクロスイツチ42
1が検出出力を導出する。このマイクロスイツチ
421の出力によつて、ソレノイド431および
432が電気的に付勢されて、前記ヤクモノ23
a,23bを拡開状態に開成させる。また、透孔
328を介して裏面へ導かれた玉の通過径路に
は、レバー412が回動自在に設けられる。そし
て、玉が通過するときにレバー412を回動させ
ると、マイクロスイツチ421が通過玉を検出す
る。このマイクロスイツチ422の検出出力はソ
レノイド431,432を付勢させてヤクモノ2
3a,23bを開成させるのに利用されか、また
は前記入賞球装置10の玉受板15a,15bを
前面側に回動指令するために利用される。また、
回転体31で側壁324と325の下方の隙間部
分まで導かれかつ前記入賞玉受口14へ導かれた
玉は、透孔を介して径路403へ導かれる。この
径路403の途中には、マイクロスイツチ423
が設けられる。このマイクロスイツチ423の検
出出力は、入賞球装置10の玉受板15a,15
bを前面側へ回動指令するのに利用される。
第8図において、前記マイクロスイツチ423
が入賞玉受口14へ入賞した玉を検出すると、タ
イマ51が一定時間(たとえば10秒)だけ前記ソ
レノイド162に電源を供給する。これに応じ
て、ソレノイド162が付勢されて、プランジヤ
163を吸引し、玉受板15a,15bを前面側
に回動させる。なお、マイクロスイツチ422の
出力を用いて入賞球装置10の玉受板15a,1
5bを前面側へ回動させる場合は、マイクロスイ
ツチ422がマイクロスイツチ423に並列接続
されるか、またはマイクロスイツチ422の出力
がタイマ51の設定時間とは異なるタイマ52に
作動指令信号として与えられる。このタイマ52
の出力すなわち電源出力がソレノイド162に与
えられる。
が入賞玉受口14へ入賞した玉を検出すると、タ
イマ51が一定時間(たとえば10秒)だけ前記ソ
レノイド162に電源を供給する。これに応じ
て、ソレノイド162が付勢されて、プランジヤ
163を吸引し、玉受板15a,15bを前面側
に回動させる。なお、マイクロスイツチ422の
出力を用いて入賞球装置10の玉受板15a,1
5bを前面側へ回動させる場合は、マイクロスイ
ツチ422がマイクロスイツチ423に並列接続
されるか、またはマイクロスイツチ422の出力
がタイマ51の設定時間とは異なるタイマ52に
作動指令信号として与えられる。このタイマ52
の出力すなわち電源出力がソレノイド162に与
えられる。
ところで、第8図に示す回路図は、簡単な回路
構成とするために、玉受板15a,15bが前面
側へ回動している期間中において、入賞玉受口1
4へ入賞玉があつても無視する場合を示すが、よ
り好ましくは次のように回路構成すればよい。
構成とするために、玉受板15a,15bが前面
側へ回動している期間中において、入賞玉受口1
4へ入賞玉があつても無視する場合を示すが、よ
り好ましくは次のように回路構成すればよい。
第9図は好ましい実施例の駆動回路図である。
この実施例では、マイクロスイツチ423(およ
び422の出力)がORゲート53を介して加減
算カウンタ54の加算入力として与えられる。加
減算カウンタ54の計数値nは、比較回路55に
与えられる。この比較回路55は、タイマ56の
出力がないとき(すなわちタイマ56がソレノイ
ド162に電源を供給していないとき)に、イン
バータ57を介して与えられる比較指令信号がハ
イレベルであることに基づいて、計数値nが0よ
り大きいか否かを判断し、0より大きい場合にス
タート指令信号をタイマ56に与える。タイマ5
6はスタート指令信号に応じて、ソレノイド16
2に電力を供給して付勢し、前記玉受板15a,
15bを前面側に回動させる。このとき、タイマ
56の出力が微分回路58で立上り微分される。
この微分出力が加減算カウンタ54の減算入力と
して与えられる。したがつて、この実施例によれ
ば、玉受板15a,15bがタイマ56で設定さ
れる一定時間の間前面側に回動されている状態に
おいて、入賞玉受口14(孔328)へ玉が入つ
た場合でも、玉受板15a,15bの回動期間中
における玉を加減算カウンタ54で計数してお
き、その計数値に応じて玉受板15a,15bを
閉じた後再び回動させることができる。
この実施例では、マイクロスイツチ423(およ
び422の出力)がORゲート53を介して加減
算カウンタ54の加算入力として与えられる。加
減算カウンタ54の計数値nは、比較回路55に
与えられる。この比較回路55は、タイマ56の
出力がないとき(すなわちタイマ56がソレノイ
ド162に電源を供給していないとき)に、イン
バータ57を介して与えられる比較指令信号がハ
イレベルであることに基づいて、計数値nが0よ
り大きいか否かを判断し、0より大きい場合にス
タート指令信号をタイマ56に与える。タイマ5
6はスタート指令信号に応じて、ソレノイド16
2に電力を供給して付勢し、前記玉受板15a,
15bを前面側に回動させる。このとき、タイマ
56の出力が微分回路58で立上り微分される。
この微分出力が加減算カウンタ54の減算入力と
して与えられる。したがつて、この実施例によれ
ば、玉受板15a,15bがタイマ56で設定さ
れる一定時間の間前面側に回動されている状態に
おいて、入賞玉受口14(孔328)へ玉が入つ
た場合でも、玉受板15a,15bの回動期間中
における玉を加減算カウンタ54で計数してお
き、その計数値に応じて玉受板15a,15bを
閉じた後再び回動させることができる。
なお、この実施例の入賞球装置10はその他各
種のパチンコ遊技機やコインゲーム機にも適用で
きることを指摘しておく。
種のパチンコ遊技機やコインゲーム機にも適用で
きることを指摘しておく。
以上のように、この考案によれば、遊技者の興
趣を高めることができ、遊技者へのサービスを大
幅に向上でき、簡単な構成かつ安価にして製作で
きるような、新規な入賞球装置が得られる。
趣を高めることができ、遊技者へのサービスを大
幅に向上でき、簡単な構成かつ安価にして製作で
きるような、新規な入賞球装置が得られる。
第1図はこの考案の一実施例の入賞球装置の正
面図である。第2図は入賞球装置の分解斜視図で
ある。第3A図および第3B図は玉受板を閉じた
状態における図解図である。第4A図および第4
B図は玉受板を回動させて開いた状態における図
解図である。第5図はこの実施例の入賞球装置1
0を適用したパチンコ機の正面図である。第6図
は回転捕球部材30の詳細図である。第7図は第
5図に示すパチンコ機の裏面構造を示す図解図で
ある。第8図および第9図はこの実施例の入賞球
装置の駆動制御回路図である。 図において、10は入賞球装置、11は取付基
板、12は入賞口、15a,15bは玉受板、1
6は駆動手段を示す。
面図である。第2図は入賞球装置の分解斜視図で
ある。第3A図および第3B図は玉受板を閉じた
状態における図解図である。第4A図および第4
B図は玉受板を回動させて開いた状態における図
解図である。第5図はこの実施例の入賞球装置1
0を適用したパチンコ機の正面図である。第6図
は回転捕球部材30の詳細図である。第7図は第
5図に示すパチンコ機の裏面構造を示す図解図で
ある。第8図および第9図はこの実施例の入賞球
装置の駆動制御回路図である。 図において、10は入賞球装置、11は取付基
板、12は入賞口、15a,15bは玉受板、1
6は駆動手段を示す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) パチンコ遊技機の遊技盤に配設される入賞球
装置であつて、 入賞口を形成しかつ前記遊技盤に装着される
取付基板、 前記遊技盤の幅方向に長い形状に選ばれ、前
面側へ回動自在でありかつ前面側へ回動したと
き前記遊技盤面に沿つて落下するパチンコ玉を
受けて入賞口へ導くように傾斜して前記取付基
板に装着される玉受板、および ある遊技状態に応じて、前記玉受板を前面側
へ回動させる駆動手段を備えた、パチンコ遊技
機の入賞球装置。 (2) 前記入賞口は、前記取付基板のほぼ中央下方
部分に形成され、 前記玉受板は、前記入賞口を挾む両側に2つ
設けられ、前面側へ回動した状態におけるそれ
ぞれの傾斜方向終端が前記入賞口の上部近傍位
置となるように前記取付基板に装着される、実
用新案登録請求の範囲第(1)項記載のパチンコ遊
技機の入賞球装置。 (3) 前記取付基板に形成される入賞口は、 前記取付基板に穿設された開口部と、 前記玉受板の前面側への回動に連動して上方
向へ摺動されて各玉受板の下向き傾斜方向周縁
をパチンコ玉の通過可能な間隔だけ開いてパチ
ンコ玉を前記開口部へ導くガイド部材とを含ん
で構成される、実用新案登録請求の範囲第(1)項
または第(2)項記載のパチンコ遊技機の入賞球装
置。 (4) 前記駆動手段は、 前記玉受板を回動させるように働く作動機構
と、 電気的付勢に応じて一定時間だけ前記作動機
構を作動させて前記玉受板を一定時間だけ前面
側へ回動させる電気的駆動手段とを含む、実用
新案登録請求の範囲第(1)項記載のパチンコ遊技
機の入賞球装置。 (5) 前記入賞球装置は、前記遊技盤の盤面下方に
配設され、 前記玉受板は、両玉受板が前面側へ回動した
とき、前記遊技盤へ打ち込まれたパチンコ玉の
全てを受けて前記入賞口へ導くことが可能なよ
うに、遊技盤の幅方向に長い形状に選ばれる、
実用新案登録請求の範囲第(2)項記載のパチンコ
遊技機の入賞球装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6406081U JPH029831Y2 (ja) | 1981-04-30 | 1981-04-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6406081U JPH029831Y2 (ja) | 1981-04-30 | 1981-04-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57176282U JPS57176282U (ja) | 1982-11-08 |
JPH029831Y2 true JPH029831Y2 (ja) | 1990-03-12 |
Family
ID=29860147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6406081U Expired JPH029831Y2 (ja) | 1981-04-30 | 1981-04-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH029831Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-04-30 JP JP6406081U patent/JPH029831Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57176282U (ja) | 1982-11-08 |
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