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JPH0296307A - 発振トランス用磁心 - Google Patents

発振トランス用磁心

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Publication number
JPH0296307A
JPH0296307A JP23220488A JP23220488A JPH0296307A JP H0296307 A JPH0296307 A JP H0296307A JP 23220488 A JP23220488 A JP 23220488A JP 23220488 A JP23220488 A JP 23220488A JP H0296307 A JPH0296307 A JP H0296307A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oscillation
surface roughness
roughness
amorphous magnetic
power supply
Prior art date
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Granted
Application number
JP23220488A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2637184B2 (ja
Inventor
Yoshiyuki Yamauchi
山内 芳之
Takao Kusaka
隆夫 日下
Takao Sawa
孝雄 沢
Masami Okamura
正巳 岡村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP23220488A priority Critical patent/JP2637184B2/ja
Publication of JPH0296307A publication Critical patent/JPH0296307A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2637184B2 publication Critical patent/JP2637184B2/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、スイッチング電源等に用いられる発振トラン
ス用磁心に関する。
(従来の技術) 近年、各種電子機器等の安定化電源として、従来のシリ
ーズドロッパ方式電源に比べ小型、軽量化が可能なスイ
ッチング電源が多用されている。
このスイッチング電源には、適当なスイッチング素子と
発振トランス用磁心の磁気特性(ヒステリシス特性)と
を用いて、入力側の直流を一旦高周波の交流に変換し、
再度整流回路により直流に変換して、出力を得るように
構成したものがある。
このようなスイッチング電源に用いる発振トランス用の
磁心の材質としては、従来、Fe−Nt系合金、フェラ
イト、非晶質磁性合金等を使用していた。
(発明が解決しようとする課題) ところで、このようなスイッチング電源の採用により、
従来のシリーズ電源に比べ小形化されていたが、他の装
置に比べるとまだ大型で重量も大きい。従って、これを
さらに小形化するための方法としては、例えば発振周波
数を高め、これによりトランスやコイル等を小形化する
方法が挙げられる。
しかしながら、従来のスイッチング電源に用いる発振ト
ランス用の磁心の材質のうち、Fe−Ni系合金は、鉄
損が大きく発振周波数を高周波化できず、フェライトは
、温度に対する特性が悪く、回路の温度上昇により発振
周波数が著しく変化するという問題があった。また、非
晶質磁性合金は、低鉄損で温度に対する特性も良好であ
るが、発振が不安定になるという問題があった。
本発明はこのような従来の問題点を解決するためになさ
れたもので、発振周波数の高周波化が可能で、安定して
発振することができ、電源のさらなる小形化が可能な発
振トランス用磁心を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の発振トランス用磁心は非晶質磁性合金薄帯の巻
回体であって、該非晶質磁性合金薄帯の表面粗さR2が
0.3以上であることを特徴としている。ここでRfは
月S BO601に規定する基準長さ2.5mmにおけ
る十点平均粗さ、および板厚をそれぞれR,Tとしたと
き、Rf=Rz/Tにより求めた粗さを特徴づけるパラ
メータである。
本発明において非晶質磁性合金薄帯の表面粗さRfを0
.3以上としたのは、0.3未満では発振周波数におけ
る角形比が97%を越え発振が不安定になったり、発振
不能になるためである。この原因は明確ではないが、表
面粗さによる形状異方性のためと考えられる。R4の上
限は特に限定されない。したがって、非晶質磁性合金薄
帯は穴を有するものでも良く、磁気特性として、発振周
波数における角形比が80%以上あれば良い。
薄帯表面性の本発明範囲内に入る手段としては、ロール
材質、ロール表面温度、溶湯温度などの製造条件のコン
トロールが必要である。なお、ロール面の表面性につい
ては大気中で使用される場合、特に気泡の巻き込みに依
存する。
本発明に使用する非晶質磁性合金は、 一般式’MaM″bX0 (式中、MはFe、CoおよびNIから選ばれる1種ま
たは2種以上の金属を表わし、M′はHa。
IVa 、 Va 、 VIa族から選ばれる1種また
は2種以上の元素を表わし、XはB、  SL、  P
、 C。
Geから選ばれる1種または2種以上の元素を表わし、
かツa+b+c−1、0,80≦a+b≦0.88. 
0.005≦b≦0.1 、0.12≦C≦0.30を
示す。)で表わされるものであり、好ましくは、 一般式: %式%) Mo、Wから選ばれる少なくとも1種以上0.005≦
g≦0.1 0≦h≦0,08 0.3≦i≦0.9 23≦j≦32 で表わされるCo基非晶質合金である。
このうち、キューリー温度が200℃〜280℃のもの
が適している。これはキューリー温度が200℃未満で
あると、使用温度に対する飽和磁束密度の変化率が20
%以上となり、これにより発振周波数も同様に変化して
しまい実用的でなくなる。
これは、スイッチング電源における発振周波数fが、使
用したトランスの磁心の飽和磁束密度Bs。
断面積81巻線数Nおよび入力電圧Eによって決まり、
次式によって決定されるものであり、磁心の飽和磁束密
度は、キューリー温度、すなわち材質の組成によって決
まるためである。
i、   E 4NBs  S またキューリー温度が280℃以上では発振周波数で損
失が大きく電源の効率低下をまねく。
また、このような非晶質磁性合金のうち、特に飽和磁歪
定数がその絶対値で2Xr以下のCo基非晶質磁性合金
が適している。
本発明の発振トランス用磁心は、例えばつぎのようにし
て製造される。
すなわちまず、非晶質磁心の薄板を巻回して積層し、常
法に従って350℃〜500℃の温度で熱処理を施し、
次いでケースに入れるか樹脂コーティング等の方法によ
り外装することによって完成させる。
(作用) 本発明の発振トランス用磁心において特に非晶質磁性合
金薄帯の表面粗さR2が0,3以上のものを用いること
により使用周波数における発振状態が安定な発振トラン
スを実現でき、経時変化もほとんどない。
(実施例) 次に、本発明の実施例について説明する。
実施例1 まず−(COo、94F e o、osN b o、o
t) 72 (S 10.8 Bo、4 )28 [キ
ューリー温度260℃]なる組成の非晶質磁性合金を用
いて、それぞれ表面粗さが異なる、幅4.5龍の薄板状
態リボンを作製した。
これらを所定の巻治具に巻回して積層し、外径8關内径
×6關×高さ4.5mmのコアを形成した。次いで、窒
素ガス雰囲気中において400℃、90分の条件で熱処
理を施した後、樹脂コーティングを行って外装して、発
振トランス用磁心とした。
このようにして得たそれぞれの磁心を用いて発振トラン
スを作製し、ジエンセンの発振回路により回路テストを
行った。なお、発振周波数は100KHzとして行ない
、またテスト中の磁心の平均温度は50℃であり、最高
温度は70℃であった。なお、室温は25℃であった。
その結果を第1図に示す。これより表面粗さが0.3以
上では回路効率が85%以上と高くなっていることがわ
かる。
実施例2〜7 第   1   表 第1表に示す合金組成の非晶質磁性合金薄帯を実施例1
と同様に作製した後、得られた薄帯を巻回、熱処理を行
ない発振トランス用磁心とした。
各合金のキューリー温度(T  )をインダクタレス法
により、飽和磁束密度の温度特性を室温(20℃)と1
20℃の間でI9j定した( B 5(120)/ B
s(20) )。また、実施例1と同一発振回路に適用
し、回路効率(η)について120℃で1000時間エ
ージングを評価した。
これらの結果を併せて第1表に示すが、T が表面粗さ
Rfが本発明範囲内の磁心はB 5(120)/B 5
(20)が80%以上あり、エージングに対しても安定
である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明の発振トランス用磁心によれ
ば、発振周波数における表面粗さを0.3以上に限定す
ることによって、高周波域においても安定した発振が得
られ、経時変化もほとんどなくこれにより電源の一層の
小形化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の発振トランス用磁心の表面粗
さと回路効率との関係を示したグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  表面粗さR_fが0.3以上である非晶質磁性合金薄
    帯を巻回してなることを特徴とする発振トランス用磁心
    。(ただし、R_fはJiSB0601に規定する基準
    長さ2.5mmにおける十点平均粗さ、および薄帯の重
    量より求めた平均板厚をそれぞれR_z,Tとしたとき
    R_f=R_z/Tより求めた粗さを特徴付けるパラメ
    ータ。)
JP23220488A 1988-09-19 1988-09-19 発振トランス用磁心 Expired - Fee Related JP2637184B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0590034A (ja) * 1991-09-30 1993-04-09 Toshiba Corp 発振用磁心

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0590034A (ja) * 1991-09-30 1993-04-09 Toshiba Corp 発振用磁心

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JP2637184B2 (ja) 1997-08-06

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