JPH0292510A - 複合パッキングの製造方法 - Google Patents
複合パッキングの製造方法Info
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- JPH0292510A JPH0292510A JP24389188A JP24389188A JPH0292510A JP H0292510 A JPH0292510 A JP H0292510A JP 24389188 A JP24389188 A JP 24389188A JP 24389188 A JP24389188 A JP 24389188A JP H0292510 A JPH0292510 A JP H0292510A
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Landscapes
- Gasket Seals (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明に係る複合パッキングの製造方法は、耐薬品性
を要求される部分のシール性を保持する為のパッキング
を、製造する方法の改良に関する。
を要求される部分のシール性を保持する為のパッキング
を、製造する方法の改良に関する。
(従来の技術)
耐薬品性を要求されるシール部分に装着するパッキング
として、第2図に示す様に、弾性を有するゴムリング1
の周囲を、弗素樹脂等の、耐薬品性を有する被覆層2で
覆った複合パッキング3が、広く使用されている。
として、第2図に示す様に、弾性を有するゴムリング1
の周囲を、弗素樹脂等の、耐薬品性を有する被覆層2で
覆った複合パッキング3が、広く使用されている。
この様な複合パッキング3を製造する為の方法として従
来から、特開昭63−60811号公報に開示された様
な方法が知られている。
来から、特開昭63−60811号公報に開示された様
な方法が知られている。
この公報には、2通りの製造方法が開示されているが、
何れの方法の場合も、ゴムリング1等の弾性材製の芯材
の表面を、被覆層2を成す弗素樹脂等の材料により作ら
れた半成形体により覆って、完成品である複合パッキン
グ3よりも少し容積の大きな複合パッキング素材とした
後、この複合パッキング素材を、第一の型と第二の型と
の互いに対抗する面に形成した凹部に嵌装し、両凹部で
囲まれる成形空間内で上記複合パッキング素材を、上記
被覆層を成す材料(弗素樹脂等)の溶融温度付近に迄加
熱しつつ圧縮する事で、複合パッキング3とする。
何れの方法の場合も、ゴムリング1等の弾性材製の芯材
の表面を、被覆層2を成す弗素樹脂等の材料により作ら
れた半成形体により覆って、完成品である複合パッキン
グ3よりも少し容積の大きな複合パッキング素材とした
後、この複合パッキング素材を、第一の型と第二の型と
の互いに対抗する面に形成した凹部に嵌装し、両凹部で
囲まれる成形空間内で上記複合パッキング素材を、上記
被覆層を成す材料(弗素樹脂等)の溶融温度付近に迄加
熱しつつ圧縮する事で、複合パッキング3とする。
複合パッキング素材9を作る場合、第3図に示す様に、
閉鎖環状のゴムリング1を、断面を半円弧形とされた1
対の半筒体6.6で挟んだり、或は第4図に示す様に、
被覆層2を成すチューブ4の内側に、ゴムリング1を成
すゴム紐5を挿入すると共に、チューブ4の合わせ目フ
とゴム紐5の合わせ目8とを互いにずらせる事で、両部
材4.5をリング状としたりする。
閉鎖環状のゴムリング1を、断面を半円弧形とされた1
対の半筒体6.6で挟んだり、或は第4図に示す様に、
被覆層2を成すチューブ4の内側に、ゴムリング1を成
すゴム紐5を挿入すると共に、チューブ4の合わせ目フ
とゴム紐5の合わせ目8とを互いにずらせる事で、両部
材4.5をリング状としたりする。
上述の様に形成された複合パッキング素材9から複合パ
ッキング3を作る方法として、特開昭63−60811
号公報には、前述の様に2通りの方法が開示されている
が、この内の第一の方法は、第5図に示す様に、複合パ
ッキング素材9を、上型10と下型11との互いに対抗
する面に形成した凹部12.13に嵌装し、両凹部12
.13で囲まれる成形空間14内で上記複合パッキング
素材9を、被覆層1を成す弗素樹脂等の材料の溶融温度
付近に迄加熱しつつ圧縮する。
ッキング3を作る方法として、特開昭63−60811
号公報には、前述の様に2通りの方法が開示されている
が、この内の第一の方法は、第5図に示す様に、複合パ
ッキング素材9を、上型10と下型11との互いに対抗
する面に形成した凹部12.13に嵌装し、両凹部12
.13で囲まれる成形空間14内で上記複合パッキング
素材9を、被覆層1を成す弗素樹脂等の材料の溶融温度
付近に迄加熱しつつ圧縮する。
下型11の上面に形成した凹部12の近傍には、この凹
部12と同心円状に凹溝15.15を形成する事で、加
熱圧縮に伴なって溶融し、更に成形空間14からはみ出
した弗素樹脂等を、捕集する様にしている。
部12と同心円状に凹溝15.15を形成する事で、加
熱圧縮に伴なって溶融し、更に成形空間14からはみ出
した弗素樹脂等を、捕集する様にしている。
又、第二の方法の場合、第6図に示す様に、上型10と
下型11とを、凹部12.13形成部分に於いて凹凸係
合させると共に、両型10.11を突き合わせた場合、
成形空間14の周囲に、微細な空隙17.17が形成さ
れ、この空隙17.17により、成形空間14からはみ
出した弗素樹脂等を捕集する様にしている。
下型11とを、凹部12.13形成部分に於いて凹凸係
合させると共に、両型10.11を突き合わせた場合、
成形空間14の周囲に、微細な空隙17.17が形成さ
れ、この空隙17.17により、成形空間14からはみ
出した弗素樹脂等を捕集する様にしている。
上述の様な、第一、第二の何れの方法の場合も、上型1
0と下型11との間に形成される成形空間14内で、複
合パッキング素材9を加熱しつつ圧縮すると、被覆層2
を成す、弗素樹脂等の材料により造られた半筒体6.6
、或はチューブ4の一部が溶融し、この溶融樹脂が、半
筒体6.6同士の合わせ目や、チューブ4の合わせ目7
等の、不連続部を埋める。溶融樹脂の内、不連続部を埋
める為に使用された以外の余剰分は、凹溝15.15(
第5図の場合)、或は空隙17.17(第6図の場合)
に流入し、そこで固化する。
0と下型11との間に形成される成形空間14内で、複
合パッキング素材9を加熱しつつ圧縮すると、被覆層2
を成す、弗素樹脂等の材料により造られた半筒体6.6
、或はチューブ4の一部が溶融し、この溶融樹脂が、半
筒体6.6同士の合わせ目や、チューブ4の合わせ目7
等の、不連続部を埋める。溶融樹脂の内、不連続部を埋
める為に使用された以外の余剰分は、凹溝15.15(
第5図の場合)、或は空隙17.17(第6図の場合)
に流入し、そこで固化する。
そこで、上型10と下型11とを離し、ゴムリング1を
被覆層2で覆った複合パッキング3を取り出す。弗素樹
脂等の材料が凹溝15.15や空隙17.17に進入し
、固化する事で生じたばりは、その後切除する。
被覆層2で覆った複合パッキング3を取り出す。弗素樹
脂等の材料が凹溝15.15や空隙17.17に進入し
、固化する事で生じたばりは、その後切除する。
(発明が解決しようとする課題)
ところが、上述の様な従来の複合パッキングの製造方法
の場合、次に述べる様な不都合を生じる。
の場合、次に述べる様な不都合を生じる。
即ち、第5図に示した第一の方法の場合、余剰の溶融樹
脂を、上型11と下型12との合わせ目を通じて、凹溝
15.15に送る為、複合パッキング素材9の加熱温度
、加圧力、加圧時間、チューブ4や半筒体6.6の容積
等を厳密に規制する必要が生じ、品質の良好な複合パッ
キングを得る事が難しく、製品の歩留まりが悪くなる。
脂を、上型11と下型12との合わせ目を通じて、凹溝
15.15に送る為、複合パッキング素材9の加熱温度
、加圧力、加圧時間、チューブ4や半筒体6.6の容積
等を厳密に規制する必要が生じ、品質の良好な複合パッ
キングを得る事が難しく、製品の歩留まりが悪くなる。
又、第6図に示した第二の方法の場合、加熱温度、加圧
力、加圧時間を、第一の方法の場合程は厳密に規制する
必要はなく、製品の歩留まりが悪くなる事はないが、チ
ューブ4や半筒体6.6の容積を厳密に規制しないと、
ばっとなる部分が増え、材料の歩留まりが悪くなるだけ
でなく、上型10と下型11との取り外しに時間を要す
る等、作業性が悪く、製品のコストを上昇させる原因と
なった。
力、加圧時間を、第一の方法の場合程は厳密に規制する
必要はなく、製品の歩留まりが悪くなる事はないが、チ
ューブ4や半筒体6.6の容積を厳密に規制しないと、
ばっとなる部分が増え、材料の歩留まりが悪くなるだけ
でなく、上型10と下型11との取り外しに時間を要す
る等、作業性が悪く、製品のコストを上昇させる原因と
なった。
本発明の複合パッキングの製造方法は、上述の様な不都
合を解消するものである。
合を解消するものである。
(課題を解決する為の手段)
本発明の複合パッキングの製造方法は、弾性材製の芯材
の表面を、被覆層を成す材料により作られた半成形体に
より覆って複合パッキング素材とした後、この複合パッ
キング素材を、第一の型と第二の型との互いに対抗する
面に形成した凹部に嵌装し、両凹部で囲まれる成形空間
内で上記複合パッキング素材を、上記被覆層を成す材料
の溶融温度付近に迄加熱すると共に、第一、第二の何れ
かの型に形成された、上記成形空間に通じる通路を通じ
て、この成形空間内に、被覆層を成す材料と同材質の溶
融材料を圧入し、上記半成形体の不連続部を塞ぐ。
の表面を、被覆層を成す材料により作られた半成形体に
より覆って複合パッキング素材とした後、この複合パッ
キング素材を、第一の型と第二の型との互いに対抗する
面に形成した凹部に嵌装し、両凹部で囲まれる成形空間
内で上記複合パッキング素材を、上記被覆層を成す材料
の溶融温度付近に迄加熱すると共に、第一、第二の何れ
かの型に形成された、上記成形空間に通じる通路を通じ
て、この成形空間内に、被覆層を成す材料と同材質の溶
融材料を圧入し、上記半成形体の不連続部を塞ぐ。
(作 用)
上述の様に構成される、本発明の複合パッキングの製造
方法の場合、チューブ或は半筒体等の半成形体の不連続
部は、通路を通じて成形空間内に圧入される、被覆層を
成す材料と同材質の溶融材料により塞がれる。第一、第
二の型は、被覆層を成す材料の溶融温度付近に迄加熱さ
れている為、成形空間に圧入された溶融材料と上記半成
形体を成す材料とは互いに混合し、冷却固化後は、元々
成形空間内に存在した半成形体と、後から圧入された溶
融材料とが一体となる。
方法の場合、チューブ或は半筒体等の半成形体の不連続
部は、通路を通じて成形空間内に圧入される、被覆層を
成す材料と同材質の溶融材料により塞がれる。第一、第
二の型は、被覆層を成す材料の溶融温度付近に迄加熱さ
れている為、成形空間に圧入された溶融材料と上記半成
形体を成す材料とは互いに混合し、冷却固化後は、元々
成形空間内に存在した半成形体と、後から圧入された溶
融材料とが一体となる。
従って、前述した従来の製造方法の場合の様に、半成形
体の容積を成形空間の容積よりも大きくする必要がなく
なり、材料の歩留まりが向上する。
体の容積を成形空間の容積よりも大きくする必要がなく
なり、材料の歩留まりが向上する。
(実施例)
次に、図示の実施例を説明しつつ、本発明な更に詳しく
説明する。
説明する。
第1図は、本発明の方法を実施する為の加圧成形装置の
断面図である。
断面図である。
この加圧成形装置は、上型10と下型11とから成り、
各型10.11の互いに対抗する位置に、それぞれ断面
が半円形で、環状の凹部12.13を形成している。
各型10.11の互いに対抗する位置に、それぞれ断面
が半円形で、環状の凹部12.13を形成している。
又、上型10の上面には、シリンダ凹部18が形成され
ており、このシリンダ凹部18に、押型19が密に内嵌
している。又、シリンダ凹部18の奥面と、上型10の
下面に形成された凹部12との間には、複数の通路20
.20を形成して、シリンダ凹部18と押型19の端面
とで囲まれる供給空間21を、上型10の下面の凹部1
2と下型11の上面の凹部13とで囲まれる成形空間1
4に、連通させている。
ており、このシリンダ凹部18に、押型19が密に内嵌
している。又、シリンダ凹部18の奥面と、上型10の
下面に形成された凹部12との間には、複数の通路20
.20を形成して、シリンダ凹部18と押型19の端面
とで囲まれる供給空間21を、上型10の下面の凹部1
2と下型11の上面の凹部13とで囲まれる成形空間1
4に、連通させている。
上述の様に構成される各型10.11.19から成る成
形装置により、第3.4図に示す様な複合パッキング素
材9を加熱成形し、第2図に示す様な複合パッキング3
とする場合、上記各型1O111,19を、それぞれ被
覆層2となるチューブ4或は半筒体6.6を成す材料(
例えば弗素樹脂)の溶融温度付近に迄加熱すると共に、
供給空間21に、同材質(弗素樹脂)のベレット22を
充填し、このベレット22を供給空間21内で溶融して
おく。
形装置により、第3.4図に示す様な複合パッキング素
材9を加熱成形し、第2図に示す様な複合パッキング3
とする場合、上記各型1O111,19を、それぞれ被
覆層2となるチューブ4或は半筒体6.6を成す材料(
例えば弗素樹脂)の溶融温度付近に迄加熱すると共に、
供給空間21に、同材質(弗素樹脂)のベレット22を
充填し、このベレット22を供給空間21内で溶融して
おく。
上記の準備作業が完了した後、複合パッキング素材9を
加熱成形して、複合パッキング3とする場合、先ず、上
型10と下型11とを離隔させた状態で、下型11の上
面に形成された凹部13上に、第3図、或は第4図に示
した様な複合パッキング素材9を載置する。尚、複合パ
ッキング素材9は、予め凹部13と合致する形状に予備
成形しておく。
加熱成形して、複合パッキング3とする場合、先ず、上
型10と下型11とを離隔させた状態で、下型11の上
面に形成された凹部13上に、第3図、或は第4図に示
した様な複合パッキング素材9を載置する。尚、複合パ
ッキング素材9は、予め凹部13と合致する形状に予備
成形しておく。
この様にして、複合パッキング素材9を所定位置に載置
したならば、それ迄互いに離隔していた上型10と下型
11とを近付け、下型上面の凹部13と上型下面の凹部
12とを合致させて、両凹部12.13で囲まれる成形
空間14内で複合パッキング素材9を加熱する。
したならば、それ迄互いに離隔していた上型10と下型
11とを近付け、下型上面の凹部13と上型下面の凹部
12とを合致させて、両凹部12.13で囲まれる成形
空間14内で複合パッキング素材9を加熱する。
これと同時に、上型10に形成されたシリンダ凹部18
に内嵌した押型19を下降させ、供給空間21内に存在
する溶融材料を、通路20,20を通じて、成形空間1
4に押し込む。
に内嵌した押型19を下降させ、供給空間21内に存在
する溶融材料を、通路20,20を通じて、成形空間1
4に押し込む。
この結果、複合パッキング素材9を成す、チューブ4(
第4図参照)或は半筒体6.6(第3図参照)等の半成
形体の不連続部は、通路20.20を通じて成形空間1
4内に圧入される溶融材料により塞がれる。
第4図参照)或は半筒体6.6(第3図参照)等の半成
形体の不連続部は、通路20.20を通じて成形空間1
4内に圧入される溶融材料により塞がれる。
成形空間14を囲む上型10と下型11とは、被覆層2
を構成する為のチューブ4或は半筒体6.6を成す、弗
素樹脂等の材料の溶融温度付近に迄加熱されており、し
かも成形空間14に圧入される溶融材料と、チューブ4
或は半筒体6.6を成す材料とは同じである為、後から
成形空間14に圧入された溶融材料と、チューブ4或は
半筒体6.6等の半成形体を成す材料とは、互いに混合
し、冷却固化後は、元々成形空間14内に存在したチュ
ーブ4或は半筒体6.6等の半成形体と、後から圧入さ
れた溶融材料とが一体となり、複合パッキング3の被覆
層2を構成する。
を構成する為のチューブ4或は半筒体6.6を成す、弗
素樹脂等の材料の溶融温度付近に迄加熱されており、し
かも成形空間14に圧入される溶融材料と、チューブ4
或は半筒体6.6を成す材料とは同じである為、後から
成形空間14に圧入された溶融材料と、チューブ4或は
半筒体6.6等の半成形体を成す材料とは、互いに混合
し、冷却固化後は、元々成形空間14内に存在したチュ
ーブ4或は半筒体6.6等の半成形体と、後から圧入さ
れた溶融材料とが一体となり、複合パッキング3の被覆
層2を構成する。
本発明の場合、上述の様に、後から成形空間14内に溶
融材料を圧入する為、チューブ4或は半筒体6.6等の
半成形体が溶融する事で生じた溶融材料により、上記半
成形体の不連続部を塞ぐ必要がなくなる。この為、前述
した従来の製造方法の場合の様に、ゴムリング1或はゴ
ム紐5と、チューブ4或は半筒体6.6等の半成形体と
により構成された、複合パッキング素材9の容積を、成
形空間14の容積よりも大きくする必要がなくなり(半
成形体の外形寸法を、成形空間14の内形寸法よりも小
さくする事が出来)、被覆層2の外周面に大口なばつが
発生する事もなくなる為、材料の歩留まりが向上する。
融材料を圧入する為、チューブ4或は半筒体6.6等の
半成形体が溶融する事で生じた溶融材料により、上記半
成形体の不連続部を塞ぐ必要がなくなる。この為、前述
した従来の製造方法の場合の様に、ゴムリング1或はゴ
ム紐5と、チューブ4或は半筒体6.6等の半成形体と
により構成された、複合パッキング素材9の容積を、成
形空間14の容積よりも大きくする必要がなくなり(半
成形体の外形寸法を、成形空間14の内形寸法よりも小
さくする事が出来)、被覆層2の外周面に大口なばつが
発生する事もなくなる為、材料の歩留まりが向上する。
又、隙間を塞ぐ為の溶融材料は、供給空間21から通路
20.20を通じて成形空間14内に、必要且つ十分な
だけ圧入される為、隙間が塞がれずに残る事がなくなり
、良質の複合パッキングを安定して造る事が出来、製品
の歩留まりも向上する。
20.20を通じて成形空間14内に、必要且つ十分な
だけ圧入される為、隙間が塞がれずに残る事がなくなり
、良質の複合パッキングを安定して造る事が出来、製品
の歩留まりも向上する。
次に、本発明者が行なった実験に就いて説明する。
半成形体であるチューブ4として、PFA製で、外径が
4.0ml11、内径が3.0mmのものを使用した。
4.0ml11、内径が3.0mmのものを使用した。
このチューブ4を、300℃に加熱して、内径が44m
mの円環状に形成し、その後、このチューブ4内に、直
径が2.91のゴム紐5を挿入して、第4図に示す様な
複合パッキング素材9とした。
mの円環状に形成し、その後、このチューブ4内に、直
径が2.91のゴム紐5を挿入して、第4図に示す様な
複合パッキング素材9とした。
この複合パッキング素材9を、第1図に示した様な成形
装置の成形空間14に収納すると共に、この成形装置の
供給空間21に、PFAのベレットを充填し、上型10
、下型11、押型19をそれぞれ330℃に加熱すると
共に、供給空間21内でベレットが溶融する事で生じた
溶融樹脂を成形空間14に圧入して、10分間そのまま
に放置した後、冷却ブレスm(図示せず)により加圧整
形した結果、ゴム紐5の周囲がPFAによって完全に覆
われた、良質の複合パッキング3が得られた。
装置の成形空間14に収納すると共に、この成形装置の
供給空間21に、PFAのベレットを充填し、上型10
、下型11、押型19をそれぞれ330℃に加熱すると
共に、供給空間21内でベレットが溶融する事で生じた
溶融樹脂を成形空間14に圧入して、10分間そのまま
に放置した後、冷却ブレスm(図示せず)により加圧整
形した結果、ゴム紐5の周囲がPFAによって完全に覆
われた、良質の複合パッキング3が得られた。
各型10.11.19の加熱温度を350℃として同様
の実験を行なった結果、やはり良質の複合パッキングが
得られた。
の実験を行なった結果、やはり良質の複合パッキングが
得られた。
更に、半成形体として、FEP製で、第3図に示す様に
、断面が半円弧形の半筒体6.6を使用して、全く同様
の実験を行なった結果、やはり良質の複合パッキングが
得られた。
、断面が半円弧形の半筒体6.6を使用して、全く同様
の実験を行なった結果、やはり良質の複合パッキングが
得られた。
尚、上述の説明では、断面が円形で全体が円環状の複合
パッキング3を造る場合に就いて説明したが、ゴムリン
グ1やチューブ4或は半筒体6.6の形状を変更する事
で、断面が矩形の複合パッキングや、全体が矩形枠状の
複合パッキング3を造る事も出来る。
パッキング3を造る場合に就いて説明したが、ゴムリン
グ1やチューブ4或は半筒体6.6の形状を変更する事
で、断面が矩形の複合パッキングや、全体が矩形枠状の
複合パッキング3を造る事も出来る。
(発明の効果)
本発明の複合パッキングの製造方法は、以上に述べた通
り構成され、実施される為、品質の良好な製品を安定し
て造ることが出来、製品の歩留まりを向上させられるだ
けでなく、被覆層を成す樹脂材料により表面に形成され
るばつを小さくし、更には無くす事が可能となる為、材
料の歩留まりも向上させて、製品の低廉化を図る事が出
来る。
り構成され、実施される為、品質の良好な製品を安定し
て造ることが出来、製品の歩留まりを向上させられるだ
けでなく、被覆層を成す樹脂材料により表面に形成され
るばつを小さくし、更には無くす事が可能となる為、材
料の歩留まりも向上させて、製品の低廉化を図る事が出
来る。
第1図は、本発明の方法を実施する為の加圧成形装置の
断面図、第2図は、本発明の方法により造られる複合パ
ッキングの1例を示す断面図、第3図は、複合パッキン
グ素材の構成の第1例を示す断面図、第4図は、同第2
例を示す平面図、第5図は、従来の製造方法の第1例を
実施する場合に使用する加圧成形装置の断面図、第6図
は、同第2例を実施する場合に使用する加圧成形装置の
断面図である。 :被覆層、3:複合バッキ 5:ゴム紐、6:半筒体、 :複合パッキング素材、1 12.13:凹部、14 17:空隙、18ニジ 20:通路、21:供 1:ゴムリング、2 ング、4:チューブ、 7.8:合わせ目、9 ゛0:上型、11:下型、 :成形空間、15:凹溝、 リンダ凹部、19:押型、 給空間、22:ベレット。 三菱電線工業株式会社 小 造(ばか1名)
断面図、第2図は、本発明の方法により造られる複合パ
ッキングの1例を示す断面図、第3図は、複合パッキン
グ素材の構成の第1例を示す断面図、第4図は、同第2
例を示す平面図、第5図は、従来の製造方法の第1例を
実施する場合に使用する加圧成形装置の断面図、第6図
は、同第2例を実施する場合に使用する加圧成形装置の
断面図である。 :被覆層、3:複合バッキ 5:ゴム紐、6:半筒体、 :複合パッキング素材、1 12.13:凹部、14 17:空隙、18ニジ 20:通路、21:供 1:ゴムリング、2 ング、4:チューブ、 7.8:合わせ目、9 ゛0:上型、11:下型、 :成形空間、15:凹溝、 リンダ凹部、19:押型、 給空間、22:ベレット。 三菱電線工業株式会社 小 造(ばか1名)
Claims (1)
- (1)弾性材製の芯材の表面を、被覆層を成す材料によ
り作られた半成形体により覆って複合パッキング素材と
した後、この複合パッキング素材を、第一の型と第二の
型との互いに対抗する面に形成した凹部に嵌装し、両凹
部で囲まれる成形空間内で上記複合パッキング素材を、
上記被覆層を成す材料の溶融温度付近に迄加熱すると共
に、第一、第二の何れかの型に形成された、上記成形空
間に通じる通路を通じて、この成形空間内に、被覆層を
成す材料と同材質の溶融材料を圧入し、上記半成形体の
不連続部を塞ぐ、複合パッキングの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24389188A JPH0292510A (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 複合パッキングの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24389188A JPH0292510A (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 複合パッキングの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0292510A true JPH0292510A (ja) | 1990-04-03 |
Family
ID=17110530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24389188A Pending JPH0292510A (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 複合パッキングの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0292510A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6247908B1 (en) | 1998-03-05 | 2001-06-19 | Seiko Instruments Inc. | Micropump |
KR100386248B1 (ko) * | 2000-07-28 | 2003-06-02 | 엘지전자 주식회사 | 무윤활 리니어 액츄에이터의 마모입자 포집구조 |
-
1988
- 1988-09-30 JP JP24389188A patent/JPH0292510A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6247908B1 (en) | 1998-03-05 | 2001-06-19 | Seiko Instruments Inc. | Micropump |
KR100386248B1 (ko) * | 2000-07-28 | 2003-06-02 | 엘지전자 주식회사 | 무윤활 리니어 액츄에이터의 마모입자 포집구조 |
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