[go: up one dir, main page]

JPH0291697A - 音声符号化復号化方式とその装置 - Google Patents

音声符号化復号化方式とその装置

Info

Publication number
JPH0291697A
JPH0291697A JP63245076A JP24507688A JPH0291697A JP H0291697 A JPH0291697 A JP H0291697A JP 63245076 A JP63245076 A JP 63245076A JP 24507688 A JP24507688 A JP 24507688A JP H0291697 A JPH0291697 A JP H0291697A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pitch
parameter
signal
spectral
pulse
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63245076A
Other languages
English (en)
Inventor
Eisuke Hanada
英輔 花田
Kazunori Ozawa
一範 小澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP63245076A priority Critical patent/JPH0291697A/ja
Publication of JPH0291697A publication Critical patent/JPH0291697A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は音声信号を低いビットレートで効率的に符号化
、復号化するための音声符号化復号化方式及びその装置
に関する。
(従来の技術) 音声信号を低いビットレート、例えば16Kb/S程度
以下で伝送する方式としては、マルチパルス符号化法な
どが知られている。これらは音源信号を複数個のパルス
の組合せ(マルチパルス)で表し、声道の特徴をデジタ
ルフィルタで表し、音源パルスの情報とフィルタの係数
を、一定時間区間(フレーム)毎に求めて伝送している
この方法の詳細については、例えばアラセキ、オザワ、
オノ、オチアイ氏による”Multi−pulseEx
cited 5peech Coder Ba5ed 
on Maximum Cross−correla口
on 5earch Algorithm”、 (GL
OBECOM 83、 IEEE Global Te
le−communlcatlon+講演番号23.3
.1983N文献りに記載されている。この方法では、
声道情報と音源信号を分離してそれぞれ表現すること、
および音源信号を表現する手段として複数のパルス列の
組合せ(マルチパルス)ヲ用いることにより、復号後に
良好な音声信号を出力できる。音源信号を表すパルス列
を求める基本的な考え方については第4図を用いて説明
する。図中の入力端子800からはフレーム毎に分割さ
れた音声信号が入力される。合成フィルタ820には現
フレームの音声信号から求められたスペクトルパラメー
タが入力されている。音源計算回路810において初期
マルチパルスを発生し、これを前記合成フィルタ820
に入力することによって出力として合成音声波形が得ら
れる。減算器840では前記入力信号から合成音声波形
を減する。
この結果を重み付は回路850へ入力し、現フレームで
の重み付は誤差電力を得る。そしてこの重み付は誤差電
力を最小とするように、音源発生回路810において規
定個数のマルチパルスの振幅と位置を求める。
(発明が解決しようとする問題) しかしながら、この従来法ではピッレートが充分に高く
音源パルスの数が充分なときは音質が良好であったが、
ビットレートを下げて行くと音質が低下するという問題
があった。
この問題点を改善するために、マルチパルス音源のピッ
チ毎の準周期性(ピッチ相関)を利用したピンチ予測マ
ルチパルス法が提案されている。
この方法の詳細は、例えば、特願昭58−139022
号明細書(文献2)に詳しいのでここでは説明を省略す
る。しかしながら、マルチパルス音源のピッチ毎の準周
期性は大振幅のパルスでは大きいと考えられるが、全て
のパルスについてこのような周期性が存在するわけでは
なく、振幅の小さなパルスはピッチ毎の周期性は少ない
と考えられる。前記文献2のピッチ予測マルチパルス法
では、フレーム内で予め定められたすべての個数のパル
スについてピッチ毎の周期性を仮定して全てのパルスを
ピッチ予測により求めているので、特に周期性の少ない
パルスではピッチ予測によりかえって特性が悪化すると
いう問題点があった。特にこのことは、母音同志の遷移
区間や過渡部、子音部において顕著であり、このような
部分で音質が劣化するという問題点があった。
さらに、前記文献2の方法では、ピッチ情報をインパル
ス応答に含ませているため非常に時間長の長いインパル
ス応答を必要とし、予め定められた個数の全てのパルス
をピッチ予測により求めているので、パルスの探索に要
する演算量は非常に多く、現在のデバイス技術をもって
しても装置をコンパクトに実現することはかなり困難で
あった。
本発明の目的は、ビットレートが高いところあるいは低
いところでも、従来よりも良好な音声を再生することが
可能で、少ない演算量で実現可能な音声符号化復号化方
式とその装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の音声符号化復号化方式は、送信側では離散的な
音声信号を入力し前記音声信号からフレーム毎にスペク
トル包絡を表すスペクトルパラメータとピッチを表すピ
ッチパラメータとを抽出し、前記フレームの音声信号を
前記ピッチパラメータに応じた小区間に分割し、前記フ
レームの音声信号の音源を前記スペクトルパラメータと
前記ピッチパラメータとを用い前記小区間のうち1つの
区間について求めたマルチパルスと前記マルチパルスに
よる影響の除去後に前記スペクトルパラメータを用いて
前記フレームにおいて求めたフードブックとで表し、受
信側では前記マルチパルスと前記ピッチパラメータ及び
前記コードブックを用いて音源信号を復元しさらに前記
スペクトルパラメータを用いて合成音声信号を求めるこ
とを特徴とする。
本発明の音声符号化装置は、入力した離散的な31%信
号からフレーム毎にスペクトル包絡を表すスペクトルパ
ラメータとピッチを表すピッチパラメータを抽出し符号
化するパラメータ計算回路と、前記フレームの音声信号
を前記ピッチパラメータに応じた小区間に分割する分割
回路と、前記スペクトルパラメータと前記ピッチパラメ
ータとを用いて前記小区間のうちの1つの区間について
マルチパルスを求めて符号化し前記符号化したマルチパ
ルスによる影響を除去した後に前記フレームにおいて前
記スペクトルパラメータを用いてコードブックを求めて
符号化する音源計算回路と、前記パラメータ計算回路の
出力符号と前記音源計算回路の出力符号とを組み合わせ
て出力することを特徴とする。
本発明の音声復号化装置は、スペクトルパラメータを表
す符号とピッチパラメータを表す符号とマルチパルスを
表す符号とコードブックを表す符号とを分離して復号化
するデマルチプレクサ回路と、フレーム区間を前記復号
化したピッチパラメータに応じた小区間に分割し前記小
区間の1つについて前記復号化したマルチパルスを発生
し前記ピッチパラメータを用いてピッチを再生し、前記
ピッチを再生した信号に前記復号化したコードブックを
発生させて加算し音源信号を復元する音源復元回路と、
前記復元した音源信号と前記復号化したスペクトルパラ
メータを用いて合成音声信号を求め出力する合成フィル
タ回路とを有することを特徴とする。
(作用) 本発明による音声符号化復号化方式とその装置は、フレ
ーム区間の音声信号の音源信号を、ピッチ予−1して求
めたマルチパルスと、コードブックとを用いて表すこと
を特徴としている。さらに、前記ピッチ予測マルチパル
スの計算には、マルチパルス音源のピッチ毎の準同期性
を非常に効率良く利用すると共に演算量を大きく低減す
るために、フレームをあらかじめピッチ周期に応じた小
区間(サブフレーム)に分割し、前記サブフレームのう
ちの1つの区間についてのみピッチ予測によりマルチパ
ルスを求める。そして前記ピッチ予測マルチパルスによ
り信号を再生して影響を音声信号から除去した後に、除
去後の信号を最も良好に表すコードブックを求めるわけ
である。
以下で本方式の基本的な考え方を第2図を用いて説明す
る。第2図は、本発明の作用を示すブロック図である。
入力端子100から音声信号を入力し、前記音声信号を
予め定められた時間長の(例えば20m5ec、)フレ
ームに分割する。フレームの音声信号からLPC分析部
150はスペクトル包絡を表す予め定められた次数のL
PG係数を衆知のLPG分析により求める。LPG係数
としては、線形予測係数の他にLSP、ホルマント、L
PCケプストラムなど他の良好なパラメータを用いるこ
ともできる。また、LPC以外の分析法、例えばケプス
トラムやPSElARMljなどを用いることもできる
。以下では線形予測係数を用いるものとして説明を行う
。ピッチ計算回路200は、フレームの音声信号からピ
ッチ周期M及びピッチ係数(ゲイン)bを計算する。こ
れには衆知の自己相関法を用いることができる。また、
ピッチ係数b(ゲイン)の計算には前記自己相関法で時
間遅れMにおける自己相関係数の値を用いる方法や、音
声信号をピッチ周期M毎の小区間(サブフレーム)に分
割し、各サブフレームにおける音声信号あるいは予測残
差信号のrms値を1次回帰直線で近似したときの傾き
の値を用いることもできる。後者の方法については、オ
ノ氏らによる”2.4kbps pitch pred
iction multipulse 5peech 
co旧ng”(proc、 IEEE ICASSP 
88゜S4.9.1988)と題した論文(文献3)な
どを参照できる。
ピッチ予測マルチパルス計算部250及びコードブック
選択部270の動作を第3図を引用して説明する。第3
図(a)は1フレ一ム区間の音声信号を表す。ここでは
−例としてフレーム長を20m5 e c、とじている
。ピッチ予測マルチパルス計算部250では、まず、(
b)のように、フレームをピッチ周期Mを用いて小区間
(サブフレーム)に分割する。ここではサブフレーム長
はピッチ周期Mと同一としている。次に、前記文献2と
同一の方法により、ピッチ再生フィルタと聴感重み付は
スペクトル包絡合成フィルタとの縦続接続フィルタのイ
ンパルス応答hw(n)を求める。ここでスペクトル包
絡合成フィルタ、ピンチ再生フィルタの伝達特性は(1
) 、(2)式でそれぞれ表される。
Hs  (z)” 1/ (1Σa+Z−’)    
(1)H,(z)=1/  (i−bZ−M)    
  (2)ここではピッチ再生フィルタの次数は1とし
ている。
(1)式、(2)式のインパルス応答をhs(n) +
 hp  (rt)とし、聴感重み付は縦続接続フィル
タのインパルス応答をW (n )とすると、前記イン
パルス応答hw  (n)は次式で表される。
hw(n):hs(n)束hp(n)草W(n)   
  (3)また、聴感重み付けを行ったスペクトル包絡
合成フィルタのインパルス応答り、#、(n)ithw
(n)=hs(n)xW(n)   (4)ここで記号
“*”は、畳み込みを表す。次に、前記文献2と同一の
方法により、インパルス応答hw  (n)の自己相関
関数Rhh (m ) s聴感重み付は音声信号と前記
インパルス応答hw  (n)との相互相関関数Φhx
(m)を求める。次に、前記サブフレームのうちの予め
定められた1つの区間(例えば第3図(b)の区間■)
についてのみ、予め定められた個数L(ここでは4とし
ている)のマルチパルスの振幅g5、位置m、をピッチ
予測により求める。第3図(C)は求めたマルチパルス
を示す。次に、求めたマルチパルスを(2)式で定義さ
れるピッチ再生フィルタに通して第3図(d)のように
他のサブフレームでのパルスを再生する。次に、この再
生パルスを用いて(1)式で定義されるスペクトル包絡
合成フィルタを駆動して再生信号X’  (n)を得る
減算器260は音声信号X (n)からX’  (n)
を減算してe (n)を得る。フードブック選択部27
0は予め用意された複数種類(例えば256種類)のコ
ード(コードブック)の中からe(n)を最適に表す乱
数コード及びそのゲインを求める。
このe (n)に対して最適なコードとそのゲインを求
める実際の方法について、以下で式を用いて説明する。
コードブックの選択方法としては次式で定義される誤差
電力Eを最小化するように計算する。
E:Σ [(e(n)−g−;i (n)  )  *
1f(n)コ2    (5)ここで、e(rl)は第
2図のコードブック選択部270の入力残差信号であり
、gはゲイン、τ(n)は選択された一種類のコードと
合成フィルタによって再生した残差信号である。W(n
)は聴感を考えた重み付はフィルタのインパルス応答を
示す。
(5)式をgについて最小化すると(6)式の形となる
g= (Σew(n)れ(n)  ) / (Σれ(n
)れ(n)  )  (G)ここで、 ew(n)=e  (n)本1f(n)  : n(n
)柿(n)寡W(n)   (7a)ew(n):e 
 (n)*W(n)                
(7b)記号*は畳み込みを表す。(6)式の分母はτ
W (n)自己相関(厳密には共分散)、分子はew 
 (n)とew  (n)の相互相関である。また(7
a)式のn (n)はコードブック中の、選択された1
種類のコードが表す信号である。また、h (n )は
合成フィルタのインパルス応答を示f。
このとき誤差電力Eは次式のように書けるので、 E=Σew(n)2−g・  Σe、(n) ;(n)
    (8)n              n Eを最小化するコードブックは、(8)式第2項を最大
化即ちIglを最大化するように選択すればよい。
コードブックを選択するための計算量をさらに大幅に削
減するための方法としては、次のような構成も考えられ
る。音源信号を表すマルチパルス列は相互相関を用いて
探索する。この求め方は前記文献1.2等に詳しいので
ここでは説明は省略するが、ピッチ予測マルチパルス計
算部250においてピッチ予測マルチパルス列を求めた
後の修正相互相関関数Φxh゛を用いることにより、前
述の方法より大幅に演算量を削減した上で、コードブッ
クを選択することが可能となる。以下に示す方法ではフ
ードブック選択の際に信号ew(n)を再生しなくてよ
いので、特性を前述の方法とほぼ同じに保ちながら演算
量を大幅に低減できる。以rに導出方法を説明する。ま
ず、Φxh’ 、ew(n)は次のように書(ことがで
きる。
Φxh’ ”Σew(n)hw(n)   (9);(
n)  :  n(n)本す、(n)     (10
)(lO)式を(6)式に代入し、(9)式を用いると
、次の様に変形が可能である。
g=(ΣΦxh’ @ n(n)) / (Rhh(o
)* R,、n(o>) (11)ここでΦXh′はピ
ッチ予測によりマルチパルス列を求めた後の相互相関関
数、Rhh(0)は、スペクトル包絡フィルタと重み付
は回路の従属接続からなるフィルタのインパルス応答の
電力である。
Rhh(o)はコードブックのうちある1種類のコード
を選択した場合の、前記コードにより表される信号n(
n)の電力である。(ll)式の分子はΦ、と選択され
たコードにより表される信号n(n)との相互相関関数
である。前述の(Ili)式と同じように、コードブッ
クは(11)式のgを最大化するものを選べばよい。
なお、コードブックは、大振幅のピッチ予測マルチパル
ス列を予め定められた個数だけ求めた後の音源の残差信
号を用いて、予めトレーニングすることによって作成し
てもよいし、例えばガウス性の、統計的性質を持つよう
な雑音信号を位相特性を種々に変化させて複数個作成し
コードブックに格納しておいてもよい。前者の方法につ
いてはマクール氏らによる”Vector quant
lzatlon 1n3peech coding”(
Proc、 IEEE、 pp、1551−1588.
1985)(文献5)などの論文を参照できる。後者の
方法についてはエム・アール−シュレーダー ビー・ニ
ス・アタール両氏による論文(以下、「文献6 J )
 (M、R,5hroeder and B、S、At
al:”Code−Excited  目near p
rediction (CELP): high−qu
a目ty 5peech at very low b
itrates、”、 Proc。
1、C,A、、S、S、P、vol、1.paper 
 No、25.1.1.March。
1985)を参照することができる。
送信側の伝送情報は、スペクトル包絡を表すスペクトル
パラメータ、ピッチIIT生フィルタのビ・7チ周期M
1ゲインb、L個のピッチ予測マルチパルスの振幅と位
置、コードブックのインガウス及びゲインgである。
(実施例) 本発明の一実施例を示す第1図において、入力端子50
0からf11故的な音声信号x (n)を入力する。ス
ペクトル、ピッチパラメータ計算回路520では分割し
たフレーム区間(例えば20m5ec、)の音声信号の
スペクトル包絡を表すスペクトル包絡合成フィルタのス
ペクトルパラメータalを、衆知のLPG分析法によっ
て求める。また、ピッチ再生フィルタの係数すとピッチ
周期Mを周知の自己相関法あるいは前述の文献3に示し
た方法により求める。
求められたスペクトルパラメータ及び係数に対しては量
子化器526において、ピッチ周期に対しては、量子化
器525において量子化を行う。
量子化の方法は、特願昭59−272435号明細書(
文献7)に示されているようなスカラー量子化や、ある
いはベクトル量子化を行ってもよい。ベクトル量子化の
具体的な方法については、例えば、前記文献5などの論
文を参照できる。逆量子化器530.532は、それぞ
れ量子化した結果を用いて逆量子化して出力する。
減算器535はフレームの音声信号から影響信号を減算
して出力する。
重み付は回路540は、音声信号と逆量子化されたスペ
クトルパラメータを用いて前記信号に聴感重み付けを行
う。重み付けの方法は、前記文献2の重み付は回路20
0を参照することができる。
インパルス応答計算回路550は、逆量子化されたスペ
クトルパラメータa +1を用いて前記(1)、(2)
式の縦続接続からなるフィルタの重み付はインパルス応
答hw  (n)とをa 1.とピッチ周期M”、係数
b′を用いて計算する。具体的な方法は前記文献2のイ
ンパルス応答計算回路を参照できる。
自己相関関数計算回路560は前記のインパルス応答に
対して自己相関関数を計算し、音源パルス計算回路58
0へ出力する。自己相関関数の計算法は前記文献2や前
記文献4の自己相関関数計算回路180を参照すること
ができる。
相互相関関数計算回路570は前記聴感重み付けられた
信号と、前記インパルス応答hw  (n)との相互相
関関数Φxh(m)を計算する。
音源パルス計算回路580では、まず、フレームを逆量
子化したピンチ周期M′を用いて前記第3図(b)のよ
うにサブフレーム区間に分割する。そして予め定められ
た1つのサブフレーム区間(例えば第3図(b)のサブ
フレーム■)について、Φxh(m)とRbh(m)と
を用いて、L個のマルチパルス列の振幅g、と位置ml
を求める。パルス列の計算方法については、前記文献2
の音源パルス計算回路を参照することができる。
■子化器585は、前記マルチパルス列の振幅と位置を
量子化して符号を出力する。具体的な方法は前記文献4
などを参照できる。この出力はさらに逆量子化され、ピ
ッチ再生フィルタ605、スペクトル包絡合成フィルタ
610に通すことによって、前記ピッチ予測マルチパル
スによる合成音声信号X” (n )か求まる。
減算器615は、前記音声信号x (n)から合成音声
信号X” (n)を滅することによって、残差信号e 
(n)を得る。
乱数フードブック選択部600は前記残差信号に対して
(5)〜(11)式に基づき最適な乱数コードを求め、
そのインデクス及びゲインを出力する。
また、前記最適な乱数コードを合成フィルタに出力して
合成した信号を加算器620へ出力する。
マルチプレクサ635は、量子化器585の出力である
マルチパルス列の振幅、位置を表す符号、乱数コードブ
ック選択部600の出力である乱数コードのインデクス
及びゲイン、量子化器525の出力であるスペクトルパ
ラメータ、量子化器527の出力であるピッチ周期、係
数を表す符号を組み合わせて出力する。
一方、受信側では、デマルチプレクサ710は、ピッチ
予測マルチパルスの振幅、位置を表す符号、乱数フード
ブックのインデクス、ゲインを表す符号、スペクトルパ
ラメータ、ピンチ周M、係数を表す符号を分離して出力
する。
パルス復号器720はピッチ予測マルチパルスの振幅、
位置を復号する。乱数コードブック復号器725は乱数
コードブックのインデクス、ゲインを復号する。スペク
トル、ピッチパラメータ復号5750は、送信側の逆量
子化器530と同じ働きをして、スペクトルパラメータ
、ピッチ周期M゛、係数b゛を復号して出力する。パル
ス発生器730は、前記マルチパルス(ピッチ予測マル
チパルス)による音源信号とフレーム長だけ発生させ出
力する。乱数コード発生器727は前記乱数コードのイ
ンデクス及びゲインを用いて音源信号をフレーム長だけ
発生させる。
ピッチ再生フィルタ735は、送信側のピッチ再生フィ
ルタ605と同一の動作を行い、パルス発生器730の
出力、復号されたピッチ周期M゛及び係数b′を入力し
、フレームでピッチを再生したWjlA信号を求め加算
器740へ出力する。
加算器740は前記音源信号と乱数コード発生器727
の出力信号を加算してフレームの駆動音源信号を求め、
合成フィルタ回路760を駆動する。
合成フィルタ回路760は、前記駆動音源信号及び前記
復号されたスペクトルパラメータを用いて、フレーム毎
に合成音声波形を求めて出力する。
以上述べた構成は本発明の一実施例に過ぎず、種々の変
形も可能である。
マルチパルスの計算方法としては、前記文献1に示した
方法の他に、種々の衆知な方法を用いることができる。
これには、例えば、オザワ氏らによる”A 5tudy
 on Pu1se 5earch Algorith
ms forMulti−pulse 5peech 
Coder Rea目zatlon”(IEEEJSA
C,pp、133−141.19H)  (文献8)を
参照することができる。
また、ピンチゲインb1周期Tの計算法としては、前述
の実施例で示した方法の他に、例えば、下記(12)式
のように、過去の音源信号v (n)とピッチ再生フィ
ルタ、スペクトル包絡合成フィルタで再生した信号と、
現フレームの入力音声信号x (n)との誤差電力Eを
最小化するような位置Mを探索し、そのときの係数すを
求めることもできる。
E=Σ [:  (x(n)−b−V(n−T)木hs
(n))  末w(n)コ 2(+2)ここで、hs(
n)はスペクトル合成フィルタのインパルス応答、w(
n)は聴感重み付は回路のインパルス応答を示す。
また、サブフレームのピッチ周期Mに線形のすれτを許
容するようにしてもよい。具体的な方法については、1
1iI記文献3などを参照できる。たたし、このときは
ピッチ情報として、周期M以外にも前記τも伝送する必
要がある。
また、入力音声の有声部分と無声部分を判別してコード
ブックを用いるか否かを決定してもよい。
また、コードブックを用いることによる有効性を判断し
て、仔効であると判断された場合にのみフードブックを
用いる構成とすることも可能である。
(発明の効果) 本発明によれば、音源信号のうちピッチ毎の周期性の強
い成分については、ピッチ予測により1つのサブフレー
ム区間のパルスを求めることにより非常に効率的に表し
、ピッチ毎の相関の強くない成分については乱数コード
ブックにより効果的に表しているので、全てのパルスを
ピッチ予測を用いて求める従来法と比較して母音同士の
遷移部や過渡部、子音部など周期性が少し弱(なる部分
で音質を太き(改善することができるという効果がある
。さらに、ピンチ区間におけるマルチパルスのみピッチ
予測により求めているので、ピンチ予測マルチパルスの
探索に必要な演算量を大幅に低減することがiiJ能で
、従来方式として比較して大幅に演算量を低減できると
いう大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による音声符号化復号化方式とその装置
の一実施例の構成を示すブロック図、第2図は本発明の
作用を示すブロック図である。第3図はパルス列探索法
の例を示すブロック図である。第4図は従来方式の例を
示すブロック図である。 図において、150・・・LPC分析部、200・・・
ピッチ計算部、250・・・ピッチ予測マルチパルス計
算部、270・・・マルチパルス計算部、520・・・
スペクトル、ピッチパラメータ計W回に’d、530.
532・・・逆漬子化器、535.260.615.8
40・・・減算器、540.850・・・重み付は回路
、550・・・インパルス応答計算回路、560・・・
自己相関関数計算回路、570・・・相互相関関数計算
回路、525.526.585・・・量子化器、620
.740・・・加算器、600・・・乱数コードブツク
選択部、605.735・・・ピッチ再生フィルタ、6
10.760.820・・・合成フィルタ、635・・
・マルチプレクサ、710・・・デマルチプレクサ、7
20・・・パルス復号器、725・・・インデクス・ゲ
イン復号器、750・・・スペクトル、ピッチパラメー
タ復号器、730・・・パルス発生器、727・・・乱
数コード発生器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)送信側では離散的な音声信号を入力し前記音声信
    号からフレーム毎にスペクトル包絡を表すスペクトルパ
    ラメータとピッチを表すピッチパラメータとを抽出し、
    前記フレームの音声信号を前記ピッチパラメータに応じ
    た小区間に分割し、前記フレームの音声信号の音源を前
    記スペクトルパラメータと前記ピッチパラメータとを用
    い前記小区間のうち1つの区間について求めたマルチパ
    ルスと前記マルチパルスによる影響の除去後に前記スペ
    クトルパラメータを用いて求めたコードブックとで表し
    、受信側では前記マルチパルスと前記ピッチパラメータ
    及び前記コードブックを用いて音源信号を復元しさらに
    前記スペクトルパラメータを用いて合成音声信号を求め
    ることを特徴とする音声符号化復号化方式。(2)入力
    した離散的な音声信号からフレーム毎にスペクトル包絡
    を表すスペクトルパラメータとピッチを表すピッチパラ
    メータを抽出し符号化するパラメータ計算回路と、前記
    フレームの音声信号を前記ピッチパラメータに応じた小
    区間に分割する分割回路と、前記スペクトルパラメータ
    と前記ピッチパラメータとを用いて前記小区間のうちの
    1つの区間についてマルチパルスを求めて符号化し前記
    符号化したマルチパルスにより求めた信号を除去した後
    に前記スペクトルパラメータを用いてコードブックを求
    めて符号化する音源計算回路と、前記パラメータ計算回
    路の出力符号と前記音源計算回路の出力符号とを組み合
    わせて出力することを特徴とする音声符号化装置。 (3)スペクトルパラメータを表す符号とピッチパラメ
    ータを表す符号とマルチパルスを表す符号とコードブッ
    クを表す符号とを分離して復号化するデマルチプレクサ
    回路と、フレーム区間を前記復号化したピッチパラメー
    タに応じた小区間に分割し前記小区間の1つについて前
    記復号化したマルチパルスを発生し前記ピッチパラメー
    タを用いてピッチを再生し、前記ピッチを再生した信号
    に前記復号化したコードブックを発生させて加算し音源
    信号を復元する音源復元回路と、前記復元した音源信号
    と前記復号化したスペクトルパラメータを用いて合成音
    声信号を求め出力する合成フィルタ回路とを有すること
    を特徴とする音声復号化装置。
JP63245076A 1988-09-28 1988-09-28 音声符号化復号化方式とその装置 Pending JPH0291697A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63245076A JPH0291697A (ja) 1988-09-28 1988-09-28 音声符号化復号化方式とその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63245076A JPH0291697A (ja) 1988-09-28 1988-09-28 音声符号化復号化方式とその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0291697A true JPH0291697A (ja) 1990-03-30

Family

ID=17128238

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63245076A Pending JPH0291697A (ja) 1988-09-28 1988-09-28 音声符号化復号化方式とその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0291697A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04232999A (ja) * 1990-06-07 1992-08-21 Motorola Inc 音声符号器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04232999A (ja) * 1990-06-07 1992-08-21 Motorola Inc 音声符号器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4005359B2 (ja) 音声符号化及び音声復号化装置
JP3180762B2 (ja) 音声符号化装置及び音声復号化装置
JPH0353300A (ja) 音声符号化装置
JP3582589B2 (ja) 音声符号化装置及び音声復号化装置
JPH02249000A (ja) 音声符号化方式
EP1103953B1 (en) Method for concealing erased speech frames
JP3531780B2 (ja) 音声符号化方法および復号化方法
WO2000000963A1 (fr) Codeur vocal
JP2829978B2 (ja) 音声符号化復号化方法及び音声符号化装置並びに音声復号化装置
JP3319396B2 (ja) 音声符号化装置ならびに音声符号化復号化装置
JP3916934B2 (ja) 音響パラメータ符号化、復号化方法、装置及びプログラム、音響信号符号化、復号化方法、装置及びプログラム、音響信号送信装置、音響信号受信装置
JP2001318698A (ja) 音声符号化装置及び音声復号化装置
JP2736157B2 (ja) 符号化装置
JPH0291697A (ja) 音声符号化復号化方式とその装置
JP2853170B2 (ja) 音声符号化復号化方式
JP3063087B2 (ja) 音声符号化復号化装置及び音声符号化装置ならびに音声復号化装置
JPH028900A (ja) 音声符号化復号化方法並びに音声符号化装置及び音声復合化装置
JP3006790B2 (ja) 音声符号化復号化方法及びその装置
JP3296411B2 (ja) 音声符号化方法および復号化方法
JP2001142499A (ja) 音声符号化装置ならびに音声復号化装置
JP3468862B2 (ja) 音声符号化装置
JPH0291699A (ja) 音声符号化復号化方式
JP2615862B2 (ja) 音声符号化復号化方法とその装置
JPH06130994A (ja) 音声符号化方法
JP3071800B2 (ja) 適応ポストフィルタ