JPH0274210A - 歯ブラシ - Google Patents
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- JPH0274210A JPH0274210A JP22709588A JP22709588A JPH0274210A JP H0274210 A JPH0274210 A JP H0274210A JP 22709588 A JP22709588 A JP 22709588A JP 22709588 A JP22709588 A JP 22709588A JP H0274210 A JPH0274210 A JP H0274210A
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Landscapes
- Brushes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、操作性に優れるとともに外観、品質にも優れ
た歯ブラシに関する。
た歯ブラシに関する。
従来の歯ブラシのハンドル材料としてはスチレン・アク
リロニトリル樹脂(以下、ASと称す)が多用されてい
る。ASは耐熱性や耐薬品性に優れる他、透明なハンド
ルも成形可能な為、意匠や色等のデザイン設計における
自由度が高いという利点を有する。
リロニトリル樹脂(以下、ASと称す)が多用されてい
る。ASは耐熱性や耐薬品性に優れる他、透明なハンド
ルも成形可能な為、意匠や色等のデザイン設計における
自由度が高いという利点を有する。
ところで近年の口腔衛生思想の普及にともない、最近特
に日中を隅々迄清掃することが可能な操作性に優れた歯
ブラシが希求されだしている。そして、かかる傾向に対
応して近年の歯ブラシの設計思想は、 ■首部をより細く、且つ長くする。
に日中を隅々迄清掃することが可能な操作性に優れた歯
ブラシが希求されだしている。そして、かかる傾向に対
応して近年の歯ブラシの設計思想は、 ■首部をより細く、且つ長くする。
■植毛部を短く且つ小さくするとともに単位植毛穴あた
りの植毛密度を高める。
りの植毛密度を高める。
という二つの方向に変化してきている。
しかしながら、従来のASでは機械的強度に限界がある
為、例えば、あまり首部を細く且つ長くすると、ブラッ
シング時に首部が折れるおそれがあり、又、あまり単位
植毛穴あたりの植毛密度を高くすると、植毛時やブラッ
シング時に植毛台が割れたリフラックが発生するという
問題があり、前記歯ブラシ設計思想における変化に対応
できない問題があった。
為、例えば、あまり首部を細く且つ長くすると、ブラッ
シング時に首部が折れるおそれがあり、又、あまり単位
植毛穴あたりの植毛密度を高くすると、植毛時やブラッ
シング時に植毛台が割れたリフラックが発生するという
問題があり、前記歯ブラシ設計思想における変化に対応
できない問題があった。
そこで最近、上記歯ブラシの設計思想の変化に対応すべ
く機械的強度に優れた合成樹脂であるポリプロピレン(
以下PPと称す)やポリアミド(以下PAと称す)、ポ
リカーボネートをベースとしたポリマーアロイ(以下P
C系アロイと称す)等が歯ブラシのハンドル材料として
利用されるようになってきた。
く機械的強度に優れた合成樹脂であるポリプロピレン(
以下PPと称す)やポリアミド(以下PAと称す)、ポ
リカーボネートをベースとしたポリマーアロイ(以下P
C系アロイと称す)等が歯ブラシのハンドル材料として
利用されるようになってきた。
しかしながら、PPやPA及びPC系アロイは機械的強
度には優れるものの、不透明なハンドルしか成形できず
意匠や色彩等のデザイン設計における自由度が拘束され
る問題があった。
度には優れるものの、不透明なハンドルしか成形できず
意匠や色彩等のデザイン設計における自由度が拘束され
る問題があった。
本発明はかかる現況に鑑みてなされたものであり、■首
部をより細く且つ長くする。■植毛部を短く、小さくし
単位植毛穴あたりの植毛密度を高める。という近年の歯
ブラシの設計思想における要望を満足させ、且つ、AS
と同等の透明性を実現できる歯ブラシのハンドルを提供
することを目的とする。
部をより細く且つ長くする。■植毛部を短く、小さくし
単位植毛穴あたりの植毛密度を高める。という近年の歯
ブラシの設計思想における要望を満足させ、且つ、AS
と同等の透明性を実現できる歯ブラシのハンドルを提供
することを目的とする。
発明者は上記課題を達成する為に、種々の合成樹脂材料
で歯ブラシを試作し、これら歯ブラシのうちから3つの
条件、即ち、 ■首部が細くて長いハンドルを成形した場合、AS製の
ハンドルよりも折れにくいこと。
で歯ブラシを試作し、これら歯ブラシのうちから3つの
条件、即ち、 ■首部が細くて長いハンドルを成形した場合、AS製の
ハンドルよりも折れにくいこと。
■単位植毛穴あたりの植毛密度を高めたハンドルを成形
した場合、AS製のハンドルよりも植毛台に割れやクラ
ックが発生しにくいこと。
した場合、AS製のハンドルよりも植毛台に割れやクラ
ックが発生しにくいこと。
■AS製のハンドルと同程度の透明性を存すること。
の各条件を全て満足する合成樹脂を探し、鋭意研究の結
果、テレフタル酸をジカルボン酸とし、エチレングリコ
ール及びシクロヘキサンジメタノールをジオールとして
合成されるコポリエステル(以下、PET PCTコポ
リエステルと称す)が上記条件を全て満足することを見
出し本発明に至ったものである。
果、テレフタル酸をジカルボン酸とし、エチレングリコ
ール及びシクロヘキサンジメタノールをジオールとして
合成されるコポリエステル(以下、PET PCTコポ
リエステルと称す)が上記条件を全て満足することを見
出し本発明に至ったものである。
かかる目的を達成した本発明の要旨は、ハンドル本体を
形成する合成樹脂を、ジカルボン酸とジオールより合成
されるコポリエステルであって、ジカルボン酸としてテ
レフタル酸を用い、且つジオール酸としてエチレングリ
コール及びシクロヘキサンジメタノールを用いてなるこ
とを特徴とする点にある。
形成する合成樹脂を、ジカルボン酸とジオールより合成
されるコポリエステルであって、ジカルボン酸としてテ
レフタル酸を用い、且つジオール酸としてエチレングリ
コール及びシクロヘキサンジメタノールを用いてなるこ
とを特徴とする点にある。
このような構成の歯ブラシのハンドルは機械的強度が強
い為、細く且つ長い首部を形成したときにもブラッシン
グに際して折れることはなく、又、素材には柔軟性があ
る為、単位植毛穴あたりの植毛密度を高めた場合も植毛
台に割れやクランクが発生することもない。そして、透
明なハンドルを作ることもできるから意匠、色彩等のデ
ザイン設計における自由度も極めて高い。
い為、細く且つ長い首部を形成したときにもブラッシン
グに際して折れることはなく、又、素材には柔軟性があ
る為、単位植毛穴あたりの植毛密度を高めた場合も植毛
台に割れやクランクが発生することもない。そして、透
明なハンドルを作ることもできるから意匠、色彩等のデ
ザイン設計における自由度も極めて高い。
〔実施例1〕
次に本発明の詳細を実施例に基づき説明する。
本発明はハンドル本体が、テレフタル酸をジカルボン酸
とし、エチレングリコール及びシクロヘキサンジメタノ
ールをジオールとして合成されるコポリエステルより形
成されたことを特徴とする歯ブラシにあるが、ジオール
を構成するシクロヘキサンジメタノールとエチレングリ
コールの配合比率はモル比で2二8〜8:2の範囲に設
定することが望まれる。これはシクロヘキサンジメタノ
ールの配合量がこの範囲以下であると透明性が劣化し、
他方シクロヘキサンジメタノールの配合量がこの範囲以
上だと可撓性及び機械的強度が劣化する為である。
とし、エチレングリコール及びシクロヘキサンジメタノ
ールをジオールとして合成されるコポリエステルより形
成されたことを特徴とする歯ブラシにあるが、ジオール
を構成するシクロヘキサンジメタノールとエチレングリ
コールの配合比率はモル比で2二8〜8:2の範囲に設
定することが望まれる。これはシクロヘキサンジメタノ
ールの配合量がこの範囲以下であると透明性が劣化し、
他方シクロヘキサンジメタノールの配合量がこの範囲以
上だと可撓性及び機械的強度が劣化する為である。
本発明者は第1図として示す歯ブラシを、AS(商品名
セビアン N−0203P :ダイセル化学工業株式
会社製)及びPET PCT コポリエステル(商品
名KODARPET−G 6763 :イーストマンコ
ダック社製)を材料としてそれぞれ射出成形し、得られ
たハンドルの(1)曲げ強度試験、(2)首部屈曲試験
、(3)透明性の評価を行った。
セビアン N−0203P :ダイセル化学工業株式
会社製)及びPET PCT コポリエステル(商品
名KODARPET−G 6763 :イーストマンコ
ダック社製)を材料としてそれぞれ射出成形し、得られ
たハンドルの(1)曲げ強度試験、(2)首部屈曲試験
、(3)透明性の評価を行った。
(1)曲げ強度試験
歯ブラシハンドル1の植毛台の中心点Pと該中心点Pよ
り把持部側に100■離れた位置Qとを第2図に示す如
く歯ブラシ固定台2に固定し、前記P、Q間の略中夫に
島津オートグラフDSS−2000形を用いて荷重をか
けて、歯ブラシハンドルが変形又は折れるときの強度を
測定した。試験は湿度65%±2%で室温(摂氏20°
C±1°C)の環境下で行ない、測定はそれぞれの樹脂
サンプルについて、5本づつ行った。
り把持部側に100■離れた位置Qとを第2図に示す如
く歯ブラシ固定台2に固定し、前記P、Q間の略中夫に
島津オートグラフDSS−2000形を用いて荷重をか
けて、歯ブラシハンドルが変形又は折れるときの強度を
測定した。試験は湿度65%±2%で室温(摂氏20°
C±1°C)の環境下で行ない、測定はそれぞれの樹脂
サンプルについて、5本づつ行った。
〈表1〉にその結果を示す。
〈表1〉に示す如く、6製ハンドルでは荷重を増大させ
ていくと、荷重が14.9±0.77kgを超えたとこ
ろでハンドルの破断が発生するのに対し、PETPCT
コポリエステル製ハンドルでは8.8±0.11kgを
超えるとハンドルが曲がるものの破断することはないこ
とが確認された。
ていくと、荷重が14.9±0.77kgを超えたとこ
ろでハンドルの破断が発生するのに対し、PETPCT
コポリエステル製ハンドルでは8.8±0.11kgを
超えるとハンドルが曲がるものの破断することはないこ
とが確認された。
このことは、AS製のハンドルは硬いものの、ブラッシ
ング時に限界を超えた過剰な力が加わると、口中で突然
折れることがあり、危険性を有していることがわかる。
ング時に限界を超えた過剰な力が加わると、口中で突然
折れることがあり、危険性を有していることがわかる。
これに対してPET PCTコポリエステル製ハンドル
は柔らかくて伸びがあり、降伏時の曲げ強度はAS製ハ
ンドルの破断時の曲げ強度よりも小さいものの折れるこ
とは決してなく、限界を超えた過剰な力が加わったとき
でも曲がるだけであることがわかる。
は柔らかくて伸びがあり、降伏時の曲げ強度はAS製ハ
ンドルの破断時の曲げ強度よりも小さいものの折れるこ
とは決してなく、限界を超えた過剰な力が加わったとき
でも曲がるだけであることがわかる。
(2)首部屈曲試験
第1図の形状の歯ブラシについて、一般消費者5名を対
象として首部屈曲試験を行った。首部屈曲試験は、首部
の長さ方向両端をそれぞれ両手で握り、−気に力をかけ
て首部を屈曲させた。尚、被検者には、AS製ハンドル
及びPET PCTコポリエステル製ハンドル1本づつ
を与え、それぞれについて試験を実施した。
象として首部屈曲試験を行った。首部屈曲試験は、首部
の長さ方向両端をそれぞれ両手で握り、−気に力をかけ
て首部を屈曲させた。尚、被検者には、AS製ハンドル
及びPET PCTコポリエステル製ハンドル1本づつ
を与え、それぞれについて試験を実施した。
この結果、AS製ハンドルでは5本のサンプルのすべて
が、首部が簡単に折れたのに対し、PET PCTコポ
リエステル製ハンドルでは、首部は曲がるものの首部は
折れなかった。そして、力を解除した後も首部は屈曲変
形したときの形状を維持していることも確認できた。こ
のことは、PET PCTコポリエステルで首部が長く
且つ細い歯ブラシを構成した場合は、奥歯や歯の裏側等
、従来のストレートな歯ブラシでは毛先がとどきにクク
磨きづらかった部位についても、首部の形状を自由に変
形させることによって、毛先を該部位に到達させること
ができることを意味しており、口腔内の衛生状態を維持
する観点からは本歯ブラシは極めて優れていることがわ
かる。
が、首部が簡単に折れたのに対し、PET PCTコポ
リエステル製ハンドルでは、首部は曲がるものの首部は
折れなかった。そして、力を解除した後も首部は屈曲変
形したときの形状を維持していることも確認できた。こ
のことは、PET PCTコポリエステルで首部が長く
且つ細い歯ブラシを構成した場合は、奥歯や歯の裏側等
、従来のストレートな歯ブラシでは毛先がとどきにクク
磨きづらかった部位についても、首部の形状を自由に変
形させることによって、毛先を該部位に到達させること
ができることを意味しており、口腔内の衛生状態を維持
する観点からは本歯ブラシは極めて優れていることがわ
かる。
(3)透明性の評価
一般消費者50名(男性25名、女性25名)を対象と
して、AS製ハンドル及びPET PCTコポリエステ
ル製ハンドルを実際に見比べてもらったうえで、これら
ハンドルの透明性の優劣を判定してもらい、その講評結
果をもとに透明性を評価した。く表2〉にその結果を示
す。
して、AS製ハンドル及びPET PCTコポリエステ
ル製ハンドルを実際に見比べてもらったうえで、これら
ハンドルの透明性の優劣を判定してもらい、その講評結
果をもとに透明性を評価した。く表2〉にその結果を示
す。
検定の結果、透明性に優れるハンドルとしてPET P
CTコポリエステル製ハンドルを選んだ人の人数はAs
製ハンドルを選んだ人数よりも若干多いものの、危険率
を5%とした場合の有意差は認められなかった。この事
実からPET PCTコポリエステル製ハンドルとAS
製ハンドルとは同等の透明性を有するものであることが
確認できた。
CTコポリエステル製ハンドルを選んだ人の人数はAs
製ハンドルを選んだ人数よりも若干多いものの、危険率
を5%とした場合の有意差は認められなかった。この事
実からPET PCTコポリエステル製ハンドルとAS
製ハンドルとは同等の透明性を有するものであることが
確認できた。
〔実施例2〕
次に、発明者は第3図として示した形状の歯ブラシをA
S (商品名セビアン N−020SF :ダイセル
化学工業株式会社製)及びPET PCT コポリエ
ステル(商品名KODARPCTG 10179 :イ
ーストマンコダック社製)を材料としてそれぞれ射出成
形し、得られたハンドルに直径0.20mmのナイロン
モノフィラメント(商品名タイネックス:デュポン社製
)を、その充填量を3水準に変化させて植設し、植毛台
の割れの有無を確認した。
S (商品名セビアン N−020SF :ダイセル
化学工業株式会社製)及びPET PCT コポリエ
ステル(商品名KODARPCTG 10179 :イ
ーストマンコダック社製)を材料としてそれぞれ射出成
形し、得られたハンドルに直径0.20mmのナイロン
モノフィラメント(商品名タイネックス:デュポン社製
)を、その充填量を3水準に変化させて植設し、植毛台
の割れの有無を確認した。
試験方法は仕材式試作植毛機を用い、植毛穴に対するナ
イロン毛の充填量を3水準に変化させたサンプルを作製
し、目視により植毛台の割れ及びクラックの発生の有無
を観察した。
イロン毛の充填量を3水準に変化させたサンプルを作製
し、目視により植毛台の割れ及びクラックの発生の有無
を観察した。
尚、充填率の算出は第4図に示す如く植毛穴の直径をa
、ナイロンブリッスルの直径をC5千線の巾をbとして
、以下の式によって算出した。又、子線寸法は1.95
mm X 1.6薗X0.22mn+のものを用いた。
、ナイロンブリッスルの直径をC5千線の巾をbとして
、以下の式によって算出した。又、子線寸法は1.95
mm X 1.6薗X0.22mn+のものを用いた。
く表3〉はその結果である。
植毛大面積=πX (a/2)”
平線の占める面積=aXb
毛の存在する部分の面積=πX (c/2)” X2n
但し、n:充填本数 〈表3〉 〈表3〉中のASの縦横に記載された数値は全植毛穴の
うち、割れやクラックが発生した植毛穴の比率を示して
おり、例えば117/140は140の植毛穴のうち1
17の植毛穴において割れやクラックが発生したことを
示している。尚、試験は第3図に示す如<28個の植毛
穴を有する歯ブラシ5本について行った。
但し、n:充填本数 〈表3〉 〈表3〉中のASの縦横に記載された数値は全植毛穴の
うち、割れやクラックが発生した植毛穴の比率を示して
おり、例えば117/140は140の植毛穴のうち1
17の植毛穴において割れやクラックが発生したことを
示している。尚、試験は第3図に示す如<28個の植毛
穴を有する歯ブラシ5本について行った。
く表3〉から分かるように、AS製のハンドルでは1大
当たりの充填本数を19本、21本及び23本にしたと
きのいずれにおいても割れやクラックが発生し、その発
生比率は充填率が高まるにしたがって上昇するが、これ
に対してPET PCTコポリエステル製ハンドルでは
3水準のいずれの充填率においても割れやクラックは発
生しなかった。
当たりの充填本数を19本、21本及び23本にしたと
きのいずれにおいても割れやクラックが発生し、その発
生比率は充填率が高まるにしたがって上昇するが、これ
に対してPET PCTコポリエステル製ハンドルでは
3水準のいずれの充填率においても割れやクラックは発
生しなかった。
以上の結果を総合すると、本発明のPET PCTコポ
リエステルを材料とした歯ブラシハンドルは強い力が加
わったときにも折れることはないので安全であり、そし
て細く長い首部を形成したときには屈曲変形状態を維持
することができるので、従来のストレートな歯ブラシで
は清掃困難であった口腔内の入り組んだ部位にも首部を
変形させることでブラシ部を容易に位置づけることが可
能である。又、本ハンドルは素材に柔軟性と伸びがある
ので、単位植毛穴あたりの植毛密度を高めることができ
、小さな植毛台でも多くのナイロンブリッスルを植設す
ることができるので、植毛台を小型化したときにも優れ
た清掃効果を発揮できる。しかも、本発明の歯ブラシの
ハンドルはAS製ハンドルと同等の透明性を有するから
、意匠や色彩設計の面での自由度も大きく、多種多用な
デザインの歯ブラシを提供することができる。
リエステルを材料とした歯ブラシハンドルは強い力が加
わったときにも折れることはないので安全であり、そし
て細く長い首部を形成したときには屈曲変形状態を維持
することができるので、従来のストレートな歯ブラシで
は清掃困難であった口腔内の入り組んだ部位にも首部を
変形させることでブラシ部を容易に位置づけることが可
能である。又、本ハンドルは素材に柔軟性と伸びがある
ので、単位植毛穴あたりの植毛密度を高めることができ
、小さな植毛台でも多くのナイロンブリッスルを植設す
ることができるので、植毛台を小型化したときにも優れ
た清掃効果を発揮できる。しかも、本発明の歯ブラシの
ハンドルはAS製ハンドルと同等の透明性を有するから
、意匠や色彩設計の面での自由度も大きく、多種多用な
デザインの歯ブラシを提供することができる。
本発明にかかる歯ブラシは、歯ブラシハンドルの素材と
してPET PCTコポリエステルを用いたから、ブラ
ッシング時に強い力が加わったときでもハンドルが折れ
ることはなく安全である。又、本発明の歯ブラシは折れ
ることはないから、細く且つ長い首部を形成することが
可能である。そして単位植毛大当たりの植毛密度を高め
ることができるから、小さい植毛台でも従来どおりの植
毛本数を植設することが可能であり、細く且つ長い首部
が形成できることとあいまって、昨今の歯ブラシの設計
思想に適応できる。しかも細く且つ長い首部を作製した
ときには、首部は屈曲させることができる上に、屈曲変
形状態を維持できるので、従来のストレートな歯ブラシ
ハンドルでは磨きづらかった口腔内の入り組んだ部位等
にも容易にブラシ部を位置づけることができ、口腔内の
清掃が隅々まで行える。又、本発明の歯ブラシのハンド
ルはAS製ハンドルと同等の透明性を有するので、意匠
や色彩等、デザイン設計の自由度も高く、優れたデザイ
ンの歯ブラシを作り易い。
してPET PCTコポリエステルを用いたから、ブラ
ッシング時に強い力が加わったときでもハンドルが折れ
ることはなく安全である。又、本発明の歯ブラシは折れ
ることはないから、細く且つ長い首部を形成することが
可能である。そして単位植毛大当たりの植毛密度を高め
ることができるから、小さい植毛台でも従来どおりの植
毛本数を植設することが可能であり、細く且つ長い首部
が形成できることとあいまって、昨今の歯ブラシの設計
思想に適応できる。しかも細く且つ長い首部を作製した
ときには、首部は屈曲させることができる上に、屈曲変
形状態を維持できるので、従来のストレートな歯ブラシ
ハンドルでは磨きづらかった口腔内の入り組んだ部位等
にも容易にブラシ部を位置づけることができ、口腔内の
清掃が隅々まで行える。又、本発明の歯ブラシのハンド
ルはAS製ハンドルと同等の透明性を有するので、意匠
や色彩等、デザイン設計の自由度も高く、優れたデザイ
ンの歯ブラシを作り易い。
第1図(イ)は、歯ブラシの曲げ強度試験、首部屈曲試
験、透明性の評価を行う為に作製した試験用歯ブラシの
正面図、第1図(ロ)は同歯ブラシの側面図、第1図(
ハ)は同歯ブラシの植毛台の拡大正面図、第1図(ニ)
は第1図(イ)中におけるA−A拡大端面図、第1図(
ホ)は同B−B拡大端面図、第1図(へ)は同C−C拡
大端面図、第1図(ト)は同D−D拡大端面図、第2図
は曲げ強度試験の方法を示す説明図、第3図(イ)は、
歯ブラシの単位植毛穴当たりの植毛密度の変化が割れや
クランク発生に及ぼす影響について試験を行う為に作製
した試験用歯ブラシの正面図、第3図(ロ)は同歯ブラ
シの側面図、第3図(ハ)は同歯ブラシの植毛台の拡大
正面図、第3図(ニ)は第3図(イ)中におけるA−A
拡大端面図、第3図(ホ)は同C−C拡大端面図、第3
図(へ)は同C−C拡大端面図、第3図(ト)は同D−
D拡大端面図、第3図(チ)は同C−C拡大端面図、第
4図は単位植毛穴当たりの植毛状態を示す説明図である
。 1:歯ブラシハンドル、2:固定台。 (ハ) (ト) n゛ (ネ) −B ■ (ニ) 口 第3 図 (ハ) C口) c’r−> (へ) (ホ) (ニ) (+) ○ C( ■ つ −A σつ −E
験、透明性の評価を行う為に作製した試験用歯ブラシの
正面図、第1図(ロ)は同歯ブラシの側面図、第1図(
ハ)は同歯ブラシの植毛台の拡大正面図、第1図(ニ)
は第1図(イ)中におけるA−A拡大端面図、第1図(
ホ)は同B−B拡大端面図、第1図(へ)は同C−C拡
大端面図、第1図(ト)は同D−D拡大端面図、第2図
は曲げ強度試験の方法を示す説明図、第3図(イ)は、
歯ブラシの単位植毛穴当たりの植毛密度の変化が割れや
クランク発生に及ぼす影響について試験を行う為に作製
した試験用歯ブラシの正面図、第3図(ロ)は同歯ブラ
シの側面図、第3図(ハ)は同歯ブラシの植毛台の拡大
正面図、第3図(ニ)は第3図(イ)中におけるA−A
拡大端面図、第3図(ホ)は同C−C拡大端面図、第3
図(へ)は同C−C拡大端面図、第3図(ト)は同D−
D拡大端面図、第3図(チ)は同C−C拡大端面図、第
4図は単位植毛穴当たりの植毛状態を示す説明図である
。 1:歯ブラシハンドル、2:固定台。 (ハ) (ト) n゛ (ネ) −B ■ (ニ) 口 第3 図 (ハ) C口) c’r−> (へ) (ホ) (ニ) (+) ○ C( ■ つ −A σつ −E
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)ハンドル本体が、テレフタル酸をジカルボン酸とし
、エチレングリコール及びシクロヘキサンジメタノール
をジオールとして合成されるコポリエステルよりなる歯
ブラシ。 2)ジオール部分全体に占めるシクロヘキサンジメタノ
ールの割合が20%以上である前記特許請求の範囲第1
項記載の歯ブラシ。 3)ハンドル首部が屈曲可能で、且つ屈曲状態を保持す
ることができる前記特許請求の範囲第1項又は第2項記
載の歯ブラシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63227095A JP2620125B2 (ja) | 1988-09-09 | 1988-09-09 | 歯ブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63227095A JP2620125B2 (ja) | 1988-09-09 | 1988-09-09 | 歯ブラシ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0274210A true JPH0274210A (ja) | 1990-03-14 |
JP2620125B2 JP2620125B2 (ja) | 1997-06-11 |
Family
ID=16855412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63227095A Expired - Lifetime JP2620125B2 (ja) | 1988-09-09 | 1988-09-09 | 歯ブラシ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2620125B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0665491A (ja) * | 1992-08-17 | 1994-03-08 | Teijin Chem Ltd | 歯ブラシの柄用樹脂組成物 |
WO1996038068A1 (de) * | 1995-05-31 | 1996-12-05 | M + C Schiffer Gmbh | Zahnbürste |
JP2002034662A (ja) * | 2000-07-11 | 2002-02-05 | Bamed Ag | 歯ブラシ |
-
1988
- 1988-09-09 JP JP63227095A patent/JP2620125B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
EASTMAN PLASTICS\\\9800167=1983 * |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0665491A (ja) * | 1992-08-17 | 1994-03-08 | Teijin Chem Ltd | 歯ブラシの柄用樹脂組成物 |
WO1996038068A1 (de) * | 1995-05-31 | 1996-12-05 | M + C Schiffer Gmbh | Zahnbürste |
JP2002034662A (ja) * | 2000-07-11 | 2002-02-05 | Bamed Ag | 歯ブラシ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2620125B2 (ja) | 1997-06-11 |
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