JPH0272905A - プレストレストコンクリート部材の製造方法およびプレストレストコンクリート部材用の格子状補強筋 - Google Patents
プレストレストコンクリート部材の製造方法およびプレストレストコンクリート部材用の格子状補強筋Info
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- JPH0272905A JPH0272905A JP22427188A JP22427188A JPH0272905A JP H0272905 A JPH0272905 A JP H0272905A JP 22427188 A JP22427188 A JP 22427188A JP 22427188 A JP22427188 A JP 22427188A JP H0272905 A JPH0272905 A JP H0272905A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
この発明は、プレストレストコンクリート部材の製造方
法およびプレストレストコンクリート部材用の格子状補
強筋に関する。
法およびプレストレストコンクリート部材用の格子状補
強筋に関する。
「従来の技術およびその課題」
プレストレストコンクリート部材は、緊張材(たとえば
PCjli線等)によってコンクリートに圧縮応力を与
えたもので、コンクリートの引張強度の不足を補い、設
計荷重範囲内では引張に対しても圧縮に対しても同程度
の力学的性質を確保し、かつひび割れの生じない構造が
できる等の種々の利点を備えている。
PCjli線等)によってコンクリートに圧縮応力を与
えたもので、コンクリートの引張強度の不足を補い、設
計荷重範囲内では引張に対しても圧縮に対しても同程度
の力学的性質を確保し、かつひび割れの生じない構造が
できる等の種々の利点を備えている。
しかし、一方において、コンクリートに持続して大きな
圧縮力を与えるので、PCjli線・コンクリートには
高い品質が要求されているが、近年、コンクリート中の
鋼線の塩害腐食や電気腐食あるいは凍害による劣化が問
題となってきている。そこで、従来から、PC用緊張材
を従来のPC鋼線から繊維強化プラスチック(F RP
)に置き換える技術が研究されている(たとえば実公
昭51−53071号公報)。
圧縮力を与えるので、PCjli線・コンクリートには
高い品質が要求されているが、近年、コンクリート中の
鋼線の塩害腐食や電気腐食あるいは凍害による劣化が問
題となってきている。そこで、従来から、PC用緊張材
を従来のPC鋼線から繊維強化プラスチック(F RP
)に置き換える技術が研究されている(たとえば実公
昭51−53071号公報)。
従来、この種のFRP製緊製材張材繊維に一定の張力を
加えながら、集束・成形・強化してFRPロッドを製造
さけるプルトルージョン方法により製造されたロッド状
のものが適用され、主にボストテンション方式として使
用されている。これらはコンクリート硬化後に予め設け
ておいたダクト内に前記緊張材を挿入し、引張力を与え
て定着し、コンクリートにプレストレスを導入するらの
である。
加えながら、集束・成形・強化してFRPロッドを製造
さけるプルトルージョン方法により製造されたロッド状
のものが適用され、主にボストテンション方式として使
用されている。これらはコンクリート硬化後に予め設け
ておいたダクト内に前記緊張材を挿入し、引張力を与え
て定着し、コンクリートにプレストレスを導入するらの
である。
ところが、前記FRP製緊張材に引張力を与え定着する
ためには特殊な治具(圧着摩擦型グリップ等)を必要と
し、また、プレストレスの導入もその殆どがボストテン
ション方式に限定されているのが実状であり、このため
工場等における量産化が図りにくい状況にある。
ためには特殊な治具(圧着摩擦型グリップ等)を必要と
し、また、プレストレスの導入もその殆どがボストテン
ション方式に限定されているのが実状であり、このため
工場等における量産化が図りにくい状況にある。
この発明は上記事情に鑑みてなされたしので、格子状補
強筋を緊張材として使用し、プレテンション方式によっ
てコンクリートにプレストレスを導入するプレストレス
トコンクリート部材の製造方法およびプレストレストコ
ンクリート部材用の格子状補強筋を提供することを目的
としている。
強筋を緊張材として使用し、プレテンション方式によっ
てコンクリートにプレストレスを導入するプレストレス
トコンクリート部材の製造方法およびプレストレストコ
ンクリート部材用の格子状補強筋を提供することを目的
としている。
「課題を解決するための手段」
前記課題を解決するために、この発明にかかるプレスト
レストコンクリート部材の製造方法は、以下に示すよう
な(イ)〜(ホ)の各工程を備えたことを特徴とするも
のである。
レストコンクリート部材の製造方法は、以下に示すよう
な(イ)〜(ホ)の各工程を備えたことを特徴とするも
のである。
(イ)強化プラスチック材を主体として少なくとも軸方
向へ連続繊維を含んだ格子状補強筋を一体に構成する工
程、 (ロ)前記格子状補強筋の両端交叉部にそれぞれ該格子
状補強筋に引張力を与えるための定着補強部を強化プラ
スチック材で補強成形する工程、(ハ)前記格子状補強
筋を、形成すべきプレストレストコンクリート部材の型
枠内に配置する工程、(ニ)前記定着補強部に定着装置
を取り付けて、該定着装置を介してジヤツキの反力を与
え、該ジヤツキにより前記軸部に引張力を与える工程、
(ホ)前記型枠内にコンクリートを打設する工程。
向へ連続繊維を含んだ格子状補強筋を一体に構成する工
程、 (ロ)前記格子状補強筋の両端交叉部にそれぞれ該格子
状補強筋に引張力を与えるための定着補強部を強化プラ
スチック材で補強成形する工程、(ハ)前記格子状補強
筋を、形成すべきプレストレストコンクリート部材の型
枠内に配置する工程、(ニ)前記定着補強部に定着装置
を取り付けて、該定着装置を介してジヤツキの反力を与
え、該ジヤツキにより前記軸部に引張力を与える工程、
(ホ)前記型枠内にコンクリートを打設する工程。
なお、前記定着装置は、前記型枠外から型枠内に延びて
前記定着補強部に係合可能な接続具と、この接続具の基
端部と前記ジヤツキの端部とを着脱自在に連結する連結
部とを備えていることが望ましい。
前記定着補強部に係合可能な接続具と、この接続具の基
端部と前記ジヤツキの端部とを着脱自在に連結する連結
部とを備えていることが望ましい。
また、この発明にかかるプレストレストコンクリート部
材用の格子状補強筋は、強化プラスチック材を主体とす
る格子状補強筋をコンクリート内に埋設しかつ前記格子
状補強筋の軸方向に引張力を与えたプレストレストコン
クリート部材用の格子状補強筋であって、前記格子状補
強部を、少なくともその軸方向に連続繊維を含んだ構成
とし、前記格子状補強筋の両端交叉部に、該格子状補強
筋に引張力を与えるための強化プラスチック材で形成し
た定着補強部を設けたものである。
材用の格子状補強筋は、強化プラスチック材を主体とす
る格子状補強筋をコンクリート内に埋設しかつ前記格子
状補強筋の軸方向に引張力を与えたプレストレストコン
クリート部材用の格子状補強筋であって、前記格子状補
強部を、少なくともその軸方向に連続繊維を含んだ構成
とし、前記格子状補強筋の両端交叉部に、該格子状補強
筋に引張力を与えるための強化プラスチック材で形成し
た定着補強部を設けたものである。
なお、前記格子状補強部は、樹脂を含浸した連続繊維を
互いに交叉しかつ三層以上に積層して一体に構成するこ
とが望ましい。
互いに交叉しかつ三層以上に積層して一体に構成するこ
とが望ましい。
「作用」
この発明によれば、緊張材として用いられる格子状補強
筋の軸方向両端交叉部に設けた強化プラスチック製の定
着補強部をプレストレス導入のための定着部として利用
しこれをコンクリート内に埋設しているので、格子状補
強筋のロスがなくなる。
筋の軸方向両端交叉部に設けた強化プラスチック製の定
着補強部をプレストレス導入のための定着部として利用
しこれをコンクリート内に埋設しているので、格子状補
強筋のロスがなくなる。
また、面記格子状補強筋は、その弾性係数がPCM材と
比較して小さいので、コンクリートの弾性変形、クリー
プや乾燥収縮が生じても緊張材に与えられた引張力の減
少が少なく、コンクリートのプレストレスの損失が小さ
くなる。
比較して小さいので、コンクリートの弾性変形、クリー
プや乾燥収縮が生じても緊張材に与えられた引張力の減
少が少なく、コンクリートのプレストレスの損失が小さ
くなる。
「実施例」
以下、この発明の実施例について図面を参照しながら説
明する。
明する。
第1図および第2図は、この発明たるプレストレストコ
ンクリート部材の製造方法により製造され、例えば歩道
橋のスラブに好適に用いられる一方向ブレストレストコ
ンクリート版の一例を示すものである。
ンクリート部材の製造方法により製造され、例えば歩道
橋のスラブに好適に用いられる一方向ブレストレストコ
ンクリート版の一例を示すものである。
図面に示すように、このプレストレストコンクリート部
材(版)Aは、この部材Aの主体をなすコンクリートI
と、このコンクリート1の内部に埋設された格子状補強
筋2とから構成され、かつ、格子状補強筋2の内のコン
クリートlの長平方向に延在する各軸部2 a、 2
a・・・・・・に引張力を与えてコンクリートlにプレ
ストレスが導入された基本構造となっている。
材(版)Aは、この部材Aの主体をなすコンクリートI
と、このコンクリート1の内部に埋設された格子状補強
筋2とから構成され、かつ、格子状補強筋2の内のコン
クリートlの長平方向に延在する各軸部2 a、 2
a・・・・・・に引張力を与えてコンクリートlにプレ
ストレスが導入された基本構造となっている。
前記コンクリート1は、たとえば全体が2θθcmX5
θCff1X / Oam程度の大きさを有ずろ矩形平
板状に成形されており、また、このコンクリートIにプ
レストレスを与える格子状補強筋2は、第2図に示すよ
うに、コンクリート1の版厚方向中央よりやや下面側に
位置して埋設された断面構造となっている。
θCff1X / Oam程度の大きさを有ずろ矩形平
板状に成形されており、また、このコンクリートIにプ
レストレスを与える格子状補強筋2は、第2図に示すよ
うに、コンクリート1の版厚方向中央よりやや下面側に
位置して埋設された断面構造となっている。
前記格子状補強筋2について具体的に説明すると、この
Nli強筋2は、各軸部2 a、 2 aがそれぞれ樹
脂材料5にて結束された複数本の連続繊維3(この連続
繊維3自体が実際は複数本の連続m椎で構成されている
)よりなる繊維束4を素材として、これを格子状に樹脂
で固着成形された構成となっている。すなわち、この補
強筋2は、第3図ないし第5図に示すように、引き揃え
られた複数本の連続繊維3(第4図参照)よりなる繊維
束4が互いに交叉して格子状をなし、それら繊維束4の
6繊′a3か樹脂材料5により結束されて構成されてい
る。
Nli強筋2は、各軸部2 a、 2 aがそれぞれ樹
脂材料5にて結束された複数本の連続繊維3(この連続
繊維3自体が実際は複数本の連続m椎で構成されている
)よりなる繊維束4を素材として、これを格子状に樹脂
で固着成形された構成となっている。すなわち、この補
強筋2は、第3図ないし第5図に示すように、引き揃え
られた複数本の連続繊維3(第4図参照)よりなる繊維
束4が互いに交叉して格子状をなし、それら繊維束4の
6繊′a3か樹脂材料5により結束されて構成されてい
る。
なお、前記繊維束4どうしの交叉部6は、第5図に示す
如く、一方向に延在する繊維群3aと、これに直交する
他方向へ延在する繊維群3bとが三層以上(図示例では
16層)に積層された断面形状とされている。
如く、一方向に延在する繊維群3aと、これに直交する
他方向へ延在する繊維群3bとが三層以上(図示例では
16層)に積層された断面形状とされている。
格子状補強筋2の主体となる連続繊維3としては、軽量
でしかも高い強度を備えるガラス繊維やカーホン繊維、
アラミド繊維などが主に用いられ、必要に応じてその他
の繊維、例えば合成樹脂繊維、セラミックス繊維、金属
繊維などが適当に組み合わせて用いられる。また、樹脂
材料5としては、連続繊維3に対する接着性が良くかつ
それ自体も十分な強度特性を持つ例えばビニルエステル
樹脂などが主に用いられ、その他にも、不飽和ポリエス
テル樹脂、エボキノ樹脂、フェノール樹脂等が用いられ
る。これらの連続繊維3と樹脂材料5の割合としては、
たとえば、連続繊維3かガラス繊維、樹脂材料5がビニ
ルエステル樹脂の場合、連続繊維3が容積比で30〜7
0%程度となるように設定されている。
でしかも高い強度を備えるガラス繊維やカーホン繊維、
アラミド繊維などが主に用いられ、必要に応じてその他
の繊維、例えば合成樹脂繊維、セラミックス繊維、金属
繊維などが適当に組み合わせて用いられる。また、樹脂
材料5としては、連続繊維3に対する接着性が良くかつ
それ自体も十分な強度特性を持つ例えばビニルエステル
樹脂などが主に用いられ、その他にも、不飽和ポリエス
テル樹脂、エボキノ樹脂、フェノール樹脂等が用いられ
る。これらの連続繊維3と樹脂材料5の割合としては、
たとえば、連続繊維3かガラス繊維、樹脂材料5がビニ
ルエステル樹脂の場合、連続繊維3が容積比で30〜7
0%程度となるように設定されている。
このような格子状補強筋2の両端部には、5本の軸部2
a・・・と両端の横筋(配力筋)2b、2b七の各交叉
部6° (計10箇所)に、後述するプレストレス導入
のための定着補強部21がそれぞれモールド成形により
各交叉部6°を埋設するようにして一体に設けられてい
る。この定着補強部21は、繊維強化プラスチック製よ
りなるものである。
a・・・と両端の横筋(配力筋)2b、2b七の各交叉
部6° (計10箇所)に、後述するプレストレス導入
のための定着補強部21がそれぞれモールド成形により
各交叉部6°を埋設するようにして一体に設けられてい
る。この定着補強部21は、繊維強化プラスチック製よ
りなるものである。
以上の構成からなるこのプレストレストコンクリート部
材Aは、ガラス繊維、カーホン繊維、アラミド繊維等の
高性能連続繊維3を樹脂材料5で固着し、格子状に成形
した補強筋2を緊張材として使用し、この格子状補強筋
2の軸部2aに引張力が与えられてコンクリートlにプ
レストレスが導入されているから、コンクリート部材内
での腐食が起こらず、耐腐食性、耐久性に優れた製品と
することができる。特に、コンクリートにプレストレス
を導入することによってコンクリートのひび割れ発生荷
重が大きくなるので、コンクリートを有効にfl用でき
、部材厚ならびに部材幅を小さくしてその断面積を小さ
くすることができる。また、前記構成の格子状補強筋2
は従来のpc鋼材に比較して弾性係数が小さいので、コ
ンクリートの弾性変形、クリープや乾燥収縮が生じても
、緊張材に与えられた引張力の減少が少なく、コンクリ
ートのプレストレスの損失が小さいといった利点らある
。
材Aは、ガラス繊維、カーホン繊維、アラミド繊維等の
高性能連続繊維3を樹脂材料5で固着し、格子状に成形
した補強筋2を緊張材として使用し、この格子状補強筋
2の軸部2aに引張力が与えられてコンクリートlにプ
レストレスが導入されているから、コンクリート部材内
での腐食が起こらず、耐腐食性、耐久性に優れた製品と
することができる。特に、コンクリートにプレストレス
を導入することによってコンクリートのひび割れ発生荷
重が大きくなるので、コンクリートを有効にfl用でき
、部材厚ならびに部材幅を小さくしてその断面積を小さ
くすることができる。また、前記構成の格子状補強筋2
は従来のpc鋼材に比較して弾性係数が小さいので、コ
ンクリートの弾性変形、クリープや乾燥収縮が生じても
、緊張材に与えられた引張力の減少が少なく、コンクリ
ートのプレストレスの損失が小さいといった利点らある
。
次に、以上のような構成となるプレストレストコンクリ
ート部材Aの製造方法の一実施例について工程順に説明
する。
ート部材Aの製造方法の一実施例について工程順に説明
する。
(1)格子状補強筋の成形
前記構成の格子状補強筋2を製造する方法は任意である
が、たとえば、格子状補強筋2の構成分と縦成分にそれ
ぞれ対応するビンを周囲に有する定盤(図示せず)を利
用して、樹脂を含浸した連続繊維3を、軸部2aおよび
配力筋2bの両端に位置するピンにいわゆる一筆書きの
要領で縦方向および横方向に順次引っ掛けてゆき、交叉
部では必ず繊維群が交互に三層以上型なるようにして格
子状補強筋2を製造する。
が、たとえば、格子状補強筋2の構成分と縦成分にそれ
ぞれ対応するビンを周囲に有する定盤(図示せず)を利
用して、樹脂を含浸した連続繊維3を、軸部2aおよび
配力筋2bの両端に位置するピンにいわゆる一筆書きの
要領で縦方向および横方向に順次引っ掛けてゆき、交叉
部では必ず繊維群が交互に三層以上型なるようにして格
子状補強筋2を製造する。
この連続繊維の供給は、もちろん手作業によっても可能
であるが、通過順序を予め設定したプログラムに基づい
て作動する機械的手段により自動的に実行させる方法が
採られる。
であるが、通過順序を予め設定したプログラムに基づい
て作動する機械的手段により自動的に実行させる方法が
採られる。
このようにして連続繊維の供給工程を終えたら、最後に
押さえ板を用いて定盤上で上面側から全体的に加圧して
厚さを揃えれば、第3図に示すような矩形格子状の補強
筋2が得られる。
押さえ板を用いて定盤上で上面側から全体的に加圧して
厚さを揃えれば、第3図に示すような矩形格子状の補強
筋2が得られる。
なお、図示例においては、平面的な直交する格子状の補
強筋2について述べたが、本発明では何等これに限定さ
れることはなく、必要とする補強筋の配設聾様に応じて
、例えば格子の一部のます目が大きいもの、あるいは全
体か筆状の形態となった三次元的なものなど、形状や格
子状交叉方向については任意であることは言うまで乙な
い。
強筋2について述べたが、本発明では何等これに限定さ
れることはなく、必要とする補強筋の配設聾様に応じて
、例えば格子の一部のます目が大きいもの、あるいは全
体か筆状の形態となった三次元的なものなど、形状や格
子状交叉方向については任意であることは言うまで乙な
い。
(ii)定着補強部の成形
第6図ないし第8図に示すように、前記格子状補強筋2
のうちプレストレスが導入される軸部2a・・・の両端
部において、各軸部2aと配力筋2bとの各交叉部6゛
(計10箇所)に、交叉部6′を埋設する繊維強化プラ
スチック製の定着補強部2Iをそれぞれ一体にモールド
成形する。この定着補強部2Iは、図示例の場合、交叉
部6°を中心として軸部2aの長手方向へ延びる直方体
形状に成形されており、定着部材21の両側面には、第
8図に示すように、配力筋2b方向へ延びる楕円形状の
係止段部22,22 が突設され、かつ、係上段部2
2.22 の両側面には、それぞれ軸部2aの中心側
長手方向へ突出する突部22aが設けられている。
のうちプレストレスが導入される軸部2a・・・の両端
部において、各軸部2aと配力筋2bとの各交叉部6゛
(計10箇所)に、交叉部6′を埋設する繊維強化プラ
スチック製の定着補強部2Iをそれぞれ一体にモールド
成形する。この定着補強部2Iは、図示例の場合、交叉
部6°を中心として軸部2aの長手方向へ延びる直方体
形状に成形されており、定着部材21の両側面には、第
8図に示すように、配力筋2b方向へ延びる楕円形状の
係止段部22,22 が突設され、かつ、係上段部2
2.22 の両側面には、それぞれ軸部2aの中心側
長手方向へ突出する突部22aが設けられている。
(iii)プレストレスの導入
各交叉部6°に定着部材21を形成したならば、第9図
に示すように、形成すべきプレストレストコンクリート
部材の型枠30を一列にかつ互いに間隔をもつように複
数(図示例では3個)配置し、次いでこれら複数の型枠
30内に格子状の補強筋2を配置する。この際、両端部
の定着補強部21゜21をそれぞれ定着装置42を介し
てジヤツキ35の先端に固定する。ジヤツキ35はその
後端に設けられた伸縮自在なロッド35aが固定ブロッ
ク40に定着されている。
に示すように、形成すべきプレストレストコンクリート
部材の型枠30を一列にかつ互いに間隔をもつように複
数(図示例では3個)配置し、次いでこれら複数の型枠
30内に格子状の補強筋2を配置する。この際、両端部
の定着補強部21゜21をそれぞれ定着装置42を介し
てジヤツキ35の先端に固定する。ジヤツキ35はその
後端に設けられた伸縮自在なロッド35aが固定ブロッ
ク40に定着されている。
なお、前記複数の型枠30の配置間隔は、これら型枠3
0間にカッタ等の切断治具が挿入される程度の狭小な間
隔であれば良く、材料の無駄を可能な限り少なくする観
点からすればできるだけ近接させて配置することが好ま
しい。
0間にカッタ等の切断治具が挿入される程度の狭小な間
隔であれば良く、材料の無駄を可能な限り少なくする観
点からすればできるだけ近接させて配置することが好ま
しい。
ここで、定着装置42の構成を説明すると、定着装置4
2は、第1θ図および第11図に示すように、前記定着
補強部21に定着する一対の接続具43.43 と、
前記ジヤツキ35の先端に取り付けられた軸部44と、
型枠30外に位置してそれら接続具43、軸部44を互
いに連結する連結板45とから構成されており、前記軸
部44および連結板45は、連結部46を構成するもの
である。
2は、第1θ図および第11図に示すように、前記定着
補強部21に定着する一対の接続具43.43 と、
前記ジヤツキ35の先端に取り付けられた軸部44と、
型枠30外に位置してそれら接続具43、軸部44を互
いに連結する連結板45とから構成されており、前記軸
部44および連結板45は、連結部46を構成するもの
である。
前記接続具43は、−枚の金属板であって、府記定着部
材21の係止段部22に係合する屈曲部43aと、この
屈曲部43aの上下端から配力筋2bの長平方向へ沿っ
て型枠30のスリット31を貫通してジヤツキ35方向
へ平行に延びる上下アーム部43b43bとからなり、
アーム部43b、43bの先端には、それぞれ上下に貫
通する貫通孔47が穿設されている。
材21の係止段部22に係合する屈曲部43aと、この
屈曲部43aの上下端から配力筋2bの長平方向へ沿っ
て型枠30のスリット31を貫通してジヤツキ35方向
へ平行に延びる上下アーム部43b43bとからなり、
アーム部43b、43bの先端には、それぞれ上下に貫
通する貫通孔47が穿設されている。
なお、前記係止段部22に係合する屈曲部43aは、そ
の両側面に設けられた係止突起22aによって外れ防止
がなされている。
の両側面に設けられた係止突起22aによって外れ防止
がなされている。
前記軸部44は、金属製の角柱であって、その前端・1
4aには両側面に貫通する切欠部48が穿設されるとと
もに、切欠部48からそれぞれ上下面に貫通する貫通孔
49a、49bが穿設され、圭た軸部44の後端44b
には両側面に水平に貫通ずる貫通孔50が穿設されてい
る。このような軸部44は、後端44bが前記ジヤツキ
35先端に穿設された上下に貫通する切欠部35bに挿
入された状態で、切欠部35bに水平に挿通されたボル
ト51を介してジヤツキ35の先端に連結されている。
4aには両側面に貫通する切欠部48が穿設されるとと
もに、切欠部48からそれぞれ上下面に貫通する貫通孔
49a、49bが穿設され、圭た軸部44の後端44b
には両側面に水平に貫通ずる貫通孔50が穿設されてい
る。このような軸部44は、後端44bが前記ジヤツキ
35先端に穿設された上下に貫通する切欠部35bに挿
入された状態で、切欠部35bに水平に挿通されたボル
ト51を介してジヤツキ35の先端に連結されている。
前記連結板45は、三角形状の金属板であって、連結板
45の前端45aには、上下に貫通し前記接続具43の
貫通孔47と同径な一対の貫通孔52.52 が穿設さ
れており、また連結板45の後端45bには、上下に貫
通し前記軸部44の貫通孔49a、49bと同径な貫通
孔53が穿設されている。
45の前端45aには、上下に貫通し前記接続具43の
貫通孔47と同径な一対の貫通孔52.52 が穿設さ
れており、また連結板45の後端45bには、上下に貫
通し前記軸部44の貫通孔49a、49bと同径な貫通
孔53が穿設されている。
このような各接続具43、軸部44、連結板45におい
ては、2本のピン54.54 をそれぞれ一対の貫通
孔47,52.47に挿入することによって一対のフッ
ク部43と連結板45とが互いに連結され、1本のボル
ト54を貫通孔49a、5349bに挿入することによ
って軸部44と連結板45とが互いに連結されている。
ては、2本のピン54.54 をそれぞれ一対の貫通
孔47,52.47に挿入することによって一対のフッ
ク部43と連結板45とが互いに連結され、1本のボル
ト54を貫通孔49a、5349bに挿入することによ
って軸部44と連結板45とが互いに連結されている。
このようにして格子状補強筋2を型枠30内に配置させ
るとともに、定着装置42を定着1i強部21に定着さ
せたら、ジヤツキ35のロッド35aを縮めて、格子状
補強筋2の軸部2aに所要の引張力を与える。次いで、
各型枠30内にコンクリートを打設し、このコンクリー
トが所要の圧縮強度に達したら、ジヤツキ35を緩めた
後で、型枠30間の軸部2aおよび型枠30外に位置す
る接続具43のアーム部43bをそれぞれ切断する。
るとともに、定着装置42を定着1i強部21に定着さ
せたら、ジヤツキ35のロッド35aを縮めて、格子状
補強筋2の軸部2aに所要の引張力を与える。次いで、
各型枠30内にコンクリートを打設し、このコンクリー
トが所要の圧縮強度に達したら、ジヤツキ35を緩めた
後で、型枠30間の軸部2aおよび型枠30外に位置す
る接続具43のアーム部43bをそれぞれ切断する。
そして、各型枠30を取り除き、さらに、両端面の仕上
げを行えば、第1図および第2図に示すようなプレスト
レストコンクリート部材Aが得られる。
げを行えば、第1図および第2図に示すようなプレスト
レストコンクリート部材Aが得られる。
なお、前記接続具43の屈曲部43aはコンクリート内
に埋殺しとなるが、型枠30外に位置するアーム部43
bについては(1)上記したように切断する (2)折
り曲げた状態にする (3)仕口部に利用するなどの場
合は、そのまま両端部から左右に延ばした状態にする等
の処理が講じられるか、いずれの手段を選択するかは、
プレストレストコンクリート部材Aの端部形状ならびに
使用形態等によって適宜決定される。
に埋殺しとなるが、型枠30外に位置するアーム部43
bについては(1)上記したように切断する (2)折
り曲げた状態にする (3)仕口部に利用するなどの場
合は、そのまま両端部から左右に延ばした状態にする等
の処理が講じられるか、いずれの手段を選択するかは、
プレストレストコンクリート部材Aの端部形状ならびに
使用形態等によって適宜決定される。
このようにして製造されるプレストレストコンクリート
部材Aにおいては、格子状補強筋2の両端交叉部6゛
に軸部2aにプレストレスを導入させるだめのFRP製
の定着補強部21を一体に設けたので、この定着補強部
21をコノクリ−1−1内に埋め殺しすることにより、
プレストレスの定着効果を高めるとともに、材料の無駄
を省いて製造コストの低減化を図ることができる。また
、この他にも、(1)格子状補強筋2の格子交叉部6を
緊張材の定着部として利用できること、(2)PC鋼線
の場合のように、全長にわたって緊張力を維持できなく
なるような心配がないこと、(3)ボストテンション方
式のような特殊の定着治具が不要であること等の効果が
挙げられる。
部材Aにおいては、格子状補強筋2の両端交叉部6゛
に軸部2aにプレストレスを導入させるだめのFRP製
の定着補強部21を一体に設けたので、この定着補強部
21をコノクリ−1−1内に埋め殺しすることにより、
プレストレスの定着効果を高めるとともに、材料の無駄
を省いて製造コストの低減化を図ることができる。また
、この他にも、(1)格子状補強筋2の格子交叉部6を
緊張材の定着部として利用できること、(2)PC鋼線
の場合のように、全長にわたって緊張力を維持できなく
なるような心配がないこと、(3)ボストテンション方
式のような特殊の定着治具が不要であること等の効果が
挙げられる。
さらに、この実施例のプレストレストコンクリート部材
Aの製造方法にあっては、(1)定着補強部21と格子
状補強筋2との一体性を確保でき、構造的に大変有利な
ものとなること、(2)格子状補強筋2と定着補強部2
1とを同一工程上で製作すれば大量生産か可能であり、
工数削減に寄与すること、(3)定着装置42は、各構
成部材がピンあるいはボルトによって連結されているの
で、ジヤツキ35および格子状補強筋2の定着補強部2
1への取り付けが容易であるとともに、プレストレス導
入後の取り外しが容易であること、(4)定着装置42
の接続具43については、その屈曲部43aをコンクリ
ート内に埋め殺しするとともに、型枠30外のアーム部
43bを切断、折り曲げ等の手段で容易に仕上げ作業を
行うことができるので、作業の単純化、スピードアップ
化を図ることができる。また、材料の無駄を最小限に止
どめることができる。
Aの製造方法にあっては、(1)定着補強部21と格子
状補強筋2との一体性を確保でき、構造的に大変有利な
ものとなること、(2)格子状補強筋2と定着補強部2
1とを同一工程上で製作すれば大量生産か可能であり、
工数削減に寄与すること、(3)定着装置42は、各構
成部材がピンあるいはボルトによって連結されているの
で、ジヤツキ35および格子状補強筋2の定着補強部2
1への取り付けが容易であるとともに、プレストレス導
入後の取り外しが容易であること、(4)定着装置42
の接続具43については、その屈曲部43aをコンクリ
ート内に埋め殺しするとともに、型枠30外のアーム部
43bを切断、折り曲げ等の手段で容易に仕上げ作業を
行うことができるので、作業の単純化、スピードアップ
化を図ることができる。また、材料の無駄を最小限に止
どめることができる。
また、前述した実施例では、歩道橋に用いられるスラブ
に本発明方法を適用した例を説明したが、この発明の製
造方法は池のプレストレストコンクリート部材のラソ造
にも好適に使用可能である。特に、格子状補強筋2を筆
状に立体的に成形し、これにプレストレスを導入するよ
うにすれば、梁または柱部材全体にプレストレスを導入
することも可能になる。
に本発明方法を適用した例を説明したが、この発明の製
造方法は池のプレストレストコンクリート部材のラソ造
にも好適に使用可能である。特に、格子状補強筋2を筆
状に立体的に成形し、これにプレストレスを導入するよ
うにすれば、梁または柱部材全体にプレストレスを導入
することも可能になる。
また、前述した実施例では、格子状補強筋2の互いに直
交する軸部2aおよび配力筋2bにそれぞれ連続繊維を
含ませた構成としたが、使用形態に応じて、格子状補強
筋の主要材料を強化プラスチックとしてプレストレスを
導入する軸部のみに連続繊維を含ませた構成とする場合
もある。この場合、連続繊維の使用量を減らすことによ
って、製造コストを低減させながら所要の目的を達成す
ることができる。
交する軸部2aおよび配力筋2bにそれぞれ連続繊維を
含ませた構成としたが、使用形態に応じて、格子状補強
筋の主要材料を強化プラスチックとしてプレストレスを
導入する軸部のみに連続繊維を含ませた構成とする場合
もある。この場合、連続繊維の使用量を減らすことによ
って、製造コストを低減させながら所要の目的を達成す
ることができる。
さらには、格子状補強筋として、−枚の鉄板をプレス加
工等によって格子状に成形したものを用いることによっ
ても、格子状補強筋の所要の目的を達成することができ
る。
工等によって格子状に成形したものを用いることによっ
ても、格子状補強筋の所要の目的を達成することができ
る。
第12図はこの発明の第2実施例を示すもので、前記第
1実施例に示したプレストレストコンクリート部材への
定着補強部21の構成を変更したものである。
1実施例に示したプレストレストコンクリート部材への
定着補強部21の構成を変更したものである。
第12図に示すように、格子状補強筋2の両端部には、
軸部2a・・・と両端の配力筋2 b、 2 bとの各
交叉部6°をそれぞれ補強する定着補強部6゜が前記配
力筋2 b、 2 bおよび前記各交叉部6′をそれぞ
れ埋設する形態でモールド成形により一体に設けられて
いる。定着補強部60の前面(格子状補強筋2の中心側
)は、定着装置42の接続具43か係合しやすいように
U字状の曲面が形成されている。そして、各交叉部6°
の両側部の定着補強部60に、定着装置42の一対の接
続具43゜43 を係合させることによって、軸部2a
・・・に引張力を与えるようになっている。
軸部2a・・・と両端の配力筋2 b、 2 bとの各
交叉部6°をそれぞれ補強する定着補強部6゜が前記配
力筋2 b、 2 bおよび前記各交叉部6′をそれぞ
れ埋設する形態でモールド成形により一体に設けられて
いる。定着補強部60の前面(格子状補強筋2の中心側
)は、定着装置42の接続具43か係合しやすいように
U字状の曲面が形成されている。そして、各交叉部6°
の両側部の定着補強部60に、定着装置42の一対の接
続具43゜43 を係合させることによって、軸部2a
・・・に引張力を与えるようになっている。
この実施例によると、定着補強部6oを両端配力筋2b
を埋設する形態でこれと一体に構成したので、定着補強
部60の構造がより強固なものとなって、接続具43に
よって引張力を軸部2aに与える上で構造上有利となる
。また、格子状補強筋2の製造工程内において、定着補
強部6oを両端配力筋2bとモールド成形により一体に
製造可能であるから、製造工数の削減を図ることができ
る。 さらには、定着補強部60をコンクリートとの定
着部として利用することができるとともに、材料の無駄
を省いて製造コストの削減を図ることができる。
を埋設する形態でこれと一体に構成したので、定着補強
部60の構造がより強固なものとなって、接続具43に
よって引張力を軸部2aに与える上で構造上有利となる
。また、格子状補強筋2の製造工程内において、定着補
強部6oを両端配力筋2bとモールド成形により一体に
製造可能であるから、製造工数の削減を図ることができ
る。 さらには、定着補強部60をコンクリートとの定
着部として利用することができるとともに、材料の無駄
を省いて製造コストの削減を図ることができる。
「発明の効果」
以上詳細に説明したように、この発明にかかるプレスト
レストコンクリート部材の製造方法においては、格子状
補強筋の両端交叉部にプレストレスを導入するための定
着補強部を一体に設けたので、この定着補強部をプレス
トレストコンクリート部材内に埋設することによって、
プレストレスの定着効果をより高めるとともに、材料の
無駄を省いて製造コストの低減化を図ることができる。
レストコンクリート部材の製造方法においては、格子状
補強筋の両端交叉部にプレストレスを導入するための定
着補強部を一体に設けたので、この定着補強部をプレス
トレストコンクリート部材内に埋設することによって、
プレストレスの定着効果をより高めるとともに、材料の
無駄を省いて製造コストの低減化を図ることができる。
また、格子状補強筋の両端に設けた定着補強部に係合す
る定着装置を介してジヤツキにより前記格子状補強筋に
引張力を与えるようにしたので、ジヤツキと定着補強部
との定着作業および両者の取り外し作業が容易であり、
これによりプレストレス導入作業を簡易にし得て製作工
程での作業性向上に寄与することができる。
る定着装置を介してジヤツキにより前記格子状補強筋に
引張力を与えるようにしたので、ジヤツキと定着補強部
との定着作業および両者の取り外し作業が容易であり、
これによりプレストレス導入作業を簡易にし得て製作工
程での作業性向上に寄与することができる。
しかも、格子状補強筋の交叉部強度が高いことから、全
交叉部を緊張材の定着部として利用でき、さらには、一
部箇所のコンクリートがひび割れしたり、また付着力を
失ったりしたとしても、引張力の減少が少なく、PC鋼
線の場合のように、全体にわたり緊張力を維持できなく
なったりするような心配がない。
交叉部を緊張材の定着部として利用でき、さらには、一
部箇所のコンクリートがひび割れしたり、また付着力を
失ったりしたとしても、引張力の減少が少なく、PC鋼
線の場合のように、全体にわたり緊張力を維持できなく
なったりするような心配がない。
さらには、プレテンション方式でプレストレスの導入を
行うようにしているので、ポストテン/コン方式のよう
な特殊の定着治具は不要となり、その製造時において、
部材両端の定着作業等の煩雑な現場作業をなくすことか
できて、現場での作業性向上を図ることができる等の優
れた効果を奏する。
行うようにしているので、ポストテン/コン方式のよう
な特殊の定着治具は不要となり、その製造時において、
部材両端の定着作業等の煩雑な現場作業をなくすことか
できて、現場での作業性向上を図ることができる等の優
れた効果を奏する。
図面はこの発明の実施例を示すもので、第1図はプレス
トレストコンクリート部材の平面図、第2図はその縦断
面図、第3図は格子状補強筋の一部を示す斜視図、第4
図は繊維束の直線部の断面図、第5図は繊維束とうしの
交叉部の断面図、第6図ないし第11図はこの発明の製
造方法の一実施例を説明するために示したもので、第6
図は定n補強部が設けられた補強筋を示す平面図、第7
図は同正面図、第8図は定着補強部の要部を拡大視して
示した斜視図、第9図は補強筋を型枠内に配置した状態
を示す平面図、第10図は定着装置の平面図、第1+図
はその側面図、第12図は池の実施例を示ずらので、定
着hli強部の要部を拡大して示した斜視図である。 1・・・・・・コンクリート、2・・・・・・格子状h
li強筋、2a・・・・・・軸部、2b・・・・・・配
力筋、3・・・・・・連続繊維、5・・・・・・樹脂、
6 ・・・・・・交叉部、 21.60・・・・・・定着補強部、30・・・・・・
型枠、35・・・・・・ツヤツキ、42・・・・・・定
着装置、・13・・・・・・フック部、・16・・・・
・・岨桔部、A・・・・・・プレストレストコンクリー
ト部材。 出願人 t?l 水゛律設株式会社 犬l」本哨−ト工業昧式会社 50(jD)
トレストコンクリート部材の平面図、第2図はその縦断
面図、第3図は格子状補強筋の一部を示す斜視図、第4
図は繊維束の直線部の断面図、第5図は繊維束とうしの
交叉部の断面図、第6図ないし第11図はこの発明の製
造方法の一実施例を説明するために示したもので、第6
図は定n補強部が設けられた補強筋を示す平面図、第7
図は同正面図、第8図は定着補強部の要部を拡大視して
示した斜視図、第9図は補強筋を型枠内に配置した状態
を示す平面図、第10図は定着装置の平面図、第1+図
はその側面図、第12図は池の実施例を示ずらので、定
着hli強部の要部を拡大して示した斜視図である。 1・・・・・・コンクリート、2・・・・・・格子状h
li強筋、2a・・・・・・軸部、2b・・・・・・配
力筋、3・・・・・・連続繊維、5・・・・・・樹脂、
6 ・・・・・・交叉部、 21.60・・・・・・定着補強部、30・・・・・・
型枠、35・・・・・・ツヤツキ、42・・・・・・定
着装置、・13・・・・・・フック部、・16・・・・
・・岨桔部、A・・・・・・プレストレストコンクリー
ト部材。 出願人 t?l 水゛律設株式会社 犬l」本哨−ト工業昧式会社 50(jD)
Claims (4)
- (1)強化プラスチック材を主体として少なくとも軸方
向へ連続繊維を含ませた格子状補強筋を一体に構成する
工程と、前記格子状補強筋の両端交叉部にそれぞれ該格
子状補強筋に引張力を与えるための定着補強部を強化プ
ラスチック材で補強成形する工程と、前記格子状補強筋
を、形成すべきプレストレストコンクリート部材の型枠
内に配置する工程と、前記定着補強部に定着装置を取り
付けて、前記定着装置を介してジャッキの反力を与え、
該ジャッキにより前記軸部に引張力を与える工程と、前
記型枠内にコンクリートを打設する工程とを備えたプレ
ストレストコンクリート部材の製造方法。 - (2)前記定着装置は、前記型枠外から型枠内に延びて
前記定着補強部に係合可能な接続具と、この接続具の基
端部と前記ジャッキの端部とを着脱自在に連結する連結
部とを備えていることを特徴とする請求項1記載のプレ
ストレストコンクリート部材の製造方法。 - (3)強化プラスチック材を主体とする格子状補強筋が
コンクリート内に埋設されかつ前記格子状補強筋の軸方
向に引張力が与えられたプレストレストコンクリート部
材用の格子状補強筋であって、前記格子状補強筋は、少
なくともその軸方向へ連続繊維が含まれた構成とされ、
前記格子状補強筋の両端交叉部には、該格子状補強筋に
引張力を与えるための強化プラスチック材で成形した定
着補強部が設けられていることを特徴とするプレストレ
ストコンクリート部材用の格子状補強筋。 - (4)前記格子状補強筋は、樹脂を含浸した連続繊維が
互いに交叉しかつ三層以上に積層されて一体に構成され
ていることを特徴とする請求項3記載のプレストレスト
コンクリート部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22427188A JPH0272905A (ja) | 1988-09-07 | 1988-09-07 | プレストレストコンクリート部材の製造方法およびプレストレストコンクリート部材用の格子状補強筋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22427188A JPH0272905A (ja) | 1988-09-07 | 1988-09-07 | プレストレストコンクリート部材の製造方法およびプレストレストコンクリート部材用の格子状補強筋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0272905A true JPH0272905A (ja) | 1990-03-13 |
Family
ID=16811155
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22427188A Pending JPH0272905A (ja) | 1988-09-07 | 1988-09-07 | プレストレストコンクリート部材の製造方法およびプレストレストコンクリート部材用の格子状補強筋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0272905A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05332071A (ja) * | 1992-06-03 | 1993-12-14 | Kajima Corp | コンクリート製扉 |
JP2015534613A (ja) * | 2012-09-17 | 2015-12-03 | ツェーペーツェー・アクチェンゲゼルシャフトCpc Ag | プレストレストコンクリート部品を製造するための補強要素、コンクリート部品およびその製造方法 |
JP2016168675A (ja) * | 2015-03-11 | 2016-09-23 | 日本コンクリート工業株式会社 | コンクリート製品製造装置およびコンクリート製品の製造方法 |
JP2021133640A (ja) * | 2020-02-28 | 2021-09-13 | 東京製綱株式会社 | コンクリートパネル用補強材 |
-
1988
- 1988-09-07 JP JP22427188A patent/JPH0272905A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05332071A (ja) * | 1992-06-03 | 1993-12-14 | Kajima Corp | コンクリート製扉 |
JP2015534613A (ja) * | 2012-09-17 | 2015-12-03 | ツェーペーツェー・アクチェンゲゼルシャフトCpc Ag | プレストレストコンクリート部品を製造するための補強要素、コンクリート部品およびその製造方法 |
US9938721B2 (en) | 2012-09-17 | 2018-04-10 | Cpc Ag | Reinforcing element for producing prestressed concrete components, concrete component and production methods |
US11365544B2 (en) | 2012-09-17 | 2022-06-21 | Cpc Ag | Reinforcing element for producing prestressed concrete components, concrete component and production methods |
JP2016168675A (ja) * | 2015-03-11 | 2016-09-23 | 日本コンクリート工業株式会社 | コンクリート製品製造装置およびコンクリート製品の製造方法 |
JP2021133640A (ja) * | 2020-02-28 | 2021-09-13 | 東京製綱株式会社 | コンクリートパネル用補強材 |
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