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JPH0266868A - カラーelディスプレイ装置とその製造方法 - Google Patents

カラーelディスプレイ装置とその製造方法

Info

Publication number
JPH0266868A
JPH0266868A JP63216524A JP21652488A JPH0266868A JP H0266868 A JPH0266868 A JP H0266868A JP 63216524 A JP63216524 A JP 63216524A JP 21652488 A JP21652488 A JP 21652488A JP H0266868 A JPH0266868 A JP H0266868A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
light
filter
display device
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63216524A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Abe
阿部 惇
Takao Toda
任田 隆夫
Mutsumi Yamamoto
睦 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP63216524A priority Critical patent/JPH0266868A/ja
Publication of JPH0266868A publication Critical patent/JPH0266868A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、薄型カラーELディスプレイ装置に関するも
のであり、とりわけ発光輝度が高く、色純度が優れた三
原色でカラー表示可能なELディスプレイ装置に関する
従来の技術 近年、コンピュータ端末などに用いるフラットディスプ
レイ装置として、薄型ELディスプレイ装置が盛んに研
究されている。その中でもカラーELディスプレイ装置
の開発は、将来のディスプレイとしての位置付けを左右
するため、現在量も多くの力が注がれている。
しかしながら、いくつかの課題が残されている。そのひ
とつが、有機カラーフィルタを用いるとEL光の輝度が
40%程度減衰することである。一方、EL光の透過率
が少な(とも90%以上になるという長所を持った無機
フィルタは膜厚が厚く、その上にEL層を積層するとき
にはフィルタと基板との段差が大きすぎて断線などの製
造上の問題が発生した。
カラーELディスプレイ装置の構成においては、赤色光
としてはサマリウムを発光不純物とする硫化亜鉛蛍光体
層やユーロピウムを発光不純物とする硫化カルシウム蛍
光体層からの発光を用い、緑色光としてはテルビウムを
発光不純物とする硫化亜鉛蛍光体層やセリウムを発光不
純物とする硫化カルシウム蛍光体層からの発光を用い、
青色光としてはセリウムを発光不純物とする硫化ストロ
ンチウム蛍光体層からの発光を用いて三原色発光がなさ
れる。(特開昭61−260594号公報参照) 発明が解決しようとする課題 従来の無機フィルタを用いてその上にEL層を積層する
構成のカラーELディスプレイは、フィルタの厚さが厚
すぎて安定に製造することができない。
また従来の技術、たとえば赤色、緑色、および青色用と
して、それぞれユーロピウム添加硫化カルシウム、テル
ビウム添加硫化亜鉛、およびセリウム添加硫化ストロン
チウムを用いてカラーELディスプレイ装置を形成した
場合、青色の色純度や三原色の発光輝度のバランスが最
適でな(、色再現性が不十分であり、高品位のカラーE
Lディスプレイ装置を実現できなかった。
本発明の目的は、前記問題点を解決した、従来に比べて
格段に高輝度で色再現性が広(、表示品位の優れたカラ
ーELディスプレイ装置を構成するための薄膜構成と、
フィルターの組み合わせを提供することである。
課題を解決するための手段 透光性の基板上に複数種類の色フィルタを選択的に設け
、その色フィルタの間隙に選択的に誘電体薄膜を設け、
前記色フィルタ上あるいは色フィルタおよび誘電体薄膜
上に複数種類のEL発光層を含むEL層を設け、かつ前
記色フィルタ七EL発光層とを対応させる。
作用 蛍光体と色フィルターの適当な組み合わせを用いること
により、高輝度で色再現性が広いカラーELディスプレ
イ装置を構成することができ、しかも、上記のように色
フィルタの間隙に選択的に誘電体薄膜を設けることによ
り、段差を少な(することができ、上部の層の断線を防
止することができる。
実施例 2価マンガンイオンを発光不純物とする硫化亜鉛蛍光体
は、発光効率が2〜81m/Wときわめて高く、発光ス
ペクトルは590nmを中心波長とするブロードな発光
であるため、適当なフィルターを用いることにより、色
純度、輝度の高い赤色を実現できる。3価テルビウムイ
オンを発光不純物とする硫化亜鉛蛍光体の発光は、49
0nmを中心波長きする青色成分、550nm付近の緑
色成分、および590nn、620nm付近の波長成分
からなり、その中でも550nm付近の発光が最も強く
色純度の優れた緑色発光を示す。また発光効率も高いた
めフィルターを用いることにより、さらに純度の高い緑
色を実現できる。3価セリウムイオンを発光不純物とす
る硫化ストロンチウムの発光は480nmを中心波長と
する緑青色のブロードな発光であるため、適当なフィル
ターを用いることにより、色純度の高い青色を実現でき
る。
本発明においては、蛍光体層とフィルターの組み合わせ
の構成を可能にするため、以下のような構成を用いる。
図面は、本発明のカラーELディスプレイ装置の一実施
例を説明するための断面図を示す。
ガラス基板1上に選択的にカラーフィルタ2を形成する
。この実施例では緑色用のフィルタは形成せずに赤色用
のフィルタ2人と青色用のフィルタ2Cとを形成した。
これらのカラーフィルタ2を形成したのちに、膜3から
膜8を形成する工程および形成されたEL発光層6のア
ニール処理のときにフィルタが変質したりフィルタ膜に
クラックが入らないことなどのために耐熱性のあるフィ
ルタが要求される。
従って現在の技術レベルでは有機フィルタは使えない。
光透過率などの分光特性および耐熱性を考慮ずれば、好
ましい材料の一つが無機干渉フィルタである。例えば、
屈折率が2.20のTi(h、屈折率□が1.47の5
i(h、屈折率が1.62のAl2O3薄膜を、電子ビ
ーム蒸着法を用いて交互に積層したちのである。
しかしながら、例えば緑色用フィルタを形成する場合(
図示せず)、厚さ75nmのTiChと厚さ113nm
の5i02を19層積層する必要が生ずる。従って合計
の厚さは約1.8μmにもなってしまう。透過特性をよ
り急峻にするためには積層数を増加させる必要がある。
そのためこのフィルタ上に薄膜を積層する場合、段差部
分では膜厚が薄(なったり切れたりする。7トリツクス
タイプのELディスプレイを構成する透明電極3と背面
電極8とは必ず交差することが必要になるが、上に述べ
た理由で背面電極8がフィルタの段差部分で断線してし
まう。
この問題を解決するために、フィルタの間隙部分に誘電
体薄膜4を形成し、段差を少なくすることが必要不可欠
である。誘電体薄膜4A、4B、4Cの厚さはフィルタ
2A、2Cより厚(ても薄くてもかまわない。図にも示
したように、2Aと20の厚さは同しにできないことが
多いので誘電体薄膜4の厚さを2Aと20の厚さの中間
の厚さになるようにしても良い。 誘電体薄膜4は好ま
しくはECRプラズマ堆積法により作成される。
透明電極3は、スパッタリング法により形成された厚さ
200nmの錫添加酸化インジウム(ITO)薄膜であ
る。ITO薄膜をホトリソグラフィ技術を用いて加工す
ることにより、ストライプ状の透明電極3を形成した。
その上に、酸素を10%含むアルゴン雰囲気中で、5r
Ti03セラミツクターゲツトを高周波スパッタリング
することにより、厚さ500nmの下部誘電体薄膜5を
形成した。
下部誘電体薄膜5の上には、IJO−2Torrの圧力
で、硫化水素を5%含むアルゴン雰囲気中、250℃の
基板温度で、フッ化テルビウム(TbFs)を1モル%
含むZnS焼結体をターゲットとして高周波スパッタリ
ングすることにより、厚さ500nmのZnS:Tb、
Fから成る蛍光体膜を成膜した。
その後フォトリソグラフィ技術を用いてストライプ状の
緑色用発光層6Bを形成し、真空中500℃で1時間熱
処理を行った。その上に電子ビーム加熱真空蒸着法によ
り、厚さ600nmのZnS : Mnから成る蛍光体
膜を成膜し、フォトリソグラフィ技術を用いてストライ
プ状の赤色用発光層6Aを形成し、その後真空中500
℃で1時間熱処理を行った。さらにその上に電子ビーム
加熱真空蒸着法により、厚さ600nmのSrS:Ce
、Fから成る蛍光体膜を成膜し、フォトリソグラフィ技
術を用いてストライプ状の青色用発光層6Cを形成し、
その後真空中500℃で1時間熱処理を行った。
発光層6A、6B、6C上には電子ビーム蒸着法により
厚さ200nmの酸化イツトリウム(Y2O2)からな
る上部誘電体薄膜7、および厚さ200nmのAtから
なるストライプ状の背面電極8を順次形成した。
ガラス製の透光性基板1の一方の面には、600nmよ
り短い波長の光を遮断するストライプ状の赤色用フィル
ター2Aと青色光のみを透過させるストライプ状バンド
パスフィルター2Cが形成されている。ストライプ状の
赤色用フィルター2Aと青色用フィルター20はそれぞ
れストライプ状の赤色用発光層6Aと青色用発光層6C
に対応するように配置した。
以上のように構成したストライプ状の背面電極8とスト
ライプ状の透明電極3との間に交流電圧を印加すること
により、これらの電極の交差部分の発光層を発光させる
ことができ、透光性基板】を透過させることにより赤色
、緑色、青色の三原色を用いて、カラー画像を表示する
ことができた。実施例では青色用フィルターとして、青
色光のみを透過させるバンドパスフィルターを用いたが
、長波長カットフィルターを用いても同様の効果が得ら
れた。
なお、上記実施例においては、緑色光にたいしてはフィ
ルターを用いなかったが、適当なバンドパスフィルター
を用いることにより、より優れた色再現性を実現できた
本発明の第2の実施例について以下に述べる。
カラーフィルタ2として、第1の実施例に用いた光の干
渉効果を用いたフィルターの替わりに、半導体の基礎吸
収端を用いた無機フィルタを用いることができる。例え
ば、膜厚0.8μm程度以上のZnXCd+−XS膜あ
るいはZnxCd+−xsyse+−y膜の組成比を制
御することにより半値波長の制御を行うことができる。
例えば、抵抗加熱蒸着法により形成したZnxCd+−
Xs膜の組成比Xを0.02〜0゜08まで変化させた
ときフィルタの半値波長が493〜503nmの範囲で
変化させることができた。
以下に本発明のELディスプレイ装置の製造方法につい
て述べる。
カラーフィルタ2Aおよび2Cのパターニングは反応性
スパッタエツチングによって行う。この様なカラーフィ
ルタに関する技術は、例えば電子通信学会研究委員会資
料(ED−44!5、IPD42−16;頁37〜41
 ; 1979)およびナショナル テクニカル レポ
ート(National Technical Rep
ort) (Vo 1.28 ;頁127〜136;1
982)において知られている。このドライエツチング
を有効に行わせるためにはエツチングストッパ層として
ガラス基板1とカラーフィルタ2との間にAl2O3薄
膜を設ける。(図示せず) カラーフィルタ2Aを選択的に設けたのちに基板全面に
Al2O3薄膜を設け(図示せず)、2Aの場合と同様
にしてカラーフィルタ2Cを選択的に設ける。このとき
のAl2O3薄膜はカラーフィルタ2Aを保護するため
のものである。
誘電体薄膜4は好ましくはECRプラズマ堆積法により
作成される。ECRプラズマ堆積法に関しては、例えば
特公昭63−9660号公報において知られている。図
に示すようなカラーフィルタ2A、2Cの上部に誘電体
薄膜4を設けない構造を実現するためには、カラーフィ
ルタ2A、2Cの上部にレジストを選択的に設け(図示
せず)、しかる後にECRプラズマ堆積法により基板全
面に誘電体薄膜を設け、前記レジストパターン上に形成
された誘電体薄膜を除去することにより図に示すように
選択的に誘電体薄膜4A、4B、4Cを形成する。EC
Rプラズマ法による薄膜のデポジションは100〜15
0℃以下で行うことができるので、レジストを用いたリ
フトオフ法を容易に採用することができる。低温におい
て基板表面に対して垂直方向に、2μm程度の厚い膜で
も方向性を持たせて堆積することができる点でリフトオ
フ法に向いている。しかも内部応力の少ない膜を形成で
きるので膜厚を厚くしてもクラックが入りに(いなどの
利点がある。5isNtなどの窒化膜、5iOp、など
の酸化膜が有用であったが他の種類の薄膜を用いても本
発明の主旨を損なわないことは言うまでもない。
発明の効果 本発明によれば、色再現性に優れた、高輝度の高品位の
カラーELディスプレイ装置を提供することができ実用
的価値は大きい。
【図面の簡単な説明】
図は、本発明の一実施例におけるカラーELディスプレ
イ装置の断面図である。 1・・・ガラス基板、2・・・カラーフィルタ、3・・
・透明電極、4・・・誘電体薄膜、5・・・下部誘電体
薄膜、6・・・発光層、7・・・上部誘電体薄膜、8・
・・背面電極。 代理人の氏名 弁理士 粟野重孝 はが1名−14 =

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透光性の基板上に複数種類の色フィルタを選択的
    に設け、その色フィルタの間隙に選択的に誘電体薄膜を
    設け、前記色フィルタ上あるいは色フィルタおよび誘電
    体薄膜上に複数種類のEL発光層を含むEL層を設け、
    かつ前記色フィルタとEL発光層とを対応させたことを
    特徴とするカラ−ELディスプレイ装置。
  2. (2)色フィルタが光の干渉効果を利用した多層膜ある
    いは半導体の基礎吸収端を利用した膜であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載のカラーELディス
    プレイ装置。
  3. (3)赤色光として透光性基板上に形成された赤色用フ
    ィルターを透過した2価マンガンイオンを発光不純物と
    する硫化亜鉛蛍光体層からの発光を用い、緑色光として
    3価テルビウムイオンを発光不純物とする硫化亜鉛蛍光
    体層、あるいは緑色用フィルターを透過した3価テルビ
    ウムイオンを発光不純物とする硫化亜鉛蛍光体層からの
    発光を用い、青色光として青色用フィルターを透過した
    3価セリウムイオンを発光不純物とする硫化ストロンチ
    ウム蛍光体層からの発光を用いたことを特徴とする特許
    請求の範囲第1項に記載のカラ−ELディスプレイ装置
  4. (4)特許請求の範囲第1項に記載のカラ−ELディス
    プレイ装置の製造方法であって、誘電体薄膜をECRプ
    ラズマ堆積法により作成することを特徴とするカラ−E
    Lディスプレイ装置の製造方法。
JP63216524A 1988-08-31 1988-08-31 カラーelディスプレイ装置とその製造方法 Pending JPH0266868A (ja)

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