JPH026609A - ヘルメット - Google Patents
ヘルメットInfo
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- JPH026609A JPH026609A JP15571388A JP15571388A JPH026609A JP H026609 A JPH026609 A JP H026609A JP 15571388 A JP15571388 A JP 15571388A JP 15571388 A JP15571388 A JP 15571388A JP H026609 A JPH026609 A JP H026609A
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- Japan
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- cap body
- opening
- hole
- ventilation
- air
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
A0発明の目的
(1)産業上の利用分野
本発明は、装着者の頭部を覆う帽体の前部に、該帽体に
より支承されたシールド板で開閉可能な開口部が設けら
れるヘルメットに関する。
より支承されたシールド板で開閉可能な開口部が設けら
れるヘルメットに関する。
(2)従来の技術
従来、かかるヘルメットは、シールド板で開口部を閉じ
た状態で用いると、装着者の呼気によりシールド板の内
面に曇りが生じ、視界を悪くすることがある。そのよう
な不都合を解消するために、たとえばフルフェイス型ヘ
ルメットで装着者の呼気が開口部側に流れることを防止
する呼気案内部材を帽体に装着したものが既に提案され
ている(たとえば実開昭59−103719号公報)。
た状態で用いると、装着者の呼気によりシールド板の内
面に曇りが生じ、視界を悪くすることがある。そのよう
な不都合を解消するために、たとえばフルフェイス型ヘ
ルメットで装着者の呼気が開口部側に流れることを防止
する呼気案内部材を帽体に装着したものが既に提案され
ている(たとえば実開昭59−103719号公報)。
(3)発明が解決しようとする課題
ところが、シールド板の内方には熱気や湿気が0もり易
く、上記従来のように装着者の呼気がシールド板側に流
れるごとを回避するようにしただけでは、シールド板の
曇りを確実に解消することはできない。そこで本出願人
は、シールド板の内方で帽体内に通しる通気間隙を帽体
との間に形成する誘導板を開口部の上方で帽体に固設す
るとともに、開口部の下方で帽体には空気取入孔を設け
たフルフェイス型ヘルメットを既に提案(実願昭61−
124398号)しており、このものでは、ヘルメット
を装着して走行しているときに、誘導板の上部および帽
体間に形成される排風口から空気を誘引排出することに
より、シールド板の内方に新鮮な空気を流通させてシー
ルド板の曇りを防止している。
く、上記従来のように装着者の呼気がシールド板側に流
れるごとを回避するようにしただけでは、シールド板の
曇りを確実に解消することはできない。そこで本出願人
は、シールド板の内方で帽体内に通しる通気間隙を帽体
との間に形成する誘導板を開口部の上方で帽体に固設す
るとともに、開口部の下方で帽体には空気取入孔を設け
たフルフェイス型ヘルメットを既に提案(実願昭61−
124398号)しており、このものでは、ヘルメット
を装着して走行しているときに、誘導板の上部および帽
体間に形成される排風口から空気を誘引排出することに
より、シールド板の内方に新鮮な空気を流通させてシー
ルド板の曇りを防止している。
ところで、ヘルメットを装着しているときに、装着者の
頭部および帽体間の空気を効率よく換気できれば好都合
であり、誘導板の空気誘引作用を利用すれば、装着者の
頭部および帽体間の換気も可能であろう。
頭部および帽体間の空気を効率よく換気できれば好都合
であり、誘導板の空気誘引作用を利用すれば、装着者の
頭部および帽体間の換気も可能であろう。
本発明は、かかる事情に鑑メでなされたものであり、誘
導板の空気誘引作用を利用して装着者の頭部および帽体
間の換気を効率よく行ない得るようにしたフルフェイス
型ヘルメットを提供することを目的とする。
導板の空気誘引作用を利用して装着者の頭部および帽体
間の換気を効率よく行ない得るようにしたフルフェイス
型ヘルメットを提供することを目的とする。
B1発明の構成
(1)課題を解決するための手段
本発明は、開口部の上方で帽体前部には、シールド板の
内方で帽体内に通じる通気間隙を帽体との間に形成する
誘導板が設けられ、誘導板の上部には排風口が設けられ
、開口部の上方で帽体には前記通気間隙に帽体内部を連
通さl・る流通孔が穿設されることを第1の特徴とする
。
内方で帽体内に通じる通気間隙を帽体との間に形成する
誘導板が設けられ、誘導板の上部には排風口が設けられ
、開口部の上方で帽体には前記通気間隙に帽体内部を連
通さl・る流通孔が穿設されることを第1の特徴とする
。
また本発明は、誘導板には通気間隙を挟んで流通孔に対
向する開閉可能な導入孔が設けられることを第2の特徴
とする。
向する開閉可能な導入孔が設けられることを第2の特徴
とする。
なお、本発明はフルフェイス型およびジェット型のいず
れのへルメソトにも適用可能である。
れのへルメソトにも適用可能である。
(2)作用
上記第1の特徴によれば、排風口から空気が誘引排出さ
れることによりシールド板の内面に沿って空気が流通し
てシールド板の曇りが除去されるとともに、流通孔から
通気間隙に空気が誘引されることにより装着者の頭部お
よび帽体間の換気が行なわれる。
れることによりシールド板の内面に沿って空気が流通し
てシールド板の曇りが除去されるとともに、流通孔から
通気間隙に空気が誘引されることにより装着者の頭部お
よび帽体間の換気が行なわれる。
また上記第2の特徴によれば、誘導板に設けた導入孔と
、帽体に設けた流通孔とが対向するので、導入孔から流
通孔へと空気を流通させることも可能となる。
、帽体に設けた流通孔とが対向するので、導入孔から流
通孔へと空気を流通させることも可能となる。
(3)実施例
以下、図面により本発明の一実施例について説明すると
、先ず第1図、第2図および第3図において、このフル
フェイス型ヘルメットは主として自動二輪車の操縦者が
装着するためのものであり、装着者の頭部を顎の下方ま
で覆う帽体1は、繊維強化樹脂製シェル2と、そのシェ
ル2の内面に密合される発泡スチレン製衝撃吸収ライナ
3とから構成される。
、先ず第1図、第2図および第3図において、このフル
フェイス型ヘルメットは主として自動二輪車の操縦者が
装着するためのものであり、装着者の頭部を顎の下方ま
で覆う帽体1は、繊維強化樹脂製シェル2と、そのシェ
ル2の内面に密合される発泡スチレン製衝撃吸収ライナ
3とから構成される。
衝撃吸収ライナ3の天井面には、柔軟なウレタンフオー
ム製のトップバッド4が接着され、上記天井面および装
着者の頬に対応する部分を除く衝撃吸収ライナ3の内面
には、パイル地等の通気性に冨む生地から成る布で覆わ
れたフィツトバッド5が重合して配設される。また帽体
lの後部下縁には、装着者の首を後方側から覆うべく軟
質合成樹脂により半月状に形成されるネックカバー6が
固着される。さらに前記装着者の頬に対応する部分で衝
撃吸収ライナ3の内面には類パッド7が重合して配設さ
れる。
ム製のトップバッド4が接着され、上記天井面および装
着者の頬に対応する部分を除く衝撃吸収ライナ3の内面
には、パイル地等の通気性に冨む生地から成る布で覆わ
れたフィツトバッド5が重合して配設される。また帽体
lの後部下縁には、装着者の首を後方側から覆うべく軟
質合成樹脂により半月状に形成されるネックカバー6が
固着される。さらに前記装着者の頬に対応する部分で衝
撃吸収ライナ3の内面には類パッド7が重合して配設さ
れる。
第4回を併せて参照して、帽体1の前面下部には、装着
者の顎を覆う顎覆い部1aが設けられており、この顎覆
い部1aの上方で帽体1の前部には、装着者の顔面を臨
ませる開口部8が設けられる。また該開口部8を開閉す
るシールド板9が帽体1に支承される。すなわち、シー
ルド板9は、ポリカーボネート等の透光性を有する合成
樹脂によりシェル2の前部外面形状に対応して前方に膨
らんだ円弧状に形成されるものであり、その両端がねじ
部材10によりシェル2に回動自在に支承される。すな
わち開口部8の両側でシェル2にはカバー11がねし部
材10.12により固定されており、シールド板9の両
端部はカバー11およびシェル2間に挟まれるようにし
てねじ部材10により回動自在に支承される。
者の顎を覆う顎覆い部1aが設けられており、この顎覆
い部1aの上方で帽体1の前部には、装着者の顔面を臨
ませる開口部8が設けられる。また該開口部8を開閉す
るシールド板9が帽体1に支承される。すなわち、シー
ルド板9は、ポリカーボネート等の透光性を有する合成
樹脂によりシェル2の前部外面形状に対応して前方に膨
らんだ円弧状に形成されるものであり、その両端がねじ
部材10によりシェル2に回動自在に支承される。すな
わち開口部8の両側でシェル2にはカバー11がねし部
材10.12により固定されており、シールド板9の両
端部はカバー11およびシェル2間に挟まれるようにし
てねじ部材10により回動自在に支承される。
顎覆い部1aの前面におけるシェル2には矩形状の透孔
13が穿設されており、この透孔13には、上下一対ず
つ2組の空気取入孔14を形成する孔形成部材15が嵌
合固着される。該孔形成部材15には、上下の空気取入
孔14を同時に開閉可能なシャッタ16が上下移動自在
に支承されており、孔形成部材15から前面側に突出し
た撮み部17がシャッタ16に設けられる。したがって
該撮み部17を撮んで上下に移動せしめることにより、
空気取入孔14の開度を自在に変化させることができる
。
13が穿設されており、この透孔13には、上下一対ず
つ2組の空気取入孔14を形成する孔形成部材15が嵌
合固着される。該孔形成部材15には、上下の空気取入
孔14を同時に開閉可能なシャッタ16が上下移動自在
に支承されており、孔形成部材15から前面側に突出し
た撮み部17がシャッタ16に設けられる。したがって
該撮み部17を撮んで上下に移動せしめることにより、
空気取入孔14の開度を自在に変化させることができる
。
第5図を併せて参照して、帽体1におけるシェル2の下
縁部には、その全周にわたってゴム製縁部材18が嵌着
される。この該縁部材18には、帽体1の顎覆い部1a
を含む前半部で帽体1の内方側に延びる張出部18aが
一体に設けられる。
縁部には、その全周にわたってゴム製縁部材18が嵌着
される。この該縁部材18には、帽体1の顎覆い部1a
を含む前半部で帽体1の内方側に延びる張出部18aが
一体に設けられる。
しかも該張出部18aは、顎覆い部1aでシェル2の内
面よりも内方側に延設される。一方、開口部8を形成す
るシェル2の周縁部にはゴム製縁部材19が全周にわた
って嵌着される。
面よりも内方側に延設される。一方、開口部8を形成す
るシェル2の周縁部にはゴム製縁部材19が全周にわた
って嵌着される。
顎覆い部1aにおけるシェル2の内面と、衝撃吸収ライ
ナ3との間には前記空気取入孔14に通しる通路20が
形成され、この通路20の上端は、開口部8の下縁に臨
んで開口される。この通路20の上部開口端には呼気案
内部材21が着脱可能に嵌合される。該呼気案内部材2
1は、装着者の呼気がシールド板9の内面に直接あたら
ないようにするとともに前記通路20に導入された空気
をシールド板9の内面に沿って上方に流通させてシール
ド板9の曇り止めを果たすものであり、装着者の鼻を覆
うべく上方に膨らんだ半月状に形成される本体21aと
、開口部8の下縁でシェル2および衝撃吸収ライナ3間
に差し込むべく本体21aの前端から下方に突設される
差込み突部21bと、通路20の上端開口部における後
面に沿って通路20内に嵌合されるべく本体21aから
下方に突設される嵌合突部21cとを備え、可撓性を有
する合成樹脂により一体成形される。
ナ3との間には前記空気取入孔14に通しる通路20が
形成され、この通路20の上端は、開口部8の下縁に臨
んで開口される。この通路20の上部開口端には呼気案
内部材21が着脱可能に嵌合される。該呼気案内部材2
1は、装着者の呼気がシールド板9の内面に直接あたら
ないようにするとともに前記通路20に導入された空気
をシールド板9の内面に沿って上方に流通させてシール
ド板9の曇り止めを果たすものであり、装着者の鼻を覆
うべく上方に膨らんだ半月状に形成される本体21aと
、開口部8の下縁でシェル2および衝撃吸収ライナ3間
に差し込むべく本体21aの前端から下方に突設される
差込み突部21bと、通路20の上端開口部における後
面に沿って通路20内に嵌合されるべく本体21aから
下方に突設される嵌合突部21cとを備え、可撓性を有
する合成樹脂により一体成形される。
この呼気案内部材21の前記差込み突部21bには係合
孔22が穿設されており、開口部8の周縁に嵌着された
縁部材19には該係合孔22に嵌合する突起23が一体
に突設される。また呼気案内部材21の本体21aには
、通路20の上部開口端に通じる複数の導孔24が設け
られる。しかも該導孔24は、差込み突部21bおよび
嵌合突部21c間で本体21aを格子状に形成すること
により形成されるものであり、このように格子状とする
ことにより、通路20の上端に嵌合した状態で導孔24
が潰れることを回避することができる。
孔22が穿設されており、開口部8の周縁に嵌着された
縁部材19には該係合孔22に嵌合する突起23が一体
に突設される。また呼気案内部材21の本体21aには
、通路20の上部開口端に通じる複数の導孔24が設け
られる。しかも該導孔24は、差込み突部21bおよび
嵌合突部21c間で本体21aを格子状に形成すること
により形成されるものであり、このように格子状とする
ことにより、通路20の上端に嵌合した状態で導孔24
が潰れることを回避することができる。
シェル2の後方側両側部には、後方側に向けて開口する
複数の排出孔25が穿設されており、衝撃吸収ライナ3
には、帽体1内部を該排出孔25に連通させを一対の通
路孔26が穿設される。
複数の排出孔25が穿設されており、衝撃吸収ライナ3
には、帽体1内部を該排出孔25に連通させを一対の通
路孔26が穿設される。
第6図および第7図を併せて参照して、開口部8の上方
でシェル2の前部には、該シェル2との間に通気間隙2
7を形成する誘導板28が固定される。この誘導板28
は、シェル2の前面に対応した円弧状に形成されており
、その両端はねじ部材29により開口部8の両側でシェ
ル2に固着される。一方、開口部8の周縁に嵌着された
縁部材19の上部には、該誘導板28の下端を嵌合する
ための上方に開いた略U字状嵌合部30が設けられ、縁
部材19の上部には、シールド板9の内方側で帽体1内
を通気間隙27に連通させる複数の通気孔31が穿設さ
れる。さらに誘導板28の裏面にはピン47が突設され
ており、このビン47はシェル2の外面に穿設された位
置決め孔48に嵌合される。しかもこのように帽体1に
固定した状態で誘導板28の上端縁ば、シェル2の外面
に密接する。
でシェル2の前部には、該シェル2との間に通気間隙2
7を形成する誘導板28が固定される。この誘導板28
は、シェル2の前面に対応した円弧状に形成されており
、その両端はねじ部材29により開口部8の両側でシェ
ル2に固着される。一方、開口部8の周縁に嵌着された
縁部材19の上部には、該誘導板28の下端を嵌合する
ための上方に開いた略U字状嵌合部30が設けられ、縁
部材19の上部には、シールド板9の内方側で帽体1内
を通気間隙27に連通させる複数の通気孔31が穿設さ
れる。さらに誘導板28の裏面にはピン47が突設され
ており、このビン47はシェル2の外面に穿設された位
置決め孔48に嵌合される。しかもこのように帽体1に
固定した状態で誘導板28の上端縁ば、シェル2の外面
に密接する。
誘導板2日の下端寄り中央部には、上下で対をなす2組
の矩形状空気導入孔32が穿設されており、両組の導入
孔32間で上下に延びて設けられた支持部33により上
下移動自在に支持されたシャツタ板34が各導入孔32
の開度を調節すべく誘導板28の内面に沿って上下移動
自在に配設される。すなわちシャック板34は、誘導板
28の内面に摺接されており、支持部33を貫通して前
方に突出する撮み部35が該シャツタ板34に一体に設
けられる。而してこの撮み部35が支持部33で上下移
動自在に支承される。
の矩形状空気導入孔32が穿設されており、両組の導入
孔32間で上下に延びて設けられた支持部33により上
下移動自在に支持されたシャツタ板34が各導入孔32
の開度を調節すべく誘導板28の内面に沿って上下移動
自在に配設される。すなわちシャック板34は、誘導板
28の内面に摺接されており、支持部33を貫通して前
方に突出する撮み部35が該シャツタ板34に一体に設
けられる。而してこの撮み部35が支持部33で上下移
動自在に支承される。
前記導入孔32に対応する位置で、衝撃吸収ライナ3に
は、一対の流通孔36が穿設されており、この流通孔3
6に連なる管部材37がシェル2に嵌着される。これに
より帽体1内部は、流通孔36および管部材37を介し
て通気間隙27に連通する。
は、一対の流通孔36が穿設されており、この流通孔3
6に連なる管部材37がシェル2に嵌着される。これに
より帽体1内部は、流通孔36および管部材37を介し
て通気間隙27に連通する。
通気間隙27内で縁部材19の上端には、通気孔31の
上方に位置するようにして機部38が設けられる。この
機部38はシェル2の表面を流下して来る雨水を受ける
べく、略し字状に屈曲して形成されるものである。
上方に位置するようにして機部38が設けられる。この
機部38はシェル2の表面を流下して来る雨水を受ける
べく、略し字状に屈曲して形成されるものである。
誘導板28の中央上部には内方側に窪んだ凹部40が設
けられ、この凹部40には、その中央寄りで上下に並ん
だ一対の排風口41と、それらの排風口41の両側でそ
れぞれ上下に延びる排風口42とが設けられ、これらの
排風口41.42は通気間隙27に連通ずる。また凹部
40には開閉板43が嵌合されており、この開閉板43
の下端には両排風口41の下端縁に係合する一対の保合
突起44が突設される。このように各係合突起43を排
風口41の下端縁に保合することにより、開閉板43を
その下端部を支点として開閉作動可能である。さらに開
閉板43には、排風口42にそれぞれ摺動可能に嵌合さ
れる係合腕45が一体に設けられており、これらの係合
腕45の先端には排風口42の縁部内面に係合し得る爪
46が一体に設けられる。したがって開閉板43は爪4
6が排風口42の縁部内面に保合する全開位置と、開閉
板43を凹部40の底部に当接させる全閉位置との間で
回動可能であり、再位置間の中間位置は係合腕45と排
風口42の両側縁との摩擦力により保持される。
けられ、この凹部40には、その中央寄りで上下に並ん
だ一対の排風口41と、それらの排風口41の両側でそ
れぞれ上下に延びる排風口42とが設けられ、これらの
排風口41.42は通気間隙27に連通ずる。また凹部
40には開閉板43が嵌合されており、この開閉板43
の下端には両排風口41の下端縁に係合する一対の保合
突起44が突設される。このように各係合突起43を排
風口41の下端縁に保合することにより、開閉板43を
その下端部を支点として開閉作動可能である。さらに開
閉板43には、排風口42にそれぞれ摺動可能に嵌合さ
れる係合腕45が一体に設けられており、これらの係合
腕45の先端には排風口42の縁部内面に係合し得る爪
46が一体に設けられる。したがって開閉板43は爪4
6が排風口42の縁部内面に保合する全開位置と、開閉
板43を凹部40の底部に当接させる全閉位置との間で
回動可能であり、再位置間の中間位置は係合腕45と排
風口42の両側縁との摩擦力により保持される。
次にこの実施例の作用について説明すると、このフルフ
ェイス型ヘルメットを装着して自動二輪車等で走行する
ときを想定すると、第7図(a)で示すように開閉板4
3を開放して排風口41.42を開き、しかもシャツタ
板34を閉じた状態では、走行風により排風口41.4
2から導出される空気により通気間隙27には負圧が生
じ、その負圧によりシールド板9の内方に導かれた空気
が通気孔31から通気間隙27に流入し、さらに排風口
41.42から外部に排出される。また通気間隙27で
の負圧により流通孔36を介して帽体1内部の空気が通
気間隙27に誘引され、この空気も通気間隙27から排
風口41.42を経て外部に誘引排出される。
ェイス型ヘルメットを装着して自動二輪車等で走行する
ときを想定すると、第7図(a)で示すように開閉板4
3を開放して排風口41.42を開き、しかもシャツタ
板34を閉じた状態では、走行風により排風口41.4
2から導出される空気により通気間隙27には負圧が生
じ、その負圧によりシールド板9の内方に導かれた空気
が通気孔31から通気間隙27に流入し、さらに排風口
41.42から外部に排出される。また通気間隙27で
の負圧により流通孔36を介して帽体1内部の空気が通
気間隙27に誘引され、この空気も通気間隙27から排
風口41.42を経て外部に誘引排出される。
したがってシールド板9の内方で熱気および湿気が吸引
されて上昇し、排風口41,42から排出されるととも
に、帽体1および装着者の頭部間の熱気および湿気も同
様にして排出されて、換気が効果的に行なわれる。また
空気取入孔14を開いているときには、新鮮な空気がシ
ールド板9の内方に導かれるので、シールド板9の曇り
止めが効果的に行なわれる。しかも装着者の呼気は呼気
案内部材21によりシールド板9に直接あたることを阻
止されているので、シールド板9の曇り止めをより確実
にすることができる。
されて上昇し、排風口41,42から排出されるととも
に、帽体1および装着者の頭部間の熱気および湿気も同
様にして排出されて、換気が効果的に行なわれる。また
空気取入孔14を開いているときには、新鮮な空気がシ
ールド板9の内方に導かれるので、シールド板9の曇り
止めが効果的に行なわれる。しかも装着者の呼気は呼気
案内部材21によりシールド板9に直接あたることを阻
止されているので、シールド板9の曇り止めをより確実
にすることができる。
また呼気案内部材21は、導孔24を有して通路20の
上端に嵌合して装着されているので、通路20の流通面
積を確実に確保しながらシールド板9の内方に新鮮な空
気を確実に供給することができる。
上端に嵌合して装着されているので、通路20の流通面
積を確実に確保しながらシールド板9の内方に新鮮な空
気を確実に供給することができる。
次に第7図(b)で示すように、開閉板43を開放位置
としたままで、導入孔32を開放した状態では、その導
入孔32から導入される新鮮な空気が流通孔36を経て
帽体l内に導入され、装着者の頭部および帽体1間を流
通して排出孔25から導出されるので、これによっても
装着者の頭部および帽体1間の換気を行なうことができ
る。しかもこのとき、通気間隙27では上刃に向けての
空気流が依然としてあり、シールド板9の内方を上昇し
て来た空気は該通気間隙27を経て排風口4142から
排出される。
としたままで、導入孔32を開放した状態では、その導
入孔32から導入される新鮮な空気が流通孔36を経て
帽体l内に導入され、装着者の頭部および帽体1間を流
通して排出孔25から導出されるので、これによっても
装着者の頭部および帽体1間の換気を行なうことができ
る。しかもこのとき、通気間隙27では上刃に向けての
空気流が依然としてあり、シールド板9の内方を上昇し
て来た空気は該通気間隙27を経て排風口4142から
排出される。
ところで、このように排風口41.42を開いた状態で
は、雨中の走行時には通気間隙27内に雨水が浸入する
ことは避けられない。しかるに縁部材19の−F端には
槌部38が設けられているので、浸入した雨水は該槌部
38で受けられて、開口部8の両側に流れる。したがっ
て開口部8から帽体1内に雨水が浸入することを確実に
防止することができる。しかも槌部38は通気孔31の
上方に設けられているので、該槌部38が通気孔31の
流通面積に影響を及ぼすことが回避され、通気孔31の
流通面積を充分に確保することができる。また通気孔3
1を縁部材19に設けたことにより、該通気孔31が潰
れてしまうことを回避することができ、これによっても
通気孔31の流通面積を充分に確保して換気用空気を常
時充分に確保することができる。
は、雨中の走行時には通気間隙27内に雨水が浸入する
ことは避けられない。しかるに縁部材19の−F端には
槌部38が設けられているので、浸入した雨水は該槌部
38で受けられて、開口部8の両側に流れる。したがっ
て開口部8から帽体1内に雨水が浸入することを確実に
防止することができる。しかも槌部38は通気孔31の
上方に設けられているので、該槌部38が通気孔31の
流通面積に影響を及ぼすことが回避され、通気孔31の
流通面積を充分に確保することができる。また通気孔3
1を縁部材19に設けたことにより、該通気孔31が潰
れてしまうことを回避することができ、これによっても
通気孔31の流通面積を充分に確保して換気用空気を常
時充分に確保することができる。
冷寒時にシールド板9の内方を空気が流通することを回
避するためには、第7図(C)で示すようムこ開閉板4
3を閉じればよく、そうすれば、排風口4142が閉じ
られるので通気間隙27に負圧が生じることはなく、し
たがってシールド板9の内方を空気が流通することもな
い。
避するためには、第7図(C)で示すようムこ開閉板4
3を閉じればよく、そうすれば、排風口4142が閉じ
られるので通気間隙27に負圧が生じることはなく、し
たがってシールド板9の内方を空気が流通することもな
い。
またこのように開閉板43を閉じた状態で、装着者の頭
部と帽体lとの間の換気を行なう際には、第7図(d)
で示すようにシャツタ板34により導入孔32を開けば
よく、そうすれば、導入孔32がら導入される新鮮な空
気が流通孔36がら帽体1内に導入されるので、装着者
の頭部および帽体1間の換気を充分に行なうことができ
る。
部と帽体lとの間の換気を行なう際には、第7図(d)
で示すようにシャツタ板34により導入孔32を開けば
よく、そうすれば、導入孔32がら導入される新鮮な空
気が流通孔36がら帽体1内に導入されるので、装着者
の頭部および帽体1間の換気を充分に行なうことができ
る。
さらに、シェル2の下端縁に嵌着した縁部材18には、
顎覆い部1aに対応する部分で帽体1の内方側に延びる
張出部18aが設けられ、この張出部18aにより装着
者の首との間に生じる間隙を極力小さくすることができ
るので、走行時の風の巻き込みによる音の発生を極力抑
えることができるようになる。
顎覆い部1aに対応する部分で帽体1の内方側に延びる
張出部18aが設けられ、この張出部18aにより装着
者の首との間に生じる間隙を極力小さくすることができ
るので、走行時の風の巻き込みによる音の発生を極力抑
えることができるようになる。
C2発明の効果
以上のように本発明の第1の特徴によれば、開口部の上
方で帽体前部には、シールド板の内方で帽体内に通じる
通気間隙を帽体との間に形成する誘導板が設けられ、誘
導板の上部には排風口が設けられ、開口部の上方で帽体
には前記通気間隙に帽体内部を連通させる流通孔が穿設
されるので、シールド板の内面に沿って空気が流通して
シールド板の曇りが除去されるとともに、流通孔から通
気間隙に空気が誘引されることにより装着者の頭部およ
び帽体間の換気を充分に行なうことができる。
方で帽体前部には、シールド板の内方で帽体内に通じる
通気間隙を帽体との間に形成する誘導板が設けられ、誘
導板の上部には排風口が設けられ、開口部の上方で帽体
には前記通気間隙に帽体内部を連通させる流通孔が穿設
されるので、シールド板の内面に沿って空気が流通して
シールド板の曇りが除去されるとともに、流通孔から通
気間隙に空気が誘引されることにより装着者の頭部およ
び帽体間の換気を充分に行なうことができる。
また本発明の第2の特徴によれば、誘導板には通気間隙
を挟んで流通孔に対向する開閉可能な導入孔が設けられ
るので、ヘルメットを装着しているときに導入孔を開放
して走行風を導入孔から流通孔に流通させて帽体内に新
鮮な空気を導入することが可能となり、装着者の頭部お
よび帽体間の換気を行なうことができる。
を挟んで流通孔に対向する開閉可能な導入孔が設けられ
るので、ヘルメットを装着しているときに導入孔を開放
して走行風を導入孔から流通孔に流通させて帽体内に新
鮮な空気を導入することが可能となり、装着者の頭部お
よび帽体間の換気を行なうことができる。
図面は本発明の一実施例を示すものであり、第1図は側
面図、第2図は第1図の■矢視図、第3図は第2図のI
II−III線拡線断大断面図4図は分解斜視図、第5
図は第2図のv−V線拡大断面図、第6図は第3図のV
l−VI線断面図、第7図は排風口の開閉状態に応じた
空気の流通変化を示すだめの要部断面図である。 1・・・帽体、8・・・開口部、9・・・シールド板、
27・・・通気間隙、28・・・誘導板、32・・・導
入孔、36・・・流通孔、41.42・・・排風口第5
図 第6図 ノ6 第7図 (b)
面図、第2図は第1図の■矢視図、第3図は第2図のI
II−III線拡線断大断面図4図は分解斜視図、第5
図は第2図のv−V線拡大断面図、第6図は第3図のV
l−VI線断面図、第7図は排風口の開閉状態に応じた
空気の流通変化を示すだめの要部断面図である。 1・・・帽体、8・・・開口部、9・・・シールド板、
27・・・通気間隙、28・・・誘導板、32・・・導
入孔、36・・・流通孔、41.42・・・排風口第5
図 第6図 ノ6 第7図 (b)
Claims (2)
- (1)装着者の頭部を覆う帽体の前部に、該帽体により
支承されたシールド板で開閉可能な開口部が設けられる
ヘルメットにおいて、開口部の上方で帽体前部には、シ
ールド板の内方で帽体内に通じる通気間隙を帽体との間
に形成する誘導板が設けられ、誘導板の上部には排風口
が設けられ、開口部の上方で帽体には前記通気間隙に帽
体内部を連通させる流通孔が穿設されることを特徴とす
るヘルメット。 - (2)誘導板には通気間隙を挟んで流通孔に対向する開
閉可能な導入孔が設けられることを特徴とする第(1)
項記載のヘルメット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15571388A JPH026609A (ja) | 1988-06-23 | 1988-06-23 | ヘルメット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15571388A JPH026609A (ja) | 1988-06-23 | 1988-06-23 | ヘルメット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH026609A true JPH026609A (ja) | 1990-01-10 |
JPH0470408B2 JPH0470408B2 (ja) | 1992-11-10 |
Family
ID=15611871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15571388A Granted JPH026609A (ja) | 1988-06-23 | 1988-06-23 | ヘルメット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH026609A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05161735A (ja) * | 1991-12-04 | 1993-06-29 | Feuling Eng Inc | 改良型ヘルメット |
EP0781515A1 (en) * | 1995-12-29 | 1997-07-02 | E.D.C. Sa | Sealing structure for helmet visors, combined with internal ventilation means |
US5915537A (en) * | 1997-01-09 | 1999-06-29 | Red Corp. | Helmet |
KR100466720B1 (ko) * | 2002-11-25 | 2005-01-24 | 주식회사 제이텍 | 오토바이 헬멧용 에어 마스크 |
-
1988
- 1988-06-23 JP JP15571388A patent/JPH026609A/ja active Granted
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05161735A (ja) * | 1991-12-04 | 1993-06-29 | Feuling Eng Inc | 改良型ヘルメット |
EP0781515A1 (en) * | 1995-12-29 | 1997-07-02 | E.D.C. Sa | Sealing structure for helmet visors, combined with internal ventilation means |
US5915537A (en) * | 1997-01-09 | 1999-06-29 | Red Corp. | Helmet |
KR100466720B1 (ko) * | 2002-11-25 | 2005-01-24 | 주식회사 제이텍 | 오토바이 헬멧용 에어 마스크 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0470408B2 (ja) | 1992-11-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |