JPH0252472A - 発光ダイオード及びその製造方法 - Google Patents
発光ダイオード及びその製造方法Info
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- JPH0252472A JPH0252472A JP63204121A JP20412188A JPH0252472A JP H0252472 A JPH0252472 A JP H0252472A JP 63204121 A JP63204121 A JP 63204121A JP 20412188 A JP20412188 A JP 20412188A JP H0252472 A JPH0252472 A JP H0252472A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、短距離光通信や情報処理等に用いられる発光
ダイオード(LED)及びその製造方法に関するもので
ある。
ダイオード(LED)及びその製造方法に関するもので
ある。
(従来の技術)
従来、このような分野の技術としては、昭和62年電子
情報通信学会創立70周年記念総合全国大会講演論文集
、分冊4、PART4 (昭623−15>、側弁・佐
野・高野著「ジャンクションアップ型 AΩGaAs
DH−LEDの高速化J P、4−43に記載される
ものがあった。
情報通信学会創立70周年記念総合全国大会講演論文集
、分冊4、PART4 (昭623−15>、側弁・佐
野・高野著「ジャンクションアップ型 AΩGaAs
DH−LEDの高速化J P、4−43に記載される
ものがあった。
以下、その構成を図を用いて説明する。
第2図は従来の発光ダイオードの一構成例を示す構造図
である。
である。
この発光ダイオードは、A、1lGaAs/GaAs系
短波長の面発光型のもので、P形GaAsの基板1を有
し、その基板1上には、N−P逆バイアス構造のN形G
aAsの電流狭窄層2、P形AfIGaAsのクラッド
層3、P形A、2GaAsの活性M4、N形A、l!
GaAsのクラッド層5、及びオーミック接触用のN形
AρGaAsのキャップ層6が順に債層形成されている
。さらに、キャップ層6上にN側電極7が形成されると
共に、基板1の底面にP側電極8が形成され、そのN側
電極7には直径70μm程度の円形の光取出し部7aが
形成されている。ここで、発光部9は、ホトリソエツチ
ングにより直径35μm程度の大きさに形成されており
、キャリアを狭い領域に閉じ込めて再結合の効率を高め
るために、光を発生する活性層4をそれより屈折率が小
さく、エネルギーギャップの大きなりラッド層3.5で
挾み込んだダブルへテロ構造となっている。
短波長の面発光型のもので、P形GaAsの基板1を有
し、その基板1上には、N−P逆バイアス構造のN形G
aAsの電流狭窄層2、P形AfIGaAsのクラッド
層3、P形A、2GaAsの活性M4、N形A、l!
GaAsのクラッド層5、及びオーミック接触用のN形
AρGaAsのキャップ層6が順に債層形成されている
。さらに、キャップ層6上にN側電極7が形成されると
共に、基板1の底面にP側電極8が形成され、そのN側
電極7には直径70μm程度の円形の光取出し部7aが
形成されている。ここで、発光部9は、ホトリソエツチ
ングにより直径35μm程度の大きさに形成されており
、キャリアを狭い領域に閉じ込めて再結合の効率を高め
るために、光を発生する活性層4をそれより屈折率が小
さく、エネルギーギャップの大きなりラッド層3.5で
挾み込んだダブルへテロ構造となっている。
次に、この発光ダイオードの製造方法例を説明する。
先ず、液相結晶成長法を用いて基板1上に電流狭窄層2
を形成した後、ホトリソエツチングでその電流狭窄N2
及び基板1に凹部を形成する。全面に、液相結晶成長法
を用いてクラッド層3、活性層4、クラッド層5及びキ
ャッフ:層6順に結晶成長させる。次に、微細パターン
の形成に適したリフトオフ法を用いてN側電極7及び光
取出し部7aを形成すると共に、真空蒸着法でP側電極
8を形成する。リフトオフ法を用いたN側電極7及び光
取出し部7aの形成工程では、まずキャップ層6上にお
ける発光部位置に、ホトリソグラフィによりホトレジス
トを選択的に形成し、次に電極金属を真空蒸着法で蒸着
した後、有機溶剤等によりホトリソレジストを除去すれ
ば、N側電極7及び光取出し部7aが形成できる。
を形成した後、ホトリソエツチングでその電流狭窄N2
及び基板1に凹部を形成する。全面に、液相結晶成長法
を用いてクラッド層3、活性層4、クラッド層5及びキ
ャッフ:層6順に結晶成長させる。次に、微細パターン
の形成に適したリフトオフ法を用いてN側電極7及び光
取出し部7aを形成すると共に、真空蒸着法でP側電極
8を形成する。リフトオフ法を用いたN側電極7及び光
取出し部7aの形成工程では、まずキャップ層6上にお
ける発光部位置に、ホトリソグラフィによりホトレジス
トを選択的に形成し、次に電極金属を真空蒸着法で蒸着
した後、有機溶剤等によりホトリソレジストを除去すれ
ば、N側電極7及び光取出し部7aが形成できる。
このようにして製造された発光ダイオードでは、N側電
極7とP側電極8間に正方向電圧を印加すると、発光部
9のPN接合箇所で少数キャリアの注入が起こり、キャ
リアの再結合によって光が発生し、その光が光取出し部
7aから出射される。
極7とP側電極8間に正方向電圧を印加すると、発光部
9のPN接合箇所で少数キャリアの注入が起こり、キャ
リアの再結合によって光が発生し、その光が光取出し部
7aから出射される。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、上記構成の発光ダイオード及びその製造
方法においては、次のような課題があった。
方法においては、次のような課題があった。
(1) 上記の発光ダイオードにおいて、発光部9で発
生した光は、発光ダイオードの上部に形成された光取出
し部7aから外部に取り出される。
生した光は、発光ダイオードの上部に形成された光取出
し部7aから外部に取り出される。
ところが、この光は光取出し部7aを出ると全周に亙っ
て広がってしまうので、集光用のセルフォックレンズ等
を用いて集光しなければ、光ファイバとの光学的結合効
率が悪くなる。そのため、光ファイバとの結合構造が複
雑であった。
て広がってしまうので、集光用のセルフォックレンズ等
を用いて集光しなければ、光ファイバとの光学的結合効
率が悪くなる。そのため、光ファイバとの結合構造が複
雑であった。
(2) 上記の発光ダイオードの製造方法では、電流狭
窄機能を持たせるために、電流狭窄層2及び基板1に凹
部を形成しているが、その凹部の面積及び深さを精度良
く制御しようとすると、製造工程に手数を要し、製造効
率が低下する。
窄機能を持たせるために、電流狭窄層2及び基板1に凹
部を形成しているが、その凹部の面積及び深さを精度良
く制御しようとすると、製造工程に手数を要し、製造効
率が低下する。
その上、後の工程においてN側電極7に直径70μm程
度の光取出し部7aを形成しなければならないため、微
細パターンの形成に適したリフトオフ法を用いても、寸
法精度の高い光取出し部7aを形成することが困難であ
る。そのため、光取出し部7aの寸法精度を上げようと
すると、電極形成工程が複雑になるばかりか、寸法精度
のばらつきのために歩留りが低下する。
度の光取出し部7aを形成しなければならないため、微
細パターンの形成に適したリフトオフ法を用いても、寸
法精度の高い光取出し部7aを形成することが困難であ
る。そのため、光取出し部7aの寸法精度を上げようと
すると、電極形成工程が複雑になるばかりか、寸法精度
のばらつきのために歩留りが低下する。
本発明は前記従来技術が持っていた課題として、光ファ
イバへの光学的結合効率が低い点と、四部形成工程及び
電極形成工程の複雑化の点について解決した発光ダイオ
ード及びその製造方法を提供するものである。
イバへの光学的結合効率が低い点と、四部形成工程及び
電極形成工程の複雑化の点について解決した発光ダイオ
ード及びその製造方法を提供するものである。
(課題を解決するための手段)
前記課題を解決するために、請求項1の発明では、PN
接合で構成された発光部が半導体基板上に形成され、上
下面に第1と第2の電極がそれぞれ形成された発光ダイ
オードにおいて、前記発光部で発生した光を、側面に位
置する端面より出射する構造にし、その端面を前記半導
体基板に対して水平方向及び垂直方向に球面状に突出し
た形状、即ち凸レンズ状にしたものである。
接合で構成された発光部が半導体基板上に形成され、上
下面に第1と第2の電極がそれぞれ形成された発光ダイ
オードにおいて、前記発光部で発生した光を、側面に位
置する端面より出射する構造にし、その端面を前記半導
体基板に対して水平方向及び垂直方向に球面状に突出し
た形状、即ち凸レンズ状にしたものである。
請求項2の発明では、前記発光ダイオードの製造方法に
おいて、半導体基板の表面に第1のクラッド層、活性層
、第2のクラッド層及びオーミック接触用のキャップ層
を順に積層形成する工程と、前記キャップ層上に第1の
電極を選択的に形成する工程と、前記第1の電極及びキ
ャップ層上に、円弧状の曲線部を有する所定面積の保護
膜を選択的に形成する工程と、前記保護膜をマスクにし
て前記キャップ層、第2のクラッド層、活性層、第1の
クラッド層及び半導体基板の一部で構成される側面部に
第1のウェットエツチングを施して前記側面部のほぼ上
半部を台形状に形成した後、前記保護膜をマスクにして
前記側面部に第2のウェットエツチングを施して前記倶
1面部のほぼ下半部を逆台形状に形成して球面状に突出
した形状、即ち凸レンズ状の端面を有する発光部を形成
する工程と、前記半導体基板の底面に第2の電極を形成
する工程とを、順に施すようにしたものである。
おいて、半導体基板の表面に第1のクラッド層、活性層
、第2のクラッド層及びオーミック接触用のキャップ層
を順に積層形成する工程と、前記キャップ層上に第1の
電極を選択的に形成する工程と、前記第1の電極及びキ
ャップ層上に、円弧状の曲線部を有する所定面積の保護
膜を選択的に形成する工程と、前記保護膜をマスクにし
て前記キャップ層、第2のクラッド層、活性層、第1の
クラッド層及び半導体基板の一部で構成される側面部に
第1のウェットエツチングを施して前記側面部のほぼ上
半部を台形状に形成した後、前記保護膜をマスクにして
前記側面部に第2のウェットエツチングを施して前記倶
1面部のほぼ下半部を逆台形状に形成して球面状に突出
した形状、即ち凸レンズ状の端面を有する発光部を形成
する工程と、前記半導体基板の底面に第2の電極を形成
する工程とを、順に施すようにしたものである。
(作用)
請求項1の発明では、以上のように発光ダイオードを構
成したので出射光の取り出し部である凸レンズ状の端面
は、その全面においてそこから出射される光の広がりを
著しく減少させて光ファイバへの光学的結合効率を向上
させるように働く。
成したので出射光の取り出し部である凸レンズ状の端面
は、その全面においてそこから出射される光の広がりを
著しく減少させて光ファイバへの光学的結合効率を向上
させるように働く。
また、請求項2の発明の製造方法において、保護膜をマ
スクにして凸レンズ状の端面を有する発光部を形成する
工程は、従来の電流狭窄層及び四部の形成工程を不要に
させると共に、電極形成工程を簡略化させ、製造を容易
にする働きを有する。
スクにして凸レンズ状の端面を有する発光部を形成する
工程は、従来の電流狭窄層及び四部の形成工程を不要に
させると共に、電極形成工程を簡略化させ、製造を容易
にする働きを有する。
また、凸レンズ状の端面を半導体基板に対して水平方向
が曲面状になるように形成するように働く。
が曲面状になるように形成するように働く。
さらに、この工程は第1及び第2のウエツチエッチング
を施すので、端面を半導体基板に対して垂直方向が曲面
状となるように形成させる働きがある。
を施すので、端面を半導体基板に対して垂直方向が曲面
状となるように形成させる働きがある。
従って前記課題を解決できるのである。
(実施例)
第1図(a>、(b)及び(C)は本発明の一実施例を
示す発光ダイオードの構造図であり、同図(a)は平面
図、同図(b)はそのA−A線断面図、及び同図(C)
はそのB−B線断面図である。
示す発光ダイオードの構造図であり、同図(a)は平面
図、同図(b)はそのA−A線断面図、及び同図(C)
はそのB−B線断面図である。
この発光ダイオードは、A !J G a A s /
G aAs系の端面発光型のもので、P形GaAsの
基板10を有し、その基板10上には、厚さ1μm、キ
ャリア濃度lX1018cm−3程度のP形A、Q G
aAsの第1のクラッド層11、厚さ1μm、キャリア
濃度lX1018cm−3程度のP形A、I!GaAs
の活性層12、厚さ1μm、キャリア濃度7X1017
cm−3程度の第2のクラッド層13、及び厚さ2μm
、キャリア濃度1×1018cm−3程度のN形GaA
sのオーミック接触用キャップ層14が液相結晶成長法
により順に積層形成されている。さらに、キャップ層1
4上には、金合金等からなる大きさ150μmX120
μm程度のN側電極(第1の電極)15が選択的に形成
されている。
G aAs系の端面発光型のもので、P形GaAsの
基板10を有し、その基板10上には、厚さ1μm、キ
ャリア濃度lX1018cm−3程度のP形A、Q G
aAsの第1のクラッド層11、厚さ1μm、キャリア
濃度lX1018cm−3程度のP形A、I!GaAs
の活性層12、厚さ1μm、キャリア濃度7X1017
cm−3程度の第2のクラッド層13、及び厚さ2μm
、キャリア濃度1×1018cm−3程度のN形GaA
sのオーミック接触用キャップ層14が液相結晶成長法
により順に積層形成されている。さらに、キャップ層1
4上には、金合金等からなる大きさ150μmX120
μm程度のN側電極(第1の電極)15が選択的に形成
されている。
ここで、活性層12は光を発生する層であり、キャリア
を狭い領域に閉じ込めて再結合の効率を高めるために、
その活性層12より屈折率が小さく、エネルギーギャッ
プの大きなりラッド層11゜13で挾み込んだダブルへ
テロ構造になっている。
を狭い領域に閉じ込めて再結合の効率を高めるために、
その活性層12より屈折率が小さく、エネルギーギャッ
プの大きなりラッド層11゜13で挾み込んだダブルへ
テロ構造になっている。
このダブルへテロ構造における電気/光変換効率を高め
るための電流狭窄作用と同様の機能を持たせるために、
基板10の一部、第1のクラッド層11、活性層12、
第2のクラッド層13及びキャップ層14が、N Il
’l、1電極15よりも大きな面積で基板10に対して
垂直方向に湾曲した面を有する直方体にほぼ近い形状に
エツチングされて発光部16が形成されている。さらに
この発光部16の一側面の光出射用端面16aが発光部
16の他の側面と異なり、半導体基板10に対して水平
方向が曲面状を成す凸レンズ状に形成されている。
るための電流狭窄作用と同様の機能を持たせるために、
基板10の一部、第1のクラッド層11、活性層12、
第2のクラッド層13及びキャップ層14が、N Il
’l、1電極15よりも大きな面積で基板10に対して
垂直方向に湾曲した面を有する直方体にほぼ近い形状に
エツチングされて発光部16が形成されている。さらに
この発光部16の一側面の光出射用端面16aが発光部
16の他の側面と異なり、半導体基板10に対して水平
方向が曲面状を成す凸レンズ状に形成されている。
また、基板10の底面には、金合金等からなるP側電極
(第2の電極)17が全面に被着されている。この発光
ダイオードの全体の厚さは、例えば200〜250μm
程度である。
(第2の電極)17が全面に被着されている。この発光
ダイオードの全体の厚さは、例えば200〜250μm
程度である。
以上の構成において、N側電極15とP側電極17間に
正方向の電圧を印加すると、発光部16を構成する第1
のクラッド層11、活性層12及び第2のクラッド層1
3におけるPN接合箇所で少数キャリアの注入が起こり
、キャリアの再結合によって活性層12で光が発生し、
その光が端面16aから出射される。ここで、発光部1
6の端面16aは基板10に対して水平方向だけでなく
垂直方向にも曲面状となった凸レンズ状に形成されてい
るため、出射光の広がりが一段と減少し、光ファイバと
の結合効率が向上する。そのため、光ファイバとの結合
構造の簡略化が可能となる。
正方向の電圧を印加すると、発光部16を構成する第1
のクラッド層11、活性層12及び第2のクラッド層1
3におけるPN接合箇所で少数キャリアの注入が起こり
、キャリアの再結合によって活性層12で光が発生し、
その光が端面16aから出射される。ここで、発光部1
6の端面16aは基板10に対して水平方向だけでなく
垂直方向にも曲面状となった凸レンズ状に形成されてい
るため、出射光の広がりが一段と減少し、光ファイバと
の結合効率が向上する。そのため、光ファイバとの結合
構造の簡略化が可能となる。
また、発光部16の形成面積を適宜選定することにより
、従来の第2図の電流狭窄層2とほぼ同様の電流狭窄機
能を持たせることができ、それによって電気/光変換効
率を向上させることが可能となる。
、従来の第2図の電流狭窄層2とほぼ同様の電流狭窄機
能を持たせることができ、それによって電気/光変換効
率を向上させることが可能となる。
第3図(a)〜(d)は第1図の発光ダイオードの一製
造方法例を示す図であり、同図(a)。
造方法例を示す図であり、同図(a)。
(b−1)、(C)及び(d)は断面図、同図(b−2
)は平面図である。以下、両図を参照しつつ第1図の発
光ダイオードの製造工程を説明する。
)は平面図である。以下、両図を参照しつつ第1図の発
光ダイオードの製造工程を説明する。
(i)第3図(a)の工程
先ず、液相まなは気相結晶成長法等を用い°ζ基板10
上に、第1のクラッド層11、活性層12、第2のクラ
ット層13、及びキャップ層14を順次形成していく。
上に、第1のクラッド層11、活性層12、第2のクラ
ット層13、及びキャップ層14を順次形成していく。
(ii)第3図(b)の工程
キャップ層14上に図示されないレジスト膜を形成し、
そのレジスト膜の電極形成予定領域のみをホトリソグラ
フィで選択的に除去してレジストパターンを形成する。
そのレジスト膜の電極形成予定領域のみをホトリソグラ
フィで選択的に除去してレジストパターンを形成する。
次にこのレジストパターンの全面に真空蒸着法等で電極
金属膜を被着した後、リフ1へオフ法を用いてレジスト
パターンとその上の電極金属膜を同時に除去すると、第
3図(b−1,)に示すように大きさ150μm×12
0μm程度の長方形のN側電極15がキャップ層14上
に形成される。
金属膜を被着した後、リフ1へオフ法を用いてレジスト
パターンとその上の電極金属膜を同時に除去すると、第
3図(b−1,)に示すように大きさ150μm×12
0μm程度の長方形のN側電極15がキャップ層14上
に形成される。
N側電極15の形成後、端面発光型構造にするために、
S i 02等の耐酸性誘電体膜等の保護膜18をN側
電極15上に被着する。その後、第3図(b−2>に示
すように、ホトリソグラフィ及びウェットエツチング等
により、N側電極15よりも大きなほぼ長方形で、かつ
その長方形の一辺が円弧状の曲線部18aを有するよう
に、保護膜18をエツチングする。
S i 02等の耐酸性誘電体膜等の保護膜18をN側
電極15上に被着する。その後、第3図(b−2>に示
すように、ホトリソグラフィ及びウェットエツチング等
により、N側電極15よりも大きなほぼ長方形で、かつ
その長方形の一辺が円弧状の曲線部18aを有するよう
に、保護膜18をエツチングする。
(iii)第3図(c)の工程
この保護膜18をマスクにしてキャップ層14、第2の
クラッド層13、活性層12、第1のクラッド層11、
及び基板10の一部で構成される側面部19に第1のエ
ツチング液を用いてウェットエツチングを行う。この時
、第1のエツチング液として、例えば硫酸系のエツチン
グ液を用いてエツチング時間等を制御した条件下でウェ
ットエツチングすれば、保護膜18の底面にサイドエツ
チングが進行し、側面部19上半部が台形状に形成され
る。
クラッド層13、活性層12、第1のクラッド層11、
及び基板10の一部で構成される側面部19に第1のエ
ツチング液を用いてウェットエツチングを行う。この時
、第1のエツチング液として、例えば硫酸系のエツチン
グ液を用いてエツチング時間等を制御した条件下でウェ
ットエツチングすれば、保護膜18の底面にサイドエツ
チングが進行し、側面部19上半部が台形状に形成され
る。
(iv)第3図(d)の工程
保護膜18をマスクにして側面部19にエツチング時間
等を制御した条件下で、第2のエツチング液として、例
えばブロム系のエツチング液を用いてウェットエツチン
グを行えば、側面部19の下半部がサイドエツチングさ
れて逆台形状に形成される。この時、側面部19の上半
部もサイドエツチングされるので側面部1つの上半部に
既に形成されている台形状を出来るだけ保持しつつ側面
部19の下半部を形成するようにエツチング条件を適正
に制御することが必要である。このようにすれば、基板
10に対する垂直方向が曲面状の長方体にほぼ近い形状
を有し、さらにその端面16aは基板10に対する水平
方向が曲面状を成す凸レンズ状の発光部16が得られる
。
等を制御した条件下で、第2のエツチング液として、例
えばブロム系のエツチング液を用いてウェットエツチン
グを行えば、側面部19の下半部がサイドエツチングさ
れて逆台形状に形成される。この時、側面部19の上半
部もサイドエツチングされるので側面部1つの上半部に
既に形成されている台形状を出来るだけ保持しつつ側面
部19の下半部を形成するようにエツチング条件を適正
に制御することが必要である。このようにすれば、基板
10に対する垂直方向が曲面状の長方体にほぼ近い形状
を有し、さらにその端面16aは基板10に対する水平
方向が曲面状を成す凸レンズ状の発光部16が得られる
。
第3図(d)の工程が完了した後、保護18を除去し、
最後に、素子全体の厚さが例えば200〜250μm程
度になるように基板10の底面をエツチング或いは研摩
し、真空蒸着法等でP側電極17を被着する。そしてパ
ッケージ等に封入すれば、製造工程が終了する。
最後に、素子全体の厚さが例えば200〜250μm程
度になるように基板10の底面をエツチング或いは研摩
し、真空蒸着法等でP側電極17を被着する。そしてパ
ッケージ等に封入すれば、製造工程が終了する。
このような発光ダイオードの製造方法では、従来の第2
図の電流狭窄層2及び基板1の凹部形成工程が省略でき
るなめ、製造工程が簡単になる。
図の電流狭窄層2及び基板1の凹部形成工程が省略でき
るなめ、製造工程が簡単になる。
その上、発光部16を端面発光型構造にしたので、N側
電極15の形成工程が簡単になる。即ち、微細パターン
の形成に適したリフトオフ法を用いてN側電極15を形
成する場合、そのN側電極15の面積が150μmX1
20μm程度と大きく、その上、リフトオフで除去する
不要な電極金属膜の面積が従来の第2図の光取出し部面
積(直径70μm程度)に比べて大きいので、寸法精度
の高いリフトオフが容易に行える。そのため、製造工程
の簡単化が図れるばかりか、寸法精度のばらつきが少く
なるので、歩留が向上する。
電極15の形成工程が簡単になる。即ち、微細パターン
の形成に適したリフトオフ法を用いてN側電極15を形
成する場合、そのN側電極15の面積が150μmX1
20μm程度と大きく、その上、リフトオフで除去する
不要な電極金属膜の面積が従来の第2図の光取出し部面
積(直径70μm程度)に比べて大きいので、寸法精度
の高いリフトオフが容易に行える。そのため、製造工程
の簡単化が図れるばかりか、寸法精度のばらつきが少く
なるので、歩留が向上する。
さらに、側面部19に対して台形状にエツチングする特
性を有する第1のエツチング液と逆台形状にエツチング
する特性を有する第2のエツチング液とを使用するので
、比較的簡単な工程で発光部16の光取り出し部にあた
る端面16aが基板10に対して水平方向だけでなく垂
直方向にも曲面状に形成される。
性を有する第1のエツチング液と逆台形状にエツチング
する特性を有する第2のエツチング液とを使用するので
、比較的簡単な工程で発光部16の光取り出し部にあた
る端面16aが基板10に対して水平方向だけでなく垂
直方向にも曲面状に形成される。
なお、本発明は図示の実施例に限定されず、種々の変形
が可能である。その変形例としては、例えば次のような
ものがある。
が可能である。その変形例としては、例えば次のような
ものがある。
(a) 第1図の発光ダイオードにおいて、発光部1
6の下方の基板10も、第3図(d)工程において、エ
ツチング時の側面部19の下半部の形状に沿って下方向
に除去した形状にしてもよい。
6の下方の基板10も、第3図(d)工程において、エ
ツチング時の側面部19の下半部の形状に沿って下方向
に除去した形状にしてもよい。
また、N側電極15は、その下のキャップ層14と同一
の形状にしてもよい。
の形状にしてもよい。
(b) 第1及び第2のエツチング液は、上記実施例
によるものに限らず、第1のエツチング液は側面部19
を台形状に、第2のエツチング液は側面部19を逆台形
状にエツチングするものであればよい。また、N側電極
15は、その面積が比較的大きいために、リフトオフ法
を使用せずに、化学エツチング法等の他の方法を用いて
も、十分な寸法精度が得られる。
によるものに限らず、第1のエツチング液は側面部19
を台形状に、第2のエツチング液は側面部19を逆台形
状にエツチングするものであればよい。また、N側電極
15は、その面積が比較的大きいために、リフトオフ法
を使用せずに、化学エツチング法等の他の方法を用いて
も、十分な寸法精度が得られる。
(発明の効果)
以上詳細に説明したように、請求項1の発明によれば、
端面発光型構造にしてその端面を基板に対して水平方向
及び垂直方向に球面状に突出した形状にしたので、端面
の全面において出射光の広がりが減少し、光ファイバ等
との結合効率が向上する。
端面発光型構造にしてその端面を基板に対して水平方向
及び垂直方向に球面状に突出した形状にしたので、端面
の全面において出射光の広がりが減少し、光ファイバ等
との結合効率が向上する。
請求項2の発明では、保護膜をマスクにして凸レンズ状
の出射光用端面を有する発光部を形成するようにしたの
で、その発光部の形成面積を適宜選定することにより9
、従来の電流狭窄層及び四部の形成工程が不要になる。
の出射光用端面を有する発光部を形成するようにしたの
で、その発光部の形成面積を適宜選定することにより9
、従来の電流狭窄層及び四部の形成工程が不要になる。
また、第1の電極方向から光を出射させる構造でなく、
端面から光を出射させる構造に形成するので、第1の電
極の形成工程が簡単になる。従って、製造工程の容易化
と歩留の向上が図れる。さらに、凸レンズ状の出射光用
の端面の形成は、エツチング特性が逆の関係にある2種
類のエツチングによって行うようにしたので、比較的簡
単な工程で、集光度の高い光の取り出しに優れた球面状
に突出した形状にすることが可能である。
端面から光を出射させる構造に形成するので、第1の電
極の形成工程が簡単になる。従って、製造工程の容易化
と歩留の向上が図れる。さらに、凸レンズ状の出射光用
の端面の形成は、エツチング特性が逆の関係にある2種
類のエツチングによって行うようにしたので、比較的簡
単な工程で、集光度の高い光の取り出しに優れた球面状
に突出した形状にすることが可能である。
第1図(a>、(b)、(c)は本発明の実施例を示す
発光ダイオードの構造図、第2図は従来の発光ダイオー
ドの構造図、第3図(a)、(b−1)、(b−2)、
(c)、(d)は第1図の製造方法を示す図である。 10・・・・・・基板、11.13・・・・・・第1.
第2のクラッド層、12・・・・・・活性層、14・・
・・・・キャップ層、15・・・・・・第1の電極(N
側電極)、16・・・・・・発光部、16a・・・・・
・端面、17・・・・・・第2の電極(P側電極)、1
8・・・・・・保護膜、19・・・・・・側面部。
発光ダイオードの構造図、第2図は従来の発光ダイオー
ドの構造図、第3図(a)、(b−1)、(b−2)、
(c)、(d)は第1図の製造方法を示す図である。 10・・・・・・基板、11.13・・・・・・第1.
第2のクラッド層、12・・・・・・活性層、14・・
・・・・キャップ層、15・・・・・・第1の電極(N
側電極)、16・・・・・・発光部、16a・・・・・
・端面、17・・・・・・第2の電極(P側電極)、1
8・・・・・・保護膜、19・・・・・・側面部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、PN接合で構成された発光部が半導体基板上に形成
され、上下面に第1と第2の電極がそれぞれ形成された
発光ダイオードにおいて、 前記発光部で発生した光を、側面に位置する端面より出
射する構造にし、その端面を前記半導体基板に対して水
平方向及び垂直方向に球面状に突出した形状にしたこと
を特徴とする発光ダイオード。 2、半導体基板の表面に第1のクラッド層、活性層、第
2のクラッド層及びオーミック接触用のキャップ層を順
に積層形成する工程と、 前記キャップ層上に第1の電極を選択的に形成する工程
と、 前記第1の電極及びキャップ層上に、円弧状の曲線部を
有する所定面積の保護膜を選択的に形成する工程と、 前記保護膜をマスクにして前記キャップ層、第2のクラ
ッド層、活性層、第1のクラッド層及び半導体基板の一
部で構成される側面部に、第1のウェットエッチングを
施して前記側面部のほぼ上半部を台形状に形成した後、
前記保護膜をマスクにして前記側面部に第2のウェット
エッチングを施し、前記側面部のほぼ下半部を逆台形状
に形成して球面状の端面を有する発光部を形成する工程
と、 前記半導体基板の底面に第2の電極を形成する工程とを
、 順に施したことを特徴とする発光ダイオードの製造方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63204121A JPH0252472A (ja) | 1988-08-17 | 1988-08-17 | 発光ダイオード及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63204121A JPH0252472A (ja) | 1988-08-17 | 1988-08-17 | 発光ダイオード及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0252472A true JPH0252472A (ja) | 1990-02-22 |
Family
ID=16485168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63204121A Pending JPH0252472A (ja) | 1988-08-17 | 1988-08-17 | 発光ダイオード及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0252472A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101887934A (zh) * | 2009-05-13 | 2010-11-17 | 索尼公司 | 发光二极管及其制造方法 |
CN104956499A (zh) * | 2013-01-29 | 2015-09-30 | 斯坦雷电气株式会社 | 半导体光学装置和半导体光学装置的制造方法 |
CN109686824A (zh) * | 2018-12-26 | 2019-04-26 | 中南大学 | 氮化镓基发光二极管半球形裸芯片、制备方法及制备装置 |
-
1988
- 1988-08-17 JP JP63204121A patent/JPH0252472A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101887934A (zh) * | 2009-05-13 | 2010-11-17 | 索尼公司 | 发光二极管及其制造方法 |
CN104956499A (zh) * | 2013-01-29 | 2015-09-30 | 斯坦雷电气株式会社 | 半导体光学装置和半导体光学装置的制造方法 |
CN109686824A (zh) * | 2018-12-26 | 2019-04-26 | 中南大学 | 氮化镓基发光二极管半球形裸芯片、制备方法及制备装置 |
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